JP3207432B2 - 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物 - Google Patents

飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 技術の分野 本発明は、完全飽和ジアルキルカチオン界面活性剤と
ノニオン界面活性剤の両方を含む硬質表面洗浄用組成物
に関する。
発明の背景 従来、例えば木材、化粧タイル、塗装金属等の硬質表
面を洗浄する場合、界面活性剤または溶剤をベースとし
た組成物を用いて汚れを除去してから、別の操作とし
て、表面を封止および保護し、かつ汚れの再付着度を減
少させるために、ラッカー、ワックスまたは艶出剤を塗
布することが知られている。この2段階洗浄および封止
操作は時間もかかり、複雑でもある。
界面活性剤をベースとする組成物の中に、いくつかの
成分を配合することが知られている。これは、このよう
な成分を表面に付着させることによって、1段階の洗浄
操作で、保護層を付与することを意図したものである。
GB 1528592号(1978年)は、アルカリ性のフロア洗
浄用組成物を開示している。この組成物は、pH8.5また
はそれ以上の水溶液に溶解しうる、分子量が100,000〜
2,500,000の有機ポリカルボン酸コポリマーを含む。こ
れらのポリマーは、大量に市販されている。
GB 1534722号(1978年)は、粒状硬質表面洗浄用組
成物について開示している。この組成物は、界面活性
剤、および「汚れの除去用改良混合物」として、ポリビ
ニルアルコールまたはピロリドンおよび生体多糖類を含
んでいる。これらのポリマーは、分子量が約5,000〜36
0,000であり、工業的に使用しうる量で入手できる。こ
れらの組成物はアルカリ溶液を形成する。
US 07/297807(EP379256)では、EP0467472 A2(Co
lgate Palmolive社)に記載されているように、硬質表
面洗浄のためにカチオン性ポリマーのポリ[ベータ(メ
チルジエチルアンモニウム)エチル−メタクリレート]
の15〜20%水性溶液2.3%を、混合ノニオン界面活性剤
系へ配合することによって、汚れていたセラミックタイ
ルを洗浄後再洗浄するのがより容易になることが開示さ
れている。
EP 0467472 A2は、防汚作用促進ポリマー例えばカ
チオン性ポリ[ベータ(メチルジエチルアンモニウム)
エチル−メタクリレート](これに限定されるものでは
ない)も、アニオンおよびカチオン界面活性剤と組合わ
せた場合に有効であることを開示している。この出願公
開明細書には、「吸着されたポリマーは、表面上に、防
汚作用促進ポリマーの残留汚れ防止親水性層を形成し、
これによって、その後に表面に付着した汚れを除去する
のに前記残留層が無かった場合よりも手間がかからな
い」と記載されている。このポリマーの分子量の範囲
は、4,000〜100,000である。但し50,000以上の分子量の
ポリマーを用いることは、溶解性の問題があるので推奨
できない。
EP 0379256は、前記文献と同様であり、任意に分子
量が2,000〜500,000の帯電防止第四ポリマーを2重量%
まで含む組成物を開示している。この組成物は、酸性pH
2〜4であり、ノニオン界面活性剤系2〜4重量%を含
むことを特徴とする。pH2.5であって、かつ混合ノニオ
ン系2.2重量%と特殊なカチオン性ポリマー0.07%とを
含む組成物が例示されている。さらには変性ポリマーが
防汚剤として機能するとも言われている。
US−A−4065409号は、低レベルのノニオン洗剤(エ
トキシル化アルコールであり得る)と、quat.(例えば
ジメチルジデシルアンモニウムクロライド:DDAC)とを
含む、硬質表面洗浄用洗剤組成物を開示している。この
文献には防汚効果については言及されていない。
WO−A−8605199号は、グリコシドノニオン界面活性
剤を含む組成物を開示している。この文献に開示された
先行技術の組成物は、本質的に表面に残留物を残さない
と言われていることに注目すべきである。またこの参考
文献の組成物は残留物を残さないように意図されたもの
であるとも考えられる。
WO−A−9406899号は、グリコシドノニオン界面活性
剤と組合わせて、第四モノおよびジ獣脂酸エステルを含
む組成物を開示している。
前記のものに加えて、US 4606842号からは、吹き付
け、拭き取り型のガラス洗浄用組成物のビルダーとし
て、低分子量ポリアクリル樹脂を使用することも知られ
ている。ベイカーらは、US 4690779号において、硬質
表面用洗浄用組成物において、分子量が5,000以下のポ
リアクリル酸ポリマーとある種のノニオン界面活性剤と
の組合わせの使用について開示している。これらの系に
おいてポリマーは、ビルダーとして機能する。
前記からわかることは、組成物を表面に対して最初に
用いるときには主として洗浄効果を得るため、あるいは
表面の修飾によって汚れの付着を妨げるかあるいは繰返
