JP3201911B2 - 開蓋用補助具 - Google Patents

開蓋用補助具

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JP3201911B2
JP3201911B2 JP15678994A JP15678994A JP3201911B2 JP 3201911 B2 JP3201911 B2 JP 3201911B2 JP 15678994 A JP15678994 A JP 15678994A JP 15678994 A JP15678994 A JP 15678994A JP 3201911 B2 JP3201911 B2 JP 3201911B2
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晃志 阿部
一比古 渡辺
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三信工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルタンクのような
液体収納容器の蓋体に対してその開蓋を容易にするため
に付設される開蓋用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】小型船舶用の船外機に使用されているオ
イルタンクでは、タンク本体部分の上方に筒状の注入口
が一体的に形成され、該注入口に上方に鍔部を有する栓
の蓋体が着脱自在に施されていると共に、注入口の上端
外周には、注入時にオイルが側方に垂れるのを防止する
ために、皿状のカバー部材が取り付けられているが、こ
のようなものでは、カバー部材が蓋体の周りを覆う状態
となるため、挿着した蓋体を取り外そうとしたときに蓋
体をしっかりと掴むことが難しくなる。
【0003】そのため、図4に示すような、指を掛ける
ためのリング状の把手部42に支持アーム43b,43
cを介して連結軸43dを一体的に形成した把手部材4
0と、図5に示すような、薄板をリング状にした蓋係合
部52に把手部材40の連結軸43dを回動自在に挟持
する挟持溝53aを一体的に形成した蓋保持部材50
を、図6に示すように、連結軸43dを挟持溝53aに
回動自在に挟持させることにより蓋保持部材50に把手
部材40を揺動自在に連結させて開蓋用補助具を形成
し、この開蓋用補助具を、蓋係合部52の開口部51に
栓部を挿入して上方に抜けないように蓋体に付設してお
き、把手部材42に指を掛けて引っ張ることにより蓋保
持部材50を介して蓋体を注入口から引き抜くというこ
とが従来から行われている。
【0004】このような従来の開蓋用補助具では、蓋体
の栓部には通常その外周面に密封のための環状の密着部
が一体的に膨出されているため、開蓋用補助具の形状
を、図5に示すように、大きな径の円形のリング内空間
部51の一部を欠くように内側突出部52aを形成し、
この部分での径Dを鍔部直下での栓部の外径に近似さ
せ、リング内空間部51の外周(リング内周)の長さを
栓部の密着部の外周の長さに近似させて、蓋体の栓部を
挿入するときには蓋係合部52の変形により膨出された
密着部を容易に通過させることができ、蓋体の鍔部直下
に設置したときには内側突出部52aにより鍔部に引っ
掛かって上方に抜けないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の開蓋用補助具では、蓋体に形成される鍔部が比
較的小さいと、開蓋のために把手部を強く引っ張ったと
きに蓋係合部の伸びによる変形のため鍔部から蓋保持部
材が上方に抜けてしまうことがあり、といって把手部を
強く引っ張っても抜け難いように蓋係合部のリング内空
間部を小さくすると、蓋体に補助具を装着するときに膨
出した密着部を通過させることが困難となるため、蓋体
に形成される鍔部を必要以上に大きくしなければならな
いこととなる。
【0006】また、蓋係合部のリング内空間部の内周形
状と蓋体栓部の外周形状とが相似形でなくその間に部分
的に大きな隙間が生じるため、開蓋時の蓋係合部の変形
が大きなものとなり、しかも、その変形が一部に集中し
て作用するため、当該部分から破れたりして破損が起き
やすいという問題もある。
【0007】本発明は、上記のような従来の開蓋用補助
具の持つ不都合を解消することを目的としており、より
具体的には、無理なく蓋体に装着することができ、開蓋
時に強く引っ張っても蓋体の鍔部から上方に抜けること
なく確りと固定され、破損することも少ない開蓋用補助
具を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、栓部の上方に鍔部が
一体的に形成され、栓部の外周面に環状に膨出した密着
部が形成されている蓋体に対して装着されるもので、鍔
部の下方で栓部を取り囲むようにリング状に形成された
蓋保持部材と、蓋保持部材に対して揺動可能に連結され
た把手部材とからなる開蓋用補助具において、蓋保持部
材のリング内空間部の径をその全周に渡って鍔部下方の
栓部外径に近似するものとし、蓋保持部材の一箇所にリ
ングを切断する切目を形成して、蓋保持部材の切目の両
側に跨がって把手部材を取外し自在に連結することを特
徴とするものである。
【0009】なお、上記のような開蓋用補助具において
は、把手部材を、リング状の把手部と、把手部から側方
に延びて基部から支持アームと連結軸が形成されている
連結部とからなるものとし、連結部の基部の幅を把手部
の幅よりも広く形成することが好ましい。
【0010】
【作 用】上記のような構成により、蓋保持部材と把手
部材を分離し、蓋保持部材を切目を拡開した状態で膨出
した密着部を通過させて鍔部の下方で栓部を取り囲むよ
うに配置してから、切目の両側に跨がるように把手部材
