JP3312231B2 - 茶碗蒸し及びその製造方法 - Google Patents
茶碗蒸し及びその製造方法Info
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Description
方法に関し、特に、卵の比率が低く柔らかな茶碗蒸しで
あって、製品の搬送時には硬く、喫食時には柔らかい茶
碗蒸し及びその製造方法関するものである。
蒸しは最も人気の高い食品である。茶碗蒸しは、家庭で
もよく作られるが、核家族化等の進行や簡便性指向から
加工食品としても製造され、重要な商品となっている。
れる茶碗蒸しは、卵の比率が低く、柔らかでダシ等の味
が広がり易く特に美味しいものである。
の比率の低い茶碗蒸しは、卵のゲルが弱いため、商品と
した時に、流通の際にゲルが壊れ易く、半液状となって
しまい、茶碗蒸しとしての商品価値を失ってしまうの
で、このような卵の比率の低いタイプの茶碗蒸しは商品
として流通していないのが現状である。
の転倒や振動などで簡単にゲルがこわれる。
崩れることがなく、喫食時には製造時の柔らかい茶碗蒸
しに戻る茶碗蒸しを得ることを目的とする。
発明に係る茶碗蒸しでは、卵の添加比率が出来上がり重
量に対し22重量%以下の卵と、調味液とを主成分とす
る卵調味液を容器内で80〜90℃で加熱凝固して得ら
れる流通時の温度が10℃以下の茶碗蒸しにおいて、出
来上がり重量に対し0.5〜4.0重量%のゼラチンが
添加・溶解されたものである。
しの製造方法では、容器内部に卵と調味液とを主成分と
する卵調味液を入れて、これを容器ごと加熱凝固させる
凝固食品の製造方法において、調味液に出来上がり重量
に対し0.5〜4.0重量%のゼラチンを添加・溶解し
た後、冷却し、これに、卵の添加比率が出来上がり重量
に対し22重量%以下の卵を混合し、 80〜90℃で加
熱凝固させ、10℃以下の温度で流通させるものであ
る。
る卵調味液を加熱凝固して得られる茶碗蒸しにおいて、
前記加熱凝固される卵調味液にゲル化剤が添加・溶解さ
れたものであるため、得られた茶碗蒸しが冷却された場
合には、添加・溶解されたゲル化剤が卵のゲルを補強し
て、ゲル強度の高い茶碗蒸しが得られる。
ル化剤に起因するゲル強度がなくなり、製造時に得られ
た柔らかい茶碗蒸しに戻る。このため、冷却して搬送さ
れる流通時には、卵調味液の凝固が崩れることがなく、
喫食時には製造時の柔らかい茶碗蒸しに戻るものが得ら
れる。
主成分とする卵調味液とゲル化剤とを必須のものとして
いる。卵調味液の調味料,だし汁や一緒に入れられる具
材等は通常の茶碗蒸しと同様に使用できるものである。
される卵の添加比率は如何なる比率であっても、添加・
溶解されたゲル化剤に起因するゲル強度の補強が行われ
る。従って、比較的卵調味液の内部で動き易い具材を保
持させる茶碗蒸しにおいては、その具材を良好に保持す
ることができる。
しのように卵の比率が低く、柔らかでダシ等の味が広が
り易く特に美味しい割烹料亭風の茶碗蒸しの適用が有効
である。即ち、特に卵と調味液とを主成分とする卵調味
液中の卵の添加比率が、25重量%以下であるものを開
示するものである。
来上がり重量に対し25重量%以下で、それ以上となる
と、充分なゲル強度となり、割烹料亭風の茶碗蒸しとは
ならない。卵の添加比率が25%重量以下の割烹料亭風
の茶碗蒸しでは、卵のゲルは弱くなり、特に22%以下
では、柔らかすぎて流通に耐えられないが、本発明で示
したゲル化剤の添加・溶解によって、初めて流通に耐え
られるゲル強度となった。
卵,卵黄,卵白の何れでもよく、又は組み合わせて使用
できる。また、特に割烹料亭風の卵の比率が低い茶碗蒸
しでは、全卵,卵黄,卵白の単独又は組合わせ合計比率
で25%重量以下であればよい。
加できるものであり、加熱喫食時に溶解し、流通時の冷
却状態でゲル化するものであれば如何なるゲル化剤でも
使用できる。このようなゲル化剤としては、ゼラチン,
寒天,カラギナン,グァガム,ローカストビーンガム等
を単独で又は数種類を組合わせて使用できるが、喫食時
の温度としては具体的には50℃以上であり、流通時の
温度としては具体的に10℃以下であるが、喫食時に多
少冷えても固まらないためには、特にゼラチンが適して
いる。
用いられる卵調味液の凝固を補強できる濃度であればよ
い。また、ゲル強度は、卵調味液の卵の比率や、ゲル化
剤の種類又は組合わせの相違や、ゲル化剤の添加濃度に
よって種々変更することができる。好ましいゲル化剤の
添加濃度としては、ゼラチンの場合、0.5〜4.0重
量%の濃度であるものが開示される。
量%以下の卵と調味液とを主成分とする卵調味液を加熱
凝固して得られる茶碗蒸しにおいて、前記加熱凝固され
る卵調味液に0.5〜4.0重量%のゼラチンが添加・
溶解されたものでは、割烹料亭風の卵の比率が低い茶碗
蒸しであっても、冷却することによって、ゲル強度が上
