JP3297587B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3297587B2
JP3297587B2 JP08500296A JP8500296A JP3297587B2 JP 3297587 B2 JP3297587 B2 JP 3297587B2 JP 08500296 A JP08500296 A JP 08500296A JP 8500296 A JP8500296 A JP 8500296A JP 3297587 B2 JP3297587 B2 JP 3297587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
湯を沸かし保温する電気湯沸かし器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に従来構成の電気湯沸かし器につい
て図5を用いて説明する。図5は従来構成の電気湯沸か
し器のブロック図であり、1は水を収容する容器、2は
容器1内の水(以下、単に水と称す)を加熱または所定
温度に維持する熱源たる加熱手段、3は加熱手段2の通
電を制御する通電制御手段、4は温度センサで、加熱手
段2および温度センサ4は容器1の底部に配置されてい
る。5は温度センサ4からの入力に基づいて水の温度を
間接的に検知して温度データとして出力する温度検知手
段、6は沸騰検知手段で、水が沸騰するまで水量に応じ
た一定勾配で上昇する温検知手段5の温度データの上昇
勾配を計測して判定基準勾配として保持し、水が沸騰し
たときに前記温度データの上昇勾配が前記判定基準勾配
に対して所定の割合で緩やかになることより水の沸騰状
態を検知して、水の沸騰を示す沸騰信号を出力する。
【0003】7は温度低下検知手段で、温度検知手段5
より入力する温度データが温度幅Δθ1(=2.4℃)
以上低下することを検知して、水の温度低下を示す温度
低下信号を出力する。8は温度未達検知手段で、温度検
知手段5より入力する温度データが温度θ1(=86
℃)未満であることを検知して、温度θ1未満であるこ
とを示す温度未達信号を出力する。9は制御手段で、沸
騰検知手段6から沸騰信号を入力するまで加熱手段2を
連続通電させて水を沸騰させる沸騰動作および温度検知
手段5より入力する温度データが温度θ2(=91℃>
θ1)を維持するように加熱手段2を通電制御して沸騰
させた水を温度θ3(=95℃)に保温する保温動作か
らなる。
【0004】そして、制御手段9は、保温動作中に温度
未達検知手段8より温度未達信号を入力すると、加熱手
段2を連続通電して水を短時間で沸騰させるために自動
的に沸騰動作に動作状態を移行し、沸騰検知手段6より
沸騰信号を入力して水の沸騰状態を検知すると保温動作
に状態移行する。
【0005】また、制御手段9は沸騰動作中に新たに水
を容器1内に追加する等で温度低下検知手段7より温度
低下信号を入力すると、沸騰検知手段6で追加後の水量
に応じた判定基準勾配を計測し直すように制御して、沸
騰動作中に水を追加しても追加後の水量に応じた精度よ
い沸騰検知を実現する。
【0006】なお、機器を長時間使用して容器1内側に
水垢等が付着した場合には、水を定格量だけ注ぎ洗浄剤
を添加した後に機器に電源を投入し、沸騰動作または保
温動作を使用者の意志により所定時間行わせることで容
器1を洗浄することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、容器洗浄を行うときの動作は沸騰動作また
は保温動作との兼用であるために単位時間当たりの洗浄
効率が悪く、また容器洗浄を行うための専用動作モード
を有していないので、洗浄時間は機器を使用する者に依
存し、その洗浄効果に大きなばらつきが発生するという
課題があった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、水を沸騰させて沸騰状態を維持する容器洗浄用の動
作モードを備えて洗浄効率を高めるとともに、水の沸騰
直後に冷却期間を設けて蒸気の発生量を抑え安全性を高
めることを目的とする。
【0009】また、水を沸騰させて沸騰状態を維持する
容器洗浄用の動作モードにて洗浄効率を高めるととも
に、水の沸騰状態を維持しているときの温度センサ部の
温度変化を水の温度低下と誤検知して動作状態が変化し
てしまうのを防ぐことを目的とする。
【0010】また、容器洗浄用の動作モードで水を沸か
しているときに新たに水を追加しても、水が沸騰してい
ないのに誤って沸騰検知するのを防いで追加後の水を精
度よく沸騰させることを目的とする。
【0011】また、容器洗浄動作が終了した後に水を容
