JPH0121268B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121268B2
JPH0121268B2 JP56203679A JP20367981A JPH0121268B2 JP H0121268 B2 JPH0121268 B2 JP H0121268B2 JP 56203679 A JP56203679 A JP 56203679A JP 20367981 A JP20367981 A JP 20367981A JP H0121268 B2 JPH0121268 B2 JP H0121268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dye
containing compound
fiber
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56203679A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58109680A (ja
Inventor
Yoshio Oda
Takao Hayashi
Hitoshi Matsuo
Kazuo Kohama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP56203679A priority Critical patent/JPS58109680A/ja
Publication of JPS58109680A publication Critical patent/JPS58109680A/ja
Publication of JPH0121268B2 publication Critical patent/JPH0121268B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、撥水撥油処理方法に関し、更に詳し
く言えば、特定のポリフルオロアルキル基含有化
合物を染料と共に比較的高温度で繊維に同時に吸
収せしめることからなる新規な撥水撥油処理方法
に関する。 従来、ポリフルオロアルキル基(以下、PFA
基と略記する)を有する撥水撥油加工剤による繊
維処理においては、一般的にアクリレート系高分
子重合体の水性乳化液あるいは有機溶剤溶液によ
り、繊維表面に付着コートせしめる方法が採用さ
れている。しかし、かゝる高分子加工剤は、主と
して物理的付着力により繊維表面に保持された不
連続相であるため、仕上り製品までの工程中に繊
維が受ける機械的作用あるいは着用などにより、
摩擦脱落してしまう傾向が認められる。また、付
着力を高める目的で例えばN−メチロールアクリ
ルアミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレートなどを共重合させた加工
剤では、実際の加工処理においてメチロールメラ
ミンなどの樹脂を併用し、繊維上で網状化硬化し
ているため、風合が粗硬になる傾向も認められ
る。 一方、前記の如き高分子加工剤の難点を解消し
ようとする各種手段が提案されている。例えば、
フタル酸、テレフタル酸、トリメリツト酸、ピロ
メリツト酸などのエステル誘導体からなる低分子
量フツ素化合物を合成繊維の加工剤として使用す
る方法が提案されている。米国特許第3646153号、
同第3870748号、同第4209610号明細書などを参
照。 本発明者の検討によれば、起毛品あるいはカー
ペツトのようなパイル状で、しかも乾燥し難い繊
維製品の撥水撥油処理においては、高分子加工剤
を使用するパツド法では処理加工できない場合が
生じて来ている。また、性能面でも高度な耐久性
が要求されるようになつて来たが、高分子加工剤
ではかゝる要求を満足し得る処理手段が見出され
ていない。更に、繊維の染色工程を必要とする場
合、高分子加工剤では染色完了後の製品への適用
が限界であると共に、耐久性に優れた充分なる撥
水撥油性能の付与にも難点が認められる。 本発明者は、PFA基を有する各種フツ素化合
物による繊維処理について種々の研究を重ねた結
果、次の如き極めて興味深い知見を得るに至つ
た。即ち、後記で詳述するウレタン系化合物、ト
リアジン系化合物の如き特定の低分子量フツ素化
