JP3141208B2 - ドライエッチング装置のウェハ保持盤 - Google Patents

ドライエッチング装置のウェハ保持盤

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JP3141208B2 JP13117291A JP13117291A JP3141208B2 JP 3141208 B2 JP3141208 B2 JP 3141208B2 JP 13117291 A JP13117291 A JP 13117291A JP 13117291 A JP13117291 A JP 13117291A JP 3141208 B2 JP3141208 B2 JP 3141208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばウェハの表面
に所定の被膜を被膜形成させるとともに、その被膜の上
に所望のパターンでレジストを被膜形成し、これにアル
ゴンなどの原子を当てることにより、レジスト以外の部
分のエッチングを行うドライエッチング装置における、
ウェハを保持するウェハ保持盤の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来一般のドライエッチング装置
の概略図、図5は図4をa−a線方向に見た図であり、
11はアルゴン(Ar)ガスガンで、図示しないArガ
スボンベからのArガスが供給され、チャンバー12内
に配設されたグリッド11aからArイオンが放射され
るようになっている。13は熱電子を放射させるニュー
トラライザで、これによって放射された熱電子をArイ
オンに結合させてAr原子にする。
【0003】14はウェハ保持盤で、この例においては
4個のウェハ保持盤14が回転し得る基台15に回転し
得るように設けられている。各ウェハ保持盤14には、
図5に示すように、それぞれ3個のウェハWが保持され
ている。このウェハWの表面には、所定の被膜が被膜形
成されるとともに、その被膜の上に所望のパターンでレ
ジストが被膜形成されており、このウェハWの表面にA
r原子を当ててレジスト以外の部分のエッチングを行う
ようにしている。
【0004】図6は前記ウェハ保持盤14の正面図、図
7は図6のb−b線における断面図、図8は図6のc−
c線における断面図であり、このウェハ保持盤14は、
平面14aにウェハWを嵌入する凹平面部14bが形成
されたウェハホルダートップ141 と、このウェハホル
ダートップ141 の背面と接合される面に冷却水の流通
溝14cが形成されたウェハホルダーボトム142 との
中央部と外周部とが複数の締め付け螺子14dで接合固
定されている。
【0005】図9は前記ウェハホルダートップ141
平面図であり、前記ウェハWを嵌入する凹平面部14b
には、弾性を有し熱伝導性の良いシート14eを真空吸
着する、いわゆる真空キャッチングを形成するための吸
着溝14fが形成されており、この吸着溝14fの上に
シート14eを介してウェハWを載置し、このウェハW
の前面を露出させ、外周縁W1 を押圧するとともに、前
記凹平面部14b以外の平面14aを覆うシールド板1
4gをウェハホルダートップ141 の平面に固定螺子1
4hで固定して、ウェハWが固定される。前記凹平面部
14bに嵌入されたウェハWを取外すときには、前記吸
着溝14fに逆に空気を送ることにより、容易に取外す
ことができる。
【0006】図10はウェハホルダーボトム142 の平
面図で、図11は図10のd−d線における断面図であ
り、このウェハホルダーボトム142 の平面に形成され
た冷却水の流通溝14cの図10に示す左回転方向の流
通溝14c1 が、図7に示す二重パイプ回転軸16の内
側パイプ16aに連通され、右回転方向の流通溝14c
2 が外側パイプ16bに連通されている。14iは前記
ウェハホルダートップ141 をウェハホルダーボトム1
2 に接合固定する締め付け螺子14dを締め付ける螺
子孔である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のドライエッ
チング装置のウェハ保持盤においては、内部に冷却水が
流通されて冷却されている金属製のウェハホルダートッ
プ141 の上に、チタンなどの硬質金属製のシールド板
14gが直接に接合固定されている。しかし、金属板ど
うしの接合であるために、硬質金属製のシールド板14
gが金属製のウェハホルダートップ141 の上に、完全
に密着されないで接合固定される恐れがある。したがっ
