JP3368711B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3368711B2
JP3368711B2 JP08930895A JP8930895A JP3368711B2 JP 3368711 B2 JP3368711 B2 JP 3368711B2 JP 08930895 A JP08930895 A JP 08930895A JP 8930895 A JP8930895 A JP 8930895A JP 3368711 B2 JP3368711 B2 JP 3368711B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭で使用される
電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に炊飯器において、炊飯中に内鍋内
の米と水が加熱されることにより米の澱粉が水中に溶出
し、沸騰後蒸気とともにオネバとなって発生することが
知られている。以下、従来の炊飯器について図7を参照
しながら説明する。図において、1は米と水を入れる内
鍋で、内蓋2により密閉されている。4は内鍋1と内蓋
2を覆う蓋体であり、合成樹脂性の上面部材4Aと金属
性の下面部材4Bにより構成されている。また、内蓋2
には数箇所に蒸気穴が設けられており、ホルダ−6を介
して蓋体4の下面部材4Bより下方に突出して設けられ
た支持ピン5に取付けられている。7は蒸気口8を構成
する合成ゴムで作られた円筒状のパッキンで、上面部材
4Aの貫通穴4Cと下面部材4Bの貫通穴4Dを囲むよ
うに取り付けられている。
【0003】上記構成において炊飯を行うと、内鍋1内
の圧力の上昇につれて、蒸気及び泡状のオネバは吹き上
がり、吹き上がったオネバが内蓋2の蒸気穴を介して内
鍋2の上部に蓄積されていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、近年の電気炊飯器の高出力化に伴い、炊
飯中に内鍋1内の蒸気圧が過度に大きくなった場合や、
通常のご飯の硬さよりもやわらかめのご飯を炊くために
適量以上の水を使用して炊飯した場合等に、オネバが泡
状となって内蓋2の蒸気穴より上方に上がり、蓋体4の
上面部材4Aの貫通穴4Cより器体外に排出され、その
オネバが床面に落下する、いわゆる、ふきこぼれが発生
するという問題を有していた。また、その対策として炊
飯中にあえて加熱力を若干下げてふきこぼれを防止す
る、などを行っていた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、蓋体の蒸気口の汚れを防ぎ、同時に多孔質体を張
設した内蓋の水洗いを容易とすることを第の目的とす
る。
【0006】また、多孔質体を通過した蒸気が冷却され
液体となった場合でも、この溜まった液体を内鍋内に還
流して蓋体の衛生性を有効に維持することを第の目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第の目的を達成す
るために、本発明は、本体と、本体内に着脱自在に収納
される内鍋と、内鍋を塞ぎ内鍋と外気を連通する蒸気口
を有する蓋体と、内鍋を密閉し貫通穴を有する内蓋とを
備え、前記内蓋は貫通穴に少なくともオネバの移動を妨
げる多孔質体を張設させる構成としたものである。
【0008】さらに、上記第の目的を達成するため
に、本発明は、特に貫通したもどし穴とこのもどし穴を
下方向より塞ぐ弁とを設けた内蓋をその構成要素とした
ものである。
【0009】
【作用】本発明は、内蓋に貫通穴を設け、この貫通穴に
多孔質体を張設することにより、蓋体蒸気口の汚れを防
ぎ、さらに、内蓋をはずすことにより多孔質体付近を簡
単に水洗いすることが可能となりお手入れ性を向上させ
ることができる。
【0010】さらに、多孔質体の周囲に内鍋内に貫通し
たもどし穴と、このもどし穴を下方向より塞ぐ弁を設け
たことにより、多孔質体を通過した蒸気または少量のオ
ネバが冷却されて液体となり多孔質体上に溜まった場合
でも、弁がもどし穴を開くように作用するので、溜まっ
た液体を内鍋に戻すことができる。また、加熱時には内
鍋内の圧力が高いため、弁が押し上げられてもどし穴を
塞ぐように作用するため、そのもどし穴を通過してオネ
バが外部に排出されることがなく、衛生性を有効に保つ
ことができる。
【0011】
【実施例】(第1の実施例) 以下、本発明の一実施例について図1、図2を参照しな
がら説明する。図1において、1は米と水を入れる内鍋
で、内蓋2により密閉されている。3は内鍋1を囲む本
体で、4は内鍋1を覆う蓋体である。本体3内には加熱
装置とその制御装置(ともに図示せず)が内蔵され、内
鍋1が加熱されご飯が炊けるしくみになっている。蓋体
4は、合成樹脂性の上面部材4Aと金属性の下面部材4
Bにより構成されている。また、内蓋2は、数箇所に蒸
気穴が設けられており、ホルダ−6を介して下面部材4
Bより下方に突出して設けられた支持ピン5に取付けら
れている。7は蒸気口8を構成する合成ゴムで作られた
円筒状のパッキンで、上面部材4Aと下面部材4Bの間
の隙間で、かつ上面部材4Aに設けられた貫通穴4Hに
取り付けられた多孔質体9と下面部材4Bの貫通穴4D
を囲むように取り付けられ、内蓋2の蒸気穴より上方に
上がってくる蒸気及びオネバが外部に漏れないように、
パッキン7で上面部材4A及び下面部材4Bとの接続部
を密閉している。また、上面部材4Aには貫通穴4Hを
設け、その貫通穴4Hの内側に多孔質体9を張り付けて
おり、この多孔質体9は例えば四フッ化エチレン樹脂や
ポリアミド等からなるフィルタ−で、厚み50〜100
μm・孔径5〜100μm・気孔率80%以上程度のも
のを使用するが、セラミックの焼結体などで蒸気のみが
通過するものであっても良い。また、多孔質体9の表面
