JP3141454B2 - 樹脂型の製作方法、並びに樹脂型を用いた減圧鋳造方法 - Google Patents

樹脂型の製作方法、並びに樹脂型を用いた減圧鋳造方法

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JP3141454B2 JP03282673A JP28267391A JP3141454B2 JP 3141454 B2 JP3141454 B2 JP 3141454B2 JP 03282673 A JP03282673 A JP 03282673A JP 28267391 A JP28267391 A JP 28267391A JP 3141454 B2 JP3141454 B2 JP 3141454B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂型の製作方法、並び
に樹脂型を用いた減圧鋳造方法に係り、例えば、一般鋳
造用,合成樹脂モールド,シリコンゴムモールド等の如
く型を用いて製品を作るのに好適な樹脂型の製作方法、
並びに樹脂型を用いた減圧鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車輌用モータ等のエンドブ
ラッケットを鋳鋼品で作る場合には、木型模型を用いた
減圧真空鋳造法が一般的に用いられていた。
【0003】これは、まず、最終製品である鋳鋼品の上
半分、又は下半分と同一形状の木型模型を作るが、この
木型模型は、最終製品である鋳鋼品の上半分、又は下半
分と同一形状を作るために鋳鋼品形状に部材板取りを行
った後各部品を製作し、その後これら部品を組立て最終
製品である鋳鋼品の上半分、又は下半分と同一形状を作
り、更に、この後行う減圧真空鋳造法に必要な通気孔を
ドリルを用いて木型にあけることにより製作されてい
る。そして、上記と同様な方法で製作された鋳鋼品の上
半分、又は下半分と同一形状の木型模型を複数準備し、
この上半分と下半分の木型模型を合わせ、これを用いて
減圧真空鋳造法により鋳鋼品を作るものである。
【0004】次に、この減圧真空鋳造法について説明す
る。これは、先ず上記した木型模型を中空の定盤(減圧
ボックス)上に取付け、その後、この木型模型上をフィ
ルム、例えば伸び率が大きく、かつ、塑性変形率の高い
プラスチックの薄いフィルムで覆うと共に、このフィル
ムをヒータにより加熱軟化させ、加熱軟化したフィルム
を、前記減圧ボックスを減圧することにより木型模型の
通気孔を介して吸引して木型模型面に密着させる。しか
る後、フィルムが密着されている木型模型面を減圧でき
る手段が施されている枠で囲い、この枠内に粒度調整さ
れた乾燥砂を振動を加えながら所定量充填すると共に、
枠内に充填されている乾燥砂表面を上記と同様なフィル
ムで覆う。そして、前記減圧ボックスを定圧に戻して木
型模型面に密着しているフィルムの密着を解き、更に、
減圧できる手段が施されている枠を介して枠内を吸引減
圧して乾燥砂を硬化させ、その後、前記木型模型を乾燥
砂から取り去ることにより、残った乾燥砂表面に木型模
型と同様な成型面が形成された下側鋳型が製作される。
この下側鋳型と、上記と同様にして作られた上側鋳型と
を合わせ、内部に形成された空間(成型面)内に溶湯を
注湯し、これが硬化したら前記枠内を常圧に戻す。枠内
を常圧に戻すと前記乾燥砂は流動状態に戻りこれを回収
することにより、鋳造品としての製品が完成する。そし
て、前記木型模型は、再度減圧真空鋳造法に繰返し使用
され前記と同様な鋳造品を大量に製造するものである。
尚、回収された乾燥砂は、冷却されて再使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
減圧真空鋳造法には木型模型を使用しているため、次の
ような種々の問題点が合った。即ち、木型模型は木型部
品を組み合わせて一体にした構造品であるため、木型部
品の組立て合わせ面、及び木目が木型模型を乾燥砂から
抜く時に上記したフィルムを破損させてしまう。又、木
型模型を繰返し使用していると経年劣化(摩耗,破損,
乾燥,吸湿による寸法変化)による鋳造品の寸法不良が
生じ、鋳型の作り直しや鋳造品の手直し加工が必要であ
る。更に、減圧真空鋳造法に使用される木型模型は、フ
ィルムを密着させる必要があるため減圧通気孔を加工し
なければならないが、従来、この減圧通気孔の加工は全
て手作業で行っており、大幅な時間を要していた。又、
木型模型は1個ずつ手作りのため、多数個の木型模型を
製作する場合には、その製作費が膨大なものに成ってし
まう。
【0006】本発明は上述の点に鑑みなされたもの、そ
の目的とするところは、減圧真空鋳造法で鋳造品を作る
場合であっても、フィルムを破損させてしまうようなこ
とはないことは勿論、繰返し使用しても経年劣化に至ら
ず、かつ、安価で、減圧通気孔も容易な型が得られる減
