JP3314246B2 - コンクリート床仕上げ機 - Google Patents

コンクリート床仕上げ機

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JP3314246B2 JP04864193A JP4864193A JP3314246B2 JP 3314246 B2 JP3314246 B2 JP 3314246B2 JP 04864193 A JP04864193 A JP 04864193A JP 4864193 A JP4864193 A JP 4864193A JP 3314246 B2 JP3314246 B2 JP 3314246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル建設等の床コンク
リート打設面に表面硬化剤等の粉末剤を散布してタンピ
ングしながら、その直後にコンクリート床面を研磨する
ようにしたコンクリート床仕上げ機に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル建設等における床コンクリート打設
面の仕上げ施行としては、打設コンクリート面に対する
耐摩耗仕上げとして硬化前のコンクリート面にフェルコ
ン等の粉末を散布し、次いで、構造クラックを防止する
と共にコンクリートと鉄筋の付着力を強化するために、
打設コンクリートの床面を面打して密実に突き固めるタ
ンピングを行い、さらに最終仕上げとしてコンクリート
床面を研磨することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような作業
は、夫々別個の装置を用いて、工程別に行っていたもの
であるから、特に床面積の広い巨大ビルディング等にお
いては、多数の作業人員を要するばかりか、これらの作
業を、粉末散布、タンピング、床研磨の工程別に順次的
に行う必要があるため、作業に長時間を要し、このため
深夜作業の騒音問題を引き起こしていたのである。
【0004】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、粉末剤を散布する際にコンクリートの締め固めと床
研磨を同時に行い、鉄筋の付着力を強化すると共に構造
クラックの発生を防止し、作業人員を削減して短時間で
床仕上げを行い、深夜の騒音問題を解消しうるコンクリ
ート床仕上げ機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のコンクリート床仕上げ機は、モータ駆動
による二機の回転砥石の夫々を独立駆動可能に搭載した
搭乗操作可能な研磨機の前方にて上下方向に揺動自在に
連結したタンピング機の硬質のタンピング面の前側上部
における左右の離間位置に夫々の回転数を調整し得る二
機の振り子型振動発生用エンジンを搭載すると共に、前
記タンピング機に散布容器を搭載し、該散布容器は前記
タンピング面に対して前記回転砥石の並設方向に沿って
開口部を設けた断面V字形の谷間部と該谷間部の上方に
蓋部により開閉する粉末剤の投入口と前記谷間部の下端
にシリンダー駆動によって前記開口部の開度を調整可能
にしたシェアリング刃とを備え、該散布容器内の開口部
の上方に沿ってモータ駆動により回転する撹拌用スクリ
ューを設けた構成を有し、コンクリートの表面硬化剤等
の粉末剤を収容した前記散布容器を前記タンピング機と
共に振動させることにより前記散布容器から前記粉末剤
を床面に散布すると同時に該床面を前記タンピング機の
タンピング面で面打し、その直後に前記回転砥石で床研
磨するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のコンクリート床仕上げ機は、モータ駆動
による二機の回転砥石2を夫々独立的に回転することが
でき、作業者が搭乗した状態で操作し、双方の回転砥石
2、2を反対方向に同様の回転速度で運転したとき、研
磨機1は直進しながら床研磨し、直進方向に対して右方
又は左方の回転砥石2、2のいずれかを減速すれば、減
速した回転砥石2を中心に旋回しながら床研磨すること
ができる。
【0007】また、研磨機1の前方に連結したタンピン
グ機5は、これに搭載した振り子型振動発生用エンジン
6の振動発生により、タンピング機5の底面に設けたタ
ンピング面3を床面に対して面打することができる。
【0008】この際、タンピング機5は研磨機1に対し
て上下方向に揺動自在に連結してあるため、タンピング
機5が上下方向に振動してもこの振動は研磨機1にほと
んど伝わらず、タンピング機5による床面打の最中でも
研磨機1の回転砥石2、2は床面に対して均等な接触状
態を保つことができ、研磨機1の研磨動作及び前進、旋
回動作を円滑に行うことができる。
【0009】さらに、タンピング機5には二個の振り子
型振動発生用エンジン6、6が直進方向に対して左右の
離間位置に設けてあり、夫々の振動発生用エンジン6
は、内部の振り子運動によりエンジン本体を偏心的に推
進するから、左右の振動発生用エンジン6、6のいずれ
かの振動を減衰すると、この減衰した方を中心にしてタ
