JPH0113518B2 - - Google Patents
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- JPH0113518B2 JPH0113518B2 JP56135964A JP13596481A JPH0113518B2 JP H0113518 B2 JPH0113518 B2 JP H0113518B2 JP 56135964 A JP56135964 A JP 56135964A JP 13596481 A JP13596481 A JP 13596481A JP H0113518 B2 JPH0113518 B2 JP H0113518B2
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- JP
- Japan
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- coal
- water slurry
- thinner
- water
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
本発明は石炭−水スラリー用減粘剤に関する。
さらに詳しくは、微粉炭を水に分散させ、ポンプ
輸送が可能な高濃度石炭−水スラリーを提供する
ための減粘剤に関する。 近年石油資源の枯渇により、石炭の利用が再認
織され、その利用方法が種々検討されている。と
ころが石炭は石油と異なり、固体であるためポン
プ輸送ができない。そのため石炭を粉体化して水
中に分散し、水スラリーにする方法が種々検討さ
れている。しかしながらこの方法は現技術では、
石炭濃度を上げていくと著しく増粘し、流動性が
なくなるため、ポンプ輸送が困難になつてくる。
一方石炭濃度を下げると輸送効率が低下し、さら
に燃焼前に脱水工程が必要となつてきて、費用が
かゝるため実用的でない。 特開昭52−71506、同昭56−21636にはナフタレ
ンスルホン酸系の塩や、これらのホルマリン縮合
物が記載されているが、これらの化合物を用いた
場合、減粘効果は弱く、石炭濃度が61%以上の高
濃度においては急激に増粘するとともに、ダイラ
タンシーが生じ、実用上ポンプ輸送が困難にな
る。 本発明者らは、高濃度の石炭−水スラリーを流
動化し、ポンプ輸送を可能にする石炭−水スラリ
ー用減粘剤について鋭意研究し、少量の添加で、
石炭−水スラリーの粘度を著しく減少し、そのた
め高濃度の石炭濃度においてもポンプ輸送が可能
な石炭−水スラリーを提供する減粘剤の開発に成
功した。 本発明の減粘剤を用いると、少量の水で石炭を
流動化できるため、ポンプ輸送を可能にすること
は勿論、そのまゝの状態でボイラー燃焼ができ、
燃焼前の脱水工程をも省くことができる。本発明
の減粘剤の使用により、石炭に取り扱いは非常に
簡便になり、その利用用途は大きく広がる。 石炭−水スラリーに使用される石炭は無煙炭、
瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭、またはそれらをクリー
ン化したものなど、どのような石炭であつてもよ
い。また水スラリー中の石炭粒度も粉末であれば
どのような粒度であつてもよいが、現在火力発電
所で燃焼される微粉炭は200メツシユパス70%以
上のものであるから、この粒度が微粉炭の粒度の
目安である。しかし本発明の減粘剤は粒度によつ
て影響されるものではなく、どのような粒径の石
炭粉末に対してもすぐれた効果を発揮する。 またクリーン化した石炭は石炭中より無機物、
例えば灰およびイオウなどを除去したものであ
る。石炭をクリーン化する方法としては、例えば
重液分離法、Oil Agglomeration法(以下OA法
という)、浮遊選炭法などがある。しかしながら
これら以外の方法でもよく特に限定するものでは
ない。 OA法について記すと、石炭を乾式あるいは湿
式で粉砕した後、水スラリーを調整し、適量の油
を添加するか、あらかじめ石炭に油をコートした
後、水スラリーを調整し、撹拌することにより石
炭の有機分と無機物との油および水に対する濡れ
の差を利用して、選択的に石炭の有機分を濡らす
油をバインダーにして石炭有機分の凝集を起させ
る。一方無機物は油との親和力が弱いため、水中
に遊離するので、凝集した石炭の水分離を行なえ
ば同時に無機物を除去することができる方法であ
る。OA法の石炭−水スラリー中の石炭濃度は通
常10〜65%である。 OA法において用いる油は原油あるいは原油か
ら得られる各種留分、例えば灯油、軽油、A重
油、B重油、C重油などや、タールまたは頁岩油
またはエチレン分離残油または各種配合油などが
一般に燃料として用いられる油や、潤滑油、洗浄
油などの鉱物油である。またベンゼン、トルエ
