JP5456471B2 - 塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法ならびにその組成物から得られるフィルムおよびパッケージング - Google Patents

塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法ならびにその組成物から得られるフィルムおよびパッケージング Download PDF

Info

Publication number
JP5456471B2
JP5456471B2 JP2009527134A JP2009527134A JP5456471B2 JP 5456471 B2 JP5456471 B2 JP 5456471B2 JP 2009527134 A JP2009527134 A JP 2009527134A JP 2009527134 A JP2009527134 A JP 2009527134A JP 5456471 B2 JP5456471 B2 JP 5456471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinylidene chloride
polymer
composition
polymerization
caprolactone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009527134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010502802A (ja
Inventor
クリストフ フランガン
パスカル ドゥワエル
イヴ ヴァンデルヴェーケン
Original Assignee
ソルヴェイ(ソシエテ アノニム)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) filed Critical ソルヴェイ(ソシエテ アノニム)
Publication of JP2010502802A publication Critical patent/JP2010502802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5456471B2 publication Critical patent/JP5456471B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/04Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
    • C08L27/08Homopolymers or copolymers of vinylidene chloride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/04Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids, e.g. lactones
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1334Nonself-supporting tubular film or bag [e.g., pouch, envelope, packet, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1334Nonself-supporting tubular film or bag [e.g., pouch, envelope, packet, etc.]
    • Y10T428/1345Single layer [continuous layer]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

本発明は、塩化ビニリデンポリマーと少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーとの組成物の製造方法、かかる組成物の使用を含む、物品、特にフィルムの製造方法、ならびにまたかかる組成物を含むフィルムおよびこのフィルムから形成されたパッケージングまたはバッグに関する。
塩化ビニリデンポリマーは、ガスおよび臭気の透過性に関するそれらの優れた特性について知られている。従って、それらは、食品および医療用パッケージング用に使用される、物品、特にフィルムを製造するために使用されることが多い。
塩化ビニリデンポリマーの1つの欠点は、それらが熱の作用下に分解する傾向を有することである。それ故、この欠点を回避するためにそれらの熱安定性を考慮することが必要である。それらの加工は、それらの潤滑が好適な添加剤の添加によって改善される場合にさらに容易にされる。ある種の添加剤がこれらのポリマーのバリア性に影響を及ぼし得る限りにおいて、添加剤添加後に、それらがガスおよび臭気の、特に酸素のおよび二酸化炭素の透過性について必要とされる特性を有することを確認することはなお重要である。
使用された添加剤がポリマーマトリックスを通ってまたは、1つの層がかかるポリマーを使用して製造されている多層フィルムの場合には、前記フィルムの層間を移行しないことを確認することもまた重要である。後者の場合、これらの化合物は不利なことにフィルムの表面に到達し、こうしてこのフィルムで包装された食品または薬物と接触し得る。かかる状況は衛生上の観点から望ましくないのみならず、食品および医薬品包装分野の規制のほとんどにおいても禁忌とされている。従って、上記により、塩化ビニリデンポリマー中へ組み込まれるべき添加剤を選択するのに困難が示され得ることが明らかである。
これらのうちで、ε−カプロラクトンポリマーは、塩化ビニリデンポリマーに対して可塑化効果を有することが知られている。米国特許第3,762,979号明細書はこのように、塩化ビニリデンポリマーの質量に対して、2〜6質量%の、11,400〜114,000g/モルと変わる分子量によって特徴付けられる、それ故室温で固体のε−カプロラクトンポリマーを含有する、塩化ビニリデンポリマーの組成物を開示している。前記組成物は、粉末状または粉末状態での2つのポリマーの単純混合;一般に均一性を欠き、それ故それらの特性の再現性がいくらか欠如した組成物をもたらすのが好ましくない方法によって製造される。従って、上記により、塩化ビニリデンポリマーと少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーとの組成物の製造中に困難に直面し得ることが明らかである。
粉末状または粉末状態での混合によるこれらの組成物の製造に関連する欠点を回避するために、医療および自動車分野でならびに建築業で利用される、塩化ビニルと特定のアルキルアクリレートおよびε−カプロラクトンポリマーとのコポリマーの可撓性組成物の製造についての欧州特許出願公開第301 632A号明細書によって言及されるように(ただし例示されていない)、ポリマーに加えることが望ましい添加剤がポリマーの製造中に組み込まれるように代替法をアレンジすることができるであろう。
このモノマーの重合中の第3物質の添加が、これの良好な操作に影響を及ぼすのみならず、加えてまた、塩化ビニリデンポリマーに特有である、そして塩化ビニルポリマーによって示されない、優れたガスおよび臭気透過性特性に有害な結果をもたらすかもしれないことは、なお塩化ビニリデンの重合の当業者によく知られている。このように、イルガノックス(IRGANOX)(登録商標)化合物の系統からの化合物の組み込みが塩化ビニリデンの重合を妨げる影響を有することは既に観察されてきた。
欧州特許出願公開第264 982A号明細書はそれ自体、1つ以上のコモノマーを場合により加えて、ハロゲン化ビニルモノマー(特に塩化ビニリデン)の存在下にイオンルートによって含酸素複素環モノマーを重合させることにある第1工程で、ならびに第1工程の終わりに得られた含酸素複素環化合物のポリマーを単離することなしに、水性分散系でおよび第1工程からの重合媒体の存在下にラジカルルートによって、前記ハロゲン化ビニルを、第1工程中に既に存在した、そのコモノマーを場合により加えて重合させることにある第2工程で、含酸素複素環化合物のポリマーによって変性される、塩化ビニリデンポリマーをはじめとする、ハロゲン化ビニルポリマーを製造することにある方法を提案した。
この方法は、前述の混合プロセスによって提示される欠点を回避することを可能にするが、それは依然としてなお、実施するのが複雑であり、かつ、それが比較的長い重合時間を伴う限りにおいて低い生産性によって特徴付けられ、その結果としてそれが経済的にそれほど有利であるわけでなく、それ故工業的規模で実行可能ではない方法のままである。
それ故、先行技術の方法によって提示される欠点を持たず、そして熱安定性について必要とされる特性によって特徴付けられ、かつ、酸素および二酸化炭素バリアについて必要とされる特性によって特徴付けられるフィルムの製造をもたらす塩化ビニリデンポリマーの組成物を得ることをさらに可能にする、特に二酸化炭素バリアと酸素バリアとの良好なバランスによって、および長期にわたる酸素バリアのより良好な安定性によって特徴付けられる、塩化ビニリデンポリマーと少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーとの組成物の製造方法を見いだすことが依然として必要とされている。
この目的のために、本発明は、
a)塩化ビニリデンと、それと共重合可能である少なくとも1つのコモノマーとの重合による塩化ビニリデンポリマーの製造中に、塩化ビニリデン重合の媒体以外の媒体中で予め形成された、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが加えられる工程と、
b)場合により、加えて、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが工程a)の終わりに単離された塩化ビニリデンポリマーに加えられる工程と
