JP3348105B2 - ミシンの差動送り調節装置 - Google Patents

ミシンの差動送り調節装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの差動送り調節機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンの差動送り調節機構は実願
昭63−136698(実開平2−59781)に示され
る如く主送り台の運動伝達機構と共に運動させられてい
る為、主送り台の送り発生機構にかかる負荷が大きなも
のになって、主送り台の送り運動発生箇所の回転トルク
が大きくなり過ぎており、又該機構の関連部品の精度を
特に向上させねばならない点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はミシンの差動
送り機構及び差動送り調節機構の両機構の構造を簡単に
すると共に差動送り調節機構を独立させて静止させてお
くことにより該差動送り機構の運動部品の質量を軽量化
しトルクの縮小化を計り、主送り台への過大負荷の排除
を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミシン機枠に
回転自在に支持される駆動軸4にそれぞれ設けられた主
送りカムと副送りカムと、該主送りカムと副送りカムか
ら主送り及び副送りの独立した伝達手段を介して接続さ
れ、独立して前後動可能に支持される先端に主送り歯を
固着した主送り台及び先端に副送り歯を固着した副送り
台と、前記主及び副の独立した伝達手段の一部がそれぞ
れ独立して、前記主送り台及び副送り台の前後動の量を
調節可能としたミシンの送り装置であって、前記主送り
の伝達手段の一部Aを操作により移動調節するとともに
前記副送りの伝達手段の一部Bを操作により移動調節す
ることでそれぞれの送り量を独立して調節する調節手段
を備え、該調節手段の送り調節は前記主送りの伝達手段
の一部A及び前記副送りの伝達手段の一部Bを同時に作
動させるように構成し、前記調節手段の差動調節は前記
主送りの伝達手段の一部Aの作動に対する前記副送りの
伝達手段の一部Bの作動である作動比を調節すること
で、主送りに対する副送りの送り量を拡大または縮小す
るように構成したことにより課題を解決することができ
た。さらに本発明は、ミシン機枠に回転自在に支持され
る駆動軸と、先端に主送り歯を固着し前記駆動軸に固着
の上下送りカムに嵌合の角駒にスライド可能に嵌装して
前後方向移動を支持される主送り台と、前記駆動軸に固
着された主送りカムに一端を嵌装する主送り水平リンク
と、ミシン機枠に支持される軸部に回転可能に支持さ
れ、一端で前記主送り台の後端にリンク接合される主送
り揺動腕と、一端で前記主送り水平リンクの他端とリン
ク接合されるとともに主送り調節リンクの一端とリンク
接合され、他端で前記主送り揺動腕の他端とリンク接合
される主送りリンクと、先端に副送り歯を固着し前記角
駒にスライド可能に前後方向移動を支持される副送り台
と、前記駆動軸に固着された副送りカムに一端を嵌装す
る副送り水平リンクと、ミシン機枠に支持される軸部に
回転可能に支持され、一端で副送り台リンクを介して前
記副送り台の後端にリンク接合される副送り揺動腕と、
一端で前記副送り水平リンクの他端とリンク接合される
とともに副送り調節リンクの一端とリンク接合され、他
端で前記副送り揺動腕の他端とリンク接合される副送り
リンクとを備え、駆動軸の回転により前記主送り台及び
副送り台が独立して前後方向駆動されるミシンの送り装
置であって、前記主送り調節リンクの他端Aを操作によ
り移動調節するとともに前記副送り調節リンクの他端B
を操作により移動調節することでそれぞれの送り量を独
立して調節する調節手段を備え、該調節手段の送り調節
は前記主送り調節リンクの他端A及び前記副送り調節リ
ンクの他端Bを同時に作動させるように構成し、前記調
節手段の差動調節は前記主送り調節リンクの他端Aの作
動に対する前記副送り調節リンクの他端Bの作動である
作動比を調節することで、主送りに対する副送りの送り
量を拡大または縮小しするように構成したことにより課
題を解決することができた。
【0005】
【作用】本発明はミシン機枠に回転自在に支持される駆