圧鋳造用樹脂型の製作方法、並びに樹脂型を用いた減圧
鋳造方法を提供するにあり、又、減圧鋳造用以外に使用
するものであってもフィルムを破損させてしまうような
ことはないことは勿論、繰返し使用しても経年劣化に至
らず、かつ、安価で得られる樹脂型の製作方法、並びに
樹脂型を用いた自硬性、及び生型鋳造方法を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は原型の一方の形
成面を遮蔽膜で覆うと共に、この遮蔽膜を減圧吸引する
ことによって該遮蔽膜を前記原型に密着させ、該遮蔽膜
が原型に密着した状態でその周囲を囲んでいる枠内の遮
蔽膜上に粒子状物体を所定量詰め込み、次に前記枠の上
部を更に別の遮蔽膜で覆い、その後、前記原型に密着し
た状態の遮蔽膜を常圧に戻して遮蔽膜の密着を解き、更
に前記粒子状物体内を減圧してその状態を維持し、この
状態で前記原型を粒子状物体から脱型し、脱型されて成
型面を形成している前記粒子状物体を反転させて成型面
を上向きとすると共に、該成型面内に芯とこれを覆う外
被から成る2重中実物体を所定数設け、しかる後、前記
粒子状物体の成型面内に樹脂を注入して硬化させ、か
つ、前記2重中実物体の芯を抜き取って貫通孔を形成
し、その後、前記粒子状物体内を常圧に戻して粒子状物
体を崩壊させて原型と同一形状の型を製作する減圧鋳造
用樹脂型の製作方法、及びこの方法で製作された樹脂型
を複数個減圧ボックス上に載置させると共に、これら複
数個の樹脂型表面を遮蔽膜で覆い、前記減圧ボックスを
減圧することにより前記遮蔽膜を樹脂型に密着させ、該
遮蔽膜が樹脂型に密着した状態でその周囲を囲んでいる
枠内の遮蔽膜上に粒子状物体を所定量詰め込み、次に前
記枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆い、その後、前記減圧
ボックスを常圧に戻して前記遮蔽膜の樹脂型への密着を
解き、更に前記粒子状物体内を減圧してその状態を維持
し、この状態で前記樹脂型を粒子状物体から脱型して粒
子状物体表面に鋳造物の一方の成型面が形成される鋳型
を製作し、該鋳型と、前記と同様な方法で鋳造物の他方
の成型面が形成される鋳型とを合わせ、これら減圧状態
の両者鋳型の成型面に溶湯を注湯し、これが硬化した
後、前記鋳型を形成している枠内の粒子状物体内を常圧
に戻して粒子状物体を崩壊させ鋳造物を製作する樹脂型
を用いた減圧鋳造方法を1つの特徴とし、更に、原型の
一方の形成面を遮蔽膜で覆うと共に、この遮蔽膜を減圧
吸引することによって該遮蔽膜を前記原型に密着させ、
該遮蔽膜が原型に密着した状態でその周囲を囲んでいる
枠内の遮蔽膜上に粒子状物体を所定量詰め込み、次に前
記枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆い、その後、前記原型
に密着した状態の遮蔽膜を常圧に戻して遮蔽膜の密着を
解き、更に前記粒子状物体内を減圧してその状態を維持
し、この状態で前記原型を粒子状物体から脱型し、脱型
されて成型面を形成している前記粒子状物体を反転させ
て成型面を上向きとし、しかる後、前記粒子状物体の成
型面内に樹脂を注入して硬化させ、その後、前記粒子状
物体内を常圧に戻して粒子状物体を崩壊させて原型と同
一形状の型を製作する樹脂型の製作方法、及びこの方法
で製作された複数個の樹脂型を台上に載置させると共
に、これら複数個の樹脂型の周囲を囲んでいる枠内の樹
脂型上に硬化剤が混合されている粒子状物体を所定量詰
め込んで硬化させ、その後、前記樹脂型を粒子状物体か
ら脱型して粒子状物体表面に鋳造物の一方の成型面が形
成される鋳型を製作し、該鋳型と、前記と同様な方法で
鋳造物の他方の成型面が形成される鋳型とを合わせ、こ
れら両者鋳型の成型面に溶湯を注湯し、これが硬化した
後、前記鋳型を形成している枠内の粒子状物体を崩壊さ
せ鋳造物を製作することを特徴とする樹脂型を用いた自
硬性鋳造方法、及びこの方法で製作された複数個の樹脂
型を台上に載置させると共に、これら複数個の樹脂型の
周囲を囲んでいる枠内の樹脂型上に粘結剤が混合されて
いる粒子状物体を所定量詰め込み、その後、加圧硬化さ
せ前記樹脂型を粒子状物体から脱型して粒子状物体表面
に鋳造物の一方の成型面が形成される鋳型を製作し、該
鋳型と、前記と同様な方法で鋳造物の他方の成型面が形
成される鋳型とを合わせ、これら両者鋳型の成型面に溶
湯を注湯し、これが硬化した後、前記鋳型を形成してい
る枠内の粒子状物体を崩壊させ鋳造物を製作する樹脂型
を用いた生型鋳造方法をもう1つの特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、上記の如くの樹脂模型を用いて減
圧鋳造方法により鋳造物を作ることにより、この樹脂摸
型は継目のない一体構造で、且つ、表面滑性があるため
