JPH01113202A - フリッチのスライス切削方法 - Google Patents
フリッチのスライス切削方法Info
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- JPH01113202A JPH01113202A JP27149587A JP27149587A JPH01113202A JP H01113202 A JPH01113202 A JP H01113202A JP 27149587 A JP27149587 A JP 27149587A JP 27149587 A JP27149587 A JP 27149587A JP H01113202 A JPH01113202 A JP H01113202A
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- Japan
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- sheet
- prevention sheet
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、原木から木取りして得られる単材フリッチ
あるいは角材、板材等を積層接着して得られる集成フリ
ッチを、薄削して化粧用単板等の薄単板を製作するため
のスライス切削の方法に関する。
あるいは角材、板材等を積層接着して得られる集成フリ
ッチを、薄削して化粧用単板等の薄単板を製作するため
のスライス切削の方法に関する。
従来の技術と問題点
フリッチをスライサーで薄く切削して化粧単板を製作す
る場合、切削時において特に刃物の抜ける側のフリッチ
の端縁部においてスライス単板に所謂ササワレと称され
る破れ、ないしは割れが生じ易い。
る場合、切削時において特に刃物の抜ける側のフリッチ
の端縁部においてスライス単板に所謂ササワレと称され
る破れ、ないしは割れが生じ易い。
このため、従来から、■刃物の抜け側のフリッチの端面
に、切削方向と直角の方向に、チョウナやチェンソーで
平行状に多数の切込みを入れ、該切込みでササワレの進
行を阻止し、それが単板の内方にまで拡大しないように
する方法、■刃物の抜け側のフリッチの端面に、切削面
が柾目になるように厚さ5g+程度の木材板を貼着した
状態でスライスする方法、■刃物の抜け側のフリッチの
端面に、発泡ポリウレタン等の発泡合成樹脂シートを添
着した状態でスライスする方法(例えば特開昭56−1
5302号)、■刃物の抜け側のフリッチ端面に、網目
状シートを接着してスライスする方法(特開昭57−1
28506号)、■刃物の抜け側のフリッチ端面部に、
樹脂含浸硬化層を形成したのちスライスする方法(例え
ば特開昭57−77515号)、等の種々の方法が提案
されまた実際に行われている。
に、切削方向と直角の方向に、チョウナやチェンソーで
平行状に多数の切込みを入れ、該切込みでササワレの進
行を阻止し、それが単板の内方にまで拡大しないように
する方法、■刃物の抜け側のフリッチの端面に、切削面
が柾目になるように厚さ5g+程度の木材板を貼着した
状態でスライスする方法、■刃物の抜け側のフリッチの
端面に、発泡ポリウレタン等の発泡合成樹脂シートを添
着した状態でスライスする方法(例えば特開昭56−1
5302号)、■刃物の抜け側のフリッチ端面に、網目
状シートを接着してスライスする方法(特開昭57−1
28506号)、■刃物の抜け側のフリッチ端面部に、
樹脂含浸硬化層を形成したのちスライスする方法(例え
ば特開昭57−77515号)、等の種々の方法が提案
されまた実際に行われている。
しかしながら、前記■■のような方法では、完全なササ
ワレ防止対策にならず、■■の方法ではササワレ防止用
の貼着シートのハガレ(フリッチからの剥離現象)、ム
シレ(刃物に前位してフリッチの切削面を抑圧するノー
ズバーによりむしりとられる現象)を生じ易く、更にま
