JP3203036B2 - エンジンの排気制御装置 - Google Patents

エンジンの排気制御装置

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JP3203036B2
JP3203036B2 JP06123992A JP6123992A JP3203036B2 JP 3203036 B2 JP3203036 B2 JP 3203036B2 JP 06123992 A JP06123992 A JP 06123992A JP 6123992 A JP6123992 A JP 6123992A JP 3203036 B2 JP3203036 B2 JP 3203036B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの排気制御装
置、特に運転状態に応じてエンジンの排気圧力を調整す
ることにより、未燃成分の排出を低減させて排気の浄化
性能を高めるように構成されたエンジンの排気制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの排気通路の途中
に、その通路断面積を増減させる制御バルブを設け、該
制御バルブの開度を調整することにより、エンジンの始
動性、あるいは排気の浄化性能を向上させるようにした
技術が知られている。例えば、特開平2−64236号
公報によれば、エンジン始動時にマフラ下流側の排気管
内に設けられた制御バルブの開度を絞り、該排気管の通
路断面積を減少させることにより、エンジンの背圧を高
めてその燃焼性を向上させて始動不良を改善するように
なっている。
【0003】一方、例えば実開昭55−9894号公報
によれば、低負荷用の吸気通路と高負荷用の吸気通路と
が各々独立して燃焼室に開口してなるエンジンにおい
て、排気通路の途中に上記両吸気通路の吸気の負圧差に
基づいて開閉制御される開閉弁を設け、この開閉弁をア
イドリング運転時には、全閉状態としてエンジンの排気
圧力を上昇させ、排気再燃焼性能を高めて排気ガスの浄
化を促進し、また、低、中負荷運転領域では、上記開閉
弁を所定の開度開いて出力性能と排気再燃焼性能とのバ
ランスを確保すると共に、未燃成分の排出が少ない高負
荷運転領域においては、上記開閉弁を全開状態として、
排気圧力の上昇を抑制して出力の向上を図ることによ
り、エンジンの運転状態に応じて良好に排気再燃焼を行
うように構成された排気ガス浄化装置が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のように、排気通路の途中に開閉弁を設け、該開閉弁
により排気圧力を調整する場合に、未燃成分が多量に排
出さるエンジン始動直後における冷機時には、排気圧力
を上昇させることにより、未燃成分の排出が抑制される
ことになるのであるが、高出力の要求される高負荷高回
転時に排気圧力を上昇させた場合には、エンジンの燃焼
性に悪影響を及ぼし、出力性能が低下することになって
走行性が悪化することになる。このように、未燃成分の
低減と走行性の低下防止とを両立させ得る排気圧力が運
転状態に応じて変動することになるのであるが、この運
転状態により変動する排気圧力に合致させて上記開閉弁
の開度をいかに制御するかが課題とされていた。
【0005】そこで本発明は、運転状態に応じてエンジ
ンの排気圧力を調整することにより未燃成分の排出を低
減させるように構成されたエンジンの排気制御装置にお
いて、上記エンジンの運転状態に対応させて排気圧力を
より緻密に制御して、その制御性を向上させることによ
り、未燃成分の排出を効果的に低減することができると
共に、走行性への悪影響をできる限り抑制して、未燃成
分の低減と走行性の低下防止とを両立させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、運転状態に応じてエンジンの排気
圧力を調整することにより未燃成分の排出を低減させる
ようにしたエンジンの排気制御装置において、エンジン
の運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態
検出手段からの信号に基づいてエンジン始動後所定の期
間内の冷機時か否かを判定する期間判定手段と、上記排
気通路に配置され、排気の圧力を調整する排気圧力調整
手段と、該排気圧力調整手段の上流側の排気通路に配置
され、該排気圧力調整手段により圧力が調整された排気
中の未燃成分を浄化する触媒コンバータと、上記排気圧
力調整手段により調整された、該調整手段より上流の
気の圧力を検出する排気圧力検出手段と、上記期間判定
手段によりエンジン始動後所定の期間内の冷機時である
と判定されたときに、上記排気圧力検出手段により検出
された実際の排気圧力と、該排気圧力が増大するように
予め設定された目標の排気圧力とを比較し、実際の排気
圧力を目標の排気圧力に収束させるように上記排気圧力
調整手段の作動をフィードバック制御する制御手段とを
設けたことを特徴とする。
【0008】
【0009】更に、本願の請求項に係る発明(以下、
発明という)は、上記第1発明において、排気圧力
検出手段により検出される排気圧力が予め設定された所
定の値より高いときに、制御手段による排気圧力調整手
段のフィードバック制御を禁止する制御禁止手段を設け
たことを特徴とする。
【0010】更にまた、本願の請求項に係る発明(以
下、第発明という)は、上記第1発明において運転
状態検出手段で検出された運転状態に応じて排気圧力の
目標値を設定する目標値設定手段が設けられ、制御手段
は、排気圧力検出手段により検出された実際の排気圧力
と、上記目標値設定手段により設定された目標値とを比