減圧鋳造方法を行う際に使用するフィルムの破損はない
し、樹脂模型であるため経年劣化(摩耗,破損,乾燥,
吸湿による寸法変化)のない半永久的な耐久性があり、
鋳造品の寸法が安定するので、鋳型の作り直しや鋳造品
の手直し加工を必要としない。又、粒子状物体の成型面
内に芯とこれを覆う外被から成る2重中実物体を所定数
設けた後、前記粒子状物体の成型面内に樹脂を注入して
硬化させ、しかる後、前記2重中実物体の芯を抜き取っ
て貫通孔(通気孔)を形成しているため、樹脂模型がで
き上がった状態では通気孔が形成されており、手作業に
よる通気孔の加工が不要である。更に、原型である樹脂
模型を鋳型で転写複製するため、多数個の樹脂模型が正
確、かつ、安価に製作できる。しかも、これらは減圧鋳
造方法により鋳造物を作るだけではなく、自硬性鋳造方
法、及び生型鋳造方法で鋳造物を作る場合であっても同
様である。
【0009】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。
【0010】図1乃至図11に本発明の鋳造用樹脂型の
製造方法の一実施例を示す。
【0011】本実施例の鋳造用樹脂型の製造方法は、先
ず図1に示すごとく、最終製品である鋳造品の上半分と
略同一形状を成し、かつ、通気孔(貫通孔)2が明けら
れた原型(木型)1の片面にスペーサ3を挿入して、こ
れを原型取付け板4に固定して減圧ボックス5に組み立
てておく。上記スペーサ3は原型1の下部の形を作るた
めに挿入しているものである。原型取付け板4と減圧ボ
ックス5との合わせ目はゴム板6によってシールされ、
減圧ボックス5には内部を真空引きするための真空排気
手段(図示せず)と接続される減圧用ホースを継ぐ減圧
口7が設けられている。次に、このような状態の原型1
の上面を、図2に示すごとく加熱源8を備えている遮蔽
膜9、例えば濡れ性が良く本実施例で製作される樹脂型
に適合するエチレン酢酸ビニール共合樹脂フィルムを加
熱源8によって加熱伸長させることにより包み込むよう
に気密を保って覆うと共に、真空排気手段(図示せず)
と接続される減圧用ホースを減圧口7に継いで減圧ボッ
クス5を減圧する。これによって、遮蔽膜9は通気孔2
を通して空気が吸引されることにより9a,9bの如く
変化して原型1に密着する。尚、この遮蔽膜9は、原型
1が複雑な形状のもの、段差がおおきく凹部の深い絞り
の大きいものについては周囲温度、加熱源8の加熱時間
によって異なり、又、遮蔽膜9の伸長特性によっても大
きく異なるので、原型1に合致する条件の遮蔽膜9を選
択することが重要である。
【0012】次に、原型1に遮蔽膜9が9bの如く密着
した状態で、図3、及び図4に示すように、遮蔽膜9b
の上部に枠10を載せ、その枠10内に粒子状物体(硅
砂,樹脂ビーズ,ガラスビーズ,天然砂等)11を振動
を加えて詰め込む。粒子状物体11は、後に注入する樹
脂の硬化特性の温度が常温硬化で30゜C前後に工夫さ
れているから、それに見合ったものを選定することが重
要である。又、枠10内に詰め込まれた粒子状物体11
は、内部を密にする狙いから振動を加えているが、突
棒,突板等を使用して行っても良い。一方、枠10には
内部四方に貫通する減圧口12が設けられ、しかも、粒
子状物体11に接触する枠10の内面には網13を介し
て各所に内部減圧通気孔14が設けられている。そし
て、上記枠10の上部を更に上述と同様な他の遮蔽膜1
5で覆い、この状態で減圧ボックス5内部を常圧に戻す
とともに、減圧口12に減圧用ホースを継ぎ、内部減圧
通気孔14を介して枠10内の粒子状物体11内部を減
圧し、粒子状物体11内部を所定の負圧まで引き続け
る。この状態では枠10内の粒子状物体11が硬化して
いるため、次に、図5に示すごとく、減圧ボックス5に
固定されている原型1を減圧ボックス5と共に粒子状物
体11から取り外す。これにより粒子状物体11には原
型1の成型面16が出来る。この後、成型面16が形成
されている粒子状物体11を負圧を保ったまま枠10と
共に反転し、レベルのでている敷板17に載せる。これ
を示したのが図6である。
【0013】次に、図7、及び図8に示すごとく、でき
上がる樹脂型の通気孔2の必要個所を予め定めておき、
芯とこれを覆う外披からなる2重中実物体21を反転さ
れている粒子状物体11の成型面16に設ける。この2
重中実物体21は、例えば0.9φ の中実ポリビニール
線を用い、さらに2重中実物体21の片側の外披を3〜
4mm切り落して芯部を露出させ、この部分に接着剤を塗
布し成型面16の底部に遮蔽膜9bを通して粒子状物体
11に突差し固定する。接着剤の塗布は、2重中実物体
21内部に樹脂液を浸透させないことと2重中実物体2
1を固定することにある。
【0014】次に、この状態で粒子状物体11の成型面
16内に成型用樹脂を充填するが、この成型用樹脂は、