による塩化ビニリデンポリマーと少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーとの組成物の製造方法に関する。
表現「塩化ビニリデンポリマー」は、塩化ビニリデンホモポリマーおよびまたコポリマーを意味すると理解される。本発明による塩化ビニリデンポリマーは、有利には塩化ビニリデンコポリマーである。
表現「塩化ビニリデンコポリマー」は、主モノマーである、塩化ビニリデンとそれが共重合可能である少なくとも1つのコモノマーとのコポリマーを意味すると理解される。
塩化ビニリデンと共重合可能であるコモノマーのうちで、非限定的に、塩化ビニル、例えば酢酸ビニルなどのビニルエステル、ビニルエーテル、アクリル酸、エステルおよびアミド、メタクリル酸、エステルおよびアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、スチレン誘導体、ブタジエン、例えばエチレンおよびプロピレンなどのオレフィン、イタコン酸ならびに無水マレイン酸、しかしまた、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)またはその塩の1つ、例えばナトリウム塩、2−スルホエチルメタクリル酸(2−SEM)またはその塩の1つ、例えばナトリウム塩、およびメタクリレート末端ポリプロピレングリコールのホスフェートエステル(ローディア(Rhodia)製の製品シポマー(SIPOMER)PAM−200などの)またはその塩、例えばナトリウム塩などの共重合可能な界面活性剤もまた言及されてもよい。
本発明による塩化ビニリデンポリマーは好ましくは、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンと塩化ビニルおよび/または無水マレイン酸、イタコン酸および一般式:
CH2=CR12
(式中、R1は水素およびメチル基から選択され、そしてR2は−CN基および−CO−R3基から選択され、ここで、R3は−OH基と1つ以上の−OH基を場合により有する1〜18個の炭素原子を含有する線状または分岐アルキル基、2〜10個の炭素原子を含有するエポキシアルキル基および計2〜10個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル基から選択されたR4の−O−R4基とから選択され、そして最終的にR4はまた、−NR56基から選択され、ここで、同じまたは異なるものである、R5およびR6は、水素および、1〜10個の炭素原子を含有する、場合により1つ以上の−OH基、前述の共重合可能な界面活性剤およびメタクリレート末端ポリプロピレングリコールのホスフェートエステルまたはその塩の1つ、例えばナトリウム塩を有する、アルキル基から選択される)
に相当する(メタ)アクリルモノマーから選択された少なくとも1つのモノマーから選択された少なくとも1つのコモノマーとからなるコポリマーである。
本発明による塩化ビニリデンポリマーは特に好ましくは、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンと塩化ビニルおよび/または一般式:
CH2=CR12
(式中、R1は水素およびメチル基から選択され、そしてR2は−CO−R3基であり、ここで、R3は−OH基と1つ以上の−OH基を場合により有する1〜18個の炭素原子を含有する線状または分岐アルキル基、2〜10個の炭素原子を含有するエポキシアルキル基および計2〜10個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル基から選択されたR4の−O−R4基とから選択される)
に相当する(メタ)アクリルモノマーから選択された少なくとも1つのモノマーから選択された少なくとも1つのコモノマーとからなるコポリマーである。
本発明による塩化ビニリデンポリマーはより特に好ましくは、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンと一般式:
CH2=CR12
(式中、R1は水素およびメチル基から選択され、そしてR2は−CO−R3基であり、ここで、R3は−OH基と1つ以上の−OH基を場合により有する1〜18個の炭素原子を含有する線状または分岐アルキル基、2〜10個の炭素原子を含有するエポキシアルキル基および計2〜10個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル基から選択されたR4の−O−R4基とから選択される)
に相当する(メタ)アクリルモノマーから選択された少なくとも1つのコモノマーとからなるコポリマーである。
一般式:
CH2=CR12
に相当するコモノマーのうちで、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸およびメタクリル酸が言及されてもよい。
本発明による塩化ビニリデンポリマーは最も特に好ましくは、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンとアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルおよびメタクリル酸2−エチルヘキシルから選択された少なくとも1つのコモノマーとからなるコポリマーである。
非常に良好な結果を与える本発明による1つの塩化ビニリデンポリマーは、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンとアクリル酸メチルとからなるコポリマーである。
有利には、塩化ビニリデンコポリマー中の塩化ビニリデンの量は50〜95質量%、好ましくは60〜95質量%、特に好ましくは70〜95質量%、より特に好ましくは80〜95質量%と変わる。
有利には、塩化ビニリデンコポリマー中の塩化ビニルの量は0.5〜50質量%、好ましくは5〜40質量%、特に好ましくは5〜30質量%、より特に好ましくは5〜20質量%と変わる。
有利には、塩化ビニリデンコポリマー中のアクリル酸メチルの量は5〜50質量%、好ましくは5〜40質量%、特に好ましくは5〜30質量%、より特に好ましくは5〜20質量%と変わる。
表現「ε−カプロラクトンポリマー」は、ε−カプロラクトン(または2−オキセパノン)のホモポリマーおよびそれと少なくとも1つの他のコモノマーとのコポリマーの両方を意味すると理解される。
ε−カプロラクトンポリマーは互いに異なる構造を有してもよい。このように、それらは、例えば、それらの製造方法、特に使用される重合開始剤を考慮して線状または分岐構造を有してもよい。それらが分岐構造を有するとき、それらは特に、3または4もの分岐を有する構造の形態にあってもよい。それらの鎖端はヒドロキシル基あるいはカルボン酸基であってもよい。
それらの分子量に応じて、ε−カプロラクトンポリマーは室温で固体(粉末もしくは顆粒)の形態に、粘稠な製品(ペースト、ワックスなど)の形態に、または液体の形態にあってもよい。
一般に、分子量が10,000g/モルより大きいε−カプロラクトンポリマーは室温で固体形態にあるが、分子量が10,000g/モル以下のものはその代わりに粘稠な製品または液体の形態にある。
表現「分子量」は、数平均分子量を意味すると理解される。
分子量が10,000g/モルより大きいε−カプロラクトンポリマーは好ましくは、15,000g/モル以上、特に好ましくは20,000g/モル以上の分子量によって特徴付けられる。これらの同じポリマーは好ましくは、100,000g/モル以下、特に好ましくは80,000g/モル以下の分子量によって特徴付けられる。
分子量が10,000g/モル以下のε−カプロラクトンポリマーは好ましくは、9000g/モル以下、特に好ましくは8500g/モル以下、より特に好ましくは8000g/モル以下の分子量によって特徴付けられる。これらの同じポリマーは好ましくは、150g/モル以上、特に好ましくは200g/モル以上の分子量によって特徴付けられる。
分子量が10,000g/モル以下のε−カプロラクトンポリマーは好ましくは、60℃で9500mPa・s以下、特に好ましくは8000mPa・s以下、より特に好ましくは7000mPa・s以下、最も特に好ましくは5000mPa・s以下の粘度によって特徴付けられる。
本発明による組成物を製造するために特に好適である幾つかのε−カプロラクトンポリマーは、商標カパ(CAPA)(登録商標)でソルベー・インテロックス社(Solvay Interox Limited)によって販売されるε−カプロラクトンポリマーである。
本発明による方法の工程a)によれば、塩化ビニリデンと、それと共重合可能である少なくとも1つのコモノマーとの重合による塩化ビニリデンポリマーの製造中に、塩化ビニリデン重合の媒体以外の媒体中で予め形成された、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが加えられる。
表現「少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマー」は、1つ以上のε−カプロラクトンポリマーが加えられることを意味すると理解される。
表現「塩化ビニリデン重合の媒体以外の媒体中で予め形成された」は、ε−カプロラクトンポリマーが塩化ビニリデン重合媒体中で製造されず、それが塩化ビニリデンポリマーの前におよびそれとは独立して、別の重合媒体中で製造され、それが塩化ビニリデンを次に重合させる媒体中へ加えられる前にそれから単離されたことを意味すると理解される。それ故、ε−カプロラクトンポリマーは有利には、それが塩化ビニリデン重合媒体に加えられる前に製造されたポリマーである。
塩化ビニリデンと、それと共重合可能である少なくとも1つのコモノマーとの重合のための任意のルートが用いられてもよい。好ましくは、工程a)による重合は水性分散系でラジカルルートによって実施される。
表現「水性分散系での重合」は、重合プロセスが少なくとも1つの界面活性剤の存在下に水中で行われることを意味すると理解される。
表現「少なくとも1つの界面活性剤」は、重合プロセスが1つ以上の界面活性剤の存在下に行われてもよいことを意味すると理解される。
