JP2955845B2 - 加熱蒸散殺虫方法 - Google Patents

加熱蒸散殺虫方法

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JP2955845B2 JP8311555A JP31155596A JP2955845B2 JP 2955845 B2 JP2955845 B2 JP 2955845B2 JP 8311555 A JP8311555 A JP 8311555A JP 31155596 A JP31155596 A JP 31155596A JP 2955845 B2 JP2955845 B2 JP 2955845B2
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隆啓 長谷川
孝信 柏原
潤一郎 目崎
昭 西村
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加熱蒸散体の内
部に収容した殺虫液を吸液芯により吸い上げ、さらに吸
液芯の上部をヒーターで加熱して殺虫液を空気中に蒸散
させて殺虫するようにした加熱蒸散殺虫方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気加熱式ヒータに使用される加熱蒸散
体は、各種の形状のものが存在しており、その吸液芯の
高さや加熱蒸散体の下部の形状は一定になっていなかっ
た。そのため、それぞれの電気加熱式ヒータには使用す
る加熱蒸散体が予め決められていた。
【0003】また、吸液芯とヒータとの位置関係の重要
性は認識されていなかった。そのため、決められた加熱
蒸散体以外の異なる加熱蒸散体を使用すると、吸液芯の
高さが変わるだけでなく、吸液芯とヒータとの間隙も一
定にならず、蒸散効率が悪くなるという問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の加
熱蒸散体は、従来の加熱蒸散体が有する上記の問題点を
解決し、異なる加熱蒸散体を使用しても決められた加熱
蒸散体を使用したときと同様に最適の蒸散効率が得られ
るようにすることを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、ピレスロイド系殺虫剤と、水、ブチルジグリコー
ル、アルコール、シリコーン油、灯油等の溶剤からなる
吸液芯用加熱蒸散殺虫液を使用し、前記殺虫液を吸液芯
により吸い上げつつ吸液芯の上部をヒーターで加熱して
前記殺虫液を蒸散させる加熱蒸散殺虫方法において、加
熱蒸散体の容器本体1の底部を嵌入するリング状の幅調
節体4と、幅調節体4の下部に嵌入する凸部7bを上面に
有する高さ調節体7を、電気加熱式ヒータ本体の底蓋と
加熱蒸散体下方との間に設けて、ヒーターが吸液芯の外
周を一定の間隙を有して包囲するようにさせると共に吸
液芯の先端の高さとヒータの上端の高さとを一致させる
ようにした。
【0006】この発明は、上記手段を施したため、次の
作用をする。この発明では、幅調節体4と高さ調節体7
を電気加熱式ヒータ本体の底蓋8と加熱蒸散体下方との
間に設け、幅調節体4によりヒーター10が吸液芯5を一
定の間隙11を有して包囲するようにさせると共に、高さ
調節体7により吸液芯5の先端の高さとヒータ10の上端
の高さとを一致させるので、ヒータ10が吸液芯5を均一
に加熱するようになると共に、ヒータ10が加熱する吸液
芯5の面積が最大となる。そのため、最も蒸散効率が良
い位置になる。
【0007】この発明において、吸液芯用加熱蒸散殺虫
液2としては、ピレスロイド系殺虫剤に、水、ブチルジ
グリコール、アルコール、シリコーン油、灯油等の溶剤
に加え、さらには共力剤、酸化防止剤、揮散率調節剤等
の各種添加剤を適宜添加したものが用いられる。
【0008】この発明において、吸液芯5としては、素
材が有機材、無機材を問わず任意であるが、具体的に
は、次に示すものが挙げられる。例えば、フェルト芯、
素焼芯、石綿芯、磁器多孔質、グラスファイバー、石綿
などの無機繊維を石膏やベントナイトなどの結合剤で固
めたものや、ガラス粉末、カオリン、活性白土、タル
ク、ケイソウ土、クレー、パーライト、ベントナイト、
アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、チタニウム、ガラ
ス質火山岩の焼成粉末やガラス質火山灰の焼成粉末など
の鉱物質粉末の一種または二種以上またはこれら粉末と
木粉、炭粉、活性炭などとの混合物を例えばデキストリ
ン、デンプン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アラビヤ
ゴム、カルボキシメチルセルロース、合成糊などのバイ
ンダーで固めたものなどである。
【0009】特に好ましい吸液芯5としては、前記鉱物
質粉末100重量部と木粉またはこの木粉に等重量まで
の炭粉および/または活性炭を混合した混合物10〜3
00重量部とを混合し、これに全吸液芯重量の5〜25
重量部の前記バインダーを配合し、さらにこれらに水を
加えて混練後、押出成形し、乾燥することにより製造さ
れたものが挙げられる。この吸液芯5は、吸液速度が1
〜40時間、好ましくは8〜21時間であるのが望まし
い。このような吸液速度とは、液温25℃のn−パラフ
ィン液中に直径7mm×長さ70mmの吸液芯をその下部よ
り15mmまで浸漬し、吸液芯の芯頂にn−パラフィンが
達するまでの時間を測定することにより求められた値を
意味する。また、上記吸液芯5には、さらに必要に応じ
てマラカイトグリーンなどの色素、ソルビン酸およびそ
の塩類、デヒドロ酢酸などの黴止め剤などを配合するこ
ともできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の加熱蒸散殺虫方