主剤(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)と硬化剤(変
形ポリアミドアミン)と粒子状バルーンとから成る樹脂
18に、図9に示すごとく充填部材19、例えば合成化
学木材を撹拌機20で混合したものであり、この充填部
材19は樹脂部材の比重より小さく、合成化学木材を約
1cm以上にしたものである。樹脂18と充填部材19を
混合後は必要に応じて真空脱泡して使用する。そして、
上記の樹脂を粒子状物体11の成型面16内に充填する
前に、遮蔽膜9bと樹脂成型物の剥離性を良くするため
に、成型面16に速乾性シリコン樹脂を塗布してスペー
サ3を成型面16に挿入する。このスペーサ3は発泡ウ
レタン,発泡スチロール等樹脂比重より小さいものを使
用する。このような状態の成型面16に図10に示すよ
うに上記の混合樹脂24を注入する。注入した混合樹脂
24は常温硬化型であるが、硬化促進を早めるために外
部より簡易ブロアー等で加熱しても良い。粒子状物体1
1の成型面16内に混合樹脂24を注入した状況を図1
1に示す。上述もした如く、樹脂18は、主剤のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂と硬化剤の変形ポリアミドア
ミンと粒子状バルーン22とから成るが、樹脂液体とし
て遮蔽部材9bにはビスフェノールA型エポキシ樹脂と
変形ポリアミドアミンの混合樹脂液体23が表面張力と
して作用し、遮蔽膜9bの表面に一定の層を形成し、こ
れが製作される樹脂型の表面に光沢と平滑性をもたらし
める。
【0015】成型面16に上記の混合樹脂24を注入
し、この混合樹脂24が硬化した後は、上記2重中実物
体21の芯を抜き取って硬化した樹脂型を貫通する通気
孔25aを形成する。その後、粒子状物体11内の減圧を
止めて粒子状物体11内を常圧に戻すと、粒子状物体1
1が崩壊し、鋳造品の上半分と略同一形状を成し原型と
同一形状の樹脂型25が残り、通気孔25aを有する樹
脂型25が製作される。この樹脂型25を図12に示
す。尚、崩壊した粒子状物体11は回収して再使用す
る。
【0016】上記のような工程で複数の樹脂型25を、
例えば図13に示すように4個製作する。
【0017】次に、この通気孔25aを有する樹脂型2
5を用いて鋳造物を作る減圧真空鋳造方法について図1
4乃至図20を用いて説明する。
【0018】上記の方法で製作された4個の樹脂型25
を、図14、及び図15に示すごとく、樹脂型取付け板
26aに固定し減圧鋳造用減圧ボックス26に組み立て
ておく。樹脂型取付け板26aと減圧鋳造用減圧ボック
ス26との合わせ目はゴム板28によりシールされてい
る。一方、減圧鋳造用減圧ボックス26には、内部を真
空引きするための真空排気手段(図示せず)と接続され
る減圧用ホースを継ぐ減圧口27が設けられている。
【0019】次に、このような状態の4個の樹脂型25
の上面を、図16に示すごとく加熱源(ヒータ)28を
備えているフィルム29、例えば伸び率が大きく、か
つ、塑性変形率の高いプラスチックの薄いフィルム29
をヒータ28によって加熱伸長させることによって包み
込むように気密を保って覆うと共に、真空排気手段と接
続される減圧用ホースを減圧口27に継いで減圧鋳造用
減圧ボックス26内を減圧する。これによって、樹脂型
25の通気孔25aとを通して空気が吸引されることに
よりフィルム29が29a,29bの如く変化して樹脂
型25の表面に密着する。
【0020】樹脂型25にフィルム29が29bの如く
密着した状態で、図17に示すように、各樹脂型25間
を溶湯の通り路と成る陶管35で連絡する。そのあと、
樹脂型25に密着したフィルム29bの上部に枠30を
載せ、その枠30内に粒子状物体(粒度調整された乾燥
砂)31を振動を加えながら充填する。一方、枠30に
は内部四方に貫通する減圧口32が設けられ、しかも、
粒子状物体31に接触する枠30の内面には網33を介
して各所に内部減圧通気孔34が設けられている。そし
て、上記枠30の上部を、図18に示すように、更に上
述と同様なフィルム36で覆い、この状態で減圧鋳造用
減圧ボックス26内部を常圧に戻すと共に、減圧口32
に減圧用ホースを継ぎ、内部減圧通気孔34を介して枠
30内の粒子状物体31内部を減圧し、粒子状物体31
内部を所定の負圧まで引き続ける。
【0021】このようにすることにより、枠30内の粒
子状物体31が硬化するので、次に、図18に示すごと
く、減圧鋳造用減圧ボックス26に固定されている樹脂
型25を減圧鋳造用減圧ボックス26と共に粒子状物体
31から取り外す。これにより、粒子状物体31に樹脂
型25の成型面が形成されている鋳型ができる。この鋳
型が鋳造物を作るときの下型と成る。
【0022】次に、図1乃至図11に示したのと同様な
工程で最終製品である鋳造品の下半分と略同一形状の樹
