JP3023751U - 耕耘機におけるクラッチ構造 - Google Patents
耕耘機におけるクラッチ構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチ機構部を操作ハンドルの握手部で行
うためのクラッチワイヤの微調整部を簡易且つ迅速に調
整できるとともに分解作業も容易にできること。 【解決手段】 エンジン部1の原動車5と伝動ケース3
の従動車6との間にベルト7を巻き掛けし、該ベルト7
を押圧してテンションを与え,動力伝達させるクラッチ
機構部Cを設けること。前記伝動ケース3箇所にホルダ
ー15を固設し、前記クラッチ機構部Cはワイヤ部材W
を介して操作可能とすること。該ワイヤ部材Wはワイヤ
部材ベース13を介して前記ホルダー15に着脱自在と
すること。前記ホルダー15は鞘形状とし、前記ワイヤ
部材ベース13はホルダー15に対して略上下方向に可
動且つ調整可能とすること。
うためのクラッチワイヤの微調整部を簡易且つ迅速に調
整できるとともに分解作業も容易にできること。 【解決手段】 エンジン部1の原動車5と伝動ケース3
の従動車6との間にベルト7を巻き掛けし、該ベルト7
を押圧してテンションを与え,動力伝達させるクラッチ
機構部Cを設けること。前記伝動ケース3箇所にホルダ
ー15を固設し、前記クラッチ機構部Cはワイヤ部材W
を介して操作可能とすること。該ワイヤ部材Wはワイヤ
部材ベース13を介して前記ホルダー15に着脱自在と
すること。前記ホルダー15は鞘形状とし、前記ワイヤ
部材ベース13はホルダー15に対して略上下方向に可
動且つ調整可能とすること。
Description
【0001】
本考案は、クラッチ機構部を操作ハンドルの握手部等で行うためのクラッチワ イヤの微調整部を簡易且つ迅速に調整できるとともに分解作業も容易にできる耕 耘機におけるクラッチ構造に関する。
【0002】
従来型の耕耘機で、クラッチ機構部はエンジン側の原動車と駆動ケース側の従 動車との間にベルトが巻きかけられており、そのベルトにテンションを与えて原 動車から従動車に回転力を伝達し、さらにその従動車から耕耘軸に回転力を伝達 して走行或いは耕耘作業が行われる。また、ベルトのテンションを緩めることに より、原動車から従動車への回転力の伝達は生じることなく、走行或いは耕耘作 業が停止する。このような構造としたタイプの伝達機構においては、ベルトにテ ンションを与えるクラッチは、揺動するアーム部材の自由端側に回転自在なロー ル部材を設けたクラッチが採用される。そのクラッチは、さらに操作ハンドルの 握手部との間にワイヤ部材で連結し、該ワイヤ部材を握手部のレバーを操作する ことでアーム部材を引いたり、離したりして、ベルトにテンションをかけたり、 緩めたりすることができる。
【0003】
上述したように、原動車から従動車に回転力を伝達するベルトは使用時間の経 過とともに次第に伸び、また原動車及び従動車との接触面は次第に磨耗する等し て、クラッチ機構部にてベルトを押圧しても不十分なテンションしかかからなく なり、従動車には適正な回転力を伝達することができなくなる。そのために、ク ラッチ機構部がベルトを押圧して適正なるテンションを生じさせるためには、ク ラッチ機構部を操作するワイヤ部材の張り具合を調整可能な構造としている。こ の調整可能な構造により、ワイヤ部材を介してクラッチのアーム部材を必要な角 度だけ引き上げ、ロール部材がベルトを押圧し、そのベルトにかけるテンション が十分に得られるようにしている。
【0004】 そこで、ワイヤ部材がクラッチ機構部のアーム部材を必要な量だけ引き上げる ことができるようにするために、ワイヤ部材の調整を行うことができる微調整部 を備えている。該微調整部はワイヤチューブの端部口金部を支持する調整用筺体 を備えている。そして、耕耘機の本体の駆動ケース等の適宜な箇所に固設した支 持金具に調整用筺体の外螺子部を螺合させ、そのワイヤチューブの調整用筺体を 適正に回動させて上下方向に微調整を行う。実際にはこの微調整作業は、調整用 筺体の外螺子部分を支持金具の内螺子部に対して回転させながら高さ調整を行う ために極めて面倒であり、また作業員には無理な作業姿勢を強要したり、螺子の 調整に比較的時間がかかる等のために疲労を与える等種々の不都合が生じること となる。
