JP3144110B2 - 浮上型磁気ヘッド - Google Patents
浮上型磁気ヘッドInfo
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクへの記録
及び再生を行うための浮上型の磁気ヘッドに関する。
及び再生を行うための浮上型の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】浮上型磁気ヘッドとして、そのスライダ
の浮上面側にレール部を有しておらず、ほぼ全面が平面
状となっている小型磁気ヘッドがある(特開昭64−8
4486号公報参照)。
の浮上面側にレール部を有しておらず、ほぼ全面が平面
状となっている小型磁気ヘッドがある(特開昭64−8
4486号公報参照)。
【0003】図10は、この種の従来の小型磁気ヘッド
の斜視図である。
の斜視図である。
【0004】同図に示すように、スライダ100の後側
端面100a部には、薄膜の読み書き変換素子101が
形成されており、スライダ100の浮上面(以下ABS
面と称する)102はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ100のABS面102の前側端縁部102a
及び後側端縁部102bは、コンタクトスタート時にお
ける磁気ディスク表面との引掛かりをなくすために弧状
に丸く形成されている。図示の例では、ABS面102
の左右端縁部102c及び102dも弧状となってい
る。
端面100a部には、薄膜の読み書き変換素子101が
形成されており、スライダ100の浮上面(以下ABS
面と称する)102はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ100のABS面102の前側端縁部102a
及び後側端縁部102bは、コンタクトスタート時にお
ける磁気ディスク表面との引掛かりをなくすために弧状
に丸く形成されている。図示の例では、ABS面102
の左右端縁部102c及び102dも弧状となってい
る。
【0005】なお、本明細書において、前側、後側、左
右とは、磁気ヘッドの磁気ディスクに対する相対的走行
方向に関する前側、後側、左右をそれぞれ意味してい
る。
右とは、磁気ヘッドの磁気ディスクに対する相対的走行
方向に関する前側、後側、左右をそれぞれ意味してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の小型磁気ヘッドにおいてABS面102の端
縁部を常に一定した弧形状に仕上げるためには、特殊な
技術を必要とし、これが製造コストの低減化を妨げる1
つの原因となっていた。
うな構成の小型磁気ヘッドにおいてABS面102の端
縁部を常に一定した弧形状に仕上げるためには、特殊な
技術を必要とし、これが製造コストの低減化を妨げる1
つの原因となっていた。
【0007】従って本発明は、従来技術の上述の問題点
を解決するものであり、通常の簡単な製造技術を用いて
形成することができしかも従来技術における弧状の端縁
部と同等の機能を有する浮上型磁気ヘッドを提供するも
のである。
を解決するものであり、通常の簡単な製造技術を用いて
形成することができしかも従来技術における弧状の端縁
部と同等の機能を有する浮上型磁気ヘッドを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スライ
ダを備えた浮上型磁気ヘッドが、スライダのほぼ全幅に
渡って浮上面(ABS面)が形成されており、この浮上
面はその端縁部を除くほぼ全面が平面に形成されてお
り、浮上面の少なくとも前側端縁部にこの浮上面と段差
を有する肩部を備えており、この前側端縁部の両角部に
おける肩部の段差の平面形状が円弧形状となっている。
ダを備えた浮上型磁気ヘッドが、スライダのほぼ全幅に
渡って浮上面(ABS面)が形成されており、この浮上
面はその端縁部を除くほぼ全面が平面に形成されてお
り、浮上面の少なくとも前側端縁部にこの浮上面と段差
を有する肩部を備えており、この前側端縁部の両角部に
おける肩部の段差の平面形状が円弧形状となっている。
【0009】スライダのABS面の後側端縁も両角部に
おける段差の平面形状が円弧形状となっていることが好
ましい。
おける段差の平面形状が円弧形状となっていることが好
ましい。
【0010】また、スライダのABS面の全ての端縁部
にこのABS面と段差を有する肩部を備えていてもよ
い。
にこのABS面と段差を有する肩部を備えていてもよ
い。
【0011】スライダのABS面の前側端縁部に設けら
れた上述の肩部の段差の平面形状が、磁気ヘッドにスキ
ュー角の影響を打ち消す力を作用させるような左右非対
称の形状を有していることも好ましい。