用語「界面活性剤」は、その構造中に1つもしくは幾つかの親水性部分と1つもしくは幾つかの疎水性部分とを有する任意の化合物を意味すると理解される。この親水性/疎水性バランスは、分散系および水相中での有機相の安定化を提供することを可能にする界面活性を界面活性剤に与える。
界面活性剤のうちで、保護コロイドまたは懸濁剤(本明細書で以下分散系と呼ばれる)とも呼ばれる、分散剤が、また乳化剤も言及されてもよい。
表現「水性分散重合」は、水性懸濁液でのラジカル重合、水性ミクロ懸濁液でのラジカル重合、水性エマルジョンでのラジカル重合および水性ミニエマルジョンでのラジカル重合を意味すると理解される。
表現「水性懸濁液でのラジカル重合」は、界面活性剤としての分散剤と油溶性ラジカル発生剤との存在下に水性媒体中で行われる任意のラジカル重合法を意味すると理解される。
均質化水性分散系での重合とも呼ばれる、表現「水性ミクロ懸濁液での重合」は、油溶性ラジカル発生剤が使用され、そしてモノマー小滴のエマルジョンが強力な機械撹拌によって製造され、かつ、界面活性剤としての乳化剤の存在によって特徴付けられる任意のラジカル重合法を意味すると理解される。
表現「水性エマルジョンでのラジカル重合」は、界面活性剤としての乳化剤と油溶性ラジカル発生剤との存在下に水性媒体中で行われる任意のラジカル重合法を意味すると理解される。水性エマルジョンでの重合はまた、アブイニシオ・エマルジョンでの重合と呼ばれることもある。
表現「水性ミニエマルジョンでの重合」は、油溶性ラジカル発生剤および/または水溶性ラジカル発生剤と同様に疎水性試剤とが使用され、そしてモノマー小滴のエマルジョンが強力な機械撹拌によって製造され、かつ、界面活性剤としての乳化剤と場合により分散剤との存在によって特徴付けられる任意のラジカル重合法を意味すると理解される。
工程a)による重合は特に好ましくは、水性懸濁液でラジカルルートによって実施される。
分散剤の例として、部分的に加水分解されたポリ酢酸ビニル、ゼラチン、デンプン、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル/無水マレイン酸コポリマー、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエーテルの水溶性誘導体が言及されてもよい。
好ましくは、分散剤は、セルロースエーテルの水溶性誘導体である。それらのうちで、メチルヒドロキシプロピルセルロースが特に好ましい。
ラジカル発生剤の例として、ジアゾ化合物、過酸化物およびジアルキルジフェニルアルカンが言及されてもよい。
ジアゾ化合物および過酸化物が好ましい。
表現「油溶性ラジカル発生剤」は、モノマーに可溶なラジカル発生剤を意味すると理解される。
油溶性ジアゾ化合物の例として、
−2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、
−2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、
−(1−フェニルエチル)アゾジフェニルメタン、
−2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
−ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、
−1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、
−2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
−2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、
−2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、および
−2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)
が言及されてもよい。
油溶性過酸化物の例として
−ジラウロイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシドおよびジデカノイルペルオキシドなどのジアシルペルオキシド、
−スクシノイルペルオキシド、
−クミルヒドロペルオキシドおよび第三アミルヒドロペルオキシドなどの有機ヒドロペルオキシド、
−ジエチルペルオキシジカーボネート、ジイソプロピルペルオキシジカーボネート、ジミリスチルペルオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、ジ[2−エチルヘキシル]ペルオキシジカーボネート、ジ[4−第三ブチル]シクロヘキシルペルオキシジカーボネートおよびジセチルペルオキシジカーボネートなどのジアルキルペルオキシジカーボネート、ならびに
−t−アミルパーピバレート、t−ブチルパーピバレート、t−アミルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペルオキシネオデカノエートおよびクミルペルオキシネオデカノエートなどのパーエステル
が言及されてもよい。
本発明による方法では、工程a)による重合は、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーの添加に加えて、有利には、
a1)重合のために必要とされる原材料の少なくとも1つの画分およびまた、場合より、少なくとも1つの添加剤が反応器へ導入される工程と、
a2)反応器の内容物が、少なくとも1つの添加剤を場合により添加して、前記原材料の残りを場合により導入しながら反応させられ、そして、反応後に、残存モノマーを含有するスラリーが得られる工程と、
a3)残存モノマーが、少なくとも1つの添加剤を場合により添加して、工程a2)で得られたスラリーから除去され、そして残存モノマーを除かれたスラリーが得られる工程と、
a4)塩化ビニリデンポリマーが工程a3)で得られたスラリーから単離される工程と
による工程に分かれる。
本発明による方法の工程a1)によれば、重合のために必要とされる原材料の少なくとも1つの画分およびまた、場合により、少なくとも1つの添加剤が反応器へ導入される。
表現「原材料」は、重合のために必要とされる原料全て、特に水、分散剤、ラジカル発生剤、塩化ビニリデンおよびそれと共重合可能であるコモノマーを意味すると理解される。
原材料は、工程a1)中に任意の順番で導入されてもよい。
用語「添加剤」は、得られる塩化ビニリデンポリマーの特性を改善することを意図される、重合に不活性な、任意の化合物を意味すると理解される。
工程a1)への少なくとも1つの添加剤の添加は任意である。好ましくは、工程a1)へ少なくとも1つの添加剤は加えられる。
表現「重合のために必要とされる原材料の少なくとも1つの画分およびまた、場合により、少なくとも1つの添加剤」は、原材料の少なくとも幾らかおよび場合により少なくとも1つの添加剤が工程a1)に加えられることを意味すると理解される。
本発明による方法の工程a2)によれば、反応器の内容物は有利には、少なくとも1つの添加剤を任意に添加して、前記原材料の残りを場合により導入しながら反応させられ、そして、反応後に、残存モノマーを含有するスラリーが得られる。
反応器の内容物を工程a2)により反応させるために、ラジカルがその内部で発生する手段が有利には用いられる。この目的のために、反応器の太陽物を加熱すること、またはそれを強力な光放射に露光させることが特に可能である。好ましくは、反応器の内容物は加熱される。
反応器の内容物が反応させられる温度は有利には少なくとも30℃に等しい。加えて、それは高くても200℃、好ましくは高くても120℃、特に好ましくは高くても80℃に等しい。
有利には、工程a2)は、塩化ビニリデンとそれが共重合可能であるコモノマーとがある程度反応してしまうまで続行される。工程a2)は、モノマーの転化率が好ましくは少なくとも80%になるまで続行される。工程a2)は、モノマーの転化率が好ましくは高くても100%になるまで続行されるであろう。
重合のために必要とされる原材料の残りは場合により工程a2)中に導入される。好ましくは、重合のために必要とされる原材料は全て、工程a1)中に導入される。
工程a2)への少なくとも1つの添加剤の添加は任意である。好ましくは、工程a2)へ少なくとも1つの添加剤は加えられない。
工程a2)の終わりに、残存モノマーを含有するスラリーが有利には得られる。
表現「残存モノマー」は、反応しなかった、かつ、重合媒体中に存在するモノマーを意味すると理解される。
本発明による方法の工程a3)によれば、残存モノマーは、少なくとも1つの添加剤を任意に添加して、工程a2)で得られたスラリーから除去され、残存モノマーを除かれたスラリーが得られる。
工程a2)で得られたスラリーから残存モノマーを除去する任意の手段が用いられてもよい。好ましくは、工程a2)で得られたスラリーからの残存モノマーの除去(ストリッピングとして知られる)は、減圧下にストリッピングすることによって、あるいは減圧およびスラリー中への水蒸気の同時注入下にストリッピングすることによって実施される。有利には、上述のストリッピングに冷却段階が続く。
工程a3)への少なくとも1つの添加剤の添加は任意である。必要に応じて、添加剤は、ストリッピング段階の初めに、これが進行中であるときに、またはストリッピング段階後に、言い換えれば冷却段階中に導入されてもよいが、開始時の添加が好ましい。好ましくは、工程a3)への少なくとも1つの添加剤の添加は行われない。
工程a3)の終わりに、残存モノマーを除かれたスラリーが有利には得られる。
本発明による方法の工程a4)によれば、塩化ビニリデンポリマーは有利には工程a3)で得られたスラリーから単離される。
工程a4)は好ましくは、工程a3)で得られたスラリーを濾過し、引き続く濾過後に得られたケーキの洗浄および乾燥によって実施される。
本発明による方法では、工程a)による重合は、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーの添加に加えて、好ましくは