【0005】 また、操作ハンドルをエンジン部及び駆動部ケース側より分解し、耕耘機をコ ンパクトにして乗用車のトランク等にしまいこむ場合においても、ワイヤ部材を 耕耘機のフレームから一時的に外すことができると極めて便利である。従来のも のは分解作業を簡単にできるとはいえないし、また再度組み立てたときにもワイ ヤ部材の張り具合の調整もかなり面倒な作業となる。
【0006】
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本考案の エンジン部の原動車と伝動ケースの従動車との間にベルトを巻き掛けし、該ベル トを押圧してテンションを与え,動力伝達させるクラッチ機構部を設け、前記伝 動ケース箇所にホルダーを固設し、前記クラッチ機構部はワイヤ部材を介して操 作可能とし、該ワイヤ部材はワイヤ部材ベースを介して前記ホルダーに着脱自在 とし、また前記ワイヤ部材ベースはホルダーに対して略上下方向に可動且つ調整 可能等としてなる耕耘機におけるクラッチ構造としたことにより、クラッチ機構 部の調整を簡易且つ迅速に行うことができるのみならず、耕耘機の主要部分を分 解してコンパクトにまとめる際にも、ワイヤ部材の取り外しが簡単にでき、上記 課題を解決したものである。
【0007】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本考案を装着した耕耘 機は、図1に示すように、フレーム2にエンジン部1が搭載され、該エンジン部 1の後方に伝動ケース3が配置されている。そして、そのエンジン部1からの駆 動は、プーリー,ベルト或いはチェーン等にて構成する伝達機構を納めた伝動ケ ース3を介してフレーム2より下方位置の駆動軸4に連動している。伝動ケース 3内ではシャフトドライブタイプのものもある。小型の耕耘機の場合では、その 駆動軸4には駆動輪(タイヤ),鉄車輪が設けられたり、或いは耕耘作業時には 、図示しないが複数の耕耘刃が設けられた耕耘部が着脱自在に設けられている。 また、ロータリー耕耘装置を装着したものもある。
【0008】 その耕耘機を運転操作するための操作ハンドルAは、前記伝動ケース3の上部 に配置した角度調整ベース20に設けられている(図1乃至図3等参照)。そし て、操作ハンドルAは、後方上向きに傾斜し、その角度も複数段階に調節可能な 構造となっている。その操作ハンドルAの角度調節構造は、ハンドル軸部21, 21のハンドル先端部21b,21bがボルト・ナット等の枢支部材23を介し て角度調整ベース20に装着されたものである。そして、必要に応じて、操作ハ ンドルAを角度調整ベース20から着脱自在とした構造とすることもある(図1 0乃至図12参照)。
【0009】 その操作ハンドルAの昇降角度は、作業員の背丈や作業状況に合わせて所望の 位置で固定自在となる構造となっており、作業員の最も適した位置に設定するこ とができる。該操作ハンドルAは、ハンドル軸部21,21にて構成されている 。両ハンドル軸部21,21の基部側は、平面的に見て間隔が狭く略平行に形成 され、握手部21a,21a側に向かって広がり平面的に見て略ハ字状をなして いる。その一方のハンドル軸部21の握手部21a箇所には、クラッチ操作レバ ー22が設けられている。該クラッチ操作レバー22は、前記握手部21a箇所 以外の操作ハンドルAに設けられることもある。
【0010】 前記エンジン部1の左右方向の一側部にはエンジンの出力を回転力として伝え る原動車5が設けられ、また、伝動ケース3の左右方向の一側部の上部箇所には 従動車6が設けられ、その原動車5と従動車6との間にはベルト7が巻き掛けら れている(図1,図3参照)。該ベルト7は、原動車5と従動車6に対して緩め に巻き掛けられ、後述するクラッチ機構部Cによってベルト7にテンションを生 じさせることで、原動車5がそのベルト7を介して従動車6に回転力を伝達する 構造である。その原動車5及び従動車6は、具体的にはプーリーが使用されるこ ととなる。そして、従動車6の回転が伝動ケース3の下部に設けた駆動軸4に回 転力を伝達してゆくものである。