た前記■の方法では刃物が樹脂含浸硬化層に入るときの
切削抵抗の急激な変化に伴って生じる衝撃に起因して所
謂数は割れと称されるような割れや破れを生じることが
あるなど、いずれもササワレの根本的な防止対策となる
ものではなかった。
ワレ防止対策にならず、■■の方法ではササワレ防止用
の貼着シートのハガレ(フリッチからの剥離現象)、ム
シレ(刃物に前位してフリッチの切削面を抑圧するノー
ズバーによりむしりとられる現象)を生じ易く、更にま
た前記■の方法では刃物が樹脂含浸硬化層に入るときの
切削抵抗の急激な変化に伴って生じる衝撃に起因して所
謂数は割れと称されるような割れや破れを生じることが
あるなど、いずれもササワレの根本的な防止対策となる
ものではなかった。
このような背景から、本願発明者らは、先の出願に係る
特願昭61−138768号により、ササワレ防止シー
トとして、無機質粉末充填材を比較的多量に含有して硬
度を25〜75度の範囲に調製した合成樹脂シートを用
い、該シートをフリッチ端面に貼着した状態でスライス
切削を行うというササワレのはV完全な防止対策技術を
提案した。もとよりこの技術は、所期目的に対して極め
て有効なものであるが、その後1つの問題点として、切
削刃物の耐用寿命の点で充分な満足を得難いことが知見
された。即ち、充分な接着強度を得ながらササワレ防止
のための良好な先割れ現象の発生を保証するためには、
粉末充填材として炭酸カルシウム等の無機質の粉末充填
材を比較的多量に含有せしめる必要があるのに対し、こ
の無機質粉末充填材の含有によってそれが切削刃の摩耗
を早め、所謂切れ味を早期に低下する傾向が見られ、後
述の実施例に示すような切削試験において刃物寿命が平
均3.000枚程度、妊いぜい4,000枚以下のもの
になるという難があった。
特願昭61−138768号により、ササワレ防止シー
トとして、無機質粉末充填材を比較的多量に含有して硬
度を25〜75度の範囲に調製した合成樹脂シートを用
い、該シートをフリッチ端面に貼着した状態でスライス
切削を行うというササワレのはV完全な防止対策技術を
提案した。もとよりこの技術は、所期目的に対して極め
て有効なものであるが、その後1つの問題点として、切
削刃物の耐用寿命の点で充分な満足を得難いことが知見
された。即ち、充分な接着強度を得ながらササワレ防止
のための良好な先割れ現象の発生を保証するためには、
粉末充填材として炭酸カルシウム等の無機質の粉末充填
材を比較的多量に含有せしめる必要があるのに対し、こ
の無機質粉末充填材の含有によってそれが切削刃の摩耗
を早め、所謂切れ味を早期に低下する傾向が見られ、後
述の実施例に示すような切削試験において刃物寿命が平
均3.000枚程度、妊いぜい4,000枚以下のもの
になるという難があった。
この発明は、上述の問題点を解消すべく、ササワレの完
璧な防止をはかりうろことはもとより、刃物寿命の増大
を図ることを目的とする。
璧な防止をはかりうろことはもとより、刃物寿命の増大
を図ることを目的とする。
問題点を解決するための手段
而して、この発明は、刃物の抜け側となるフリッチの端
面にササワレ防止シートを貼着した状態において前記フ
リッチを所定厚みにスライス切削する方法において、 前記ササワレ防止シートとして、有機質粉末充填材が含
有率5〜40ffi量%の範囲に含有され、かつ硬度が
25〜95度(JIS K6301に規定するA型硬度
計による測定値)に調整された合成樹脂シートを用いる
ことを特徴とするフリッチのスライス切削方法を要旨と
する。
面にササワレ防止シートを貼着した状態において前記フ
リッチを所定厚みにスライス切削する方法において、 前記ササワレ防止シートとして、有機質粉末充填材が含
有率5〜40ffi量%の範囲に含有され、かつ硬度が
25〜95度(JIS K6301に規定するA型硬度
計による測定値)に調整された合成樹脂シートを用いる
ことを特徴とするフリッチのスライス切削方法を要旨と
