JPH01122907A - ペロブスカイト酸化物紛末の製造方法 - Google Patents
ペロブスカイト酸化物紛末の製造方法Info
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- JPH01122907A JPH01122907A JP28185487A JP28185487A JPH01122907A JP H01122907 A JPH01122907 A JP H01122907A JP 28185487 A JP28185487 A JP 28185487A JP 28185487 A JP28185487 A JP 28185487A JP H01122907 A JPH01122907 A JP H01122907A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はへロブスカイト酸化物粉末の製造方法の改良に
関するものである。さらに詳しくいえば、本発明1i、
圧電体、誘電体、半導体、センサ、オプトエレクトロニ
クス材などの機能性セラミックスの原料として好適に用
いられるペロブスカイト酸化物粉末を、比較的低温での
焼成によって効率よく製造しうる方法に関するものであ
る。
関するものである。さらに詳しくいえば、本発明1i、
圧電体、誘電体、半導体、センサ、オプトエレクトロニ
クス材などの機能性セラミックスの原料として好適に用
いられるペロブスカイト酸化物粉末を、比較的低温での
焼成によって効率よく製造しうる方法に関するものであ
る。
[従来の技術]
ペロブスカイト酸化物は、一般式ABO3(ただし、A
は酸素12配位金属元素、Bは酸素6配位金属元素であ
る)で示されるペロブスカイト構造をもつ化合物であっ
て、誘電性や圧電性を有する上に、透明焼結体は電気−
光効果の特性を有することが知られており、これらの特
性を利用して、フィルター、超音波振動子、共振子など
の圧電体や誘電体、光シヤツター、光メモリーなどのオ
プトエレクトロニクス材、さらには半導体やセンサなど
の機能性セラミックスとして、幅広く用いられている。
は酸素12配位金属元素、Bは酸素6配位金属元素であ
る)で示されるペロブスカイト構造をもつ化合物であっ
て、誘電性や圧電性を有する上に、透明焼結体は電気−
光効果の特性を有することが知られており、これらの特
性を利用して、フィルター、超音波振動子、共振子など
の圧電体や誘電体、光シヤツター、光メモリーなどのオ
プトエレクトロニクス材、さらには半導体やセンサなど
の機能性セラミックスとして、幅広く用いられている。
最近では、このような機能性セラミックスを用いた部品
の小型化や用途の多様化が進んでおり、そのため、品質
に優れ、かつ易焼結性で低コストの原料粉末が要望され
ている。
の小型化や用途の多様化が進んでおり、そのため、品質
に優れ、かつ易焼結性で低コストの原料粉末が要望され
ている。
従来、ペロブスカイト酸化物粉末の製造方法としては、
乾式法と湿式法とが知られている。前者の乾式法は、構
成成分の原料化合物(主として酸化物)をボールミルな
どを用いて混合したのち、高温で焼成する方法である。
乾式法と湿式法とが知られている。前者の乾式法は、構
成成分の原料化合物(主として酸化物)をボールミルな
どを用いて混合したのち、高温で焼成する方法である。
しかしながら、この方法においては、均一組成のペロブ
スカイト酸化物粉末が得にくい上に、原料化合物を高温
で焼成するために、得られる粉末の粗大化を免れず、十
分な焼結性が得られないなどの欠点がある。
スカイト酸化物粉末が得にくい上に、原料化合物を高温
で焼成するために、得られる粉末の粗大化を免れず、十
分な焼結性が得られないなどの欠点がある。
一方、湿式法としてはアルコキシド法、共沈法、粉末分
散沈殿法などが知られている。該アルコキシド法は、構
成成分である各種金属のアルコキシドを混合したのち、
これに水を加えて加水分解し、次いで加水分解物を焼成
する方法である(特開昭57−8Z120号公報)、シ
かしながら、この方法においては、原料アルコキシドが
極めて高価であるので、製造コストの上昇を免れない上
