JP4837886B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばPDA(Personal Digital Assistants)のような携帯型になっていて、プロセス運転に関する情報を画面表示し、プロセス運転操作を支援する運転支援装置に関するものである。
発電プラントや石油化学プラント等では、プラントの立ち上げ時、生産量の変更時、反応中等において、過去の運転状況と現在の運転推移を把握したい場合がある。このような場合、従来は黒板等のボード上に過去の時間毎の運転実績等を記し、その脇に現在の運転状況を記す等して、現在と過去との比較や現在の推移を把握していた。
従来は、過去にどのような操作がされたのかという情報や過去の運転時のメモ(申し送りメモ)等は、紙等の記録に残っているものを確認しながら運転を確認していくしかなかった。また、プラントの過去の立ち上げ時に、どのような警報やガイダンスが出されたのかについては、容易に知ることはできなかった。
分散型制御システムを使用している場合等には、過去のプロセスデータのトレンドと現在のプロセスデータのトレンドを同一画面上で比較することはできるが、他の関連する情報(例えばガイダンス類、運転操作記録等)を同一画面上で照合することは出来なかった。
特開平10−301621号公報
しかし、従来における運転支援のやり方では次の問題点があった。
(a)見たい形式での情報提供ができない。
過去のプロセスデータとアラームメッセージ、ガイダンスメッセージ、操作記録、申し送り事項等を同一画面上に、同じ時間上のデータとして表示することができなかった。
(b)過去の情報と現在の進捗を比較できない。
前述したように、ばらばらに保存されている過去のデータを一括して同一画面上に呼び出すことが出来なかった。このため、過去のデータ上に現在の進捗状況(プロセスデータ、アラームメッセージ等)を重ね合わせて見ることも把握することもできなかった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、過去のデータ(プロセスデータ、アラームメッセージ、ガイダンスメッセージ、操作記録、申し送り事項等)を
を指定した過去の時間より呼び出し、現在のデータを過去のデータ上にプロットすることにより、プラントの進捗状況を容易に把握して、より適確な運転支援ができる運転支援装置を実現することを目的とする。
このような課題を達成するために、本発明は次のとおりの構成になっている。
(1) 携帯型になっていて、プロセス運転に関する情報を画面表示し、プロセス運転操作を支援する運転支援装置において、
プロセス運転を実行する運転装置と通信を行う通信手段と、
この通信手段を介して前記運転装置から運転情報を取得し、運転情報のうちプロセス情報とアラームメッセージ情報と操作実績情報とを別々の領域に分けてそれぞれ表示し、前記画面の各領域に、現在のプロセス情報と過去のプロセス情報、現在のアラームメッセージ情報と過去のアラームメッセージ情報、および、現在の操作実績情報と過去の操作実績情報を、現在の時刻を定める時間軸および過去の時刻を定める時間軸の時間軸方向を同一方向にとり、これらの時間軸によって対比表示する処理手段と、
前記現在の時刻を定める時間軸における現在時刻の前記画面中の時間軸方向の表示の位置、または、前記過去の時刻を定める時間軸における過去時刻の前記画面中の時間軸方向の表示の位置のうち少なくとも一方を指定する時刻指定手段と、を備え、
前記処理手段は、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した現在のプロセス情報および過去の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した過去のプロセス情報をトレンドグラフとして同一画面上に重ね合わせて表示すると共に、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した現在のアラームメッセージ情報および過去の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した過去のアラームメッセージ情報を前記画面に表示し、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸方向の表示の位置に対応した現在の操作実績情報および過去の時刻を定める時間軸方向の表示の位置に対応した過去の操作実績情報を前記画面に表示することを特徴とする運転支援装置。
(2)前記処理手段は、表示領域を分けて現在のアラームメッセージ情報と過去のアラームメッセージ情報を表示することを特徴とする(1)記載の運転支援装置。