する。
この発明の実施方法を示す第1図において、(1)はフ
リッチ、(2)は切削用の刃物であり、フリッチ(1)
との相対関係において矢印(A)の方向に進行し、フリ
ッチ(1)を薄く切削して化粧用等の薄単板(3)を削
成する。
リッチ、(2)は切削用の刃物であり、フリッチ(1)
との相対関係において矢印(A)の方向に進行し、フリ
ッチ(1)を薄く切削して化粧用等の薄単板(3)を削
成する。
而して、この発明においてはこの切削時において少なく
とも刃物(2)の抜け側となるフリッチ(1)の端面に
、合成樹脂製のササワレ防止シート(4)を貼着し、こ
のシート貼り状態においてスライス切削を行なうものと
する。
とも刃物(2)の抜け側となるフリッチ(1)の端面に
、合成樹脂製のササワレ防止シート(4)を貼着し、こ
のシート貼り状態においてスライス切削を行なうものと
する。
ここに、この発明においては上記ササワレ防止シート(
4)として、有機質粉末充填材が含有率5〜40重量%
の範囲に含有され、かつ硬度(JIS K6301に
規定するA型硬度計による測定値、以下単に「硬度」と
いう。)が25〜95度(測定温度25±1℃)の範囲
に調整されたものを用いる。粉末充填材含有率及び硬度
がかかる範囲に調整されたものを用いることにより、切
削時、刃物(2)が進行してフリッチ(1)の部分から
ササワレ防止シート(4)に移行する際、第2図に示す
ようにフリッチ(1)の部分と同じように上記シート(
4)の部分に刃物の進行方向にまっすぐな先割れ(5)
を生じさせ、該シートが刃物(2)から逃げる現象を生
じることなく、かつ急激な切削抵抗の変化を生せしめる
ことなく、理想的な切削が行なわれる。即ち、切削され
た単板(3)には、その端面に厚さの均等な状態にササ
ワレ防止シート(4)の切削片(4′)が付着残存した
ものとなり、ひいては該端縁部にササワレのない単板(
3)が得られる。
4)として、有機質粉末充填材が含有率5〜40重量%
の範囲に含有され、かつ硬度(JIS K6301に
規定するA型硬度計による測定値、以下単に「硬度」と
いう。)が25〜95度(測定温度25±1℃)の範囲
に調整されたものを用いる。粉末充填材含有率及び硬度
がかかる範囲に調整されたものを用いることにより、切
削時、刃物(2)が進行してフリッチ(1)の部分から
ササワレ防止シート(4)に移行する際、第2図に示す
ようにフリッチ(1)の部分と同じように上記シート(
4)の部分に刃物の進行方向にまっすぐな先割れ(5)
を生じさせ、該シートが刃物(2)から逃げる現象を生
じることなく、かつ急激な切削抵抗の変化を生せしめる
ことなく、理想的な切削が行なわれる。即ち、切削され
た単板(3)には、その端面に厚さの均等な状態にササ
ワレ防止シート(4)の切削片(4′)が付着残存した
ものとなり、ひいては該端縁部にササワレのない単板(
3)が得られる。
この発明に用いるササワレ防止シートの有機質粉末含有
率及び硬度が前記範囲に限定されるのは、多くの実験の
結果から確認し得た次の理由による。即ち、有機質粉末
の含有率が5重量%未満あるいは硬度が25度未満であ
る場合には、切削時に確実な先割れを生じさせることが
できず、切削時に主として刃物によるムシレの欠陥を生
じ、その結果ハガレ及びノーズバーの引掻きによるササ
ワレ防止シート(4)の剥離を生じさせることがある。
率及び硬度が前記範囲に限定されるのは、多くの実験の
結果から確認し得た次の理由による。即ち、有機質粉末
の含有率が5重量%未満あるいは硬度が25度未満であ
る場合には、切削時に確実な先割れを生じさせることが
できず、切削時に主として刃物によるムシレの欠陥を生
じ、その結果ハガレ及びノーズバーの引掻きによるササ
ワレ防止シート(4)の剥離を生じさせることがある。
逆に同充填材含有率が40重量%をこえ、あるいは硬度
が95度をこえるときは、先割れは生じるが、ノーズバ
