JP3148315B2 - 紙塗工用組成物および塗工紙 - Google Patents

紙塗工用組成物および塗工紙

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた塗工適性を有し
かつ表面強度が大である塗工紙を得ることが可能な紙塗
工用組成物に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製紙業界に於いては、塗工紙需要
の著しい伸びに伴い、品質に対する要求もより高くなっ
ている。特にドライ強度やウェット強度に対する品質向
上の要求は強く、接着強度の優れた紙塗工用組成物が必
要となってきた。また塗工紙の品質向上とともに、当然
ながら生産性向上のための高速塗工化がなされてきてい
る。多くの塗工マシンの速度は操業可能な限度で操業さ
れているため、しばしば塗工作業時にマシンの汚れ等の
トラブルが発生することが問題となる。高速塗工時のマ
シン汚れでもっとも問題となりやすいのは両面塗工機に
おいてはじめに片方の面が塗工された後に、その反対面
を塗工する第2コーターと称される塗工装置のバックア
ップロール部分である。この第2コーターのバックアッ
プロールには、はじめに塗工されて乾燥ゾーンを通った
直後の塗工面が直接接触しながら当たるため、塗工層構
成物の一部分が脱落し、ロール表面に汚れとして付着し
易い。またこの付着物を水で洗浄する目的で、バックア
ップロールには一般にフロークリーンドクターが設置さ
れている場合が多いが、この場合でも、付着した塗工層
構成物が水で分散しない性質であると、汚れとして残っ
てしまう。このような汚れが付着し堆積した場合に、塗
工の不均一性等により得られた塗工紙の物性、例えば表
面性や印刷適性の低下がおきたり、堆積がはなはだしい
場合には、操業を停止し堆積物を除去しなければならな
くなる事になる。このようなバックアップロール汚れを
防ぐには、紙塗工組成物はロールへの付着性が少ないよ
うな塗工組成物を用いること、また付着した場合でも、
フロークリーン洗浄水によって洗浄しやすいような性質
であることが必要となる。しかしながら、塗工紙が接着
強度に富むようなタイプの塗工組成物は、通常ロールへ
の付着性が強く、しかも洗浄水に対しての分散性が悪い
ものである例が多く、結果的にバックアップロール汚れ
となり易いという結果を招くことになる。耐バックアッ
プロール汚れ性を向上させる例としては、特開昭63ー
8439号、特開昭63ー12647号のように、ラテ
ックスの耐ベタツキ性を向上させる方法が開示されてい
る。しかしながら、これらはまだ十分な汚れ防止方法と
いえず、積極的に紙塗工組成物の水に対する再分散性を
向上して洗浄し易くするものでない。以上のことより、
フロークリーン装置に用いられる紙塗工組成物が、水に
対する再分散性が高く、しかも塗工後の接着強度が大で
あるような紙塗工用組成物が強く必要とされるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この問
題を解決すべく鋭意研究の結果、分子内にアリル基を含
有するアニオン性反応性界面活性剤を用いた脂肪族共役
ジオレフィン系共重合体ラテックスを、接着剤として使
用する紙塗工用組成物は、水に対する再分散性に優れし
かも塗工紙の接着強度が優れるという事を見い出し、本
発明を完成させるに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は以下の通
りである。顔料及び接着剤を主成分とする紙塗工用組成
物に於いて、該接着剤の構成重合体成分が下記の(A)
〜(D)であって、分子内にアリル基を含有するアニオ
ン性反応性界面活性剤を、構成重合体成分100重量部
に対して0.1〜10重量部用いた共重合体ラテックス
を含有してなる紙塗工用組成物およびそれを塗工してな
る塗工紙に関する。 (A)脂肪族共役ジオレフィン系単量体 20〜60重量% (B)モノオレフィン系不飽和カルボン酸単量体 1〜10重量% (C)モノオレフィン系芳香族単量体 10〜70重量% (D)その他の共重合可能な単量体 0〜70重量%
【0005】以下、本発明に付き詳細に説明する。本発
明において紙塗工用組成物の該接着剤として使用する共
重合体ラテックスは、広義の意味では乳化共重合によっ
て作られるSBRラテックス、MBRラテックス、SM
BRラテックスなどと称される。本発明によって製造さ
れる共重合体ラテックスを構成する単量体のうち、脂肪
族共役ジオレフィン系単量体は、例えば、1,3-ブタジエ
ン、 2- メチル-1,3- ブタジエン、 2- クロロ-1,3- ブ
タジエン等が挙げられ、これらの単独あるいは2種以上
を組合せ使用することが出来る。これら単量体は、共重
合体に適度の弾性を与えるものであり、その使用量は、