)前記処理手段は、同一表示領域に現在のプロセス情報と過去のプロセス情報のトレンドグラフを識別をつけて表示することを特徴とする(1)または(2)に記載の運転支援装置。
(4)前記処理手段は、前記アラームメッセージ情報と前記操作実績情報を、これらの情報があったことを示す記号によって前記画面表示することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の運転支援装置。
(5)前記アラームメッセージ情報及び前記操作実績情報を示す記号と前記アラームメッセージ情報及び前記操作実績情報の詳細情報とを紐付けして格納したデータベースと、
前記画面上に表示された記号の中から任意の記号を選択する選択手段と、
選択した記号に対応する詳細情報を前記データベースから読み出し、画面上に呼び出す呼出手段と、
を備えたことを特徴とする(4)に記載の運転支援装置。
(6)前記運転情報を選択的に表示するための指示を与える入力手段と、
前記入力手段により与えられた前記指示に基づき選択された前記運転情報をパターン情報として登録するパターン記録手段と、を備え、
前記処理手段は、前記入力手段により与えられた前記運転情報を選択的に表示するための指示または前記パターン記録手段の前記パターン情報により、選択的に過去の運転情報を表示することを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の運転支援装置。
(7)前記アラームメッセージ情報および前記操作実績情報の画面表示に用いられる現在の時刻を定める時間軸及び過去の時刻を定める時間軸は、
前記プロセス情報の画面表示に用いられる現在の時刻を定める時間軸及び過去の時刻を定める時間軸と同じ時間軸であることを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の運転支援装置。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
過去のデータ(プロセスデータ、アラームメッセージ、ガイダンスメッセージ、操作記録、申し送り事項等)を指定した過去の時間より呼び出し、現在のデータを過去のデータ上にプロットする。このため、現在のプラントの進捗情報と過去の情報とを1つの画面上で比較できる。これにより次の効果が得られる。
(a)プラント内で発生している状況を的確に把握できる。
(b)次のしなければいけない作業の準備、過去の実績から考慮しておかなければいけない作業や注意点などを視覚的に理解することが可能となる。
(c)シフト時の申し送り時などに、正確に情報を伝えることが可能となる。
このように本発明によれば、プラントの進捗状況を容易に把握して、より適確な運転支援をできる。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す構成図である。図1は本発明を適用した運転システムの構成例を示した図である。この運転システムは、運転装置1、運転支援装置3からなる。
運転装置1で、入出力手段11はプロセスデータ等の入出力を行う。例えば、プラントに存在するセンサから温度、圧力、液位等のプロセス信号が入出力手段11に入力される。また、プラントに設置されたバルブの開閉を制御するための操作量信号が入出力手段11から出力される。
処理手段12は、表示手段13、入力手段14、音声入出力手段15等を用いてプロセスの運転及び監視を行う。このプロセスの運転時における実績を、操作実績記憶手段16、メッセージ記憶手段17、プロセス情報記憶手段18、申し送り事項記憶手段19にそれぞれ記憶する。
なお、運転装置1は全ての構成要素が揃わなくても一部の構成要件のみでもよい。例えば、操作実績記憶手段16、メッセージ記憶手段17、プロセス情報記憶手段18、申し送り事項記憶手段19に記憶する情報を、運転装置1とは別個に設けた運転情報記録装置に記憶しておいてもよい。
処理手段12は、プロセスの運転時における実績を表示手段13に表示させる。また、処理手段12は、入出力手段11から入力されたプロセスデータを表示手段13に表示させる。
入力手段14は、例えばマウス、キーボード等で各種のデータを入力する。音声入出力手段15は、オペレータの指示を音声入力したり、プラントで発生したアラームを音声出力したりする。
通信手段20は、運転支援装置3と通信を行う。
運転支援装置3で、通信手段31は、運転装置1に記憶されている操作実績情報、メッセージ情報(アラームメッセージ情報、ガイダンスメッセージ情報)、プロセス情報、申し送り情報等をやりとりする。
処理手段32は、運転支援装置3側に取り込まれた操作実績情報、メッセージ情報(アラームメッセージ情報、ガイダンスメッセージ情報)、プロセス情報、申し送り情報等を表示手段33に表示することで、プロセス運転を支援する。処理手段32は、これらの運転情報について、現在の運転情報と過去の運転情報を同一画面上に対比表示する。
