JP2876860B2 - 床面洗浄車 - Google Patents

床面洗浄車

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JP2876860B2
JP2876860B2 JP3329174A JP32917491A JP2876860B2 JP 2876860 B2 JP2876860 B2 JP 2876860B2 JP 3329174 A JP3329174 A JP 3329174A JP 32917491 A JP32917491 A JP 32917491A JP 2876860 B2 JP2876860 B2 JP 2876860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転ブラシに洗浄液を
供給して床面を清掃した後、汚水を回収する床面洗浄車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の床面洗浄車においては、
例えば図4に示すように、一つの洗浄液タンク4が機台
1に設けられ、その洗浄液タンク4に接続された流出管
32に弁33が設けられて洗浄液調節ノブ34により遠
隔操作されるようになっている。そして、洗浄液は洗浄
液タンク4から流出管32及び弁33を通ってブラシ2
内に供給され、ブラシ2がブラシモータ3により回転し
て洗浄液により床面を清掃するようになっている。洗浄
後の汚水はバキュームモータ16によりスクィージ15
の吸引口15aから吸引管14を通して回収液タンク1
3に吸引されるようになっている。
【0003】まず、作業者は清掃を始める前に床面の汚
れの程度や種類を見て洗浄液の濃度を決め、その濃度に
合わせた量の清水と洗剤とを一つの洗浄液タンク4に入
れて混ぜ合わせる。その後、前述したように清掃を開始
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して洗浄液の濃度調節を行なうと、洗浄液の濃度が不適
切であった場合や、清掃場所が異なるために床面の条件
が変わって洗浄液の濃度を変更する必要がある場合に、
洗浄液タンク4で一旦設定された洗浄液の濃度を変更す
る作業が大変困難となり、作業能率が低下するばかりで
はなく、不適切な濃度での洗浄による清掃能力の低下
や、洗剤の無駄による経済性の低下を来すおそれがあっ
た。
【0005】本発明は清水と洗剤とをタンクで予め分離
して保存することに着目して洗浄液の濃度等を簡単な操
作で確実に最適なものとすることができるようにするこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、請求項
1に係る発明では、機台に支持した床面洗浄用ブラシに
洗浄液を供給するようにした床面洗浄車において、機台
にそれぞれ独立して設けられた清水タンク及び洗剤タン
クと、両タンクからの流出路にそれぞれ設けられた流量
調節手段と、機台に外部操作可能に設けられ、洗浄液の
濃度を設定する濃度設定用操作手段と、機台に前記濃度
設定用操作手段とは独立して外部操作可能に設けられ、
洗浄液の流量を設定する流量設定用操作手段と、前記両
操作手段からの各操作信号に基づき、清水の流量と洗剤
の流量とを演算し、前記両操作手段により設定された濃
度及び流量が得られるように前記流量調節手段を駆動制
御する制御手段とを備えた。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
床面洗浄車において、前記濃度設定用操作手段にその設
定濃度に応じた汚れの種類を付記した。請求項3に係る
発明では、請求項1又は請求項2記載の床面洗浄車にお
いて、前記濃度設定用操作手段が特定の位置に配置され
た場合には、洗剤タンクからの洗剤の流出を禁止し、清
水タンクからの清水のみを床面洗浄用ブラシに供給する
ように前記流量調節手段が前記制御手段により制御され
る構成とした。
【0008】請求項4に係る発明では、請求項3記載の
床面洗浄車において、前記濃度設定用操作手段は、濃度
の低いものから高いものへ連続的に調整されるように構
成され、その連続的な調整範囲のうちの最低濃度位置を
前記特定の位置とした。
【0009】
【作用】上記手段により、請求項1に係る発明によれ
ば、濃度設定用操作手段により洗浄液の濃度が設定され
るとともに流量設定用操作手段により洗浄液の流量が設
定される。これら各操作手段の設定による操作信号に基
づき、制御手段は清水の流量と洗剤の流量とを演算し、
前記両操作手段により設定された濃度及び流量が得られ
るように流量調節手段を駆動制御する。これにより得ら
れた所望の濃度及び流量を有する洗浄液はブラシに供給
され、この洗浄液によりブラシが床面を清掃する。従っ
て、作業者は洗浄液の濃度と流量とを個々独立して調整
でき、濃度及び流量の設定が簡単である。又、各操作手
段にて設定した流量及び濃度が同時に得られるように自
動制御されるため、所望の流量及び濃度を有する洗浄液
を確実に得ることができる。
【0010】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明の作用に加え、濃度設定用操作手段に付記され
た汚れの種類を参照することで、洗浄液の濃度を設定す
る際の目安となり、熟練した作業者でなくとも確実に床
面の汚れに応じた洗浄液を設定でき、洗浄性能を向上さ
せることができる。
