JPH0119817B2 - - Google Patents
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- JPH0119817B2 JPH0119817B2 JP60049547A JP4954785A JPH0119817B2 JP H0119817 B2 JPH0119817 B2 JP H0119817B2 JP 60049547 A JP60049547 A JP 60049547A JP 4954785 A JP4954785 A JP 4954785A JP H0119817 B2 JPH0119817 B2 JP H0119817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- rubber
- weight
- groups
- organic polymer
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は透明性ゴム組成物、特には医療用チユ
ーブ、フレキシブルレンズなどに有用とされる透
明性、強度のすぐれたポリオレフイン系有機ポリ
マー物品を与える透明性ゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) ポリオレフイン系有機ポリマーを主剤とするゴ
ム物品を特に透明度の高いものとするためにはこ
のゴム物品を与えるゴム組成物における各種の添
加剤をその溶解性、屈折率が主成分としてのポリ
オレフイン系ポリマーのそれと一致するか、近似
したものとする必要がある。したがつて、このゴ
ム組成物はカーボンブラツクは勿論のこと、クレ
ーなどの充填剤、加硫に必要とされる亜鉛華、さ
らには加工性の改善に必須とされるサンセンやサ
ンパー〔日本セン石油(株)製商品名〕などのプロセ
スオイルも使用できず、合成油としてのポリブテ
ン・ポリビス〔日本油脂(株)製商品名〕は透明性で
は問題はないが耐熱性が劣るために好ましいもの
ではない。 したがつて透明なポリオレフイン系有機ポリマ
ーを主剤とするゴム物品を与えるゴム組成物に使
用できる材料は大巾に制限され、機械的強度、耐
熱性、耐候性、ロール加工性、加硫特性のすべて
を満足させることは不可能であつた。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した透明性ポリ
オレフイン系有機ポリマー組成物に関するもので
あり、これは(1)エチレン−プロピレン系有機ポリ
マーおよび/またはエチレン−プロピレン−ジエ
ン系有機ポリマー100重量部、(2)1分子中に少な
くとも2個の不飽和基を含有する、25℃における
屈折率が1.42〜1.52の範囲であるメチルフエニル
ポリシロキサン1〜100重量部(3)比表面積が少な
くとも50m2/gであるシリカ微粉末10〜150重量
部とからなることを特徴とするものである。 すなわち、本発明者らは透明性のよいポリオレ
フイン系ゴム物品の取得方法について種々検討し
た結果、エチレン−プロピレン系、エチレン−プ
ロピレン−ジエン系の有機ポリマーに官能基をも
つ屈接率n25 Dが1.42〜1.52のメチルフエニルポリシ
ロキサンと比表面積が50m2/g以上のシリカ微粉
末を添加した配合物が高透明性で加硫特性、ロー
ル加工性もすぐれており、加工に当つてプロセス
オイルの添加が不要であること、これを硬化して
得たゴム物品は強度が高く、耐熱性、耐候性のす
ぐれたものになるということを見出すと共に、こ
のものは塵埃などが付着し易いオルガノポリシロ
キサンの添加にも拘わらず汚染性が著しく低減さ
れたものになること、またこの配合物の加工に当
つては飽和炭化水素系の油を助剤として添加する
ことができるということを確認し、これら各成分
の種類、配合量などについての研究を進めて本発
明を完成させた。 本発明のゴム組成物を構成する第1成分として
のポリオレフイン系有機ポリマーは市販のエチレ
ン−プロピレン系有機ポリマー(以下EPMと略
記する)、エチレン−プロピレン−ジエン系有機
ポリマー(以下EPDMと略記する)またはこれ
らの混合物であればよいが、これらはプロピレン
含有量が40〜70重量%程度のものがよく、ジエン
モノマーとしてはエチリデンノルボルネン、ジシ
クロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンなどが
一般的なものとされる。 また、このゴム組成物を構成する第2成分とし
てのメチルフエニルポリシロキサンは上記した第
1成分としてのポリオレフイン系合成ゴムと共に
加硫されるものであることから、このポリオレフ
イン系合成ゴムと共加硫するための官能基として
のビニル基、アリル基などの不飽和基を1分子中
に少なくとも2個含有するものとされるが、これ
はその屈折率が1.42以下または1.52以上のものと
するとこれがポリオレフイン系有機ポリマーの屈
折率と異なるためにこれを配合したゴム組成物が
不透明なものとなるので、その透明性を損じない