動軸と、該駆動軸に固着された主送りカムに一端を嵌装
する主送り水平リンクの他端に連結する主送りリンク
と、前記駆動軸に固着された副送りカムに一端を嵌装す
る副送り水平リンクの他端部に連結する副送りリンク
と、前記ミシン機枠に支持される軸部と、該軸部に揺動
自在に支持され前記主送りリンクの一端と連結する主送
り揺動腕と、該主送り揺動腕の上端に一端を連結し先端
に主送り歯を固着し、中央部に角駒を摺動自在に保持す
る主送り台と、前記軸部に揺動自在に支持され前記副送
りリンクの一端と連結する副送り揺動腕と、該副送り揺
動腕の上端に副送り台リンクを介して連結し、先端に副
送り歯を固着し中央部を前記主送り台に設けた押え板と
主送り台に保持される角駒上面との間で摺動自在に挟持
される副送り台と、前記主送り水平リンクの他端に連結
する主送り調節リンクと、該主送り調節リンクに主送り
伝達腕を介して連結の送り腕と、該送り腕を回動せしめ
る送り量調節操作部と、前記副送り水平リンクの他端に
連結する副送り調節リンクと、該副送り調節リンクに副
送り調節腕及び副送り伝達腕等を介して連結し枢軸を中
心に回動し得る副送り伝達腕と、該副送り伝達腕の円弧
溝に嵌装のピンの位置を変える差動調節操作部と、前記
副送り伝達腕と前記送り腕とを連結の連結ロッドとで構
成し、副送り台を主送り台の水平運動から独立化する共
に差動送り調節装置を送り台の運動から独立化し且つ差
動送り調節装置と送り量調節装置との連結構造を簡単に
することにより操作を円滑にすることを特徴とするもの
である。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例の構成を図面に従って以下
に説明する。ミシン機枠1はアーム機枠2及びベッド機
枠3からなり、該ベッド機枠にはモータ(図示せず)によ
り駆動される駆動軸4が支持され、該駆動軸の機枠外に
プーリ5の一部が臨ましめられている。前記アーム機枠
2には針棒6が上下動可能に支持され前記駆動軸4によ
り伝達軸を介して運動せしめられる。
【0007】アーム機枠2の前面には複数の糸調子器
7,7…が配設され、該糸調子器はアーム機枠2の後方
に配設の糸立台8に装着される糸駒からの糸に張力を調
節可能に付与している。アーム機枠の前面下方にはルー
パカバー9が開閉自在に枢着されている。
【0008】前記ベッド機枠3には上面に針板10が水
平に配設され、該針板の周辺は回動し得るベッドカバー
11にて包囲されている。針板10には前後方向に長く
穿設される送り歯窓12が設けられ、該送り歯窓には主
送り歯13と副送り歯14とが臨ましめられている。
【0009】次に差動送り機構について詳細に述べる。
前記駆動軸4には主送りカム15及び副送りカム16が
夫々の対向する端面15a,16aを適宜間隔を置いてネ
ジ止めされている。主送りカム15には主送り水平リン
ク17の一端18が、副送りカム16には副送り水平リ
ンク19の一端20が夫々回動可能に嵌装されている。
【0010】前記主送り歯13を前端部に固着した主送
り台21は後端部22を主送り揺動腕23の上端部24
にピン軸25を介して連結し支持され、略中央の垂直部
に窓部26が設けられ、該窓部に後述の角駒が前後方向
の摺動を可能に嵌装されている。前記主送り揺動腕23
は副送り揺動腕27と共に前記ベッド機枠3に固着され
た揺動腕台28の両側に植立の支持板29、29に水平
状に設けられた軸部30に揺動自在に支持されている。
【0011】前記副送り揺動腕27の上端31には副送
り台リンク32の一端部33がピン軸34を介して連結
されている。前記副送り歯14を前端部に固着した副送
り台35は後端部36を前記副送り台リンク32の他端
37にピン軸38を介して連結されている。前記主送り
台21の窓部26内には幅広で窓部より突出部を有する
角駒39が前後方向の摺動を可能に嵌装されている。
【0012】前記副送り台35は主送り台21の上面に
固着された押え板40の下面と窓部より突出の前記角駒
39の上面41との間にて前後方向の摺動を可能な如く
挟持されている。
【0013】前記角駒39は中央に穴部42が形成さ
れ、該穴部を前記副送りカム16に一体的に設けられた
上下送りカム43に嵌装している。角駒39の両側面に
