JP3616112B2 - 炭化水素吸着材 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車排気ガス浄化装置に使用される炭化水素(HC)吸着材に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の内燃機関から排出される排気ガス中のHCの触媒浄化能は、排気ガス温度の影響を強く受け、内燃機関の始動直後等排気ガス温度の低い時には触媒により浄化され難い。しかも始動直後には大量のHCが排出され、低温のHCがエミッション全体に占める割合が大きく、HCの排出を抑制することが課題となっていた。このような状況下で提案された炭化水素吸着材としては例えば特開平2−135126号公報及び実開平2−32808号公報に開示されているようなものがある。上記公開特許公報に記載されている吸着材はゼオライトをコートしたモノリス担体の一部に1種以上の触媒金属を担持してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平2−135126号公報に開示されている炭化水素吸着材ではゼオライトとしてモルデナイト及び、Y型ゼオライトを用いて炭化水素を吸着させ炭化水素を除去しているが炭化水素吸着材が必要なコールドスタート時には、HCとともに多量の水分も同時に排出されるためモルデナイトやY型ゼオライトのみでは親水性のゼオライトであるためゼオライトがH2O を吸着してしまい、HCを充分吸着できない。さらに、排ガス中に含まれる多量のHCを吸着するのには充分でない。
【0004】
さらに実開平2−32808号公報では、吸着材の前方に水分吸着材を配置しているため、後方に配置した吸着材が排ガスの圧力損失でガスが拡散せず充分吸着しないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、第1発明においては、細孔径、細孔形状などの結晶構造の異なるゼオライトを2種類以上混合する事を特徴とし、その1種類に水の影響を受けにくいZSM−5ゼオライトを用いることから低温時水分の多量に存在する条件下でも吸着でき、ZSM−5と他の種類のゼオライトを混合することで細孔が入り組み細孔構造が複雑化する事から多種の炭化水素を吸着する能力を有する。また、2種類以上のゼオライトをブレンドしていることから排ガスの吸着材内部への拡散性が良くなる。
【0006】
また、第2発明においては、ゼオライトとして、シリカ/アルミナ比の異なる2種類以上のZSM−5ゼオライトを混合したスラリーをハニカム担体にコーティングしてなることを特徴とし、好ましくは水の多い低温時の吸着性能が優れている疏水性ゼオライトとしてZSM−5ゼオライト(シリカ/アルミナ比:SiO2/Al2O3 ≧100)と高温域での吸着性能が優れているZSM−5ゼオライト(SiO2/Al2O3 <100)の2種類を混合したゼオライトを用いる。このようにして水分の存在する条件下から高温時まで充分にHC吸着能力を有し、幅広い温度域を利用できる。
【0007】
【作用】
本発明においては内燃機関の排気ガス浄化のため、排気ガス浄化用触媒が現在使用されているが、排気ガスの有害成分のうちの炭化水素の排気ガス浄化能は排気ガスの温度の影響を強く受け、300℃以上の温度にならないと貴金属触媒により浄化されないため、コールドスタート時には多量の炭化水素が排出されてしまう。このような、コールドスタート時に排出される炭化水素を除去するためには炭化水素を吸着する吸着材を用いることが必要となる。また、ゼオライト類は、均一な細孔を有する結晶性の多孔性物質であり、混合物中からその細孔入口を通過できる大きさの分子だけを選択的に、細孔内に吸着する特性を持ち、ゼオライトの種類によって有効細孔径は異なる。この特性により、コールドスタート時に排出される炭化水素を吸着し、触媒反応のおきない温度領域での排気ガス中のHCを低減する。
【0008】
また、自動車の排気ガス中には多種の炭化水素が排出される。本発明者らはモルデナイト、Y型ゼオライト、USY、β−ゼオライト、ZSM−5など細孔径、細孔形状など結晶構造の異なるゼオライト2種類以上を一定の割合で粉砕混合したスラリーをモノリス担体に塗布することで、多種の炭化水素を吸着することができ、炭化水素吸着能が向上することを見出した。またH2O の多い低温側ではあまり吸着能力のないY型、モルデナイトなどの親水性ゼオライトもZSM−5などの、水の影響を受けにくいゼオライトとブレンドすることにより、1種類のゼオライトの時より、細孔が複雑に入りこむため水の影響を受けにくく、さらに炭化水素の吸着能も向上する。また、1個のハニカム担体にコーティングして用いるので排気ガス拡散性がよく2種類以上のゼオライトの効果が有効に活用される。
【0009】
また、ゼオライトのHC吸着性能は、排気ガス温度により異なるが、本発明者らはSiO2/Al2O3 ≧100、とSiO2/Al2O3 <100のPd/ZSM−5の2種類をブレンドすることにより、より吸着能が向上することを見いだした。水の多い低温側で優れた吸着能を持つ疏水性の高いSiO2/Al2O3 ≧100のZSM−5とパラジウム(Pd)を効率よくイオン交換でき、交換金属をゼオライトの活性サイト中に安定な状態を保ち、高温側でも優れた吸着能を持つSiO2/Al2O3 <100のZSM−5ゼオライトをそれぞれ一定比率でブレンドし、粉砕混合したスラリーをモノリス担体に塗布することでH2O の影響の異なる活性サイトがきれいに混合した状態でコーティングされ、ゼオライト構造中の入り組んだ位置にも活性点が存在するため、H2O の存在量が変化しても吸着能への影響が少なくなり、吸着能が向上し脱離しにくくなる。
【0010】
本発明においてゼオライトの混合比は、一種のゼオライトにつき最低でも10%以上を含む割合で混合するのが望ましく、混合したゼオライト中にうまく活性サイトをもたせる必要があるため、この効果のでやすいブレンド比=1:3〜3:1の範囲で用いるのが望ましい。
【0011】
実際の排気ガス組成中には分子径の異なる炭化水素分子が種々存在する為、排出HCの全体量を減らすとともにオゾン生成率の高い炭化水素を吸着してNMOG(ノン メタン オルガニック ガス)の低減効果を得るためには、細孔径の異なる3種のゼオライトがある程度の量以上含まれる必要がある。
【0012】
本発明で使用される上記ゼオライトは、スラリーの調製のしやすさ、コーティング性などの点から平均粒子径が0.5 〜3.0 μm程度の粉末を用いるのが好ましい。
【0013】
【実施例】
この発明を次の実施例、比較例及び試験例により説明する。
実施例1
まずPdをイオン交換したH型ZSM−5ゼオライト(以下Pd/ZSM−5と記す)50部、H型モルデナイトゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ポットに仕込み、振動ミル装置で40分間もしくは、ユニバーサルボールミル装置で6.5 時間混合粉砕して、ウォッシュコートスラリーを製造した。コーティエライト製モノリス担体を吸引コート法で吸水処理した後、前記製造したスラリーを担体断面全体に均一に投入し吸引コート法で余分なスラリーを除去した。その後乾燥を行い、400℃で約1時間仮焼成した。
これにより、Pd/ZSM−5とモルデナイトの混合ゼオライトが約90g/Lコート量で担体にコートされた。上記のウォッシュコート、乾燥及び焼成をさらに2回繰り返して合計約200g/Lの構造の異なる2種のゼオライト(Pd/ZSM−5とモルデナイト)を混合したものをコートし空気雰囲気中で650℃で4時間焼成を行い(吸着材−1)を得た。
【0014】
実施例2
ブレンドするゼオライト粉末としてH型モルデナイトの代わりにH型USYゼオライトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−2を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型USYゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−2を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行った。
【0015】
実施例3
ブレンドするゼオライト粉末としてH型モルデナイトの代わりにH型Y型ゼオライトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−3を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型Y型ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−3を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行った。