り、冷却することによって、流通させてもゲルが崩壊す
ることがない。
容器内部に卵と調味液とを主成分とする卵調味液を入れ
て、これを容器ごと加熱凝固させる凝固食品の製造方法
において、前記加熱凝固される卵調味液にゲル化剤を添
加・溶解するものであるため、加熱凝固された直後又は
加熱した場合には卵によるゲルだけの茶碗蒸しとなり、
冷却時には卵によるゲルに加えてゲル化剤によるゲルが
補強された茶碗蒸しが得られる。
溶解する以外は、卵と調味液とを主成分とする卵調味液
の調整及び具材等は通常の茶碗蒸しと同様の操作で製造
することができる。
は、味付けしただし汁にゼラチンを添加・溶解し、この
だし汁に卵を合わせて卵調味液を作成する工程と、椀状
容器内部に、具材と容器に溢れる程の前記卵調味液とを
入れる工程と、前記椀状容器内部に気泡が発生しないよ
うにフィルムを被せ、該フィルムと椀状容器の開口端縁
部とを融着密封する工程と、これを蒸煮加熱して該卵調
味液を凝固させる工程とからなるものである。
た様式の製品が得られる。また、通常の茶碗蒸しの工程
に、卵調味液の製造にゼラチンを溶解させる工程が増え
たものであるため、機械化も容易となる。
使用する水、又はだし汁に加え、加熱溶解して冷却し6
0℃以下に冷却し、卵が熱で凝固しない温度にして卵と
混合する。必要に応じ、この時に調味料等も加える。ま
た、ゲル化剤を加えた卵液は茶碗,合成樹脂製の容器等
に流し込み、80〜90℃で加熱し、卵をゲル化させた
後、冷却しゲル化剤をゲル化させる。
チンSRC)14gを加え、ゼラチンが膨潤したところ
で加熱しゼラチンを溶解し、50℃に冷却したところ
に、溶きほぐし、裏漉しした卵液250gを加え混合し
た。この卵液を合成樹脂製の容器に120g充填し、8
5℃で15分間加熱し卵を凝固させた。
かく、かつお風味が豊かな割烹風の茶碗蒸しであった。
このものを粗熱を取り、冷蔵庫で一晩冷却したところ、
ゲルが強く、流通に耐え得るゲル強度を有していた。こ
れを電子レンジで再加熱したところ、蒸し加熱した直後
と同様の柔らかいゲルの美味しい茶碗蒸しとなった。
トリウム3g,食塩7g,ゼラチン12g,寒天1gを
加え、ゼラチンが膨潤したところで加熱し、溶解した。
50℃に冷えたところで、溶きほぐし裏漉しした卵22
0gを加えよく混合した。別途、鶏肉,小エビをボイル
し、しいたけ,竹の子をイチョウ切りにしてだし汁で煮
て、皮剥きぎんなんを準備しておいた。
小エビ,しいたけ,竹の子,ぎんなんを1個づつ入れ、
これに先に準備しておいた卵液120gを充填し、実施
例1と同様に処理し、茶碗蒸しを製造した。この茶碗蒸
しは加熱直後も冷却後再加熱した時も柔らかい美味しい
茶碗蒸しで、冷却時には流通に充分に耐え得る硬さであ
った。
容器にフィルムで封入した茶碗蒸しを機械化によって製
造した。先ず、実施例2と同様に、水1000mlにか
つおエキス20g,グルタミン酸ナトリウム3g,食塩
7g,ゼラチン12g,寒天1gを加え、ゼラチンが膨
潤したところで加熱し、ゲル化剤を溶解した。50℃に
冷えたところで、溶きほぐし裏漉しした卵220gを加
えよく混合した。別途、鶏肉,小エビをボイルし、しい
たけ,竹の子をイチョウ切りにしてだし汁で煮て、皮剥
きぎんなんを準備しておいた。
構成を示す模式図である。図に示すように、搬送コンベ
ア(21)上にバケット(22)が配されている。合成樹脂製の
椀状の容器(11)は、容器(11)の開口端縁部(12)に引っ掛
かる装着孔を有したバケット(22)内部に装着され、次々
と搬送される。
をした鶏肉,小エビ,しいたけ,竹の子,ぎんなん等の
具材(13)が1個づつ投入される。容器(11)が注ぎ口(23)
の位置に搬送された時に先に準備しておいた卵調味液(1
4)が、注ぎ口(23)を介して、容器(11)の縁から盛り上が
って溢れるほど容器(11)に注入される。
は、容器(11)の搬送方向に傾斜して渡されたロール状の
フィルム(15)と搬送方向の前方の端縁部から覆われる。
このフィルム(15)は容器(21)の搬送に同期して進行さ
れ、容器の端縁部の前方から徐々に覆われるため、空気
が容器(11)内部に混入させずに容器(11)の開口端縁部(1
2)を覆う。
ル位置(24)まで搬送され、ここで、上方から融着部部材
(25)が下りてきて、開口端縁部(12)とフィルム(15)と
を、バケット(22)の装着孔周縁で挟み、開口端縁部(12)
とフィルム(15)とを熱融着させて封入する。こと時、溢
れ出した卵調味液(14)はバケット(22)の装着孔周縁に形
成された溝(図示せず)から排出される。
の打ち抜き位置(26)で、上方から打ち抜き部材(27)が下
りてきて、開口端縁部(12)よりも大きな口径でロール状
のフィルム(15)を打ち抜く、打ち抜かれたロール状のフ
ィルム(15') は、巻取りロール(28)に巻取られる。