ン、キシレン、動植物油など水に不溶の油も用い
られるが中でもC重油、タール残渣油などの重質
油類は安価であるため特に好ましい。この油は無
機物除去処理しようとする石炭−水スラリー中の
石炭に対して一般的に20%以下の量で充分であ
る。 また浮遊選炭法は既存の選炭法で微粉炭−水ス
ラリー中に極く少量の油を加え撹拌することによ
り泡立たせて、フロスを生成させる。本方法も
OA法同様、石炭の有機分がフロス油膜に付着す
るが、無機物は水中に遊離し、石炭有機分と分離
することができる。 浮遊選炭法において用いる油は、ターピネオイ
ル、タール、A重油、C重油、軽油、灯油であ
る。 上記方法により数10%以上の無機物が石炭より
除去されるのが一般的である。 このようにしてクリーン化した石炭を使用すれ
ばクリーン化していない石炭にくらべて本発明の
添加剤の効果は著じるしく優れ、数ポイント高濃
度の石炭−水スラリーを得ることができる。さら
に、クリーン化した石炭を用いた場合、本効果以
外にも燃焼時のボイラー腐蝕が抑制され、灰の除
去設備、脱硫設備への負担が軽減される等のメリ
ツトが非常に大きい。 本発明の石炭−水スラリー用減粘剤は、炭化水
素基で置換されていることもある多環式芳香族化
合物のスルホン化物と、イミノ基を有する化合物
および/またはカルバモイル基もしくはチオカル
バモイル基を有する化合物と、脂肪族アルデヒド
との共縮合物またはその塩を必須成分として含有
する。 炭化水素基で置換されていることもある多環式
芳香族化合物のスルホン化物とは、ナフタレン、
アルキルナフタレン、アントラセン等のスルホン
化物や、石油スルホン酸や、リグニンスルホン酸
などである。なかでもナフタレンやアルキルナフ
タレンのスルホン化物が最も好ましい。 イミノ基を有する化合物としては、例えばグア
ニジン、ジシアンジアミド、ビグアニド等があ
り、カルバモイル基もしくはチオカルバモイル基
を有する化合物としては、尿素、アレキレン尿
素、カルバミン酸エステル、およびそれらの対応
するチオ化合物などがある。 脂肪族アルデヒドとしては、ホルマリン、グリ
オキザール、アセトアルデヒドを挙げることがで
き、ホルマリンが一般に使用される。 本発明の減粘剤の製造は公知の合成法によつて
実施できる。 すなわち炭化水素基で置換されていることもあ
る多環式芳香族化合物を、例えば硫酸、発煙硫
酸、またはサルフアン等を用いてスルホン化し、
そのまゝまたは部分中和後、イミノ基を有する化
合物および/またはカルバモイル基もしくはチオ
カルバモイル基を有する化合物と、脂肪族アルデ
ヒドとを加え、60〜110℃の温度で共縮合する。
生成した縮合物をナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属、アンモニウムまたはアミンとの塩に
してもよい。 しかし本発明の減粘剤は製造法によつて限定さ
れるものではなく、目的の減粘剤が得られる限り
任意の製造法を採用できる。縮合度は、好ましく
は1.5〜50、さらに好ましくは2.0〜10のものが有
効である。 本発明の減粘剤は、公知のナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物系の添加剤よりも石炭−水ス
ラリーの減粘効果において著しくすぐれており、
それは両者の化学構造の相違に起因するものであ
る。 すなわち、公知の例えばナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物は以下の繰り返し構造を有す
る。 これに対し、対応する本発明のナフタレンスル
ホン酸と尿素のホルマリン共縮合物は以下の繰り
返し構造を有する。 このように、かさ高いナフタレン環が単にメレ
レン基によつて隔てられているよりも、窒素原子
を含む官能基を持つ長いスペーサー基で隔てられ
ていることが好結果をもたらす原因である。 このように本発明の減粘剤はイミノ基やカルバ
モイル基もしくはチオカルバモイル基を有する化
合物を用いた上記構造の縮合物を必須成分とする
ものであり、これらの構造を有するもののみが驚
くべき効果を発揮するのである。 また脱灰等のクリーン化した石炭を使用すれば
さらにその効果が上昇するのは、脱灰することに
よつて親水性が大きく微粒子でその表面積が大き
い灰が除去されることにより、有機性が向上した
石炭表面に、本発明の減粘剤が効果的に作用する
ためであり、それによつて石炭濃度の上昇をはか
ることができる。 かゝる本発明の減粘剤は、石炭−水スラリーに
対して、0.01〜5.0重量%、好ましくは0.03〜2.0
重量%を添加することによりすぐれた効果を発揮
する。石炭−水スラリーの流動性の限界は石炭の
種類や粒度によつて異なるが、一般に減粘剤を添
加しなければ石炭濃度が50%前後で流動性がなく