【0011】 そのクラッチ機構部Cは、フレーム2上において原動車5と従動車6との間に 配置されている。該クラッチ機構部Cは、図2,図3等に示すように、揺動アー ム8とテンション部材9とから構成されており、その揺動アーム8が上下方向に 揺動自在に設けられている。具体的は、揺動アーム8は、その一端がフレーム2 の上部に設けた枢支基部2aに対して揺動自在となるように、枢支ピン部材2b にて枢支されている。また、揺動アーム8の自由端側にテンション部材9が装着 されている。該テンション部材9は、ローラ形状をなしており、揺動アーム8に 対して回動自在に装着されている。
【0012】 その揺動アーム8が上下方向に揺動して、テンション部材9が前記ベルト7を 押圧することにより、図3に示すように、該ベルト7は原動車5と従動車6との 間において適正なテンションが生じることとなり、エンジン部1から回転力を受 けた原動車5が従動車6にその回転力を伝達することができる。そして、そのベ ルト7は、テンション部材9によって押圧されない状態において、ベルト7は原 動車5と従動車6との間で緩くなっており(図3のベルト7の想像線部分参照) 、原動車5は従動車6に回転力を伝達しない状態となっている。
【0013】 その揺動アーム8の揺動動作は、ワイヤ部材Wによって操作される。該ワイヤ 部材Wは、ワイヤ10,ワイヤチューブ11,口金12及び口金受け部材17等 から構成されている(図3参照)。そして、ワイヤチューブ11内にワイヤ10 が収納され、該ワイヤ10がワイヤチューブ11内を摺動する仕組みとなってい る。そのワイヤチューブ11の両端部分に口金12,12が装着されている。ま た、そのワイヤ部材Wは一端がクラッチ機構部C側に連結され、他方側がクラッ チ操作レバー22側に連結されている(図4参照)。そして、クラッチ操作レバ ー22を握手部22とともに握り締めることにより、ワイヤ部材Wのワイヤ10 が握手部22側に引き寄せられ、クラッチ機構部Cの揺動アーム8が上昇し、テ ンション部材9がベルト7を押圧する構造となっている。
【0014】 上記構造において、ワイヤチューブ11の両端の両口金12,12の一方側は クラッチ操作レバー22の手前で不動状態に固定されている。また、他方側の口 金12部分は、クラッチ機構部Cの上方箇所で、伝動ケース3の上部箇所に固定 される構造となっている(図4参照)。そして、そのクラッチ機構部C側の口金 12を固定するのはワイヤ部材ベース13にて行われる(図2参照)。
【0015】 そのワイヤ部材ベース13は、図5(C)に示すように、支持板部13a及び 固定板部13bから構成されており、その支持板部13aに対して固定板部13 bが略直角状に形成されている。該固定板部13bには内螺子付き貫通孔13c が形成されている。また、固定板部13bには必要に応じて、目印部13dが設 けられることもある。該目印部13dは、具体的には上下方向に沿って複数の目 印貫通孔13d1 ,13d1 ,…を形成し、目印ピン部材18を嵌合固定するこ とができるようになっている〔図5(D)参照〕。或いは、目印部13dは、単 に目盛タイプのものとして固定板部13bに記載したり、刻印したタイプもある (図8参照)。
【0016】 そのワイヤ部材ベース13は、ホルダー15に着脱自在に装着される。該ホル ダー15は、伝動ケース3の上部箇所に固着されており(図3,図4参照)、そ のホルダー15は、上下方向に貫通する挿入孔15bを有する鞘形状をなし、前 記ワイヤ部材ベース13の固定板部13bが挿通可能な構造となっている。その ホルダー15の正面側には内螺子付き貫通孔15aが形成され、該内螺子付き貫 通孔15aに螺合し、先端が挿入孔15b内に突出する固定用ボルト16が設け られている。そして、ホルダー15の挿入孔15b内に挿通した支持板部13a を固定用ボルト16にて固定する〔図5(A)及び(B)参照〕。
