JP3467945B2 - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JP3467945B2
JP3467945B2 JP00315196A JP315196A JP3467945B2 JP 3467945 B2 JP3467945 B2 JP 3467945B2 JP 00315196 A JP00315196 A JP 00315196A JP 315196 A JP315196 A JP 315196A JP 3467945 B2 JP3467945 B2 JP 3467945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報チャネルと制御
チャネルを有するデジタル回線網に接続された通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル通信技術の発達に伴
い、例えばISDN(Integrated Service Digital Networ
k)網の利用が広まっている。ISDNの提供する付加サー
ビスの中に、着信転送サービスが存在する。この着信転
送サービスは、転送元が発信元から着信した呼を別の相
手に転送したい場合に、転送元と網とのやりとりによ
り、目的とする転送先へ、その呼を転送元から転送する
ことができる、というものである。
【0003】しかしながら、現在のISDNの着信転送サー
ビスでは、転送元の番号が転送先へ通知されず、また、
発信元が転送元へ送出されたユーザ・ユーザ情報(以
下、UUI と表す。)が転送元から転送先へ転送されな
い、という状況にある。このUUIとは、制御チャネル
(Dチャネル)の呼制御プロトコルを利用した、最大1
28オクテット(1オクテットは8ビット)のデータで
ある。UUI は小コストで通信を行うことができ、少量の
データを頻繁に送る場合に有効に利用できる。
【0004】従って、上記の様に、その呼にUUI が含ま
れている場合、そのUUI には、その通信に関する非常に
重要な情報が含まれている可能性が大きく、現行のISDN
の提供する着信転送サービスを利用した場合には、UUI
が転送先に届かないことになり、重要な情報が欠落する
という大きな問題がある。
【0005】また、発信元は、発信元が送出したUUI が
転送先に送出されていないという事実を知ることができ
ない(厳密に言えば、着信転送されたこと自体を知らな
い可能性が大きい)ので、UUI として送出した情報が目
的の相手に届いているという誤解を抱かせる可能性があ
る。
【0006】すなわち、場合によって着信転送された通
信は実質的に不十分な通信であり、通信時間や通信費用
が無駄になることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、デジタル回線の提供する着信転送サービスでは転
送されない制御チャネル上に含まれるUUI や転送元の番
号などの様々な情報を、転送先まで確実に転送する通信
方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報チャネルと制御チ
ャネルを有するデジタル回線網に接続された通信装置を
用いて、このデジタル回線網における着信転送サービス
を利用する通信方法であって、着信転送を行う場合、そ
の呼を転送する前に、転送元が転送先に対して着信転送
を予告する情報が含まれた呼設定メッセージ(SETUP )
を生成して送出し、転送元が着信転送を予告した後に転
送先に対する着信転送を行う、ことを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、デジタル
回線網に接続された通信装置が着信転送サービスを転送
元として利用する場合、受け付けた呼を転送先へ着信転
送する前に、転送先に対して着信転送を予告する情報を
SETUP に含めて送出する。このSETUP は前記受け付けた
呼とは別の呼として転送先へ発呼されるものである。送
出後、前記受け付けた呼を転送先へ着信転送する。転送
元が転送先に対して着信転送を予告することにより、転
送先は転送先が受信した呼が着信転送されたものである
ことを認識することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記着信転送を
予告する情報に発信元の番号が含まれることを特徴とし
ている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、着信転送