れた上述の肩部の段差の平面形状が、磁気ヘッドにスキ
ュー角の影響を打ち消す力を作用させるような左右非対
称の形状を有していることも好ましい。
【0012】スライダのABS面に左右方向に横断する
横溝を有することもある。
横溝を有することもある。
【0013】
【作用】スライダのほぼ全幅に渡ってABS面が形成さ
れており、このABS面はその端縁部を除くほぼ全面が
平面に形成されており、そのABS面の少なくとも前側
端縁部にその両角部における段差の平面形状が円弧形状
となるような肩部を設けることは、イオンミリング加工
等の一般的な製造技術で実施可能であり、特別の技術を
必要としない。しかも、これによって従来の弧状の端縁
部と同様に、コンタクトスタート時における磁気ディス
ク表面との引掛かりが最小限に抑えられる。
れており、このABS面はその端縁部を除くほぼ全面が
平面に形成されており、そのABS面の少なくとも前側
端縁部にその両角部における段差の平面形状が円弧形状
となるような肩部を設けることは、イオンミリング加工
等の一般的な製造技術で実施可能であり、特別の技術を
必要としない。しかも、これによって従来の弧状の端縁
部と同様に、コンタクトスタート時における磁気ディス
ク表面との引掛かりが最小限に抑えられる。
【0014】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の浮上型磁気ヘッドの一実施
例をABS面側が見えるように表した斜視図であり、図
2は図1のII−II線断面図である。
例をABS面側が見えるように表した斜視図であり、図
2は図1のII−II線断面図である。
【0016】図1に示すように、浮上用スライダ10を
構成するAl2 O3 −TiC等のセラミック構造体の後
側端面10a部には、薄膜の読み書き変換素子11が形
成されており、スライダ10のABS面12はほぼ全面
が平面状となっている。スライダ10のABS面12の
全周の端縁部には、ABS面12より一段低い肩部13
が設けられている。そして、ABS面12の端縁の4つ
の角部14a、14b、14c、及び14dは、その段
差の平面形状が円弧形状となるように加工されている。
構成するAl2 O3 −TiC等のセラミック構造体の後
側端面10a部には、薄膜の読み書き変換素子11が形
成されており、スライダ10のABS面12はほぼ全面
が平面状となっている。スライダ10のABS面12の
全周の端縁部には、ABS面12より一段低い肩部13
が設けられている。そして、ABS面12の端縁の4つ
の角部14a、14b、14c、及び14dは、その段
差の平面形状が円弧形状となるように加工されている。
【0017】ABS面12の端縁部は、実際には図2に
示すように、2段の肩部が形成されている。肩部13は
本発明に関するものであり、その高さ×幅は本実施例で
は約3μm以下×約3μm以下となっている。肩部15
はスライダ10を切り出す際のチッピング防止のために
切り出し工程前に形成された溝に対応するものであり、
その高さ×幅は本実施例では約50μm×約50μmと
なっている。
示すように、2段の肩部が形成されている。肩部13は
本発明に関するものであり、その高さ×幅は本実施例で
は約3μm以下×約3μm以下となっている。肩部15
はスライダ10を切り出す際のチッピング防止のために
切り出し工程前に形成された溝に対応するものであり、
その高さ×幅は本実施例では約50μm×約50μmと
なっている。
【0018】ABS面12の端縁の4つの角部14a、
14b、14c、及び14dにおける段差の平面形状が
円弧形状とされているため、コンタクトスタート時にお
ける磁気ディスク表面との引掛かりが最小限に抑えられ
る。
14b、14c、及び14dにおける段差の平面形状が
円弧形状とされているため、コンタクトスタート時にお
ける磁気ディスク表面との引掛かりが最小限に抑えられ
る。
【0019】次にこの磁気ヘッドの製造方法について説
明する。まず、Al2 O3 −TiC等のセラミック構造
体からなるウエハ上の全面に、薄膜形成技術により多数
の読み書き変換素子をマトリクス状に並べて積層形成す
る。
明する。まず、Al2 O3 −TiC等のセラミック構造
体からなるウエハ上の全面に、薄膜形成技術により多数
の読み書き変換素子をマトリクス状に並べて積層形成す
る。
【0020】次いで、このウエハを薄膜磁気ヘッド列毎
に切断する。これにより、複数の薄膜磁気ヘッドが一列
に並んだバーが得られる。この切断工程時に、前述の段
差15に対応するチッピング防止のための溝が形成され
る。
に切断する。これにより、複数の薄膜磁気ヘッドが一列
に並んだバーが得られる。この切断工程時に、前述の段