較し、実際の排気圧力を目標値に収束させるように排気
圧力調整手段の作動をフィードバック制御することを特
徴とする。
【0011】
【0012】更に、本願の請求項に係る発明(以下、
発明という)は、上記第1発明と同様に、運転状態
に応じてエンジンの排気圧力を調整することにより未燃
成分の排出を低減させるようにしたエンジンの排気制御
装置において、上記エンジンの排気通路に未燃成分が排
出される状態を検出する未燃成分排出状態検出手段と、
該検出手段により未燃成分が排出される状態を検出した
ときに排気の圧力を調整する排気圧力調整手段と、該排
気圧力調整手段の上流側と下流側との排気通路を連通す
るバイパス通路と、該バイパス通路を開閉するバイパス
通路開閉手段と、上記排気圧力調整手段の上流側におけ
る排気通路の排気圧力を検出する排気圧力検出手段と、
該排気圧力検出手段により検出された実際の排気圧力と
予め設定された目標の排気圧力とを比較し、実際の排気
圧力を目標の排気圧力に収束させるように上記バイパス
通路開閉手段の作動をフィードバック制御する制御手段
とを設けたことを特徴とする。
【0013】また更に、本願の請求項に係る発明(以
下、第発明という)は、上記第1発明において、触媒
コンバータの前後の温度を検出する温度検出手段と、該
温度検出手段により検出された温度差に基づいて上記触
媒コンバータの活性状態を判定する活性状態判定手段
と、この判定手段により触媒コンバータの活性状態が判
定されたときに、制御手段による排気圧力調整手段のフ
ィードバック制御を禁止する制御禁止手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】第1発明によれば、制御手段により、未燃成分
の低減と走行性の低下防止との両立を図り得るように、
予め設定された目標の排気圧力に実際の排気圧力を収束
させるように排気圧力調整手段の作動がフィードバック
制御されることになり、これにより、実際の排気圧力が
より緻密に制御され、その制御性が向上することになっ
て、運転状態に応じて未燃成分の低減と走行性の低下防
止との両立を達成することができる。
【0015】また、上記排気圧力調整手段の劣化度合
い、あるいは該排気圧力調整手段を駆動させるアクチュ
エータの作動特性等に関わりなく、常に、実際の排気が
目標の排気圧力となるようにフィードバック制御される
ことにより、その制御性が一段と向上することになる。
【0016】またエンジン始動後所定の期間内の冷機
において、制御手段により、実際の排気圧力が目標の
排気圧力となるように排気圧力制御手段の作動がフィー
ドバック制御され、これにより、特に、未燃成分の排出
が顕著となるエンジンの冷機時における未燃成分の浄化
性能が一段と向上する。
【0017】ところで、例えば、高出力が要求される高
負荷高回転運転領域等においては、実際の排気圧力が上
昇することになるのであるが、この排気圧力が高い運転
状態で排気圧力調整手段を作動させた場合には、該調整
手段の作動の応答性が悪化し、排気変動が顕著となり、
空気充填量等が変動してエンジンの燃焼性に悪影響を及
ぼすことになって、走行性が低下するといった不具合を
招くことになるのであるが、第発明によれば、排気圧
力検出手段により検出される実際の排気圧力が高い場合
には、制御禁止手段により排気圧力調整手段のフィード
バック制御が禁止されることになり、これにより、高負
荷高回転運転領域等において上記排気圧力調整手段の作
動を制御することによる悪影響が防止されることにな
る。
【0018】特に、第発明によれば、目標値設定手段
により、運転状態に応じた最適な排気圧力の目標値が設
定され、この目標値に実際の排気圧力が収束するように
排気圧力調整手段の作動がフィードバック制御されるこ
とになって、未燃成分の低減と走行性の低下防止とを両
立させるための排気圧力制御の制御性が一段と向上する
ことになる。
【0019】
【0020】更に、第発明によれば、排気圧力調整手
段の上流側と下流側の排気通路を連通するバイパス通路
に該バイパス通路を開閉するバイパス通路開閉手段が設
けられ、この開閉手段により実際の排気圧力がフィード
バック制御されることになるので、排気通路に設けられ
た排気圧力調整手段を制御する場合に比べて、上記バイ
パス通路開閉手段を駆動するための駆動力が軽減される
と共に、該開閉手段を駆動するためのアクチュエータの
小型化を図り得ることになって、小さな駆動力で上記バ
イパス通路開閉手段を制御し得ることが可能となり、そ
の作動の応答性が向上し、制御性が向上することにな
る。
【0021】また、第発明によれば、温度検出手段に
より排気通路に設けられた触媒コンバータの前後の温度
差が検出され、この温度差に基づいて活性状態判定手段
により触媒コンバータの活性状態が判定されることにな
って、該触媒コンバータが活性化したのちは、制御禁止
手段により排気圧力調整手段のフィードバック制御が禁
止され、これにより、該触媒コンバータが未燃成分を良
好に浄化し得る活性状態となったのちにおける上記排気
圧力調整手段の不要な作動が抑制されることになる。そ
の結果、必要最小限度で排気圧力調整手段が制御される
ことになって、該排気圧力調整手段を制御することによ
る走行性への悪影響をできるだけ抑制することができる
と共に、制御の信頼性が向上することになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】図1は本発明に係るエンジンの排気制御装
置の第1実施例を示し、図示のように、エンジン1のシ
リンダヘッド1aには、吸気通路2および排気通路3が
それぞれ接続されていると共に、上記吸気通路2には、
上流側よりエアフローメータ4およびサージタンク5が