なるが、本発明の減粘剤を添加すれば著しく粘度
が低下するため、石炭濃度が61%以上、特に70%
以上においても流動性を有するものである。さら
にクリーン化した石炭を用いた場合は石炭濃度が
さらに数ポイント、一般的には3〜10ポイント上
昇する。 本発明の減粘剤は、他の界面活性剤と併用して
使用することもできる。 石炭−水スラリーの製造方法および減粘剤の添
加方法に関しては、石炭をあらかじめ乾式で粉砕
した後減粘剤を水溶液中に混合する方法や、石炭
−水スラリーをつくつた後減粘剤を添加する方法
や、ミル中へ石炭、水、減粘剤を加え、石炭を粉
砕しながら混合する方法や、それぞれの方法にお
いて、石炭の代わりにクリーン化した石炭を用い
て混合する方法等任意の方法が実施できる。 本発明の減粘剤は、石炭を水中に安定に分散す
る効果もすぐれており、長期間、例えば1ケ月間
静置しても水分離を生ぜず、均質な石炭−水スラ
リーを保持している。 このように本発明の減粘剤は、石炭−水スラリ
ーに対して0.01〜5.0重量%、好ましくは0.03〜
2.0重量%添加するだけで、石炭−水スラリーの
粘度を著しく減少せしめ、しかも高濃度でポンプ
輸送が可能な石炭−水スラリーをつくることがで
きる。 以下に実施例を示す。実施例中%は重量によ
る。 実施例 1 所定量の第1表に示す減粘剤を溶解した水溶液
に、200メツシユ80%パスまで粉砕した石炭を室
温にてかきまぜながら加え、所定濃度の石炭−水
スラリーを調整する。このスラリーの粘度を25℃
にて測定し、また流動性を観察する。さらにこの
スラリーを1ケ月間静置した後、水の分離状態を
測定する。 試験結果を第2表に示す。第2表に示すとお
り、本発明の減粘剤を添加すると石炭粘度72〜77
%においても粘度は1000〜3000cpであり、極め
て流動性が良好である。これに対し一般のアニオ
ン界面活性剤を添加したり、減粘剤無添加の場合
は、石炭濃度50%において粘度が20000cp以上に
なり、全く流動しない。 また、公知のナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物Na塩を用いた場合、石炭濃度63%におい
て粘度が10000cpとなつた。
さらに詳しくは、微粉炭を水に分散させ、ポンプ
輸送が可能な高濃度石炭−水スラリーを提供する
ための減粘剤に関する。 近年石油資源の枯渇により、石炭の利用が再認
織され、その利用方法が種々検討されている。と
ころが石炭は石油と異なり、固体であるためポン
プ輸送ができない。そのため石炭を粉体化して水
中に分散し、水スラリーにする方法が種々検討さ
れている。しかしながらこの方法は現技術では、
石炭濃度を上げていくと著しく増粘し、流動性が
なくなるため、ポンプ輸送が困難になつてくる。
一方石炭濃度を下げると輸送効率が低下し、さら
に燃焼前に脱水工程が必要となつてきて、費用が
かゝるため実用的でない。 特開昭52−71506、同昭56−21636にはナフタレ
ンスルホン酸系の塩や、これらのホルマリン縮合
物が記載されているが、これらの化合物を用いた
場合、減粘効果は弱く、石炭濃度が61%以上の高
濃度においては急激に増粘するとともに、ダイラ
タンシーが生じ、実用上ポンプ輸送が困難にな
る。 本発明者らは、高濃度の石炭−水スラリーを流
動化し、ポンプ輸送を可能にする石炭−水スラリ
ー用減粘剤について鋭意研究し、少量の添加で、
石炭−水スラリーの粘度を著しく減少し、そのた
め高濃度の石炭濃度においてもポンプ輸送が可能
な石炭−水スラリーを提供する減粘剤の開発に成
功した。 本発明の減粘剤を用いると、少量の水で石炭を
流動化できるため、ポンプ輸送を可能にすること
は勿論、そのまゝの状態でボイラー燃焼ができ、
燃焼前の脱水工程をも省くことができる。本発明
の減粘剤の使用により、石炭に取り扱いは非常に
簡便になり、その利用用途は大きく広がる。 石炭−水スラリーに使用される石炭は無煙炭、
瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭、またはそれらをクリー
ン化したものなど、どのような石炭であつてもよ
い。また水スラリー中の石炭粒度も粉末であれば
どのような粒度であつてもよいが、現在火力発電
所で燃焼される微粉炭は200メツシユパス70%以
上のものであるから、この粒度が微粉炭の粒度の
目安である。しかし本発明の減粘剤は粒度によつ
て影響されるものではなく、どのような粒径の石
炭粉末に対してもすぐれた効果を発揮する。 またクリーン化した石炭は石炭中より無機物、
例えば灰およびイオウなどを除去したものであ
る。石炭をクリーン化する方法としては、例えば
重液分離法、Oil Agglomeration法(以下OA法
という)、浮遊選炭法などがある。しかしながら