【0017】 そのワイヤ部材ベース13の固定板部13bは、固定用ボルト16を緩めるこ とでホルダー15に対して上下方向に移動可能となり、固定用ボルト16を締め 付けることで、ワイヤ部材ベース13の支持板部13aを所望の高さ位置に設定 することができる(図8参照)。また、ホルダー15にはワイヤ部材ベース13 を上下方向に調整するための調整体24を設けることもある。該調整体24は、 図6(A)に示すように、ホルダー15の下部に装着されており、受け部材24 aに調整螺子部24bを設けたものである。その受け部材24aは具体的には、 垂下片24a1 の下端より水平片24a2 が形成され、全体的には側面より見て 略L字形状をなしている〔図6(B)参照〕。
【0018】 その垂下片24a1 がホルダー15の下部に溶接手段等にて固着され、水平片 24a2 に調整螺子部24bが螺合されており、該調整螺子部24bを適宜に回 転させることで調整螺子部24bの軸端部がワイヤ部材ベース13の固定板部1 3bの底部を押し上げ所望の高さに設定するものである。この調整体24をホル ダー15の下部に設けることで、ワイヤ部材ベース13の高さ調整を微調整とす ることができる。
【0019】 そのワイヤ部材Wには、口金受け部材17が設けられている。該口金受け部材 17は、軸方向に中空貫通孔を有する中空螺子杆部17aと中空多角頭部17b とからなり、その中空螺子杆部17aは前記ワイヤ部材ベース13の内螺子付き 貫通孔13cに螺合する〔図7(A)参照〕。その口金受け部材17には、ワイ ヤ部材Wの口金12を受け止め、内部のワイヤ10のみを通過させる構造となっ ている〔図7(B)参照〕。そして、中空多角頭部17bを回動させることで口 金受け部材17が内螺子付き貫通孔13cを上下動することとなり、ワイヤ部材 ベース13に対するワイヤ部材Wの口金12部分の高さの微調整を行うことがで きる。そのワイヤ10のクラッチ機構部C側端部にはフック10aが固着され、 該フック10aにスプリング14が連結され、ワイヤ10が前記スプリング14 を介して揺動アーム8の適宜の箇所に連結されている。該揺動アーム8には、ス プリング14の鉤状屈曲部を係止可能とした貫通孔8aが形成されている。
【0020】 その口金受け部材17のセットについては、ワイヤ部材Wの口金12の位置と ワイヤ部材ベース13の支持板部13aとの高さを適宜に設定するものであり、 例えば、口金12の支持板部13a上からの高さにおいて、低い状態の適宜の寸 法をHs とし、高い状態の適宜の寸法をHh とするならば、ワイヤ10の張り具 合は、寸法Hh のときのほうが寸法Hs のときよりも緊張状態となる〔図7(B )参照〕。また、ワイヤ部材ベース13をホルダー15に対して上下方向に移動 させる場合に、比較的大きな調整ができる。即ち、ワイヤ部材ベース13をホル ダー15に対して上方に適宜の寸法Lu だけ移動させるとワイヤ10は緊張し、 ワイヤ部材ベース13を下方に適宜の寸法Ld だけ移動させることでワイヤ10 は緩み状態とるなる(図8参照)。
【0021】 次に、ホルダー15の別のタイプの実施の形態として、ホルダー15の挿入孔 15bを略水平状にしたものが存在する。該実施の形態のホルダー15に対応す るワイヤ部材ベース13は、図9(A)及び(B)に示すように、水平状板タイ プのものであり、支持板部13aと固定板部13bとが同一板面の長手方向両側 にそれぞれ存在する。即ち、板体状としたワイヤ部材ベース13の長手方向一端 を支持板部13aとし、内螺子付き貫通孔13cを形成している。また、他方側 を固定板部13bとしている。そして、その固定板部13bを挿入孔15bに挿 通し固定用ボルト16にて締め付け固定する。該実施形態においては、ワイヤ部 材ベース13を上下方向に調整することはできない。また、固定板部13bの外 部と内螺子付き貫通孔13cとの間をワイヤ10が通過可能となる程度の線状の 切除貫通部13eが形成され、口金受け部材17をワイヤ部材ベース13に装着 するときに、ワイヤ10を内螺子付き貫通孔13c内に納めることが容易にでき るようにしている〔図9(C)参照〕。