a1)重合のために必要とされる原材料の全ておよびまた少なくとも1つの添加剤が反応器へ導入される工程、
a2)反応器の内容物が反応させられ、反応後に、残存モノマーを含有するスラリーが得られる工程と、
a3)残存モノマーが工程a2)で得られたスラリーから除去され、残存モノマーを除かれたスラリーが得られる工程と、
a4)塩化ビニリデンポリマーが工程a3)で得られたスラリーから単離される工程と
による工程に分かれる。
工程a)によれば、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが加えられる。少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーはそれ故、工程a)を構成する任意の工程、すなわち工程a1)、工程a2)、工程a3)もしくは工程a4)に、またはこれらの工程の幾つかに導入されてもよい。好ましくは、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーは、工程a1)中に、工程a3)中に、またはこれらの工程のそれぞれに導入される。
第1の特に好ましい変形によれば、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーは、原材料および少なくとも1つの添加剤と同時に工程a1)中に導入される。より特に好ましくは、単一のε−カプロラクトンポリマーが原材料および少なくとも1つの添加剤と同時に工程a1)中に導入される。
ε−カプロラクトンポリマー、原材料および添加剤は任意の順番で導入されてもよい。こうして、ε−カプロラクトンポリマーは、水、ラジカル発生剤および分散剤の後に、塩化ビニリデンおよびそれが共重合可能であるコモノマーの前に、そして添加剤の前に、後にまたはそれとの混合物として導入されてもよい。それらは、加えて、水の後に、ラジカル発生剤、分散剤ならびに塩化ビニリデンおよびそれが共重合可能であるコモノマーの前に、そして添加剤の前に、後にまたはそれとの混合物として導入されてもよい。それらは、加えて、ラジカル発生剤の後に、塩化ビニリデンおよびそれが共重合可能であるコモノマー、水ならびに分散剤の後に、そして添加剤の前に、後にまたはそれとの混合物として導入されてもよい。それらはまた、水、ラジカル発生剤、分散剤および場合により塩化ビニリデンと共重合可能なコモノマーの少なくとも幾らかの後に、そして添加剤、塩化ビニリデンの少なくとも幾らかおよび場合によりそれが共重合可能であるコモノマーの少なくとも幾らかとのプレミックスとして導入されてもよく、可能性がある残りの塩化ビニリデンが次にプレミックスの後に導入される。
ε−カプロラクトンポリマーはそれ故、独立してかまたは工程a1)に導入される添加剤の1つ以上との混合物として、また工程a1)に導入される添加剤の1つ以上ならびにモノマー(塩化ビニリデンおよびそれが共重合可能であるコモノマー)の少なくとも幾らかとの混合物として導入されてもよい。後者の場合が特に有利である。
第2の特に好ましい変形によれば、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーは工程a3)中に加えられる。より特に好ましくは、単一のε−カプロラクトンポリマーが工程a3)中に加えられる。
それらが工程a3)中に導入されるとき、ε−カプロラクトンポリマーは、ストリッピング段階の初めに、これが進行中であるときに、またはストリッピング段階後に、言い換えれば冷却段階中に導入されてもよい。
第1の特に好ましい変形は、第2の特に好ましい変形より好ましい。
工程a)によれば、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが加えられる。これは、10,000g/モル以下の分子量で、または10,000g/モルより大きい分子量によって特徴付けられてもよい。
本発明による塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法は、工程a)中に加えられるε−カプロラクトンポリマーの少なくとも1つが10,000g/モル以下の分子量によって特徴付けられるときに特に好適である。
本発明による塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法は、単一のε−カプロラクトンポリマーが工程a)中に加えられ、そして10,000g/モル以下の分子量によって特徴付けられるときに最も特に好適である。
本発明による方法の工程b)によれば、場合により、加えて、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーは工程a)の終わりに回収された塩化ビニリデンポリマーに加えられる。ε−カプロラクトンポリマーは、10,000g/モル以下の分子量によって、または10,000g/モルより大きい分子量によって特徴付けられる。
好ましくは、場合により、加えて、単一のε−カプロラクトンポリマーは工程a)の終わりに回収された塩化ビニリデンポリマーに加えられる。これは、10,000g/モル以下の分子量によって、またはこの値より大きい分子量によって特徴付けられる。好ましくは、これは、10,000g/モルより大きい分子量によって特徴付けられる。
工程b)中の任意の添加は、予混合による混合によって実施される。
用語「予混合」は、ミキサーの使用を含み、かつ、本発明による組成物の様々な成分の混合を実施することを可能にする任意の方法を意味すると理解される。
第1の好ましい方法は、ダブルチャンバー高速ミキサーを用いる。こうして、(1)工程a)の終わりに単離された塩化ビニリデンポリマーの全ておよび場合により固体添加剤の幾らかが有利には第1の加熱および撹拌チャンバーへ導入される。(2)補助溜めで温度調整された、液体添加剤および/またはε−カプロラクトンポリマーが次に有利には、ホットチャンバー中の温度が目標値に達したときに導入される。固体添加剤もまた、この工程中に導入されてもよい。(3)目標温度に達してから、混合物は次に有利には、同様に撹拌されている、かつ、低温水が循環する外套を有する、第2のコールドチャンバーへ移される。(4)混合物は有利には、設定温度まで撹拌され続ける。この段階の間、固体添加剤および/またはε−カプロラクトンポリマーの1つもしくは幾つがまた、好ましくは工程(4)の初めに加えられてもよい。(5)チャンバーの内容物が冷却されたら、チャンバーは空にされる。
第2の方法は有利には、蒸気が注入されてもよい、低速回転を有し、場合により減圧下にある、単一の外套付きチャンバーからなる、パタスン・コナフォーム(Patterson CONAFORM)(登録商標)タイプの低速ミキサーを用いる。その工程は第1の方法の工程とかなり類似しており、工程a)の終わりに単離された塩化ビニリデンポリマーおよび場合により固体添加剤の幾つかを、チャンバーを加熱する前に導入して、予熱された液体添加剤を、一定温度に達したときにそして規定温度でおよび一定期間の均質化後に添加して、そして最後に、1つもしくは幾つかの固体添加剤を導入することが依然として可能である冷却段階を開始するものである。
ε−カプロラクトンポリマーの総量は有利には、組成物の総質量に対して1〜50質量%である。
ε−カプロラクトンポリマーの総量は有利には、組成物の総質量に対して少なくとも1、好ましくは少なくとも2、特に好ましくは少なくとも3質量%である。
ε−カプロラクトンポリマーの総量は有利には、組成物の総質量に対して50質量%以下、好ましくは30質量%以下、特に好ましくは20質量%以下、より特に好ましくは15質量%以下である。
組成物の総質量に対して3〜15質量%の総量のε−カプロラクトンポリマーが最も特に好ましい。
好ましくは、本発明による方法は、工程b)が行われるようなものである。これは有利には、ε−カプロラクトンポリマーの総量が非常に大きい場合である。総量の幾らかはそのとき好ましくは工程a)中に、そして残りは工程b)中に加えられる。特に好ましくは、総量の少なくとも50質量%、より特に好ましくは少なくとも55質量%、最も特に好ましくは少なくとも60質量%は工程a)中に加えられる。
加えられてもよい添加剤のうちで、熱安定剤、着色剤、UV安定剤、無機充填剤、滑剤または加工助剤、酸化防止剤および一般的に使用される塩素または酸素捕捉剤が言及されてもよい。
特に有益な一添加剤はエポキシ化大豆油である。
第1実施形態によれば、本発明による方法は有利には、エポキシ化大豆油が原材料と同時に工程a1)中に添加剤として加えられることを特徴とする。エポキシ化大豆油は独立してかまたはε−カプロラクトンポリマーとの混合物として導入されてもよい。
好ましくは、第1実施形態によれば、本発明による方法は、組成物の総質量に対して0.1〜7質量%の量のエポキシ化大豆油が原材料と同時に工程a1)中に添加剤として加えられることを特徴とする。
第2実施形態によれば、本発明による方法は有利には、エポキシ化大豆油が工程a3)中に添加剤として加えられることを特徴とする。エポキシ化大豆油は独立してかまたはε−カプロラクトンポリマーとの混合物として導入されてもよい。
好ましくは、第2実施形態によれば、本発明による方法は、組成物の総質量に対して0.1〜7質量%の量のエポキシ化大豆油が工程a3)中に添加剤として加えられることを特徴とする。
第1および第2実施形態により加えられるエポキシ化大豆油の量は有利には、組成物の総質量に対して少なくとも0.1、好ましくは少なくとも0.2、特に好ましくは少なくとも0.5、より特に好ましくは少なくとも1、最も特に好ましくは少なくとも1.5質量%である。
第1および第2実施形態により加えられるエポキシ化大豆油の量は有利には、組成物の総質量に対して7質量%以下、好ましくは6質量%以下、特に好ましくは5質量%以下、より特に好ましくは4質量%以下、最も特に好ましくは2.5質量%以下である。
組成物の総質量に対して1.5〜2.5質量%のエポキシ化大豆油の総量が最も特に好ましい。
第1実施形態が第2実施形態より好ましい。