ーによる先割れ方向の規制作用にも拘らず、先割れの生
じる方向が一定せず、結果的にササワレ防止シートの切
削厚さが不定なものとなって前記同様ハズレ、ハガレ等
のトラブルを生じることが起り得る。殊に、充填材の過
多の含有は、ササワレ防止シートの硬度は増大するがそ
れが過度に脆くなるため、刃物が抜ける際にササワレ防
止シート部分に欠けが生じ易いものとなり、それが原因
して取扱い中に単板に破れを生じさせたり、或いは上記
シートの脱落片の単板への付着により不良品を発生させ
ることが起り得る。
が95度をこえるときは、先割れは生じるが、ノーズバ
ーによる先割れ方向の規制作用にも拘らず、先割れの生
じる方向が一定せず、結果的にササワレ防止シートの切
削厚さが不定なものとなって前記同様ハズレ、ハガレ等
のトラブルを生じることが起り得る。殊に、充填材の過
多の含有は、ササワレ防止シートの硬度は増大するがそ
れが過度に脆くなるため、刃物が抜ける際にササワレ防
止シート部分に欠けが生じ易いものとなり、それが原因
して取扱い中に単板に破れを生じさせたり、或いは上記
シートの脱落片の単板への付着により不良品を発生させ
ることが起り得る。
この発明の具体的な実施において、好ましい有機質粉末
含有量工O〜35重量%であり、また好ましい硬度範囲
は、概ね30〜95度程度である。
含有量工O〜35重量%であり、また好ましい硬度範囲
は、概ね30〜95度程度である。
上記ササワレ防止シート(4)中に含有される粉末充填
材は、有機質ものであることが必須である。これは、切
削刃物の耐用寿命の点を考慮したものである。即ち、例
えば炭酸カルシウム等の無機質の粉末充填材を用いた場
合には、その含有によって切削刃の摩耗を早め、所謂切
れ味を早期に低下する傾向が見られ、後述の実施例に示
すような切削試験において刃物寿命が3.000枚程度
、せいぜい4,000枚以下のものになるからである。
材は、有機質ものであることが必須である。これは、切
削刃物の耐用寿命の点を考慮したものである。即ち、例
えば炭酸カルシウム等の無機質の粉末充填材を用いた場
合には、その含有によって切削刃の摩耗を早め、所謂切
れ味を早期に低下する傾向が見られ、後述の実施例に示
すような切削試験において刃物寿命が3.000枚程度
、せいぜい4,000枚以下のものになるからである。
有機質粉末充填剤としては、木粉が最も代表的なものと
して挙示されるが、その他パルプ粉、バガス粉、もみが
ら粉等を用いることも可能であり、それらのうちから任
意に選ばれた1種または2種以上を用いることが好まし
い。かつ、これらの有機質粉末充填材は、粒度の可及的
小さいものを用いることが好ましい。−股肉には42メ
ツシュ以下のものを用いるのが良い。
して挙示されるが、その他パルプ粉、バガス粉、もみが
ら粉等を用いることも可能であり、それらのうちから任
意に選ばれた1種または2種以上を用いることが好まし
い。かつ、これらの有機質粉末充填材は、粒度の可及的
小さいものを用いることが好ましい。−股肉には42メ
ツシュ以下のものを用いるのが良い。
更に、有機質粉末充填材は、マトリックス樹脂中に支障
なく分散せしめ得るものであれば良いことから、その含
水率は特に限定されるものではないが、できるだけ乾燥
しているものであることが望ましく、具体的には含水率
15%以下、特に好適には8%以下のものを用いること
が望ましい。
なく分散せしめ得るものであれば良いことから、その含
水率は特に限定されるものではないが、できるだけ乾燥
しているものであることが望ましく、具体的には含水率
15%以下、特に好適には8%以下のものを用いること
が望ましい。
ササワレ防止シート(4)の厚さは、これも特に限定さ
れるものではなく、ササワレ防止のための所期作用と経
済性を考慮して適宜の厚さのものを用いれば良いが、通
常1.0〜5.0麿程度の範囲のものが使い易さの点で
も好適である。
れるものではなく、ササワレ防止のための所期作用と経