構成重合体に対して20〜60重量%が適当である。2
0重量%未満では共重合体ラテックスのガラス転移温度
が高くなり、得られた塗工紙の表面強度が低下しまた6
0重量%を越えると、これを用いた紙塗工用組成物の水
に対する再分散性が低下する。好ましくは25〜50重
量%である。本発明に用いられるモノオレフィン系不飽
和カルボン酸単量体としては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマール酸及び
マレイン酸などの不飽和カルボン酸類、更にイタコン酸
モノエチルエステル、フマル酸モノブチルエステル及び
マレイン酸モノプロピルエステル等の不飽和ジカルボン
酸のモノアルキルエステル類等が挙げられこれらの単独
あるいは2種以上を組合せ使用することが出来る。その
使用量は、構成重合体成分100重量部に対して1〜1
0重量%が適当である。1重量%未満では共重合体ラテ
ックスの重合安定性が悪く、また、10重量%を超える
と共重合体の粘度が高くなり使用する事が困難となる。
好ましくは2〜8重量%である。
【0006】本発明に用いられるモノオレフィン系芳香
族単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン等が挙げられ、これらの単独ある
いは2種以上を組合せ使用することが出来る。その使用
量は、構成重合体の10〜70%が適当である。10%
未満では共重合体ラテックスのガラス転移温度が低くな
り、これを用いた紙塗工用組成物の水に対する再分散性
が悪く、また70%を超えると、得られた塗工紙の表面
強度が低下する。好ましくは20〜60重量%である。
またその他の共重合可能な単量体としては、例えば、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル酸
エステル類、メチルメタアクリレート等のメタクリル酸
エステル類、ジエチルフマレート、ジメチルイタコネー
ト等のオレフィン系不飽和カルボン酸アルキルエステル
化合物類、アクリロニトリル、α- クロルアクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系化合物
類やアクリルアミド、メタアクリルアミド、N-メチロー
ルアクリルアミド等のオレフィン系不飽和カルボン酸ア
ミド類及びそのN置換化合物、2-ヒドロキシエチルアク
リレート、2-ヒドロキシエチルメタアクリレート、グリ
シジルメタクリレート等の官能性アルキルエステル化合
物類及び酢酸ビニル等のビニルエステル類等が挙げられ
る。これらその他の単量体は共重合体に適度の硬さをを
与えるものであり、単独あるいは2種以上を組合せ使用
することが出来る。使用量は、構成重合体に対して0〜
70重量%が適当である。70重量%を越える場合は、
得られた塗工紙の表面強度が低下する。好ましくは20
〜50重量部である。本発明に用いられるアリル基を含
有するアニオン性反応性界面活性剤は、下記一般式
(1)〜(6)のものが例として挙げられる。
【0007】
【化7】
【0008】
【化8】 [ 式(1) 又は式(2) 中、R1 は水素またはメチル基、R
2 は炭化水素基または置換基を有する炭化水素またはオ
キシアルキレン基を含む有機基、Aは炭素数2〜4個の
アルキレン基または置換されたアルキレン基、nは0ま
たは正の数、Mは、アルカリまたはアルカリ土類金属、
NH4 、有機アミン塩基、または有機第四級アンモニウ
ム塩基などであるスルホコハク酸塩系化合物である。]
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】 [ 式(3) 又は式(4) 中、R1 は置換基を有しても良い炭
化水素基、フェニル基、アミノ基またはカルボン酸残基
を、R2 は水素原子またはメチル基を示し、Aは炭素数
2〜4のアルキレン基を、nは0〜100の正の数を示
し、Mは1価または2価の陽イオンを示すスルホコハク
酸塩系化合物である。]
【0011】
【化11】 (式中、R1 は炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
ル基、もしくはアラルキル基、R2 は水素または炭素数
4〜18のアルキル基、アルケニル基、もしくはアラル
キル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、もしくは置
換アルキレン基、nは2〜200の整数であり、Mはア
ルカリ金属原子、NH4 、アルカノールアミン残基であ
る化合物である。)
【0012】
【化12】 (式中、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、もしくは置
換アルキレン基、またはアルキレンオキシ基で、nは1
〜100の正の数を表し、Mはアルカリ金属原子NH4