差15に対応するチッピング防止のための溝が形成され
る。
【0021】このバー状態の薄膜磁気ヘッド列のABS
面を研磨してスロット高さを調整した後、ABS面側か
ら前述の肩部を溝等の形で形成する。この肩部形成は、
機械加工、イオンミリング、又はエッチングによって行
われる。その後、このバーを切断することにより、個々
の磁気ヘッドが得られ、これを図示しない支持機構に取
り付けて磁気ヘッドアセンブリが得られる。
面を研磨してスロット高さを調整した後、ABS面側か
ら前述の肩部を溝等の形で形成する。この肩部形成は、
機械加工、イオンミリング、又はエッチングによって行
われる。その後、このバーを切断することにより、個々
の磁気ヘッドが得られ、これを図示しない支持機構に取
り付けて磁気ヘッドアセンブリが得られる。
【0022】図3は本発明の浮上型磁気ヘッドの他の実
施例をABS面側が見えるように表した斜視図である。
施例をABS面側が見えるように表した斜視図である。
【0023】同図に示すように、浮上用スライダ30を
構成するセラミック構造体の後側端面30a部には、薄
膜の読み書き変換素子31が形成されており、スライダ
30のABS面32はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ30のABS面32の前側の端縁部32aに
は、ABS面32より一段低い肩部33が設けられてお
り、その前側端縁部32aの両方の角部34a及び34
bにおける段差の平面形状が円弧形状となるように加工
されている。さらに、ABS面32の後側の端縁部32
bの2つの角部34c及び34dには、ABS面32よ
り一段低い肩部35が設けられており、その段差の平面
形状も円弧形状となるように加工されている。
構成するセラミック構造体の後側端面30a部には、薄
膜の読み書き変換素子31が形成されており、スライダ
30のABS面32はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ30のABS面32の前側の端縁部32aに
は、ABS面32より一段低い肩部33が設けられてお
り、その前側端縁部32aの両方の角部34a及び34
bにおける段差の平面形状が円弧形状となるように加工
されている。さらに、ABS面32の後側の端縁部32
bの2つの角部34c及び34dには、ABS面32よ
り一段低い肩部35が設けられており、その段差の平面
形状も円弧形状となるように加工されている。
【0024】本実施例の製造方法及び作用効果は、図1
の実施例におけるものとほぼ同じであるため説明を省略
する。
の実施例におけるものとほぼ同じであるため説明を省略
する。
【0025】図4は本発明の浮上型磁気ヘッドのさらに
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
【0026】同図に示すように、浮上用スライダ40を
構成するセラミック構造体の後側端面40a部には、薄
膜の読み書き変換素子41が形成されており、スライダ
40のABS面42はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ40のABS面42の前側端縁部42aの前方
には、ABS面42より一段低い(約3μm以下の差
の)肩部43が設けられている。この肩部43とABS
面42との段差(即ち、前側端縁42a)の平面形状
は、図6(A)により明確に示されているように、左右
非対称の曲線形状となっており、これにより、磁気ディ
スク表面との間に流入する空気46及び47によって非
対称の力が生じ、これが磁気ヘッドに与えられるので、
スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮上量及び浮
上姿勢が得られる。
構成するセラミック構造体の後側端面40a部には、薄
膜の読み書き変換素子41が形成されており、スライダ
40のABS面42はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ40のABS面42の前側端縁部42aの前方
には、ABS面42より一段低い(約3μm以下の差
の)肩部43が設けられている。この肩部43とABS
面42との段差(即ち、前側端縁42a)の平面形状
は、図6(A)により明確に示されているように、左右
非対称の曲線形状となっており、これにより、磁気ディ
スク表面との間に流入する空気46及び47によって非
対称の力が生じ、これが磁気ヘッドに与えられるので、
スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮上量及び浮
上姿勢が得られる。
【0027】なお、前側端縁部42aの両方の角部44