合物を用いて、比較的高温度で合成繊維を処理す
ると、従来の高分子加工剤や低分子加工剤による
仕上加工にない性能を達成可能なことを見出した
ものである。そして、かゝる高温度処理において
は、特定の低分子量フツ素化合物が繊維表面に単
に付着するのではなく、繊維を構成する合成樹脂
内に良く吸収され固着保持される。その結果、洗
たく、ドライクリーニング、あるいは機械的摩擦
に耐える高度な撥水撥油性能が達成され、しかも
得られる繊維の風合も良好である。 更に、驚くべきことには、特定の低分子量フツ
素化合物による高温度処理は、繊維の染色工程に
も円滑有利に応用でき、染料との共存状態で同時
に繊維内に吸収固着されるという知見が得られた
ものである。その結果、特定の低分子量フツ素化
合物を染料含有浴に添加して行なう一段処理など
で、良好な染色加工と撥水撥油加工を同時に行な
うことが出来る画期的な手段として完成したもの
である。特に、蒸熱、乾熱、高温高圧下に行なわ
れる各種染色工程の高温処理を、特定の低分子量
フツ素化合物の吸収固着に適用できるので、省エ
ネルギーの点でも極めて有利である。 かくして、本発明は、前記知見に基いて完成さ
れたものであり、下記一般式()又は()で
表わされ且つ分子量が400〜2000であるポリフル
オロアルキル基含有化合物と染料とが繊維上に共
存する状態で温度60〜250℃に保持し、該ポリフ
ルオロアルキル基含有化合物と染料とを繊維内に
同時に吸収固着せしめることを特徴とする繊維の
撥水撥油処理方法を新規に提供するものである。 本発明は糸の段階で撥水撥油処理できるので、
従来の後加工法では加工しにくかつた厚地、パイ
ル製品への適用が容易である。即ち、最終製品の
形状の影響を受けないという利点がある。 本発明において使用されるPFA基含有化合物
は、次の一般式で表わされる。 そして、上記一般式において、Rfは炭素数4
〜16個の直鎖状又は分岐状のポリフルオロアルキ
ル基であり、通常は末端部がパーフルオロアルキ
ル基であるものが選定されるが、末端部に水素原
子あるいは塩素原子を含むもの、あるいはオキシ
パーフルオロアルキレン含有基なども使用可能で
ある。Rfの好ましい態様はCpF2p+1(但し、pは4
〜16の整数を示す)で表わされるパーフルオロア
ルキル基であり、炭素数6〜12個のものが特に好
ましい。Xは−R−、−CON(R1)−Q−、又は−
SO2N(R1)−Q−(但し、Rはアルキレン基、R1
は水素原子又は低級アルキル基、Qは二基の有機
基を示す)の一つであり、好ましくはCqH2q(但
し、qは1〜10の整数を示す)で表わされる炭素
数1〜10個のアルキレン基、特に炭素数2〜4個
のアルキレン基が選定される。また、Qは二価の
有機基であるが、通常は−R−なるアルキレン基
が好適なものとして例示される。A、A1及びA2
は各々−O−、−S−、又は−N(R2)−(但し、
R2は水素原子又は低級アルキル基を示す)の一
つであり、入手容易性の面からはAが−O−であ
り、A1及びA2が−O−又は−N(R2)−であるの
が好ましい。次に、Zは一価の有機基であり、ア
ルキル基、アリール基、ヘテロ原子を含むもの、
さらには−X−Rfなどが例示可能であるが、撥
水性や撥油性の面から炭素数1〜4個の低級アル
キル基が好ましく選定される。Z1及びZ2は、水素
原子又は一価の有機基であり、前記Zと同様のも
のが例示される。例えば、−A1−Z1及び−A2−Z2
としては、各々−OR′(R′はアルキル基)、−NH2
−NHCH2OH、−NHCH2CH2OH、
【式】
【式】 −OCH2CH2CN、OCH2CH2NO2、−N
(CH2CH2OH)2
【式】
【式】 −NHCON-N+(CH32CH2CH2OH、
【式】 などが好適なものとして例示可能である。 而して、一般式()のウタン系化合物におい
て、Yは二価の有機基であり、通常は炭素数24個
以下、特に6〜15個のものが採用され、ウレタン
分子を剛直化し、性能の耐久性を向上させるとい
う面から、芳香環あるいは脂肪族環を少なくとも
1個含むものが好ましく採用される。また、nは
1以上の整数であり、通常は1〜10の整数、特に
1〜3の整数が選定される。n=1に相当するウ
レタン化合物○イとn=2以上に相当するアロフア
ネート化合物○ロとの混合物であつても良い。 本発明においては、前記一般式()又は
