JP4268702B2 - 車両のためのサンバイザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のためのサンバイザであって、そのサンバイザ本体が、上方の長手縁の中間領域内に切欠を備えており、この切欠内に支承装置が配置されており、この支承装置が、サンバイザ本体内に係合する軸ジャーナルを有する軸体と、この軸体を締付ける係止ばねとを備えている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のサンバイザは種々の実施形で公知である。その限りにおいて、ドイツ連邦共和国実用新案登録第1922362号明細書並びにドイツ連邦共和国特許公開第3004254号明細書及びドイツ連邦共和国特許公開第19533897号明細書を参照されたい。これらの公知のサンバイザにおける欠点は、サンバイザ本体が非使用時に天蓋に確実に保持されないことにある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、サンバイザ本体が極端な熱負荷又は低温負荷又は走行運転時の激しい振動にさらされた場合でも確実に天蓋に保持されるような冒頭に記載した形式のサンバイザを提供することにある。その場合さらに、製作及び取付けの簡単なわずかな構成部品から成る支承装置を製作することにも努力が払われる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、請求項1に記載されているように、支承装置が、係止ばねの受容、軸体の受容、及び車体に固定可能なアダプタの受容のための1つの支承ケーシングを備えており、その場合、クリップ結合を介して支承ケーシングに固定されたアダプタが、支承装置と、ひいてはこれに軸体を介してフラップ運動可能に結合されたサンバイザ本体とを支持していることにより解決される。その他の請求項には本発明の有利な構成が記載されている。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、図面にもとづき本発明の1実施例を詳細に説明する。
【0006】
本サンバイザはほぼ方形の板として形成されたサンバイザ本体21と支承装置45とを備えており、この支承装置は、サンバイザ本体21と一点鎖線で示した支持体部分43で表した車両車体とに結合されており、かつサンバイザ本体の上方の長手縁の中間領域内に設けられた切欠46内に配置されている。
【0007】
サンバイザ本体21はPU、EPP、又はPPブロー成形体から成ることができる。PU又はEPP(発泡材)からの製作では、サンバイザ本体21を装飾材料で被覆することが推奨され、他面において、PP射出成形体又はPPブロー成形体から形成されたサンバイザ本体では被覆なしで済ませることができる。
【0008】
支承装置45には、支承ケーシング1が付属しており、この支承ケーシングはプラスチック射出成形品であって、丸みを備えたほぼ方形の基板2と、これに形成もしくは一体成形されていて底部に丸み部20を備えたU字形プロフィール3とから成っている。基板2はその背面に、外輪郭に対してオフセットして平行に延びる鉛直に起立したフランジ4を備えており、このフランジはその長手側に例えば3つのアンダカットされた突起11とリブ5とを備えており、このリブはU字形プロフィール3の通路12内へ延びていて通路12内でのその形状付与により段部もしくは隆起部13を形成している。通路12は機能の理由から別の材料段部14及び15を備えている。通路12の内部にはその左側及び右側に、互いに対向して位置していて外向きに突出したクリップ突起18が設けられている。U字形プロフィール3には上方の中央に局部的な隆起部41が設けられており、この隆起部はその形状付与にもとづき係止突起として役立つ。
【0009】
基板2の中央に、楕円形の貫通孔7を備えた椀状の膨出部6が設けられている。この椀状の膨出部6の側方に、それもその左側及び右側に、十字形のウェブ8により形成された位置決めドームが設けられており、これらの位置決めドームは端部に段部9を備えていて円形の栓体10へ移行しており、かつ当接部材及び回動阻止部材として役立っている。
【0010】
支承装置にはさらに軸体16が付属しており、この軸体は有利にはプラスチック射出成形品から成る。この軸体16は、以下に説明する係止ばね17のための係止面として役立つ片側に制限された平面部22を備えた円柱形の1つの中間部分37と、摺動阻止部材として2つのリング状の隆起部23を備えている。軸体16にはサンバイザ本体21内に係合する2つの軸ジャーナル47と、同様にサンバイザ本体21内に係合する1つのフランジ24とが一体成形されている。このフランジ24はサンバイザ本体21内での支承と取付けとのために円形の押抜き部25を備えている。