a及び44bにおける段差の平面形状は円弧形状となる
ように加工されており、さらに、ABS面42の後側の
端縁部42bの2つの角部44c及び44dには、AB
S面42より一段低い肩部45が設けられており、この
肩部45における段差の平面形状も本実施例では円弧形
状に加工されている。
a及び44bにおける段差の平面形状は円弧形状となる
ように加工されており、さらに、ABS面42の後側の
端縁部42bの2つの角部44c及び44dには、AB
S面42より一段低い肩部45が設けられており、この
肩部45における段差の平面形状も本実施例では円弧形
状に加工されている。
【0028】本実施例の製造方法及びその他の作用効果
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
【0029】図5は本発明の浮上型磁気ヘッドのまたさ
らに他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視
図である。
らに他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視
図である。
【0030】同図に示すように、浮上用スライダ50を
構成するセラミック構造体の後側端面50a部には、薄
膜の読み書き変換素子51が形成されており、スライダ
50のABS面52はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ50のABS面52の前側端縁部52aの前方
には、ABS面52より一段低い(約3μm以下の差
の)肩部53が設けられている。この肩部53とABS
面52との段差(即ち、前側端縁52a)の平面形状
は、図6(B)により明確に示されているように、左右
非対称の斜めの直線形状となっており、これにより、磁
気ディスク表面との間に流入する空気56によって非対
称の力が生じ、これが磁気ヘッドに与えられるので、ス
キュー角の影響が打ち消されて安定した浮上量及び浮上
姿勢が得られる。
構成するセラミック構造体の後側端面50a部には、薄
膜の読み書き変換素子51が形成されており、スライダ
50のABS面52はほぼ全面が平面状となっている。
スライダ50のABS面52の前側端縁部52aの前方
には、ABS面52より一段低い(約3μm以下の差
の)肩部53が設けられている。この肩部53とABS
面52との段差(即ち、前側端縁52a)の平面形状
は、図6(B)により明確に示されているように、左右
非対称の斜めの直線形状となっており、これにより、磁
気ディスク表面との間に流入する空気56によって非対
称の力が生じ、これが磁気ヘッドに与えられるので、ス
キュー角の影響が打ち消されて安定した浮上量及び浮上
姿勢が得られる。
【0031】なお、前側端縁部52aの両方の角部54
a及び54bにおける段差の平面形状は円弧形状となる
ように加工されており、さらに、ABS面52の後側の
端縁部52bの2つの角部54c及び54dには、AB
S面52より一段低い肩部55が設けられており、この
肩部55における段差の平面形状も本実施例では円弧形
状に加工されている。
a及び54bにおける段差の平面形状は円弧形状となる
ように加工されており、さらに、ABS面52の後側の
端縁部52bの2つの角部54c及び54dには、AB
S面52より一段低い肩部55が設けられており、この
肩部55における段差の平面形状も本実施例では円弧形
状に加工されている。
【0032】本実施例の製造方法及びその他の作用効果
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
【0033】肩部53′とABS面52′との段差(即
ち、前側端縁52a′)の平面形状は、図6(C)に示
されるように、左右非対称の斜めの折れ曲がり直線形状
としてもよい。これにより、磁気ディスク表面との間に
流入する空気によって非対称の力が生じ、これが磁気ヘ
ッドに与えられるので、スキュー角の影響が打ち消され
て安定した浮上量及び浮上姿勢を得ることができる。
ち、前側端縁52a′)の平面形状は、図6(C)に示
されるように、左右非対称の斜めの折れ曲がり直線形状
としてもよい。これにより、磁気ディスク表面との間に
流入する空気によって非対称の力が生じ、これが磁気ヘ
ッドに与えられるので、スキュー角の影響が打ち消され
て安定した浮上量及び浮上姿勢を得ることができる。
【0034】図7は本発明の浮上型磁気ヘッドのさらに
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
【0035】同図に示すように、浮上用スライダ70を
構成するセラミック構造体の後側端面70a部には、薄
膜の読み書き変換素子71が形成されており、スライダ