、操作に危険性を伴い、かつ焼結による寸法収縮が大き
いなどの問題がある。
散沈殿法などが知られている。該アルコキシド法は、構
成成分である各種金属のアルコキシドを混合したのち、
これに水を加えて加水分解し、次いで加水分解物を焼成
する方法である(特開昭57−8Z120号公報)、シ
かしながら、この方法においては、原料アルコキシドが
極めて高価であるので、製造コストの上昇を免れない上
、操作に危険性を伴い、かつ焼結による寸法収縮が大き
いなどの問題がある。
また、共沈法は、その構成成分をすべて含む混合溶液を
調製し、これに沈殿形成剤を添加して、共沈物を得、次
いでこの共沈物を乾燥、焼成する方法であるかく特開昭
60−180959号公報)、各成分の沈殿形成能が一
定でないため、所望の組成のものが得られにくい上、沈
殿生成時や乾燥時、あるいは焼成時に粒子が凝結して二
次粒子を形成し、易焼結性になりにくい、などの欠点を
有している。
調製し、これに沈殿形成剤を添加して、共沈物を得、次
いでこの共沈物を乾燥、焼成する方法であるかく特開昭
60−180959号公報)、各成分の沈殿形成能が一
定でないため、所望の組成のものが得られにくい上、沈
殿生成時や乾燥時、あるいは焼成時に粒子が凝結して二
次粒子を形成し、易焼結性になりにくい、などの欠点を
有している。
さらに、粉末分散沈殿法は、水またはアルコールに対し
て実質的に不溶性の金属化合物を該溶媒に分散させ、こ
の分散液に、前記以外の金属元素を含む可溶性金属化合
物を含有する溶液を沈殿形成剤と共に添加して、沈殿物
を得、次いでこれを焼成する方法であって、易焼結性で
ある上、製造コストが低く、均一性でかつ高嵩密度のペ
ロブスカイト酸化物粉末が得られるなど、前記の各方法
に比べ優れた方法として注目されている(特開昭61−
163118号公報)、シかしながら、これまでの粉末
分散沈殿法においては、・水またはアルコールに対して
実質的に不溶性の金属化合物として、結晶質のものが用
いられているため、焼成に高温を要し、必ずしも十分に
満足しうる方法とはいえなかった。
て実質的に不溶性の金属化合物を該溶媒に分散させ、こ
の分散液に、前記以外の金属元素を含む可溶性金属化合
物を含有する溶液を沈殿形成剤と共に添加して、沈殿物
を得、次いでこれを焼成する方法であって、易焼結性で
ある上、製造コストが低く、均一性でかつ高嵩密度のペ
ロブスカイト酸化物粉末が得られるなど、前記の各方法
に比べ優れた方法として注目されている(特開昭61−
163118号公報)、シかしながら、これまでの粉末
分散沈殿法においては、・水またはアルコールに対して
実質的に不溶性の金属化合物として、結晶質のものが用
いられているため、焼成に高温を要し、必ずしも十分に
満足しうる方法とはいえなかった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、このような従来のペロブスカイト酸化物粉末
の製造方法が有する欠点を改良し、易焼結性で、品質に
優れたペロブスカイト酸化物粉末を比較的低い焼成温度
で、かつ安価に効率よく製造する方法を提供することを
目的としてなされたものである。
の製造方法が有する欠点を改良し、易焼結性で、品質に
優れたペロブスカイト酸化物粉末を比較的低い焼成温度
で、かつ安価に効率よく製造する方法を提供することを
目的としてなされたものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、該粉末分散沈殿法において、水または有機溶
媒に対して実質的に不溶性の金属化合物として、アモル
ファス微粒子の金属酸化物を用いることにより、焼成温
度を低くすることができ、その目的を達成しうろことを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
ねた結果、該粉末分散沈殿法において、水または有機溶
媒に対して実質的に不溶性の金属化合物として、アモル
ファス微粒子の金属酸化物を用いることにより、焼成温