を予告する情報に、発信元の番号を追加して転送元から
転送先へ送出する。転送先は、着信転送の予告情報が含
まれたSETUP を受信した場合に、該着信転送の発信元を
知ることができる。発信元を知ることで、転送先は着信
転送の予告情報に対応する着信転送された呼を知ること
ができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記着信転送を
予告する情報が、前記転送元が生成するSETUP 内の発サ
ブアドレス情報要素を用いて送信されることを特徴とし
ている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、前記着信
転送の予告情報が、SETUP 内の発サブアドレス情報要素
を用いて転送元から転送先へ送出される。発サブアドレ
ス情報要素を用いることで低コストで着信転送の予告情
報を送出することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記着信転送を
予告する情報が、前記転送元が生成するSETUP 内のユー
ザ・ユーザ情報(UUI )を用いて送信されることを特徴
としている。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、着信転送
の予告や発信元の番号等の着信転送に関する各種情報
を、発サブアドレス情報要素ではなくUUI を使用して転
送元から転送先へ送出する。UUI の中に着信転送に関す
る各種情報を一括して送出するため、転送元及び転送先
でのSETUP の管理が容易に行える。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記発信元が送
出したSETUP の中にUUI が含まれている場合に、前記転
送元が生成するSETUP を用いて該UUI を転送先に送出す
ることを特徴としている。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、転送元が
発信元から受信したSETUP 中にUUIが存在する場合、転
送元がUUI を受信し蓄積し、転送元が着信転送の予告と
して送出するSETUP に、該蓄積されたUUI を含めて転送
先へ送出する。これは、デジタル回線の提供する着信転
送サービスではUUI が転送先へ転送されないことから、
転送元から発した呼を使用してUUI を転送する必要があ
るからである。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記転送元が前
記発信元から受信したSETUP に含まれるUUI を前記転送
先へ送出するときに、該UUI に前記転送元が生成した情
報を追加して前記転送先へ送出することを特徴としてい
る。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、発信元か
ら送出されたUUI を転送元で受信したときに、転送元が
生成したUUI を受信したUUI に追加して転送先へ送出す
る。転送元は、転送先に対して任意の情報を送出するこ
とができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記転送先へ送
出すべきUUI が前記デジタル回線網の制限する情報量を
越えた場合に、該UUI を複数に分割して前記転送先へ送
出することを特徴としている。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、発信元か
ら送出されたUUI に転送元が生成したUUI を追加した場
合、UUI の情報量がデジタル回線網の制限する情報量を
越える場合がある。越える場合に、前記制限以下の情報
量にUUI を分割する。転送元は分割された各UUI につい
てSETUP を生成し、転送先へ送出する。転送先では受信
した各SETUP に含まれるUUI を結合することでデジタル
回線網の制限を越えた情報量を持つUUI を受信できる。
【0022】請求項8に記載の発明は、着信転送サービ
スの転送先として機能する通信装置において、前記転送
先がSETUP を受信したときに、前記転送先は前記受信し
たSETUP に着信転送を予告する情報が含まれているか否
かを判別し、前記転送先が受信したSETUP に、前記着信
転送を予告する情報が有る場合に、該SETUP に含まれた
発信者番号を転送元の番号として前記転送先が記憶し、
同時に前記転送先は該SETUP に含まれる発信元の番号を