し行なう洗浄を容易とするような第二の洗浄効果を得る
ために、一般にアルカリ性の硬質表面洗浄用組成物に、
ある種のポリマーを含有させることが知られているとい
うことである。
特殊なカチオン洗剤を含むその他の表面処理剤も注目
されている。WO 91/09930号(Ques Industries社)
は、アルミニウム例えば車体に見られる金属表面への
“ETHOQUAT"(商標)の使用を開示している。
発明の簡単な説明 本発明者らは、表面を洗浄し、かつ同時に、前記表面
にその後に付着する汚れを遊離させるのに役立つカチオ
ン界面活性剤層を該表面上に付着させると考えられる改
良組成物を考案した。
従って本発明は、界面活性剤混合物を含む硬質表面洗
浄用水性組成物であって、前記界面活性剤混合物が、 a)総界面活性剤の少なくとも65重量%の親水性アルキ
レンオキシド基と疎水性脂肪族化号物またはアルキル芳
香族化合物との縮合により得られるノニオン界面活性
剤、 b)総界面活性剤の1重量%未満のアニオン界面活性
剤、 c)総界面活性剤の0.1〜35重量%のC12またはそれより
長いジアルキルカチオン界面活性剤、 を含み、 前記組成物は使用された場合、カチオン界面活性剤の
層を表面に付着させ、これによって、前記表面にその後
で付着する汚れを遊離させるのを助けるような組成物を
提供する。
発明の詳細な説明 一連のカチオンジアルキル第四アンモニウム化合物
が、本発明の組成物において有用である。これらの化合
物は、例えばC=Oのような部分を含んでいてもよい
が、アルキル鎖はC=C(すなわちエチレン飽和)のよ
うな部分を含まない。さらには分子が少なくとも2つの
中程度の長さのアルキル鎖を含んでいることが重要であ
るが、これらの化合物は前記アルキル鎖を2つ以上含み
うる。本発明においては、これらのアルキル基の少なく
とも2つが、12個またはそれ以上の炭素を含む。
典型的には、カチオン界面活性剤は、下記一般式を有
する: 上記式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルま
たは水素であり、nおよびmは0〜4であり、OOR4およ
びOOR5は、炭素原子数8〜26の脂肪酸残基であり、Xは
1価アニオン等価物である。さらに典型的には前記式
(式中、m=1およびn=1である)のカチオンを含む
カチオン界面活性剤である。
好ましくは、前記式(式中、R1=R2=R3=CH3)のカ
チオンを含むカチオン界面活性剤である。最も好ましく
は、前記式(式中、R4およびR5は独立して、C12〜C20
ある)のカチオンを含むカチオン界面活性剤である。
完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物
は、下記のものを含む: X-[CH3(CH2nCO・NH(CH2・N+R1R2 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アル
キル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリ
コール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは
8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物で
ある。
好ましくは、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH、ま
たはメチルである。
完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物
は、下記のものを含む。
X-[CH3(CH2nCOO(CH2・N+R1R2 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アル
キル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリ
コール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは
8〜26であり、Xは1価アニオン等価物である。
好ましくは、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH(式
中、xは平均して1〜2である)、またはメチルであ
り、mは2である。
完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物
は、下記のものを含む。
X-[CH3(CH2・N+R1R2 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アル
キル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリ
コール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは
8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物で
ある。好ましくは、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH
(式中、xは1〜2である)、またはメチルである。好
ましくは、nは、長い方のアルキル鎖の鎖長分布が獣脂
のものと類似しているように選ばれる。
本発明による組成物のpHは、酸性、アルカリ性または
中性である。
本発明による典型的な組成物のpHは7.5未満であり、
この場合エステル基が用いられている。カチオン界面活
性剤にエステル基が結合体として存在しない場合、pHは
7.5よりも高い。
好ましいカチオン界面活性剤は、次のものである: [(CH33N−CH2−CH(OOCR4)−CH2OOCR5+X- 上記式中、R4およびR5は、独立してC12〜C20アルキルで
あり、この組成物には実質的にアニオン界面活性剤は含
まれていない。この一般的な範疇に含まれる物質は、ヘ
キスト社から入手しうる。最も好ましくは、R4およびR5
は、アルキル鎖の鎖長分布が獣脂のものに対応する脂肪
酸残基である。
もう1つの好ましいカチオン界面活性剤は、次のもの
である: X-[CH3(CH2nCO・NH(CH2・N+R1R2 上記式中、nは11〜19、R1はメチル、R2は−(CH2CH
2O)(式中、xは1〜2である)、水素またはメチル
である。この一般的な範疇に含まれる物質は、Stepan社
のACCOSOFT 440/75(商標)として市販されている。
前記組成物において、エトキシル化数xは1.7に近
い。すなわち1.5〜2.0であるのが好ましい。
本発明の組成物中に存在するカチオン界面活性剤は、
組成物が塗布されている表面の界面エネルギーを変え
る。これにより改質された表面に後で付着する汚れの接
触角が上がると考えられている。好ましいカチオン界面
活性剤は、前記カチオン界面活性剤で処理した表面に塗
布されるテスト液体の接触角に対して、顕著な作用を示
す。従って未処理の顕微鏡スライドガラスの場合、10マ
イクロリットルのドデカン小滴の接触角は、10゜未満で
ある。本発明による組成物、すなわち以下にさらに詳細
に記載する5%ノニオンおよび1%カチオンを含む水溶
液で処理した場合、ドデカン小滴の接触角は典型的には
20゜以上に増加する。
従って、本発明はまた、正味陰電荷(net negative c
harge)を有する硬質表面の洗浄方法にも及ぶ。この方
法は、本発明の組成物での前記表面の処理工程を含む。
本発明の組成物がアルコキシル化アルコールノニオン
界面活性剤を含んでいることが重要である。ノニオン界
面活性剤の存在が、本発明の組成物の洗浄効果に有意に
貢献すると考えられる。
適切なノニオン洗剤活性化合物は、本来親水性のアル
キレンオキシド基と本来脂肪族またはアルキル芳香族で
あってもよい有機疎水性化合物とを縮合させることによ
って得られる化合物として広義に記載しうる。
特別な疎水基で縮合される親水性またはポリオキシア
ルキレン基の長さは、容易に調節され、所望のHLBを有
する水溶性化合物を生じうる。
特別な例として、直鎖あるいは枝分れ鎖構造を有する
炭素原子数6〜22の脂肪族アルコールとエチレンオキシ
ドとの縮合生成物がある。例えばココナツアルコール1
モルあたりエチレンオキシド2〜15モルのココナツ油エ
チレンオキシド縮合物、およびアルキルフェノール1モ
ルあたりエチレンオキシド5〜25モルの、アルキル基が
6〜12個の炭素原子を有するアルキルフェノール縮合物
が挙げられる。
特に好ましいノニオン界面活性剤は、2〜9モルのエ
トキシル化度を有する炭素原子数6〜14のエトキシル化
アルコールである。適切な物質には、IMBENTIN 91/35
OFA(商標)、平均して5モルのエトキシル化度を有
するC10ノニオン界面活性剤がある。
このほかにも多くのアルキレンオキシドと脂肪族また
はアルキル−芳香族化合物との縮合で得られるノニオン
界面活性剤が当業者に知られている。例えばM.J.Schick
の「ノニオン界面活性剤」、Marcel Dekker(1967
年)、およびその再版本などに示されたものである。
本発明の組成物において用いられるノニオン洗剤活性
剤の量は、一般に1〜30重量%、好ましくは2〜20重量
%、最も好ましくは5〜10重量%である。
ノニオン界面活性剤とアニオンおよびカチオン界面活
性剤の割合は、組成物中に存在する総界面活性剤の>75
%がノニオン界面活性剤であるようにする。
本発明の組成物は低レベルしかアニオン洗浄活性剤を
含まないことが重要である。あるいはアニオン洗浄活性
剤は問題がなければ含まれなくてもよい。アニオン洗剤
の存在は、カチオン洗剤とアニオン洗剤との間に複合体
を形成し、このため組成物の効果を低下させると考えら
れる。
本発明の組成物の全体の界面活性剤含量は、一般に1
〜30%である。
疎水性油は、本発明の組成物の任意成分である。適切
は油には、トリグリセリドを急速に溶解させる油が挙げ