て、ドライエッチング装置のチャンバー12内で、Ar
原子がこのシールド板14gに当たって加熱された熱
(例えば200℃)がウェハホルダートップ141 に逃
げないでウェハWに伝導され、レジスト焼けのようなウ
ェハW上に被膜形成した被膜に悪影響を与える問題があ
った。
【0008】また、ウェハホルダートップ141 と冷却
水の流通溝14cが形成されたウェハホルダーボトム1
2 との外周部および中央部とが複数の締め付け螺子1
4dで接合固定されているが、外周部と中央部との間は
固定されていないので、前記冷却水の流通溝14cに加
わる水圧によって、ウェハホルダートップ141 の平面
14aおよび凹平面部14bに歪みが生じ、この凹平面
部14bに取り付けるウェハWに悪影響を与える問題が
あった。
【0009】この発明は、前記のような課題、すなわ
ち、ウェハを押さえたシールド板およびウェハを異常に
加熱しないようにし、また、ウェハホルダートップの平
面に歪みを与えるようなことをなくした、ドライエッチ
ング装置のウェハ保持盤を提供することを目的としたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、図1および図2に示すように、平面1
aにウェハWを嵌入する凹平面部1bが形成され、内部
に冷却水の流通溝1cが形成されたウェハホルダー1
と、前記凹平面部1bに嵌入されたウェハWの前面を露
出させ、外周縁W1 を押圧してウェハWを保持するとと
もに、前記凹平面部1b以外の平面1aを覆うシールド
板2とより構成されたドライエッチング装置のウェハ保
持盤において、前記ウェハホルダー1は、その平面1a
に、ウェハWのオリフラ部に合わせた弦部1b′が互い
に平面1aの中心に向くようにウェハを嵌入する複数の
凹平面部1bが形成され、平面1aの中心部の肉厚を厚
く形成したウェハホルダートップ11 と、このウェハホ
ルダートップ11 の背面と接合される面に冷却水の流通
溝1cが形成されたウェハホルダーボトム12 とが、ウ
ェハホルダートップ11の平面1aに歪みが生じないよ
うに、中央部と外周部と、さらに、中央部と外周部との
中間部とを、複数の締め付け螺子4で接合固定するとと
もに、前記シールド板2の背面と前記ウェハホルダー1
の平面1aとの間に、熱伝導が良く、かつ、弾力性があ
り、シールド板2がウェハホルダー1の平面1aに密接
し得る弾性部材3を介在させたことを特徴とするドライ
エッチング装置のウェハ保持盤としたものである。
【0011】
【作用】この発明は、前記のような手段により、すなわ
ち、前記ウェハホルダートップ11 と、ウェハホルダー
ボトム12 とが、ウェハホルダートップ11 の平面1a
に歪みが生じないように、中央部と外周部と、さらに、
中央部と外周部との中間部とを、複数の締め付け螺子4
で接合固定したので、前記ウェハホルダートップ11
背面と接合されるウェハホルダーボトム12 の面に形成
した流通溝1cに流す冷却水の水圧によって、ウェハホ
ルダートップ11 の平面に歪みが生じるようなことがな
くなる。また、前記ウェハホルダートップ1 1 の平面1
aには、ウェハWのオリフラ部に合わせた弦部1b′が
互いに平面1aの中心に向くように、ウェハWを嵌入す
る複数の凹平面部1bが形成されているので、ウェハW
の凹平面部1bへの嵌入位置決めが簡単になる。 また、
前記ウェハホルダートップ1 1 の中心部の肉厚を従来よ
り厚く形成ので、前記ウェハホルダーボトム1 2 の中心
部に、ウェハホルダーボトム1 2 に形成した冷却水の流
通溝1cに連通するように二重パイプ回転軸5を接続し
た場合に、二重パイプ回転軸5からの水圧が前記ウェハ
ホルダートップ1 1 の中心部に加わった場合でも、その
水圧によってウェハホルダートップ1 1 の中心部の平面
に歪みが生じるようなことがなくなる。また、ウェハホ
ルダー1の凹平面部1bに嵌入されたウェハWの前面を
露出させ、外周縁W1 を押圧してウェハWをウェハホル
ダー1に保持するとともに、前記凹平面部1b以外のウ
ェハホルダー1の平面1aを覆うシールド板2が、Ar
原子の衝突によって加熱されようとしても、このシール
ド板2の背面と前記ウェハホルダー1の平面1aとの間
に、熱伝導が良く、かつ、弾力性があり、シールド板2
がウェハホルダー1の平面1aに密接し得る弾性部材3
が介在されているので、シールド板2の熱は水冷された
ウェハホルダー1に逃げて、シールド板2の熱がウェハ
Wおよびウェハ上の被膜に伝導して、たとえばレジスト