度を低くすることができ、その目的を達成しうろことを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、水または有機溶媒に対して実質的
に不溶性の金属酸化物を該溶媒中に分散させたのち、こ
の分散液に、沈殿形成剤と、前記以外の金属元素を含む
可溶性金属化合物を含有する溶液とを添加して沈殿を形
成させ、次いで該沈殿を焼成してペロブスカイト酸化物
粉末を製造するに当り、前記金属酸化物として、アモル
ファス微粒子酸化物を用いることを特徴とするペロブス
カイト酸化物粉末の製造方法を提供するものである。
に不溶性の金属酸化物を該溶媒中に分散させたのち、こ
の分散液に、沈殿形成剤と、前記以外の金属元素を含む
可溶性金属化合物を含有する溶液とを添加して沈殿を形
成させ、次いで該沈殿を焼成してペロブスカイト酸化物
粉末を製造するに当り、前記金属酸化物として、アモル
ファス微粒子酸化物を用いることを特徴とするペロブス
カイト酸化物粉末の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明方法で得られるペロブスカイト酸化物粉末は、一
般式、 A B Os ・・・N)(式中の
Aは酸素12配位金属元素、Bは酸素6配位金属元素で
ある) で示されるペロブスカイト構造を有する金属酸化物の粉
末である。
般式、 A B Os ・・・N)(式中の
Aは酸素12配位金属元素、Bは酸素6配位金属元素で
ある) で示されるペロブスカイト構造を有する金属酸化物の粉
末である。
前記一般式(1)におけるA成分の酸素12配位金属元
素としては、例えばPb、Ba、 Ca、 Sr及びL
aなどの希土類元素などが挙げられる。該A成分として
は、これらの金属元素を1種類含有していてもよいし、
2種以上含有していてもよい。また、B成分の酸素6配
位金属元素としては、たとえばTi、Zr、 HH,S
c、 Hf、 Tb、Il、Nb、 Ta、 Cr、
No、Mn、 Fe、 Co、 Ni、 Zn、Cd、
^1.Sn、^s、 Biなどが挙げられる。該B成分
としては、これらの金属元素を1種含有していてもよい
し、2種以上含有していてもよい。
素としては、例えばPb、Ba、 Ca、 Sr及びL
aなどの希土類元素などが挙げられる。該A成分として
は、これらの金属元素を1種類含有していてもよいし、
2種以上含有していてもよい。また、B成分の酸素6配
位金属元素としては、たとえばTi、Zr、 HH,S
c、 Hf、 Tb、Il、Nb、 Ta、 Cr、
No、Mn、 Fe、 Co、 Ni、 Zn、Cd、
^1.Sn、^s、 Biなどが挙げられる。該B成分
としては、これらの金属元素を1種含有していてもよい
し、2種以上含有していてもよい。
該ペロブスカイト酸化物における前記B成分の2種以上
の元素の組合わせは、Ti”とZr’°との組合わせの
ように等原子価のものの組合わせで、任意にその割合を
変えうるちの(A成分の場合も同様である)、またB位
置全体で電気的中性条件を満足するような、例えば1/
2 Fe”と1/2 Nb”、2/3 Fe3+と1
/3 W”、1/2 Hg”°と2/3 Nb”
の組合せのようなものでもよく、さらにA成分の位置ま
たはB成分の位置において、過剰もしくは不足の電荷を
有し、これらの電荷を陽イオン欠陥、陰イオン欠陥の生
成によって補償するような、例えばB成分のTi4°+
H@ +の組合せ(陽イオン欠陥補償) 、Ti’°
と^13°(陰イオン欠陥補償)、A成分La’°とB
a”との組合せ(陽イオン欠陥補償)などであってもよ
い、また、本発明で得られるペロブスカイト酸化物は、
A成分とB成分のモル比を1.0より高い値もしくは低
い値にずらしてB位置またはA位置に空孔を導入した不
定比性のものも包含する。
の元素の組合わせは、Ti”とZr’°との組合わせの
ように等原子価のものの組合わせで、任意にその割合を
変えうるちの(A成分の場合も同様である)、またB位
置全体で電気的中性条件を満足するような、例えば1/
2 Fe”と1/2 Nb”、2/3 Fe3+と1
/3 W”、1/2 Hg”°と2/3 Nb”
の組合せのようなものでもよく、さらにA成分の位置ま
たはB成分の位置において、過剰もしくは不足の電荷を