設けられている。また、上記排気通路3には、上流側よ
り第1キャタリストコンバータ6および第2キャタリス
トコンバータ7がそれぞれ設けられており、これらの第
1、第2キャタリストコンバータ6,7により、排気通
路3に排出される排気ガス中の未燃成分(HC、CO)
が酸化され、あるいはNOxが還元されて該排気ガスを
浄化するようになっている。
【0024】そして、本実施例においては、上記第2キ
ャタリストコンバータ7の下流側の排気通路3に該通路
3を開閉するシャッタバルブ8が開閉自在に設けられて
いると共に、該シャッタバルブ8の上流側と下流側の排
気通路3を連通させるバイパス通路9が形成されてお
り、このバイパス通路9には、該通路9を開閉するバイ
パスバルブ10が開閉自在に設けられている。
【0025】一方、上記サージタンク5には、チェック
バルブ11が途中に介装された吸気負圧導入路12を介
してバキュームチャンバ13が接続されており、このチ
ャンバ13には第1負圧通路14および第2負圧通路1
5を介してダイアフラム式の第1、第2アクチュエータ
16,17がそれぞれ接続されている。そして、上記第
1アクチュエータ16とシャッタバルブ8と一体に設け
られた回動アーム8aとがリンク18により連結されて
いると共に、上記第2アクチュエータ17とバイパスバ
ルブ10と一体に設けられた回動アーム10aとがリン
ク19により連結されている。
【0026】更に、上記第1負圧通路14の途中には、
第1アクチュエータ16に上記バキュームチャンバ13
からの吸気負圧を作用させるソレノイドバルブ20が設
けられており、エンジン1の始動前においては、ソレノ
イドバルブ20を介して第1アクチュエータ16に大気
圧が導入され、該アクチュエータ16により上記シャッ
タバルブ8が全開状態に維持されると共に、エンジン1
の始動後においては、ソレノイドバルブ20が切り換え
られて該ソレノイドバルブ20を介して第1アクチュエ
ータ16に吸気負圧が導入され、これにより、該第1ア
クチュエータ16がコイルバネ16aに抗して動作する
ことになって、上記シャッタバルブ8が全閉状態に駆動
されるようになっている。
【0027】また、上記第2負圧通路15には、第2ア
クチュエータ17に上記バキュームチャンバ13からの
吸気負圧を作用させるデューティソレノイドバルブ21
が設けられており、エンジン1の始動前においては、デ
ューティソレノイドバルブ21を介して第2アクチュエ
ータ17に大気圧が導入され、該アクチュエータ17に
より上記バイパスバルブ10が全閉状態に維持されると
共に、エンジン1の始動後においては、デューティソレ
ノイドバルブ21が駆動されて該ソレノイドバルブ21
を介して第2アクチュエータ17に吸気負圧が導入さ
れ、これにより、該第2アクチュエータ17がコイルバ
ネ17aに抗して動作することになって、上記バイパス
バルブ10の開度が調整されるようになっている。
【0028】更に、上記第2キャタリストコンバータ7
の下流側の排気通路3には連通路22を介して圧力セン
サ23が接続されており、該圧力センサ23により第2
キャタリストコンバータ7の下流側の排気通路3内の排
気圧力が検出されるようになっている。
【0029】なお、上記シャッタバルブ8は、全閉状態
とされた場合においても適切な量の排気の流通を許容す
るようになっている。
【0030】また、図示しないけれども、上記エアフロ
ーメータ4の上流側の吸気通路2にはエアクリーナが接
続されると共に、上記シャッタバルブ8の下流側の排気
通路3にはサイレンサが接続されるようになっている。
【0031】以上の構成に加えて、本実施例において
は、上記エアフローメータ4からの吸入空気量を示す信
号と、上記圧力センサ23からの排気圧力を示す信号
と、回転センサ24からのエンジン回転数を示す信号
と、水温センサ25からのエンジン冷却水温を示す信号
とが入力されるコントロールユニット26が備えられて
おり、このコントロールユニット26は、上記吸入空気
量を示す信号、換言すればエンジン負荷とエンジン回転
数を示す信号とに基づいて1サイクル当たりの吸入空気
量を算出し、エンジン負荷に応じた燃料噴射量となるよ
うに、上記シリンダヘッド1a内に装備された燃料噴射
弁(図示せず)による燃料噴射時間を設定すると共に、
上記エアフローメータ4および各センサ23,24,2
5からの信号に基づいてエンジンの運転状態に応じた目
標の排気圧力となるように上記シャッタバルブ8ないし
バイパスバルブ10の作動を制御するようになってい
る。
【0032】次に、上記コントロールユニット26によ
る排気圧力のメイン制御動作を、図2に示すフローチャ
ートに基づいて説明すると、このコントロールユニット
26は、まず、ステップS1においてエアフローメータ
4および各センサ23,24,25からの信号を入力
し、ステップS2では、上記各入力信号に基づいてエン
ジン回転数N、エンジン負荷に応じた燃料噴射時間T
n、シャッタバルブ8の上流側における排気通路3内の
実際の排気圧力Peおよびエンジン冷却水温Wtを算出
する。次いで、ステップS3では、エンジン冷却水温W
t基づいてエンジン1が始動直後であるか否かを判定
し、YESと判定したとき、即ち、始動直後である場合
には、ステップS4において、実際の排気圧力Peが、
予め設定された所定の値Pe′より大であるか否かを判
定し、NOと判定したとき、即ち、実際の排気圧力Pe
が所定の値Pe′より小さい場合には、ステップS5
で、図4に示すエンジン水温Wtとシャッタバルブ8の
作動を制御する制御時間Tとの関係を示す制御マップよ
り制御時間Tを算出する。そして、ステップS6で、フ
ラグFを1にセットしたのち、ステップS7では、エン
ジン始動後から制御時間T以内であるか否かを判定し、