70のABS面72は基本的に平面状となっている。ス
ライダ70のABS面72の前側端縁部72aには、A
BS面72より一段低い(約3μm以下の差の)肩部7
3が設けられている。前側端縁部72aの両方の角部7
4a及び74bにおける段差の平面形状は円弧形状とな
るように加工されており、さらに、ABS面72の後側
の端縁部72bの2つの角部74c及び74dには、A
BS面72より一段低い肩部75が設けられており、こ
の肩部75における段差の平面形状も本実施例では円弧
形状に加工されている。
構成するセラミック構造体の後側端面70a部には、薄
膜の読み書き変換素子71が形成されており、スライダ
70のABS面72は基本的に平面状となっている。ス
ライダ70のABS面72の前側端縁部72aには、A
BS面72より一段低い(約3μm以下の差の)肩部7
3が設けられている。前側端縁部72aの両方の角部7
4a及び74bにおける段差の平面形状は円弧形状とな
るように加工されており、さらに、ABS面72の後側
の端縁部72bの2つの角部74c及び74dには、A
BS面72より一段低い肩部75が設けられており、こ
の肩部75における段差の平面形状も本実施例では円弧
形状に加工されている。
【0036】ABS面72には、左右方向に横断する横
溝76が設けられている。一般に、磁気ディスクにおい
てはトラックの外周と内周とでは周速が異なるため、磁
気ヘッドの浮上量は、ディスクの外周側にあるときの方
が内周側にある時よりも大きくなる。しかしながら、本
実施例のように横溝76を設けることにより、溝内に負
圧が発生して浮上力と逆方向に働く力が磁気ヘッドに印
加される。この負圧は、周速が大きくなればより高くな
るため、上述の浮上量の外周と内周とでの差を解消する
こととなり、その結果、磁気ディスク全面で一定した浮
上量を確保することが可能となる。
溝76が設けられている。一般に、磁気ディスクにおい
てはトラックの外周と内周とでは周速が異なるため、磁
気ヘッドの浮上量は、ディスクの外周側にあるときの方
が内周側にある時よりも大きくなる。しかしながら、本
実施例のように横溝76を設けることにより、溝内に負
圧が発生して浮上力と逆方向に働く力が磁気ヘッドに印
加される。この負圧は、周速が大きくなればより高くな
るため、上述の浮上量の外周と内周とでの差を解消する
こととなり、その結果、磁気ディスク全面で一定した浮
上量を確保することが可能となる。
【0037】また、この横溝76を、図9(A)により
明確に示されているように、ABS面72が対向する磁
気ディスクの内周側における幅Winが外周側における幅
Wou t より狭くなるように設定し、左右非対称の直線状
の平面形状とすれば、非対称の力が磁気ヘッドに与えら
れるので、スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮
上量及び浮上姿勢を得ることも可能である。
明確に示されているように、ABS面72が対向する磁
気ディスクの内周側における幅Winが外周側における幅
Wou t より狭くなるように設定し、左右非対称の直線状
の平面形状とすれば、非対称の力が磁気ヘッドに与えら
れるので、スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮
上量及び浮上姿勢を得ることも可能である。
【0038】本実施例の製造方法及びその他の作用効果
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
【0039】図8は本発明の浮上型磁気ヘッドのさらに
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
他の実施例をABS面側が見えるように表した斜視図で
ある。
【0040】同図に示すように、浮上用スライダ80を
構成するセラミック構造体の後側端面80a部には、薄
膜の読み書き変換素子81が形成されており、スライダ
80のABS面82は基本的に平面状となっている。ス
ライダ80のABS面82の前側端縁部82aには、A
BS面82より一段低い(約3μm以下の差の)肩部8
3が設けられている。前側端縁部82aの両方の角部8
4a及び84bにおける段差の平面形状は円弧形状とな
るように加工されており、さらに、ABS面82の後側
の端縁部82bの2つの角部84c及び84dには、A
BS面82より一段低い肩部85が設けられており、こ
の肩部85における段差の平面形状も本実施例では円弧
形状に加工されている。
構成するセラミック構造体の後側端面80a部には、薄
膜の読み書き変換素子81が形成されており、スライダ
80のABS面82は基本的に平面状となっている。ス