は前記駆動軸4上に嵌挿の座板44、44が配設され、
該座板に突設の突起部45、45を角駒39に穿設の凹
部46、46に嵌合して回転止されるものが、前記主送
りカム15の端面15aと副送りカム16の端面16aと
の間に装着されている。
【0014】前記主送りカム15の外周に一端18を嵌
装の主送り水平リンク17の他端47には主送りリンク
48の一端49がピン51を介して連結されており、主
送りリンク48の他端50は前記主送り揺動腕23の下
端部52とピン53にて連結されている。前記ピン51
上には主送り調節リンク54の一端55が回動可能に支
持されている。
【0015】又前記副送りカム16に一端20を嵌装の
副送り水平リンク19の他端56には副送りリンク57
の一端58がピン59を介して連結されており、副送り
リンク57の他端60は前記副送り揺動腕27の下端部
61とピン62にて連結されている。前記ピン59上に
は副送り調節リンク63の一端64が回動可能に支持さ
れている。
【0016】次に差動送り調節装置について図4を参照
して述べる。Fは前記差動送り機構の全体を示すもので
あり、Aは前記主送り調節リンク54の他端部65と主
送り伝達腕66の先端部67との連結軸線を示し、Bは
前記副送り調節リンク63の他端部68と副送り調節腕
69の先端部70との連結軸線を示している。
【0017】前記主送り伝達腕66は基端がミシン機枠
1に回転自在に支持された軸部71の一端に固着されて
おり、該軸部の他端には送り腕72が固着されている。
該送り腕は一端73に送り量調節操作部90に連結の送
りロッド74が連結されており、他端75に差動調節装
置に連結の連結ロッド76の一端が連結している。
【0018】差動送り調節装置の差動調節操作部91に
より作動される差動ロッド77の下端にはピン79が植
設され、該ピンには差動変換腕80の一端が回動自在に
連結されており、そして該ピンはミシン機枠1に設けら
れた案内溝78にて上下方向の運動のみ可能な如くに運
動が規制されている。
【0019】前記送り腕72に連結の連結ロッド76の
他端は前記副送り調節腕69に連結の副送り伝達腕81
に形成された円弧溝82内を摺動自在に回動出来るよう
に連結されており、連結ロッド76の中間の適宜の位置
には前記差動変換腕80の他端が連結している。従っ
て、前記送り量調節操作部90が操作される場合、副送
り伝達腕81は基端の枢軸83を中心に矢印C−D方向
に回動せしめられ、前記差動調節操作部91が操作され
る場合、前記連結ロッド76の他端は送り腕72との連
結点を中心に回動し前記円弧溝82に沿って変位せしめ
られる。
【0020】前記副送り伝達腕81はミシン機枠1に回
転自在に支持される枢軸83の一端に固着され、該枢軸
の他端には副送り連結腕84が固着されている。該副送
り連結腕の先端部85には前記副送り調節腕69の他端
部86と副送り連結ロッド87を介して連結している。
【0021】差動送り調節装置の細部について図5に示
す全体図を参照して以下に述べる。ミシン機枠1に固定
された調節台1aには送りカム軸92が支持され、該送
りカム軸には前記送り量調節操作部90の回動に連動す
る送りカム93が設けられており、該送りカムには外周
にローレット等の如き刻まれた細溝が形成された円板9
4が一体的に設けられており、該円板の外周に対し前記
調節台1aに設けられた板ばね95の一端が押圧せしめ
られ、送りカム93の妄動が防止されている。
【0022】前記調節台1aには軸部96に支持され一
端に調節可能に固着され先端を前記送りカム93の外周
に当接する従動子97を備えて揺動可能に支持された送
り調節腕98が設けられており、該送り調節腕の他端9
9は前記送りロッド74に連結されると共に前記従動子
97を送りカム93に押圧するばね100が装着されて
いる。
【0023】更に、前記調節台1aには差動カム軸10
1が支持され、該差動カム軸には前記差動調節操作部9
1の回動に連動する差動カム102が設けられており、
該差動カムには外周にローレット等の如き刻まれた細溝
が形成された円板103が一体的に設けられており、該
円板の外周に対し前記調節台1aに設けられた板ばね1
04の一端が押圧せしめられ、差動カム102の妄動が
防止されている。