【0011】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に係る発明の作用に加え、洗浄液として清水
のみをブラシに供給することも可能となって、水洗いを
行うこともでき、洗浄の用途が広がる。しかも、濃度設
定用操作手段の操作によって水洗いが可能となるため、
新たに水洗い用の操作手段を設ける必要がなく、操作手
段の不必要な増加を防止し得る。
【0012】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
係る発明の作用に加え、連続的に調整される濃度設定用
操作手段の調整範囲のうち最低濃度位置において水洗い
が行われることから、作業者が濃度設定用操作手段を使
用する際に感覚的に水洗いを指定しやすく、操作性が向
上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る床面洗浄車を
図1〜図3を参照して説明する。機台1の前下部にはブ
ラシモータ3により回転するブラシ2が支持されてい
る。機台1の前上部には洗浄液生成用のタンク4が配設
されている。
【0014】このタンク4は清水タンク5と洗剤タンク
6とに区分されている。この両タンク5,6にはそれぞ
れ流出管7,8が接続され、この両流出管7,8は供給
管9で一つにまとめられている。この供給管9は前記ブ
ラシ2の中央部に向けて延設されている。そして、前記
流出管7と供給管9とにより清水タンク5側の流出路が
構成されているとともに、前記流出管8と供給管9とに
より洗剤タンク6側の流出路が構成されている。この両
流出管7,8にはそれぞれ流量調節手段としての流量調
節用の弁10,11が取付けられている。なお、清水タ
ンク5にはドレンホース12が接続されている。
【0015】機台1の後上部には回収液タンク13が配
設されている。この回収液タンク13には汚水吸引管1
4が接続されている。機台1の後下部には吸引口15a
を有するスクィージ15が取着され、この吸引口15a
でスクィージ15に吸引管14が接続されている。機台
1の前上部にはバキュームモータ16が取付けられ、エ
ア吸引管17を介して前記回収液タンク13に接続され
ている。
【0016】機台1の後上部にはコントロールパネル1
8が取付けられている。同パネル18には流量設定用操
作手段としての洗浄液流量調節スイッチ19や濃度設定
用操作手段としての洗浄液濃度調節スイッチ20のほか
に、図示しないが、各種スイッチやメータやブレーカー
等が設けられている。
【0017】この洗浄液流量調節スイッチ19及び洗浄
液濃度調節スイッチ20はそれぞれ制御手段としてのコ
ントローラ21に接続されている。洗浄液流量調節スイ
ッチ19においては、増量ボタン22a又は減量ボタン
22bを押すと、インジケータ23のレベル表示が変化
し、その流量信号がコントローラ21に入力されるよう
になっている。洗浄液濃度調節スイッチ20において
は、濃度増加ボタン24a又は濃度減少ボタン24bを
押すと、インジケータ25のレベル表示が汚れの種類に
応じて変化し、その濃度信号がコントローラ21に入力
されるようになっている。又、図2に図示されているよ
うに、洗浄液濃度調節スイッチ20のインジケータ25
の側部には油汚れ、ドロ汚れ、水洗いといった文字が付
記されていて、濃度調節の目安とされている。
【0018】前記清水タンク5側の弁10と洗剤タンク
6側の弁11はそれぞれコントローラ21に接続されて
いる。コントローラ21は清水や洗剤の設定流量に応じ
てそれらの弁10,11の開度を記憶している。コント
ローラ21は前記洗浄液流量調節スイッチ19や洗浄液
濃度調節スイッチ20からの信号に基づき清水の流量と
洗剤の流量とを演算し、これらの設定流量に基づき両弁
10,11の開度を調節するようになっている。ちなみ
に、本実施例では、弁10,11として電磁弁を利用し
てデューティ制御を行なっている。
【0019】なお、図中26はバッテリー、27はドラ
イブモータ、28はタイヤ、29はキャスターホイー
ル、30はスクィージペダル、31はコントロールハン
ドルである。
【0020】さて、床面を洗浄する際、作業者がまず洗
浄液流量調節スイッチ19や洗浄液濃度調節スイッチ2
0を前述したように操作すると、それらからの入力信号
に基づくコントローラ21からの出力信号により両弁1
0,11の開度が自動的に設定される。
【0021】そして、清水が清水タンク5から流出管7
及び弁10を通って供給管9に流出するとともに、洗剤
が洗剤タンク6から流出管8及び弁11を通って供給管
9に流出し、それらが供給管9で混ぜ合わされてブラシ
2内に洗浄液として供給される。ブラシ2はブラシモー
タ3により回転して洗浄液により床面を清掃する。
【0022】回収液タンク13内にはバキュームモータ
16により負圧が発生するため、汚水はスクィージ15
で吸引口15aから吸引管14に吸引されて回収液タン
ク13内に流入する。
【0023】床面の条件が異なるために洗浄液の濃度を
変えたい時には、前述したように、洗浄液流量調節スイ
ッチ19や洗浄液濃度調節スイッチ20を操作して清水
タンク5側の弁10の開度や洗剤タンク6側の弁11の
開度を変更する。又、洗剤タンク6側の弁11を閉じれ
ば、清水のみによる洗浄を行なうことができる。
【0024】このように本実施例においては、床面の汚
れの程度や種類に合わせて作業者が洗浄液の最適濃度及
び最適流量を設定する場合、その調節を個々独立して行
なうことができ、調節操作を大変容易に行なうことがで
