JP3144364B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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Description
造方法に係り、特に電磁変換特性の優れた磁気記録媒体
の製造方法に関する。
塗布型媒体の膜構成は単層型から多層型へと変化しつつ
ある。磁性層の厚みについては反磁界の減少を目的とし
た薄膜化が進み、磁性粉や磁性組成については高出力特
性を目的とした微細化、高パッキング化が要求されるよ
うになった。
化にも幾つかの変遷が認められる。特公昭54-43362号公
報、特開昭51-119204 号公報のように支持体上に一層ず
つ塗布・乾燥を繰り返す多層形成方法から特開昭63-880
80号公報、特開平2-17971 号公報のようなエクストルー
ジョン型ダイ塗布機による同時重層塗布などの塗布技術
が開示されるようになった。エクストルージョン型ダイ
は、グラビア、リバース塗工方法といったロール塗布方
式と比較すると塗布時にロールニップされる箇所がない
ために同時重層塗布が可能である。また、スライド塗布
方法と比べると高粘度、高固形分塗料を扱うことが可能
である。例えば特開平5-329433号公報ではエクストルー
ジョン塗布を行うための塗布条件の開示が見られる。
の着目点は粘度であり、メディア性能としてますます高
密度化が要求されるようになった現在では十分な条件と
は言えなくなってきた。
し、塗りむらのない塗布状態を確保し、磁気記録媒体の
電磁変換特性を向上することにある。
は、支持体を走行させ、この支持体にエクストルージョ
ン型ダイにより塗料を塗布する磁気記録媒体の製造方法
において、ダイ内のチャンバーに塗料を供給される前
に、最終希釈後塗料に剪断力をかけ、剪断をかけてから
塗布が行われるまでの塗料の平均滞留時間は、ある時間
tでの貯蔵弾性率G′(t)から微小時間Δt後の貯蔵
弾性率G′(t+Δt)の変化比
る。
載の磁気記録媒体の製造方法において、塗布方法はエク
ストルージョン型同時重層塗布法により、少なくとも最
上層最終希釈後塗料に剪断力をかけ、剪断をかけてから
塗布が行われるまでの塗料の平均滞留時間は、ある時間
tでの貯蔵弾性率G′(t)から微小時間Δt後の貯蔵
弾性率G′(t+Δt)の変化比
る。
形な粘弾性特性を有している。しかし粘度には粘度値と
してスカラー情報しか持ち合わせていない。実際の塗料
には粘性値と弾性値をベクトル情報として含んでおり、
本発明はこの点に特に注目した。即ち本発明では、特に
エクストルージョン型ダイによる同時重層塗布方法につ
いての塗布条件を弾性特性に見いだしたものである。例
えば、弾性は塗料のネットワーク状態を表わしており、
弾性値を知ることは塗料の分散状態を知る上で重要であ
る。また、リップ先端の塗料の吐出は、低シェア状態か
ら高シェア状態に短時間で変化する状態であり、弾性項
が与える影響は大きい。
ージョン塗布法における最適条件を効率的に設計に反映
させることができる。
いる所である。一般的にはフォークトモデル、マクセル
モデル及びその組み合わせなどで塗料の粘弾性状態を説
明することが試みられている。しかし複雑に組み合わさ
った粒子モデルを見いだすことは非常に難解なことであ
った。
弾性率G′の経時変化率に着目した。即ち、最終希釈後
塗料に剪断力をかけ、剪断をかけてから塗布が行われる
までの塗料の平均滞留時間は、ある時間tでの貯蔵弾性
率G′(t)から微小時間Δt後の貯蔵弾性率G′(t
+Δt)の変化比
ることにより、塗りむらのない(表面性の良い)塗布状
態を確保できることを見出した。
G′+iG″)であり、その実数部G′が貯蔵弾性率、
虚数部G″が損失弾性率と定義される。
用)の予備剪断の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時
変化をまとめた線図、図2は実施例1、塗料B(下層
用)の予備剪断の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時
変化をまとめた線図、図3は実施例2、塗料A(上層
用)の予備剪断の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時
変化をまとめた線図、図4は実施例3、塗料A(上層
用)の予備剪断の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時
変化をまとめた線図、図5は実施例4、塗料C(単層
用)の予備剪断の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時
変化をまとめた線図、図6はエクストルージョン型ダイ
を示す模式図、図7はインライン分散方式を示す模式
図、図8はオフライン分散方式を示す模式図である。
は、図6(A)に示す如く、ダイヘッド11に上流側リ
ップ12と下流側リップ13とを備え、上流側リップ1