器外に全部排出しても機器の安全性を確保することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電気湯沸かし器は、沸騰検知手段からの入力
信号に基づき容器内の液体を沸騰させる沸騰動作または
温度検知手段からの入力信号に基づき容器内の液体を所
定温度に維持する保温動作からなる通常モードと、前記
通常モードとは別に容器の洗浄を行う容器洗浄モードを
有する制御手段を備え、前記制御手段が、前記容器洗浄
モードでは沸騰検知手段からの入力信号に基づき容器内
の液体の沸騰状態を検知するまで通電制御手段により加
熱手段を動作させ、沸騰検知後は通電制御手段により、
前記液体の沸騰を鎮静化すべく前記加熱手段の通電を所
定時間だけ遮断し、その後連続的または所定周期にて断
続的に通電制御させる構成とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
液体を収納する容器と、前記容器内の液体を加熱および
所定温度に維持する加熱手段と、前記加熱手段の通電制
御を行う通電制御手段と、温度センサを介して前記容器
内の液体の温度を間接的に検知する温度検知手段と、前
記温度検知手段より入力する温度信号に基づき前記容器
内の液体の沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、前記沸
騰検知手段からの入力信号に基づき前記容器内の液体を
沸騰させる沸騰動作または前記温度検知手段からの入力
信号に基づき前記容器内の液体を所定温度に維持する保
温動作からなる通常モードと、前記通常モードとは別に
前記容器の洗浄を行う容器洗浄モードを有する制御手段
を備え、前記制御手段が、前記容器洗浄モードでは前記
沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記容器内の液体
の沸騰状態を検知するまで前記通電制御手段により前記
加熱手段を動作させ、沸騰検知後は前記通電制御手段に
より、前記液体の沸騰を鎮静化すべく前記加熱手段の通
電を所定時間だけ遮断し、その後連続的または所定周期
にて断続的に通電制御させる構成とした電気湯沸かし器
とすることにより、容器内の液体の沸騰状態を検知する
までは加熱手段を連続通電させて液体を短時間で沸騰さ
せ、沸騰検知後は断続的に加熱手段を通電させて、液体
の沸騰状態維持や対流による水垢剥離効果等で容器の洗
浄効率を高める。そして、沸騰検知直後に所定時間だけ
加熱手段への通電を遮断して煮えたぎる液体を鎮静化さ
せ、その後に前記断続的に加熱手段を通電させて、液体
を高温状態に維持しつつ発生する蒸気量を抑える。
【0014】また、請求項2記載の発明は、液体を収納
する容器と、前記容器内の液体を加熱および所定温度に
維持する加熱手段と、前記加熱手段の通電制御を行う通
電制御手段と、温度センサを介して前記容器内の液体の
温度を間接的に検知する温度検知手段と、前記温度検知
手段より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の
沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、前記温度検知手段
より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の温度
が所定温度幅以上低下することを検知する温度低下検知
手段と、前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記
容器内の液体を沸騰させる通常モードと、前記通常モー
ドとは別に前記容器の洗浄を行う容器洗浄モードを有す
る制御手段を備え、前記制御手段が、前記通常モードで
は前記温度低下検知手段からの入力信号に基づき前記沸
騰検知手段で前記容器内の液体の沸騰状態を再度検知し
直すように制御し、前記容器洗浄モードでは前記温度低
下検知手段からの入力信号に関わらず動作状態を継続す
る構成とした電気湯沸かし器とすることにより、容器洗
浄モードでは温度低下検知手段からの入力信号に関わら
ず動作状態を継続し、加熱手段の輻射熱による影響等で
液体が沸騰した直後には過度に上昇した温度センサ部の
温度が、液体の沸騰後に加熱手段を断続的に通電させた
場合に下降し安定するのを誤って温度低下と検知して再
度加熱手段を連続通電させるのを防ぐことができる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、液体を収納
する容器と、前記容器内の液体を加熱および所定温度に
維持する加熱手段と、前記加熱手段の通電制御を行う通
電制御手段と、温度センサを介して前記容器内の液体の
温度を間接的に検知する温度検知手段と、前記温度検知
手段より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の
沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、前記温度検知手段
より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の温度
が所定温度幅以上低下することを検知する温度低下検知
手段と、前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記
容器内の液体を沸騰させる通常モードと、前記通常モー
ドとは別に前記容器の洗浄を行う容器洗浄モードを有す
る制御手段を備え、前記制御手段が、前記容器洗浄モー
ドでは前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記容
器内の液体の沸騰状態を検知するまで前記通電制御手段
により前記加熱手段を動作させ、沸騰検知後は前記通電
制御手段により前記加熱手段を連続的または断続的に通
電制御させる構成において、前記沸騰状態を検知するま
では前記温度低下検知手段からの入力信号に基づき前記
沸騰検知手段で前記容器内の液体の沸騰状態を再度検知
し直すように制御し、前記沸騰検知後は前記温度低下検
知手段からの入力信号に関わらず前記加熱手段の連続的
または断続的な通電制御状態を継続するようにした電気
湯沸かし器とすることにより、容器洗浄モードにて、加
熱手段を連続通電させて容器内の液体を加熱していると
きに新たに液体を追加しても、制御手段が温度低下検知
手段からの入力信号に基づき容器内の液体の温度低下を
検知し、沸騰検知手段で沸騰検知を再度やり直すように
制御して、追加後の液体量に応じた精度よい沸騰検知を
行うことができる。そして、沸騰検知後は温度低下検知
手段からの入力信号に関わらず動作状態を継続し、過度
に上昇した温度センサ部の温度が下降し安定するのを誤
って温度低下と誤検知し再度加熱手段を連続通電させる
のを防ぐことができる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、液体を収納
する容器と、前記容器内の液体を加熱および所定温度に
維持する加熱手段と、前記加熱手段の通電制御を行う通
電制御手段と、温度センサを介して前記容器内の液体の
温度を間接的に検知する温度検知手段と、前記温度検知
手段より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の
沸騰状態を検知する沸騰検知手段と、前記温度検知手段
より入力する温度信号に基づき前記容器内の液体の温度
が所定温度未満であることを検知する温度未達検知手段
と、前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記容器
内の液体を沸騰させる沸騰動作および前記温度検知手段
からの入力信号に基づき前記容器内の液体を所定温度に
維持させる保温動作からなる通常モードと、前記通常モ
ードとは別に前記容器の洗浄を行う容器洗浄モードを有
する制御手段を備え、前記制御手段が、前記通常モード
では前記温度未達検知手段からの入力信号に基づき前記
保温動作から前記沸騰動作に状態移行し、前記容器洗浄
モードでは前記温度未達検知手段からの入力信号に関わ
らず動作状態を継続する構成とした電気湯沸かし器とし
ているので、通常モードの保温動作中に新たに液体を追
加する等で温度未達検知手段からの入力信号に基づき容
器内の液体の温度低下を検知すると、沸騰動作に状態移
行して加熱手段を通電開始し温度低下した液体を沸騰さ
せることができるとともに、容器洗浄モードのときは温
度未達検知手段からの入力信号に関わらず動作状態を継
続し、容器洗浄モードが容器内の液体を沸騰させて所定
時間沸騰状態を維持した後に所定温度に保温維持する行
程で構成されている場合において、前記保温維持中に機
器に通電したまま液体を容器外へ排出し温度センサ部の
温度が低下しても加熱手段が通電開始して容器底部が過
度に加熱されるのを防ぐことができる。
【0017】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の第1の実施例について、図1を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の第1の実施例における電気
湯沸かし器のブロック図を示したものである。なお、本
実施例において、図5に示す従来例と同じ機能を有する
ものは同一の符号を付し説明を省略する。本実施例の特
徴的構成は、タクトスイッチ等で構成され容器洗浄モー
ドの開始および停止を入力する容器洗浄入力手段10
と、LED等で構成され容器洗浄モードが動作中である
ことを表示する容器洗浄表示手段11を新たに設けて、