られる。油を存在させる場合、リモネン、パラシメン、
ジブチルエーテル、およびブチルブチレートが好まし
い。
本発明の組成物は、その洗浄性能を補助するその他の
成分を含んでいてもよい。
例えばこの組成物は、洗剤ビルダーを含んでいてもよ
い。適切なビルダーには、例えばカーボネート、重炭酸
塩、ニトリロトリアセテート、ポリカルボキシレート、
シトレート、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート特にポ
リホスフェート、オルトホスフェートとピロホスフェー
トとの混合物、ゼオライトおよびこれらの混合物があ
る。このようなビルダー(特にホスフェートおよびカル
ボネート)は、その水溶解度を超える量で存在するなら
ば、研磨剤として機能しうる。但し、本発明の組成物は
本質的に研磨剤を含んでいないことが好ましい。一般に
ビルダーは、組成物の0.1〜25重量%である。
金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミンテトラア
セテート、アミノ−ポリホスフォネート(DEQUES
T )、ホスフェート、および各種のその他の多官能性
有機酸および塩も任意に用いることができる。
本発明の組成物の別の任意成分は、起泡調整剤であ
る。これは、使用中に過度の泡を生じる傾向がある本発
明の組成物において使用可能である。起泡調整剤の例と
して、有機溶剤、疎水性シリカ、シリコーンオイルある
いは炭化水素が挙げられる。
溶剤は、本発明の組成物の任意の成分の一つである。
溶剤が存在する場合、R1−O−(EO)−(PO)−R2
(式中、R1およびR2は、独立してC2-6アルキルまたは水
素であるが、2つが水素はあり得ず、mおよびnは独立
して0〜5である)の溶剤が好ましい。より好ましくは
ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、モノ
エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピ
レングリコール−n−ブチルエーテル、イソプロパノー
ル、エタノール、ブタノールおよびこれらの混合物から
成る群から選ばれる。別の溶剤としては、ピロリドン
(ピロリジノン)、例えばN−メチルピロリジノンが挙
げられる。
本発明の組成物はまた、上記した成分の外に、その他
の様々な任意成分、例えばpH調整剤、着色剤、蛍光増白
剤、汚れ懸濁剤、洗浄酵素、相溶性漂白剤、ゲル調整
剤、凍結解凍安定剤、殺菌剤、防腐剤、洗浄ヒドロトロ
ープ、香料および乳白剤を含んでいてもよい。
焦げたあるいは複雑に絡み合った(crosslinked)汚
れの洗浄を目的とする態様では、組成物は、アルカノー
ルアミン1〜10%を含むのが好ましい。2〜6重量%の
レベルが特に好ましい。特に適切なアルカノールアミン
には、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AM
P)、モノエタノールアミンおよびジエタノールアミン
がある。
本発明者らは、組成物が比較的細かいミストとして噴
霧される場合、非常に細かい小滴が形成される程度を減
らすために、本発明の組成物にポリマーを配合するのが
特に有利であると考えた。適切なポリマーには、ポリマ
ーPVP K−90として市販されているポリビニルピロリ
ドンがある。
適切なレベルのPVPポリマーの範囲は50ppm以上であ
る。300〜2000ppmが特に好ましい。
本発明の組成物はアルカリ性、酸性、あるいは中性で
あってもよいが、台所汚れには、この組成物が一般にア
ルカリ性であり、好ましくはpH>6がよい。
特に好ましい組成物はpH>10であり、水と混合して下
記の成分 a)アルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤(好
ましくはC9〜C12のEO5−8ノニオン界面活性剤)3〜15
%、 b)溶剤(好ましくはジエチレングリコールモノ−n−
ブチルエーテル)2〜10%、 c)アルカノールアミン(好ましくは2−アミノ−2−
メチル−1−プロパノール)2〜6%、 d)緩衝液/アルカリ(好ましくはアルカリ金属カーボ
ネート)0〜5%、 e)ポリマー(好ましくはPVP)0〜2000ppm、および f)一般式: X-[CH3(CH2nCO・NH(CH2・N+R1R2 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキ
ル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリコ
ール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは8
〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物であ
る) のカチオンを含むカチオン界面活性剤0.1〜2%を含
み、前記組成物は、1回の噴霧操作につき製品0.1〜1.5