【0024】更に前記調節台1aには段ネジ105が固
着され、該段ネジに長穴106を嵌装する差動ロッド7
7が摺動自在に支持され、該差動ロッドの先端に前記差
動カム102の外周に当接する従動子107が設けられ
ている。前記差動ロッド77には引張ばね108が装着
され、該引張ばねは前記従動子107の先端を差動カム
102の外周に押圧するよう作用している。
【0025】図5における送り腕72の軸71の中心を
Jとし差動変換腕80のピン79の中心をKとし、副送
り伝達腕81の回動中心をLとし、送り腕72、差動変
換腕80、副送り伝達腕81と連結ロッド76との各連
結点をM、N、Pとし、前記差動変換腕80と前記連結
ロッド76との連結点Nを変位し送り腕72を回動させ
た時の各点の位置を示す線図は図6に示す如くなり、前
記連結点NをN1、N2、N3の位置に移動させた場
合、送り腕72と連結ロッド76との連結点Mの回動角
の時副送り伝達腕81と連結ロッド76との各回動角は
θ1、θ2、θ3で示される。
【0026】従って、前記送り量調節操作部90の回動
操作により主送り台側の主送り調節リンク54が回動せ
しめられる時、副送り台側の副送り調節リンク63も回
動せしめられ、主副送り台の送り量は一定の比率で調節
が行われる。
【0027】本発明の構成は以上の通りであるから、前
記送り量調節操作部90を操作することにより、前記送
りロッド74が図4及び図5の矢印E方向に動かされ
て、送り腕72及び主送り伝達腕66の回動を介して主
送り水平リンク17の運動中心を変えて主送り台21の
水平運動量が調節されると共に副送り伝達腕81及び副
送り調節腕69等の回動を介して副送り水平リンク19
の運動中心を変えて副送り台35の水平運動量が調節さ
れ、又、前記差動調節操作部91を操作することによ
り、前記差動ロッド77が図4及び図5の矢印G方向に
動かされると、連結ロッド76が回動せしめられて該連
結ロッドの他端と副送り伝達腕81との連結点が変動せ
しめられる。
【0028】例えば差動調節操作部91を操作し差動ロ
ッド77のピン79を下降させ、連結ロッド76と副送
り伝達腕81との連結点が下方に変位すると、送り量調
節操作部90を操作し送りロッド74が回動された場
合、主送り台側への伝達量より副送り台側への伝達量が
増加するので、副送り台側の副送り水平リンク19の運
動中心となる副送りリンク57のピン62の位置は主送
り台側の主送り水平リンク17の運動中心となる主送り
リンク48のピン53の位置より矢印H方向(図2)に動
かされるので、主送り台の送り量よりも副送り台の送り
量が大きくなり両者の送り量の比率が変えられることに
なる。
【0029】そして本発明では主送り台21と副送り台
35は夫々独立して運動が与えられ、主送り台21は主
送りカム15と主送り水平リンク17とにより水平運動
が与えられ、副送り台35は副送りカム16と副送り水
平リンク19とにより水平運動から与えられ、且つ副送
り台35を主送り台21に取付けられた押え板40と主
送り台21の窓部26に保持された角駒39の上面とで
挟持される如き平行な上下面を持った簡単な形状にされ
ている。
【0030】更に本発明では差動送り調節装置を前記送
り台の運動機構から完全独立させ且つ静止させているの
で送り台機構の運動質量が軽減させられると共に差動送
り調節装置の送り量調節機構との連結部を構造簡単にし
たことにより操作が円滑に為し得るようにされている。
【0031】
【効果】本発明は以上の如き構成及び作用をなすもので
あるから、主送り台と副送り台とを独立して駆動するよ
うにした為、従来に比べ主送り台にかかる負荷が著しく
軽減されるから構造を簡素化することが出来ると共に、
副送り台を主送り台の押え板と主送り台にて保持する角
駒の上面とで挟持する構造にしたので、副送り台の構造
を極めて簡単にすることが出来、更に差動送り調節装置
が送り台機構から分離し且つ静止しているので、送り台
機構の運動質量は極めて小さくなり、従って振動を著し
く軽減出来、更に差動送り調節装置と送り量調節装置と
の連結部の構造を簡単にすることが出来る実用上効果大
なるものである。
【0032】
【図面の簡単な説明】
図1は本発明装置を内蔵したミシンの外観図、図2は本