ようにするようにするために25℃における屈折率
が1.42〜1.52の範囲のものとする必要がある。 しかし、このメチルフエニルポリシロキサンは
油状、樹脂状、ゴム状のいずれでも、またこれら
の2種または2種以上の混合であつてもよく、こ
れは式(RSiO1.5)l(R2SiO)n(R3SiO0.5)o(SiO)
kで示され、このRはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、ビニル基、
アリル基などのアルケニル基、フエニル基、トリ
ル基などのアリール基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基、またはこれらの基を炭素原子
に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基、メルカプト基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
メチル基、メルカプトメチル基などから選択され
る同一または異種の非置換または置換1価炭化水
素基、あるいはメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基などのアルコキシ基、水酸基などから選択
される基、l、m、n、kはそれぞれ独立に0ま
たは整数とされるものである。したがつてこのR
がメチル基、フエニル基とされるものは、例えば
式〔(CH3)2SiO〕n〔(C6H5)2SiO〕n′、m′/m=
0.17〜0.30で示されるが、このオルガノポリシロ
キサンは式
ーブ、フレキシブルレンズなどに有用とされる透
明性、強度のすぐれたポリオレフイン系有機ポリ
マー物品を与える透明性ゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) ポリオレフイン系有機ポリマーを主剤とするゴ
ム物品を特に透明度の高いものとするためにはこ
のゴム物品を与えるゴム組成物における各種の添
加剤をその溶解性、屈折率が主成分としてのポリ
オレフイン系ポリマーのそれと一致するか、近似
したものとする必要がある。したがつて、このゴ
ム組成物はカーボンブラツクは勿論のこと、クレ
ーなどの充填剤、加硫に必要とされる亜鉛華、さ
らには加工性の改善に必須とされるサンセンやサ
ンパー〔日本セン石油(株)製商品名〕などのプロセ
スオイルも使用できず、合成油としてのポリブテ
ン・ポリビス〔日本油脂(株)製商品名〕は透明性で
は問題はないが耐熱性が劣るために好ましいもの
ではない。 したがつて透明なポリオレフイン系有機ポリマ
ーを主剤とするゴム物品を与えるゴム組成物に使
用できる材料は大巾に制限され、機械的強度、耐
熱性、耐候性、ロール加工性、加硫特性のすべて
を満足させることは不可能であつた。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した透明性ポリ
オレフイン系有機ポリマー組成物に関するもので
あり、これは(1)エチレン−プロピレン系有機ポリ
マーおよび/またはエチレン−プロピレン−ジエ
ン系有機ポリマー100重量部、(2)1分子中に少な
くとも2個の不飽和基を含有する、25℃における
屈折率が1.42〜1.52の範囲であるメチルフエニル
ポリシロキサン1〜100重量部(3)比表面積が少な
くとも50m2/gであるシリカ微粉末10〜150重量
部とからなることを特徴とするものである。 すなわち、本発明者らは透明性のよいポリオレ
フイン系ゴム物品の取得方法について種々検討し
た結果、エチレン−プロピレン系、エチレン−プ
ロピレン−ジエン系の有機ポリマーに官能基をも
つ屈接率n25 Dが1.42〜1.52のメチルフエニルポリシ
ロキサンと比表面積が50m2/g以上のシリカ微粉
末を添加した配合物が高透明性で加硫特性、ロー
ル加工性もすぐれており、加工に当つてプロセス
オイルの添加が不要であること、これを硬化して
得たゴム物品は強度が高く、耐熱性、耐候性のす
ぐれたものになるということを見出すと共に、こ
のものは塵埃などが付着し易いオルガノポリシロ
キサンの添加にも拘わらず汚染性が著しく低減さ
れたものになること、またこの配合物の加工に当
つては飽和炭化水素系の油を助剤として添加する
ことができるということを確認し、これら各成分
の種類、配合量などについての研究を進めて本発
明を完成させた。 本発明のゴム組成物を構成する第1成分として
のポリオレフイン系有機ポリマーは市販のエチレ
ン−プロピレン系有機ポリマー(以下EPMと略
記する)、エチレン−プロピレン−ジエン系有機
ポリマー(以下EPDMと略記する)またはこれ
らの混合物であればよいが、これらはプロピレン
含有量が40〜70重量%程度のものがよく、ジエン
モノマーとしてはエチリデンノルボルネン、ジシ
クロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンなどが
一般的なものとされる。 また、このゴム組成物を構成する第2成分とし
てのメチルフエニルポリシロキサンは上記した第