()の特定PFA基含有化合物(以下、特定PFA
化合物と略記する)は、分子量が400〜2000程度、
好ましくは700〜1200程度であることが重要であ
る。余りに高分子量の場合には、本発明の高温度
処理によつても繊維に充分なる吸収保持が困難と
なり、耐久性に優れた撥水撥油処理の効果が僅少
となる。そして、比較的低分子量の特定PFA化
合物による本発明の高温度処理は、染色工程にも
円滑有利に応用可能であるという特徴を有する。 本発明においては、特定PFA化合物の有機溶
液あるいは有機分散液の使用も可能であるが、後
述の染色工程への適用を考慮すると水性分散液で
の使用が好適である。この場合、分散剤としての
界面活性剤は、ノニオン系、アニオン系、カチオ
ン系、両性系など各種のものが採用可能であり、
これらを適宜併用しても良い。特定PFA化合物
の分散を助長する目的で有機溶剤を併用しても良
い。また、特定PFA化合物を水を主体とする媒
体中に分散せしめる場合、一般式Rf−X−A−
CONH−Y−NHCO−Wで表わされる親水基含
有ウレタン化合物の如きフツ素系界面活性剤の存
在下に分散せしめてもよい。こゝにおいて、Rf
X、A及びYは前記の通りであり、Wは親水基で
ある。Wとしては、−(CH2CH2O)l−R3(但し、l
は1〜50の整数、R3は水素原子又は炭素数1〜
4個の低級アルキル基を示す)などで代表される
ノニオン性基、−(CH2CH2O)l−SO3M(但し、M
は水素原子、アルカリ金属又はアンモニウム基の
一つを示す)を、−(CH2CH2O)l−PO3M、−
CH2CH2SO3M、−CH2CH2COOMなどのアニオ
ン性基、さらには−CH2CH2N R4R5R6X (但
し、R4、R5、R6はアルキル基、アリール基など
を示し、XはCl、Br、I、OCOCH3などを示す)
などのカチオン性基など種々のものが例示可能で
あるが、他の処理剤との併用性の点からノニオン
性の基、例えば−(CH2CH2O)22−CH3などが好
ましく採用可能である。そして、かゝる親水基含
有ウレタン化合物を共存させる場合、特定PFA
化合物/親水基含有ウレタン化合物の重量比で
99/1〜25/75、好ましくは95/5〜50/50の範
囲からその共存割合が選定される。 特定PFA化合物の水中への分散の際に併用さ
れる有機溶剤としては、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、エチルプロピルエーテルの如き水溶性
エーテル類、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノプロピルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
フエニルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル
等の水溶性グリコールエーテル類、ホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、アセトアミド等のア
ミド類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジアセトンアルコールの如きケトン類、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノールの如
きアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
プロピル、酢酸ブチルの如きエステル類などが例
示され得る。かゝる有機溶剤の添加量は、特定
PFA化合物(他のPFA基含有化合物を併用した
場合には、これらとの総量)100重量部当り通常
10〜300重量部、好ましくは20〜150重量部の範囲
から選定される。 本発明における特定PFA化合物は、種々の合
成手段にて入手され得る。即ち、一般式()の
トリアジン誘導体は、例えば三塩化シアヌルに
Rf−X−A−H及びZ1−A1−H、Z2−A2−Hを
反応させることにより合成可能である。具体例に
て示せば、次の(a)〜(e)の如きであり、これらトリ
アジン誘導体は昭和56年9月25日発行の「旭硝子
研究報告」Vol.31、No.1(1981年)の第9頁〜第
15頁、あるいは特公昭43−307号公報などに記載