済性を考慮して適宜の厚さのものを用いれば良いが、通
常1.0〜5.0麿程度の範囲のものが使い易さの点で
も好適である。
また上記シート(4)を構成するマトリックス樹脂の種
類は特に限定されないが、価格、入手の容易さから、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−酢ビー塩ビグラフトマー、ポリウレタン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等を好適物として挙示しつる。な
かでも、硬度調整の容易さ、切削適性等の面でポリ塩化
ビニル系樹脂からなるものが好適である。
類は特に限定されないが、価格、入手の容易さから、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−酢ビー塩ビグラフトマー、ポリウレタン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等を好適物として挙示しつる。な
かでも、硬度調整の容易さ、切削適性等の面でポリ塩化
ビニル系樹脂からなるものが好適である。
フリッチ(1)の切削に先だって、上記ササワレ防止シ
ート(4)は湿潤なフリッチ(1)に対して少なくとも
刃物(2)の抜け側のフリッチ端面に強固に接着されな
ければならない。
ート(4)は湿潤なフリッチ(1)に対して少なくとも
刃物(2)の抜け側のフリッチ端面に強固に接着されな
ければならない。
この接着は、有機質粉末充填材の前記範囲の含有による
接着性の改善作用で充分に良好なものとなしうる。が、
これを更に改善する目的で、樹脂の種類に応じ、プライ
マー処理、コロナ放電処理等の表面処理を施すことも有
益である。
接着性の改善作用で充分に良好なものとなしうる。が、
これを更に改善する目的で、樹脂の種類に応じ、プライ
マー処理、コロナ放電処理等の表面処理を施すことも有
益である。
フリッチ(1)は図示のような積層フリッチのほか、原
木から切出した単体のフリッチを用いても良いが、切削
適性を付与するために繊維飽和点以上の含水率を有する
湿潤なものが用いられる。このため、上記ササワレ防止
シート(4)を貼着するための接着剤としては、硬化後
に切削の容易なものであることはもとより、湿潤面に対
して接着可能であるような接着剤を選択使用すべきこと
はいうまでもない。斯る接着剤としては、例えばエポキ
シ樹脂系、あるいはイソシアネート系の湿気硬化型ポリ
ウレタン樹脂接着剤が好適に用いられる。特に後者のポ
リウレタン樹脂接着剤は好適に用いられるが、この場合
、該接着剤はフリッチ(1)に含む水分と反応して炭酸
ガスを発生するので、良好な接着を達成するためには、
第3図及び第4図に示すようにササワレ防止シート(4
)側に多数のガス抜き孔(6)を全面に亘って形成して
おくことが望ましい。このガス抜孔(6)は、直I0.
1〜5.0m程度の大きさのものとし、これをササワ
レ防止シート(4)に、5〜1゜調程度のピッチで規則
的または不規則配列に穿設形成せしめておくものとする
。
木から切出した単体のフリッチを用いても良いが、切削
適性を付与するために繊維飽和点以上の含水率を有する
湿潤なものが用いられる。このため、上記ササワレ防止
シート(4)を貼着するための接着剤としては、硬化後
に切削の容易なものであることはもとより、湿潤面に対
して接着可能であるような接着剤を選択使用すべきこと
はいうまでもない。斯る接着剤としては、例えばエポキ
シ樹脂系、あるいはイソシアネート系の湿気硬化型ポリ
ウレタン樹脂接着剤が好適に用いられる。特に後者のポ
リウレタン樹脂接着剤は好適に用いられるが、この場合
、該接着剤はフリッチ(1)に含む水分と反応して炭酸
ガスを発生するので、良好な接着を達成するためには、
第3図及び第4図に示すようにササワレ防止シート(4
)側に多数のガス抜き孔(6)を全面に亘って形成して
おくことが望ましい。このガス抜孔(6)は、直I0.
