JP4838433B2 - シートバックのテーブル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシートバックのテーブル構造に関し、更に詳細に説明すると、シートの背面側の下部に基端側が枢支ピンにより回動可能に枢支された左右一対のアーム部と、該左右一対のアーム部の先端側に設けられたテーブル本体を備え、該テーブル本体がシートバックの背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシートバックのテーブル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示す如く、一般に、鉄道等の車両用シート1においては、脚台5上に回転機構6を介してシートクッション2が載置され、このシートクッション2に対してリクライニング装置を介してシートバック3が取付けられている。また前席のシートバック3の背面側にテーブル本体7が設けられ、後席着座者がシートバック3の背面側に沿う収納状態よりテーブル本体7を略水平に保持された使用状態として利用することができるようになされ、車室内の居住性の向上を図っている。尚、符号4はアームレストである。
【0003】
前記テーブル本体7は車両用シート1の背面側の下部に基端側8aが枢支ピン9により回動可能に枢支された左右一対のアーム部8の先端側8bに設けられている。また図4に示す如く、この左右一対のアーム部8の基端側8aにストッパー部8cが形成され、このストッパー部8cが固定側のシートフレーム1aに設けられたボルト等からなる調整部材11に当接することによりアーム部8の回動角度が規制されると共に、調整部材11の突出量を調整することによりテーブル本体7の水平度が調整されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来のシートバックのテーブル構造においては、シートバック3の背面側から引き出されたテーブル本体7を略水平に保持された使用状態としなければならず、シートフレーム1aに回動可能に取付けられたアーム部8の基端側8aの組付け時にアーム部8の回動角度を調整する必要があり、またアーム部8の基端側8aの組付け時に寸法誤差やバラツキ等がある場合に、これらのバラツキをボルト等からなる調整部材11を進退させて調整する必要がある。この場合、従来ではシートバック3の前面側からボルト等からなる調整部材11を六角棒レンチ13を用いて調整部材11の出代を調整し、テーブル本体7の水平度を決めている。従って、シートバック3の前面側から調整し、背面側に移動してテーブル本体7の水平度を確認し、不具合であればまたシートバック3の前面側に移動しなければならず、作業が煩雑で簡易迅速に組付けることができない欠点を有していた。
【0005】
本発明の目的は、シートバックの背面側から引き出されたテーブル本体を略水平に保持された使用状態とすることができ、アーム部の回動角度を簡易迅速に調整することができ、組付作業能率を向上させることができ、車室内の居住性を向上させることのできるシートバックのテーブル構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシートバックのテーブル構造は、シートの背面側の下部に基端側が枢支ピンにより回動可能に枢支された左右一対のアーム部と、該左右一対のアーム部の先端側に設けられたテーブル本体を備え、該テーブル本体がシートバックの背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシートバックのテーブル構造において、
シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は頭部にテーパー部が形成されたネジから形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材に当接することによりアーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することができるようになされていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載のシートバックのテーブル構造は、シートの背面側の下部に基端側が枢支ピンにより回動可能に枢支された左右一対のアーム部と、該左右一対のアーム部の先端側に設けられたテーブル本体を備え、該テーブル本体がシートバックの背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシートバックのテーブル構造において、
シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は前記アーム部の枢支ピンの軸心方向と略平行に設けられたネジから形成され、該ネジの頭部にネジの軸心方向に対して傾斜するテーパー部が形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することにより前記テーブル本体の水平度が調整されるようになされ、前記調整部材のネジはシートフレームに配したロックナットとともに螺合され、前記ネジを回動させて進退調整することにより前記アーム部のストッパー部とテーパー部との当接位置が調整され、前記ネジが前記ロックナットにより固定されることにより、前記アーム部の回動角度が調整されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項3に記載のシートバックのテーブル構造は、前記アーム部の基端側のストッパー部に前記調整部材のテーパー部と同一方向のテーパー部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項1に記載のシートバックのテーブル構造によれば、シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は頭部にテーパー部が形成されたネジから形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が固定側のシートフレームに設けられた調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することができるようになされているので、シートバックの前面側に移動することなく調整部材の突出量をシートの側方から調整することができ、アーム部の回動角度を簡易迅速に調整することができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0010】