【0011】
支承装置にはさらに既に説明した係止ばね17が付属しており、この係止ばねはU字形に形成されていて焼き入れされた金属から成っている。この係止ばね17は比較的広幅のばね脚35と、比較的狭幅のばね脚36とを備えている。両方のばね脚35,36の自由端はウェブ状の段状突起29,30を備えている。
【0012】
支承装置にはさらにアダプタ19が付属している。このアダプタ19はプラスチック射出品であり、かつほぼ方形の中間部分26を備えており、この中間部分にはその底部内にそれぞれ互いに異なる寸法を有する2つのスリット状の貫通部27及び28が設けられている。貫通部27及び28は、係止ばね17の対応して形成されたウェブ状の段状突起29及び30の受容に役立つ。中間部分26には左側及び右側に滑りシュー状成形部31が一体成形されており、かつウェブ32により補強されている。さらに、中間部分26には楕円形の貫通孔40を備えた楕円形の隔てスリーブ33が形成されており、その場合、この隔てスリーブ33はウェブ34を介して中間部分26に結合されている。さらに、中間部分26の角縁が段状成形部39を備えている。
【0013】
組立時に、まず係止ばね17が、そのことのために設けられた軸体16の中間領域37内に押しはめられる。その際、狭幅のばね脚36は係止面32内へ滑入する。次いで、軸体16がフランジ24及び予め取り付けられた係止ばね17と一緒に、支承ケーシング1の開いたU字形の通路12内へ上方から押し込まれる。その際、係止ばね17は材料自由スペース15内へ挿入され、かつ軸体16は底部領域20内で支承され、その際、軸体16の隆起した左側及び右側のリング状の隆起部23が両方のウェブ5とあいまって軸方向の摺動阻止部材を形成する。次いでアダプタ19の取付けが行われる。このアダプタ19はその左側及び右側の滑りシュー状成形部31により、支承ケーシング1のクリップ突起18内に押し込まれ、このクリップ突起のアンダカット38により係止され、その際、この組付け過程時に同時に係止ばね17がセンタリングされてロックされる。アダプタ19はその際、中間部分26の4つの角隅に設けられた段部39によってU字形通路12内の両方のリブ5を介して強制的に案内されて位置決めされる。アダプタ19の中間部分26はそのスリット状の貫通部27及び28によって、係止ばね17のウェブ状の段状突起29,30を受容し、その結果、係止ばね17がロックされる。同様に、隔てスリーブ33はその楕円形の貫通孔40によって、支承ケーシング1の椀状の膨出部6に合致して位置決めされる。いまや、軸体16はU字形の通路12内に没入され、かつアダプタ19によりすべての方向でロックされ、かつ、完成された支承装置はサンバイザ本体21に回転可能に支承され、かつ結合される。
【0014】
このような支承形式にもとづき、アンダカットされた突起11と、隆起部41と、クリップ突起としてのその構成とにより、支持体部分42例えば完成天蓋への(支承装置45及びサンバイザ本体21の)予組付けを行うことができる。これにより、予組付けユニットを顧客に供給する可能性が生じる。顧客において車両内での最終組付けが行われる。十字形のウェブ8はその段部9により、隔てスリーブ33と同様に(いわゆる3点支承として)自動車の薄板(支持部分43)に支持され、その際最終的にねじ44が規定された固定のために役立てられる。
【発明の効果】
本発明によれば、サンバイザが製作及び取付けの簡単なわずかな構成部品から成ると共に、激しい振動にさらされた場合でも確実に天蓋に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】支承装置を備えたサンバイザの平面図である。
【図2】支承装置の完製図を示す斜視図である。
【図3】図2に示す支承装置の支承ケーシングを示す斜視図である。
【図4】支承ケーシングの平面図である。
【図5】図4のC−C線に沿った断面図である。
【図6】図2の示す支承装置の軸体を示す斜視図である。
【図7】係止ばねの斜視図である。
【図8】アダプタの斜視図である。