記憶し、該SETUP に前記発信元が送信したUUI及び前記
転送元が生成したUUI が含まれるか否かを判断し、少な
くとも一方のUUI が存在する場合は該UUI を記憶し、前
記転送先から前記デジタル回線に対して解放完了メッセ
ージ(REL COMP)を送出し、回線を開放し、次にSETUP
を受信した場合に、該SETUP 中に含まれる発信元の番号
が前記記憶された発信元の番号と同一であれば、該SETU
P が着信転送されたものであると判断し、前記記憶され
たUUI 及び前記転送元の番号、前記発信元の番号を現在
受信しているSETUP と関連付けて利用する、ことを特徴
としている。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、SETUP を
受信した転送先は、SETUP 中に着信転送を予告する情報
が存在するか否かを判別する。存在する場合はSETUP 中
の、転送元の番号と発信元の番号を記憶する。また、前
記SETUP 中にUUI が存在する場合はUUI も記憶する。前
記SETUP の受信の終了後、転送先は回線に解放完了メッ
セージ(以下、REL COMPと表す。)を送出し、回線を開
放する。その後に転送先が新たなSETUP を受信した場
合、新たに受信したSETUP の発信元の番号が検出され
る。該発信元の番号が前記記憶した発信元の番号と同一
である場合、新たに受信したSETUP が着信転送された呼
のものであると判断する。転送先は前記記憶した転送元
の番号を、新たに受信した呼と関連があるものとして扱
う。また、UUI が記憶されていれば該UUI を新たに受信
したSETUP のUUI として扱うことができる。記憶した情
報と新たに受信した呼を関連付けることにより、デジタ
ル回線の提供する着信転送サービスを用いることによっ
て欠落した情報を補うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には本実施の形態に係る通信
装置10のブロック図が示されている。この通信装置1
0はISDN網に接続されたファクシミリ装置であり、ISDN
の提供する着信転送サービスを利用することができる。
即ち、通信装置10は、通信を開始した発信元、発信元
が指定した宛て先である転送元、転送元に予めそのアド
レスが設定されている転送先の3台で該サービスを利用
することになる。通信装置10は、ISDNの提供する2つ
の情報チャネルと、1つの制御チャネルに接続されてい
る。
【0025】CPU 12は、通信装置10の全体を制御す
る。CPU 12には、ROM 14と、RAM(1)16が接続され
ている。ROM 12にはCPU 12が実行するプログラムが
記憶されている。RAM(1)16にはプログラムが使用する
各種情報が一時的に記憶される。
【0026】CPU 12には、RTC (Real Time Clock )
18と、キーボード20、液晶ディスプレイ22が接続
されている。CPU 12は、RTC 18の内蔵する時計から
現在時刻を認識する。また、CPU 12はキーボード20
の状態を検出することで操作者の指示を認識し,液晶デ
ィスプレイ22を用いて、操作者に対する各種情報を表
示することができる。
【0027】CPU 12には、スキャナ24、RAM(3)2
6、プリンタ28、符号化/複号化装置30、RAM(2)3
2,ISDNインターフェース34が接続されている。符号
化/復号化装置30は画像情報をファクシミリ装置の規
格に基づいて符号化する符号化機能と、符号化された画
像情報を元に戻す復号化機能を持つ。CPU 12は、スキ
ャナ24、RAM(3)26、プリンタ28、符号化/複号化
装置30、RAM(2)32,ISDNインターフェース34に対
して制御信号を送出し、また、各装置の状態を検出する
ことができる。
【0028】RAM(3)26は符号化/復号化装置30と接
続されている。符号化/復号化装置30はRAM(2)32と
接続されている。RAM(2)32には符号化された画像情報
が記録されている。RAM(3)26に記録された画像情報
は、符号化/復号化装置30の符号化機能を用いて符号
化され、符号化された画像情報がRAM(2)32に記録され
る。逆に、RAM(2)32に記録された符号化された画像情
報は符号化/複号化装置30の復号化機能を用いて復号
され、RAM(3)26に記録される。
【0029】スキャナ24とプリンタ28がRAM(3)26
に接続されている。スキャナ24は原稿を読み取り、読