【0022】
原動車5と従動車6との間に緩めに巻き掛けしたベルト7は、操作ハンドルA のクラッチ操作レバー22を引き上げて、ワイヤ部材Wを引き寄せることでクラ ッチ機構部Cの揺動アーム8が上方に回動し、テンション部材9がベルト7を押 圧し、ベルト7にテンションがかかり、それによって原動車5が従動車6に回転 力を伝達する。そのベルト7は、長時間使用することで次第に伸びが生じ、それ に応じてクラッチ機構部Cを操作するワイヤ部材Wの張り具合も増加させる必要 が生じてくる。
【0023】 そこで、ホルダー15の固定用ボルト16を緩め、そこに固定されているワイ ヤ部材ベース13の固定板部13bを上方に適正量押し上げ、ホルダー15に対 してワイヤ部材ベース13を初期設定位置より少し上方位置に設定しなおす。そ のワイヤ部材ベース13が上方へ移動するとともに、ワイヤ部材ベース13に装 着した口金受け部材17及びワイヤ部材Wの口金12部分が上方へ移動する(図 8参照)。それとともに、ワイヤチューブ11内のワイヤ10もともに移動し、 これによってワイヤ10の張り具合も増加し、揺動アーム8の引上げ量を多くし 、クラッチ機構部Cのテンション部材9がベルト7を押圧したときに適正なテン ションをかけることができる。
【0024】 次に、耕耘機本体と操作ハンドルAとを分解してコンパクトな状態にし(図1 0参照)、自動車のトランクに収納しやすくする場合には、まず、ワイヤ部材W を固定したワイヤ部材ベース13をホルダー15から外す(図11,図12参照 )。これよってワイヤ部材Wとクラッチ機構部Cとの分離が容易にできる。さら にまた、ワイヤ部材Wをクラッチ機構部Cから分離することで、耕耘機本体から 操作ハンドルAを外す作業を効率的に行うことができる。また、再度耕耘機本体 に操作ハンドルAを連結して組立を行う場合には、ワイヤ部材Wを支持固定した ワイヤ部材ベース13をホルダー15に元の状態となるように装着することによ り、分解前のワイヤ部材Wの張り具合と同様の状態に戻すことができる。ワイヤ 部材ベース13をホルダー15に固定するときには、ワイヤ部材ベース13の固 定板部13bに設けた目印部13dを頼りとし、分解前のホルダー15に固定し たワイヤ部材ベース13の目印部13d位置に合わせることで、ワイヤ部材ベー ス13の適正な設置が簡易且つ迅速にでき、分解前のワイヤ部材Wの張り具合と することができる。
【0025】
請求項1の考案においては、エンジン部1の原動車5と伝動ケース3の従動車 6との間にベルト7を巻き掛けし、該ベルト7を押圧してテンションを与え,動 力伝達させるクラッチ機構部Cを設け、前記伝動ケース3箇所にホルダー15を 固設し、前記クラッチ機構部Cはワイヤ部材Wを介して操作可能とし、該ワイヤ 部材Wはワイヤ部材ベース13を介して前記ホルダー15に着脱自在にしてなる 耕耘機におけるクラッチ構造としたことにより、耕耘機を自動車のトランクに収 納して運搬するとき等のように車体部分と操作ハンドル部分とを分解してコンパ クトな状態にする作業が極めて効率的に行うことができる。
【0026】 上記効果を詳述すると、本考案では、エンジン部1の原動車5と伝動ケース3 の従動車6との間にベルト7を緩く巻き掛け、該ベルト7にテンションを与えて 、原動車5から従動車6に回転力を伝達するタイプのものに対して、エンジン部 1及びフレーム2等からなる車体部分と操作ハンドルA部分とを分解してコンパ クトにしたり、再度組み立てる作業を行うことについて極めて効果的である。即 ち、クラッチ機構部C付近に不動状態にホルダー15を設け、該ホルダー15に 前記クラッチ機構部Cを操作するワイヤ部材Wを支持するワイヤ部材ベース13 を前記ホルダー15に着脱自在且つ固定可能に装着している。