パターン記憶手段34には表示手段33で表示するパターン情報を記憶する。
入力手段35、音声入出力手段36は、入力手段14、音声入出力手段15とそれぞれ同様な機能を有するものである。
時刻指定手段37は、現在の時刻と過去の時刻をそれぞれ指定する。処理手段32は、指定した時刻に対応した現在の運転情報と過去の運転情報を同一画面上に対比表示する。ここでいう現在時刻の指定とは、表示画面の中で現在時刻の位置(時間軸方向の位置)をどこに置くかを指定することである。
図2は図1の運転支援装置の表示画面例を示した図である。
表示画面にあるプロセス情報領域41、アラームメッセージ情報領域42、ガイダンスメッセージ情報領域43、操作実績情報領域44、申し送り情報領域45に、運転装置1に記憶されている過去の任意時刻の情報と現在の更新されている情報を表示する。
過去の時刻と現在の時刻を定める時間軸46と47がそれぞれ設けられている。過去の時刻と現在の時刻はそれぞれ任意に指定し、時間軸46と47上に指定した時刻が付けられる。指定した任意の時刻に対応した情報がそれぞれの領域41〜45に表示される。
このようにして現在の運転情報と過去の運転情報を時間軸方向を同一方向にとって対比表示する。
なお、現在の情報と過去の情報は、同一の表示領域に色を変えるなどの識別をつけて表示してもよい。また、表示領域を分けて表示してもよい。
図2の画面では、プロセス情報は同一表示領域に、現在のプロセス情報は実線グラフG1で、過去のプロセス情報は破線グラフG2にして識別表示している。このようにして、同一表示領域に現在のプロセス情報と過去のプロセス情報のトレンドグラフを重ね合わせて表示する。
アラームメッセージ情報、ガイダンスメッセージ情報、操作実績情報、申し送り情報は、現在の情報と過去の情報について表示領域を分けている。
また、表示する情報と表示しない情報を指定して、選択的に表示することが可能である。表示する情報と表示しない情報の指定は入力手段35で行う。処理手段32は、指定に従って表示手段13に選択的に情報を表示する。例えばプロセス情報Aと関連するアラームメッセージ情報、ガイダンスメッセージ情報、操作実績情報、申し送り情報を選択して表示する。このようにすると、不要なアラームメッセージ情報等が多数表示されて重要なアラームメッセージ情報を見落とすことを防止できる。
プロセス情報と、これに関連するアラームメッセージ情報、ガイダンスメッセージ情報、操作実績情報、申し送り情報をセットにしてパターン情報として、運転支援装置3のパターン記録手段34にパターン登録することも可能である。
プロセス情報領域41では、運転員が理解しやすい形での表示形式を選択することができるものとする。表示形式には、例えばプロセス情報をトレンド的に表示する形式、工程などの進捗を工程名称を時系列的に表示する形式等がある。これらの表示形式をプロセス情報に合わせて選択することが可能である。また、この表示形式は、表示したいプロセス情報に合わせて複数選択して表示することも可能となる。温度のプロセス情報については、トレンドで表示し、工程の進捗に関しては、工程名称を表示するなどの複数情報を同時に表示することが可能である。
アラームメッセージ情報領域42、ガイダンスメッセージ情報領域43、操作実績情報領域44については、運転員が理解しやすい形での表示形式を選択できるものとする。表示形式とは、例えばメッセージ等をそのまま表示する形式、メッセージ等が発報されたことを示す記号、例えば“○”等で表示し、その部分を指定することで詳細の情報を提示する形式、任意の時間間隔でのメッセージや発報数、操作の回数などを表示する形式などの複数の表示形式が可能となる。
上述した表示形式は、運転支援装置3に、メッセージ情報を示す記号(前述した例では“○”)とメッセージ情報の詳細情報とを紐付けして格納したデータベースと、画面上に表示された記号の中から任意の記号を選択する選択手段と、選択した記号に対応する詳細情報をデータベースから読み出し、画面上に呼び出す呼出手段とを設けることにより実現できる。
申し送り情報も、申し送りされた時刻に合わせて表示する。申し送り情報についても、運転員が理解しやすい形での表示形式を選択できるものとする。表示形式とは、例えばそのまま申し送り情報を表示する形式、申し送り情報が記録されたことを示す記号、例えば“○”等で表示し、その部分を指定することで、詳細の情報を提示する形式などの複数の表示形式が可能となる。
また、現在の申し送り事項は、運転支援装置3から入力手段35を経由して入力し、運転装置1の申し送り情報記録手段19に保存することも可能である。
それぞれの表示領域には、最新情報がリフレッシュされた形で表示される。リフレッシュするかリフレッシュしないかを選択することも可能である。表示内容を選択的に表示しないことも可能である。