YESと判定したとき、即ち、制御時間T内である場合
には、ステップS8において、上記ソレノイドバルブ2
0に通電し、該ソレノイドバルブ20を介して第1アク
チュエータ16に吸気負圧を導入することにより、排気
通路3に設けられたシャッタバルブ8を閉じることによ
り排気圧力を上昇させる。
【0033】なお、上記上記ステップS3でNOと判定
してとき、またはステップS4でYESと判定した場合
には、上記シャッタバルブ8に対する制御を行わずステ
ップS9でフラグFを0にセットしてリターンする。ま
た、上記ステップS7でNOと判定した場合にも、上記
シャッタバルブ8に対する制御を行わずステップS9で
フラグFを0にセットしてリターンする。
【0034】このようにして、エンジン1の始動直後に
おいては、図5に示すように、始動後から所定の制御時
間Tが経過するまでシャッタバルブ8が全閉状態とされ
ることにより、これにより、特に未燃成分の排出が顕著
となる始動直後におけるエンジンの冷機時には、排気通
路3が絞られて排気圧力が上昇することになって、未燃
成分の排出が低減されることになる。更に、上記シャッ
タバルブ8が全閉状態とされて排気圧力が高められるこ
とにより、排気通路3内の温度が上昇することになり、
これにより、排気の再燃焼性が向上すると共に、第1、
第2キャタリストコンバータ6,7を早期に活性化させ
ることが可能となって、排気の浄化性能が向上すること
になる。
【0035】また、実際の排気圧力Peが予め設定され
た所定の値Pe′より高い場合、即ち、第1、第2キャ
タリストコンバータ6,7の目詰まり、あるいはその他
何らかの原因により実際の排気圧力Peが異常に高くな
った場合や、例えば、高出力が要求される高負荷高回転
運転状態等において実際の排気圧力Peが高い場合に
は、上記シャッタバルブ8が制御されることなく開状態
に維持されることになって、実際の排気圧力Peが所定
の値Pe′より高い場合において、上記シャッタバルブ
8を閉じる方向に制御することによる悪影響が防止され
ることになる。
【0036】次に、上記メイン制御動作と並行して実行
される排気圧力の制御動作を、図3に示す示すフローチ
ャートに基づいて説明すると、コントロールユニット2
6は、まず、ステップS10で、エンジン負荷に対応す
る燃料噴射時間Tnが予め設定された所定の値Tna以
下であり、且つエンジン回転数Nが予め設定された所定
の値na以下であるかを判定する。即ち、エンジンの運
転状態が、図6に斜線で示す高負荷高回転領域以外の運
転状態であるか否かを判定し、YESと判定したとき、
即ち、高負荷高回転領域以外であれば、ステップS11
で、上記メイン制御動作中にセットされたフラグFが1
であるか否かを判定し、フラグFが1であると判定した
ときには、ステップS12において、運転状態に応じた
目標の排気圧力Peoを求める。この場合、図7に示す
ように、エンジン回転数Nとエンジン負荷に対応する燃
料噴射時間Tnとに応じて目標の排気圧力Peoが予め
設定された制御マップから所定の目標の排気圧力Peo
を求める。
【0037】次いで、コントロールユニット26は、ス
テップS13において、目標の排気圧力Peoから実際
の排気圧力Peを減算することにより偏差ΔPを算出
し、ステップS14では、偏差ΔP応じてバイパスバル
ブ10の開度を調整するためのデューティソレノイド2
1に対する通電時間tを算出する。この場合、図8に示
すように、偏差ΔPに応じて通電時間tが予め設定され
てた制御マップより通電時間tが算出され、この通電時
間tは、上記偏差ΔPがマイナスの値を示す場合、即
ち、実際の排気圧力Peが目標の排気圧力Peoより高
い程、長くなるように設定されており、偏差ΔPが所定
値より大である場合には、上記デューティソレノイド2
1を制御する基準となるデューティ率が最大値に設定さ
れるようになっている。そして、ステップS15では制
御タイミングか否を判定し、YESのときには、ステッ
プS16において、デューティソレノイドバルブ21に
通電し、該デューティソレノイドバルブ21をデューテ
ィ制御することにより、バイパスバルブ10の開度を調
整して、実際の排気圧力Peが目標の排気圧力Peoに
収束するように、該バイパスバルブ10の作動がフィー
ドバック制御されることになる。
【0038】なお、ステップS10でNOと判定したと
き、即ち、図6に斜線で示される高負荷高回転領域にお
いては、ステップS17で上記デューティソレノイド2
1に対する通電時間tが最大値に設定され、バイパスバ
ルブ10が全開操作されることになる。また、ステップ
S11でNOと判定したときには、上記バイパスバルブ
10に対する制御を実行することなくリターンされるこ
とになる。
【0039】このように、高負荷高回転領域以外の運転
状態では、図5に示すように、上記シャッタバルブ8と
共に所定の制御時間T内において、未燃成分の低減と走
行性の低下防止との両立を図り得るように、予め設定さ
れた目標の排気圧力Peoに実際の排気圧力Peを収束
させるように上記バイパスバルブ10の作動がフィード
バック制御されることになり、これにより、実際の排気
圧力Peがより緻密に制御され、その制御性が向上する
ことになって、運転状態に応じて未燃成分の低減と走行
性の低下防止との両立を達成することができる。
【0040】また、上記バイパスバルブ10の組付け誤
差や該バルブ10へのカーボン付着量、あるいは第2ア
クチュエータ17の作動特性等に関わりなく、常に、実
際の排気圧力Peが目標の排気圧力Peoとなるよう
に、バイパスバルブ10の作動がフィードバック制御さ
れることにより、その制御性が一段と向上することにな
る。
【0041】更に、高出力が要求される高負荷高回転領