み取った原稿の画像情報をRAM(3)26に出力する。プリ
ンタ28はRAM(3)26に記録された画像情報を印字す
る。スキャナ24が読み取った画像情報をそのままプリ
ンタ28に出力することにより、通信装置10を複写機
として使うこともできる。
【0030】ISDNインターフェース34はISDN網のDチ
ャネルと2つのBチャネルに接続され、RAM(2)32と接
続されている。ISDNインターフェース34はCPU 12に
よって制御され、RAM(2)32に記録された符号化された
画像情報をISDN網に送出したり、ISDN網より送られてき
た情報をRAM(2)32へ記録することができる。
【0031】RAM(2)32には画像情報の他に、発信元か
ら制御チャネル上に送られる呼設定メッセージ(以下、
SETUP と表す。)を記録することができる。SETUP に
は、通信データの種類(音声、ファクシミリ等)や発信
元番号、発サブアドレス等が含まれている。また、SETU
P にはUUI (ユーザ・ユーザ情報)が含まれているもの
がある。UUI はユーザ(例えば通信装置)間で制御チャ
ネルを用いて自由に送受できる最大128オクテット
(1オクテットは8ビット)の情報である。UUI の内容
には情報量以外の制限はなく、ISDNの提供する着信
転送サービスが利用されない場合、送信されたUUI が内
容がそのまま受信側のユーザに送られる。RAM(2)32に
は、UUI も記録される。
【0032】ここで、ROM 12は、着信転送サービスを
利用する為のプログラムが記録されている。通信装置1
0には、予め着信転送を行う設定がされており、転送先
の番号が記憶されているとする。この場合、ISDNの着信
転送サービスでは、発信元による通信装置10(転送
元)への呼が、転送元で受信されずに転送先へ転送され
る。これによって発信元は転送先との通信が可能にな
る。
【0033】しかし、ISDNの着信転送サービスでは転送
元から転送先へ呼を転送した場合、SETUP に含まれる情
報の一部が欠落する。この情報は、転送元の番号、転送
元のサブアドレス、発信元のUUI であり、通信の重要な
情報が含まれている可能性が大きい。また、転送先で
は、受信した呼が着信転送された呼である事を知ること
ができない。
【0034】従って、転送元となる通信装置10は、受
信した呼を着信転送する前に、転送元からの新たな呼と
してSETUP2を転送先へ送出する。このSETUP2に前記欠落
する情報を含めることでISDNの着信転送サービスによる
情報の欠落を補うことができる。また、転送元が生成し
た情報を転送先へ送出することもできる。SETUP2の中に
は着信転送を予告する情報を含めることで、転送先は転
送元から送出されたSETUP2と、着信転送された呼とを関
連付けることができる。
【0035】次に本発明の実施の形態の作用を説明す
る。CPU 12は、ROM 14に予め設定されたプログラム
を順次読みだし、そのプログラムに従い、全ての装置を
制御する。 (一般のファクシミリ通信)通信装置10は、利用者が
キーボード20、ディスプレイ22を用いることによっ
て、着信転送を行うか、行わないかが指定されている。
着信転送を行う場合は転送先の宛先も利用者によって指
定されている。
【0036】通信装置10のファクシミリ機能が送信元
として利用される場合、通信装置10の利用者の指示に
よってスキャナ24により原稿が読み取られる。スキャ
ナ24は、読み取った原稿の画像情報をRAM(3)26へ蓄
積する。蓄積された画像情報は符号化/復号化装置30
によって、符号化(圧縮)される。符号化された画像情
報はRAM(2)32に蓄積される。RAM(2)32に蓄積された
符号化された画像情報がISDNインターフェース34を通
して、ISDN網へ送信される。
【0037】通信装置10のファクシミリ機能が受信機
として利用される場合、ISDN網から送られてきた符号化
された画像情報がISDNインターフェース34を経由して
RAM(2)32へ蓄積される。次いで、符号化/復号化装置
30によって符号化された画像情報が復号化される。復
号化された画像情報はRAM(3)26へ蓄積される。プリン
タ28はRAM(3)26に蓄積された画像情報を読み出し、
紙の上に記録する。 (着信転送を利用する通信)次に、通信装置10の着信
転送について説明する。
【0038】図2には本発明に係る着信転送のシーケン
スが示されている。発信元は転送元を呼び出すために、
SETUP を回線に送出する。回線は該SETUP 内の着番号情