制御手段9が通常モードとは別に容器1の洗浄を行うた
めの専用モードとして容器洗浄モードを備え、容器洗浄
入力手段10からの入力信号により容器洗浄モードを動
作開始し容器洗浄表示手段11を制御して容器洗浄モー
ド中であることを表示し、前記容器洗浄モードでは沸騰
検知手段6から沸騰信号を入力するまで加熱手段2を連
続通電させ、前記沸騰信号を入力すると時間T1(=3
0秒)だけ加熱手段2をオフし、その後に時間T2(=
15分)だけ所定周期(=8秒オン22秒オフ)にて加
熱手段2をオンオフ制御するように通電制御手段3を制
御する構成としたことである。
【0018】以上のように構成された電気湯沸かし器に
ついて、図2を用いてその動作を説明する。図2は本発
明の第1の実施例における容器洗浄モードの動作を示す
図である。機器の動作状態が、従来例に示す沸騰検知手
段6から沸騰信号を入力するまで加熱手段2を連続通電
させて水を沸騰させる沸騰動作および温度検知手段5よ
り入力する温度データが温度θ2(=91℃)を維持す
るように加熱手段2を通電制御して沸騰させた水を保温
する保温動作からなる通常モードにあるときに容器洗浄
入力手段10であるタクトスイッチを押して信号を入力
すると、制御手段9は通常モードから容器洗浄モードへ
モードを変更して容器洗浄表示手段11であるLEDを
点灯させ、図2に示すようにまず加熱手段2を連続通電
させて水を沸騰させる連続加熱工程の動作を行う。
【0019】そして、水が沸騰し、図2のa点にて制御
手段9が沸騰検知手段6より沸騰信号を入力すると、T
1だけ加熱手段2をオフする鎮静化工程へと移行して沸
騰直後の水を鎮静化させる。さらに、T1経過すると、
所定周期で加熱手段2をオンオフ制御するオンオフ加熱
工程へ移行して水を断続沸騰させ、T2経過すると容器
洗浄モードの全行程を終了する。
【0020】以上のような構成により、制御手段9が容
器洗浄モードを動作させ、鎮静化工程で沸騰直後の水を
鎮静化した後にオンオフ加熱工程で水を断続沸騰させる
ことにより、オンオフ加熱工程中に発生する蒸気量を抑
えながら、オンオフ加熱工程での水の沸騰状態維持や対
流による水垢剥離効果等で容器の洗浄効率を高めること
ができる。
【0021】なお、実施例1において、加熱手段2をオ
フする鎮静化工程と加熱手段2を所定周期でオンオフ制
御するオンオフ加熱工程を別々に設けているが、オンオ
フ加熱工程にて加熱手段2のオンオフ制御をオフから開
始する(22秒オフ8秒オン)ようにして、最初のオフ
期間(22秒)で鎮静化工程を兼ねる構成にしても同様
の結果を得ることができる。
【0022】(実施例2) 以下本発明の第2の実施例について、図1を参照しなが
ら説明する。前記第1の実施例と異なる点は、制御手段
9が、通常モードの沸騰動作のときに温度低下検知手段
7から温度低下信号を入力すると沸騰検知手段6で判定
基準勾配を計測し直すように制御し、容器洗浄モードの
ときに温度低下検知手段7から温度低下信号を入力して
も連続加熱工程からオンオフ加熱工程の動作状態を継続
する構成としたことである。
【0023】前記第1の実施例において、容器洗浄モー
ドの連続加熱工程にて2〜4リットル程度の低温(20
℃)の水を加熱すると、容器1底部に配置されている加
熱手段2の発する輻射熱の影響が積算されて、水が沸騰
したときの温度センサ4の温度は水の温度(100℃)
に対して2〜5℃程度高くなる。そして、鎮静化工程お
よびオンオフ加熱工程では温度センサ4の温度は水の温
度に収束しようと低下し、やがて水の温度に一致する。
したがって、温度低下検知手段7での温度幅Δθ1を比
較的小さな値に設定すると、前記に示した鎮静化工程ま
たはオンオフ加熱工程での温度センサ4温度の収束動作
中に温度低下検知手段7は温度低下を検知して温度低下
信号を出力し、制御手段9は温度低下信号を入力して水
追加による温度低下と誤検知し、加熱手段2を連続通電
するために動作状態を連続加熱工程に戻すとともに、沸
騰検知手段6で再度沸騰検知し直すように制御してしま
う。また、これを防ぐためにΔθ1を大きくすると温度
低下の検知精度が悪化してしまうという課題がある。
【0024】本発明はこのような課題を改善するもので
あり、以上のように構成された電気湯沸かし器につい
て、図3を用いてその動作を説明する。図3は容器洗浄
モードにおける容器1内の水および温度センサ4の温度
変化を示す図である。通常モードの沸騰動作のときに新
たに水を容器1内に追加すると、温度低下検知手段7が
温度検知手段5から入力する温度データにより容器1内
の水の温度低下を検知して温度低下信号を出力し、制御
手段9が温度低下検知手段7より温度低下信号を入力し
て沸騰検知手段6で追加後の水量に応じた判定基準勾配
を計測し直すように制御する。
【0025】また、容器洗浄モードの鎮静化工程または