本発明の請求項2に記載のシートバックのテーブル構造によれば、シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は前記アーム部の枢支ピンの軸心方向と略平行に設けられたネジから形成され、該ネジの頭部にネジの軸心方向に対して傾斜するテーパー部が形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することにより前記テーブル本体の水平度が調整されるようになされ、前記調整部材のネジはシートフレームに配したロックナットとともに螺合され、前記ネジを回動させて進退調整することにより前記アーム部のストッパー部とテーパー部との当接位置が調整され、前記ネジが前記ロックナットにより固定されることにより、前記アーム部の回動角度が調整されるので、シートバックの前面側に移動することなく前記調整部材のネジのテーパー部をシートの側方から進退調整することにより、前記アーム部の回動角度を簡易迅速に調整することができ、前記調整部材のネジをロックナットによりロック状態とすることによりネジが弛むのを防止することができ、アーム部の回動角度を確実に得ることができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0011】
本発明の請求項3に記載のシートバックのテーブル構造によれば、前記アーム部の基端側のストッパー部に前記調整部材の頭部のテーパー部と同一方向のテーパー部が形成されているので、テーパー部同士の接触面積が増大することにより、アーム部の回動角度を確実に得ることができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係るシートバックのテーブル構造を図面を参照して詳述する。
図1及び図2には本発明に係るシートバックのテーブル構造の実施の形態が夫々示されており、この実施の形態では鉄道用の車両用シートに本発明を適用した場合として説明するが、これに限定されるものではなく、種々のシートに適用することができる。
【0013】
図1及び図2には本発明に係わるシートバックのテーブル構造が夫々示されており、図1は車両用シートのフロント側の車両用シートのシートバックの一部背面説明図であり、また図2はテーブル本体の使用状態のアーム部の基端側の側面説明図である。尚、従来の技術で示した図3の車両用シート1の基本構成は本発明において援用する。またシートバック3はリクライニング装置により前後傾動可能に設けられている。
【0014】
このシートバック3の背面側に配設されるテーブル構造は、図1及び図2から明らかなように、シートクッション2またはシートバック3の何れかのシートフレーム1aに枢支ピン9により基端側8aが回動可能に枢支された左右一対のアーム部8を有し、テーブル本体7は左右一対のアーム部8の先端側8bに設けられている。尚、アームレスト4にアーム部8の基端側8aを回動可能に枢支することもできる。
【0015】
また図2に示す如く、この左右一対のアーム部8の基端側8aにストッパー部8cが形成され、このストッパー部8cが固定側のシートフレーム1aに設けられたボルト等からなる調整部材21に当接することによりアーム部8の回動角度が規制されると共に、調整部材21の突出量を調整することによりテーブル本体7の水平度が調整される。尚、ストッパー部8cは別体をアーム部8の基端側8aに固着するものであってもよい。
【0016】
前記テーブル本体7は左右一対のアーム部8の先端側8bに設けられたヒンジ部で回動可能に枢支され、且つ所定の角度でアーム部8の先端側8bに支持され、このテーブル本体7がシートバック3の背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態とすることができる。尚、テーブル本体7とアーム部8の先端側8bの構成は図示のものに限定されるものではない。
【0017】
前記調整部材21は前記アーム部8の枢支ピン9の軸心方向と略平行に設けられたネジ21aから形成され、この調整部材21のネジ21aの頭部21bにネジ21aの軸心方向に対して傾斜するテーパー部21cが形成されている。尚、調整部材21の大きさ及び形状は図示のものに限定されるものではない。
【0018】
前記ネジ21aを車両用シート1の側方から六角棒レンチ13を用いて回動させて進退調整することができ、テーパー部21cの進退により前記アーム部8のストッパー部8cとテーパー部21cとの当接位置が調整され、前記アーム部8の回動角度が調整される。尚、アーム部8のストッパー部8cにもテーパー部21cと同一方向のテーパーを形成することができる。
【0019】
前記ネジ21aを車両用シート1の側方から六角棒レンチ13を用いて調整した後、前記ネジ21aをシートフレーム1aにロックナット23により固定する。従って、アーム部8の回動角度を簡易迅速に調整することができ、調整部材21のネジ21aをロック状態とすることによりネジ21aが弛むのを防止することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上が本発明に係わるシートバックのテーブル構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のシートバックのテーブル構造によれば、シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は頭部にテーパー部が形成されたネジから形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が固定側のシートフレームに設けられた調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することができるようになされているので、シートバックの前面側に移動することなく前記調整部材の突出量をシートの側方から調整することができ、前記アーム部の回動角度を簡易迅速に調整することができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0021】
