JP3631099B2 - 車両用収納体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用収納体に関する。詳しくは、車両のシートバックの背面に設けられ、該シートバックを倒した状態でも使用できる車両用収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用収納体の一例を図3に示す。これは、(a)図に示すように、シートバック1の背面に設けられてカップ類を載置できる収納体であり、カップホルダ板2とカップ載置テーブル3とよりなり、矢印の如く、それぞれ折り畳み可能となっている。(b)図はカップホルダ板2及びカップ載置テーブル3を折り畳んだ状態を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の車両用収納体では、シートバックを倒した場合には、使用できない。このため使用性が良くないという問題があった。
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、シートバックを通常の使用状態でも、倒した場合でも使用可能な、使用性の良い車両用収納体を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の車両用収納体は、前方に倒すことができるシートバック10の後面に、該シートバック10に対して平行または垂直に位置できるように回動可能にリテーナ11が設けれ、前記リテーナ11の一方の端部には、該リテーナ11に対して平行または垂直に位置できるように回動可能にカップホルダ板14が設けられ、他方の端部には、該リテーナに対して平行または垂直に位置できるように回動可能にカップ載置台を兼ねるドア16が設けられて成り、前記シートバック10が正常な使用状態では、前記リテーナ11を前記シートバック10に対して平行に保持し且つ前記カップホルダ板14および前記ドア16を前記リテーナ11に対して垂直に配置することによりカップホルダとして使用可能とされ、前記シートバック10が前方に倒された状態では、前記リテーナ11を前記シートバックに対して直角に保持し且つ前記カップホルダ板14および前記ドア16を前記リテーナ11に対して垂直に配置することよりカップホルダとして使用可能とされるように構成された、ことを特徴とする車両収納体。
【0006】
この構成を採ることにより、シートバックを通常の使用状態にした場合でも、倒した場合でも使用可能な、使用性の良い車両用収納体が得られる。
【0007】
また、請求項2は、前記シートバック10と前記リテーナ11との間には、該リテーナ11を前記シートバック10に対して垂直に起立させ、且つその状態を保持することができるリンク機構17が設けられて成ることを特徴とする。また請求項3は、前記シートバック10には、リテーナ11を係脱可能に係止することができるロックレバー24が設けられて成ることを特徴とする。
【0008】
この構成を採ることにより、シートバックに対してリテーナを自動的に起立させ、且つその状態を維持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の車両用収納体の実施の形態を示す断面図である。本実施の形態は、同図に示すように、シートバック10の背面に凹部が形成され、該凹部にリテーナ11がヒンジ12により90°回動自在に設けられ、該リテーナ11の一方の端部にはヒンジ13によりカップホルダ板14が90°回動可能に取付けられ、他方の端部にはヒンジ15によりカップ載置台を兼ねたドア16が90°回動可能に取付けられている。
【0010】
また、シートバック10とリテーナ11との間には該リテーナ11をシートバック10に対して垂直に起立させ、且つその状態を維持するためのリンク機構17が設けられている。該リンク機構17は、一端同士をピン18で回動自在に連結した2個のリンク19、20と、該2個のリンク19、20を一直線状になるように付勢するばね21とよりなり、一方のリンク19の一端はリテーナ11に、他方のリンク20の一端はシートバック10にそれぞれピン22、23により回動可能に軸支されている。
【0011】
また、シートバック10には、リテーナ11の回動を係脱自在に拘束するベルクランク状のロックレバー24がピン25により回動可能に設けられ、且つ図示なきばねにより矢印A方向に付勢されている。
【0012】
このように構成された本実施の形態は、図1(a)の状態から、図1(b)の如くドア16及びカップホルダ板14をリテーナ11に対して90°回動することによりカップホルダとして使用することができる。なお、カップホルダとして使用する際は、カップホルダ板14に設けられた図示なき孔にカップ26を挿入し、カップ26の底部をカップ載置台を兼ねたドア16に受けさせることになる。
【0013】
また、シートを倒した場合は、図2の如くシートバック10に設けられたロックレバー24の押圧部24aを押圧すると、該ロックレバー21は矢印B方向に回動し、その爪部がリテーナ11からはずれ、リテーナ11は、リンク機構17のばね21の付勢力により2個のリンク19,20が直線状になることによりシート10に対して垂直に起立する。この状態で、ドア16及びカップホルダ板14をリテーナ11に対して90°回動することにより前記と同様にカップホルダとして使用することができる。
【0014】
この図2の状態から元の状態に復帰させるには、カップホルダ板14及びドア16をリテーナ11に折り畳み、さらに、リンク19,20をばね21の付勢力に抗して矢印C方向に折り畳めば、リテーナ11はシート10の凹部に収納され、ロックレバー24に係止される。このようにして元の状態に復帰させることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の車両用収納体に依れば、カップホルダ板及びドアを有するリテーナをシートバックに水平又は、垂直に位置することができるように回動可能に取付けたことにより、シートバックを通常の使用状態でも、また倒した状態でもカップホルダとして使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用収納体の実施の形態を示す図で、(a)はカップホルダ板及びドアを不使用状態とした場合、(b)はカップホルダ板及びドアを使用状態とした場合をそれぞれ示す断面図である。
【図2】本発明の車両用収納体の実施の形態を示す図で、シートバックを倒した状態でカップホルダ板及びドアを使用状態とした場合を示す断面図である。
【図3】従来の車両用収納体の1例を示す図で、(a)はカップホルダ板とカップ載置テーブルとを使用状態とした場合、(b)はカップホルダ板とカップ載置テーブルとを不使用状態とした場合をそれぞれ示す斜視図である。
【符号の説明】
10…シートバック
11…リテーナ
12,13,15…ヒンジ
14…カップホルダ板
16…ドア
17…リンク機構
18,22,23,25…ピン
19,20…リンク
21…ばね
24…ロックレバー
Claims (3)
- 前方に倒すことができるシートバック(10)の後面に、該シートバック(10)に対して平行または垂直に位置できるように回動可能にリテーナ(11)が設けられ、
前記リテーナ(11)の一方の端部には、該リテーナ(11)に対して平行または垂直に位置できるように回動可能にカップホルダ板(14)が設けられ、他方の端部には、該リテーナに対して平行または垂直に位置できるように回動可能にカップ載置台を兼ねるドア(16)が設けられて成り、
前記シートバック(10)が正常な使用状態では、前記リテーナ(11)を前記シートバック(10)に対して平行に保持し且つ前記カップホルダ板(14)および前記ドア(16)を前記リテーナ(11)に対して垂直に配置することによりカップホルダとして使用可能とされ、
前記シートバック(10)が前方に倒された状態では、前記リテーナ(11)を前記シートバックに対して直角に保持し且つ前記カップホルダ板(14)および前記ドア(16)を前記リテーナ(11)に対して垂直に配置することよりカップホルダとして使用可能とされるように構成された、
ことを特徴とする車両用収納体。 - 前記シートバック(10)と前記リテーナ(11)との間には、該リテーナ(11)を前記シートバック(10)に対して垂直に起立させ、且つその状態を保持することができるリンク機構(17)が設けられて成ることを特徴とする請求項1記載の車両用収納体。
- 前記シートバック(10)には、リテーナ(11)を係脱可能に係止することができるロックレバー(24)が設けられて成ることを特徴とする請求項1記載の車両用収納体。
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