オンオフ加熱工程では、温度低下検知手段7が図3のa
点での温度センサ4のピーク温度に対し図3のb点でΔ
θ1温度低下したのを検知して温度低下信号を出力する
が、制御手段9は温度低下検知手段7から温度低下信号
を入力してもそのときの動作状態を継続するので、連続
加熱工程に戻って加熱手段2を連続通電することはな
い。
【0026】以上のような構成により、温度低下検知手
段7の働きにより、制御手段9は通常モードの沸騰動作
のときには新たな水の追加を検知して追加後の水を精度
よく沸騰させるための処置を施すことができるととも
に、容器洗浄モードのときには温度センサ4の温度が下
降し安定するのを誤って温度低下と判断し制御手段9が
行程を変更するのを防ぐことができる。
【0027】(実施例3) 以下本発明の第3の実施例について、図1を参照しなが
ら説明する。前記第2の実施例と異なる点は、制御手段
9が、容器洗浄モードの連続加熱工程のときに温度低下
検知手段7から温度低下信号を入力すると沸騰検知手段
6で判定基準勾配を計測し直すように制御し、鎮静化工
程およびオンオフ加熱工程のときに温度低下検知手段7
から温度低下信号を入力してもそのときの動作状態を継
続する構成としたことである。
【0028】前記第2の実施例において、容器洗浄モー
ドの連続加熱工程で水を沸かしているときに新たに水を
容器1内に追加すると、温度センサ4の温度が低下し上
昇しなくなるのを沸騰検知手段6が温度検知手段5の温
度データの上昇勾配が判定基準勾配に対し極端に緩やか
になったと判断して誤って沸騰検知してしまう、または
追加する前の水量に応じた判定基準勾配を基に沸騰検知
動作を行って追加後の水量が増加した水の温度変化の揺
らぎに対して誤って沸騰検知してしまうという課題があ
る。
【0029】本発明はこのような課題を改善するもので
あり、以上のように構成された電気湯沸かし器につい
て、図3および図4を用いてその動作を説明する。図4
は容器洗浄モードの連続加熱工程中に水を追加したとき
の動作を示す図である。容器洗浄モードの連続加熱工程
にて判定基準勾配=勾配Aとして設定しているときに図
4のa点で新たに水を容器1内に追加すると、温度低下
検知手段7は図4のb点で温度検知手段5から入力する
温度データがΔθ1(=2.4℃)低下するのを検知し
て温度低下信号を出力し、制御手段9が温度低下検知手
段7より温度低下信号を入力して沸騰検知手段6で追加
後の水量に応じた判定基準勾配を計測し直すように制御
し、沸騰検知手段6は新たに判定基準勾配=勾配Bとし
て設定する。
【0030】また、容器洗浄モードの鎮静化工程および
オンオフ加熱工程では、実施例2において図3を用いて
説明したように、温度低下検知手段7から温度低下信号
を入力してもそのときの動作状態を継続し、連続加熱工
程に戻って加熱手段2を連続通電することなく鎮静化工
程またはオンオフ加熱工程の動作を継続する。
【0031】以上のような構成により、容器洗浄モード
の鎮静化工程またはオンオフ加熱工程のときに温度セン
サ4の温度が下降し安定するのを温度低下検知手段7が
誤って温度低下と判断し制御手段9が行程を変更するの
を防ぐとともに、容器洗浄モードの連続加熱工程で水を
沸かしているときに新たに水を容器1内に追加しても制
御手段9が追加後の水を精度よく沸騰させるための処置
を施すことができる。
【0032】(実施例4) 以下本発明の第4の実施例について、図1を参照しなが
ら説明する。前記第1の実施例と異なる点は、容器洗浄
モードのオンオフ加熱工程が終了した後に温度検知手段
5より入力する温度データが温度θ4(=91℃>θ
1)を維持するように加熱手段2を通電制御して水を温
度θ5(=95℃)に保温する保温動作である保温動作
工程を追加し、制御手段9は、保温動作工程のときは連
続加熱工程、鎮静化工程、オンオフ加熱工程とは異なる
制御方法(LEDを点滅させる等)で容器洗浄表示手段
11を駆動し、保温動作工程中に温度未達検知手段8よ
り温度未達信号を入力しても動作を継続する構成とした
ことである。
【0033】保温動作工程を追加した目的は、全工程を
終了し容器洗浄が完了したことを機器を使用する者に知
らせて水を容器1外に排出するよう促すとともに、水が
排出されるまで水を高温状態に維持して更に容器洗浄効
果を高めるためである。
【0034】しかし、前記第1の実施例に保温動作工程
を追加した場合、保温動作工程で水をθ5に保温維持し
ているときに機器に電源を投入したまま水を容器1外に
全部排出すると容器1底部が外気に触れて急速に温度低
下し、温度未達検知手段8は温度検知手段5で検知する
温度センサ4の温度がθ1未満になるのを検知して温度
未達信号を出力し、制御手段9は温度未達検知手段8よ
り温度未達信号を入力して加熱手段2を連続通電させ容