域においては、バイパスバルブ10が全開状態とされ、
実際の排気圧力Peの上昇が最小限に抑制されることに
なって、排気圧力が上昇する高負荷高回転運転領域等に
おいて、上記バイパスバルブ10の開度を制御する場合
のように、該バイパスバルブ10の作動の応答性が悪化
し、排気変動が顕著となり、空気充填量等が変動してエ
ンジンの燃焼性に悪影響を及ぼす結果、走行性が低下す
るといった不具合を解消されることになる。
【0042】なお、実際の排気圧力Peが上昇する高負
荷高回転運転状態、換言すれば、バイパス通路9に連通
されたシャッタバルブ8の上流側と下流側の排気通路3
の温度差が大きい運転状態においては、上記バイパスバ
ルブ10が全開状態とされることになって、温度差が緩
和され、これにより、上記シャッタバルブ8ないしバイ
パスバルブ10の熱変形あるいは熱疲労が抑制されるこ
とになる。
【0043】特に、この第1実施例においては、上記シ
ャッタバルブ8の上流側と下流側の排気通路3を連通す
るバイパス通路9に、該バイパス通路9を開閉するバイ
パスバルブ10が設けられ、このバルブ10により実際
の排気圧力Peがフィードバック制御されることになる
ので、上記排気通路3に設けられたシャッタバルブ8の
作動をフィードバック制御する場合に比べて、上記バイ
パスバルブ10を駆動するための駆動力が軽減されると
共に、該バルブ10を駆動するための第2アクチュエー
タ17の小型化を図り得ることになって、小さな駆動力
で上記バイパスバルブ10を制御し得ることが可能とな
り、その作動の応答性が向上し、制御性が向上すること
になる。
【0044】なお、この第1実施例においては、エンジ
ンの運転状態に応じて設定される目標の排気圧力Peo
に実際の排気圧力Peを収束させるように、上記バイパ
スバルブ10の作動をフィードバック制御する場合につ
いて説明したが、上記シャッタバルブ8の開度をフィー
ドバック制御することにより、目標の排気圧力Peoに
実際の排気圧力Peを収束させるように構成するという
考えも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0045】また、図9は本発明に係るエンジンの排気
制御装置の第2実施例を示し、図示のように、エンジン
31のシリンダヘッド31aには、吸気通路32および
排気通路33がそれぞれ接続されており、上記吸気通路
32には、上流側よりエアフローメータ34およびサー
ジタンク35が設けられていると共に、上記排気通路3
3には、第1実施例と同様に、上流側より第1キャタリ
ストコンバータ36および第2キャタリストコンバータ
37がそれぞれ設けられている。
【0046】更に、上記第2キャタリストコンバータ3
7の下流側の排気通路33に該通路33を開閉するシャ
ッタバルブ38が開閉自在に設けられていると共に、該
シャッタバルブ38の上流側と下流側の排気通路33を
連通させるバイパス通路39が形成されており、このバ
イパス通路39には、該通路39を開閉するバイパスバ
ルブ40が開閉自在に設けられている。また、上記サー
ジタンク35には、チェックバルブ41が途中に介装さ
れた吸気負圧導入路42を介してバキュームチャンバ4
3が接続されており、このチャンバ43には第1負圧通
路44および第2負圧通路45を介してダイアフラム式
の第1、第2アクチュエータ46,47がそれぞれ接続
されている。そして、上記第1アクチュエータ46とシ
ャッタバルブ38と一体に設けられた回動アーム38a
とがリンク48により連結されていると共に、上記第2
アクチュエータ47とバイパスバルブ40と一体に設け
られた回動アーム40aとがリンク49により連結され
ている。
【0047】上記第1負圧通路44の途中には、第1ア
クチュエータ46に上記バキュームチャンバ43からの
吸気負圧を作用させるソレノイドバルブ50が設けられ
ており、エンジン31の始動前においては、ソレノイド
バルブ50を介して第1アクチュエータ46に大気圧が
導入され、該アクチュエータ46により上記シャッタバ
ルブ38が全開状態に維持されると共に、エンジン31
の始動後においては、ソレノイドバルブ50が切り換え
られて該ソレノイドバルブ50を介して第1アクチュエ
ータ46に吸気負圧が導入され、これにより、該第1ア
クチュエータ46がコイルバネ46aに抗して動作する
ことになって、上記シャッタバルブ38が全閉状態に駆
動されるようになっている。
【0048】また、上記第2負圧通路45には、第2ア
クチュエータ47に上記バキュームチャンバ43からの
吸気負圧を作用させるデューティソレノイドバルブ51
が設けられており、エンジン31の始動前においては、
デューティソレノイドバルブ51を介して第2アクチュ
エータ47に大気圧が導入され、該アクチュエータ47
により上記バイパスバルブ40が全閉状態に維持される
と共に、エンジン31の始動後においては、デューティ
ソレノイドバルブ51が駆動されて該ソレノイドバルブ
51を介して第2アクチュエータ47に吸気負圧が導入
され、これにより、該第2アクチュエータ47がコイル
バネ47aに抗して動作することになって、上記バイパ
スバルブ40の開度が調整されるようになっている。
【0049】更に、上記第2キャタリストコンバータ3
7の下流側の排気通路33には連通路52を介して圧力
センサ53が接続されており、該圧力センサ53により
第2キャタリストコンバータ37の下流側の排気通路3
3内の排気圧力が検出されるようになっている。
【0050】なお、上記シャッタバルブ38は、第1実
施例の場合と同様に、全閉状態とされた場合においても
適切な量の排気の流通を許容するようになっている。
【0051】以上の構成に加えて、この第2実施例にお