報要素から相手先(転送元)に対してSETUP を送出す
る。
【0039】ここで、転送元はSETUP を受信した場合、
直ちには着信転送せず、一旦発信元を待たせて該SETUP
を記憶する。転送元は、新たなSETUP (以下、SETUP2と
表す。)を作成する。SETUP2には、着信転送を予告する
情報、受信したSETUP 内に含まれていたUUI 、転送元で
新たに生成したUUI 、発信元の番号、転送元の番号が含
まれる(以下、これらの情報を総称して着信転送の関連
情報と呼ぶ。)。転送元は着信転送を行う前に、SETUP2
を転送先に送信する。網では、SETUP2は発信元から送出
されたSETUP と独立した別の呼として扱われる(図2の
点線部分)。転送先はSETUP2を受信すると、転送元に解
放完了メッセージ(以下、REL COMPと表す。)を送出
し、SETUP2に関する呼を終了させる。
【0040】SETUP2の送出が完了されると、転送元は待
機させておいた発信元からの呼を着信転送する処理に移
行する。転送元は、着信転送を回線に要求するために付
加情報メッセージ(以下、INFOと表す。)を網に送出す
る。INFOには、転送先の番号が含まれる。網は、INFOを
検出するとINFOに含まれた転送先番号から転送先を呼び
出す(網から転送先へSETUP を送出する)。また、網は
転送元に解放メッセージ(以下、REL と表す。)を送出
する。REL を受信した転送元は、網に対してREL COMPを
送出し、着信転送の処理を終了する。従って、転送元
は、発信元から送出された情報をSETUP2と着信転送で送
る情報との2つに分割したことになる。
【0041】転送先が応答する(受話器を持ち上げる
等)と、転送先は網に応答メッセージ(以下、CONNと表
す。)を送出する。その後、確認として回線から応答確
認メッセージ(CONN ACK)が送出される。同時に発信元
に対してCONNが送出され、発信元と転送先が接続され、
着信転送が成立する。
【0042】ここで、転送先は以前受信したSETUP (図
2の例ではSETUP2に相当)に、着信転送の予告情報が含
まれているかを判断する。予告情報が含まれており、且
つ現在受信している呼と発信元番号が一致する場合(図
2の例に相当する)は、現在の呼が着信転送されたもの
と判断する。また、該SETUP に含まれる情報を、現在受
信している呼に関するものとして扱う。即ち、転送元で
2つの呼に分割して送出された情報を一つの情報に結合
して扱う。
【0043】図3は通信装置10の着信転送の処理をフ
ローチャートで表したものである。通信装置10のCPU
12は、発信元からのSETUP を受信したときにこのフロ
ーチャートで示されるプログラムを開始する。
【0044】ステップ100では通信装置10が受信し
たSETUP がRAM(2)32に記録される。
【0045】ステップ102ではSETUP に含まれる情報
に基づいて通信可能性確認が行われる。通信可能性確認
とは、SETUP を受信した通信装置10がその通信を受け
付けて良いか否かの確認である。通信可能性確認では、
まずSETUP に含まれる着番号情報要素と、通信装置10
のROM 14に記録されている自身の番号との比較が行わ
れる。もし、両者が違う番号である場合はステップ10
2の判断は否定され、通信は受け付けられない。両者が
一致した場合は、SETUP に含まれる着サブアドレス情報
要素と、通信装置10のROM 14に記録されている発サ
ブアドレスとの比較が行われる。もし、両者が違う番号
である場合は通信は受け付けられず、ステップ102の
判断は否定され、処理を終了する。
【0046】SETUP に含まれる着番号情報要素と着サブ
アドレス情報要素が、通信装置10のROM 14に記録さ
れている番号と発サブアドレスと一致した場合は、通信
装置10宛の通信と判断される。通信装置10宛の通信
と判断された場合、SETUP に含まれるBC、HLC に基づい
て、通信装置10に通信を行えるだけの通信能力がある
か否かが判定される。通信能力が無いと判定された場合
はステップ102の判断は否定され、通信は受け付けら
れない。
【0047】通信装置10宛の通信と判断され、且つ通
信能力があると判定された場合はステップ102の判断
が肯定され、ステップ104に移行する。ステップ10
4では、着信転送を行うかが判断される。通信装置10
が着信転送を行うかは予め通信装置10の利用者によっ
て設定されている。CPU 12は設定内容を記録したRAM