を表す化合物である。)
【0013】これらのアニオン性反応性界面活性剤は公
知のものであり、例えば、特開昭62ー221431
号、特開昭63ー23725号、特開平2ー47107
号などに例示されており、アクアロンHS−10、RN
−20(第一工業製薬(株))、ラテムルS−180、
S−180S(花王(株))、エレミノールJS−2、
RS−30(三洋化成工業(株))、ANTOX−MS
−60、MS−2N(日本乳化剤(株))などが市販さ
れている。これらアニオン性反応性界面活性剤は、乳化
共重合系内に構成重合体100重量部に対して、0.1
〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量部の範囲で用
いることが適当である。特に、重合体に対して0.1〜
10重量部と限定した理由は、構成重合体に対して10
重量部以上になると、この紙塗工用組成物にて得られた
塗工紙の表面強度、特にウェット強度が低下する。ま
た、0.1重量部未満では本発明の紙塗工用組成物の水
に対する再分散性の改善効果が少ないためである。本発
明の共重合体ラテックスの製造方法においては、公知の
乳化重合法に従えば特に限定されない。乳化重合の際、
他の乳化剤は併用しなくてもよいが、併用可能な乳化剤
としては、例えば、高級アルコール硫酸エステル、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩等のア
ニオン性界面活性剤、ポリエチレングリコールのアルキ
ルエステル型、アルキルフェニルエーテル型、アルキル
エーテル型等のノニオン性界面活性剤、及びベタイン型
等の両性界面活性剤、またアニオン性反応性界面活性剤
以外の反応性界面活性剤、すなわちノニオン性、カチオ
ン性の反応性界面活性剤が単独または2種以上組み合わ
せることによりアニオン性反応性界面活性剤とともに用
いることができる。重合開始剤としては、例えば、過硫
酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ等の水
溶性開始剤、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニ
トリル等の油溶性開始剤、あるいはレドックス系開始剤
が使用できる。連鎖移動剤としては、例えば、ブチルメ
ルカプタン、オクチルメルカプタン、n-ドデシルメルカ
プタン、t-ドデシルメルカプタン等のメルカプタン類、
テトラエチルチウラムスルフィド等のスルフィド類、塩
化メチレン、クロロホルム、ブロモホルム等のハロゲン
化アルキル類があり、これらを単独または2種以上を併
用してもよい。上記単量体の重合の後、アルカリ金属化
合物にてpH調整を行う際、用いる中和剤としては、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチ
ウム、リン酸3ナトリウム、リン酸2ナトリウム、リン
酸3カリウム、リン酸2カリウム等であり、これらを単
独あるいは2種以上を併用することができる。以上のよ
うにしてラテックス粒子を作成するが、本発明において
該接着剤として添加するラテックスの粒子径は50〜1
70nmであり、好ましくは90〜130nmである。
粒子径が50nm未満のラテックスは作製が困難であ
り、170nmを超えるものは得られた塗工紙に必要な
耐水強度が付与できない。なお本発明における粒子径
は、日科機製:COULTER N4SD粒子径測定機により測定し
た値である。
【0014】本発明の塗被紙用組成物は、共重合体ラテ
ックスと顔料以外に、必要により分散剤、耐水化剤、粘
度調整剤、消泡剤など種々の添加剤を含むことが出来
る。本発明で使用することが出来る顔料としては、例え
ば、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、チ
タン白、サチン白、タルクなどの無機顔料、ポリスチレ
ン及びフェノール樹脂などの有機顔料があるが、中でも
カオリナイトクレーが望ましい。又、バインダーとして
は、本発明の共重合体ラテックスの他に、必要に応じて
デンプン、カゼイン、ポリビニルアルコール等の水溶性
ポリマー、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸エステル共重合
体などのエマルションを併用することが出来る。本発明
の共重合体ラテックスは、顔料に対して通常5〜30重
量部の範囲で用いられる。このようにして得られた紙塗
工用組成物は、例えば、エアナイフコーター、ブレード
コーター、ロールコーター、バーコーター等の塗工装置
によって、一般の塗工紙製造と同様に塗工されるが、本
発明の効果が顕著なのはマシン速度800m/min以
上のブレードコーターによる両面塗工であり、この時の