いては、上記エアフローメータ34からの吸入空気量を
示す信号と、上記圧力センサ53からの排気圧力を示す
信号と、回転センサ54からのエンジン回転数を示す信
号と、水温センサ55からのエンジン冷却水温を示す信
号と、上記第2キャタリストコンバータ37の上流側と
下流側における排気通路33にそれぞれ設けられて該排
気通路33を流通する排気の温度を検出する各温度セン
サ56a,56bからの信号と、同じく上記第2キャタ
リストコンバータ37の上流側と下流側における排気通
路33にそれぞれ設けられて該排気通路33を流通する
排気中の酸素濃度を検出する各O2各温度センサ57
a,57bからの信号とが入力されるコントロールユニ
ット58が備えられており、このコントロールユニット
58は、上記吸入空気量を示す信号、換言すればエンジ
ン負荷とエンジン回転数を示す信号とに基づいて1サイ
クル当たりの吸入空気量を算出し、エンジン負荷に応じ
た燃料噴射量となるように、上記シリンダヘッド31a
内に装備された燃料噴射弁(図示せず)による燃料噴射
時間を設定すると共に、上記エアフローメータ34およ
び各センサ53ないし57a,57bからの信号に基づ
いてエンジン31の運転状態に応じた目標の排気圧力と
なるように上記シャッタバルブ38ないしバイパスバル
ブ40の作動を制御するようになっている。
【0052】次に、上記コントロールユニット58によ
る排気圧力のメイン制御動作を、図10に示すフローチ
ャートに基づいて説明すると、このコントロールユニッ
ト58は、まず、ステップS20においてエアフローメ
ータ34および各センサ53ないし57a,57bから
の信号を入力し、ステップS21では、上記各入力信号
に基づいてエンジン回転数N、エンジン負荷に応じた燃
料噴射時間Tn、上記シャッタバルブ8の上流側におけ
る排気通路33内の実際の排気圧力Peおよびエンジン
冷却水温Wtを算出する。次いで、ステップS22にお
いては、各温度センサ56a,56bにより検出される
第2キャタリストコンバータ37の前後の排気温度
1,T 2をそれぞれ算出し、ステップS23で、第2キ
ャタリストコンバータ37を通過した後の排気温度T2
から該第2キャタリストコンバータ37を通過する前の
排気温度T1を減算することにより、温度差ΔTを算出
したのち、ステップS24で後に詳述する劣化度合判定
制御を実行し、次いで、ステップS25で温度差ΔT
が、上記第2キャタリストコンバータ37の活性状態を
判定するための基準となる予め設定された基準判定温度
Taより高いか否かを判定する。そして、NOのとき、
即ち、上記第2キャタリストコンバータ37が未だ活性
化されておらす、このため、該キャタリストコンバータ
37内で酸化作用が十分に行われず、温度差ΔTが小さ
い場合には、ステップS26で、第1実施例の場合と同
様に、図4に示すように、エンジン水温Wtとシャッタ
バルブ38の作動を制御する制御時間Tとの関係を示す
制御マップより制御時間Tを算出する。そして、ステッ
プS27で、フラグFを1にセットしたのち、ステップ
S28エンジン始動後から制御時間T以内であるか否か
を判定し、YESと判定したとき、即ち、制御時間T内
である場合には、ステップS29で上記ソレノイドバル
ブ50に通電し、該ソレノイドバルブ50を介して第1
アクチュエータ46に吸気負圧を導入することにより、
排気通路33に設けられたシャッタバルブ38を全閉状
態とすることにより排気圧力を上昇させる。
【0053】なお、上記上記ステップS25でYESと
判定してとき、即ち、上記第2キャタリストコンバータ
37が既に活性化されており、これにより、該キャタリ
ストコンバータ37内で酸化作用が十分に行わて温度差
ΔTが大きい場合には、上記シャッタバルブ38に対す
る制御を行わずステップS30でフラグFを0にセット
してリターンすると共に、上記ステップS28でNOと
判定した場合においても、上記シャッタバルブ38に対
する制御を行わずステップS30でフラグFを0にセッ
トしてリターンする。また、この第2実施例においも、
図3に示す制御動作がメイン制御に並行して実行される
ように構成されている。
【0054】ここで、上記メイン制御動作中において実
行される劣化度合判定制御の制御動作を、図11に示す
フローチャートに基づいて説明すると、上記コントロー
ルユニット58は、まず、ステップS31で各O2セン
サ57a,57bからの信号を入力し、次いで、ステッ
プS32では、各O2センサ57a,57bから電気信
号の出力波形を比較する。この場合、上記第2キャタリ
ストコンバータ37の劣化度合いが大きい場合には、両
2センサ57a,57bからの電気信号の出力波形が
大きく相違し、また、該第2キャタリストコンバータ3
7の劣化度合いが小さい場合には、両O2センサ57
a,57bからの電気信号の出力波形があまり相違しな
いことが一般に知られており、この特性に基づいて上記
第2キャタリストコンバータ37劣化度合いを判定する
ことが可能となる。そして、ステップS33では、上記
の特性に基づいて両O2センサ57a,57bからの電
気信号の出力波形を比較し、YESと判定したとき、即
ち、波形差が大であって第2キャタリストコンバータ3
7の劣化度合いが大であると判定したときには、ステッ
プS34で基準判定温度Taを、図12に示す制御マッ
プに基づいて劣化度合いに応じて低下させる方向に修正
する。これは、上記第2キャタリストコンバータ37の
劣化度合いが進むと、該第2キャタリストコンバータ3
7内での酸化作用が低下して、該第2キャタリストコン
バータ37を通過する前の排気の温度T1と該第2キャ
タリストコンバータ37を通過した後の排気の温度T2
