JP5000201B2 - 小型のピエゾ電子共振器 - Google Patents

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Description

本発明は、ピエゾ電子共振器に関し、特に、さまざまな技術分野(時計学、情報工学、通信、医療)で携帯用の電子機器に用いられる周波数生成器を作るのに使用される小型の共振器に関する。
このような小型の共振器は、特許文献1に開示されている。同文献の実施例を図13に示す。同図において、ケース内に搭載される共振器10は、2個の平行な振動アーム12、14を具備した同調フォーク(tuning fork)の形状をしている。この振動アーム12、14は、連結部16により互いに結合され、それぞれ、電極20、22を具備し、この電極がそれらを振動させる。これらの電極は、接続パッド28、30に接続され、さらにこれらのパッドは、ケースの外部に電気的に接続される。共振器10は中央アーム18も有する。この中央アーム18は、連結部16に取り付けられ、同調フォークの形状をした部分である振動アーム12、14の間に、それらから同一距離に配置される。この中央アーム18は、同調フォークの形状した部分のアームよりも大きな質量を有する。接続パッド28、30は、この中央アーム18に具備される。この共振器は、平行なパイプ形状のケース内に搭載される。この搭載は、中央アーム18をケースの底部に固定されたサポート部分の少なくとも1つに固定することにより、行われる。
米国特許第6,600,313号明細書
上記の種類の共振器(以下3本アーム共振器とも称する)は、従来の同調フォーク型共振器が遭遇する種々の問題が原因で、破損することがある。
これらの問題の1つは、従来型の同調フォーク共振器の寸法特徴と機能特徴は、金属製のケースに搭載するために最適化されており、セラミック製のケース向けではないことである。例えばそれらの長さと幅の比率は、セラミック製のケースの製造には適していない。特に、ケースがSMD(表面搭載型装置(Surface Mounting Device))の場合、すなわち無孔プリント回路基板に自動的に搭載するには、不向きである。この理由により、従来の同調フォーク型共振器と、この共振器のケースへの接続は、衝撃に対し良好な耐性を与えることは無かった。
さらに、従来の同調フォーク型共振器は、ケースの段部上に固定されるときに、ケースの底部の方向に、先端が傾く傾向がある。
さらに、セラミック材料と水晶の熱膨張係数が異なるために、共振器内で機械的応力が発生する。この応力は、同調フォークのアームに伝わり、温度が変化した時に共振器の動作を妨害し、更には、共振器の接続パッドのはんだ部分を破損し、あるいは接続パッドをケースの接続部分から離脱させ、共振器の電極とケースの外部接続パッドとの間の電気接続を切断することさえある。
同一の理由により、接続パッドが配置された同調フォークのベースの側に初期のひび割れがある場合には、大幅な温度変動により同調フォークが破損することさえある。
最後に、共振器が真空状態で収納されるときには、真空は完全ではなく、共振器が振動した時に、同調フォークのアームが空気をかき回し、これにより、アームが互いに近づく時には共振器の動作パラメータが変化してしまう。この現象は、金属ケースの場合より大きい。
かくして、3本アーム共振器は、従来の同調フォーク型共振器が提起したさざまな問題に満足すべき解決方法を与える。これらの3本アーム共振器は様々な利点があるが、同調フォークの小型化要求と、振動を保持するのに必要なエネルギー消費は、携帯電話、腕時計のアプリケーションにとっては、常に重要な問題である。
本発明の目的は、エネルギー消費を減らす為に、励起電界をより均一にし、かつ局部的に強くし、その為、アームの振動損失が、振動体のサイズが小型になっても、低くなるようにする、更に、CI値(クリスタル・インピーダンス、すなわち等価直列抵抗)を、低レベルに抑制する、3本アームの共振器を提供することである。
このために、本発明の第1の態様によれば、2本の平行な振動アームを具備する同調フォーク形状部分を有するピエゾ電子共振器において、振動アームは、互いに連結部により接続される。連結部から中央アームが、前記振動アームの間に延び、少なくとも1個の溝が、前記振動アームの前面と裏面の少なくとも一方に形成され、各溝の部分が、連結部内に延びる。振動アーム上に形成された溝を使用することにより、装置が小型化した場合でも正確な性能を提供できる。
本発明の他の態様によれば、振動アームの振動結合効果を増加するために、溝がリンク部分に延びる。このリンク部分に延びた溝は、そこで機械的応力が最大となり、この高い応力領域において、電界を取り出せる。
本発明の他の態様によれば、励起電界の均一性を最適にするために、2個の溝が、各振動アームの各前面と裏面に具備される。