有し、これらの電荷を陽イオン欠陥、陰イオン欠陥の生
成によって補償するような、例えばB成分のTi4°+
H@ +の組合せ(陽イオン欠陥補償) 、Ti’°
と^13°(陰イオン欠陥補償)、A成分La’°とB
a”との組合せ(陽イオン欠陥補償)などであってもよ
い、また、本発明で得られるペロブスカイト酸化物は、
A成分とB成分のモル比を1.0より高い値もしくは低
い値にずらしてB位置またはA位置に空孔を導入した不
定比性のものも包含する。
本発明方法においては、ますへロブスカイトの構成成分
AおよびBの化合物の中から、水または、メタノール、
エタノールなどのアルコールやアセトンなどの有機溶媒
に実質的に不溶性の金属酸化物を選び、該溶媒中に分散
させ、分散液を調製するが、この金属酸化物として、ア
モルファス微粒子酸化物を用いることが必要である。こ
のようなものとしては、例えばTiOx、Zr0t、N
b2O,、Hg01Sn02、Ta205およびこれら
の複合酸化物などが挙げられる。これらの金属酸化物は
X線的に非晶質であって、その粒子径が通常0.1μm
以下のものが好ましく用いられる。該金属酸化物として
、このようなアモルファス微粒子酸化物を用いずに、結
晶質酸化物を用いると、焼成温度を低下させる効果が得
られず、本発明の目的が達成されない。
AおよびBの化合物の中から、水または、メタノール、
エタノールなどのアルコールやアセトンなどの有機溶媒
に実質的に不溶性の金属酸化物を選び、該溶媒中に分散
させ、分散液を調製するが、この金属酸化物として、ア
モルファス微粒子酸化物を用いることが必要である。こ
のようなものとしては、例えばTiOx、Zr0t、N
b2O,、Hg01Sn02、Ta205およびこれら
の複合酸化物などが挙げられる。これらの金属酸化物は
X線的に非晶質であって、その粒子径が通常0.1μm
以下のものが好ましく用いられる。該金属酸化物として
、このようなアモルファス微粒子酸化物を用いずに、結
晶質酸化物を用いると、焼成温度を低下させる効果が得
られず、本発明の目的が達成されない。
また、該分散液中のスラリー濃度としては、1〜100
0g/lの範囲が好適であり、この濃度が1g/昧満で
は生産性が低く、また1000g/lを超えると不均一
組成のものが得られやすくなり、好ましくない。
0g/lの範囲が好適であり、この濃度が1g/昧満で
は生産性が低く、また1000g/lを超えると不均一
組成のものが得られやすくなり、好ましくない。
一方、ペロブスカイトの構成成分AおよびBの化合物の
中から、前記金属酸化物の金属元素以外の金属元素を含
む可溶性金属化食物を選び、水、またはメタノール、エ
タノールなどのアルコールやアセトンなどの有機溶媒に
溶かして溶液を調製する。該可溶性金属化合物としては
、例えばpb、Zr、 La、 Sr、 Ba、Ca、
Hgなどの硝酸塩、塩化物、アルコキシド、有機酸塩な
どが挙げられる。これらの金属化合物の中で、焼成過程
において容易に分解し、陰イオン基が残留しにくいもの
が好ましく、たとえば硝酸塩やアルコキシドが好適であ
る。
中から、前記金属酸化物の金属元素以外の金属元素を含
む可溶性金属化食物を選び、水、またはメタノール、エ
タノールなどのアルコールやアセトンなどの有機溶媒に
溶かして溶液を調製する。該可溶性金属化合物としては
、例えばpb、Zr、 La、 Sr、 Ba、Ca、
Hgなどの硝酸塩、塩化物、アルコキシド、有機酸塩な
どが挙げられる。これらの金属化合物の中で、焼成過程
において容易に分解し、陰イオン基が残留しにくいもの
が好ましく、たとえば硝酸塩やアルコキシドが好適であ
る。
また、該溶液中の金属化合物の濃度としては0.005
〜10モル/1の範囲が好ましく、この濃度が0.00
505モル/1では生産性が低く、また10モル/1を
超えると不均一組成のものが得られやすくなり、好まし
くない。
〜10モル/1の範囲が好ましく、この濃度が0.00
505モル/1では生産性が低く、また10モル/1を
超えると不均一組成のものが得られやすくなり、好まし
くない。
本発明において用いられる沈殿形成剤としては、例えば
アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウ、ム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウムなどのアルカリや、シュウ酸、クエン酸
などの有機酸などを挙げることができる。これらの沈殿
形成剤の中で、焼成過程において容易に分解し、残留し
にくいものが好ましく、たとえばアンモニアやシュウ酸
が好適である。これらの沈殿形成剤は、通常水溶液の形
で用いられ、またその使用量は、好ましくは当量ないし
10倍量の範囲で選ばれる。
アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウ、ム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウムなどのアルカリや、シュウ酸、クエン酸
などの有機酸などを挙げることができる。これらの沈殿
形成剤の中で、焼成過程において容易に分解し、残留し
にくいものが好ましく、たとえばアンモニアやシュウ酸
が好適である。これらの沈殿形成剤は、通常水溶液の形
で用いられ、またその使用量は、好ましくは当量ないし
10倍量の範囲で選ばれる。
本発明方法においては、前記のようにして調製した金属
酸化物を含有する分散液中に、沈殿形成剤と、可溶性金
属化合物を含有する溶液とを加えて、沈殿を形成させる
が、沈殿形成剤および可溶性金属化合物含有溶液を添加
する順序については特に制限はなく、例えば該分散液に
沈殿形成剤を添加し、次いで可溶性金属化合物含有溶液
を添加してもよいし、あるいは該分散液に、まず可溶性
金属化合物含有溶液を添加し、次いで沈殿形成剤を添加
してもよい、なお、添加に際しては、液を撹拌しながら
行うことが好ましい。
酸化物を含有する分散液中に、沈殿形成剤と、可溶性金
属化合物を含有する溶液とを加えて、沈殿を形成させる
が、沈殿形成剤および可溶性金属化合物含有溶液を添加
する順序については特に制限はなく、例えば該分散液に
沈殿形成剤を添加し、次いで可溶性金属化合物含有溶液
を添加してもよいし、あるいは該分散液に、まず可溶性
金属化合物含有溶液を添加し、次いで沈殿形成剤を添加
してもよい、なお、添加に際しては、液を撹拌しながら
行うことが好ましい。
沈殿の形成は、通常0℃ないし沸点の範皿の温度におい
て行われ、またその形成時間は、通常200時間以内で
十分である。
て行われ、またその形成時間は、通常200時間以内で
十分である。
また、本発明においては、沈殿形成を多段で行うことも
できる。たとえば、ある成分の沈殿を形成させたのち、
以後の工程を妨害する陰イオンを除去するために、ろ過
などの手段によって沈殿を取り出し、次いで、このアモ
ルファス微粒子酸化物を含む沈殿を新しい水または有機
溶媒中に分散したのち、この分散液に、沈殿形成剤と、
残りの金属成分を含む溶液とを添加して、沈殿を形成さ
せてもよい、さらに、同じアモルファス微粒子酸化物を
含有する分散液中で、沈殿形成を多段に行う場合、ある
沈殿の形成後、沈殿形成剤の種類と濃度を適宜選択、調
節して、残りの成分の沈殿を形成するのに適するように
してもよい。
できる。たとえば、ある成分の沈殿を形成させたのち、
以後の工程を妨害する陰イオンを除去するために、ろ過
などの手段によって沈殿を取り出し、次いで、このアモ
ルファス微粒子酸化物を含む沈殿を新しい水または有機
溶媒中に分散したのち、この分散液に、沈殿形成剤と、
残りの金属成分を含む溶液とを添加して、沈殿を形成さ
せてもよい、さらに、同じアモルファス微粒子酸化物を
含有する分散液中で、沈殿形成を多段に行う場合、ある
沈殿の形成後、沈殿形成剤の種類と濃度を適宜選択、調
節して、残りの成分の沈殿を形成するのに適するように
してもよい。
次に、このようにして形成された沈殿は、付着する陰イ
オンなどを除去するために、水や有機溶媒によって十分
に洗浄したのち、ろ別し、乾燥後、焼成する。乾燥は、
通常50〜′100℃の範囲の温度において、1〜20
0時間行われ、焼成は、好ましくは酸化性雰囲気下、た