mlの噴霧量を生じるように適合された容器に詰められて
いる。前記噴霧の、平均小滴サイズが30〜300ミクロン
である。
本発明をよりよく理解できるように、以下の実施例に
よって説明する。
実施例 ノニオン界面活性剤および比較的低レベルのカチオン
界面活性剤を含む水性組成物を、下記の物質を用いて下
記表1および2のように調製した(組成はすべて、他の
記載がなければ重量%で表わす)。
NONI:IMBENTIN 91/35 OFA(商標) CTAB:セチルトリメチルアンモニウムブロマイド HEQ:[(CH33N−CH・OOCR4−CH2・OOCR5+Cl- (式中、OOR4およびOOR5は、脂肪酸の鎖長が獣脂に相当
する脂肪酸である。)(ヘキスト社製) ACCO:ACCOSOFT 440/75(Stepan社製)。
AMP:アミノ−2−メチル−1−プロパノール digol:Butyl Digol(商標) 組成物をHEQおよびACCOを使用する場合を除いて、室
温で混合して調製した。これらの2つの物質は、攪拌
下、70℃で3部のプロピレングリコールに溶解し、70℃
で水に添加した。
結果を「ETh」および「EPh」は、下記に説明する。CT
AB、すなわち典型的なモノアルキルカチオン界面活性剤
を(顕微鏡)スライドガラス上に載せたドデカン小滴の
接触角に及ぼす影響が少ないことから対照として選ん
だ。このスライドガラスは、NONIの5%水溶液中のジア
ルキルカチオン界面活性剤1%溶液で処理したものであ
る。
このCTAB処理した(顕微鏡スライド)ガラス表面の表
面エネルギー(ガンマs/mN・m-1は、25mN・m-1程度であ
ると考えられる(Grifalco,Good,Fowkes and Youngの
方法(Physical Chemistry of Surfaces,A.A.Adamso
n,Wiley,ニューヨーク、1990年参照)によって測定した
もの)。一方、本発明の組成物において用いられるカチ
オン界面活性剤の類似溶液で処理した表面の表面エネル
ギーは、25mN・m-1未満であった。
脱水ひまし油(UNICHEMA社製)100gを秤量してガラス
ビンに入れた。これに、Fat Red(商標)染料(SIMGA
社製)0.2gを加え、この混合物を、Heidolph攪拌機を用
いて6時間激しく(2000RPM)攪拌した。攪拌した混合
物は、使用しない時は冷蔵した。
琺瑯容器(380×300mm)を、新しいウエットJ−CLOT
H(商標)を用いて、JIF LAC(商標)(手による食器
洗い用液体商品)および方解石粉末を用いて順次洗浄し
た。乾燥後、残留方解石をペーパータオルで磨いて除去
した。
表1に示す組成物1mlを、新しいウエットJ−CLOTH
で、きれいなタイルの上に塗り付けた。タイルを水道水
で15秒濯いで余分の組成物を除去し、水切りした。25ps
iの圧縮空気を用いるDeVilbiss(商標)重力供給方式に
よるスプレーガン(モデルMPS−514/515)で、27cm離れ
た位置から35秒間噴霧することにより、タイルの215×1
50mmの面積に汚れを吹き付けた。汚れたタイルを、85℃
の温度でオーブンに水平に入れ、2時間熱老化させて一
晩貯蔵するか、あるいは3〜6日間日光に暴露して光化
学的に老化させた。タイルを、ウエットJ−CLOTHを用
いて、および表1に示された実施例については、下記表
3に示された配合物を含む対照組成物1〜2mlを用い
て、手で洗浄した。
タイルを洗浄するのに必要な洗浄力を、表1において
熱老化タイルについては「ETh」、光化学老化タイルに
ついては「EPh」として測定した。
表2に挙げられた組成物2mlを、新しいウエットJ−C
LOTHを用いて、きれいなタイルの上に塗り付けた。タイ
ルを前記のように汚し、かつ老化させ、対照配合物では
なく予備処理に用いられたのと同じ配合物で洗浄した。
表1および2に示す結果から、本発明による組成物
は、カチオン界面活性剤をまったく含まないか、あるい
は飽和ジアルキルカチオン界面活性剤ではないカチオン
界面活性剤を含んでいる対照組成物と比べた場合、必要
とされる洗浄力が顕著に減少するのが分る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/86 C11D 1/62

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤混合物を含む硬質表面洗浄用水
    性組成物であって、前記界面活性剤混合物が: a) 炭素原子数6〜22の脂肪族アルコールとエチレン
    オキシドとの縮合物または炭素原子数6〜12のアルキル
    基を有するアルキルフェノールとアルキルフェノール1
    モルあたり5〜25モルのエチレンオキシドとの縮合物か
    ら選択される総界面活性剤の少なくとも65重量%のノニ
    オン界面活性剤、 b) 総界面活性剤の1重量%未満のアニオン界面活性
    剤、および c) 下記一般式I〜IIIで表される化合物から選択さ