本発明の他の態様によれば、高い応力領域において、十分な機械的強度を保証するために、前記中央アームに対して内側に配置された内側溝は、中央アームに対し外側に配置された外側溝よりも、連結部(16)内で短い。
本発明の他の態様によれば、この3本アームの共振器の寸法、特にその長さを上記の利点を維持しながらさらに減らす為に、中央アームの幅は、前記振動アームの幅の1.5倍以上であり、中央アームの自由端は、前記振動アームを超えて延びない。
本発明の他の態様によれば、共振器をパッケージ内に正確且つ確実に配置するために、固定用のホールまたはリセスが中央アームに配置される。
本発明の他の態様によれば、3本アーム共振器の寸法、特にその幅を減らす為に、中央アームの幅は、前記振動アームの幅と同一であり、ベース部分が、前記中央アームの連結部の反対側に配置される。
本発明の他の態様によれば、共振器をパッケージ内に正確且つ確実に配置するために、固定用のホールまたはリセスがベース部分に配置される。
本発明の他の態様によれば、この3本アームの共振器の寸法、特にその長さを減らす為に、中央アームの長さは、振動アームのそれより短く、振動アームは、中央アームを超えて延びるひれ足をその端部に有し、ひれ足の幅は、前記振動アームのそれよりも広い。
本発明の他の態様によれば、振動時に共振器をさらに安定化するために、中央アームに取り付けられたバランシングリードが、ひれ足の間に延びる。バランシングリード幅は、前記中央アームのそれよりも小さい。
本発明の他の態様によれば、アームの振動に起因する共振器の固定部分にかかる機械的応力を回避するために、分離ホールまたは分離リセスまたはその両方が、中央アームを貫通して形成される。
本発明の他の態様によれば、共振器の長さを減らすためと、中央アームを振動アームから切り離すために、リセスが前記中央アームの反対側の連結部の側に配置される。
図1a、1b、1cに示した第1実施例において、本発明の共振器10は、同調フォーク形状の部分を有する。この部分は2本の振動アーム12、14を有し、それらは連結部16により結合されている。この連結部16に中央アーム18が取り付けられる。中央アーム18は、振動アーム12と14の間に、それらに平行に配置される。この組立体全体は、水晶製の単一部品で形成される。
図1a、1bに示すように、振動アーム12、14は、2つの電極群20、22をそれぞれ具備し、それらはそれぞれ導電パス24、26により互いに接続される。この導電パス24、26は、同調フォーク形状部分の連結部16上に具備される。同図に示すように、これらの電極群と導電パスは、振動アーム12、14をたわみモードで振動させるが、同一モードあるいは別のモード(ねじりモード、剪断モード等)で、アームを振動するよう別の構造を採ってもよい。中央アーム18に話をもどすと、図1aに示すように、中央アーム18は、裏面に2個の導電パッド28、30を具備する。この導電パッド28、30は、共振器の長さ方向に、重力Gの中心の両側で、好ましくはそこから等距離の位置に配置される。これらの導電パッド28、30は、それぞれ、導電パス32、34により導電パス26、24に接続される。この導電パス26、24が、電極群20、22の電極を互いに接続する。共振器をパッケージ(図示せず)の内側に配置するために、これらの導電パッド28、30を用いてもよい。
図1a、1bに示すように、中央アーム18の幅は、同調フォーク形状の振動アーム12または14の幅の1.5倍より、少なくとも若干広い。同様に、中央アーム18の長さは、振動アーム12、14の長さに必ずしも等しくはない(図1a、1b)。例えば、短くてもよい。しかし、重要なことは、一方で、中央アーム18は、振動アーム12、14から等距離にある。この距離は、従来の同調フォーク共振器のアームを分離する長さに等しい。他方で、中央アーム18は、振動する振動アーム12、14の質量よりも遙かに大きな質量を有する。
より均一で且つ局部的により強い励起電界を生成することにより、振動部品のサイズが小さくなった場合でもアームの振動損失が低くするこおtにより、エネルギー消費を減らす為に、少なくとも1個の溝36、38が、それぞれ振動アーム12、14の前面と裏面の少なくとも一方に形成される。
図1cに示すように、振動アーム12、14は、H型をしている。1個の溝36a、36bと溝38a、38bは、それぞれ振動アーム12、14の前面と裏面に具備される。これらの溝の深さは、対応する振動アームの深さ方向(軸Dに沿って)の厚さの30%と50%の間であるのが好ましく、40%と50%の間がより好ましい。この比率は、溝を有する次の実施例にも全て適用可能である。振動アームに形成されたこのような溝により、装置が小型化した場合でも、正確な性能を提供できる。しかし、他の構成例として、1個の溝のみを各振動アームの前面または裏面のいずれかに形成してもよい。