これら以外の方法でもよく特に限定するものでは
ない。 OA法について記すと、石炭を乾式あるいは湿
式で粉砕した後、水スラリーを調整し、適量の油
を添加するか、あらかじめ石炭に油をコートした
後、水スラリーを調整し、撹拌することにより石
炭の有機分と無機物との油および水に対する濡れ
の差を利用して、選択的に石炭の有機分を濡らす
油をバインダーにして石炭有機分の凝集を起させ
る。一方無機物は油との親和力が弱いため、水中
に遊離するので、凝集した石炭の水分離を行なえ
ば同時に無機物を除去することができる方法であ
る。OA法の石炭−水スラリー中の石炭濃度は通
常10〜65%である。 OA法において用いる油は原油あるいは原油か
ら得られる各種留分、例えば灯油、軽油、A重
油、B重油、C重油などや、タールまたは頁岩油
またはエチレン分離残油または各種配合油などが
一般に燃料として用いられる油や、潤滑油、洗浄
油などの鉱物油である。またベンゼン、トルエ
ン、キシレン、動植物油など水に不溶の油も用い
られるが中でもC重油、タール残渣油などの重質
油類は安価であるため特に好ましい。この油は無
機物除去処理しようとする石炭−水スラリー中の
石炭に対して一般的に20%以下の量で充分であ
る。 また浮遊選炭法は既存の選炭法で微粉炭−水ス
ラリー中に極く少量の油を加え撹拌することによ
り泡立たせて、フロスを生成させる。本方法も
OA法同様、石炭の有機分がフロス油膜に付着す
るが、無機物は水中に遊離し、石炭有機分と分離
することができる。 浮遊選炭法において用いる油は、ターピネオイ
ル、タール、A重油、C重油、軽油、灯油であ
る。 上記方法により数10%以上の無機物が石炭より
除去されるのが一般的である。 このようにしてクリーン化した石炭を使用すれ
ばクリーン化していない石炭にくらべて本発明の
添加剤の効果は著じるしく優れ、数ポイント高濃
度の石炭−水スラリーを得ることができる。さら
に、クリーン化した石炭を用いた場合、本効果以
外にも燃焼時のボイラー腐蝕が抑制され、灰の除
去設備、脱硫設備への負担が軽減される等のメリ
ツトが非常に大きい。 本発明の石炭−水スラリー用減粘剤は、炭化水
素基で置換されていることもある多環式芳香族化
合物のスルホン化物と、イミノ基を有する化合物
および/またはカルバモイル基もしくはチオカル
バモイル基を有する化合物と、脂肪族アルデヒド
との共縮合物またはその塩を必須成分として含有
する。 炭化水素基で置換されていることもある多環式
芳香族化合物のスルホン化物とは、ナフタレン、
アルキルナフタレン、アントラセン等のスルホン
化物や、石油スルホン酸や、リグニンスルホン酸
などである。なかでもナフタレンやアルキルナフ
タレンのスルホン化物が最も好ましい。 イミノ基を有する化合物としては、例えばグア
ニジン、ジシアンジアミド、ビグアニド等があ
り、カルバモイル基もしくはチオカルバモイル基
を有する化合物としては、尿素、アレキレン尿
素、カルバミン酸エステル、およびそれらの対応
するチオ化合物などがある。 脂肪族アルデヒドとしては、ホルマリン、グリ
オキザール、アセトアルデヒドを挙げることがで
き、ホルマリンが一般に使用される。 本発明の減粘剤の製造は公知の合成法によつて
実施できる。 すなわち炭化水素基で置換されていることもあ
る多環式芳香族化合物を、例えば硫酸、発煙硫
酸、またはサルフアン等を用いてスルホン化し、
そのまゝまたは部分中和後、イミノ基を有する化
合物および/またはカルバモイル基もしくはチオ
カルバモイル基を有する化合物と、脂肪族アルデ
ヒドとを加え、60〜110℃の温度で共縮合する。
生成した縮合物をナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属、アンモニウムまたはアミンとの塩に
してもよい。 しかし本発明の減粘剤は製造法によつて限定さ
れるものではなく、目的の減粘剤が得られる限り
任意の製造法を採用できる。縮合度は、好ましく
は1.5〜50、さらに好ましくは2.0〜10のものが有
効である。 本発明の減粘剤は、公知のナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物系の添加剤よりも石炭−水ス
ラリーの減粘効果において著しくすぐれており、
それは両者の化学構造の相違に起因するものであ
る。 すなわち、公知の例えばナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物は以下の繰り返し構造を有す
る。 これに対し、対応する本発明のナフタレンスル
ホン酸と尿素のホルマリン共縮合物は以下の繰り
返し構造を有する。 このように、かさ高いナフタレン環が単にメレ
レン基によつて隔てられているよりも、窒素原子
を含む官能基を持つ長いスペーサー基で隔てられ