1成分としてのポリオレフイン系合成ゴムと共に
加硫されるものであることから、このポリオレフ
イン系合成ゴムと共加硫するための官能基として
のビニル基、アリル基などの不飽和基を1分子中
に少なくとも2個含有するものとされるが、これ
はその屈折率が1.42以下または1.52以上のものと
するとこれがポリオレフイン系有機ポリマーの屈
折率と異なるためにこれを配合したゴム組成物が
不透明なものとなるので、その透明性を損じない
ようにするようにするために25℃における屈折率
が1.42〜1.52の範囲のものとする必要がある。 しかし、このメチルフエニルポリシロキサンは
油状、樹脂状、ゴム状のいずれでも、またこれら
の2種または2種以上の混合であつてもよく、こ
れは式(RSiO1.5)l(R2SiO)n(R3SiO0.5)o(SiO)
kで示され、このRはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、ビニル基、
アリル基などのアルケニル基、フエニル基、トリ
ル基などのアリール基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基、またはこれらの基を炭素原子
に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基、メルカプト基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
メチル基、メルカプトメチル基などから選択され
る同一または異種の非置換または置換1価炭化水
素基、あるいはメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基などのアルコキシ基、水酸基などから選択
される基、l、m、n、kはそれぞれ独立に0ま
たは整数とされるものである。したがつてこのR
がメチル基、フエニル基とされるものは、例えば
式〔(CH3)2SiO〕n〔(C6H5)2SiO〕n′、m′/m=
0.17〜0.30で示されるが、このオルガノポリシロ
キサンは式
【式】(pは3〜5の整数)
で示される環状オルガノポリシロキサンを酸また
はアルカリ触媒を用いて開裂重合することによつ
て得ることができるし、式(R3SiO0.5)o(SiO2)k
(n、kはn/k=0.4〜2.1の整数)で示される
オルガノポリシロキサンレジンはメチルトリクロ
ロシラン、フエニルトリクロロシラン、メチルト
リメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリクロロシランのような3官能性の
加水分解性オルガノシランまたはけい酸ソーダと
必要に応じ添加されるジメチルジクロロシラン、
メチルビニルジクロロシラン、ジメチルジメトキ
シシランのような2官能性またはトリメチルクロ
ロシランのような1官能性の加水分解性オルガノ
シランと共に(共)加水分解させ、副生する酸を
除去したのちに必要に応じ重合させることによつ
て得ることができる。 このオルガノポリシロキサンは上記したEPM、
EPDMなどのポリオレフイン系有機ポリマーの
耐候性、耐熱性を改良するように作動するが、シ
リカを配合したゴムコンパウンドの粘度を低減さ
せるようにも作動するので、この組成物に対して
はパラフイン系、ナフテン系のプロセスオイルを
添加しなくても十分成形することができ、加工助
剤としても作動する。なお、このメチルフエニル
ポリシロキサンの配合量は、第1成分としてのポ
リオレフイン系有機ポリマー100重量部に対して
1重量部以下とするとこの添加効果が不充分とな
り、100重量部以上とするとこの組成物から得ら
れるゴム成形体が強度の弱いものとなるので1〜
100重量部の範囲とすることが必要とされるが、
この好ましい範囲は5〜50重量部とされる。 つぎに、このゴム組成物を構成する第3成分と
してのシリカ微粉末は補強剤とされるものである
が、その補強性と透明性の点から比表面積が少な
くとも50m2/gのものとする必要があり、これに
は煙霧質シリカ、沈降性シリカが例示される。こ
のシリカ微粉末の添加量は第1成分としてのポリ
オレフイン系有機ポリマー100重量部に対して10
重量部未満では十分な補強効果が得られず、150
重量部以上とするとこの組成物から得られるゴム
成形体の物性が低下するので、10〜150重量部の
範囲とすることが必要とされるが、これは必要に
応じ各種シラン、低分子シロキサンからなる湿潤
剤と共に混練りするようにしてもよい。 本発明の透明性ゴム組成物は上記した第1〜第
3成分の所定量を二本ロール、ニーダー、バンバ
リーミキサーなどで混練りすることによつて得ら
れるが、粘度を下げて加工性を向上させる目的に
おいて炭化水素系の合成油を添加してもよく、こ
の炭化水素系合成油としては例えば一般式 で示され、RはCoH2o+1で示される炭化水素基、
x、y、p、nは整数とされる100℃での粘度が
20〜200cSのものとすることが望ましいが、これ
は第1成分としてのポリオレフイン系有機ポリマ