積は、炊飯中に鍋内の内圧が所定値以下となるように設
定されている。
【0012】以上のように構成された電気炊飯器につい
て、その動作を説明する。上記構成において炊飯を行う
と、内鍋1内の圧力の上昇につれて、蒸気及び泡状のオ
ネバは吹き上がり、蓋体4の蒸気口8を通過し多孔質体
9に達する。ここで蒸気はそのまま多孔質体9を通過し
蓋体4の外部に放出されるが、オネバはそのほとんどが
多孔質体9を通過することができず器体外に放出される
ことはない。また、蓋体4の蒸気口8に多孔質体9を設
けているため、内蓋2の有無に関わらずふきこぼれを防
止することができる。その結果、内蓋2を廃止し使い勝
手を向上させることもできる。なお、本実施例では多孔
質体9を蓋体4の蒸気口8に取り付けたが、内鍋1と外
気との間のいずれかに多孔質体9を介在させた構成であ
れば同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0013】(第2の実施例) 以下、本発明の第2の実施例について図3、図4を参照
しながら説明する。図3において、1は米と水を入れる
内鍋で、2の内蓋により密閉されている。4は内鍋1を
覆う蓋体であり、合成樹脂性の上面部材4Aと金属性の
下面部材4Bにより構成されている。また、内蓋2には
貫通穴を設け、この貫通穴に多孔質体9を張設してい
る。7は蒸気口8を構成する合成ゴムで作られた円筒状
のパッキンで、上面部材4Aと下面部材4Bの間の隙間
で、かつ上面部材4Aの貫通穴4Cと下面部材4Bの貫
通穴4Dを囲むように取り付けられている。
【0014】以上のように構成された電気炊飯器につい
て、その動作を説明する。上記構成において炊飯を行う
と、内鍋1内の圧力の上昇につれて、蒸気及び泡状のオ
ネバは吹き上がり、内蓋2に設けた多孔質体9に達す
る。ここで蒸気はそのまま多孔質体9を通過し、蓋体4
の蒸気口8より器体外に放出されるが、オネバはそのほ
とんどが多孔質体9を通過することができず、内鍋1内
にとどまる。従って、ふきこぼれを防止するとともに蒸
気口8の汚れを防ぎ、また、内蓋2をはずすことにより
多孔質体9を取り外して簡単に水洗いができ、お手入れ
性を向上させることができる。
【0015】(第3の実施例) 以下、本発明の第3の実施例について図5、図6を参照
しながら説明する。図において、もどし穴10は直径2
〜3mmとし、また、弁11は合成ゴムで作られ内蓋2
を本体内にセットした状態で下方向からもどし穴10を
塞ぐように取り付けられている。
【0016】以上のように構成された電気炊飯器につい
て、その動作を説明する。上記構成において炊飯を行う
と、第2の実施例と同様に、内鍋1内の圧力の上昇につ
れて、蒸気及び泡状のオネバは吹き上がり、内蓋2に設
けた多孔質体9に達する。ここで蒸気はそのまま多孔質
体9を通過し、蓋体4の蒸気口8より器体外部に放出さ
れるが、オネバはそのほとんどが多孔質体9を通過する
ことができず、内鍋1内にとどまる。しかし、それでも
多孔質体9を通過した蒸気や微量の泡状のオネバが保温
工程時等に冷やされて液体になった場合に、そのまま内
蓋2の上に溜まってしまう恐れがあるが、このとき、内
鍋1内の内圧が若干下がるために、弁11が開き、内蓋
2の上で液体となって溜まったオネバをもどし穴10よ
り内鍋1内に戻すことができる。また、炊飯時で内鍋1
内の内圧が大きい状態では、弁11が持ち上がりもどし
穴10を塞ぐのでオネバが内蓋2の上に吹き上がるのを
防止することができる。
【0017】なお、この実施例では内蓋2にもどし穴1
0を設ける構成としたが、多孔質体9の上に溜まった液
体が内鍋1内に還流する構成であれば内蓋2以外に設け
てよいことはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、内蓋に貫通穴を
設け、この貫通穴に多孔質体を張設することにより、蓋
体の蒸気口の汚れを防止し、内蓋をはずすことにより多
孔質体付近の水洗いを容易とし、お手入れ性を向上させ
ることができる。
【0019】さらに、多孔質体の周囲に内鍋内に貫通し
たもどし穴を設け、このもどし穴を下方向より塞ぐ弁を
設けたことにより、多孔質体上に溜まった液体を内鍋内
に還流し、衛生性の維持を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電気炊飯器の断
面図
【図2】同、電気炊飯器の外観図
【図3】本発明の第2の実施例における電気炊飯器の断
面図
【図4】同、内蓋の平面図
【図5】本発明の第3の実施例における電気炊飯器の内
蓋の平面図
【図6】同、内蓋のもどし穴周辺の断面図
【図7】従来の電気炊飯器を示す断面図
【符号の説明】
1 内鍋 2 内蓋 3 本体 4 蓋体 8 蒸気口 9 多孔質体 10 もどし穴 11 弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−170913(JP,A) 実開 昭58−54225(JP,U) 実開 昭62−115820(JP,U) 実開 昭59−130622(JP,U) 実開 昭60−106541(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、本体内に着脱自在に収納される
    内鍋と、内鍋を塞ぎ内鍋と外気を連通する蒸気口を有す
    る蓋体と、内鍋を密閉し貫通穴を有する内蓋とを備え、
    前記内蓋は貫通穴に少なくともオネバの移動を妨げる多
    孔質体を張設させる構成とした電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 内蓋は、貫通したもどし穴とこのもどし
    穴を下方向より塞ぐ弁とを設ける構成とした請求項
    載の電気炊飯器。
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