ンピング機5を旋回することができる。
【0010】しかも、このタンピング機5は前進方向に
対して研磨機1の前方に位置して旋回動作するため、上
記の研磨機1の旋回動作とあいまって、本発明のコンク
リート床仕上げ機全体を円滑に旋回し得るものである。
【0011】また、散布容器8において、粉末剤10
は、蓋部9を開くことによって投入口11から補給する
ことができ、シェアリング刃13の開閉により開口部1
2の開度を調整して、コンクリート床面に対して必要な
量だけの粉末剤10をこの開口部12から散布すること
ができる。
【0012】さらに、散布容器8内の開口部12の上方
に沿って撹拌用スクリュー4をモータ駆動により回転可
能に設けてあるから、これにより開口部12から吐出す
る以前の粉末剤10が撹拌されて混合物が均等に混ざり
あい、コンクリート床面に対する粉末散布を均一に行う
ことができるものである。
【0013】上記のような構成によれば、適量の粉末剤
10を床面に散布しながら、タンピング機5で面打し、
さらにその直後を回転砥石2、2で床研磨することとな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1は本発明によるコンクリート床仕上げ
機の斜視図である。図2は図1のコンクリート床仕上げ
機の作業状況を示す斜視図である。図3は図1のコンク
リート床仕上げ機において、散布容器を収容したタンピ
ング機の概略断面図である。本発明によるコンクリート
床仕上げ機は、研磨機1と、タンピング機5と、このタ
ンピング機5内に設けた散布容器8とからなるものであ
る。
【0016】研磨機1は、全体が楕円形に枠組みしたパ
イプフレーム21の裾内の左右に二機の回転砥石2、2
を並設し、それぞれの回転砥石2、2をパイプフレーム
21上に搭載した駆動モータ22、22に接続して、こ
れらの回転砥石2、2を別個に駆動することができるよ
うにしてある。
【0017】この回転砥石2は公知のもので、駆動モー
タ22に接続した垂下状の回転軸を中心として矩形のブ
レードを放射状に四方に張り出し、夫々のブレードが床
面に接触することにより、床面を研磨することができる
ように構成してある。
【0018】これら左右の回転砥石2、2は、反対方向
(矢印C方向)に同等の回転速度で回転すると、床面を
研磨しながら研磨機1を直進させるが、左右のコントロ
ールレバー23、23によって夫々の駆動モータ22、
22のキャブレター開度を調整することにより個別に回
転力を調整でき、左右のコントロールレバー23、23
の操作によって各回転砥石2、2の回転力を加減し、回
転力を落としたほうを中心にして研磨機1を旋回するこ
とができる。
【0019】さらに、研磨機1は、パイプフレーム21
の上部に搭載した駆動モータ22、バッテリ26等を保
護するフレーム27上にシート(不図示)を付設し、作
業者はこのシートに腰かけて、前方のコントロールレバ
ー23等を操作する搭乗操作可能としてある。タンピン
グ機5は、研磨機1の長手方向の幅と略同様にした筺体
の底面に硬質のタンピング面3を備え、この筺体内には
断面谷間状の散布容器8を収容してあり、この散布容器
8の前方には二個の振り子型振動発生用エンジン6を固
設してタンピング機5に振動を伝達するようにしてあ
る。
【0020】タンピング機5は、研磨機1の両側方に当
てて固着したアーム24a、24aの前端に対して該タ
ンピング機5の後方下端部をピン接合24し、振動発生
用エンジン6がピン接合24から離れたところに設けら
れていることから、タンピング機1は振動発生用エンジ
ン6の駆動により振動を発生してピン接合24を中心と
して揺動運動する。
【0021】この際、タンピング機5のタンピング面3
が床面を連続的に面打するが、上記のようなピン接合2
4により、タンピング機5の揺動は研磨機1に伝達され
ず、研磨機1は略無振動にされ、回転砥石2、2の床面
に対する接触状態が均等に保たれる。
【0022】また、振動発生用エンジン6、6はタンピ
ング面3の前方左右の位置に離間して設けたことによ
り、各振動発生用エンジン6、6は内部の振り子運動に
よりエンジン本体を偏心的に推進するから、左右の振動
発生用エンジン6、6の減衰した方を中心にしてタンピ
ング機5を旋回することができる。
【0023】このタンピング機5は前進方向に対して研
磨機1の前方に位置して揺動運動するため、研磨機1の
旋回動作のみならず、このタンピング機5にも旋回機能
を持たして、コンクリート床仕上げ機全体を円滑に旋回
するようにしたのである。
【0024】従って、左右のコントロールレバー23、
23によって、各回転砥石2、2の回転速度調整をする
だけでなく、各振動発生用エンジン6、6の振動量をも
調整するように構成すれば、コントロールレバー23、
23の操作で、コンクリート床仕上げ機全体の旋回操作
が可能となる。
【0025】また、タンピング面3の前方は曲面3aと
して、タンピング面3を面打しつつ前進する動作を床面
に対して円滑に行うようにしてある。この曲面3aの上
方は蓋5aを付設して、振動発生用エンジン6、6の搭