ーに対する第2成分としてのメチルフエニルポリ
シロキサンの配合量が20重量%以上のときはこの
メチルフエニルポリシロキサンの添加でこの組成
物に十分なロール加工性が与えられるので添加す
る必要はなく、したがつてこのメチルフエニルポ
リシロキサンの配合量が5〜20重量%のときに添
加する必要があり、この添加量はポリオレフイン
系有機ポリマー100重量部に対し100重量部以上と
するとこれから得られるゴム成形品が強度の弱い
ものとなるので1〜100重量部の範囲とする必要
がある。 また、このゴム組成物には必要に応じ従来公知
の添加剤、例えば耐熱性向上剤、紫外線吸収剤、
カーボンフアンクシヨナルシランなどを添加して
もよい。このものはその架橋を伴なう硬化反応に
よつてゴム成形品とするものであるから必要な架
橋剤を添加することが必要とされる。この硬化反
応としては組成物中に含有されている官能基の種
類によつて、有機過酸化物による架橋反応、付加
反応架橋、イオウ加硫などが採られるが、この有
機過酸化物としてはジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどが例
示される。 本発明のゴム組成物は透明性、ロール加工性、
加硫特性にすぐれており、これを加硫して得られ
るゴム成形品には本発明の組成物と同等の透明性
を有するシリコーンゴム組成物から得られる成形
品にくらべて機械的強度が大きく、表面は粘着感
や摩擦係数が小さく汚染に対する抵抗性にすぐれ
ているという有利性が与えられる。また、この組
成物はDOP、DBPなどのような可塑剤を全く含
有していないので、塩化ビニルなどの成形品にく
らべても透明性、柔軟性、ゴム弾性においてすぐ
れた成形品を与え、この成形品はチユーブまたは
0リングなどのパツキング材などとして医療用、
食品関連分野で、また各種事務用電子機器入力装
置のカバー部材などとして、さらにはイグニツシ
ヨンコードの透明ジヤケツト材、フレキシブルレ
ンズや耐候性テント材などとして広い範囲に使用
できるという有利性をもつものである。 つぎに本発明の実施例をあげるが例中の部は重
量部を示したものである。 実施例1、比較例1 ポリオレフイン系有機ポリマー・EP43〔日本イ
ーピーラバー(株)製商品名〕70部と(CH3)2SiO単
位79.5モル%、(C6H5)2SiO単位20モル%、
(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%からなる
平均重量度8000で、25℃での屈折率が1.49である
メチルフエニルポリシロキサン生ゴム30部とを2
本ロールに巻きつけ、これに比表面積が380m2/
gであるシリカ微粉末・エアロジル380〔日本シリ
カ(株)製商品名〕30部を添加し、均一に混練りして
ゴム組成物を作つた。 つぎにこの組成物100部にジクミルパーオキサ
イド1.5部を加えて均一に混合したのち、170℃、
100Kg/cm2の条件下で15分間熱圧して50×50×1
mmの試験片を作り、この試験片の平行線透過率を
JIS K 6714の方法に準じて測定したところ、こ
れは96%であつたが、比較のために上記における
メチルフエニルポリシロキサンの代わりに
(CH3)2SiO単位99.5モル%、(CH3)(CH2=CH)
SiO単位0.5モル%からなる平均重合度が8000で25
℃での屈折率が1.40であるジメチルビニルポリシ
ロキサン生ゴム30部を使用して得た組成物から作
つた試験片の平行線透過率は5%であつた。 実施例2〜3、比較例2 ポリオレフイン系有機ポリマー・EPT3045〔三
井石油化学(株)製商品名〕70部と、(CH3)2SiO単
位81.5モル%、(C6H5)2SiO単位18モル%、
(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%とからな
る平均重合度が8000で、25℃における屈折率が
1.48であるメチルフエニルポリシロキサン生ゴム
30部とを2本ロールに巻きつけ、これにシリカ微
粉末・エアロジル380(前出)30部を添加し、均一
に混練りしてゴム組成物を作つた。 つぎにこのゴム組成物100部にジクミルパーオ
キサイド1.5部を加え均一に混合してから、170
℃、100Kg/cm2の条件下で15分間熱圧して厚さ2
mmの試験片と50×50×1mmのシートを作り、この
ものの初期物性と平行線透過率および耐候性をし
らべたところ、つぎの第1表に示したとおりの結
果が得られ、上記における組成物に紫外線吸収
剤・チタビン326〔チバガイギー社製商品名〕1.0
部に添加したもの、また比較のために上記におい
てメチルフエニルポリシロキサン生ゴムを添加し
ない組成物から作つた試験片についても同様の試
験を行なつたところ、第1表に併記したとおりの
結果が得られた。
はアルカリ触媒を用いて開裂重合することによつ
て得ることができるし、式(R3SiO0.5)o(SiO2)k
(n、kはn/k=0.4〜2.1の整数)で示される
オルガノポリシロキサンレジンはメチルトリクロ