2と下流側リップ13の間にスロット部14を形成し、
スロット部14を液バッファ部15に連通している。塗
料供給系16は、塗料(例えば後述する塗料A又はC)
を液バッファ部15を経てスロット部14へ供給する。
これにより、非磁性支持体1の表面に、スロット部14
から押し出される塗料が塗布され、この塗料は乾燥装置
で乾燥され、支持体1の表面に塗膜層を備えた磁気記録
媒体が製造される。
20は、図6(B)に示す如く、ダイヘッド21に上流
側リップ22と第1下流側リップ23と第2下流側リッ
プ24とを備え、上流側リップ22と第1下流側リップ
23の間に第1スロット部25を形成し、第1スロット
部25を液バッファ部26に連通するとともに、第1下
流側リップ23と第2下流側リップ24の間に第2スロ
ット部27を形成し、第2スロット部27を液バッファ
部28に連通している。下層塗料供給系29は、下層塗
料(例えば後述する塗料B)を液バッファ部26を経て
第1スロット部25へ供給する。上層塗料供給系30
は、上層塗料(例えば後述する塗料A)を液バッファ部
28を経て第2スロット部27へ供給する。これによ
り、非磁性支持体1の表面に、第1スロット部25から
押し出される下層塗料、第2スロット部27から押し出
される上層塗料がウェット・オン・ウェット方式により
同時塗布され、これにより、上層塗料が下層塗料のウェ
ット(湿潤)時に塗布されるものとなる。次いで、これ
らの下層塗料、上層塗料は乾燥装置で乾燥され、支持体
1の表面に下層、上層を備えた磁気記録媒体が製造され
る。
性支持体、上記単層、もしくは上記上層、上記下層以外
に、バックコート層、更に、非磁性支持体と下層又はバ
ックコート層との間に設けられるプライマー層や、長波
長信号を使用するハードシステムに対応してサーボ信号
等を記録するために設けられる磁性層等の他の層を設け
ても良い。
上記非磁性支持体1は、通常公知のものを特に制限され
ることなく用いることができるが、具体的には、高分子
樹脂からなる可撓性フィルムやディスク;Cu,Al,
Zn等の非磁性金属、ガラス、磁器、陶器等のセラミッ
ク等からなるフィルム、ディスク、カード等を用いるこ
とができる。
する上記高分子樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンビスフェノキシカルボキシレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルロースアセテートプチレート、
セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘
導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル
系樹脂、或いはポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネ
ート、ポリスルフォン、ポリエーテル・エーテルケト
ン、ポリウレタン等が挙げられ使用に際しては、単独も
しくは2種以上併用して用いることができる。
非磁性支持体の裏面に必要に応じて設けられる上記バッ
クコート層は、公知のバックコート塗料を特に制限なく
用いて形成することができる。
支持体上に設けられる上記単層は支持体上に磁性塗料を
塗布することにより形成される。また、上記上層は、磁
気記録媒体の最上層、即ち、磁気記録媒体の表面に位置
する層として設けられる層であり、下層上に磁性塗料を
塗布することにより形成される。
溶剤を主成分とする塗料が好ましく用いられる。
磁性金属粉末、又は六方晶系フェライト粉末が挙げられ
る。
00 Oe であるのが好ましく、1700〜2400 Oe であるのが
更に好ましい。また、上記六方晶系フェライト粉末の保
磁力は、1600〜2300 Oe であるのが好ましい。上記強磁
性金属粉末及び六方晶系フェライトの上記保磁力が、そ
れぞれ、上記の下限未満であると、減磁しやすいため短
波長RF出力が低下し、また、上記の上限を超えると、
ヘッド磁界が不充分となり書き込み能力が不足し、更に
はオーバーライト特性が低下するので、上記範囲内とす
るのが好ましい。
100 〜180 emu/g であるのが好ましく、110 〜160 emu/
g であるのが更に好ましく、140 〜160 emu/g であるの
が最も好ましい。また、上記六方晶系フェライト粉末の
飽和磁化は、30〜70 emu/gであるのが好ましく、45〜70
emu/gであるのが更に好ましい。上記強磁性金属粉末及
び上記六方晶系フェライト粉末の上記飽和磁化が、それ
ぞれ、上記の下限未満であると、磁性粉末の充填率が低
くなり、出力が低下し、また、上記の上限を超えると、
結合剤を減少させる必要が生じ、各磁性粉末間の相互作
用が大きくなり、結果的に、磁性粉末が凝集状態となっ
て、所望の出力を得るのが困難となるので、上記範囲内
とするのが好ましい。
重量%以上であり、該金属分の80重量%以上がFeであ