器1底部を過度に加熱してしまう。
【0035】そこで、通常モードの保温動作中に容器1
内に新たに水を追加する等によって水の温度が低下する
と、温度未達検知手段8が温度センサ4の温度に基づく
温度検知手段5の温度データがθ1未満になったことを
検知して温度未達信号を出力し、制御手段9が温度未達
検知手段8より温度未達信号を入力して動作状態を保温
動作から加熱手段2を連続通電させる沸騰動作に移行す
るようにしたものである。
【0036】また、容器洗浄モードの保温動作工程のと
きに水を容器1外に全部排出する等によって容器1底部
の温度が低下しても、温度未達検知手段8は温度センサ
4の温度に基づく温度検知手段5の温度データがθ1未
満になったことを検知して温度未達信号を出力するが、
制御手段9は温度未達検知手段8より温度未達信号を入
力しても保温動作工程のθ5保温維持動作を継続するの
で、容器1底部の温度はθ5近傍(<100℃)に収ま
る。
【0037】以上のような構成により、通常モードの保
温動作のときは、新たに水を追加する等により水の温度
が低下したことを検知して自動的に沸騰動作に移行し加
熱手段2を連続通電させて温度低下した水を効率よく沸
かすことができるとともに、容器洗浄が終了し機器に電
源を投入したまま水を容器1外に全部排出しても、加熱
手段2は連続通電を開始することなく、加熱手段2の発
する熱により容器1底部が過度に加熱されるのを防ぐこ
とができる。
【0038】なお、実施例4において、保温動作工程で
の制御温度θ4と通常モードの保温動作での制御温度θ
2は、同一値または相違なる値の如何を問わず同様の効
果を得ることができる。また、θ4=θ2として保温動
作工程での加熱手段2の通電制御アルゴリズムを通常モ
ードの保温動作での加熱手段2の通電制御アルゴリズム
と兼用する構成とすることにより、同様の効果を得つつ
制御手段9の構成を簡単にすることができる。
【0039】また、従来例および実施例1〜実施例4に
おいて、制御手段9は加熱手段2を連続通電させて通常
モードの沸騰動作または容器洗浄モードの連続加熱工程
を行っているが、容器1の温度に対し温度センサ4の温
度の追従性を良くするために最初に加熱手段2の通電を
オンオフさせ、その後に加熱手段2を連続通電させる等
の特定の加熱手段2の通電制御を盛り込んだ場合にも同
様の効果を得ることができる。
【0040】また、制御手段9は容器洗浄モードのオン
オフ加熱工程において加熱手段2の通電を所定周期でオ
ンオフ制御しているが、加熱手段2を連続通電させた場
合にも同様の効果を得ることができる。
【0041】さらに、温度検知手段5、沸騰検知手段
6、温度低下検知手段7、温度未達検知手段8、および
制御手段9の一部あるいは全部の構成手段をマイクロコ
ンピュータにて行うことができることは明らかである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、沸騰検知手段からの入力信号に基づき容器内の液
体を沸騰させる沸騰動作または温度検知手段からの入力
信号に基づき前記容器内の液体を所定温度に維持する保
温動作からなる通常モードとは別に前記容器の洗浄を行
う容器洗浄モードを有する制御手段を備え、前記制御手
段が、前記容器洗浄モードでは前記沸騰検知手段からの
入力信号に基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知す
るまで通電制御手段により加熱手段を動作させ、沸騰検
知後は前記通電制御手段により、前記液体の沸騰を鎮静
化すべく前記加熱手段の通電を所定時間だけ遮断し、そ
の後連続的または所定周期にて断続的に通電制御させる
構成により、容器洗浄モードで容器の洗浄効率を高め洗
浄性能を均一化するとともに、蒸気の発生量を抑えて機
器の安全性を高めることができる。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、温度
検知手段より入力する温度信号に基づき容器内の液体の
温度が所定温度幅以上低下することを検知する温度低下
検知手段と、沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記
容器内の液体を沸騰させる通常モードとは別に前記容器
の洗浄を行う容器洗浄モードを有する制御手段を備え、
前記制御手段が、前記通常モードでは前記温度低下検知
手段からの入力信号に基づき前記沸騰検知手段で前記容
器内の液体の沸騰状態を再度検知し直すように制御し、
前記容器洗浄モードでは前記温度低下検知手段からの入
力信号に関わらず動作状態を継続する構成により、通常
モードでは水の追加を検知して沸騰検知をやり直すとと
もに、容器洗浄モードで液体の沸騰状態を維持している