発明装置の要部の側面図、図3は本発明装置の要部構造
の分解斜視図、図4は本発明装置の要部構造の斜面図、
図5は本発明装置の要部構造の全体図、図6は本発明装
置の要部の運動線図。 4…駆動軸 15…主送りカム 16…副送りカム 17…主送り水平リンク 19…副送り水平リンク 21…主送り台 23…主送り揺動腕 27…副送り揺動腕 30…軸部 32…副送り台リンク 35…副送り台 39…角駒 40…押え板 48…主送りリンク 54…主送り調節リンク 57…副送りリンク 63…副送り調節リンク 72…送り腕、 80…変換腕、 89…連結ロッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン機枠に回転自在に支持される駆動軸
    4にそれぞれ設けられた主送りカムと副送りカムと、該
    主送りカムと副送りカムから主送り及び副送りの独立し
    た伝達手段を介して接続され、独立して前後動可能に支
    持される先端に主送り歯を固着した主送り台及び先端に
    副送り歯を固着した副送り台と、前記主及び副の独立し
    た伝達手段の一部がそれぞれ独立して、前記主送り台及
    び副送り台の前後動の量を調節可能としたミシンの送り
    装置であって、前記主送りの伝達手段の一部Aを操作に
    より移動調節するとともに前記副送りの伝達手段の一部
    Bを操作により移動調節することでそれぞれの送り量を
    独立して調節する調節手段を備え、該調節手段の送り調
    節は前記主送りの伝達手段の一部A及び前記副送りの伝
    達手段の一部Bを同時に作動させるように構成し、前記
    調節手段の差動調節は前記主送りの伝達手段の一部Aの
    作動に対する前記副送りの伝達手段の一部Bの作動であ
    る作動比を調節することで、主送りに対する副送りの送
    り量を拡大または縮小するように構成したことを特徴と
    すミシンの差動送り調節装置。
  2. 【請求項2】ミシン機枠に回転自在に支持される駆動軸
    と、先端に主送り歯を固着し前記駆動軸に固着の上下送
    りカムに嵌合の角駒にスライド可能に嵌装して前後方向
    移動を支持される主送り台と、前記駆動軸に固着された
    主送りカムに一端を嵌装する主送り水平リンクと、ミシ
    ン機枠に支持される軸部に回転可能に支持され、一端で
    前記主送り台の後端にリンク接合される主送り揺動腕
    と、一端で前記主送り水平リンクの他端とリンク接合さ
    れるとともに主送り調節リンクの一端とリンク接合さ
    れ、他端で前記主送り揺動腕の他端とリンク接合される
    主送りリンクと、先端に副送り歯を固着し前記角駒にス
    ライド可能に前後方向移動を支持される副送り台と、前
    記駆動軸に固着された副送りカムに一端を嵌装する副送
    り水平リンクと、ミシン機枠に支持される軸部に回転可
    能に支持され、一端で副送り台リンクを介して前記副送
    り台の後端にリンク接合される副送り揺動腕と、一端で
    前記副送り水平リンクの他端とリンク接合されるととも
    に副送り調節リンクの一端とリンク接合され、他端で前
    記副送り揺動腕の他端とリンク接合される副送りリンク
    とを備え、駆動軸の回転により前記主送り台及び副送り
    台が独立して前後方向駆動されるミシンの送り装置であ
    って、前記主送り調節リンクの他端Aを操作により移動
    調節するとともに前記副送り調節リンクの他端Bを操作
    により移動調節することでそれぞれの送り量を独立して
    調節する調節手段を備え、該調節手段の送り調節は前記
    主送り調節リンクの他端A及び前記副送り調節リンクの
    他端Bを同時に作動させるように構成し、前記調節手段
    の差動調節は前記主送り調節リンクの他端Aの作動に対
    する前記副送り調節リンクの他端Bの作動である作動比
    を調節することで、主送りに対する副送りの送り量を拡
    大または縮小しするように構成したことを特徴とするミ
    シンの差動送り調節装置。
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