きる。又、設定した所望の流量及び濃度が同時に得られ
る。従って、洗浄液の濃度及び流量が最適な状態とな
り、清掃能力が向上するとともに、洗剤の無駄がなくな
って経済性も向上する。特に、清掃場所の変更により床
面の条件が異なる場合には、洗浄液の濃度及び流量の変
更を容易に行なうことができ、作業能率が向上する。
又、洗浄液濃度調節スイッチ20においてインジケータ
25におけるレベル表示に隣接して汚れの種類が付記さ
れていることから、洗浄液の濃度を設定する際の目安と
なり、熟練した作業者でなくとも確実に床面の汚れに応
じた洗浄液を設定できる。しかも、洗浄液濃度調節スイ
ッチ20の操作により、水洗いを行なうことも可能とな
るため、洗浄の用途範囲を広げることが可能である上、
水洗い専用の操作手段を設ける必要がなく、操作手段の
不必要な増加を防止し得る。更に、水洗いは洗浄液濃度
調節スイッチ20の連続的な調整範囲のうち最低濃度位
置において実行されるため、作業者が洗浄液濃度調節ス
イッチ20を使用する際に感覚的に水洗いを指定しやす
く、操作性が向上する利点もある。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る発
明によれば、作業者は洗浄液の濃度と流量とを個々独立
して調整でき、濃度及び流量の設定が簡単である。又、
各操作手段にて設定した流量及び濃度が同時に得られる
ように自動制御されるため、所望の流量及び濃度を有す
る洗浄液を確実に得ることができる。従って、作業者は
床面の汚れの程度や種類に合わせて洗浄液の濃度及び流
量を容易に調節でき、作業能率が向上する。
【0026】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明の効果に加え、濃度設定用操作手段に付記され
た汚れの種類を参照することで、洗浄液の濃度を設定す
る際の目安となり、熟練した作業者でなくとも確実に床
面の汚れに応じた洗浄液を設定でき、洗浄性能を向上さ
せることができる。
【0027】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に係る発明の効果に加え、洗浄液として清水
のみをブラシに供給することも可能となって、水洗いを
行うこともでき、洗浄の用途が広がる。しかも、濃度設
定用操作手段の操作によって水洗いが可能となるため、
新たに水洗い用の操作手段を設ける必要がなく、操作手
段の不必要な増加を防止し得る。
【0028】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
係る発明の効果に加え、連続的に調整される濃度設定用
操作手段の調整範囲のうち最低濃度位置において水洗い
が行われることから、作業者が濃度設定用操作手段を使
用する際に感覚的に水洗いを指定しやすく、操作性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る床面洗浄車を示す概略正面
図。
【図2】 本実施例に係る床面洗浄車においてそのコン
トロールパネル上の洗浄液流量調節スイッチ及び洗浄液
濃度調節スイッチを示す部分正面図。
【図3】 本実施例に係る床面洗浄車の電気ブロック回
路の概略図。
【図4】 従来の床面洗浄車を示す概略正面図。
【符号の説明】
1…機台、2…ブラシ、5…清水タンク、6…洗剤タン
ク、7…流出路を構成する流出管、8…流出路を構成す
る流出管、9…流出路を構成する供給管、10…流量調
節手段としての弁、11…流量調節手段としての弁、1
9…流量設定用操作手段としての洗浄液流量調節スイッ
チ、20…濃度設定用操作手段としての洗浄液濃度調節
スイッチ、21…制御手段としてのコントローラ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に支持した床面洗浄用ブラシに洗浄
    液を供給するようにした床面洗浄車において、機台にそれぞれ独立して設けられた清水タンク及び洗剤
    タンクと、 両タンクからの流出路にそれぞれ設けられた流量調節手
    段と、 機台に外部操作可能に設けられ、洗浄液の濃度を設定す
    る濃度設定用操作手段と、 機台に前記濃度設定用操作手段とは独立して外部操作可
    能に設けられ、洗浄液の流量を設定する流量設定用操作
    手段と、 前記両操作手段からの各操作信号に基づき、清水の流量
    と洗剤の流量とを演算し、前記両操作手段により設定さ
    れた濃度及び流量が得られるように前記流量調節手段を
    駆動制御する制御手段とを備えた床面洗浄車。
  2. 【請求項2】 前記濃度設定用操作手段にはその設定濃
    度に応じた汚れの種類が付記されている請求項1記載の
    床面洗浄車。
  3. 【請求項3】 前記濃度設定用操作手段が特定の位置に
    配置された場合には、洗剤タンクからの洗剤の流出を禁
    止し、清水タンクからの清水のみを床面洗浄用ブラシに
    供給するように前記流量調節手段が前記制御手段により
    制御される請求項1又は請求項2記載の床面洗浄車。
  4. 【請求項4】 前記濃度設定用操作手段は、濃度の低い
    ものから高いものへ連続的に調整されるように構成さ
    れ、その連続的な調整範囲のうちの最低濃度位置を前記
    特定の位置とした請求項3記載の床面洗浄車。
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