本発明の別の主題は、本発明による製造方法によって製造された組成物の使用を含む物品の製造方法である。
物品はフィルム、フォイル、シート、単層もしくは多層フィルムまたは成形物体であってもよい。好ましくは、物品は単層もしくは多層フィルムである。これらは伸縮自在であってもなくてもよい。
本発明の別の主題は、本発明による製造方法によって製造された組成物を含む単層もしくは多層フィルムである。
単層もしくは多層フィルムは好ましくは、本発明による製造方法によって製造された組成物を含むバリア層を含む。
本発明によるフィルムは、キャストフィルムまたはブロー成形フィルムであってもよい。それは伸縮自在であってもなくてもよい。
最後に、本発明の主題は、本発明によるフィルムから形成されたパッケージングまたはバッグである。
パッケージングまたはバッグは、任意の使用向けであってもよい。好ましくは、それは食品包装または医療用途向けである。
それが食品包装向けであるとき、それは好ましくは、チーズまたは他の食品の包装向けである。
それが医療用途向けであるとき、それは好ましくはオストミーパウチの製造向けである。
特に好ましくは、それは食品包装向けである。より特に好ましくは、それはチーズ包装向けである。
本発明による塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法は、実施することが簡単で、容易であり、高い再現性を特徴とし、ひいてはその結果として経済的に有利であり、工業的に実行可能であるという利点を有する。
本方法はまた有利には、二酸化炭素透過速度対酸素透過速度の比が先行技術で製造されたフィルムについてより高いような二酸化炭素バリアによって特徴付けられるフィルムを得ることを可能にする塩化ビニリデンポリマー組成物を得ることを可能にすることを特徴とする。これらの組成物はまた、非常に良好な押出性によっても特徴付けられる。
得られたフィルムはまた有利には、長期にわたる酸素および二酸化炭素バリアの変化が先行技術で製造されたフィルムに対して減少することを特徴とする。
以下の実施例は、本発明を例示するものであり、その範囲を限定するものではない。
ε−カプロラクトンポリマーの量の測定
塩化ビニリデンポリマーの組成物中のε−カプロラクトンポリマーの量は、物質収支によってか、またはトリクロロベンゼンに溶解した組成物の、およびオクタメチルシクロテトラシロキサンを内部標準として用いるプロトンNMRスペクトルの積分によって測定した。
エポキシ化大豆油の量の測定
塩化ビニリデンポリマーの組成物中のエポキシ化大豆油の量は、物質収支によってか、またエポキシ化大豆油標準を用いる薄層クロマトグラフィーによって測定した。クロマトグラフィーにかけるサンプルは、塩化ビニリデンポリマーの組成物のテトラヒドロフランへの溶解、引き続くメタノール中での沈澱操作によって得た。沈澱した部分を次に濾過し、テトラヒドロフランの溶液へ戻した後2回目の沈澱にかけた。2つの可溶性画分を次に一緒にし、エバポレーターを用いて蒸発させた。得られた濃縮物を薄層クロマトグラフィーにかけた。移行後に、顕色剤を使用し、デンシトメトリー測定を実施した。
塩化ビニリデンポリマー組成物の熱安定性の測定
熱安定性測定の原理は、応力下でのその挙動を分析するために混合チャンバーで塩化ビニリデンポリマー組成物を処理すること、および押出機で使用できるその能力について判断することにある。
測定のために用いた機械は、ブラベンダー(Brabender)PL2100プラスチ−コーダー(Plasti−Corder)機であった。
測定を実施するために、機械の混合チャンバーの上方に置かれたホッパーを95gのサンプルで満たした。サンプルの全体が混合チャンバーへ導入されるように、ゲージを用いてホッパー一面に圧力をかけた。力スケールでのトルク(Nm)の特定を実施してゲージで圧力を止めることができた。ゲージおよびホッパーを次に取り外した。混合チャンバーへのサンプルの導入は、試験のおよび時間カウントダウンの自動開始点を構成した。トルクおよび材料温度(設定点に関して±5℃)の変動を、試験の継続期間の全体にわたって監視した。
サンプルを、6分後におよびその後試験の継続期間の全体にわたって3分毎に取り出し、これをトルク勾配の変化後の5〜10分まで行った。取り出した材料を次にボール状にし、プレス中に1分間入れた。こうして得たペレットを次に、口径パンチ(calibre punch)を用いて直径に沿って特別な目的のためにカットし、試験加工シートに接合した。分解段階は、ペレットの暗褐色着色によるか、トルク曲線の勾配の変化によるかのどちらかで視覚化された。トルク勾配の変化後5〜10分間の試験続行は、分解点および対応する温度のより容易なおよびより正確な測定を可能にした。測定されるような熱安定性はそれ故、分解点に対応する、分単位で表される時間である。
塩化ビニリデンポリマー組成物からのフィルムの製造
フィルムを、以下の例によって該当する塩化ビニリデンポリマー組成物から製造した。
このために、3層フィルムA/B/A(A=エクソン・モービル(Exxon Mobil)製のエチレン/酢酸ビニルポリマー・エスコレン(ESCORENE)(登録商標)UL2020、B=塩化ビニリデンポリマー組成物である)を、2つの押出機、4つの温度ゾーンのフィードブロックおよび200×0.6mmシートダイを用いる共押出によって製造した。ダイを出るとすぐに、フィルムを冷却し、3−ロールカレンダーによって縦方向に、程度の差はあるが延伸した。
試験する各塩化ビニリデンポリマー組成物について、10〜60μmと変わる厚さの7つのフィルムを、フィルムの延伸率を変えることによって製造した。
これらの7つのフィルムのそれぞれの半分を冷蔵庫中10℃未満で保管し(本明細書では以下フレッシュフィルムと呼ぶ)、他の半分をオーブン中40℃で2日間処理し、次に23℃および50%相対湿度で保管した(本明細書では以下エージングしたフィルムと呼ぶ)。
フィルムの酸素透過速度の測定
本方法の原理は、規定の温度および相対湿度について、単位時間および単位面積当たり、塩化ビニリデンポリマー組成物のフィルムを通過する酸素の量を測定することにある。
このために、フィルムをセルに、それがこのセルを2つに分けるように置いた。第1部分に酸素を供給し、第2部分を窒素でフラッシュした。フィルムを通過した酸素を、窒素によって電量検出器に運んだ。こうして電量検出器により単位時間当たりの酸素の量を測定した。セルの表面積を求めてから、1日当たりおよび1m2当たりのcm3単位での酸素の量が求められた。
用いた機械は、25℃および85%相対湿度に調整された、オックス−トラン(OX−TRAN)1000−Hヒュミディコン(H HUMIDICON)(モコン(Mocon))機械であった。
フレッシュフィルムを冷蔵庫から取り出し、機械の様々な測定セルに入れる前に23℃および50%相対湿度で24時間置いた。
23℃および50%相対湿度で保管した、エージングしたフィルムに関する測定をフレッシュフィルムと同様に実施した。
フィルムの層Bの厚さを、酸素透過速度の測定を実施する前に測定した。
酸素透過速度を、各塩化ビニリデンポリマー組成物について製造した、異なる厚さの7つのフィルムについて測定し、こうして7つの酸素透過性測定値を与えた。
厚さに応じた透過速度の対数回帰を次に、10μmの層Bの標準厚さについての透過速度を計算するために実施した。
フレッシュフィルムについての酸素透過速度の値(PO2フレッシュ)およびエージングしたフィルムについての酸素透過速度の値(PO240°,2日)をこのように測定した。酸素透過速度はそれ故、25℃で10μmの厚さについてcm3/m2・日・気圧の単位で表される。
比[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(%単位)(デルタPO2と呼ばれる)もまた求めた。
二酸化炭素透過性の測定
本方法の原理は、規定の温度および相対湿度について、単位時間および単位面積当たり、塩化ビニリデンポリマー組成物のフィルムを通過する二酸化炭素の量を測定することである。
このために、フィルムをセルに、それがこのセルを2つに分けるように置いた。第1部分に二酸化炭素を供給し、第2部分を窒素でフラッシュした。フィルムを通過した二酸化炭素を、窒素によって電量検出器に運んだ。こうして電量検出器により単位時間当たりの二酸化炭素の量を測定した。セルの表面積を求めてから、1日当たりおよび1m2当たりのcm3単位での二酸化炭素の量が求められる。
用いた機械は、25℃および50%相対湿度に調整された、パーマトラン(Permatran)C4(モコン(Mocon))機械であった。
23℃および50%相対湿度で保管した、エージングしたフィルムを、機械の様々な測定セルに入れた。フィルムの層Bの厚さを、二酸化炭素過速度の測定を実施する前に測定した。
二酸化炭素透過速度を、各塩化ビニリデンポリマー組成物について製造した、異なる厚さの3つのフィルムについて測定し、こうして3つの二酸化炭素透過性測定値を与えた。
厚さに応じた透過速度の対数回帰を次に、10μmの層Bの標準厚さについての透過速度を計算するために実施した。
エージングしたフィルムについての二酸化炭素透過速度の値(PCO240°,2日)をこのように測定した。二酸化炭素透過速度はそれ故、25℃で10μmの厚さについてcm3/m2・日・気圧の単位で表される。
ε−カプロラクトンポリマー
使用したε−カプロラクトンポリマーは、
−室温でワックスの形態にあり(それがわずかに加熱されたときに無色透明になり)、そして線状構造、1000g/モルの分子量、60℃で150mPa・sの粘度および30〜40℃の融点によって特徴付けられるカパ(登録商標)PL1000ポリマー、
−室温でワックスの形態にあり、そして(3分岐)星形構造、2000g/モルの分子量、60℃で355mPa・sの粘度および40〜50℃の融点によって特徴付けられるカパ(登録商標)3201ポリマー、ならびに