【0016】
実施例4
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5ゼオライトの代わりにH型ZSM−5を用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−4を調製した。
実施例1と同様にしてH型ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型モルデナイト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−4を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行ない、焼成は400℃2時間行なった。
【0017】
実施例5
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5ゼオライトの代わりにH型ZSM−5を用いた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−5を調製した。
実施例2と同様にしてH型ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型USYゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−5を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−4と同様に行なった。
【0018】
実施例6
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5ゼオライトの代わりにH型ZSM−5を用いた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−6を調製した。
実施例3と同様にしてH型ZSM−5ゼオライト粉末50部、Y型ゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−6を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−4と同様に行なった。
【0019】
実施例7
ブレンドするゼオライト粉末としてモルデナイトの代わりにPd−モルデナイトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−7を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Pd−モルデナイト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−7を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0020】
実施例8
ブレンドするゼオライト粉末としてモルデナイトの代わりにPd−USYゼオライトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−8を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Pd−USYゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−8を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0021】
実施例9
ブレンドするゼオライト粉末としてモルデナイトの代わりにPd−Y型ゼオライトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−9を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Pd−Y型ゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−9を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0022】
実施例10
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5の代わりにCuでイオン交換したZSM−5(以下Cu/ZSM−5と記す)ゼオライトを用いた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−10を調製した。
実施例1と同様にしてCu/ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型モルデナイト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−10を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行ない、焼成は400℃で2時間行なった。
【0023】
実施例11
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5の代わりにCu/ZSM−5ゼオライトを用いた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−11を調製した。
実施例1と同様にしてCu/ZSM−5ゼオライト粉末50部、H型USYゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−11を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−4と同様に行なった。
【0024】
実施例12
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5の代わりにCu/ZSM−5ゼオライトを用いた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−12を調製した。
実施例2と同様にしてCu/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Y型ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−12を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−4と同様に行なった。
【0025】
実施例13
ブレンドするゼオライト粉末としてモルデナイトの代わりにCu−モルデナイトを用いた以外は、実施例4の吸着材−4と同様にして、吸着材−13を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Cu−モルデナイト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−13を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0026】
実施例14
ブレンドするゼオライト粉末としてUSYゼオライトの代わりにCu−USYゼオライトを用いた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−14を調製した。
実施例2と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Cu−USYゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−14を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0027】
実施例15
ブレンドするゼオライト粉末としてYゼオライトの代わりにCu−Yゼオライトを用いた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−15を調製した。
実施例3と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末50部、Cu−Yゼオライト50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−15を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0028】
実施例16