【図9】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図10】図1のB−B線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 支承ケーシング、 2 基板、 3 U字形プロフィール、 4 フランジ、 5 リブ、 6 膨出部、 7 貫通孔、 8 ウェブ、 9 段部、 突起、 12 U字形の通路、 13 隆起部、 16 軸体、 17 係止ばね、 18 クリップ突起、 19 アダプタ、 20 丸み部、 21 サンバイザ本体、 22 平面部、 23 隆起部、 24 フランジ、 26 中間部分、 27 ,28 スリット状の貫通部、 29,30 段状突起、 31 滑りシュー状成形体、 35,36 ばね脚、 37 中間部分、 40 貫通孔、 41 突起、 42 完成天蓋、 44 固定ねじ、 45 支承装置、 46 切欠、 47 軸ジャーナル

Claims (7)

  1. 車両のためのサンバイザであって、そのサンバイザ本体(21)が、上方の長手縁の中間領域内に切欠(46)を備えており、この切欠内に支承装置(45)が配置されており、この支承装置が、サンバイザ本体(21)内に係合する軸ジャーナル(47)を有する軸体(16)と、この軸体を締付ける係止ばね(17)とを備えている形式のものにおいて、支承装置(45)が、係止ばね(17)の受容、軸体(16)の受容、及び車体に固定可能なアダプタ(19)の受容のための1つの支承ケーシング(1)を備えており、その場合、クリップ結合を介して支承ケーシング(1)に固定されたアダプタ(19)が、支承装置(45)と、該支承装置(45)に軸体(16)を介してフラップ運動可能に結合されたサンバイザ本体(21)とを支持しており、
    支承ケーシング(1)が基板(2)と、これに一体に結合されたU字形プロフィール(3)とから成り、このU字形プロフィールの底部の内側が丸み部(20)を備えており、
    支承ケーシング(1)の基板(2)が、U字形プロフィール(3)が結合されていない側の基板(2)の外輪郭に対して基板(2)の内側にオフセットして基板(2)の外輪郭と平行に延びていて鉛直に起立したフランジ(4)を備えており、
    完成天蓋(42)などの支持体部分に支承装置(45)を予め取り付けるために、支承ケーシング(1)のフランジ(4)が鉛直方向に延びる面の外側に、下方をアンダカットされた水平方向の突起(11)を備えていて、該突起(11)とは反対側に支承ケーシング(1)のU字形プロフィール(3)が、係止突起として働く水平方向の隆起部(41)を外側面に備えていて、該突起(11)と該隆起部(41)とが前記支持体部分に挿入されて、係止されることを特徴とする、車両のためのサンバイザ。
  2. 支承ケーシング(1)の基板(2)がリブ(5)を備えており、これらのリブがU字形プロフィール(3)の内部へ延びていて隆起部(13)を形成している、請求項1記載のサンバイザ。
  3. U字形プロフィール(3)の壁が、アダプタ(19)のクリップ固定のために、プロフィール通路(12)内へ突入するクリップ突起(18)を備えている、請求項1又は2記載のサンバイザ。
  4. 基板(2)が、アダプタ(19)をも貫通する固定ねじ(44)のための楕円形の貫通孔(7)を備えた膨出部(6)を備えており、かつさらに位置決めドームを有している、請求項1から3までの少なくともいずれか1項記載のサンバイザ。
  5. 軸体(16)が、係止ばね(17)のための係止面として役立つ片側に制限された平面部(22)を備えた円柱形の1つの中間部分(37)と、摺動阻止部材としてのリング状の2つの隆起部(23)と、サンバイザ本体(21)内へ係合する2つの軸ジャーナル(47)と、同様にサンバイザ本体(21)内に係合する1つのフランジ(24)とを備えている、請求項1から3までの少なくともいずれか1項記載のサンバイザ。
  6. 係止ばね(17)がU字形に形成されており、かつ支承ケーシング(1)のU字形プロフィール(3)に相応する丸み部を、U字の底部の外側に備えており、かつ、係止ばね(17)の一方のばね脚(35)が比較的広幅に、かつ他方のばね脚が比較的狭幅に形成されており、かつ、両方のばね脚(35,36)の自由端が、ウェブ状の段状突起(29,30)を備えており、これらの段状突起がアダプタ(19)のスリット状切欠(27,28)内に係合している、請求項1から5までの少なくともいずれか1項記載のサンバイザ。
  7. アダプタ(19)がスリット状切欠(27,28)を備えたほぼ方形の中間部分(26)と、これの左側及び右側に続いていてU字形プロフィール(3)内への係合及びプロフィール通路(112)内へ突入したクリップ突起(18)とのクリップ係合のための段状の成形体(31)とから成り、かつ、固定ねじ(44)のための楕円形の貫通孔(40)を備えた隔てスリーブ(33)を備えている、請求項1から6までの少なくともいずれか1項記載のサンバイザ。
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