本発明の一実施例を示す構成図である。 図1の運転支援装置の表示画面例を示した図である。
符号の説明
1 運転装置
3 運転支援装置
16 操作実績記憶手段
17 メッセージ記憶手段
18 プロセス情報記憶手段
19 申し送り事項記憶手段
20、31 通信手段
32 処理手段
33 表示手段
37 時刻指定手段

Claims (7)

  1. 携帯型になっていて、プロセス運転に関する情報を画面表示し、プロセス運転操作を支援する運転支援装置において、
    プロセス運転を実行する運転装置と通信を行う通信手段と、
    この通信手段を介して前記運転装置から運転情報を取得し、運転情報のうちプロセス情報とアラームメッセージ情報と操作実績情報とを別々の領域に分けてそれぞれ表示し、前記画面の各領域に、現在のプロセス情報と過去のプロセス情報、現在のアラームメッセージ情報と過去のアラームメッセージ情報、および、現在の操作実績情報と過去の操作実績情報を、現在の時刻を定める時間軸および過去の時刻を定める時間軸の時間軸方向を同一方向にとり、これらの時間軸によって対比表示する処理手段と、
    前記現在の時刻を定める時間軸における現在時刻の前記画面中の時間軸方向の表示の位置、または、前記過去の時刻を定める時間軸における過去時刻の前記画面中の時間軸方向の表示の位置のうち少なくとも一方を指定する時刻指定手段と、を備え、
    前記処理手段は、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した現在のプロセス情報および過去の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した過去のプロセス情報をトレンドグラフとして同一画面上に重ね合わせて表示すると共に、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した現在のアラームメッセージ情報および過去の時刻を定める時間軸の時刻の位置に対応した過去のアラームメッセージ情報を前記画面に表示し、前記時刻指定手段により指定された現在の時刻を定める時間軸方向の表示の位置に対応した現在の操作実績情報および過去の時刻を定める時間軸方向の表示の位置に対応した過去の操作実績情報を前記画面に表示することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記処理手段は、表示領域を分けて現在のアラームメッセージ情報と過去のアラームメッセージ情報を表示することを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記処理手段は、同一表示領域に現在のプロセス情報と過去のプロセス情報のトレンドグラフを識別をつけて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の運転支援装置。
  4. 前記処理手段は、前記アラームメッセージ情報と前記操作実績情報を、これらの情報があったことを示す記号によって前記画面表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の運転支援装置。
  5. 前記アラームメッセージ情報及び前記操作実績情報を示す記号と前記アラームメッセージ情報及び前記操作実績情報の詳細情報とを紐付けして格納したデータベースと、
    前記画面上に表示された記号の中から任意の記号を選択する選択手段と、
    選択した記号に対応する詳細情報を前記データベースから読み出し、画面上に呼び出す呼出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の運転支援装置。
  6. 前記運転情報を選択的に表示するための指示を与える入力手段と、
    前記入力手段により与えられた前記指示に基づき選択された前記運転情報をパターン情報として登録するパターン記録手段と、を備え、
    前記処理手段は、前記入力手段により与えられた前記運転情報を選択的に表示するための指示または前記パターン記録手段の前記パターン情報により、選択的に過去の運転情報を表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の運転支援装置。
  7. 前記アラームメッセージ情報および前記操作実績情報の画面表示に用いられる現在の時刻を定める時間軸及び過去の時刻を定める時間軸は、
    前記プロセス情報の画面表示に用いられる現在の時刻を定める時間軸及び過去の時刻を定める時間軸と同じ時間軸であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の運転支援装置。
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