    れる、8以上の炭素原子数の少なくとも2種以上のアル
    キル基を有する総界面活性剤の0.1〜35重量%のエチレ
    ン飽和ジアルキルカチオン界面活性剤: 一般式I: (式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルまた
    は水素であり、nおよびmは0〜4であり、OOCR4およ
    びOOCR5は、炭素原子数8〜26の脂肪酸残基であり、X
    は1価アニオン等価物である) 一般式II: X-[CH3(CH2nCO・NH(CH2・N+R1R2 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキ
    ル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリコ
    ール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは8
    〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物であ
    る) 一般式III: X-[CH3(CH2nCOO(CH2・N+R1R2 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキ
    ル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよびアルキレングリコ
    ール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ、nは8
    〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物であ
    る) より成ることを特徴とする前記組成物。
  2. 【請求項2】界面活性剤の総量が1〜30重量%である、
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が前記
    一般式IIで表される化合物である、請求項1または2に
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、R1
    およびR2がメチル基、mおよびnが1である前記一般式
    IIで表される化合物である、請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が前記
    一般式Iで表される化合物である、請求項1または2に
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、R1
    がメチル基、R2が−(CH2CH2O)xH(但し、xは平均数
    1〜2の数)またはメチル基である前記一般式Iで表さ
    れる化合物である、請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が前記
    一般式IIIで表される化合物である、請求項1または2
    に記載の組成物。
  8. 【請求項8】飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、R1
    がメチル基、R2が−(CH2CH2O)xH(但し、xは平均数
    1〜2の数)またはメチル基であり、mが2である前記
    一般式IIIで表される化合物である、請求項7に記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】さらにアルカノールアミン1〜10重量%を
    含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】実質的にアニオン界面活性剤を含んでい
    ない、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】pH>6である、請求項1〜10のいずれか
    1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】さらに、カーボネート、重炭酸塩、ニト
    リロトリアセテート、ポリカルボキシレート、シトレー
    ト、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート、特にポリホス
    フェート、オルトホスフェートとピロホスフェートとの
    混合物、ゼオライトおよびこれらの混合物から成る群か
    ら選ばれるビルダーを含む、請求項1〜11のいずれか1
    項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】硬質表面の洗浄方法であって、前記表面
    を請求項1〜12のいずれかに記載の組成物で処理する工
    程から成る方法。
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