紙塗工用組成物の固形分は、通常40〜70重量%であ
る。また、塗工紙には、坪量40〜300g/m2 の上
質紙、中質紙、板紙や、これらに予め片面や両面に紙塗
工用組成物を塗工したコート紙などが原紙として用いら
れる。以下、本発明を、更に具体的に説明するため、実
施例及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。なお、以下例中にお
いて用いる部数および%は、特記のない限り重量基準を
示す。
【0015】
【実施例】
(ラテックスAの製造) 製造例1 窒素置換した撹拌機付きオートクレーブ中に、脱イオン
水150部、ラテムルS−180を0.3部、ラウリル
硫酸ソーダ0.2部、過硫酸カリウム0.6部、ノルマ
ルドデシルメルカプタン0.6部、および単量体として
ブタジエン40部、スチレン25部、メチルメタクリレ
ート20部、アクリロニトリル10部、イタコン酸1
部、アクリル酸2部、ヒドロキシエチルメタクリレート
2部の合計100部を仕込み、70℃、10時間で、重
合率98%の共重合体ラテックスを得た。次いで、25
%苛性ソーダ水溶液にてpHを8.0に調節して、スチ
ームストリッピングを行い、未反応単量体を除去した
後、脱イオン水を添加して、固形分濃度を46.0%に
してラテックスAを得た。 製造例2〜5 表−1に記載した割合の原料を使用する以外は、製造例
1と同条件で製造し、それぞれ重合体ラテックスB、
C、D、Eを得た。 製造比較例6〜9 製造比較例は本発明の紙塗工用組成物と比較対象のため
のラテックス製造例である。表−1の原料を使用する以
外は、製造例1と同条件で製造し、それぞれ重合体ラテ
ックスF、G、H、Iを得た。
【0016】(塗工評価) 実施例1〜5、比較例1〜4 (塗料の調製)先に製造した共重合体ラテックスA〜I
を用いて、以下に示す配合処方により塗工用組成物を調
整し、塗料を得た。 《配合処方》 No-1カオリンクレー 70 重量部 重質炭カル 30 重量部 分散剤 0.3重量部 NaOH 0.1重量部 酸化デンプン 4 重量部 共重合体ラテックス 12 重量部 ──────────────────────── 塗料濃度 62% 上記組成物を更に、次に示す条件にて試験用塗工紙を調
整した。 (試験用塗工紙の作製)上記塗工用組成物を、上質紙に
片面の塗工量が乾燥重量で15g/m2となる様に適当なク
リアランスのアプリケーターバーにて手塗りにて塗工
し、直ちにボックス型熱風乾燥機にて120℃で20秒
乾燥を行い塗工紙を得た。得られた塗工紙は、更に20
℃相対湿度65%の条件にて一昼夜シーズニングを行
い、その後60℃線圧100kg/cm の条件にてスーパー
キャレンダー処理を2回行い、これにて得られた塗工紙
を印刷強度試験に供した。得られた塗工紙は以下に示す
試験法に従って評価を行い、その結果を表−2に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】 (1)ドライピック強度試験 RI印刷適性試験機(明製作所製)を用い、タックイン
キ(東洋インキSMXタック15)の印刷にて紙むけ状
態を目視にて判定し、10点法(10点を優、1点を
劣)で評価した。 (2)ウェット強度試験 RI印刷適性試験機で、モルトンロールを用いて湿し水
を与え、タックインク(東洋インキSMXタック10)
の印刷にて紙むけの状態を目視にて判定し、10点法
(10点を優、1点を劣)で評価した。 (3)白紙光沢 スーパーキャレンダー処理後の塗工紙を、村上式グロス
メーターにて75゜−75゜反射率で測定した。 (4)印刷光沢 RI印刷適性試験機を用い、印刷用インキ(東洋インキ
ニューブライト藍)にて印刷後、村上式グロスメーター
にて75゜−75゜の反射率で測定した。 (5)インキ着肉 RI印刷適性試験機を用い、印刷用インキ(東洋インキ
ニューブライト藍)にて印刷を行うときに、金属ロー
ル、ゴムロール間に水を乗せて、インキと水が同時に介
在する条件で印刷を行い、マクベス濃度計にてインク濃
度を測定した。 (6)吸水着肉 RI印刷適性試験機を用い、モルトンロールで試験片に
水を塗布し、紙むけの起きない条件で、印刷用インク
(東洋インキニューブライト藍)にて印刷後、マクベス
濃度計にてインク濃度を測定した。 (7)紙塗工用組成物の水に対する再分散性 紙塗工用組成物を一定量ウレタンシートに塗工して、風
乾させた後、水につけて再分散して塗工層が脱落する様
子を目視で判定し、○×法(優から劣まで◎、○、△、
×の順序)で評価した。
【0019】
【発明の効果】表−2の値は、本発明の限定範囲内にあ
る実施例の塗工紙用組成物により得られた塗工紙は接着
強度・再分散性に優れる事を示し、本発明が塗工紙用組