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−16を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末30部、H型モルデナイト粉末60部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−16を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0029】
実施例17
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−17を調製した。
実施例2と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末30部、H型USYゼオライト粉末60部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−17を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0030】
実施例18
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−18を調製した。
実施例3と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末30部、H型Y型ゼオライト粉末60部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−18を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0031】
実施例19
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−19を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末25部、H型モルデナイトゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−19を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0032】
実施例20
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−20を調製した。
実施例2と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末25部、H型USYゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−20を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0033】
実施例21
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−21を調製した。
実施例3と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末25部、Y型ゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−21を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0034】
実施例22
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−22を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末60部、H型モルデナイト粉末30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−22を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0035】
実施例23
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−23を調製した。
実施例2と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末60部、H型USYゼオライト粉末30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−23を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0036】
実施例24
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−24を調製した。
実施例3と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末60部、H型Y型ゼオライト粉末30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−23を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0037】
実施例25
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例1の吸着材−1と同様にして、吸着材−25を調製した。
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末75部、H型モルデナイトゼオライト粉末25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−25を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0038】
実施例26
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例2の吸着材−2と同様にして、吸着材−26を調製した。
実施例2と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末75部、H型USYゼオライト粉末25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−26を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0039】
実施例27
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例3の吸着材−3と同様にして、吸着材−27を調製した。
実施例3と同様にしてPd/ZSM−5ゼオライト粉末75部、Y型ゼオライト粉末25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−27を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0040】
比較例1
実施例1と同様にしてH型ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末100部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−28を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0041】
比較例2
実施例1と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末100部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−29を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0042】
実施例28
Pd/ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型USYゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−30を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0043】
実施例29
Pd/ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型βゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−31を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0044】
実施例30