とえば空気中において、通常400〜1200℃の範囲
の温度において、0.5〜100時間程度行われる。焼
成温度が低すぎると固相反応速度が遅いし、また高すぎ
ると粒子の成長が起きるおそれがある。一方焼成時間が
短すぎると固相反応が生じないし、また長すぎると粒子
の成長が起こりやすい。
オンなどを除去するために、水や有機溶媒によって十分
に洗浄したのち、ろ別し、乾燥後、焼成する。乾燥は、
通常50〜′100℃の範囲の温度において、1〜20
0時間行われ、焼成は、好ましくは酸化性雰囲気下、た
とえば空気中において、通常400〜1200℃の範囲
の温度において、0.5〜100時間程度行われる。焼
成温度が低すぎると固相反応速度が遅いし、また高すぎ
ると粒子の成長が起きるおそれがある。一方焼成時間が
短すぎると固相反応が生じないし、また長すぎると粒子
の成長が起こりやすい。
なお、本発明においては、ペロブスカイトの焼結性や特
性を制御するために、所望に応じ、微量成分を添加する
ことができる。この微量成分の添加′については、構成
成分の分散液や溶液を調製する際に添加してもよいし、
また、ペロブスカイト酸化物粉末生成後、これに、乾式
もしくは湿式的に添加してもよい。
性を制御するために、所望に応じ、微量成分を添加する
ことができる。この微量成分の添加′については、構成
成分の分散液や溶液を調製する際に添加してもよいし、
また、ペロブスカイト酸化物粉末生成後、これに、乾式
もしくは湿式的に添加してもよい。
[発明の効果]
本発明方法によると、粉末分散沈殿法によるペロブスカ
イト酸化物粉末の製造において、水または有機溶媒に実
質的に不溶性の金属酸化物の分散液を調製する際に、該
金属酸化物として、アモルファス微粒子酸化物を用いる
ことにより、従来の方法に比べて、焼成温度を低くする
ことができ、経済的に有利である。
イト酸化物粉末の製造において、水または有機溶媒に実
質的に不溶性の金属酸化物の分散液を調製する際に、該
金属酸化物として、アモルファス微粒子酸化物を用いる
ことにより、従来の方法に比べて、焼成温度を低くする
ことができ、経済的に有利である。
本発明方法で得られたペロブスカイト酸化物粉末は易焼
結性である上、均一組成を有し、かつ嵩密度が高いなど
、優れた特徴を有しており−、例えば圧電体、誘電体、
半導体、センサ、オプトエレクトロニクス材などの機能
性セラミックスの原料として好適に用いられる。
結性である上、均一組成を有し、かつ嵩密度が高いなど
、優れた特徴を有しており−、例えば圧電体、誘電体、
半導体、センサ、オプトエレクトロニクス材などの機能
性セラミックスの原料として好適に用いられる。
[実施例]
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
(1)ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)粉末の製造(実
施例1) 特開昭61−201604号公報に記載の方法で製造し
たX線的に非晶質で平均粒径0.02μmのTiJ36
.75gを、0.5Nアンモニア水101中に分散させ
て(A>液を調製した。
施例1) 特開昭61−201604号公報に記載の方法で製造し
たX線的に非晶質で平均粒径0.02μmのTiJ36
.75gを、0.5Nアンモニア水101中に分散させ
て(A>液を調製した。
一方、硝酸鉛321.2.とオキシ硝酸ジルコニウム2
水塩144.3.を61のイオン交換水に溶解し、(B
)液を調製した。次に、室温下でA液を撹拌しながら、
(B)液を0.5//winの速度で添加し、添加終了
後、さらに1時間撹拌を続けた。
水塩144.3.を61のイオン交換水に溶解し、(B
)液を調製した。次に、室温下でA液を撹拌しながら、
(B)液を0.5//winの速度で添加し、添加終了
後、さらに1時間撹拌を続けた。
このスラリーを水洗、ろ過し、120℃で一晩乾燥した
のち、乾燥物を500〜900℃で2時間仮焼し、ジル
コン酸チタン酸鉛粉末を得た。このものの結晶相をX線
回折により同定した。第1図に、各焼成温度における焼
成物のX線回折パターンを示す。
のち、乾燥物を500〜900℃で2時間仮焼し、ジル