との温度差が減少する傾向となるため、この傾向を加味
して上記第2キャタリストコンバータ37の活性状態を
良好に判定し得るように基準判定温度Taを修正する。
【0055】このようにして、エンジン31の始動直後
においては、上記第1実施例と同様に、始動後から所定
の制御時間Tが経過するまでシャッタバルブ38が全閉
状態とされて、未燃成分の排出が顕著となる始動直後に
おけるエンジンの冷機時には、排気通路33が絞られて
排気圧力が上昇し、これにより、未燃成分の排出が低減
されることになる。更に、上記シャッタバルブ38が全
閉状態とされて排気圧力が高められることにより、排気
通路33内の温度が上昇することになり、これにより、
排気の再燃焼性が向上すると共に、第1、第2キャタリ
ストコンバータ36,37が早期に活性化させることが
可能となって、排気の浄化効率が向上することになる。
【0056】特に、この第2実施例によれば、各温度セ
ンサ56a,56bにより排気通路33に設けられた第
2キャタリストコンバータ37の前後の温度差ΔTが検
出され、この温度差ΔTに基づいて該第2キャタリスト
コンバータ37活性状態が判定されることになって、該
第2キャタリストコンバータ37が活性化したのちは、
上記シャッタバルブ38の制御およびバイパスバルブ4
0のフィードバック制御が行われず、これにより、該触
該第2キャタリストコンバータ37が未燃成分を良好に
浄化し得る活性状態となったのちにおける上記シャッタ
バルブ38およびバイパスバルブ40の不要な作動が抑
制されることになる。その結果、必要最小限度で排気圧
力が制御されることになって、該排気圧力を行うことに
よる走行性への悪影響をできるだけ抑制することができ
ると共に、制御の信頼性が向上することになる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、未燃
成分の低減と走行性の低下防止との両立を図り得るよう
に、予め設定された目標の排気圧力に実際の排気圧力を
収束させるように排気圧力調整手段の作動がフィードバ
ック制御されることになり、これにより、実際の排気圧
力がより緻密に制御され、その制御性が向上することに
なって、運転状態に応じて未燃成分の低減と走行性の低
下防止との両立を達成することができると共に、上記排
気圧力調整手段の劣化度合い、あるいは該排気圧力調整
手段を駆動させるアクチュエータの作動特性等に関わり
なく、常に、実際の排気が目標の排気圧力となるように
フィードバック制御されることにより、その制御性が一
段と向上することになる。
【0058】またエンジン始動後所定の期間内の冷機
において、実際の排気圧力が目標の排気圧力となるよ
うに排気圧力制御手段の作動がフィードバック制御さ
れ、これにより、特に、未燃成分の排出が顕著となるエ
ンジンの冷機時における未燃成分の浄化性能が一段と向
上する。
【0059】更に、第発明によれば、排気圧力検出手
段により検出される実際の排気圧力が高い場合には、制
御禁止手段により排気圧力調整手段のフィードバック制
御が禁止されることになり、これにより、実際の排気圧
力が上昇する高負荷高回転運転領域等において上記排気
圧力調整手段の作動を制御することによる悪影響を防止
することができる。
【0060】特に、第発明によれば、目標値設定手段
により、運転状態に応じた最適な排気圧力の目標値が設
定され、この目標値に実際の排気圧力が収束するように
排気圧力調整手段の作動がフィードバック制御されるこ
とになって、未燃成分の低減と走行性の低下防止との両
立させるための排気圧力制御の制御性が一段と向上する
ことになる。
【0061】
【0062】更に、第発明によれば、排気圧力調整手
段の上流側と下流側の排気通路を連通するバイパス通路
に設けられて該バイパス通路を開閉するバイパス通路開
閉手段により、実際の排気圧力がフィードバック制御さ
れることになるので、排気通路に設けられた排気圧力調
整手段を制御する場合に比べて、上記バイパス通路開閉
手段を駆動するための駆動力が軽減されると共に、該開
閉手段を駆動するためのアクチュエータの小型化を図り
得ることになって、小さな駆動力で上記バイパス通路開
閉手段を制御することが可能となり、その作動の応答性
ならびに制御性が向上することになる。
【0063】また、第発明によれば、温度検出手段に
より排気通路に設けられた触媒コンバータの前後の温度
差が検出され、この温度差に基づいて活性状態判定手段
により触媒コンバータの活性状態が判定されることにな
って、該触媒コンバータが活性化したのちは、制御禁止
手段により排気圧力調整手段のフィードバック制御が禁
止され、これにより、該触媒コンバータが未燃成分を良
好に浄化し得る活性状態となったのちにおける上記排気
圧力調整手段の不要な作動が抑制されることになる。そ
の結果、必要最小限度で排気圧力調整手段が制御される
ことになって、該排気圧力調整手段を制御することによ
る走行性への悪影響をできるだけ抑制することができる
と共に、制御の信頼性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るエンジンの排気
制御装置の全体システム図。
【図2】 エンジン始動直後における排気圧力制御動
作を示すフローチャート図。
【図3】 運転状態に応じた排気圧力制御動作を示す
フローチャート図。
【図4】 エンジン冷却水温とシャッタバルブ制御時
間との関係を示す制御マップ。
【図5】 シャッタバルブおよびバイパスバルブの作
動状態を示すタイムチャート図。
【図6】 排気制御装置による制御領域を示すグラ
フ。
【図7】 エンジン回転数と燃料噴射時間との関係で
設定される目標排気圧力を示す制御マップ。
【図8】 目標の排気圧力に対する実際の排気圧力の