脂型を製作し、この樹脂型を用いて図14乃至図20に
示したのと同様な工程で鋳造物を作るときの上型と成る
鋳型を作る。
【0023】この上型と下型を図19に示すように、枠
30内の粒子状物体31を減圧真空を保ちながら合わせ
る。そして、上型と下型を合わせることにより形成され
る空間内に陶管35を介して溶湯を注湯する。その後、
前記空間内の溶湯が硬化したら枠30内の粒子状物体3
1を常圧に戻すことにより、図20に示すように、粒子
状物体31が崩壊し最終製品である鋳造物37が残る。
最終的に出来上がった4個の鋳造物37を図21に示
す。
【0024】次に、樹脂型を用いた自硬性鋳造方法につ
いて図22乃至図30を用いて説明する。先ず図1から
図12で示した工程で製作された鋳造品の上半分と同一
形状の樹脂型(ただし、本実施例での樹脂型は、減圧鋳
造方法で作られるものでないため図7、及び図8に示す
2重中実物体21で通気孔25aを加工する工程はな
い)40を、図22、及び図23に示すごとく4個樹脂
型受けボックス41に載置する。この樹脂型受けボック
ス41に載置された樹脂型40上に粒子状物体を詰め込
むが、本実施例の粒子状物体は、図24に示すように砂
(例えば、硅砂等)43と硬化剤(例えば、水ガラス,フ
ェノール)44とを混練機42で混合したものを使用す
る。
【0025】混練機42で混合した砂43と硬化剤44
とから成る粒子状物体45を図25に示すように、樹脂
型受けボックス41に載置された樹脂型40上の金枠4
7内に詰め込む。尚、金枠47内に粒子状物体45を詰
め込む前には、4個の樹脂型は陶管48で連絡されてい
る。樹脂型40上の金枠47内に粒子状物体45を詰め
込んだ後は、粒子状物体45の表面を加圧機46で叩く
ことにより、上記硬化剤44の作用により粒子状物体4
5が堅く硬化する。この状態を示したのが図26であ
る。
【0026】粒子状物体45が硬化した後は、図27に
示すごとく樹脂型受けボックス41に載置されている樹
脂型40を粒子状物体45から取り外す。これにより、
粒子状物体45の表面には樹脂型40と同様な成型面4
9が形成され、これが鋳型、即ち鋳造物を作るときの下
型と成る。
【0027】次に、図1乃至図11に示したのと同様な
工程で最終製品である鋳造品の下半分と略同一形状の樹
脂型を製作し、この樹脂型を用いて図22乃至図27に
示したのと同様な工程で鋳造物を作るときの上型と成る
鋳型を作る。
【0028】この上型と下型を図28に示すように合わ
せ、そして、上型と下型を合わせることにより形成され
る空間50内に陶管48を介して溶湯を注湯する。その
後、前記空間50内の溶湯が硬化したら、上型と下型を
合わせた状態のものを図29に示すように金枠受け53
上に載せ、この金枠受け53を弾性部材(例えば、バ
ネ)52を介して鋳砂解体機51で振動させる。これに
より、枠47内の粒子状物体45が崩壊して鋳砂解体機
51内に落下し、最終製品である鋳造物54が残る。本
実施例の自硬性鋳造方法により最終的に出来上がった4
個の鋳造物54を図30に示す。
【0029】次に、樹脂型を用いた生型鋳造方法につい
て図31乃至図37を用いて説明する。先ず図1から図
12で示した工程で製作された鋳造品の上半分と同一形
状の樹脂型(ただし、本実施例での樹脂型は、減圧鋳造
方法で作られるものでないため図7、及び図8に示す2
重中実物体21で通気孔25aを加工する工程はない)
60を図31に示すように、生型受けボックス61上に
載置する。この生型受けボックス61上に載置された樹
脂型60上に粒子状物体を詰め込むが、本実施例の粒子
状物体は、図32に示すように硅砂63と粘結剤(水,
ハチミツ,粘土,デントナイト等)62とを混練機64
で撹拌混合したものを使用する。
【0030】混練機64で撹拌混合した硅砂63と粘結
剤62とから成る粒子状物体65を、図33に示すよう
に、生型受けボックス61上に載置された樹脂型60上
の金枠66内に詰め込む。樹脂型60上の金枠66内に
粒子状物体65を詰め込んだ後は、生型受けボックス6
1上に載置された状態で、図34に示すように加圧機6
7に載せる。そして、加圧機67のシリンダー68を振
動させることにより、粒子状物体65を加圧圧縮して固
める。
【0031】粒子状物体65が硬化した後は、図35に
示すごとく生型受けボックス61上に載置されている樹
脂型60を粒子状物体65から取り外す。これにより、
粒子状物体65の表面には樹脂型60と同様な成型面6
9が形成され、これが鋳型、即ち鋳造物を作るときの下
型と成る。
【0032】次に、図1乃至図11に示したのと同様な
工程で最終製品である鋳造品の下半分と略同一形状の樹
脂型を製作し、この樹脂型を用いて図31乃至図35に
示したのと同様な工程で鋳造物を作るときの上型と成る
鋳型を作る。
【0033】この上型と下型を図36に示すように合わ