ときに誤って温度低下を検知し動作状態が変化してしま
うのを防いで、安定した容器洗浄動作を実現することが
できる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、制御
手段が、容器洗浄モードでは沸騰検知手段からの入力信
号に基づき容器内の液体の沸騰状態を検知するまで通電
制御手段により加熱手段を動作させ、沸騰検知後は前記
通電制御手段により前記加熱手段を連続的または断続的
に通電制御させる構成にて、前記沸騰状態を検知するま
では温度低下検知手段からの入力信号に基づき前記沸騰
検知手段で前記容器内の液体の沸騰状態を再度検知し直
すように制御し、前記沸騰検知後は前記温度低下検知手
段からの入力信号に関わらず前記加熱手段の連続的また
は断続的な通電制御状態を継続することにより、容器洗
浄モードで液体を沸かしているときに新たに液体を容器
内に追加しても、水が沸騰していないのに誤って沸騰検
知してしまうのを防いで追加後の液体を精度よく沸騰さ
せることができる。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、温度
検知手段より入力する温度信号に基づき容器内の液体の
温度が所定温度未満であることを検知する温度未達検知
手段を備えて、制御手段が、通常モードでは前記温度未
達検知手段からの入力信号に基づき保温動作から沸騰動
作に状態移行し、容器洗浄モードでは前記温度未達検知
手段からの入力信号に関わらず動作状態を継続する構成
により、容器洗浄動作が終了し機器に電源を投入したま
ま液体を容器外に全部排出しても、加熱手段の通電によ
り容器底部が過度に加熱されるのを防いで機器の安全性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、第3および第4の実施例
における電気湯沸かし器のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における容器洗浄モード
の動作を示す図
【図3】本発明の第2の実施例における容器洗浄モード
での容器内の水および温度センサの温度変化を示す図
【図4】本発明の第3の実施例における容器洗浄モード
の行程中に水を追加したときの動作を示す図
【図5】従来例における電気湯沸かし器のブロック図
【符号の説明】
1 容器 2 加熱手段 3 通電制御手段 4 温度センサ 5 温度検知手段 6 沸騰検知手段 7 温度低下検知手段 8 温度未達検知手段 9 制御手段 10 容器洗浄入力手段 11 容器洗浄表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 周史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−201284(JP,A) 特開 平3−77510(JP,A) 特開 平3−114421(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する容器と、前記容器内の液
    体を加熱および所定温度に維持する加熱手段と、前記加
    熱手段の通電制御を行う通電制御手段と、温度センサを
    介して前記容器内の液体の温度を間接的に検知する温度
    検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に
    基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知する沸騰検知
    手段と、前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前記
    容器内の液体を沸騰させる沸騰動作または前記温度検知
    手段からの入力信号に基づき前記容器内の液体を所定温
    度に維持する保温動作からなる通常モードと、前記通常
    モードとは別に前記容器の洗浄を行う容器洗浄モードを
    有する制御手段を備え、前記制御手段が、前記容器洗浄
    モードでは前記沸騰検知手段からの入力信号に基づき前
    記容器内の液体の沸騰状態を検知するまで前記通電制御
    手段により前記加熱手段を動作させ、沸騰検知後は前記
    通電制御手段により、前記液体の沸騰を鎮静化すべく前
    記加熱手段の通電を所定時間だけ遮断し、その後連続的
    または所定周期にて断続的に通電制御させる構成とした
    電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 液体を収納する容器と、前記容器内の液
    体を加熱および所定温度に維持する加熱手段と、前記加
    熱手段の通電制御を行う通電制御手段と、温度センサを