偏差とバイパスバルブへの通電時間との関係を示す制御
マップ。
【図9】 第2実施例に係るエンジンの排気制御装置
の全体システム図。
【図10】 第2実施例の排気制御装置による排気圧力
制御のメイン制御動作を示すフローチャート図。
【図11】 メイン制御動作中における劣化度合判定制
御動作を示すフローチャート図。
【図12】 劣化度合判定制御に使用されるキャタリス
トコンバータの劣化度合と基準判定温度との関係を示す
グラフ。
【符号の説明】
1,31 エンジン 3,33 排気通路 7,37 第2キャタリストコンバータ 8,38 シャッタバルブ 9,39 バイパス通路 10,40 バイパスバルブ 16,46 第1アクチュエータ 17,47 第2アクチュエータ 20,50 ソレノイドバルブ 21,51 デューティソレノイドバルブ 23,53 圧力センサ 26,58 コントロールユニット 56a,56b 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/28 301 F01N 3/28 301B (56)参考文献 特開 平1−208514(JP,A) 実開 昭62−140433(JP,U) 実開 平3−10021(JP,U) 実開 平1−115826(JP,U) 実開 平3−21533(JP,U) 実開 平4−111540(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 41/00 - 41/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状態に応じてエンジンの排気圧力を
    調整することにより未燃成分の排出を低減させるように
    したエンジンの排気制御装置であって、エンジンの運転
    状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手
    段からの信号に基づいてエンジン始動後所定の期間内の
    冷機時か否かを判定する期間判定手段と、上記排気通路
    に配置され、排気の圧力を調整する排気圧力調整手段
    と、該排気圧力調整手段の上流側の排気通路に配置さ
    れ、該排気圧力調整手段により圧力が調整された排気中
    の未燃成分を浄化する触媒コンバータと、上記排気圧力
    調整手段により調整された、該調整手段より上流の排気
    の圧力を検出する排気圧力検出手段と、上記期間判定手
    段によりエンジン始動後所定の期間内の冷機時であると
    判定されたときに、上記排気圧力検出手段により検出さ
    れた実際の排気圧力と、該排気圧力が増大するように予
    め設定された目標の排気圧力とを比較し、実際の排気圧
    力を目標の排気圧力に収束させるように上記排気圧力調
    整手段の作動をフィードバック制御する制御手段とが設
    けられていることを特徴とするエンジンの排気制御装
    置。
  2. 【請求項2】 排気圧力検出手段により検出される排気
    圧力が予め設定された所定の値より高いときに、制御手
    段による排気圧力調整手段のフィードバック制御を禁止
    する制御禁止手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のエンジンの排気制御装置。
  3. 【請求項3】 運転状態検出手段で検出された運転状態
    に応じて排気圧力の目標値を設定する目標値設定手段が
    設けられ、制御手段は、排気圧力検出手段により検出さ
    れた実際の排気圧力と、上記目標値設定手段により設定
    された目標値とを比較し、実際の排気圧力を目標値に収
    束させるように排気圧力調整手段の作動をフィードバッ
    ク制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジン
    の排気制御装置。
  4. 【請求項4】 運転状態に応じてエンジンの排気圧力を
    調整することにより未燃成分の排出を低減させるように
    したエンジンの排気制御装置であって、上記エンジンの
    排気通路に未燃成分が排出される状態を検出する未燃成
    分排出状態検出手段と、該検出手段により未燃成分が排
    出される状態を検出したときに排気の 圧力を調整する排
    気圧力調整手段と、該排気圧力調整手段の上流側と下流
    側との排気通路を連通するバイパス通路と、該バイパス
    通路を開閉するバイパス通路開閉手段と、上記排気圧力
    調整手段の上流側における排気通路の排気圧力を検出す
    る排気圧力検出手段と、該排気圧力検出手段により検出
    された実際の排気圧力と予め設定された目標の排気圧力
    とを比較し、実際の排気圧力を目標の排気圧力に収束さ
    せるように上記バイパス通路開閉手段の作動をフィード
    バック制御する制御手段とが設けられていることを特徴
    とするエンジンの排気制御装置。
  5. 【請求項5】 触媒コンバータの前後の温度を検出する
    温度検出手段と、該温度検出手段により検出された温度
    差に基づいて上記触媒コンバータの活性状態を判定する
    活性状態判定手段と、この判定手段により触媒コンバー
    タの活性状態が判定されたときに、制御手段による排気
    圧力調整手段のフィードバック制御を禁止する制御禁止
    手段とが設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のエンジンの排気制御装置。
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