る強磁性金属粉末が挙げられる。該強磁性金属粉末の具
体例としては、例えば、Fe−Co、Fe−Ni、Fe
−Al、Fe−Ni−Al、Fe−Co−Ni、Fe−
Ni−Al−Zn、Fe−Al−Si等が挙げられる。
また、該強磁性金属粉末の形状は、針状又は紡錘状で、
その長軸長が好ましくは0.01〜0.25μm 、更に好ましく
は0.05〜0.2 μm であり、好ましい針状比が、3 〜20、
好ましいX線粒径が、130 〜250 オングストロームであ
るのが望ましい。
は、微小平板状のバリウムフェライト及びストロンチウ
ムフェライト並びにそれらのFe原子の一部がTi、C
o、Ni、Zn、V等の原子で置換された磁性粉末等が
挙げられる。また、該六方晶系フェライト粉末の形状
は、板径が0.02〜0.09μm で板状比が2 〜7 であるのが
好ましい。
稀土類元素や遷移金属元素を含有せしめることもでき
る。
散性等を向上させるために、該磁性粉末に表面処理を施
しても良い。
Powder Surfaces」;Academic Pressに記載されている方
法等と同様の方法により行なうことができ、例えば上記
磁性粉末の表面を無機質酸化物で被覆する方法が挙げら
れる。この際、用いることができる上記無機質酸化物と
しては、Al2 O3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2、
SnO2 、Sb2 O3 、ZnO等が挙げられ、使用に際
しては、単独もしくは2種以上混合して用いることがで
きる。
ンカップリング処理、チタンカップリング処理及びアル
ミナカップリング処理等の有機処理により行なうことも
できる。
脂、熱硬化性樹脂、及び反応型樹脂等が挙げられ、使用
に際しては単独又は混合物として用いることができる。
ル系の樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ニトロセル
ロース、エポキシ樹脂等が挙げられ、その他にも、特開
昭57-62128号公報の第 2頁右上欄19行〜第 2頁右下欄19
行等に記載されている樹脂等が挙げられる。更に、上記
バインダは、分散性等向上のために極性基を含有しても
良い。
0 重量部に対して約5 〜100 重量部とするのが好まし
く、5 〜70重量部とするのが特に好ましい。
テル系の溶剤、エーテル系の溶剤、芳香族炭化水素系の
溶剤、及び塩素化炭化水素系の溶剤等が挙げられ、具体
的には、特開昭57-62128号公報の第 3頁右下欄17行〜第
4頁左下欄10行等に記載されている溶剤を用いることが
できる。
100 重量部に対して、80〜500 重量部が好ましく、100
〜350 重量部が更に好ましい。
剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴剤、及び硬化剤
等の通常磁性記録媒体に用いられる添加剤を、必要に応
じて添加することができる。上記添加剤としては、具体
的には、特開昭57-62128号公報の第 2頁左上欄 6行〜第
2頁右上欄10行及び第 3頁左上欄 6行〜第 3頁右上欄18
行等に記載されている種々の添加剤を挙げることができ
る。
記磁性粉末及び上記バインダを溶剤の一部と共にナウタ
ーミキサー等に投入し予備混合して混合物を得、得られ
た混合物を連続式加圧ニーダー等により混練し、次い
で、溶剤の一部で希釈し、サンドミル等を用いて分散処
理した後、潤滑剤等の添加剤を混合して、濾過し、更に
ポリイソシアネート等の硬化剤や残りの溶剤を混合する
方法等を挙げることができる。
に隣接して設けられる上記下層は、上記非磁性支持体上
に磁性塗料もしくは非磁性塗料を塗布して形成される。
する。 (実施例1〜4)(表1、表2、表3) 支持体として厚さ 6μm のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムを用い、塗料として表1〜表3に示
す配合の塗料A〜Cを用いて磁気テープを製造し、塗布
状態、出力状態を調査し、図1〜図5、表4〜表7を得
た。
エチレンテレフタレートフィルムの表面上に上記の単
層、もしくは上層及び下層の磁性塗料を剪断機により、
塗料に与える剪断条件を変えた後、塗布し、単層、もし
くは上層及び下層の塗膜を形成した。次いで、塗膜がウ
ェット状態のうちに5000 Oe のソレノイド中を通過させ
て磁場配向処理を行ない、80℃にて乾燥処理を行なった
後、巻き取った。次いで85℃、350kg/cmの条件でカレン
ダー処理を行い単一塗膜層、もしくは同時重増塗布後、
上記非磁性支持体の裏面上にバックコート塗料を乾燥厚
さが0.5 μm になるよう塗布し、90℃にて乾燥処理を行
なった後、巻き取った。その後、50℃以下にて、16時間
エージング処理した後、8mm 幅のテープ状に裁断し、磁
気テープを得、得られた磁気テープを8mm カセットケー
スに装填して録画時間120 分の8mm ビデオカセットを作
製した。
について、塗布状態とC/N出力特性(1MHz、9MHz) に