−室温でワックスの形態にあり、そして線状構造、4000g/モルの分子量、60℃で1670mPa・sの粘度および55〜60℃の融点によって特徴付けられるカパ(登録商標)2403ポリマー。塩化ビニリデンの重合中のその組み込みを容易にするために、ポリマー・カパ(登録商標)2403を、約3mmの小片へカットしてしまった後に、かつ、その粒子が100〜700μm(平均約500μm)の平均直径によって特徴付けられる粉末を得るために回転ミル(固定子/回転子)中へ次に注入する前に、先ずそれを液体窒素中に浸漬することによって、予め低温で粉砕した(カパ(登録商標)2403Dポリマー)
であった。
実施例1(本発明による)
160rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、21,000gの脱塩水を導入した。次に、135gのジラウロイルペルオキシドおよび1350cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。オートクレーブを次に脱気した。40℃で予め液化させた300gのエポキシ化大豆油、ドラペックス(DRAPEX)392および1050gのカパ(登録商標)PL1000ポリマーを次にオートクレーブへ導入した。次に、塩化ビニリデン(13,744.5g)とアクリル酸メチル(1255.5g)との混合物をオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は92質量%であった。
幾つかのフィルムを次に、前記の方法で、実施例1で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例1で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日、比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)、二酸化炭素透過速度(PCO240°,2日)および比PCO240°,2日/PO240°,2日(比と呼ばれる)を示す。
実施例2(本発明による)
160rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、21,000gの脱塩水を導入した。次に、135gのジラウロイルペルオキシドおよび1350cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。2100gのε−カプロラクトンポリマー・カパ(登録商標)PL1000を次にオートクレーブへ導入した。オートクレーブを次に脱気した。40℃で予め液化させた300gのエポキシ化大豆油、ドラペックス392を次にオートクレーブへ導入した。次に、塩化ビニリデン(13,744.5g)とアクリル酸メチル(1255.5g)との混合物をオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は89質量%であった。
幾つかのフィルムを次に、前に記載した方法で、実施例2で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例2で得られた組成物に関して測定し、上記に記載したように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日、比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)、二酸化炭素透過速度(PCO240°,2日)および比PCO240°,2日/PO240°,2日(比と呼ばれる)を示す。
実施例3(本発明による)
240rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、21,000gの脱塩水を導入した。次に、予め製造し、そして60℃に保った、2100gのカパ(登録商標)3201ポリマーと300gのエポキシ化大豆油、ドラペックス390との混合物をオートクレーブへ導入した。次に、135gのジラウロイルペルオキシドおよび1350cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。オートクレーブを次に脱気した。次に、塩化ビニリデン(13,744.5g)とアクリル酸メチル(1255.5g)との混合物をオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は81質量%であった。
実施例4(本発明による)
160rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、135gのジラウロイルペルオキシドを、次に40℃で予め液化させた300gのエポキシ化大豆油、ドラペックス392、および1050gのカパ(登録商標)PL1000ポリマーを導入した。オートクレーブを次に脱気した。1255.5gのアクリル酸メチルを次に、引き続き13,744.5gの塩化ビニリデンをオートクレーブへ導入した。10,500gの脱塩水を次に、1350cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液の前に、最後に10500gの脱塩水を導入した。
その後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は92質量%であった。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1に示す。表1はまた、実施例4で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
実施例5(本発明による)
110rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた176リットルのオートクレーブへ、91,000gの脱塩水を導入した。次に、650gのジラウロイルペルオキシドおよび5850cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。9100gのε−カプロラクトンポリマー・カパ(登録商標)PL1000を次にオートクレーブへ導入した。オートクレーブを次に脱気した。40℃で予め液化させた1300gのエポキシ化大豆油、ドラペックス392を次にオートクレーブへ導入した。5440.5gのアクリル酸メチルを次に、引き続き59,559.5gの塩化ビニリデンをオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。
実施例6(本発明による)
実施例1を再現したが、1050gのカパ(登録商標)PL1000ポリマーを、原材料と共にではなく、冷却段階中に導入し、それにストリッピングが続いた。温度はそのとき約70℃であった。残存モノマーを除いたスラリーを次に回収し、実施例1に記載したように処理した。
幾つかのフィルムを次に、上記の方法で、実施例6で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例6で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日、比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)、二酸化炭素透過速度(PCO240°,2日)および比PCO240°,2日/PO240°,2日(比と呼ばれる)を示す。
実施例7(比較)
比較として、実施例1を、ε−カプロラクトンポリマーを導入することなく再現した。
幾つかのフィルムを次に、上記の方法で、実施例7で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例7で得られた組成物に関して測定し、上記に記載したように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日、比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)、二酸化炭素透過速度(PCO240°,2日)および比PCO240°,2日/PO240°,2日(比と呼ばれる)を示す。
実施例8(比較)
実施例7で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物に、その総量が組成物の総質量に対して8質量%であるような量のエポキシ化大豆油を添加剤添加した。この添加剤添加は予混合によって実施した。
そのために、実施例7で得られた組成物を、室温でのチャンバーに入れ、600rpmで撹拌した。チャンバーの温度を次に35℃に上げた。35℃の温度に達したときに、55℃に予熱した、エポキシ化大豆油をチャンバーへ導入した。温度を次に70℃に上げた。この温度に達したとき、チャンバーの内容物を、170rpmで撹拌され、そしてチャンバーの内容物を冷却させる水が循環する外套を備えた別のチャンバーに排出した。組成物の温度をこうしてそれ故、30℃未満になるまで低下させた。得られた組成物を次に回収した。
幾つかのフィルムを次に、上記の方法で、実施例8で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例8で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日、比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)を示す。
実施例9(本発明による)
カーボイへ、8400gの塩化ビニリデン、1171.8gのアクリル酸メチル、280gのエポキシ化大豆油ドラペックス392および1078gのカパ(登録商標)2403Dポリマーを導入した。このプレミックスを次に撹拌し、室温で約1時間30分間放置してエポキシ化大豆油およびカパ(登録商標)2403Dポリマーを完全に溶解させた。完全な溶解は、そのとき無色透明な外観によって特徴付けられる、粒子をもはや混合物での分散系中に全く見ることができないときに達成された。
160rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、21,280gの脱塩水を導入した。次に、140gのジラウロイルペルオキシドおよび1820cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。オートクレーブを次に脱気した。塩化ビニリデン/アクリル酸メチル/エポキシ化大豆油/カパ(登録商標)2403Dポリマー・プレミックスを次に、引き続き4428.2gの塩化ビニリデンをオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は94質量%であった。
幾つかのフィルムを次に、上記の方法で、実施例9で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例9で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日および比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)を示す。
実施例10(本発明による)
カーボイへ、9600gの塩化ビニリデン、320gのエポキシ化大豆油ドラペックス392および1232gのカパ(登録商標)2403Dポリマーを導入した。このプレミックスを次に撹拌し、室温で約1時間30分間放置してエポキシ化大豆油およびカパ(登録商標)2403Dポリマーを完全に溶解させた。完全な溶解は、そのとき無色透明な外観によって特徴付けられる、粒子をもはや混合物の分散系中に全く見ることができないときに達成された。
160rpmでの機械撹拌付きおよび温度が15℃に設定された外套を備えた40リットルのオートクレーブへ、21,760gの脱塩水を導入した。次に、160gのジラウロイルペルオキシドおよび2080cm3のメチルヒドロキシプロピルセルロース溶液を導入した。オートクレーブを次に脱気した。1339gのアクリル酸メチルを次に、引き続き塩化ビニリデン/エポキシ化大豆油/カパ(登録商標)2403Dポリマー・プレミックスを、最後に5061gの塩化ビニリデンをオートクレーブへ導入した。
モノマーを導入した後、オートクレーブを72℃に加熱した。重合反応を、オートクレーブでの圧力降下によって示唆されるように、所望の程度の転化率に達するまで続行した。
オートクレーブを開ける前に、残存モノマーを、形成したスラリーのストリッピングによって除去した。ここで、ストリッピングは、減圧(−0.8バール)下に75℃の温度で5時間実施した。オートクレーブを次に冷却し、排出させた。
残存モノマーを除いたスラリーを回収し、それを次に濾過した。得られたケーキを次に水を吹き付けることによって洗浄し、最後に流動床下に乾燥させて塩化ビニリデンポリマーを得た。収率は99.7質量%であった。
幾つかのフィルムを次に、上記の方法で、実施例10で得られた塩化ビニリデンポリマー組成物を使用して製造した。
組成物の総質量に対して質量%単位で表され、そして上に説明されたように測定した、組成物中のエポキシ化大豆油(ESO)の量およびε−カプロラクトンポリマー(PCL)の量を表1および2に示す。表1はまた、実施例10で得られた組成物に関して測定し、上記のように測定した熱安定性データも示す。
表2は一方、上記の方法でフィルムに関して測定した、酸素透過速度PO2フレッシュ、酸素透過速度PO240°,2日および比率[(PO2フレッシュ−PO240°,2日)/PO2フレッシュ]×100(デルタPO2と呼ばれる)を示す。
Figure 0005456471
Figure 0005456471
nd:未測定
従って、本発明による実施例により得られたフィルムは25%未満のデルタPO2によって特徴付けられるが、比較例により得られたフィルムはこの値より上のデルタPO2によって特徴付けられることを観察することができる。それらはそれ故、いかなるε−カプロラクトンポリマーも含有しない組成物からの比較例により得られたフィルムより長期にわたる酸素バリアのより良好な安定性によって特徴付けられる。さらに、それらは、比較例7により得られたフィルムより高いPCO240°,2日/PO240°,2日比によって特徴付けられ、従って増加したPCO2/PO2選択性を反映している。

Claims (18)

  1. a)塩化ビニリデン重合の媒体中での、塩化ビニリデンと、それと共重合可能である少なくとも1つのコモノマーとの重合による塩化ビニリデンポリマーの製造中に、該塩化ビニリデンポリマーの前、かつ、該塩化ビニリデンポリマーとは独立して、該塩化ビニリデン重合の媒体とは別の重合媒体中で製造され、該別の重合媒体から単離された、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが、該塩化ビニリデン重合の媒体中に加えられる工程による塩化ビニリデンポリマーと少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーとの組成物の製造方法であって、
    該塩化ビニリデンポリマーが、少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンと、一般式:CH 2 =CR 1 2
    (式中、R 1 は水素およびメチル基から選択され、そしてR 2 は−CO−R 3 基であり、ここで、R 3 は−OH基と、1〜18個の炭素原子を含有する線状または分岐アルキル基、2〜10個の炭素原子を含有するエポキシアルキル基および計2〜10個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル基から選択されたR 4 の−O−R 4 基とから選択される)
    に相当する少なくとも1つのアクリルモノマー又はメタクリルモノマーから選択された少なくとも1つのコモノマーとからなるコポリマーである、製造方法
  2. 工程a)による重合が水性懸濁液でラジカルルートによって実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 工程a)による重合が、少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーの添加に加えて、
    a1)重合のために必要とされる原材料の少なくとも1つの画分が反応器へ導入される工程と、
    a2)反応器の内容物が反応させられ、そして、反応後に、残存モノマーを含有するスラリーが得られる工程と、
    a3)残存モノマーが、工程a2)で得られたスラリーから除去され、そして残存モノマーを除かれたスラリーが得られる工程と、
    a4)塩化ビニリデンポリマーが工程a3)で得られたスラリーから単離される工程とによる工程に分かれることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが工程a1)中、及び/又は、工程a3)中に導入されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが原材料および少なくとも1つの添加剤と同時に工程a1)中に導入されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが工程a3)中に加えられることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 製造方法が、
    b)少なくとも1つのε−カプロラクトンポリマーが、工程a)の終わりに単離された塩化ビニリデンポリマーに加えられる工程
    を含み、
    工程b)中の添加が予混合による混合によって実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. ε−カプロラクトンポリマーの総量が組成物の総質量に対して1〜50質量%であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 組成物の総質量に対して0.1〜7質量%の量の、エポキシ化大豆油が原材料と同時に工程a1)中に添加剤として加えられることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  10. 組成物の総質量に対して0.1〜7質量%の量の、エポキシ化大豆油が工程a3)中に添加剤として加えられることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  11. 塩化ビニリデンポリマーが少なくとも50質量%の量の塩化ビニリデンとアクリル酸メチルとからなるコポリマーであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法によって製造された組成物の使用を含む物品の製造方法。
  13. 物品が単層または多層フィルムであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法によって製造された組成物を含む単層または多層フィルム。
  15. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法によって製造された組成物を含むバリア層を含む請求項14に記載のフィルム。
  16. 請求項14または15に記載のフィルムから形成されたパッケージングまたはバッグ。
  17. 食品包装または医療用途向けの請求項16に記載のパッケージングまたはバッグ。
  18. チーズ包装向けの請求項17に記載のパッケージングまたはバッグ。
JP2009527134A 2006-09-05 2007-09-04 塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法ならびにその組成物から得られるフィルムおよびパッケージング Active JP5456471B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR06.07797 2006-09-05
FR0607797A FR2905377B1 (fr) 2006-09-05 2006-09-05 Procede de preparation d'une composition d'un polymere du chlorure de vinylidene.