好ましくは、振動アームの振動結合効果(vibrating coupling effect)をさらに増加させるために、溝36、38は連結部16内に延びる。連結部16内に延びる溝36、38の部分42、44は、点線40により仮想的に規定される。この部分の機械的応力は最大となり、これにより、この高い応力領域で、電界を取り出すことができる。
図2a、2b、2cにそれぞれ示す第2実施例の3つの変形例において、この共振器が第1実施例と異なる点は、連結部16内の部分42、44は、振動アーム12、14の長さ方向軸(X1、X2)に対し、対称形状を有していないことである。
高い応力領域において、第1実施例で示した溝で得られた機械的強度よりも、共振器のより良い機械的強度を保証するために、溝36、38は、連結部16内狭い幅の部分422、442を具備する。溝36、38の狭幅部分422、442の中空部分が、中央アーム18に対し外側に配置される。かくして、高い機械的応力領域の材料の量は、ハッチング領域46、48により示され、振動アーム12、14に隣接するリンク部分領域内に主に配置されるが、より重要となり、それ故に、これらの領域を機械的拘束に対しより強くする。
図2b、2cに示すように、分離手段50、52は、連結部16近傍の中央アーム18に形成され、共振器10をパッケージ(図示せず)に固定するのに用いられる中央アーム18を、振動アーム12、14から機械的に切り離す。これらの分離手段50、52は、中央アーム18の固定要素(好ましくは導電パッド28、30)と連結部16の間に配置される。この連結部16に振動アーム12、14が取り付けられる。図2bに示す変形例においては、分離手段は、中央アーム18の両側に具備された分離手段50の形態で実現される。これらの分離手段50は、矩形、半円形状、V字形状でもよい。図2cに示す変形例においては、分離手段は、中央アーム18を貫通して切られたホール52で実現される。このホール52は、矩形、円形、多角形のようなさまざまな形状を採りうる。ノッチと同様に、ホールは、導電パッドでもある固定要素28、30と連結部16の間に、中空にして形成される。これらの2種類の分離手段を混在させてもよい。
図3a、3b、3cにそれぞれ示す第3実施例の変形例においては、この共振器が第2実施例の3種類の変形例と異なる点は、2つの溝362、364と382,384が、各振動アーム12、14の前面と裏面のそれぞれに配置されている点である。この第3実施例によれば、溝362、364、溝382、384は、連結部16内に延びて、電界の均一性を最大にする。
第2実施例に記載したように、2種類の変形例は分離手段を、固定要素である導電パッド28、30と連結部16の間に配置される。この連結部16に振動アーム12、14が取り付けられる。これらの分離手段は、それぞれ、図3bではノッチ50であり、図3cではホール52である。図3b、3cの両方の変形例を組み合わせてもよい。
図4に示す第4実施例において、この共振器が図3aの共振器と異なる点は、高応力領域で共振器の機械的強度をより良好に確保するために、内溝364、382は、中央アーム18に対し内側に配置され連結部16内に延びるが、中央アーム18に対し外側に配置された外溝362、384よりも短い。かくして、高い機械的応力領域にある材料の量は、ハッチング領域46、48で示されるが、主に、振動アーム12、14に隣接する連結部16の部分内に配置され、より重要である。かくして、機械的拘束に対し、これらの領域をより強固にしている。
図5a、5bにそれぞれ示す第5実施例の2種類の変形例において、この共振器が図4に示すそれと異なる点は、固定配置手段が中央アーム18に配置されている点である。この第5実施例よれば、2つの目的が達成される。すなわち、共振器10をパッケージの内側に正確に配置することと頑丈に固定することである。このために、図5aの第1変形例によれば、固定・配置するホール54、56は、中央アーム18に貫通して切られ、これらのホールを用いて、共振器10の電極群20と22をパッケージ内の導電性要素に結合する。これらのホール54、56は、中央アーム18を貫通して切られて形成されているために、共振器10をパッケージ(図示せず)に、パッケージの底部に記載されたマークを見ながら正確に配置できる。さらに、共振器をパッケージ(図示せず)の内側に組み立てる間、ホール54、56は、導電性接着剤で充填づる。これにより、一方で、電極群20、22をパッケージ(図示せず)の内側の導電性要素に電気的に結合し、他方で、共振器10をパッケージ内に強固に固定できる。図5aの第1変形例に対する他の構成として、中央アームの裏面にブラインド・ホール(未貫通孔)を具備すること、すなわち、支持用の導電パッド28、30を具備することも可能である。共振器を配置することは、これらのブラインド・ホールを、ケース内の対応するバンプにガイドすることにより行われる。