ライダ80のABS面82の前側端縁部82aには、A
BS面82より一段低い(約3μm以下の差の)肩部8
3が設けられている。前側端縁部82aの両方の角部8
4a及び84bにおける段差の平面形状は円弧形状とな
るように加工されており、さらに、ABS面82の後側
の端縁部82bの2つの角部84c及び84dには、A
BS面82より一段低い肩部85が設けられており、こ
の肩部85における段差の平面形状も本実施例では円弧
形状に加工されている。
【0041】ABS面82には、左右方向に横断する横
溝86が設けられている。この横溝86によっても、図
7の実施例における横溝76と同様に、浮上量の外周と
内周とでの差を解消することとなり、その結果、磁気デ
ィスク全面で一定した浮上量を確保することが可能とな
る。
溝86が設けられている。この横溝86によっても、図
7の実施例における横溝76と同様に、浮上量の外周と
内周とでの差を解消することとなり、その結果、磁気デ
ィスク全面で一定した浮上量を確保することが可能とな
る。
【0042】また、この横溝86を、図9(B)により
明確に示されているように、ABS面82が対向する磁
気ディスクの内周側における幅Winが外周側における幅
Wou t より狭くなるように設定し、左右非対称の曲線状
の平面形状とすれば、非対称の力が磁気ヘッドに与えら
れるので、スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮
上量及び浮上姿勢を得ることも可能である。
明確に示されているように、ABS面82が対向する磁
気ディスクの内周側における幅Winが外周側における幅
Wou t より狭くなるように設定し、左右非対称の曲線状
の平面形状とすれば、非対称の力が磁気ヘッドに与えら
れるので、スキュー角の影響が打ち消されて安定した浮
上量及び浮上姿勢を得ることも可能である。
【0043】本実施例の製造方法及びその他の作用効果
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
は、図1の実施例におけるものとほぼ同じであるため説
明を省略する。
【0044】ABS面82′に、図9(C)に示されて
いるような形状の横溝86′を設けても同様の作用効果
が得られることは明らかである。
いるような形状の横溝86′を設けても同様の作用効果
が得られることは明らかである。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、スライダのほぼ全幅に渡ってABS面が形成されて
おり、このABS面はその端縁部を除くほぼ全面が平面
に形成されており、そのABS面の少なくとも前側端縁
部にこのABS面と段差を有する肩部を備えており、こ
の前側端縁部の両角部における肩部の段差の平面形状が
円弧形状となっているため、通常の簡単な製造技術を用
いて形成することができしかも従来技術における弧状の
端縁部と同等の機能を有する浮上型磁気ヘッドを提供で
きる。
ば、スライダのほぼ全幅に渡ってABS面が形成されて
おり、このABS面はその端縁部を除くほぼ全面が平面
に形成されており、そのABS面の少なくとも前側端縁
部にこのABS面と段差を有する肩部を備えており、こ
の前側端縁部の両角部における肩部の段差の平面形状が
円弧形状となっているため、通常の簡単な製造技術を用
いて形成することができしかも従来技術における弧状の
端縁部と同等の機能を有する浮上型磁気ヘッドを提供で
きる。
【図1】本発明の浮上型磁気ヘッドの一実施例をABS
面側が見えるように表した斜視図である。
面側が見えるように表した斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の浮上型磁気ヘッドの他の実施例をAB
S面側が見えるように表した斜視図である。
S面側が見えるように表した斜視図である。
【図4】本発明の浮上型磁気ヘッドのさらに他の実施例
をABS面側が見えるように表した斜視図である。
をABS面側が見えるように表した斜視図である。
【図5】本発明の浮上型磁気ヘッドのまたさらに他の実
施例をABS面側が見えるように表した斜視図である。
施例をABS面側が見えるように表した斜視図である。
【図6】図4、図5、又は他の実施例における浮上型磁
気ヘッドをABS面側から見た平面図である。
気ヘッドをABS面側から見た平面図である。
【図7】本発明の浮上型磁気ヘッドの他の実施例をAB
S面側が見えるように表した斜視図である。
S面側が見えるように表した斜視図である。
【図8】本発明の浮上型磁気ヘッドのさらに他の実施例
をABS面側が見えるように表した斜視図である。
をABS面側が見えるように表した斜視図である。