バケット(22)から取出され、熱湯浴(30)に投入され、こ
の内部で90℃,20分間加熱され、卵調味液(14)を凝
固させる。加熱が終了した容器(11)は粗熱を取り、冷蔵
庫で一晩冷却したところ、ゲルが強く、流通に耐え得る
ゲル強度を有し、は流通に充分に耐え得る硬さであっ
た。また、加熱直後も冷却後再加熱した時も柔らかい美
味しい茶碗蒸しであった。
液とを主成分とする卵調味液を加熱凝固して得られる茶
碗蒸しにおいて、前記加熱凝固される卵調味液にゲル化
剤が添加・溶解されたものであるため、得られた茶碗蒸
しが冷却された場合には、添加・溶解されたゲル化剤が
卵のゲルを補強して、ゲル化強度の高い茶碗蒸しが得ら
れる。
ル化剤に起因するゲル化強度がなくなり、製造時に得ら
れた柔らかい茶碗蒸しに戻る。このため、冷却して搬送
される流通時には、卵調味液の凝固が崩れることがな
く、喫食時には製造時の柔らかい茶碗蒸しに戻るものが
得られる。
液中の卵の添加比率が、25重量%以下であるため、割
烹料亭等で共される茶碗蒸しのように卵の比率が低く、
柔らかでダシ等の味が広がり易く特に美味しい割烹料亭
風の茶碗蒸しが得られる。
する卵調味液を具材と共に入れて、これを容器ごと加熱
凝固させる凝固食品の製造方法において、前記加熱凝固
される卵調味液にゲル化剤を添加・溶解するものである
ため、加熱凝固された直後又は加熱した場合には卵によ
るゲル強度の茶碗蒸しとなり、冷却時には卵によるゲル
強度に加えてゲル化剤によるゲル強度が補強された茶碗
蒸しが得られる等の効果がある。
模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 卵の添加比率が出来上がり重量に対し2
2重量%以下の卵と、調味液とを主成分とする卵調味液
を容器内で80〜90℃で加熱凝固して得られる流通時
の温度が10℃以下の茶碗蒸しにおいて、出来上がり重量に対し0.5〜4.0重量%のゼラチン
が添加・溶解された ことを特徴とする茶碗蒸し。 - 【請求項2】 容器内部に卵と調味液とを主成分とする
卵調味液を入れて、これを容器ごと加熱凝固させる凝固
食品の製造方法において、 調味液に出来上がり重量に対し0.5〜4.0重量%の
ゼラチンを添加・溶解した後、冷却し、これに、卵の添加比率が出来上がり重量に対し22重量
%以下の 卵を混合し、 80〜90で加熱凝固させ、10℃以下の温度で流通さ
せる ことを特徴とする茶碗蒸しの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833494A JP3312231B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 茶碗蒸し及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833494A JP3312231B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 茶碗蒸し及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856616A JPH0856616A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3312231B2 true JP3312231B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=16718239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21833494A Expired - Fee Related JP3312231B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 茶碗蒸し及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3312231B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102366835B1 (ko) * | 2020-05-01 | 2022-02-22 | 정홍근 | 찜팩용기를 활용한 즉석조리용 닭가슴살 계란찜 및 그 제조방법 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP21833494A patent/JP3312231B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH0856616A (ja) | 1996-03-05 |
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