図5bに示す第2変形例によれば、固定・配置用のリセス58、60が共振器の振動アーム12、14に面した中央アーム18の両側に切り欠いて形成される。図5aのホールと同様に、これらのリセス58、60は、中央アーム18の貫通して形成され、かくして、パッケージの底部に形成されたマークを見ながら、共振器をパッケージ内に正確に配置できる。このリセス内に導電性接着剤を追加充填することにより、強固に固定できる。ホール54、56とリセス58、60は、さまざまな形状、例えば矩形、円形、多角形を採用できる。
図6a、6bにそれぞれ示す第6実施例の2つの変形例において、この共振器が図2a、図4に示す第2実施例と第4実施例と異なる点は、中央アーム18の幅が狭くなっており、1本の振動アームの幅と同じ点である。このような幅の狭い中央アーム18は、共振器構造の全体の幅を減らし、より小型のパッケージ(図示せず)に収納できるが、共振器10を固定する部分として、より長いものを使用することはできない。それ故に、ベース部分62は、連結部16の反対側の中央アームの端部(先端)に具備され、振動アーム12、14を超えて延びる。このベース部分62は、共振器10をパッケージの内側に固定する為と、共振器の電極群20、22をパッケージ(図示せず)の導電性要素に電気的に結合するための両方の為の両方に使用される。図6aは、各振動アーム12、14内のそれぞれの前面(36a、38a)と裏面(36b、38b)にえぐって形成された1個の溝36、38を具備する第1変形例を示す。各溝36、38は、連結部16内を延びて前記連結部16内で非対称の形状をしており、その結果、高い機械的応力領域の共振器構造の機械的強度を向上させる。図6bは、各振動アーム12、14のそれぞれの前面(362a、364a、382a、384a)と裏面(362b、364b、382b、384b)のそれぞれにえぐって形成された2個の溝362、364と溝382、384とを有する第2変形例を示す。中央アーム18に対し外側の溝362、384は、内側の溝364、382よりも長く、高い機械的応力領域の機械的強度を向上させる。
図7a、7bに示す第7実施例において、この共振器が第6実施例のそれと異なる点は、固定・配置用のホールまたはリセスが、ベース部分に配置され、共振器をそのパッケージ内に正確に配置し確実に固定することができる点である。図7aは、ホール64、66がベース部分62を貫通して形成された第1変形例を示す。かくして、組み立て時に、ホール64、66を通してパッケージ(図示せず)の底面に記載されたマークを見ながら共振器10をパッケージ内に正確に配置できる。さらに、ホール64、66に接着剤を充填することにより、共振器をそのパッケージ内に確実に固定できる。図7bは、第2変形例を示し、この変形例においては、リセス68、70は、中央アーム18に対しベース部分62の対向する側に切られる。リセス68、70は、ホール64、66と同様な利点を有する。ベース部分62をパッケージ固定するために導電性接着剤を用いることにより、電極群20、22をパッケージ内の導電性要素に接続できる。
図8a、8bに示す第8実施例において、この共振器が第1実施例と異なる点は、一方で中央アーム18の長さが振動アーム12、14のそれよりも短い点であり、他方で各振動アーム12、14がそれぞれ端部にひれ足72、74を有し、中央アーム18を超えて延びている点である。好ましくは、これらのひれ足72、74は、振動アーム12、14の縦方向軸(X、X)に対し、左右対称の矩形形状を有し、ひれ足72、74の幅は、振動アームのそれの約2倍である。しかし、ひれ足72、74の長さは、共振器の特性を変化させることなく、振動アームの全長から減り、それ故に、共振器の長さは、それに応じて短くなる。図8bに示す第2変形例によれば、バランシングリード76が連結部16に対向する中央アームに取り付けられる。このバランシングリード76が、中央アーム18に取り付けられ、振動アーム12、14のひれ足72、74の間を延び、中央アーム18の幅よりも狭い幅を有する。これにより、振動アーム12、14の両方が、互いに衝突するリスクなく、振動できる。さらに、バランシングリード76は、共振器構造の縦軸方向に沿ってひれ足72、74を超えて延びることがない。その結果、共振器の全長をできるだけ短くしている。このようなバランシングリード76を具備することにより、共振器構造のより良い安定性が得られるが、これは、振動した時により安定となり、導電パッド28、30にかかる機械的応力をより小さくできる。