載部を閉塞するようにしてある。
【0026】また、タンピング機5内の散布容器8は、
断面形状がV字形にされた谷間部7を形成してあり、そ
の下方には開口部12を回転砥石2、2の並設方向、即
ち研磨機1の長手方向に沿って設け、谷間部7の上方に
は蓋部9により開閉する粉末剤10の投入口11を設け
てある。蓋部9は、二個の蝶番9b、9bにより散布容
器8に接続して投入口11を閉塞し、ノブ9aにより開
閉することができる。さらに、谷間部7の開口部12の
付近には、研磨機1の長手方向に沿って、シリンダー1
4の駆動による上下動するシェアリング刃13を設けて
あり、このシェアリング刃13の上下動調整により、谷
間部7とシェアリング刃13との隙間幅を調整して開口
部12から吐出する粉末剤10の散布量を調整すること
ができる。
【0027】また、散布容器8内の開口部12の上方に
沿って長尺の撹拌用スクリュー4を軸支し、散布容器8
の後方空間に設置した回転モータ4と撹拌用スクリュー
4の中心軸とをベルト4bを介して連結した構成とする
ことにより、回転モータ4aを駆動して開口部12の近
傍で散布容器8内の粉末剤10を撹拌することができ、
これにより開口部12から吐出する以前の粉末剤10の
混合物を均等に混在させ、コンクリート床面に対する粉
末散布を均等に行うことができる。
【0028】上記のようなコンクリート床仕上げ機を使
用するには、作業者が研磨機1に搭乗し、シェアリング
刃13の開度調整により、適量の粉末剤10を床面に散
布しながら、タンピング機5で面打し、さらにその直後
を回転砥石2、2で床研磨することとなる。
【0029】このとき、粉末散布面に対して水分を供給
しなくても、タンピングすることによりコンクリート内
部の水分が上昇し、この水分と散布した粉末剤10とが
混ざりあり、さらには、これらがタンピング機5で面打
されることにより、粉末剤10が硬化前のコンクリート
表面に浸透し、その直後のコンクリート表面を平滑に研
磨するのであるから、粉末剤10とコンクリート床面の
締め固めと床研磨仕上げとを略同時平行して行うことが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート床仕上げ機によれば、一人の作業員により、粉末剤
の散布と、タンピングと、床研磨とを同時平行して行う
ことができ、しかも粉末剤の散布とタンピングとが同時
進行することにより、水分の散布をしなくても粉末剤が
コンクリート面によく浸透し、さらにはコンクリート面
の硬化前に締め固めすることにより、コンクリートと鉄
筋との付着が良好に行なわれ、且つ構造クラックの発生
が防止でき、それらの作業と同時進行してコンクリート
床面の平滑な研磨仕上げを行うことができるようにな
る。
【0031】従って、本発明のコンクリート床仕上げ機
によれば、作業人員を大幅に削減して、しかも短時間で
床仕上げを行うことができる結果、深夜の作業が不要と
なり、深夜における騒音等の問題が解消し得るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるコンクリート床仕上げ機の
斜視図である。
【図2】図2は図1のコンクリート床仕上げ機の作業状
況を示す斜視図である。
【図3】図3は図1のコンクリート床仕上げ機における
タンピング機とその内部の散布容器の概略断面図であ
る。
【符合の説明】
1…研磨機、2…回転砥石、3…タンピング面、4…撹
拌用スクリュー、4a…回転モータ、5…タンピング
機、6…振動発生用エンジン、7…谷間部、8…散布容
器、9…蓋部、10…粉末剤、11…投入口、12…開
口部、13…シェアリング刃。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ駆動による二機の回転砥石の夫々を
    独立駆動可能に搭載した搭乗操作可能な研磨機の前方に
    て上下方向に揺動自在に連結したタンピング機の硬質の
    タンピング面の前側上部における左右の離間位置に夫々
    の回転数を調整し得る二機の振り子型振動発生用エンジ
    ンを搭載すると共に、前記タンピング機に散布容器を搭
    載し、該散布容器は前記タンピング面に対して前記回転
    砥石の並設方向に沿って開口部を設けた断面V字形の谷
    間部と該谷間部の上方に蓋部により開閉する粉末剤の投
    入口と前記谷間部の下端にシリンダー駆動によって前記
    開口部の開度を調整可能にしたシェアリング刃とを備
    え、該散布容器内の開口部の上方に沿ってモータ駆動に
    より回転する撹拌用スクリューを設けた構成を有し、コ
    ンクリートの表面硬化剤等の粉末剤を収容した前記散布
    容器を前記タンピング機と共に振動させることにより前
    記散布容器から前記粉末剤を床面に散布すると同時に該
    床面を前記タンピング機のタンピング面で面打し、その
    直後に前記回転砥石で床研磨するようにしたことを特徴
    とするコンクリート床仕上げ機。
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