(1)16から設定内容を読み出し、着信転送を行うかを
判断する。通信装置10が着信転送を行わないよう設定
されている場合はステップ104の判断は否定されステ
ップ105に移行し、通信装置10が現在の呼を受け付
ける為に後述の図6で説明されるサブルーチンへ移行す
る。
【0048】通信装置10が着信転送を行うよう設定さ
れている場合はステップ104の判断は肯定され、ステ
ップ106に移行する。以後、通信装置10は転送元と
して着信転送の処理を行うので通信装置10を転送元と
表す。ステップ106〜114では転送元から転送先へ
送出するSETUP2を生成する。
【0049】ステップ106では、SETUP2内の発サブア
ドレス情報要素に着信転送の予告を示す符号と発信元の
番号を追加する。図4(A)〜(C)に、発サブアドレ
ス情報要素の例を示す。
【0050】図4(A)は、着信転送の予告が含まれな
い場合の発サブアドレス情報要素の例である。オクテッ
ト1によって、以後の情報が発サブアドレス情報要素で
あることを示し、オクテット2によって発サブアドレス
情報要素の長さをオクテット単位で示される。オクテッ
ト3は、サブアドレス種別を示す符号(以下、NSAPと表
す。)である。オクッテット4はAuthority and Format
Identifier (以下、AFI と表す。)であり、サブアド
レスのフォーマットを指定する。オクテット5〜7が、
AFI で指定されたフォーマットによる発サブアドレス
「300」を示す符号である。
【0051】図4(B)は、発サブアドレス情報要素を
用いて着信転送の予告を意味する符号を挿入した例であ
る。AFI (16進数で50H)の代わりに着信転送予告
(16進数でFFH)が記載されており、これが着信転
送の予告となる。
【0052】図4(C)は、発サブアドレス情報要素を
用いて着信転送の予告と発信元の番号「048−798
−5111」を設定した場合の例である。着信転送予告
(FFH)の次にAFI と、AFI で指定されたフォーマッ
トによる発信元の番号「048−798−5111」が
記述されている。
【0053】続いてステップ108に移行し、受信した
SETUP にUUI が含まれているかが判断される。UUI が含
まれていない場合判断が否定されてステップ112に移
行する。UUI が含まれている場合判断が肯定されてステ
ップ110に移行し、該UUIをSETUP2内のUUI とされ
る。
【0054】ステップ112では転送元にてUUI を追加
するかが判断される。UUI を追加するよう設定されてい
ない場合はステップ116に移行する。UUI を追加する
よう設定されている場合はステップ114に移行する。
【0055】ステップ114では前記SETUP2内のUUI
に、転送元が生成したUUI が追加される。図5にUUI を
追加する例を示す。発信元のUUI (長さNオクテット)
に転送元が生成したUUI (長さMオクテット)を追加し
て、長さM+NオクテットのUUI となる。
【0056】ISDNの規約により、UUI の情報量は最大1
28オクテットと決められている。転送元によるUUI の
追加で、128オクテット以上のUUI が作成された場合
は発信元のUUI のみ送出するか、転送元のUUI のみ送出
するか、UUI を2つに分けて、2回SETUP を送信するこ
とで分割されたUUI を送信する。UUI を2つに分ける場
合、最初のSETUP 中(例えば発サブアドレス情報要素)
に継続を示す符号を追加し、UUI が分割されていること
を転送先に告知する。
【0057】ステップ116ではSETUP2を作成する。ス
テップ117では前記作成されたSETUP2を転送先へ送信
する。
【0058】ステップ118では転送元は、SETUP2を受
信した転送先から送信されるREL COMPを受信するまで待
機する。受信後、ステップ119に移行し、SETUP2を全
て送出したかが判断される。UUI を分割した場合に、分
割されたUUI が全て送られていない場合は判断が否定さ
れてステップ117に戻り、次のUUI を転送先へ送信す
る。分割されたUUI を全て送出したか、UUI が分割され
ていない場合は判断が肯定されてステップ120に移行
する。
【0059】ステップ120では、転送元が網にINFOを
送出し、受信した呼の着信転送を要求する。後、網から
REL が送信され、転送元はREL COMPを送信して、転送元
は着信転送に関する処理を終了する。
【0060】図6のフローチャートには通信装置10の