焼けなどの悪影響を与えるようなことがなくなる。
【0012】
【実施例】以下、この発明のドライエッチング装置のウ
ェハ保持盤の実施例を図1乃至図3に従って説明する。
図1はこのドライエッチング装置のウェハ保持盤の一部
の断面図、図2はウェハ保持盤のシールド板を取り外し
た状態のウェハホルダートップの平面図、図3は図2の
e−e線における断面図である。これらの図において、
1はウェハホルダーで、その平面1aにウェハWを嵌入
する凹平面部1bが形成され、内部に冷却水の流通溝1
cが形成されている。
【0013】2はシールド板で、前記凹平面部1bに嵌
入されたウェハWの前面を露出させ、外周縁W1 を押圧
してウェハWを保持するとともに、前記凹平面部1b以
外の平面1aを覆うようにしている。3は前記シールド
板2の背面と前記ウェハホルダー1の平面1aとの間
に、熱伝導が良く、かつ、弾力性があり、シールド板2
がウェハホルダー1の平面1aに密接し得る弾性部材で
あり、この弾性部材は、たとえば導電性シリコーン製の
シートである。このような弾性部材3をウェハホルダー
1の平面1aとシールド板2の背面との間に介在させた
ので、シールド板2の背面がウェハホルダー1の平面1
aに密着し、エッチング時に加熱されたシールド板2の
熱は水冷されたウェハホルダー1に逃げて、従来はエッ
チング時にシールド板2が200℃にも加熱されたもの
が1/3以下に下がり、ウェハを異常に加熱するような
ことがなくなる。
【0014】前記ウェハホルダー1は、平面1aにウェ
ハWを嵌入する凹平面部1bが形成されたウェハホルダ
ートップ11 と、このウェハホルダートップ11 の背面
と接合される面に冷却水の流通溝1cが形成されたウェ
ハホルダーボトム12 とが、ウェハホルダートップ11
の平面1aに歪みが生じないように、ウェハホルダート
ップ11 とウェハホルダーボトム12 との外周部および
中心部とが複数の締め付け螺子4で締め付けて接合固定
されるとともに、前記外周部と中心部との間も複数の締
めつけ螺子4で締め付けて接合固定し、ウェハホルダー
トップ11 の平面1aに歪みが生じないようにしてあ
る。
【0015】前記ウェハWを嵌入する凹平面部1bに
は、弾性を有し熱伝導性の良いシート1dを真空吸着す
る、いわゆる真空キャッチングを形成するための吸着溝
1eが形成されており、この吸着溝1eの上にシート1
dを介してウェハWを載置し、このウェハWの前面を露
出させ、外周縁W1 を押圧するとともに、前記凹平面部
1b以外の平面1aを覆うシールド板2をウェハホルダ
ートップ11 の平面に固定螺子で固定して、ウェハWが
固定される。前記凹平面部1bに嵌入されたウェハWを
取外すときには、前記吸着溝1eに逆に空気を送ること
により、容易に取外すことができる。
【0016】前記ウェハホルダートップ11 の平面1a
に形成したウェハWを嵌入する3つの凹平面部1bは、
従来のような真円形でなく、ウェハWのオリフラ部に合
わせた弦部1b′が互いにウェハホルダートップ11
平面1aの中心に向くように形成されて、このウェハホ
ルダートップ11 の平面1aの中心部の肉厚を従来より
厚くしている。この中心部には、図3に示すようにウェ
ハホルダーボトム12に形成した冷却水の流通溝1cに
連通する二重パイプ回転軸5が接続され、この二重パイ
プ回転軸5の内側パイプ5aからの水圧が前記中心部に
かかるので、この中心部の肉厚を厚くしたことにより、
水圧によってウェハホルダートップ11の平面1aに歪
みが生じるようなことがなくなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、前記ウェハホルダ
ートップの平面には、ウェハのオリフラ部に合わせた弦
部が互いに平面の中心に向くように、ウェハを嵌入する
複数の凹平面部が形成されているので、ウェハの凹平面
部への嵌入位置決めが簡単になる。 また、前記ウェハホ
ルダートップの中心部の肉厚を従来より厚く形成したの
で、前記ウェハホルダーボトムの中心部に、ウェハホル
ダーボトムに形成した冷却水の流通溝に連通するように
二重パイプ回転軸を接続した場合に、二重パイプ回転軸
からの水圧が前記ウェハホルダートップの中心部に加わ
った場合でも、その水圧によってウェハホルダートップ
の中心部の平面に歪みが生じるようなことがなくなる。
また、平面にウェハを嵌入する凹平面部が形成されたウ
ェハホルダートップと、このウェハホルダートップの背
面と接合される面に冷却水の流通溝が形成されたウェハ