ロシラン、フエニルトリクロロシラン、メチルト
リメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリクロロシランのような3官能性の
加水分解性オルガノシランまたはけい酸ソーダと
必要に応じ添加されるジメチルジクロロシラン、
メチルビニルジクロロシラン、ジメチルジメトキ
シシランのような2官能性またはトリメチルクロ
ロシランのような1官能性の加水分解性オルガノ
シランと共に(共)加水分解させ、副生する酸を
除去したのちに必要に応じ重合させることによつ
て得ることができる。 このオルガノポリシロキサンは上記したEPM、
EPDMなどのポリオレフイン系有機ポリマーの
耐候性、耐熱性を改良するように作動するが、シ
リカを配合したゴムコンパウンドの粘度を低減さ
せるようにも作動するので、この組成物に対して
はパラフイン系、ナフテン系のプロセスオイルを
添加しなくても十分成形することができ、加工助
剤としても作動する。なお、このメチルフエニル
ポリシロキサンの配合量は、第1成分としてのポ
リオレフイン系有機ポリマー100重量部に対して
1重量部以下とするとこの添加効果が不充分とな
り、100重量部以上とするとこの組成物から得ら
れるゴム成形体が強度の弱いものとなるので1〜
100重量部の範囲とすることが必要とされるが、
この好ましい範囲は5〜50重量部とされる。 つぎに、このゴム組成物を構成する第3成分と
してのシリカ微粉末は補強剤とされるものである
が、その補強性と透明性の点から比表面積が少な
くとも50m2/gのものとする必要があり、これに
は煙霧質シリカ、沈降性シリカが例示される。こ
のシリカ微粉末の添加量は第1成分としてのポリ
オレフイン系有機ポリマー100重量部に対して10
重量部未満では十分な補強効果が得られず、150
重量部以上とするとこの組成物から得られるゴム
成形体の物性が低下するので、10〜150重量部の
範囲とすることが必要とされるが、これは必要に
応じ各種シラン、低分子シロキサンからなる湿潤
剤と共に混練りするようにしてもよい。 本発明の透明性ゴム組成物は上記した第1〜第
3成分の所定量を二本ロール、ニーダー、バンバ
リーミキサーなどで混練りすることによつて得ら
れるが、粘度を下げて加工性を向上させる目的に
おいて炭化水素系の合成油を添加してもよく、こ
の炭化水素系合成油としては例えば一般式 で示され、RはCoH2o+1で示される炭化水素基、
x、y、p、nは整数とされる100℃での粘度が
20〜200cSのものとすることが望ましいが、これ
は第1成分としてのポリオレフイン系有機ポリマ
ーに対する第2成分としてのメチルフエニルポリ
シロキサンの配合量が20重量%以上のときはこの
メチルフエニルポリシロキサンの添加でこの組成
物に十分なロール加工性が与えられるので添加す
る必要はなく、したがつてこのメチルフエニルポ
リシロキサンの配合量が5〜20重量%のときに添
加する必要があり、この添加量はポリオレフイン
系有機ポリマー100重量部に対し100重量部以上と
するとこれから得られるゴム成形品が強度の弱い
ものとなるので1〜100重量部の範囲とする必要
がある。 また、このゴム組成物には必要に応じ従来公知
の添加剤、例えば耐熱性向上剤、紫外線吸収剤、
カーボンフアンクシヨナルシランなどを添加して
もよい。このものはその架橋を伴なう硬化反応に
よつてゴム成形品とするものであるから必要な架
橋剤を添加することが必要とされる。この硬化反
応としては組成物中に含有されている官能基の種
類によつて、有機過酸化物による架橋反応、付加
反応架橋、イオウ加硫などが採られるが、この有
機過酸化物としてはジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどが例
示される。 本発明のゴム組成物は透明性、ロール加工性、
加硫特性にすぐれており、これを加硫して得られ
るゴム成形品には本発明の組成物と同等の透明性
を有するシリコーンゴム組成物から得られる成形
品にくらべて機械的強度が大きく、表面は粘着感
や摩擦係数が小さく汚染に対する抵抗性にすぐれ
ているという有利性が与えられる。また、この組
成物はDOP、DBPなどのような可塑剤を全く含
有していないので、塩化ビニルなどの成形品にく
らべても透明性、柔軟性、ゴム弾性においてすぐ
れた成形品を与え、この成形品はチユーブまたは
0リングなどのパツキング材などとして医療用、
食品関連分野で、また各種事務用電子機器入力装
置のカバー部材などとして、さらにはイグニツシ
ヨンコードの透明ジヤケツト材、フレキシブルレ
ンズや耐候性テント材などとして広い範囲に使用
できるという有利性をもつものである。 つぎに本発明の実施例をあげるが例中の部は重
量部を示したものである。 実施例1、比較例1 ポリオレフイン系有機ポリマー・EP43〔日本イ
ーピーラバー(株)製商品名〕70部と(CH3)2SiO単
位79.5モル%、(C6H5)2SiO単位20モル%、
(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%からなる