ついて評価した。
い、1MHz及び9MHzの単一波を記録し、再生出力(C)を
スペクトラムアナライザーで観測し、ノイズレベルを8M
Hzノイズレベル(N)としてC/Nを表わした。
える方式としては、下記(1) のインライン分散方式と下
記(2)のオフライン分散方式とがある。 (1) インライン分散方式(図7) インライン分散方式では、図7に示す如く、タンク10
1内の塗料を分散機102に通し、これを塗布機(ダ
イ)103に供給するものである。104はポンプ、1
05はフィルタ、106は乾燥機である。
1内の塗料を分散機202で分散したものをタンク20
3に受ける。タンク203内の塗料をタンク204に移
し替え、これを塗布機(ダイ)205に供給する。20
6はポンプ、207はフィルタ、208は乾燥機であ
る。
方式を、実施例2ではオフライン分散方式を採用した。
加える。剪断印加後から塗布されるまでの塗料の平均滞
留時間とは、剪断付加機(分散機)から塗布が行われる
直前まで塗料が蓄えられている容量Vと単位時間あたり
に塗布される容量vの比、T=V/vで表せられる、塗
料がライン及び塗布ヘッドの全容量中に滞留している平
均時間である。
-1以上、剪断速度と剪断印加時間の積 30000以上の剪断
力がかけられた後、剪断が除かれ貯蔵弾性率G′が時間
とともに増加するが、単位時間あたりの増加比を指す。
t後にGt+Δtに増加したとすると、変化比Δは
般に知られるように塗料にかかる剪断状態を表わすため
に用いられる。剪断速度と剪断印加時間の積 10000と
は、剪断速度 1000Sec-1を 10Secかけた場合と、剪断速
度100Sec-1を100Secかけた場合とでは塗料にかかる剪断
状態は等価である、とするものである。例えばトルネー
ド等の高剪断力印加装置により104Sec-1の剪断力がかけ
られた場合は、 3秒以上印加時間を与えることで、本条
件と同様の剪断状態が得られる。
布に対する剪断の影響確認。) 使用図 図1(上層、貯蔵弾性率G′) 図2(下層、貯蔵弾性率G′) 上層に塗料A、下層に塗料Bを用いエクストルージョン
型ダイによる同時重層塗布を行った。
上層塗料、下層塗料に剪断を与え、分散機による剪断印
加後から塗布されるまでの塗料の平均滞留時間、約 180
秒後に塗布を行った。塗料分散機による剪断は、5Sec-1
(剪断付加時間300Sec) 、500Sec-1(剪断付加時間300S
ec) 、 1800Sec-1(剪断付加時間300Sec)の 3種類であ
る。
塗料の平均滞留時間とは、剪断付加機(分散機)から塗
布が行われる直前まで塗料に蓄えられている容量V、単
位時間あたりに塗布される容量vとした場合、T=V/
vで表わされる、塗料がライン及び塗布ヘッドの全容量
中に滞留している平均時間である。
に剪断 1800Sec-1(剪断付加時間300Sec) 、500Sec
-1(剪断付加時間300Sec)の塗布状態は良好であり、5S
ec-1(剪断付加時間300Sec)の塗布状態は良くなかっ
た。
下、レオメトリックス社RFS-2 、各条件による剪断を30
0Sec印加後、 30Sec休止、 1%ひずみの角速度 10rad/S
ecで応答を与え測定子にかかるトルクを測定)したとこ
ろ、上層塗料Aの貯蔵弾性率G′変化比が0.03に達する
弾性立ち上り時間は、5Sec-1(剪断付加時間300Sec)で
170Sec、 500Sec-1 (付加時間300Sec)で180Sec、 180
0Sec-1(剪断付加時間300Sec) で800Sec以上であった。
比が0.03に達する弾性立ち上がり時間は、5Sec-1(剪断
付加時間300Sec) で140Sec、 1800Sec-1(剪断付加時間
300Sec)で300Secであった。
く、上層塗料の貯蔵弾性率G′変化比が0.03に達する弾
性立ち上がり時間が、分散機による剪断印加後から塗布
されるまでの塗料の平均滞留時間を上回った場合は、塗
布状体は良好であり、逆に下回った場合は塗布状態は良
くないことが確認された。
(図1)の剪断条件500Sec-1の場合について示す。ある
貯蔵弾性率Gt′の時間をtとし、貯蔵弾性率が10倍に
到るのにΔtかかったとすると、本実施例の場合、Δt
=310 秒である。従って、貯蔵弾性率の変化比は、
にほかならないので、この傾きを他の方法により求めて
もよい。
型ダイによる同時重層塗布を行った。
上層塗料に剪断を与えた後、すぐにダイ塗工システムに
塗料供給し、平均滞留時間約 180秒後から 600秒の間に
塗布を行った。塗料分散機による剪断は、5Sec-1(剪断
付加時間300Sec) 、500Sec-1(剪断付加時間300Sec)、
1800Sec-1(剪断付加時間300Sec)の 3種類である。
時間300sec) 1800Sec-1(剪断付加時間300Sec)の塗布
状態は良好であり、5Sec-1(剪断付加時間300Sec)の塗
布状態は良くなかった。
ところ、上層塗料Aの貯蔵弾性率G′変化比が 0.03 に