せ、そして、上型と下型を合わせることにより形成され
る空間71内に陶管75を介して溶湯を注湯する。その
後、前記空間71内の溶湯が硬化したら、上型と下型を
合わせた状態のものを図37に示すように金枠受け73
上に載せ、この金枠受け73を弾性部材(例えば、バ
ネ)を介して鋳砂解体機72で振動させる。これによ
り、枠66内の粒子状物体65が崩壊して鋳砂解体機7
2内に落下し、最終製品である鋳造物74が残る。本実
施例の生型鋳造方法により最終的に出来上がった鋳造物
74を図38に示す。尚、生型鋳造方法では、1個の鋳
造物を作る工程について説明したが、複数個の鋳造物を
同時に作ることも可能である。
【0034】以上、種々実施例を説明したが、樹脂型を
用いて減圧真空鋳造法,自硬性鋳造法,生型鋳造法のい
ずれの鋳造法を用いて鋳造物を作る場合であっても、フ
ィルムを破損させてしまうことはないし、繰返し使用し
ても経年劣化に至らず、かつ、経済的にも有利なものと
することができる。また、原型を1個製作することによ
って品質の良好な多数個の樹脂型を簡単に作ることがで
きるし、しかも、粒子状物体は殆ど回収可能であるため
工程短縮と原価低減できる。更に、減圧真空鋳造法に使
用するため必要な貫通孔を、従来は型に手作業によって
あけていたが、芯とこれを覆う外被からなる2重中実物
体を成型面に設けて、ここに樹脂を注入硬化させた後、
上記芯を引き抜くことにより貫通孔が簡単にできる。ま
た、樹脂の硬化反応は、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂と変性ポリアミドアミンの硬化反応によって硬化する
もので、樹脂容積が大きくなると熱変形を生じる。この
影響を少なくするには、樹脂分をできるだけ少量化,分
散化することで効果を上げるが、本実施例では充填部材
を混合することで、上記効果を上げている。この充填部
材は樹脂より小さい比重のもので、混合されることによ
って樹脂中に浮遊した状態で硬化し一体化することか
ら、樹脂量が少なくなり、かつ、軽く均一な樹脂型を作
ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した本発明の樹脂型の製作方
法、並びに樹脂型を用いた減圧鋳造方法によれば、樹脂
型は継目のない一体構造で、かつ、表面滑性があるため
減圧鋳造方法を行う際に使用するフィルムの破損はない
し、樹脂型であるため経年劣化(摩耗,破損,乾燥,吸
湿による寸法変化)のない半永久的な耐久性があり、鋳
造品の寸法が安定するので、鋳型の作り直しや鋳造品の
手直し加工を必要としない。また、粒子状物体の成型面
内に芯とこれを覆う外被からなる2重中実物体を所定数
設けた後、前記粒子状物体の成型面内に樹脂を注入して
硬化させ、しかる後、前記2重中実物体の芯を抜き取っ
て貫通孔を形成しているため、樹脂型が出来上がった状
態では貫通孔が形成されており、手作業による貫通孔の
加工が不要である。更に、樹脂型を鋳型で転写複製する
ため、多数個の樹脂型が正確、かつ、安価に製作でき
る。しかも、これらは自硬性鋳造方法、及び生型鋳造方
法であっても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】原型(木型)を減圧ボックス上に載せた状態を
示す断面図である。
【図2】減圧ボックス上に載せた原型に遮蔽膜を密着し
た状態を一部断面して示す図である。
【図3】遮蔽膜を密着した原型上の枠内に粒子状物体を
詰め込んでいる状態を示す断面図である。
【図4】図3を一部断面して示す斜視図である。
【図5】硬化した粒子状物体から減圧ボックス上に載せ
た原型を取り外している状態を示す断面図である。
【図6】図5の粒子状物体を負圧を保ったまま枠と共に
反転させて敷板に載せた状態を一部断面して示す斜視図
である。
【図7】粒子状物体の成型面に2重中実物体を設けた状
態を示す断面図である。
【図8】図7を一部断面して示す斜視図である。
【図9】樹脂と充填部剤とを撹拌器で撹拌している状態
を示す斜視図である。
【図10】図9で撹拌混合された成型用樹脂を図7、及
び図8に示した状態の粒子状物体の成型面に注入してい
る状態を示す斜視図である。
【図11】粒子状物体の成型面内に注入されている成型
用樹脂の状況を示す詳細断面図である。
【図12】本実施例により製作された樹脂型を示す斜視
図である。
【図13】本実施例により製作された4個の樹脂型を示
す斜視図である。
【図14】上記の如く製作された4個の樹脂型を減圧鋳
造用減圧ボックス上に載せた状態を示す斜視図である。
【図15】図14の断面図である。
【図16】減圧鋳造用減圧ボックス上に載せた4個の樹
脂型に遮蔽膜を密着した状態を一部断面して示す図であ
る。
【図17】遮蔽膜を密着した4個の樹脂型上の枠内に粒
子状物体を詰め込んでいる状態を示す断面図である。