ていることが好結果をもたらす原因である。 このように本発明の減粘剤はイミノ基やカルバ
モイル基もしくはチオカルバモイル基を有する化
合物を用いた上記構造の縮合物を必須成分とする
ものであり、これらの構造を有するもののみが驚
くべき効果を発揮するのである。 また脱灰等のクリーン化した石炭を使用すれば
さらにその効果が上昇するのは、脱灰することに
よつて親水性が大きく微粒子でその表面積が大き
い灰が除去されることにより、有機性が向上した
石炭表面に、本発明の減粘剤が効果的に作用する
ためであり、それによつて石炭濃度の上昇をはか
ることができる。 かゝる本発明の減粘剤は、石炭−水スラリーに
対して、0.01〜5.0重量%、好ましくは0.03〜2.0
重量%を添加することによりすぐれた効果を発揮
する。石炭−水スラリーの流動性の限界は石炭の
種類や粒度によつて異なるが、一般に減粘剤を添
加しなければ石炭濃度が50%前後で流動性がなく
なるが、本発明の減粘剤を添加すれば著しく粘度
が低下するため、石炭濃度が61%以上、特に70%
以上においても流動性を有するものである。さら
にクリーン化した石炭を用いた場合は石炭濃度が
さらに数ポイント、一般的には3〜10ポイント上
昇する。 本発明の減粘剤は、他の界面活性剤と併用して
使用することもできる。 石炭−水スラリーの製造方法および減粘剤の添
加方法に関しては、石炭をあらかじめ乾式で粉砕
した後減粘剤を水溶液中に混合する方法や、石炭
−水スラリーをつくつた後減粘剤を添加する方法
や、ミル中へ石炭、水、減粘剤を加え、石炭を粉
砕しながら混合する方法や、それぞれの方法にお
いて、石炭の代わりにクリーン化した石炭を用い
て混合する方法等任意の方法が実施できる。 本発明の減粘剤は、石炭を水中に安定に分散す
る効果もすぐれており、長期間、例えば1ケ月間
静置しても水分離を生ぜず、均質な石炭−水スラ
リーを保持している。 このように本発明の減粘剤は、石炭−水スラリ
ーに対して0.01〜5.0重量%、好ましくは0.03〜
2.0重量%添加するだけで、石炭−水スラリーの
粘度を著しく減少せしめ、しかも高濃度でポンプ
輸送が可能な石炭−水スラリーをつくることがで
きる。 以下に実施例を示す。実施例中%は重量によ
る。 実施例 1 所定量の第1表に示す減粘剤を溶解した水溶液
に、200メツシユ80%パスまで粉砕した石炭を室
温にてかきまぜながら加え、所定濃度の石炭−水
スラリーを調整する。このスラリーの粘度を25℃
にて測定し、また流動性を観察する。さらにこの
スラリーを1ケ月間静置した後、水の分離状態を
測定する。 試験結果を第2表に示す。第2表に示すとお
り、本発明の減粘剤を添加すると石炭粘度72〜77
%においても粘度は1000〜3000cpであり、極め
て流動性が良好である。これに対し一般のアニオ
ン界面活性剤を添加したり、減粘剤無添加の場合
は、石炭濃度50%において粘度が20000cp以上に
なり、全く流動しない。 また、公知のナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物Na塩を用いた場合、石炭濃度63%におい
て粘度が10000cpとなつた。
【表】
【表】
実施例 2
クリーン化した石炭を使用して実施例1と同様
に所定濃度のクリーン石炭−水スラリーを調整す
る。石炭粒度は200メツシユ80%パスのものであ
る。このスラリーの粘度を25℃にて測定し、また
流動性をも観察する。このスラリーを1ケ月間静
置した後、水の分離状態を測定する。 試験に用いた本発明の減粘剤は第1表に示すと
おりである。試験結果を第3表に示す。第3表に
示すとおりクリーン化石炭−水スラリーに本発明
の減粘剤を添加すると石炭濃度76〜80%でも粘度
が1000〜3000cpであり、極めて流動性が良好で
ある。 一方本発明以外の減粘剤を添加したり、無添加
の場合は石炭濃度50%において粘度が20000cp以
上になり全く流動しない。 また、公知のナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物Na塩を用いた場合、石炭濃度67%におい
て粘度が10000cpとなつた。
に所定濃度のクリーン石炭−水スラリーを調整す
る。石炭粒度は200メツシユ80%パスのものであ
る。このスラリーの粘度を25℃にて測定し、また
流動性をも観察する。このスラリーを1ケ月間静
置した後、水の分離状態を測定する。 試験に用いた本発明の減粘剤は第1表に示すと
おりである。試験結果を第3表に示す。第3表に
示すとおりクリーン化石炭−水スラリーに本発明
の減粘剤を添加すると石炭濃度76〜80%でも粘度
が1000〜3000cpであり、極めて流動性が良好で
ある。 一方本発明以外の減粘剤を添加したり、無添加
の場合は石炭濃度50%において粘度が20000cp以