本発明の請求項2に記載のシートバックのテーブル構造によれば、シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は前記アーム部の枢支ピンの軸心方向と略平行に設けられたネジから形成され、該ネジの頭部にネジの軸心方向に対して傾斜するテーパー部が形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することにより前記テーブル本体の水平度が調整されるようになされ、前記調整部材のネジをシートフレームに配したロックナットとともに螺合され、前記ネジを回動させて進退調整することにより前記アーム部のストッパー部とテーパー部との当接位置が調整され、前記ネジが前記ロックナットにより固定されることにより、前記アーム部の回動角度が調整されるので、シートバックの前面側に移動することなく前記調整部材のネジのテーパー部をシートの側方から進退調整することにより、前記アーム部の回動角度を簡易迅速に調整することができ、前記調整部材のネジをロックナットによりロック状態とすることによりネジが弛むのを防止することができ、アーム部の回動角度を確実に得ることができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0022】
本発明の請求項3に記載のシートバックのテーブル構造によれば、前記アーム部の基端側のストッパー部に前記調整部材の頭部のテーパー部と同一方向のテーパー部が形成されているので、テーパー部同士の接触面積が増大することにより、アーム部の回動角度を確実に得ることができ、組付作業能率を向上させることができる。
【0023】
本発明によれば、シートバックの背面側から引き出されたテーブル本体を略水平に保持された使用状態とすることができ、アーム部の回動角度をシートの側方より簡易迅速に調整することができ、組付作業能率を向上させることができ、車室内の居住性を向上させることのできるシートバックのテーブル構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシートバックのテーブル構造を適用した車両用シートのシートバックの一部背面説明図。
【図2】 本発明に係るシートバックのテーブル構造のアーム部の基端側の側面説明図。
【図3】 従来のシートバックのテーブル構造のテーブル本体の使用状態のシートバックの側面図。
【図4】 従来のシートバックのテーブル構造のアーム部の基端側の側面説明図。
【符号の説明】
1 車両用シート
1a シートフレーム
2 シートクッション
3 シートバック
4 アームレスト
5 脚台
6 回転機構
7 テーブル本体
8 アーム部
8a 基端側
8b 先端側
8c ストッパー部
9 枢支ピン
21 調整部材
21a ネジ
21b 頭部
21c テーパー部
23 ロックナット

Claims (3)

  1. シートの背面側の下部に基端側が枢支ピンにより回動可能に枢支された左右一対のアーム部と、該左右一対のアーム部の先端側に設けられたテーブル本体を備え、該テーブル本体がシートバックの背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシートバックのテーブル構造において、
    シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は頭部にテーパー部が形成されたネジから形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材に当接することによりアーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することができるようになされていることを特徴とするシートバックのテーブル構造。
  2. シートの背面側の下部に基端側が枢支ピンにより回動可能に枢支された左右一対のアーム部と、該左右一対のアーム部の先端側に設けられたテーブル本体を備え、該テーブル本体がシートバックの背面側に沿う収納状態より略水平に保持された使用状態となるシートバックのテーブル構造において、
    シートフレームの外方側面に調整部材が設けられ、該調整部材は前記アーム部の枢支ピンの軸心方向と略平行に設けられたネジから形成され、該ネジの頭部にネジの軸心方向に対して傾斜するテーパー部が形成され、前記アーム部の基端側にストッパー部が形成され、該ストッパー部が前記調整部材のテーパー部に当接することにより前記アーム部の回動角度が規制されると共に、前記調整部材のテーパー部による突出量を調整することにより前記テーブル本体の水平度が調整されるようになされ、前記調整部材のネジはシートフレームに配したロックナットとともに螺合され、前記ネジを回動させて進退調整することにより前記アーム部のストッパー部とテーパー部との当接位置が調整され、前記ネジが前記ロックナットにより固定されることにより、前記アーム部の回動角度が調整されることを特徴とするシートバックのテーブル構造。
  3. 前記アーム部の基端側のストッパー部に前記調整部材のテーパー部と同一方向のテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートバックのテーブル構造。
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