着信の処理が示されている。図3のフローチャートのス
テップ104で、判断が否定されると通信装置10が着
信を行う。
【0061】ステップ134では、受信したSETUP に着
信転送の予告情報が含まれているか否かを判断する。含
まれている場合は判断が肯定されてステップ136に移
行する。以下、着信転送の予告情報が含まれているSETU
P は図2のSETUP2に相当することからSETUP2と表す。
【0062】ステップ136ではSETUP2に記述されてい
る転送元の番号を記憶する。また、SETUP2に記述されて
いる発サブアドレスを発信元の番号として記憶する。
【0063】ステップ138ではSETUP2にUUI が存在す
るかが判断される。存在する場合はステップ139に移
行し、フラグfが0であるかが判断される。フラグfと
は、分割されたUUI の受信中であるかを示すフラグであ
る。fが1の場合は分割されたUUI を受信したと判断さ
れ、ステップ156に移行し、受信したUUI を転送先の
記憶するUUI に追加する。fが0の場合はUUI が分割さ
れていないか、あるいは分割されたUUI の最初のUUI が
受信されたと判断され、新規のUUI として記憶される。
【0064】ステップ141では、SETUP2にUUI の追加
を示す符号が含まれているかが判断される。存在する場
合ステップ152に移行し、次に受信するUUI を現在転
送先が記憶しているUUI に追加するためにフラグfを1
にする。存在しない場合はステップ154に移行し、フ
ラグfを0にする。
【0065】フラグfは図6のフローチャートに示され
る処理の終了後もその値が保持される。すなわち、ステ
ップ152または154でフラグの値が変更されるま
で、その値は処理の終了や開始に拘わらず一定である。
【0066】ステップ142では転送先から網にREL CO
MPを送信して、受信を完了した事を網に宣言する。網は
該REL COMPを転送元に送信する。以上、ステップ136
〜142の処理で着信転送の予告情報を含んだSETUP2の
受信を完了する。
【0067】ステップ134で判断が否定された場合、
即ちSETUP に着信転送の予告情報が含まれていない場合
はステップ144に移行する。ステップ144では転送
先が着信転送関連情報を記憶しているかが判断される。
判断が肯定された場合はステップ146に移行し、前記
記憶された着信転送関連情報の発信元の番号と今回受信
したSETUP 中の発信元番号とが比較される。判断が肯定
された場合、即ち前回の着信転送関連情報と今回受信し
たSETUP との発信元が同一である場合、ステップ148
に移行する。
【0068】ステップ148では記憶されている着信転
送関連情報と今回受信した通信の情報を関連付けて受信
する。例えば、着信転送関連情報の中にUUI が含まれて
いる場合該UUI を今回の通信のUUI として扱う。また、
着信転送関連情報から、転送元の番号を転送先のディス
プレイに表示することもできる。
【0069】ステップ144の判断が否定された場合、
着信転送の予告を受信していないことから、今回の呼は
着信転送されたものではないと判断され、ステップ15
0に移行する。また、ステップ146の判断が否定され
た場合、着信転送の予告は受信したが、今回の呼は予告
とは関係ないと判断され、ステップ150に移行する。
ステップ150では今回の呼を、着信転送ではない通信
(通常の通信)として処理する。
【0070】本発明の実施の形態にかかる通信装置で
は、ファクシミリ装置について記載されているが、ISDN
網に接続され通信を行うことができる通信端末全般につ
いて本発明を適用することができる。
【0071】本発明の実施の形態に係る通信装置では、
着信転送の関連情報の送受にSETUP内の発サブアドレス
情報要素を用いたが、UUI を用いて送受することもでき
る。転送元及び転送先は、着信転送の関連情報を管理す
るのにUUI のみを管理すればよく、着信転送の処理が容
易に行える。
【0072】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る通信装置
は、ISDNの提供する着信転送サービスを利用すると欠落
されてしまう情報を、別の呼として転送先に送信した後
に着信転送を行うことで確実に転送することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信装置10のブロ
ック図である。
【図2】着信転送の手順を示すシーケンスである。