【図9】図7、図8、又は他の実施例における浮上型磁
気ヘッドをABS面側から見た平面図である。
気ヘッドをABS面側から見た平面図である。
【図10】従来の浮上型磁気ヘッドをABS面側が見え
るように表した斜視図である。
るように表した斜視図である。
10、30、40、50、70、80 スライダ 11、31、41、51、71、81 読み書き素子 12、32、42、52、52′、72、82 ABS
面 13、33、35、43、45、53、53′、55、
73、75、83、85 肩部 76、86、86′ 横溝
面 13、33、35、43、45、53、53′、55、
73、75、83、85 肩部 76、86、86′ 横溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/60 G11B 21/21
Claims (5)
- 【請求項1】 読み書き変換素子が後側端面に設けられ
ているスライダを備えた浮上型磁気ヘッドであって、前
記スライダのほぼ全幅に渡って浮上面が形成されてお
り、該浮上面はその端縁部を除くほぼ全面が平面に形成
されており、該浮上面の少なくとも前側端縁部に該浮上
面と段差を有する肩部を備えており、該前側端縁部の両
角部における該肩部の前記段差の平面形状が円弧形状と
なっていることを特徴とする浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記スライダの浮上面の後側端縁の両角
部における段差の平面形状が円弧形状となっていること
を特徴とする請求項1に記載の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記スライダの浮上面の全ての端縁部に
該浮上面と段差を有する肩部を備えていることを特徴と
する請求項1又は2に記載の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記スライダの浮上面の前側端縁部に設
けられた前記肩部の段差の平面形状が、当該磁気ヘッド
にスキュー角の影響を打ち消す力を作用させるような左
右非対称の形状を有していることを特徴とする請求項1
から3のいずれか1項に記載の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記スライダの浮上面に左右方向に横断
する横溝を有することを特徴とする請求項1から3のい
ずれか1項に記載の浮上型磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35640192A JP3144110B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 浮上型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35640192A JP3144110B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 浮上型磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06195915A JPH06195915A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3144110B2 true JP3144110B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18448841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35640192A Expired - Fee Related JP3144110B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 浮上型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144110B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP35640192A patent/JP3144110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06195915A (ja) | 1994-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001128 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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