図9a、9b、9c、9dに示す第9実施例において、この共振器が第8実施例と異なる点は、2個の溝362、364、382、384が、それそれ、振動アーム12、14の前面と裏面の両面に具備される点である。図9aは、第1変形例を示し、この変形例においては、中央アームの長さは、振動アームのそれよりも短く、中央アーム18を超えて延びるひれ足72、74は、振動アーム12、14の端部に配置されて、共振器10の全長を、その特性を変えずに、短くしている。図9bは、第2変形例を示し、この第2変形例においては、共振器10はバランシングリード76を有する。このバランシングリード76は、中央アーム18から振動アーム12、14の間を延びる。このバランシングリード76により、振動中の共振器の安定性が得られる。図9cは、第3変形例を示し、この変形例においては、分離手段であるノッチ50が、固定要素でもある導電パッド28、30と連結部16の間の中央アーム18に形成される。これにより、中央アーム(これにより共振器10をパッケージに固定する)を、振動アーム12、14から機械的に切り離す。図9dは、この第3変形例に対する別の構成としての第4変形例を示す。この第4変形例においては、ノッチを具備した中央アーム18の代わりに、分離手段であるホール52が、固定要素である導電パッド28、30と連結部16の間の中央アーム18を貫通して孔開けで形成される。
ここには示されていないが、他の多くの変形例も実現可能である。固定・配置用のホールあるいは固定・配置用のリセスを、第5実施例で示したように中央アームを貫通して具備することもできる。
図10aに示す第10実施例の第1変形例において、この共振器が第4実施例のそれと異なる点は、1個のノッチ78が、連結部16内で、中央アーム18が突出する側の反対側に具備される点である。このリセスであるノッチ78は、中央アーム18を振動アーム12、14から、共振器構造を弱体化することなく、機械的に分離できる利点がある。
図10bに示す第10実施例の第2変形例において、この共振器が図1aの第1実施例と異なる点は、スロット80が中央アーム18が突出する側の反対側にある連結部16内に具備され、共振器の縦軸Xに沿って延びている点である。このスロット80は、振動アーム12、14を連結部16の対応する半分まで仮想的に延ばす効果を有する。切り欠かれた結要素の高い応力領域の全てにおいて、電界を取り出すことにより、振動アームの振動結合効果を最適にするために、付加的電極82、84をスロット80に沿って配置している。好ましくは、溝は、付加的電極82、84の下に切り欠いて形成され、より均一且つ局部的に強い励起電界を生成する。かくして、所定の周波数に対し、付加的電極82、84を使用することにより、好ましくは溝付の付加的電極を使用することにより、共振器の全長を減らすことができる。
図10cに示す第3変形例においては、この共振器が上記の第2変形例と異なる点は、ひれ足72、74が図8aに記載するよう配置され、これにより、共振器の全長をさらに短くしている点である。
図11は、本発明のピエゾ電子共振器を収納する、カバーのない状態のパッケージの上面図である。パッケージのサイズは、共振器構造の外径に合わせて調整され、これは、実施例によって変わる。平行パイプ形状のケース100は、平坦な底面102、4個の側面104から形成されるメイン部分と、エッジ(図示せず)を具備するカバーとを有する。このエッジを介してカバーは、メイン部分の側面104の上に、共振器をケース100内に搭載した後、配置され、フレーム(図示せず)への加熱と圧縮手段により、またはんだ付け手段により、真空引きした後、取り付けられる。中央リム106がケース100の底面102上に配置され、この中央リム106が縦軸Xに沿って延び、共振器の固定部分をサポートする。このリムの幅は、共振器の振動アームがケース100内で自由に振動できるよう選択される。中央リム106上に、2個の導電性要素、例えば、薄い導電層、スタッドあるいはバンプ108、110が配置されて、共振器の対応する導電性パッドに接触する。中央リム106は、側面104から反対側へ延びてはならない。
図12a、12b、12cは、第4実施例と第5実施例の共振器10が、ケース100内に搭載されて状態を表す。図12aは、第4実施例の共振器を具備したケースの上面図を表す。この場合、中央アーム18は導電パッド28、30を具備し、この導電パッド28、30は、中央リム106上に配置された対応する導電性要素に接続される。共振器を搭載することは、導電性接着剤で中央アームの導電パッド28、30を、中央リム106の薄い層、スタッドあるいはバンプに、はんだ付けするあるいは接着することにより行われる。
いずれの場合においても、共振器をケースの底特に重力の中心の領域に取り付けることにより、その組み立てを容易にし、且つ組み立て時に、傾く(tipping)リスクを最小にする。同じ理由により、ケースに収納された共振器の衝撃強度が大幅に高くなる。
図12b、12cは、第5実施例の両方の変形例に対応する共振器を内蔵したケースの上面図である。これらの2つの変形例においては、共振器をケース100内に搭載する際に、共振器の正確な配置を保証するために、導電性要素であるバンプ108、110は、中央アーム18に切られたホール54、56あるいはリセス58、60を通して見ることができる。
上記の実施例の共振器の衝撃強度をさらに改善するために、振動アームが連結部分に結合される場所の切りかき領域は、共振器の結晶面が見えることが最小となるよう選択される。水晶共振器の場合には、この切りかき領域は、60°または120°の角度を形成する。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