【図3】転送元における着信転送の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】発サブアドレス情報要素の例を示す表である。
【図5】UUI の追加の一例を示す図である。
【図6】転送先における着信転送の処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 通信装置 12 CPU 14 ROM 16 RAM(1) 20 キーボード 22 液晶ディスプレイ 24 スキャナ 26 RAM(3) 28 プリンタ 30 符号化/復号化装置 32 RAM(2) 34 ISDNインターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 3/42 - 3/58 H04M 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報チャネルと制御チャネルを有するデ
    ジタル回線網に接続された通信装置を用いて、このデジ
    タル回線網における着信転送サービスを利用する通信方
    法であって、 着信転送を行う場合、その呼を転送する前に、転送元が
    転送先に対して着信転送を予告する情報が含まれた呼設
    定メッセージ(SETUP )を生成して送出し、転送元が着
    信転送を予告した後に転送先に対する着信転送を行う、
    ことを特徴とした通信方法。
  2. 【請求項2】 前記着信転送を予告する情報に発信元の
    番号が含まれることを特徴とする請求項1記載の通信方
    法。
  3. 【請求項3】 前記着信転送を予告する情報が、前記転
    送元が生成するSETUP 内の発サブアドレス情報要素を用
    いて送信されることを特徴とする請求項1及至2記載の
    通信方法。
  4. 【請求項4】 前記着信転送を予告する情報が、前記転
    送元が生成するSETUP 内のユーザ・ユーザ情報(UUI )
    を用いて送信されることを特徴とする請求項1及至2記
    載の通信方法。
  5. 【請求項5】 前記発信元が送出したSETUP の中にUUI
    が含まれている場合に、前記転送元が生成するSETUP を
    用いて該UUI を転送先に送出することを特徴とする請求
    項1及至4記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 前記転送元が前記発信元から受信したSE
    TUP に含まれるUUIを前記転送先へ送出するときに、該U
    UI に前記転送元が生成した情報を追加して前記転送先
    へ送出することを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記転送先へ送出すべきUUI が前記デジ
    タル回線網の制限する情報量を越えた場合に、該UUI を
    複数に分割して前記転送先へ送出することを特徴とする
    請求項6記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 着信転送サービスの転送先として機能す
    る通信装置において、前記転送先がSETUP を受信したと
    きに、前記転送先は前記受信したSETUP に着信転送を予
    告する情報が含まれているか否かを判別し、 前記転送先が受信したSETUP に、前記着信転送を予告す
    る情報が有る場合に、該SETUP に含まれた発信者番号を
    転送元の番号として前記転送先が記憶し、同時に前記転
    送先は該SETUP に含まれる発信元の番号を記憶し、 該SETUP に前記発信元が送信したUUI 及び前記転送元が
    生成したUUI が含まれるか否かを判断し、少なくとも一
    方のUUI が存在する場合は該UUI を記憶し、 前記転送先から前記デジタル回線に対して解放完了メッ
    セージ(REL COMP)を送出し、回線を開放し、 次にSETUP を受信した場合に、該SETUP 中に含まれる発
    信元の番号が前記記憶された発信元の番号と同一であれ
    ば、該SETUP が着信転送されたものであると判断し、前
    記記憶されたUUI 及び前記転送元の番号、前記発信元の
    番号を現在受信しているSETUP と関連付けて利用する、
    ことを特徴とした通信方法。
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