成物として従来にない有用なものであることは明かであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−8439(JP,A) 特開 平3−90697(JP,A) 特開 昭56−43310(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 19/56 - 19/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料及び接着剤を主成分とする紙塗工用
    組成物に於いて、該接着剤の構成重合体成分が下記の
    (A)〜(D)であって、分子内にアリル基を含有する
    アニオン性反応性界面活性剤を、構成重合体成分100
    重量部に対して0.1〜10重量部用いた共重合体ラテ
    ックスを含有してなることを特徴とする紙塗工用組成
    物。 (A)脂肪族共役ジオレフィン系単量体 20〜60重量% (B)モノオレフィン系不飽和カルボン酸単量体 1〜10重量% (C)モノオレフィン系芳香族単量体 10〜70重量% (D)その他の共重合可能な単量体 0〜70重量%
  2. 【請求項2】 脂肪族共役ジオレフィン系単量体が、1,
    3-ブタジエン、 2-メチル-1,3- ブタジエンまたは 2-
    クロロ-1,3- ブタジエンの単独あるいは2種以上の組合
    せである請求項1記載の紙塗工用組成物。
  3. 【請求項3】 モノオレフィン系不飽和カルボン酸単量
    体が、不飽和カルボン酸類または不飽和ジカルボン酸の
    モノアルキルエステル類の単独あるいは2種以上の組合
    せである請求項1記載の紙塗工用組成物。
  4. 【請求項4】 モノオレフィン系芳香族単量体が、スチ
    レン、α−メチルスチレンまたはビニルトルエンの単独
    あるいは2種以上の組合せでである請求項1記載の紙塗
    工用組成物。
  5. 【請求項5】 その他の共重合可能な単量体が、アクリ
    ル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、オレフィン
    系不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物類、シアン
    化ビニル系化合物類、オレフィン系不飽和カルボン酸ア
    ミド類及びそのN置換化合物、官能性アルキルエステル
    化合物類またはビニルエステル類の単独あるいは2種以
    上の組合せである請求項1記載の紙塗工用組成物。
  6. 【請求項6】 分子内にアリル基を含有するアニオン性
    反応性界面活性剤が下記の一般式(1)〜(6)で表さ
    れる化合物の単独あるいは2種以上の組合せである請求
    項1記載の紙塗工用組成物。 【化1】 【化2】 [式(1) 又は式(2) 中、R1 は水素またはメチル基、R
    2 は炭化水素基または置換基を有する炭化水素またはオ
    キシアルキレン基を含む有機基、Aは炭素数2〜4個の
    アルキレン基または置換されたアルキレン基、nは0ま
    たは正の数、Mはアルカリまたはアルカリ土類金属、N
    4 、有機アミン塩基、または有機第四級アンモニウム
    塩基などであるスルホコハク酸塩系化合物である。] 【化3】 【化4】 [ 式(3) 又は式(4) 中、R1 は置換基を有しても良い炭
    化水素基、フェニル基、アミノ基またはカルボン酸残基
    を、R2 は水素原子またはメチル基を示し、Aは炭素数
    2〜4のアルキレン基を、nは0〜100の正の数を示
    し、Mは1価または2価の陽イオンを示すスルホコハク
    酸塩系化合物である。] 【化5】 (式中、R1 は炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
    ル基、もしくはアラルキル基、R2 は水素または炭素数
    4〜18のアルキル基、アルケニル基、もしくはアラル
    キル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、もしくは置
    換アルキレン基、nは2〜200の整数であり、Mはア
    ルカリ金属原子、NH4 、アルカノールアミン残基であ
    る化合物である。) 【化6】 (式中Aは炭素数2〜4のアルキレン基、又は置換アル
    キレン基またはアルキレンオキシ基で、nは1〜100
    の正の数を表し、Mはアルカリ金属原子、NH4 を表す
    化合物である。)
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の何れかの紙塗工用組
    成物を塗工して得られる塗工紙。
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