本発明の第1実施例によるピエゾ電子共振器の底面図。 本発明の第1実施例によるピエゾ電子共振器の上面図。 本発明の第1実施例によるピエゾ電子共振器の断面図。 本発明の第2実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第2実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第2実施例によるピエゾ電子共振器の第3変形例の底面図。 本発明の第3実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第3実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第3実施例によるピエゾ電子共振器の第3変形例の底面図。 本発明の第4実施例によるピエゾ電子共振器の底面図。 本発明の第5実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第5実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第6実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第6実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第7実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第7実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第8実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第8実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第9実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第9実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第9実施例によるピエゾ電子共振器の第3変形例の底面図。 本発明の第9実施例によるピエゾ電子共振器の第4変形例の底面図。 本発明の第10実施例によるピエゾ電子共振器の第1変形例の底面図。 本発明の第10実施例によるピエゾ電子共振器の第2変形例の底面図。 本発明の第10実施例によるピエゾ電子共振器の第3変形例の底面図。 本発明のピエゾ電子共振器を収納するパッケージの上面図。 本発明の第4実施例によるパッケージに搭載されたピエゾ電子共振器の上面図。 本発明の第5実施例によるパッケージに搭載されたピエゾ電子共振器の上面図。 本発明の第5実施例によるパッケージに搭載されたピエゾ電子共振器の上面図。 従来技術に係るピエゾ電子共振器の上面図。
符号の説明
10 共振器
12,14 振動アーム
16 連結部
18 中央アーム
20,22 電極群
24,26 導電パス
28,30 導電パッド
32,34 導電パス
36,38 溝
362,364 溝
382,384 溝
42,44 部分
422,442 狭幅部分
46,48 ハッチング領域
50,52 分離手段
54,56 ホール(孔)
58,60 リセス
62 ベース部分
64,66 ホール
68,70 リセス
72,74 ひれ足
76 バランシングリード
78 ノッチ
80 スロット
82,84 付加的電極
90,92 接続要素
94,96 溝
100 ケース
102 底面
104 側面
106 中央リム
108,110 バンプ

Claims (2)

  1. 2本の平行な振動アーム(12、14)を具備する同調フォーク形状部分を有するピエゾ電子共振器(10)において、
    前記振動アーム(12、14)は、互いに連結部(16)により接続され、
    前記連結部(16)から中央アーム(18)が、前記振動アーム(12、14)の間に延び、
    2個の溝(362、364、382、384)が、前記振動アーム(12、14)の前面と裏面に形成され、
    前記各溝が、前記連結部(16)内に延び、
    前記中央アーム(18)に対し外側に配置された外側溝は、前記中央アーム(18)に対して内側に配置された内側溝よりも、前記連結部(16)内でより長く延びる
    ことを特徴とするピエゾ電子共振機。
  2. ホール(52)が、前記中央アーム(18)を貫通して形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子共振器。
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