Pd/ZSM−5をH型ZSM−5に変えた以外は、実施例28の吸着材−30と同様にして吸着材−32を調製した。
実施例28と同様にしてH型ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型USYゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−32を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0045】
実施例31
Pd/ZSM−5をH型ZSM−5に変えた以外は、実施例29の吸着材−31と同様にして吸着材−33を調製した。
H型ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型β−ゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−33を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0046】
実施例32
Pd/ZSM−5をCu/ZSM−5に変えた以外は、実施例28の吸着材−30と同様にして吸着材−34を調製した。
実施例28と同様にしてCu/ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型USYゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−34を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0047】
実施例33
Pd/ZSM−5をCu/ZSM−5に変えた以外は、実施例29の吸着材−31と同様にして吸着材−35を調製した。
Cu/ZSM−5を50部、H型モルデナイトゼオライト25部、H型β−ゼオライト25部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−35を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−1と同様に行なった。
【0048】
試験例1
実施例1〜33、比較例1,2の吸着材について車両(セドリック 排気量2000cc)を用いて表1のHC排出特性を示すLA−4モードエミッションでのHC吸着率を評価した結果を表2,3に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
実施例34
先ずPdをイオン交換したH型ZSM−5(SiO2/Al2O3 ≧100)ゼオライト(以下Pd/ZSM−5、Si/Al≧100と記す)50部、Pdをイオン交換したH型ZSM−5(SiO2/Al2O3 <100)ゼオライト(以下Pd/ZSM−5、Si/Al<100と記す)50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ポットに仕込み、振動ミル装置で40分間もしくは、ユニバーサルボールミル装置で6.5 時間混合粉砕して、ウオッシュコートスラリーを製造した。コーディライト製モノリス担体を吸引コート法で吸水処理した後、前記で製造したスラリーを担体断面全体に均一に投入し吸引コート法で余分なスラリーを除去した。その後乾燥を行い400℃で約1時間仮焼成した。
これにより、PdのH型ZSM−5ゼオライト(Si/Al≧100と<100の混合物)が90g/Lのコート量で担体にコートされた上記のウオッシュコート、乾燥及び焼成をさらに2回繰り返して合計約200g/LのSi/Al比の異なる2種のPd/ZSM−5をブレンドさせたものをコートし空気雰囲気中で650℃で4時間焼成を行い吸着材−36を得た。
【0053】
実施例35
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライトの代わりにH型ZSM−5(Si/Al≧100)を用いた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−35を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末50部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−37を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0054】
実施例36
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライトの代わりにCuでイオン交換したZSM−5(以下Cu/ZSM−5(Si/Al≧100)を用い、Pd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライトの代わりにCu/ZSM−5(Si/Al<100)を用いた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−38を調製した。
実施例34と同様にしてCu/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末50部、Cu/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−38を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0055】
実施例37
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライトの代わりにH型ZSM−5(Si/Al≧100)を用い、Pd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライトの代わりにCuでイオン交換したZSM−5(以下Cu/ZSM−5と記す)(Si/Al<100)ゼオライトを用いた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−39を調製した。
実施例34と同様にしてCu/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末50部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−39を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0056】
実施例38
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライトの代わりにH型ZSM−5(Si/Al≧100)を用い、Pd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライトの代わりにH型ZSM−5(Si/Al<100)を用いた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−40を調製した。
実施例34と同様にしてH型ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末50部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−39を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0057】
実施例39
ブレンドするゼオライト粉末としてPd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライトの代わりにCuでイオン交換したZSM−5(以下Cu/ZSM−5)(Si/Al≧100)を用いた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−41を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末50部、Cu/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末50部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−39を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0058】
実施例40