達する、弾性立ち上がり時間は、5Sec-1(剪断付加時間
300Sec)で140Sec、500Sec-1(剪断付加時間300Sec)で
460Sec、 1800Sec-1(剪断付加時間300Sec)で1100Sec
以上であった。
変化比が0.03に達する弾性立ち上がり時間が、分散機に
よる剪断印加後から塗布されるまでの塗料の平均滞留時
間を上回った場合は、塗布状態は良好であり、逆に下回
った場合は塗布状態は良くないことが確認された。
G′に影響を与える分散機の剪断力はどの程度が必要か
確認を行った。
100、 500、1800Sec-1 (剪断印加時間300Sec)と変化
させ、重層塗布を行った。その結果、剪断条件が 5、1
0、50Sec-1 の場合塗布状態は良くなかった。しかし、
剪断条件が、 100、 500、1800Sec-1 の場合は良好な塗
布状態が得られた。
ところ、剪断条件と剪断印加時間の関係は図4の関係が
得られた。
場合、剪断条件が 5、10、50Sec-1の場合、分散機によ
る剪断印加後から、塗布されるまでの塗料の平均滞留時
間(約180 秒)内の貯蔵弾性率G′変化比は大きく、塗
料の弾性状態は良くなかった。しかし、剪断条件が、 1
00、 500、1800Sec-1 の場合は、貯蔵弾性率G′変化比
はほぼ 0であり塗料状態は非常に安定したものであっ
た。
増やしても、塗料の分散は進まずむしろ塗料の凝集が起
こっているのが推測された。100Sec-1以上の剪断によ
り、分散の効果が生じることが確認できた。
間300Sec)は塗料に与える分散力としては十分であるこ
とも確認できた。
機により塗料に剪断を与え、平均滞留時間約 200秒後に
塗布を行った。その結果、塗布面質は違ったものの、重
層塗布における上層塗布条件(実施例1)とほぼ同じよ
うな塗布傾向が得られた。
媒体の塗布に際し、塗りむらのない塗布状態を確保し、
磁気記録媒体の電磁変換特性を向上することができる。
の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時変化をまとめた
線図、である。
の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時変化をまとめた
線図である。
の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時変化をまとめた
線図である。
の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時変化をまとめた
線図である。
の条件を変えた後、貯蔵弾性率G′経時変化をまとめた
線図である。
である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体を走行させ、この支持体にエクス
トルージョン型ダイにより塗料を塗布する磁気記録媒体
の製造方法において、 ダイ内のチャンバーに塗料を供給される前に、最終希釈
後塗料に剪断力をかけ、剪断をかけてから塗布が行われ
るまでの塗料の平均滞留時間は、ある時間tでの貯蔵弾
性率G′(t)から微小時間Δt後の貯蔵弾性率G′
(t+Δt)の変化比 【数1】 が 0.03 以上に至る時間以内であることを特徴とする磁
気記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方
法において、 塗布方法はエクストルージョン型同時重層塗布法によ
り、少なくとも最上層最終希釈後塗料に剪断力をかけ、
剪断をかけてから塗布が行われるまでの塗料の平均滞留
時間は、ある時間tでの貯蔵弾性率G′(t)から微小
時間Δt後の貯蔵弾性率G′(t+Δt)の変化比 【数2】 が 0.03 以上に至る時間以内であることを特徴とする磁
気記録媒体の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP33824997A JP3144364B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP8044099A Division JP3002416B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 磁気記録媒体の製造方法 |
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| JP (1) | JP3144364B2 (ja) |
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1997
- 1997-11-25 JP JP33824997A patent/JP3144364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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