ホルダーボトムとが、ウェハホルダートップの平面に歪
みが生じないように、中央部と外周部と、さらに、中央
部と外周部との中間部とを、複数の締め付け螺子で接合
固定したので、前記冷却水の流通溝に加わる水圧によっ
て、ウェハホルダートップの平面に歪みが生じるような
ことがなくなる。また、ウェハホルダーの凹平面部に嵌
入されたウェハの前面を露出させ、外周縁を押圧してウ
ェハをウェハホルダーに保持するとともに、前記凹平面
部以外のウェハホルダーの平面を覆うシールド板が、ド
ライエッチング装置におけるAr原子の衝突によって加
熱されようとしても、このシールド板の背面と前記ウェ
ハホルダーの平面との間に、熱伝導が良く、かつ、弾力
性があり、シールド板がウェハホルダーの平面に密接し
得る弾性部材が介在されているので、シールド板の熱は
水冷されたウェハホルダーに逃げて下がり、シールド板
の熱がウェハおよびウェハ上の被膜に伝導して、たとえ
ばレジスト焼けなどの悪影響を与えるようなことがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドライエッチング装置のウェハ保持
盤の一部の断面図である。
【図2】この発明のウェハ保持盤のウェハホルダートッ
プの平面図である。
【図3】図2のe−e線における断面図である。
【図4】従来一般のドライエッチング装置の概略図であ
る。
【図5】図4をa−a線方向に見た図である。
【図6】従来のウェハ保持盤の正面図である。
【図7】図6のb−b線における断面図である。
【図8】図6のc−c線における断面図である。
【図9】従来のウェハ保持盤のウェハホルダートップの
平面図である。
【図10】従来のウェハ保持盤のウェハホルダーボトム
の平面図である。
【図11】図10のd−d線における断面図である。
【符号の説明】
1 ウェハホルダー 11 ウェハホルダートップ 12 ウェハホルダーボトム 1a 平面 1b 凹平面部 1b′ 弦部 1c 冷却水の流通溝 1d シート 1e 吸着溝 2 シールド板 3 弾性部材 4 締め付け螺子 5 二重パイプ回転軸 5a 内側パイプ 11 Arガスガン 11a グリッド 12 チャンバー 13 ニュートラライザ 14 ウェハ保持盤 141 ウェハホルダートップ 142 ウェハホルダーボトム 14a 平面 14b 凹平面部 14c 冷却水の流通溝 14d 締め付け螺子 14e シート 14f 吸着溝 14g シールド板 14h 固定螺子 14i 螺子孔 15 基台 16 二重パイプ回転軸 16a 内側パイプ 16b 外側パイプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/68 H01L 21/205

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面(1a)にウェハ(W)を嵌入する凹
    平面部(1b)が形成され、内部に冷却水の流通溝(1
    c)が形成されたウェハホルダー(1)と、前記凹平面
    部(1b)に嵌入されたウェハ(W)の前面を露出さ
    せ、外周縁(W1)を押圧してウェハ(W)を保持する
    とともに、前記凹平面部(1b)以外の平面(1a)を
    覆うシールド板(2)とより構成されたドライエッチン
    グ装置のウェハ保持盤において、 前記ウェハホルダー(1)は、その平面(1a)に、ウ
    ェハWのオリフラ部に合わせた弦部(1b′)が互いに
    平面(1a)の中心に向くようにウェハを嵌入する複数
    の凹平面部(1b)が形成され、平面(1a)の中心部
    の肉厚を厚く形成したウェハホルダートップ(11
    と、このウェハホルダートップ(11 )の背面と接合さ
    れる面に冷却水の流通溝(1c)が形成されたウェハホ
    ルダーボトム(12 )とが、ウェハホルダートップ(1
    1 )の平面(1a)に歪みが生じないように、中央部と
    外周部と、さらに、中央部と外周部との中間部とを、複
    数の締め付け螺子(4)で接合固定するとともに、前記
    シールド板(2)の背面と前記ウェハホルダー(1)の
    平面(1a)との間に、熱伝導が良く、かつ、弾力性が
    あり、シールド板(2)がウェハホルダー(1)の平面
    (1a)に密接し得る弾性部材(3)を介在させたこと
    を特徴とするドライエッチング装置のウェハ保持盤。
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