コン酸チタン酸鉛粉末を得た。このものの結晶相をX線
回折により同定した。第1図に、各焼成温度における焼
成物のX線回折パターンを示す。
なお、図(こおいてマはPZTの回折ピークである。
(比較例1〜4)
実施例1において、非晶質のTiO2の代りに、ルチル
型の平均粒径0.3μm(比較例1 ) 、0.05μ
m(比較例2 ) 、0.0:bzm(比較例3 )
、0.0158m(比較例4)のTiO2を用いた以外
は、実施例1と同様にして、ジルコン酸チタン酸鉛粉末
を得た。
型の平均粒径0.3μm(比較例1 ) 、0.05μ
m(比較例2 ) 、0.0:bzm(比較例3 )
、0.0158m(比較例4)のTiO2を用いた以外
は、実施例1と同様にして、ジルコン酸チタン酸鉛粉末
を得た。
そのX線回折パターンを第2〜第5図に示す。
第1図〜第5図から明らかなように、X線的に非晶質の
Ti0zを用いた場合には、結晶質のTi12を用いた
堝谷に比べ、200℃低温(700℃)で、単一相のジ
ルコン酸チタン酸鉛が生成する。
Ti0zを用いた場合には、結晶質のTi12を用いた
堝谷に比べ、200℃低温(700℃)で、単一相のジ
ルコン酸チタン酸鉛が生成する。
(2)チタン酸鉛(PT)粉末の製造
(実施例2)
特開昭61−201604号公報記載の方法で製造した
X線的に非晶質で平均粒径0.02μmのTi0279
.90gを、シュウM138.8.を含むエタノール1
01中に分散させ(C)液を調製した。一方、硝酸鉛3
24.6゜と硝酸カルシウム4水塩4.723gを、エ
タノール/水(50150’)の混合溶媒61に溶解し
、(D)液を調製した。
X線的に非晶質で平均粒径0.02μmのTi0279
.90gを、シュウM138.8.を含むエタノール1
01中に分散させ(C)液を調製した。一方、硝酸鉛3
24.6゜と硝酸カルシウム4水塩4.723gを、エ
タノール/水(50150’)の混合溶媒61に溶解し
、(D)液を調製した。
次に、室温下で(C)液を撹拌しながら、(D)液を0
.517w1nの速度で添加し、添加終了後さらに1時
間撹拌を続けた。このスラリーを水洗、ろ過し、120
℃で一晩乾燥したのち、乾燥物を500〜900℃で2
時間仮焼し、チタン酸鉛粉末を得な。
.517w1nの速度で添加し、添加終了後さらに1時
間撹拌を続けた。このスラリーを水洗、ろ過し、120
℃で一晩乾燥したのち、乾燥物を500〜900℃で2
時間仮焼し、チタン酸鉛粉末を得な。
このものの結晶相をX線回折により同定した。
なお、硝酸カルシウム4水塩は、チタン酸鉛の圧電特性
を改良するための添加剤である。
を改良するための添加剤である。
(比較例5.6)
ルチル型の平均粒径0.3μm(比較例5)、0.03
μm(比較例6)のTie、を用いた以外は、実施例2
と同様にして焼成物を得た。また、X線回折により、焼
成物の結晶相を同定した。
μm(比較例6)のTie、を用いた以外は、実施例2
と同様にして焼成物を得た。また、X線回折により、焼
成物の結晶相を同定した。
実施例2と比較例5および6との比較から、X線的に非
晶質なTiO□を用いた場合には、結晶質のTi0zを
用いた場合に比べ200℃程度低温(650℃)で単一
相のチタン酸鉛が生成した。
晶質なTiO□を用いた場合には、結晶質のTi0zを
用いた場合に比べ200℃程度低温(650℃)で単一
相のチタン酸鉛が生成した。
(3)PZT粉末の製造
特開昭61−201604号公報に記載の方法で製造し
たX線的に非晶質で、平均粒径0.03μmのTie2
/Zr0z (45/ 55モル比) 103.73F
Iを、0.5Nアンモニア水51中に分散させて、(A
)液を調製した。一方、硝酸鉛331.2.を21のイ
オン交換水に溶解して(B)液を調製した。
たX線的に非晶質で、平均粒径0.03μmのTie2
/Zr0z (45/ 55モル比) 103.73F
Iを、0.5Nアンモニア水51中に分散させて、(A
)液を調製した。一方、硝酸鉛331.2.を21のイ
オン交換水に溶解して(B)液を調製した。
室温下で、(A)液を撹拌しながら、(B)液゛を0.