平均重量度8000で、25℃での屈折率が1.49である
メチルフエニルポリシロキサン生ゴム30部とを2
本ロールに巻きつけ、これに比表面積が380m2/
gであるシリカ微粉末・エアロジル380〔日本シリ
カ(株)製商品名〕30部を添加し、均一に混練りして
ゴム組成物を作つた。 つぎにこの組成物100部にジクミルパーオキサ
イド1.5部を加えて均一に混合したのち、170℃、
100Kg/cm2の条件下で15分間熱圧して50×50×1
mmの試験片を作り、この試験片の平行線透過率を
JIS K 6714の方法に準じて測定したところ、こ
れは96%であつたが、比較のために上記における
メチルフエニルポリシロキサンの代わりに
(CH3)2SiO単位99.5モル%、(CH3)(CH2=CH)
SiO単位0.5モル%からなる平均重合度が8000で25
℃での屈折率が1.40であるジメチルビニルポリシ
ロキサン生ゴム30部を使用して得た組成物から作
つた試験片の平行線透過率は5%であつた。 実施例2〜3、比較例2 ポリオレフイン系有機ポリマー・EPT3045〔三
井石油化学(株)製商品名〕70部と、(CH3)2SiO単
位81.5モル%、(C6H5)2SiO単位18モル%、
(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%とからな
る平均重合度が8000で、25℃における屈折率が
1.48であるメチルフエニルポリシロキサン生ゴム
30部とを2本ロールに巻きつけ、これにシリカ微
粉末・エアロジル380(前出)30部を添加し、均一
に混練りしてゴム組成物を作つた。 つぎにこのゴム組成物100部にジクミルパーオ
キサイド1.5部を加え均一に混合してから、170
℃、100Kg/cm2の条件下で15分間熱圧して厚さ2
mmの試験片と50×50×1mmのシートを作り、この
ものの初期物性と平行線透過率および耐候性をし
らべたところ、つぎの第1表に示したとおりの結
果が得られ、上記における組成物に紫外線吸収
剤・チタビン326〔チバガイギー社製商品名〕1.0
部に添加したもの、また比較のために上記におい
てメチルフエニルポリシロキサン生ゴムを添加し
ない組成物から作つた試験片についても同様の試
験を行なつたところ、第1表に併記したとおりの
結果が得られた。
【表】
【表】
実施例4〜6、比較例3
ポリオレフイン系有機ポリマー・EPT3045(前
出)60部と、(CH3)2SiO単位81.5モル%、
(C6H5)2SiO単位18モル%、(CH3)(CH2=CH)
SiO単位0.5モル%とからなる平均重合度が8000
で、25℃における屈折率が1.48であるメチルフエ
ニルポリシロキサン生ゴム40部とを2本ロールに
巻きつけ、これに比表面積が19m2/gの石英粉・
クリスタライトV×S〔(株)龍森社製商品名〕と微
粉末シリカとして比表面積が130、200、380m2/
gであるエアロジル130、200、380(いずれも日本
シリカ(株)製商品名〕の各30部を添加し、均一に混
練りして4種のゴム組成物を作り、ついでこれら
のゴム組成物100部にジクミルパーオキサイド1.5
部を加えて均一に混合したのち、170℃、100Kg/
cm2の条件下で15分間熱圧処理をして50×50×1mm
の試験片を製作してこれらの平行光線透過率を測
定したところ、第2表に示したとおりの結果が得
られ、比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカを
添加したものは平行光線透過率が80%以上であつ
たが、50m2/g以下のものは2%にすぎなかつ
た。
出)60部と、(CH3)2SiO単位81.5モル%、
(C6H5)2SiO単位18モル%、(CH3)(CH2=CH)
SiO単位0.5モル%とからなる平均重合度が8000
で、25℃における屈折率が1.48であるメチルフエ
ニルポリシロキサン生ゴム40部とを2本ロールに
巻きつけ、これに比表面積が19m2/gの石英粉・
クリスタライトV×S〔(株)龍森社製商品名〕と微
粉末シリカとして比表面積が130、200、380m2/
gであるエアロジル130、200、380(いずれも日本
シリカ(株)製商品名〕の各30部を添加し、均一に混
練りして4種のゴム組成物を作り、ついでこれら
のゴム組成物100部にジクミルパーオキサイド1.5
部を加えて均一に混合したのち、170℃、100Kg/
cm2の条件下で15分間熱圧処理をして50×50×1mm
の試験片を製作してこれらの平行光線透過率を測
定したところ、第2表に示したとおりの結果が得
られ、比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカを
添加したものは平行光線透過率が80%以上であつ
たが、50m2/g以下のものは2%にすぎなかつ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (1) エチレン−プロピレン系有機ポリマーお