【図18】硬化した粒子状物体から減圧鋳造用減圧ボッ
クス上に載せた4個の樹脂型を取り外している状態を示
す断面図である。
【図19】粒子状物体が減圧されたままの状態の上型と
下型を合わせ、両者の空間に溶湯を注入している状態を
示す断面図である。
【図20】粒子状物体の減圧を解き、この粒子状物体を
崩壊させている状態を示す図である。
【図21】本実施例の減圧鋳造方法で製作された鋳造品
を示す斜視図である。
【図22】図13に示した4個の樹脂型を樹脂型受けボ
ックス上に載せた状態を示す斜視図である。
【図23】図22の断面図である。
【図24】樹脂と硬化剤とを混練機で混合して粒子状物
体を製作している状態を示す断面図である。
【図25】図24で示した粒子状物体を、樹脂型受けボ
ックスに載置されている樹脂型上の金枠内に詰め込み硬
化させている状態を示す断面図である。
【図26】粒子状物体が硬化した状態を示す断面図であ
る。
【図27】硬化した粒子状物体から樹脂型受けボックス
上に載せた4個の樹脂型を取り外している状態を示す断
面図である。
【図28】粒子状物体が減圧されたままの状態の上型と
下型を合わせ、両者の空間に溶湯を注入している状態を
示す断面図である。
【図29】粒子状物体の硬化を解き、この粒子状物体を
崩壊させている状態を示す図である。
【図30】本実施例の自硬性鋳造方法で製作された鋳造
品を示す斜視図である。
【図31】図12に示した樹脂型を樹脂型受けボックス
上に載せた状態を示す斜視図である。
【図32】樹脂と粘結剤とを混練機で混合して粒子状物
体を製作している状態を示す断面図である。
【図33】図32で示した粒子状物体を、樹脂型受けボ
ックスに載置されている樹脂型上の金枠内に詰め込んで
いる状態を示す断面図である。
【図34】粒子状物体を加圧機で加圧して硬化させてい
る状態を示す断面図である。
【図35】硬化した粒子状物体から樹脂型受けボックス
上に載せた樹脂型を取り外している状態を示す断面図で
ある。
【図36】粒子状物体が減圧されたままの状態の上型と
下型を合わせ、両者の空間に溶湯を注入している状態を
示す断面図である。
【図37】粒子状物体の硬化を解き、この粒子状物体を
崩壊させている状態を示す図である。
【図38】本実施例の生型鋳造方法で製作された鋳造品
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…原型、2,25a…通気孔、3…スペーサ、4…原
型取付け板、5…減圧ボックス、7,12,27,32
…減圧口、8、28…加熱源、9,9a,9b,15…
遮蔽膜、10,30…枠、11,31,45,65…粒
子状物体、13,33…網、14,34…内部減圧通気
孔、16,44,69…成型面、18…樹脂、19…充
填部材、20…撹拌機、21…2重中実物体、22…粒
子状バルーン、23…混合樹脂液体、24…混合樹脂、
25,40,60…樹脂型、26…減圧鋳造用減圧ボッ
クス、26a…樹脂型取付け板、29,29a,29
b,36…フィルム、35,48,75…陶管、37,
54,74…鋳造物、41…樹脂型受けボックス、4
2,64…混練機、43…砂、44…硬化剤、46,6
7…加圧機、47,66…金枠、50,71…空間、5
1,72…鋳砂解体機、52…弾性部材、53,73…
金枠受け、61…生型受けボックス、62…粘結剤、6
3…硅砂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−87521(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 5/00 - 25/00 H02K 5/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原型の一方の形成面を遮蔽膜で覆うと共
    に、この遮蔽膜を減圧吸引することによって該遮蔽膜を
    前記原型に密着させ、該遮蔽膜が原型に密着した状態で
    その周囲を囲んでいる枠内の遮蔽膜上に粒子状物体を所
    定量詰め込み、次に前記枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆
    い、その後、前記原型に密着した状態の遮蔽膜を常圧に
    戻して遮蔽膜の密着を解き、更に、前記粒子状物体内を
    減圧してその状態を維持し、この状態で前記原型を粒子
    状物体から脱型し、脱型されて成型面を形成している前
    記粒子状物体を反転させて成型面を上向きとすると共
    に、該成型面内に芯とこれを覆う外被から成る2重中実
    物体を所定数設け、しかる後、前記粒子状物体の成型面
    内に樹脂を注入して硬化させ、かつ、前記2重中実物体
    の芯を抜き取って貫通孔を形成し、その後、前記粒子状
    物体内を常圧に戻して粒子状物体を崩壊させて原型と同