を蓋保持部材に連結することによって、蓋保持部材のリ
ング内空間部の径が栓部の密着部の外径より小さくて
も、無理なく開蓋用補助具を蓋体に装着することができ
る。
【0011】また、開蓋時に把手部材を強く上方に引っ
張っても、蓋保持部材は蓋体に鍔部の下方で栓部の外周
を隙間なく取り囲むように固定されて装着されているた
め、蓋保持部材が多少変形しても鍔部から上方に抜ける
ようなことはなく、確実に蓋体を引き上げることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の開蓋用補助具の一実施例につ
いて図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の開蓋用補助具を装着した
蓋体が施されている船外機のオイルタンクのオイル注入
口付近を示すもので、オイルタンク1の本体上面から適
当な長さで上方に延びている注入口2の上端外周部に
は、注入したときに側方に垂れたオイルを注入口内に戻
すための皿状のカバー部材3が取り付けられており、注
入口2の開口部には、紛失防止のためにボールチェーン
5によってオイルタンク1本体に繋留されている蓋体4
が着脱自在に挿着されている。
【0014】蓋体4は、円盤状の天板部6の下方に注入
口2内に挿入される栓部7が形成され、天板部6の外周
部分が注入口の上端部に当接する鍔部8となっており、
注入口2の内面に密着させてその開口部を密封するため
に、栓部7の外周面に環状に膨出した密着部9が2段形
成されているものである。
【0015】この蓋体4には、把手部材20と蓋保持部
材30からなる開蓋用補助具10が装着されており、開
蓋用補助具10の把手部材20は天板部6の上方に位置
し、蓋保持部材30は鍔部8の下方で栓部7を取り囲む
ように位置していて、把手部材20と蓋保持部材30は
天板部6の側方で揺動自在に連結されている。
【0016】図2(A),(B)は、開蓋用補助具10
の把手部材20を示すもので、全体が一体的に形成され
た把手部材11は、中央に指を入れるための空間部21
を設けたリング状の把手部22と、把手部22から側方
に延びて蓋保持部材30と連結するための連結部23か
らなり、連結部23は、把手部22から側方に延びた基
部23aと、基部23aの両側から外方に延びて途中で
下方に屈曲した支持アーム23b,23cと、支持アー
ム23b,23cの端部間に掛け渡された連結軸23d
とからなる。
【0017】図3(A),(B)、開蓋用補助具10の
蓋保持部材30を示すもので、全体が一体的に形成され
た蓋保持部材30は、中央に栓体を挿入する空間部31
が設けられた薄肉でリング状の蓋係合部32と、蓋係合
部32から側方に延びて把手部材20と連結するための
連結部33からなり、蓋係合部32の中央空間部31
は、蓋体4の鍔部8下方の栓部7の断面と近似した円形
に形成されており、連結部33には、把手部材20の連
結軸23dをその全長に渡って回動自在に挟持する挟持
溝33aが形成されている。
【0018】また、蓋保持部材30には、連結部33の
挟持溝33aが延びる方向の略中央付近において挟持溝
33aを横切るように、蓋係合部32の中央空間部31
まで延びて、蓋係合部32と連結部33を通して蓋保持
部材30のリング状態を切断するように、切目34が形
成されている。
【0019】上記のような把手部材20と蓋保持部材3
0は、蓋保持部材30をその切目34を拡開させて蓋体
栓部7の膨出した密着部9を通過させてから鍔部8の下
方に配置し、蓋保持部材30の連結部33を把手部材2
0の支持アーム23b,23c間に挟み込んで連結軸2
3dを挟持溝33aに嵌入させることにより、蓋保持部
材30に把手部材20を連結した状態の開蓋用補助具1
0として蓋体4に装着される。
【0020】なお、上記のような開蓋用補助具10を装
着した蓋体4が施されている本実施例の船外機のオイル
タンク1については、図7に示すように、タンク1内の
オイルをフィルター11を通してオイルポンプ13に排
出するオイル排出管12がその底部に接続されているも
ので、オイル排出管12からオイルポンプ13に吸入さ
れたオイルは、各オイル送給管14a,14b,14c
によってエンジンに送給される。
【0021】オイルポンプ13によってオイルが供給さ
れるエンジンを設置した船外機は、図8に示すように、
船体の後尾板62に固定されたクランプブラケット63
に上下方向に揺動自在に枢支されているスイベルアーム
64により支持されているもので、エンジン61は船外
機60の上部に配置され、オイルタンク1はエンジン6
1の近傍に配置されていて、オイルタンク1のオイル
は、オイルポンプ13と各オイル送給管14a,14
b,14cを通って、エンジン61の各気筒のインテー
クマニホールド61a,61b,61cに供給される。
【0022】このようなオイルタンク1には、図7に示
すように、その底部に凹部15が形成され、凹部15の
底にはオイルタンク内の水抜き用のドレーンパイプ16
が接続されていると共に、オイルタンク1の上面から中
空の凸部17が形成されていて、ドレーンパイプ16の
先端を嵌合接続するための嵌合部17aと、チェックバ
ルブ18aを途中に設けたオイルポンプのエアー抜きパ
イプ18の先端を嵌合接続するための嵌合部17bとが
凸部17の上端で左右に分かれて形成されている。
【0023】このような凸部17がオイルタンク1の上
面に形成されていることにより、オイルタンク1内に水
が溜まるとドレーンパイプ16の先端を嵌合部17aか
ら外して水抜きを行うことができると共に、ドレーンパ
イプ16の先端が嵌合部17aにより保持されている状
態のときに、図8に二点鎖線で示すような船外機のチル
ト動作によってオイルタンク1が傾いても、ドレーンパ
イプ16内の水は凸部17からオイルタンク内に戻るた