1〜5.0m程度の大きさのものとし、これをササワ
レ防止シート(4)に、5〜1゜調程度のピッチで規則
的または不規則配列に穿設形成せしめておくものとする
。
フリッチ(1)に対するササワレ防止シート(4)の貼
着面は、ササワレ防止のためには刃物(2)の抜け側の
端面のみをもって必要がっ充分とするが、切削された単
板(3)の爾後の取扱いの便宜のため、即ち、取扱い中
に端縁から破れが発生することがないようにするために
は、フリッチ(1)の両側端面または三方ないし四方の
端面のいずれにも同様のシート(4)を貼着するものと
しても良い。
着面は、ササワレ防止のためには刃物(2)の抜け側の
端面のみをもって必要がっ充分とするが、切削された単
板(3)の爾後の取扱いの便宜のため、即ち、取扱い中
に端縁から破れが発生することがないようにするために
は、フリッチ(1)の両側端面または三方ないし四方の
端面のいずれにも同様のシート(4)を貼着するものと
しても良い。
発明の効果
この発明は上述のように、刃物の抜け側となるフリッチ
の端面に、有機質粉末充填材が含有率5〜40重量%の
範囲に含有され、かつ硬度が25〜95度に調整された
合成樹脂シートからなるササワレ防止シートを貼着し、
このシートを貼着した状態でフリッチのスライス切削を
行うものとしたことにより、刃物がフリッチを薄く切削
しながら進行してササワ防止シートとの界面付近に到達
したとき、該シートに刃物の進行方向にまっすぐな先割
れが生じ、続いてこれに刃物が進入して破断を生じさせ
る。このため、ササワレ防止シートが刃物に押されて逃
げる現象を生じることなく、それが確実にまっすぐに切
削される。従って、得られる切削単板は、その端面に前
記シートの切削片が当初の厚み分の幅をもってかつ切削
単板と均等な厚みをもって確実に付着残存したものとな
り、単板の端縁にササワレ、刃物の抜け割れを全くをし
ないものとすることができる。もとより従来の木質板を
貼着する場合と違って、材質的に均質であり、方向性が
ないので、ササワレを誘発することもなく、また発泡樹
脂シートや網状シートを貼着した場合のようにハズレ、
ハガレ、ムシレ等のトラブルを発生することもなく、安
定した切削を行ないうる。
の端面に、有機質粉末充填材が含有率5〜40重量%の
範囲に含有され、かつ硬度が25〜95度に調整された
合成樹脂シートからなるササワレ防止シートを貼着し、
このシートを貼着した状態でフリッチのスライス切削を
行うものとしたことにより、刃物がフリッチを薄く切削
しながら進行してササワ防止シートとの界面付近に到達
したとき、該シートに刃物の進行方向にまっすぐな先割
れが生じ、続いてこれに刃物が進入して破断を生じさせ
る。このため、ササワレ防止シートが刃物に押されて逃
げる現象を生じることなく、それが確実にまっすぐに切
削される。従って、得られる切削単板は、その端面に前
記シートの切削片が当初の厚み分の幅をもってかつ切削
単板と均等な厚みをもって確実に付着残存したものとな
り、単板の端縁にササワレ、刃物の抜け割れを全くをし
ないものとすることができる。もとより従来の木質板を
貼着する場合と違って、材質的に均質であり、方向性が
ないので、ササワレを誘発することもなく、また発泡樹
脂シートや網状シートを貼着した場合のようにハズレ、
ハガレ、ムシレ等のトラブルを発生することもなく、安
定した切削を行ないうる。
また、この発明においては、ササワレ防止シートに含有
する粉末充填材として、特に木粉等の有機質粉末を選択
するものとしたことより、炭酸カルシウム等の無機質粉
末を用いるような場合に較べ、木材フリッチに対する接
着性を向上し、かつスライス切削刃物の摩耗を減少し、
その耐用寿命を大幅に増大し得る。従って、刃物の交換
サイクルを延長し、連続操業性を向上して、切削単板の
生産性の向上を図ることができる。
する粉末充填材として、特に木粉等の有機質粉末を選択
するものとしたことより、炭酸カルシウム等の無機質粉
末を用いるような場合に較べ、木材フリッチに対する接
着性を向上し、かつスライス切削刃物の摩耗を減少し、
その耐用寿命を大幅に増大し得る。従って、刃物の交換
サイクルを延長し、連続操業性を向上して、切削単板の
生産性の向上を図ることができる。
実施例
下記の表に示すような各種構成のササワレ防止シートを
用い、これらをそれぞれ、幅200属、厚さ250調、