    一形状の型を製作することを特徴とする減圧鋳造用樹脂
    型の製作方法。
  2. 【請求項2】請求項記載の方法で製作された樹脂型を
    複数個減圧ボックス上に載置させると共に、これら複数
    個の樹脂型表面を遮蔽膜で覆い、前記減圧ボックスを減
    圧することにより前記遮蔽膜を樹脂型に密着させ、該遮
    蔽膜が樹脂型に密着した状態でその周囲を囲んでいる枠
    内の遮蔽膜上に粒子状物体を所定量詰め込み、次に前記
    枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆い、その後、前記減圧ボ
    ックスを常圧に戻して前記遮蔽膜の樹脂型への密着を解
    き、更に、前記粒子状物体内を減圧してその状態を維持
    し、この状態で前記樹脂型を粒子状物体から脱型して粒
    子状物体表面に鋳造物の一方の成型面が形成される鋳型
    を製作し、該鋳型と、前記と同様な方法で鋳造物の他方
    の成型面が形成される鋳型とを合わせ、これら減圧状態
    の両者鋳型の成型面に溶湯を注湯し、これが硬化した
    後、前記鋳型を形成している枠内の粒子状物体を常圧に
    戻して粒子状物体を崩壊させ鋳造物を製作することを特
    徴とする樹脂型を用いた減圧鋳造方法。
  3. 【請求項3】原型の一方の形成面を遮蔽膜で覆うと共
    に、この遮蔽膜を減圧吸引することに よって該遮蔽膜を
    前記原型に密着させ、該遮蔽膜が原型に密着した状態で
    その周囲を囲んでいる枠内の遮蔽膜上に粒子状物体を所
    定量詰め込み、次に前記枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆
    い、その後、前記原型に密着した状態の遮蔽膜を常圧に
    戻して遮蔽膜の密着を解き、更に、前記粒子状物体内を
    減圧してその状態を維持し、この状態で前記原型を粒子
    状物体から脱型し、脱型されて成型面を形成している前
    記粒子状物体を反転させて成型面を上向きとし、しかる
    後、前記粒子状物体の成型面内に樹脂を注入して硬化さ
    せ、その後、前記粒子状物体内を常圧に戻して粒子状物
    体を崩壊させて原型と同一形状の樹脂型を製作し、この
    同一形状の樹脂型を複数個製作し、この製作された複数
    個の樹脂型を台上に載置させると共に、これら複数個の
    樹脂型の周囲を囲んでいる枠内の樹脂型上に硬化剤が混
    合されている粒子状物体を所定量詰め込んで硬化させ、
    その後、前記樹脂型を粒子状物体から脱型して粒子状物
    体表面に鋳造物の一方の成型面が形成される鋳型を製作
    し、該鋳型と、前記と同様な方法で鋳造物の他方の成型
    面が形成される鋳型とを合わせ、これら両者鋳型の成型
    面に溶湯を注湯し、これが硬化した後、前記鋳型を形成
    している枠内の粒子状物体を崩壊させ鋳造物を製作する
    ことを特徴とする樹脂型を用いた自硬性鋳造方法。
  4. 【請求項4】原型の一方の形成面を遮蔽膜で覆うと共
    に、この遮蔽膜を減圧吸引することによって該遮蔽膜を
    前記原型に密着させ、該遮蔽膜が原型に密着した状態で
    その周囲を囲んでいる枠内の遮蔽膜上に粒子状物体を所
    定量詰め込み、次に前記枠の上部を更に別の遮蔽膜で覆
    い、その後、前記原型に密着した状態の遮蔽膜を常圧に
    戻して遮蔽膜の密着を解き、更に、前記粒子状物体内を
    減圧してその状態を維持し、この状態で前記原型を粒子
    状物体から脱型し、脱型されて成型面を形成している前
    記粒子状物体を反転させて成型面を上向きとし、しかる
    後、前記粒子状物体の成型面内に樹脂を注入して硬化さ
    せ、その後、前記粒子状物体内を常圧に戻して粒子状物
    体を崩壊させて原型と同一形状の樹脂型を製作し、この
    同一形状の樹脂型を複数個製作し、この製作された複数
    個の樹脂型を台上に載置させると共に、これら複数個の
    樹脂型の周囲を囲んでいる枠内の樹脂型上に粘結剤が混
    合されている粒子状物体を所定量詰め込み、その後、加
    圧硬化させ前記樹脂型を粒子状物体から脱型して粒子状
    物体表面に鋳造物の一方の成型面が形成される鋳型を製
    作し、該鋳型と、前記と同様な方法で鋳造物の他方の成
    型面が形成される鋳型とを合わせ、これら両者鋳型の成
    型面に溶湯を注湯し、これが硬化した後、前記鋳型を形
    成している枠内の粒子状物体を崩壊させ鋳造物を製作す
    ることを特徴とする樹脂型を用いた生型鋳造方法。
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