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−42を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末30部、Pd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末60部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−42を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0059】
実施例41
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例35の吸着材−37と同様にして、吸着材−41を調製した。
実施例35と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末30部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末60部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−43を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−34と同様に行なった。
【0060】
実施例42
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−44を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末25部、Pd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−44を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0061】
実施例43
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例35の吸着材−37と同様にして、吸着材−45を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末25部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−45を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−37と同様に行なった。
【0062】
実施例44
ブレンドするゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−46調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末60部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−46を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0063】
実施例45
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例35の吸着材−37と同様にして、吸着材−47を調製した。
実施例35と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末60部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末30部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−47を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0064】
実施例46
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例34の吸着材−36と同様にして、吸着材−48を調製した。
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末25部、Pd/ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−48を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0065】
実施例47
ブレンドする2種類のSi/Al比の異なるPd/ZSM−5ゼオライト粉末の混ぜ込み比を変えた以外は、実施例35の吸着材−37と同様にして、吸着材−49を調製した。
実施例35と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末25部、H型ZSM−5(Si/Al≧100)ゼオライト粉末75部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−49を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0066】
比較例3
実施例34と同様にしてH型ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末100部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−50を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0067】
比較例4
実施例34と同様にしてPd/ZSM−5(Si/Al<100)ゼオライト粉末100部、シリカゾル(固形分20%)65部、及び水65部を磁性ボールミルに投入し混合粉砕したスラリーを吸引コート法でコーティングし、乾燥焼成してコート量が約200g/Lになるようにコーティングを行い吸着材−51を得た。
コーティングの塗布量、乾燥、焼成は吸着材−36と同様に行なった。
【0068】
試験例2
実施例34〜47、比較例の3,4の吸着材について車両(セドリック 排気量2000cc)を用いて試験例1の表1のHC排出特性を示すLA−4モードエミッションでのHC吸着率を評価した結果を表4に示す。
【0069】
【表4】
【0070】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の第1発明の炭化水素吸着材では、ハニカム状のモノリス担体に細孔径、細孔形状など結晶構造の異なるゼオライト2種類以上を一定の割合で混合することで得られた吸着材をコーティングし、好ましくは炭化水素を吸着する吸着材としてZSM−5ゼオライト、モルデナイト、Y型ゼオライト、USYゼオライト、β−ゼオライトなどを用いることにより、水分が存在する条件下から充分に炭化水素の吸着能力を有し、排ガスから拡散性良く多種の炭化水素を吸着できる。
【0071】
また第2発明の炭化水素吸着材では、ハニカム状のモノリス担体に、シリカ/アルミナ比の異なる2種類以上のZSM−5ゼオライトを混合したスラリーをコーディングし、好ましくは水の影響を除去できる疏水性のゼオライト(SiO2/Al2O3 ≧100)を用いた吸着材と高温時に脱離せず吸着することができるゼオライト(SiO2/Al2O3 <100)を用いた吸着材2種類以上を一定の割合で混合することで得られた吸着材をコーティングしたことにより、水分が存在する条件下から高温時まで脱離せず充分に炭化水素の吸着能力を有する。
Claims (5)
- 担体に、結晶構造の異なるゼオライトを2種以上粉砕混合したスラリーを塗布してなる層を備え、前記ゼオライトの少なくとも1種はPdおよび / またはCuでイオン交換したゼオライトであることを特徴とする炭化水素吸着剤。
- 前記ゼオライトとして、親水性ゼオライトと水の影響を受けにくいゼオライトを2種以上混合することを特徴とする請求項1記載の炭化水素吸着剤。
- 前記ゼオライトとして、モルデナイト、Y型、USYおよびβ―ゼオライトから成る群から選ばれた少なくとも1種と、ZSM−5ゼオライトを混合した粉末を用いたことを特徴とする請求項1または2記載の炭化水素吸着剤。
- 前記ゼオライトとして、シリカ/アルミナ比の異なる2種以上のZSM−5ゼオライトを混合したスラリーをハニカム担体にコーティングして成ることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の炭化水素吸着剤。
- 前記ゼオライトとしてシリカ/アルミナ比が100以上のZSM−5ゼオライトと、シリカ/アルミナ比が100以下のZSM−5ゼオライトの少なくとも2種以上を用いたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の炭化水素吸着剤。
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