法を実施例として示した図面に基づいて説明する。
【0011】図1及び図2は、この発明の方法の一実施
例を示している。1は内部に吸液芯用加熱蒸散殺虫液2
を収容した加熱蒸散体の容器本体であり、この容器本体
1の口部1aは閉鎖体3で閉じられている。そして、前記
容器本体1の底部には突出部1bを設け、幅調節体4と高
さ調節体7を組み合わせてこの突出部1bに装着してい
る。また、前記閉鎖体3には、柱状の吸液芯5を挿着す
る筒状部6が垂設されている。このようにして、容器本
体1の内部に収容した吸液芯用加熱蒸散殺虫液2を、容
器本体1に備えた吸液芯5により吸い上げつつ、この吸
液芯5の上部を後述するヒーター10で加熱することによ
り前記吸液芯用加熱蒸散殺虫液2を空気中に蒸散する形
式としている。
【0012】前記幅調節体4は、図1に示したような適
宜の幅を有するリング形状としており、前記高さ調節体
7は、図1に示したような上面に凸部7bを有し下面に凹
部7cを有した上部材と上面に凸部7dを有した下部材とか
ら成っている。
【0013】従って、この実施例では、幅調節体4と高
さ調節体7とにより、ヒーター10の中心と吸液芯5の中
心を一致させ、ヒーター10が吸液芯5の外周を一定の間
隙11を有して包囲した状態で吸液芯5の高さをヒータ10
の上端の高さと一致させることができるようになってい
る。
【0014】以上の構成ようにされた加熱蒸散体は、以
下に示すような電気加熱式ヒータに装着され、吸液芯5
が加熱されることにより、容器本体1の内部に収容した
吸液芯用加熱蒸散殺虫液2が空気中に蒸散される。
【0015】電気加熱式ヒータは、図3に示したよう
に、底部に着脱式の底蓋8を有し、この底蓋8を取り外
すことによって、加熱蒸散体を適宜取り換え得るように
構成されている。前記底蓋8は、その周縁に鍔部8aを形
成すると共に、その中央に加熱蒸散体の容器本体1の下
部を受け入れるための凹状に形成された装着部8bを設け
ている。また、電気加熱式ヒータの本体9内には、吸液
芯5により吸い上げられた吸液芯用加熱蒸散殺虫液2を
空気中に蒸散するためのヒータ10を設けている。前記ヒ
ータ10は、吸液芯5の上部外周を一定の間隙11を有して
包囲する、内側が吸液芯5と相似形の輪郭を有する筒状
のものとしている。
【0016】この電気加熱式ヒータに、予め決められた
加熱蒸散体以外の異なる加熱蒸散体をそのまま収容する
と、吸液芯5の先端の高さと電気加熱式ヒータのヒータ
10の上端の高さとが一致せず蒸散効率が悪くなるが、こ
の発明では幅調節体4によりヒーター10が吸液芯5を一
定の間隙11を有して包囲すると共に、高さ調節体7によ
り吸液芯5の先端の高さとヒータ10の上端の高さとが一
致するようになるので、最適な蒸散効率が得られる。
【0017】以上が実施例の説明であり、吸液芯5が円
柱形であり、ヒータ10が円筒形である例を示したが、四
角柱や六角柱等の任意の柱形状に変更でき、ヒータ10の
形状もそれに応じた筒形に変更することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明の加熱蒸散体は、以上に述べた
ように構成されているので、次の効果を有する。
【0019】すなわち、この発明では、加熱蒸散体の容
器本体1の底部を嵌入するリング状の幅調節体4と、幅
調節体4の下部に嵌入する凸部7bを上面に有する高さ調
節体7を電気加熱式ヒータ本体の底蓋と加熱蒸散体下方
との間に設けて、異なる加熱蒸散体を使用したときで
も、決められた加熱蒸散体を使用したときと同様に、ヒ
ーターが吸液芯の外周を一定の間隙を有して包囲するよ
うにさせると共に吸液芯の先端の高さとヒータの上端の
高さとを一致させるようにしているので、決められた加
熱蒸散体を使用したときと同じように最適の蒸散効率が
得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示す加熱蒸散体の縦断面図である。
【図3】加熱蒸散体を電気加熱式ヒータに装着した状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1b 突出部 2 吸液芯用加熱蒸散殺虫液 4 幅調節体 5 吸液芯 7 位置調節体 8 底蓋 8b 装着部 10 ヒーター 11 間隙
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−45986(JP,U) 実開 昭63−48475(JP,U) 実開 昭63−187868(JP,U) 実公 昭61−23346(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01M 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピレスロイド系殺虫剤と、水、ブチルジ
    グリコール、アルコール、シリコーン油、灯油等の溶剤
    からなる吸液芯用加熱蒸散殺虫液を使用し、前記殺虫液
    を吸液芯により吸い上げつつ吸液芯の上部をヒーターで
    加熱して前記殺虫液を蒸散させる加熱蒸散殺虫方法にお
    いて、加熱蒸散体の容器本体1の底部を嵌入するリング
    状の幅調節体4と、幅調節体4の下部に嵌入する凸部7b
    を上面に有する高さ調節体7を、電気加熱式ヒータ本体
    の底蓋と加熱蒸散体下方との間に設けて、ヒーターが吸
    液芯の外周を一定の間隙を有して包囲するようにさせる
    と共に吸液芯の先端の高さとヒータの上端の高さとを一
    致させるようにしたことを特徴とする加熱蒸散殺虫方
    法。
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