    介して前記容器内の液体の温度を間接的に検知する温度
    検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に
    基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知する沸騰検知
    手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に基づ
    き前記容器内の液体の温度が所定温度幅以上低下するこ
    とを検知する温度低下検知手段と、前記沸騰検知手段か
    らの入力信号に基づき前記容器内の液体を沸騰させる通
    常モードと、前記通常モードとは別に前記容器の洗浄を
    行う容器洗浄モードを有する制御手段を備え、前記制御
    手段が、前記通常モードでは前記温度低下検知手段から
    の入力信号に基づき前記沸騰検知手段で前記容器内の液
    体の沸騰状態を再度検知し直すように制御し、前記容器
    洗浄モードでは前記温度低下検知手段からの入力信号に
    関わらず動作状態を継続する構成とした電気湯沸かし
    器。
  3. 【請求項3】 液体を収納する容器と、前記容器内の液
    体を加熱および所定温度に維持する加熱手段と、前記加
    熱手段の通電制御を行う通電制御手段と、温度センサを
    介して前記容器内の液体の温度を間接的に検知する温度
    検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に
    基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知する沸騰検知
    手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に基づ
    き前記容器内の液体の温度が所定温度幅以上低下するこ
    とを検知する温度低下検知手段と、前記沸騰検知手段か
    らの入力信号に基づき前記容器内の液体を沸騰させる通
    常モードと、前記通常モードとは別に前記容器の洗浄を
    行う容器洗浄モードを有する制御手段を備え、前記制御
    手段が、前記容器洗浄モードでは前記沸騰検知手段から
    の入力信号に基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知
    するまで前記通電制御手段により前記加熱手段を動作さ
    せ、沸騰検知後は前記通電制御手段により前記加熱手段
    を連続的または断続的に通電制御させる構成において、
    前記沸騰状態を検知するまでは前記温度低下検知手段か
    らの入力信号に基づき前記沸騰検知手段で前記容器内の
    液体の沸騰状態を再度検知し直すように制御し、前記沸
    騰検知後は前記温度低下検知手段からの入力信号に関わ
    らず前記加熱手段の連続的または断続的な通電制御状態
    を継続するようにした電気湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 液体を収納する容器と、前記容器内の液
    体を加熱および所定温度に維持する加熱手段と、前記加
    熱手段の通電制御を行う通電制御手段と、温度センサを
    介して前記容器内の液体の温度を間接的に検知する温度
    検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に
    基づき前記容器内の液体の沸騰状態を検知する沸騰検知
    手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号に基づ
    き前記容器内の液体の温度が所定温度未満であることを
    検知する温度未達検知手段と、前記沸騰検知手段からの
    入力信号に基づき前記容器内の液体を沸騰させる沸騰動
    作および前記温度検知手段からの入力信号に基づき前記
    容器内の液体を所定温度に維持させる保温動作からなる
    通常モードと、前記通常モードとは別に前記容器の洗浄
    を行う容器洗浄モードを有する制御手段を備え、前記制
    御手段が、前記通常モードでは前記温度未達検知手段か
    らの入力信号に基づき前記保温動作から前記沸騰動作に
    状態移行し、前記容器洗浄モードでは前記温度未達検知
    手段からの入力信号に関わらず動作状態を継続する構成
    とした電気湯沸かし器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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