【0027】 それゆえに、耕耘機本体から操作ハンドルAを分解してコンパクトにする場合 等には、ワイヤ部材ベース13をホルダー15より外すことでクラッチ機構部C を操作するためのワイヤ部材Wが分解作業を行う場合に煩わしくならず、効率的 に分解作業を行うことができる。また、分解した耕耘機本体と操作ハンドルAと を再度組み立てる際にも、ホルダー15にワイヤ部材ベース13を装着するのみ でワイヤ部材Wの適正な設定も簡易且つ迅速にできるものである。
【0028】 請求項2の考案は、請求項1において、前記ワイヤ部材ベース13はホルダー 15に対して略上下方向に可動且つ固定可能としてなる耕耘機におけるクラッチ 構造としたことにより、先ず第1に原動車5と従動車6との間に巻き掛けたベル ト7にテンションを与えるクラッチ機構部Cの調整を簡易且つ迅速にできる。
【0029】 上記効果を詳述すると、前記ワイヤ部材ベース13をホルダー15に対して略 上下方向に可動且つ固定可能としているので、ワイヤ部材ベース13は、ホルダ ー15に対して上下方向に移動させることにより簡易且つ迅速にワイヤ部材Wの 張り具合の調整ができる。即ち、ワイヤ部材ベース13を上下方向に移動させる ことができるので、ワイヤ部材Wの固定箇所の位置を適宜に設定することが可能 である。従来では、ワイヤ部材Wの張りの調整は螺子タイプのみの構成であるが ために微調整には好適であるが、大きな範囲の調整でも螺子を回して行うもので あるために、極めて手間及び時間がかかるものであり作業が面倒であった。これ に対して、本考案では、ワイヤ部材ベース13はホルダー15に対して上下方向 に大きく移動させ、所望の位置で固定することで比較的大きな調整が迅速にでき る。さらに、ワイヤ部材Wがワイヤ部材ベース13に対して螺子タイプの微調整 機能を備えたものとするならば、その微調整は螺子部分にて行うことができ、調 整作業をさらに一層、簡単にさせることができるものである。
【0030】 また、請求項3の考案では、特に、支持板部13aと固定板部13bとで略L 字形状のワイヤ部材ベース13を構成したことで、上下方向の調整を、簡単なる 構成でしかも簡易且つ確実にできる利点がある。
【図1】本考案を装備した耕耘機の側面図
【図2】本考案において角度調整ベース箇所におけるク
ラッチ機構部の要部斜視図
ラッチ機構部の要部斜視図
【図3】本考案において角度調整ベース箇所におけるク
ラッチ機構部の要部側面図
ラッチ機構部の要部側面図
【図4】クラッチ機構部と操作ハンドルの握手部の関連
を示す略示図
を示す略示図
【図5】(A)はワイヤ部材,ワイヤ部材ベース及びホ
ルダーの組立状態を示す要部斜視図 (B)は(A)のP1−P1矢視断面図 (C)はワイヤ部材ベースの斜視図 (D)は別のタイプのワイヤ部材ベースの斜視図
ルダーの組立状態を示す要部斜視図 (B)は(A)のP1−P1矢視断面図 (C)はワイヤ部材ベースの斜視図 (D)は別のタイプのワイヤ部材ベースの斜視図
【図6】(A)は別のタイプのホルダーにワイヤ部材ベ
ース及びワイヤ部材を設けた斜視図 (B)は(A)のP2−P2矢視断面図
ース及びワイヤ部材を設けた斜視図 (B)は(A)のP2−P2矢視断面図
【図7】(A)は口金受け部材とワイヤチューブの口金
部分とを分離した状態を示す断面図 (B)は口金受け部材にワイヤチューブの口金部分を挿
入した状態の断面図
部分とを分離した状態を示す断面図 (B)は口金受け部材にワイヤチューブの口金部分を挿
入した状態の断面図
【図8】ワイヤ部材とクラッチ機構部との動作状態を示
す作用図
す作用図
【図9】(A)は別のタイプのワイヤ部材ベースを構成
部材とした本考案の斜視図 (B)は(A)に示したワイヤ部材ベースからなる本考
案の要部斜視図 (C)は(A)に示したワイヤ部材ベースの要部平面図
部材とした本考案の斜視図 (B)は(A)に示したワイヤ部材ベースからなる本考
案の要部斜視図 (C)は(A)に示したワイヤ部材ベースの要部平面図
【図10】本考案を備えた耕耘機から操作ハンドルを外
した状態の側面図
した状態の側面図
【図11】本考案を備えた耕耘機から操作ハンドルを外