上になり全く流動しない。 また、公知のナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物Na塩を用いた場合、石炭濃度67%におい
て粘度が10000cpとなつた。
【表】
○ 水分離なし、× 水分離あり
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石炭−水スラリーの粘度を低下させ、流動性
と安定性を向上させるために用いる高濃度石炭−
水スラリー用減粘剤であつて、炭化水素基で置換
されていることもある多環式芳香族化合物のスル
ホン化物と、イミノ基を有する化合物および/ま
たはカルバモイル基もしくはチオカルバモイル基
を有する化合物と、脂肪族アルデヒドとの共縮合
物またはその塩を必須成分として含有することを
特徴とする石炭−水スラリー用高性能減粘剤。 2 多環式芳香族化合物のスルホン化物がナフタ
レンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホ
ン酸である特許請求の範囲第1項記載の石炭−水
スラリー用高性能減粘剤。 3 イミノ基を有する化合物またはカルバモイル
基もしくはチオカルバモイル基を有する化合物
が、尿素、チオ尿素、ジシアンジアミド、グアニ
ジン、ビグアニドおよびそれらの誘導体から選ば
れる特許請求の範囲第1項または第2項記載の石
炭−水スラリー用高性能減粘剤。 4 石炭濃度が61%以上、好ましくは70%以上の
石炭−水スラリーに用いるための特許請求の範囲
第1項ないし第3項のいずれかに記載の石炭−水
スラリー用高性能減粘剤。 5 石炭がクリーン化した石炭である特許請求の
範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の石炭
−水スラリー用高性能減粘剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56135964A JPS5837090A (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 高濃度石炭−水スラリ−用減粘剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56135964A JPS5837090A (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 高濃度石炭−水スラリ−用減粘剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5837090A JPS5837090A (ja) | 1983-03-04 |
| JPH0113518B2 true JPH0113518B2 (ja) | 1989-03-07 |
Family
ID=15163963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56135964A Granted JPS5837090A (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | 高濃度石炭−水スラリ−用減粘剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5837090A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60203697A (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-15 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 脱灰高濃度スラリ−の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS606395B2 (ja) * | 1979-07-26 | 1985-02-18 | 花王株式会社 | 石炭粉末の水スラリ−用分散剤 |
| JPS5822074B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1983-05-06 | 三洋化成工業株式会社 | 燃料油用の流動性改良剤 |
-
1981
- 1981-08-28 JP JP56135964A patent/JPS5837090A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5837090A (ja) | 1983-03-04 |
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