よび/またはエチレン−プロピレン−ジエン系
有機ポリマー 100重量部 (2) 1分子中に少なくとも2個の不飽和基を含有
する、25℃における屈折率が1.42〜1.52の範囲
であるメチルフエニルポリシロキサン
1〜100重量部 (3) 比表面積が少なくとも50m2/gであるシリカ
微粉末 10〜150重量部 とからなることを特徴とする透明性ゴム組成物。 2 シリカ微粉末が比表面積100m2/g以上のも
のである特許請求の範囲第1項記載の透明性ゴム
組成物。 3 シリカ微粉末がトリメチルシリル基、ジメチ
ルシリル基含有オルガノポリシロキサンで表面処
理されたものである特許請求の範囲第1項記載の
透明性ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4954785A JPS61209242A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 透明性ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4954785A JPS61209242A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 透明性ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61209242A JPS61209242A (ja) | 1986-09-17 |
| JPH0119817B2 true JPH0119817B2 (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=12834218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4954785A Granted JPS61209242A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 透明性ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61209242A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020729A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-23 | Nippon Valqua Ind Ltd | シール材用ゴム組成物およびシール材 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0689158B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1994-11-09 | 信越化学工業株式会社 | 積層ゴム成形体の製造方法 |
| JP2004204241A (ja) * | 2004-04-07 | 2004-07-22 | Mitsui Chemicals Inc | 耐熱ゴム組成物およびその用途 |
| JP2006291227A (ja) * | 2006-07-31 | 2006-10-26 | Mitsui Chemicals Inc | 耐熱ゴム組成物 |
| KR20150096664A (ko) * | 2012-12-19 | 2015-08-25 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 무정형 실리카 충전제를 갖는 엘라스토머-기재 중합체 조성물 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5413548A (en) * | 1977-05-31 | 1979-02-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Rubber composition |
| JPS54157149A (en) * | 1978-06-02 | 1979-12-11 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Rubber composition |
-
1985
- 1985-03-13 JP JP4954785A patent/JPS61209242A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020729A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-23 | Nippon Valqua Ind Ltd | シール材用ゴム組成物およびシール材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61209242A (ja) | 1986-09-17 |
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