め、オイルポンプのエアー抜きパイプ18の方に水が入
り込むようなことはない。
【0024】以上に説明したような本実施例の開蓋用補
助具10によれば、蓋係合部30aの中央空間部31
は、蓋体4の鍔部8下方の栓部7の外径と略等しい径の
円形に形成されており、栓部7の密着部9の外径よりか
なり小さく形成されているにもかかわらず、切目34d
を拡開させて膨出した密着部9を通過させることができ
るため、無理なく蓋体4の鍔部8下方に装着することが
できる。
【0025】また、蓋体4に装着された開蓋用補助具1
0は、蓋係合部32の中央空間部31が栓部7の外径と
略等しい径の円形に形成されているため、鍔部8の下方
で栓部7の外周を隙間なく取り囲み、且つ、蓋保持部材
30の連結部33bの切目34の両側部分を把手部材2
0の支持アーム23b,23cの間に挟み込むように把
手部材20と蓋保持部材30が連結されていて切目34
が拡開不能に固定されるため、開蓋時に把手部材20を
強く上方に引っ張っても、切目34が開いて蓋保持部材
30が鍔部8から上方に抜けるようなことはない。
【0026】さらに、連結部23の基部23aの幅が把
手部22の幅よりも広く形成されているため、開蓋時に
把手部材20を強く上方に引っ張っても支持アーム23
b,23cがあまり変形せず、容易に蓋体4を引き抜く
ことができる。
【0027】以上、本発明の開蓋用補助具10を船外機
のオイルタンク1の注入口2を密閉する蓋体4に適用し
た一実施例により説明したが、本発明は、このような特
定の用途にのみ限定されるものではなく、液体用容器の
注入口に挿入される蓋体一般について広く適用可能なも
のであることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したような本発明の開蓋用補助
具によれば、無理なく蓋体に装着することができ、開蓋
時に強く引っ張っても蓋体の鍔部から上方に抜けること
なく確りと固定され、開蓋時の引っ張りによる破損も防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開蓋用補助具の一実施例が装着された
蓋体を有するオイルタンクの注入口付近の断面図。
【図2】本発明の開蓋用補助具の一実施例における把手
部材を示す(A)上面図,および(B)X−X線に沿っ
た横断面図。
【図3】本発明の開蓋用補助具の一実施例における蓋保
持部材を示す(A)上面図,および(B)Y−Y線に沿
った横断面図。
【図4】従来の開蓋用補助具における把手部材を示す上
面図。
【図5】従来の開蓋用補助具における蓋保持部材を示す
上面図。
【図6】従来の開蓋用補助具を示す横断面図。
【図7】本発明の開蓋用補助具が装着された蓋体を有す
るオイルタンク全体を示す一部断面側面図。
【図8】本発明の開蓋用補助具が装着された蓋体を有す
るオイルタンクが設置されている船外機の概略を示す説
明図。
【符号の説明】
4 蓋体 7 栓部 8 鍔部 9 密着部 10 開蓋用補助具 20 把手部材 30 蓋保持部材 34 切目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 39/16 B65D 51/00 B63H 20/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栓部の上方に鍔部が一体的に形成され、
    栓部の外周面に環状に膨出した密着部が形成されている
    蓋体に対して装着されるもので、鍔部の下方で栓部を取
    り囲むようにリング状に形成された蓋保持部材と、蓋保
    持部材に対して揺動可能に連結された把手部材とからな
    る開蓋用補助具において、蓋保持部材のリング内空間部
    の径がその全周に渡って鍔部下方の栓部外径に近似する
    ものとされ、蓋保持部材の一箇所にリングを切断する切
    目が形成されていて、蓋保持部材の切目の両側に跨がっ
    て把手部材が取外し自在に連結されていることを特徴と
    する開蓋用補助具。
  2. 【請求項2】 把手部材が、リング状の把手部と、把手
    部から側方に延びて基部から支持アームと連結軸が形成
    されている連結部とからなり、連結部の基部の幅が把手
    部の幅よりも広く形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の開蓋用補助具。
JP15678994A 1994-06-15 1994-06-15 開蓋用補助具 Expired - Fee Related JP3201911B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367191B1 (en) 1999-10-26 2002-04-09 Kabushiki Kaisha Hokken Method of sawdust-based cultivation of shiitake (Cortinellus shiitake) and a cultivation water tank used for the method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367191B1 (en) 1999-10-26 2002-04-09 Kabushiki Kaisha Hokken Method of sawdust-based cultivation of shiitake (Cortinellus shiitake) and a cultivation water tank used for the method

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