PCT/EP2007/059257 WO2008028918A1 (en) 2006-09-05 2007-09-04 Process for preparing a vinylidene chloride polymer composition and films and packagings obtained from said composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010502802A JP2010502802A (ja) 2010-01-28
JP5456471B2 true JP5456471B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=37944187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009527134A Active JP5456471B2 (ja) 2006-09-05 2007-09-04 塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法ならびにその組成物から得られるフィルムおよびパッケージング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8609771B2 (ja)
JP (1) JP5456471B2 (ja)
CN (1) CN101528843B (ja)
FR (1) FR2905377B1 (ja)
WO (1) WO2008028918A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2476464C2 (ru) 2007-11-22 2013-02-27 Солвей (Сосьете Аноним) Композиция, по меньшей мере, одного винилиденхлоридного сополимера
FR2957351B1 (fr) 2010-03-10 2013-06-28 Solvay Composition a base de copolymere du chlorure de vinylidene

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2945012A (en) 1958-01-08 1960-07-12 Goodrich Co B F Polymerizable polyesters and polymers thereof
US3274143A (en) * 1963-11-12 1966-09-20 Union Carbide Corp Lactone polyesters as plasticizers for vinyl resins
US3800006A (en) * 1968-05-25 1974-03-26 Denki Onkyo Co Ltd Graft polymers from vinyl compounds with beta-propiolactone, epsilon-caprolactone and ethylene oxide
US3760034A (en) * 1971-01-26 1973-09-18 Union Carbide Corp Graft copolymers of lactone polyesters
US3762979A (en) * 1971-10-19 1973-10-02 Dow Chemical Co Vinylidene chloride-vinyl chloride copolymer compositions for use as an adhesive seam in fabric construction
US3884994A (en) * 1972-07-19 1975-05-20 Union Carbide Corp Graft copolymers of lactone polyesters
US3904579A (en) * 1973-09-24 1975-09-09 Union Carbide Corp Novel floor-tile compositions comprising plasticized vinyl chloride polymers
GB1518324A (en) 1974-08-14 1978-07-19 Union Carbide Corp Compositions for floor tiles comprising vinyl chloride-vinyl alkanoate-alkene terpolymers
US4511687A (en) * 1981-06-03 1985-04-16 Daicel Chemical Industries, Ltd. Polycaprolactone composition
FR2604178B1 (fr) * 1986-09-18 1988-11-18 Solvay Procede pour la fabrication de polymeres d'halogenures de vinyle modifies par des polymeres de composes heterocycliques oxygenes
EP0281649A1 (de) * 1987-03-10 1988-09-14 MüANYAGIPARI KUTATO INTEZET Verfahren zur Stabilisierung von Vinylchlorid und/oder Vinylidenchlorid enthaltenden Polymeren
US4791189A (en) * 1987-05-07 1988-12-13 The B. F. Goodrich Company Terminally unsaturated macromolecular monomers of polylactones and copolymers thereof
FR2618441B1 (fr) * 1987-07-24 1989-10-27 Solvay Compositions souples a base de polymeres du chlorure de vinyle comprenant de la poly-epsilon-caprolactone
RU1781231C (ru) * 1990-10-11 1992-12-15 Производственное объединение "Капролактам" Способ получени поливинилхлорида
DE4111628A1 (de) * 1991-04-10 1992-10-15 Huels Chemische Werke Ag Innerlich weichgemachte vinylchloridpolymerisate und verfahren zu deren herstellung
US5314970A (en) * 1993-01-07 1994-05-24 Elf Atochem North America, Inc. OO-t-alkyl O-polycaprolactone monoperoxycarbonates
US5969031A (en) * 1996-09-20 1999-10-19 The Research Foundation Of State University Of New York Methods for preparing polymer blends
GB2344595A (en) * 1998-12-11 2000-06-14 Solvay Poly epsilon-caprolactone plasticizers and vinylic polymer compositions plastified therewith
FR2872166B1 (fr) 2004-06-28 2007-08-17 Ferrari S Tissage & Enduct Sa Composition a base de polymere vinylique plastifie et son utilisation
FR2905378B1 (fr) 2006-09-05 2009-04-17 Solvay Composition d'au moins un polymere du chlorure de vinylidene.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010502802A (ja) 2010-01-28
FR2905377B1 (fr) 2008-10-31
FR2905377A1 (fr) 2008-03-07
US8609771B2 (en) 2013-12-17
CN101528843A (zh) 2009-09-09
CN101528843B (zh) 2012-07-04
WO2008028918A1 (en) 2008-03-13
US20090202760A1 (en) 2009-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3521327B1 (en) Modified vinyl alcohol polymer powder having reduced methanol content and production method therefor, and water-soluble film and packaging material
CN102791793B (zh) 基于偏二氯乙烯共聚物的组合物
JP5197604B2 (ja) 少なくとも1つの塩化ビニリデンポリマーの組成物
JP6920022B2 (ja) 溶融強度及び透明度の加工助剤としてアクリル酸コポリマーを含む熱可塑性組成物
JPH04309549A (ja) ポリ(酢酸ビニル)とアクリル酸重合体の混和可能なブレンド
JP2019502804A5 (ja)
JP6259837B2 (ja) Pvcのグラフト共重合体由来の透明物品
JP2016507621A (ja) Pvcのグラフト共重合体由来の透明物品
JP5456471B2 (ja) 塩化ビニリデンポリマー組成物の製造方法ならびにその組成物から得られるフィルムおよびパッケージング
JPH0680709A (ja) 分散剤
JP6333295B2 (ja) Pvcのグラフト共重合体由来の可塑剤フリー物品
JPH1025387A (ja) 塩化ビニリデン系樹脂組成物及びラップフィルム
JP6058347B2 (ja) 成形加工性に優れる塩化ビニル系重合体の製造方法
JPH0598036A (ja) 膨潤軟化型プラスチツクフイルム
JP2006083334A (ja) 塩化ビニル系共重合樹脂及びその製造方法並びにその樹脂組成物
RU2285699C1 (ru) Способ получения термопластичных частиц сополимеров винилиденхлорида и винилхлорида
JP3730790B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造方法及びその樹脂組成物
JPS63145351A (ja) 耐熱塩化ビニル系樹脂組成物
JP2000302805A (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造法
JPH10101878A (ja) 塩化ビニリデン系樹脂組成物及びその成形物
JPH03179048A (ja) 塩化ビニリデン系樹脂組成物
JPH02178306A (ja) 塩化ビニリデン共重合体粉体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5456471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250