長さ1900mの湿潤なナラ材製集成フリッチの側端面
に接着一体化した。
用い、これらをそれぞれ、幅200属、厚さ250調、
長さ1900mの湿潤なナラ材製集成フリッチの側端面
に接着一体化した。
この接着は湿気硬化型ポリウレタン接着剤をフリッチの
端面に150 g/mの割合で均一に塗布したのち、こ
の塗布面に上記シートを重ね、1時間冷圧することによ
って行った。
端面に150 g/mの割合で均一に塗布したのち、こ
の塗布面に上記シートを重ね、1時間冷圧することによ
って行った。
なお、ササワレ防止シートは、いずれも直径IIn!1
1の多数のガス抜孔をピッチ10.□mの千鳥配置に形
成したものを用いた。
1の多数のガス抜孔をピッチ10.□mの千鳥配置に形
成したものを用いた。
次いで、このシート貼りのフリッチを、スライサーの刃
物が抜ける側にシート貼着面を位置させた状態にしてチ
ャックで固定し、他は常法に従って厚さが0.3調の単
板にスライス切削した。
物が抜ける側にシート貼着面を位置させた状態にしてチ
ャックで固定し、他は常法に従って厚さが0.3調の単
板にスライス切削した。
[以下余白]
(注1) PVC:ポリ塩化ビニル樹脂EVA:エチ
レンー酢酸ビニル 共重合体 PP :ポリプロピレン (注2) 硬 度:JIS K6301に規定するA
型硬度計による 測定値 (注3) 炭カル:炭酸カルシウム 木 粉、もみがら粉、パルプ粉 :粒度42メツシュ以下、 含水率約5% (注4) 刃物寿命:基本的には刃物の切れ味の低下に
より単板の切削肌に荒 れを生じるまでのスライス切削回 数(枚数)で評価したものである。
レンー酢酸ビニル 共重合体 PP :ポリプロピレン (注2) 硬 度:JIS K6301に規定するA
型硬度計による 測定値 (注3) 炭カル:炭酸カルシウム 木 粉、もみがら粉、パルプ粉 :粒度42メツシュ以下、 含水率約5% (注4) 刃物寿命:基本的には刃物の切れ味の低下に
より単板の切削肌に荒 れを生じるまでのスライス切削回 数(枚数)で評価したものである。
なお、栗印を付したものは、刃
物切れ味は許容範囲であるが、そ
の切削回数を超えてスライス切削
を継続するとササワレ防止シート
のハズレを生じてそのままでの使
用が不可となる状態に至るまでの
切削回数で評価した。
また、*印を付したものは、同
様に刃物切れ味は許容範囲である
が、その切削回数を超えてスライ
ス切削を継続するとササワレ防止
シートのカケを生じてそのままで
の使用が不可となる状態に至るま
での切削回数で評価した。
上記表中の実施例1〜10のササワレ防止シートを用い
て切削した場合、いずれも切削単板の端縁に上記シート
の切削片が均等な厚みをもって付着残存しており、ササ
ワレを全く有しないものが得られた。またその切削はサ
サワレ防止シートのハズレやハガレ等のトラブルを生じ
ることなく、刃物の耐用寿命も充分に維持しながら安定
した切削を行い得た。
て切削した場合、いずれも切削単板の端縁に上記シート
の切削片が均等な厚みをもって付着残存しており、ササ
ワレを全く有しないものが得られた。またその切削はサ
サワレ防止シートのハズレやハガレ等のトラブルを生じ
ることなく、刃物の耐用寿命も充分に維持しながら安定
した切削を行い得た。
これに対し、粉末充填材の含有量又は硬度がこの発明の
規定範囲外である比較例1〜2によるときは、ササワレ
防止シートのムシレ、ハズレが発生することが起こり、
多数枚の切削単板中の多くにササワレを有するものが含
まれているものであった。一方、粉末充填材として有機
質粉末である炭酸カルシウムを用いた比較例3にあって
は、上述のような不都合はなかったが、刃物の耐用寿命
は上記実施例と較べて短いものであった。
規定範囲外である比較例1〜2によるときは、ササワレ
防止シートのムシレ、ハズレが発生することが起こり、
多数枚の切削単板中の多くにササワレを有するものが含
まれているものであった。一方、粉末充填材として有機
質粉末である炭酸カルシウムを用いた比較例3にあって
は、上述のような不都合はなかったが、刃物の耐用寿命
は上記実施例と較べて短いものであった。
第1図ないし第4図はこの発明の実施態様を示すもので
、第1図は切削時の状態を示す斜視図、第2図は刃物が
フリッチ部分からササワレ防止シート側へ移行するとき