した状態の要部側面図
した状態の要部側面図
【図12】本考案を備えた耕耘機から操作ハンドルを外
した状態の要部斜視図
した状態の要部斜視図
1…エンジン部 3…伝動ケース 5…原動車 6…従動車 7…ベルト 13…ワイヤ部材ベース 13a…支持板部 13b…固定板部 15…ホルダー C…クラッチ機構部 W…ワイヤ部材
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジン部の原動車と伝動ケースの従動
車との間にベルトを巻き掛けし、該ベルトを押圧してテ
ンションを与え,動力伝達させるクラッチ機構部を設
け、前記伝動ケース箇所にホルダーを固設し、前記クラ
ッチ機構部はワイヤ部材を介して操作可能とし、該ワイ
ヤ部材はワイヤ部材ベースを介して前記ホルダーに着脱
自在としてなることを特徴とした耕耘機におけるクラッ
チ構造。 - 【請求項2】 エンジン部の原動車と伝動ケースの従動
車との間にベルトを巻き掛けし、該ベルトを押圧してテ
ンションを与え,動力伝達させるクラッチ機構部を設
け、前記伝動ケース箇所にホルダーを固設し、前記クラ
ッチ機構部はワイヤ部材を介して操作可能とし、該ワイ
ヤ部材はワイヤ部材ベースを介して前記ホルダーに着脱
自在とし、前記ワイヤ部材ベースはホルダーに対して略
上下方向に可動且つ調整可能としてなることを特徴とし
た耕耘機におけるクラッチ構造。 - 【請求項3】 エンジン部の原動車と伝動ケースの従動
車との間にベルトを巻き掛けし、該ベルトを押圧してテ
ンションを与え,動力伝達させるクラッチ機構部を設
け、前記伝動ケース箇所にホルダーを固設し、前記クラ
ッチ機構部はワイヤ部材を介して操作可能とし、該ワイ
ヤ部材はワイヤ部材ベースを介して前記ホルダーに着脱
自在とし、前記ワイヤ部材ベースはホルダーに対して略
上下方向に可動且つ調整可能とし、該ホルダーは貫通し
た鞘形状とし、前記ワイヤ部材ベースは、前記ワイヤ部
材を支持固定する支持板部と前記ホルダーに貫通し、適
宜の位置に固定可能な固定板部とからなり、その支持板
部と固定板部とが略L字形状を構成してなることを特徴
とした耕耘機におけるクラッチ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995009731U JP3023751U (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 耕耘機におけるクラッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995009731U JP3023751U (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 耕耘機におけるクラッチ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3023751U true JP3023751U (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=43159011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1995009731U Expired - Lifetime JP3023751U (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 耕耘機におけるクラッチ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3023751U (ja) |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP1995009731U patent/JP3023751U/ja not_active Expired - Lifetime
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