31/sinの速度で添加し、添加終了後さらに1時間
撹拌を続けた。このスラリーを水洗、ろ過し、120℃
で一晩乾燥したのち、乾燥物を500〜900℃で2時
間仮焼し、PZT粉末を得た。このらのの結晶相をX線
回折により同定した。
31/sinの速度で添加し、添加終了後さらに1時間
撹拌を続けた。このスラリーを水洗、ろ過し、120℃
で一晩乾燥したのち、乾燥物を500〜900℃で2時
間仮焼し、PZT粉末を得た。このらのの結晶相をX線
回折により同定した。
実施例3と比較例1〜4の比較から、X線的に非晶質の
TiO□/ZrO2を用いた場合には、結晶質のTi0
zを用いた場合に比べ200℃程度低温(680℃)で
単一相のジルコン酸チタン酸鉛が生成した。
TiO□/ZrO2を用いた場合には、結晶質のTi0
zを用いた場合に比べ200℃程度低温(680℃)で
単一相のジルコン酸チタン酸鉛が生成した。
第1図は実施例1の各焼成温度における焼成物のX線回
折パターンであり、第2図、第3図、第4図および第5
図は、それぞれ比較例1、比較例2、比較例3および比
較例4の各焼成温度における焼成物のX線回折パターン
である。各図においてマはPZTの回折ピークを示す。
折パターンであり、第2図、第3図、第4図および第5
図は、それぞれ比較例1、比較例2、比較例3および比
較例4の各焼成温度における焼成物のX線回折パターン
である。各図においてマはPZTの回折ピークを示す。
Claims (1)
- (1)水または有機溶媒に対して実質的に不溶性の金属
酸化物を該溶媒中に分散させたのち、この分散液に、沈
殿形成剤と、前記以外の金属元素を含む可溶性金属化合
物を含有する溶液とを添加して沈殿を形成させ、次いで
該沈殿を焼成してペロブスカイト酸化物粉末を製造する
に当り、前記金属酸化物として、アモルファス微粒子酸
化物を用いることを特徴とするペロブスカイト酸化物粉
末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28185487A JPH01122907A (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | ペロブスカイト酸化物紛末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28185487A JPH01122907A (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | ペロブスカイト酸化物紛末の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01122907A true JPH01122907A (ja) | 1989-05-16 |
Family
ID=17644919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28185487A Pending JPH01122907A (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | ペロブスカイト酸化物紛末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01122907A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04295012A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-10-20 | Rhone Poulenc Chim | 特にチタニトタイプの、特に還元されたチタン、バナジウム或はニオブをベースにした化合物、及びそれらの製造方法 |
| JPH04305017A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-10-28 | Rhone Poulenc Chim | 特にチタニトタイプの、特に還元されたチタン、バナジウム或はニオブをベースにした化合物、及びそれらの製法 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP28185487A patent/JPH01122907A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04295012A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-10-20 | Rhone Poulenc Chim | 特にチタニトタイプの、特に還元されたチタン、バナジウム或はニオブをベースにした化合物、及びそれらの製造方法 |
| JPH04305017A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-10-28 | Rhone Poulenc Chim | 特にチタニトタイプの、特に還元されたチタン、バナジウム或はニオブをベースにした化合物、及びそれらの製法 |
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