の先割れの発生状態を示す拡大断面図、第3図はササワ
レ防止シートのフリッチへの貼着状態を示す斜視図、第
4図はササワレ防止シートの部分拡大正面図である。第
5図はフリッチを切削するときの先割れ現象の発生状態
を示す断面図、第6図ないし第8図は従来技術によると
きの各種トラブルの発生状況を示す断面図である。 (1)・・・フリッチ、(2)・・・刃物、(3)・・
・単板、(4)・・・ササワレ防止シート、(6)・・
・ガス抜き孔。 以上 区 図 ト ■ 銖 株
、第1図は切削時の状態を示す斜視図、第2図は刃物が
フリッチ部分からササワレ防止シート側へ移行するとき
の先割れの発生状態を示す拡大断面図、第3図はササワ
レ防止シートのフリッチへの貼着状態を示す斜視図、第
4図はササワレ防止シートの部分拡大正面図である。第
5図はフリッチを切削するときの先割れ現象の発生状態
を示す断面図、第6図ないし第8図は従来技術によると
きの各種トラブルの発生状況を示す断面図である。 (1)・・・フリッチ、(2)・・・刃物、(3)・・
・単板、(4)・・・ササワレ防止シート、(6)・・
・ガス抜き孔。 以上 区 図 ト ■ 銖 株
Claims (5)
- (1)刃物の抜け側となるフリッチの端面にササワレ防
止シートを貼着した状態において前記フリッチを所定厚
みにスライス切削する方法において、 前記ササワレ防止シートとして、有機質粉 末充填材が含有率5〜40重量%の範囲に含有され、か
つ硬度が25〜95度(JISK6301に規定するA
型硬度計による測定値)に調整された合成樹脂シートを
用いることを特徴とするフリッチのスライス切削方法。 - (2)ササワレ防止シートは、塩化ビニル樹脂からなる
ものである特許請求の範囲第1項記載のフリッチのスラ
イス切削方法。 - (3)有機質粉末充填材は、木粉、パルプ粉、もみがら
粉のうちから選択された1種または2種以上である特許
請求の範囲第1項または第2項記載のフリッチのスライ
ス切削方法。 - (4)有機質粉末充填材は、粒度42メッシュ以下のも
のを用いる特許請求の範囲第3項記載のフリッチのスラ
イス切削方法。 - (5)ササワレ防止シートは、その全面に多数の微細な
ガス抜き用通気孔が穿設されたものである特許請求の範
囲第1項ないし第4項のいずれか1に記載のフリッチの
スライス切削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27149587A JPH01113202A (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | フリッチのスライス切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27149587A JPH01113202A (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | フリッチのスライス切削方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01113202A true JPH01113202A (ja) | 1989-05-01 |
| JPH0436524B2 JPH0436524B2 (ja) | 1992-06-16 |
Family
ID=17500851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27149587A Granted JPH01113202A (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | フリッチのスライス切削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01113202A (ja) |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP27149587A patent/JPH01113202A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0436524B2 (ja) | 1992-06-16 |
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