されている。 または、一般式()のウレタン系化合物は、
例えばジイソシアナート(OCN−Y−NCO)に
含フツ素化合物Rf−X−A−H(例えばRf
CH2CH2OH)と化合物Z−A1−H(例えばメタ
ノール)とを各1モル付加させることによつて、
n=1に相当するウレタン化合物○イRf−X−A
−CONH−Y−NHCO−A1−Zとして製造可能
である。そして、n=2以上に相当するアロフア
ネート化合物○ロは、前記○イの如き−CONH−基
含有化合物と−N=C=O基含有化合物の付加反
応により合成可能である。これらについては、米
国特許第3398182号明細書、特公昭46−348号公
報、特開昭53−112855号公報、特開昭54−74000
号公報、特開昭54−133485号公報、特願昭56−
49329号明細書などに記載されている。 前記におけるRf−X−A−Hとしては、通常
はRf−R−OH型の含フツ素アルコールが好適に
採用される。Rf中の炭素数あるいはRが異なる
複数の含フツ素アルコールの混合物を原料として
使用することにより、特定のPFA化合物()、
()を混合物の形態で製造することも可能であ
る。また、Z−A1−Hについては、前記の如く
A1が−O−でありZが炭素数1〜4個の低級ア
ルキル基であるところの低級アルコールが、本発
明で特に好適な実施態様である。例えば、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール、イソブタノール、t
−ブタノールなどが例示され、特にメタノール又
はエタノールが好適である。更に、Z1−A1−H
やZ2−A2−Hとしては、前記低級アルコールな
どの他に、アンモニア、水、アルカノールアミ
ン、アミン、ジアミンなどが例示され、前記(b)に
示す如くアンモニアとメチロール化剤との組合せ
などでも良い。 而して、OCN−Y−NCOについては、前記の
如くYが炭素数24個以下、特に6〜15個の二価の
有機基であるものが好適である。例えば、2,4
−トリレンジイソシアナート、4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアナート、トリジンジイソシア
ナート、ジアニシジンジイソシアナートなどの芳
香族ジイソシアナート類、2−メチル−シクロヘ
キサン−1,4−ジイソシアナート、イソホロン
ジイソシアナート、水添MDI などの脂環式ジイソシアナート類、ヘキサメチレ
ンジイソシアナート、デカメチレンジイソシアナ
ートなどの脂肪族ジイソシアナート類などが例示
され得るが、前記の如く、芳香環あるいは脂肪族
環を少なくとも1個含むジイソシアナートが好ま
しく採用される。 以上の如き本発明における特定PFA化合物の
具体例を例示すれば、次の通りである。即ち、一
般式()のトリアジン誘導体としては、 などが挙げられる。また、一般式()のウレタ
ン系化合物としては、 RfCH2CH2OCONH(CH26NHCOOR1 などが挙げられる。こゝで、Rf及びR1は前記の
通りであり、R1、R2及びR3は炭素数1〜30個の
アルキル基、RfSO2NHCH2CH2−、Rf
CONHCH2CH2−又はRfCH2CH2−などである。 本発明において、特定PFA化合物を水を主体
とする媒体に分散せしめて水性分散液形態で使用
する場合、該分散手段としては種々の方法が採用
可能である。例えば、PFA化合物と乳化剤(界
面活性剤)と水性媒体との混合物を加熱下に高速
撹拌後室温まで冷却する方法、PFA化合物の有
機溶剤溶液(場合によつては乳化剤を添加)を乳
化剤の水溶液に撹拌下に滴下する方法、あるいは
PFA化合物の有機溶剤溶液中に乳化剤の水溶液
を撹拌下に滴下する方法、PFA化合物と乳化剤
の有機溶剤溶液を水の中に撹拌下に滴下するかあ
るいは逆に水を滴下する方法などが採用可能であ
る。 本発明処理方法は、特定PFA化合物と染料と
が繊維上に共存する状態で加熱して、両者を繊維
内に同時に吸収固着せしめるものである。そし
て、かゝる吸収固着処理は、ウインチ、ジツガ
ー、ビーム、チーズ、コツプ、ケイク、液流染色
機の如く浸染に用いられる染色機で実施され得る
他、サーモゾール染色機、高温蒸熱機、高圧蒸熱
機など一般に染料の固着に使用されている染色機
で実施され得る。PFA化合物及び染料を含有す
る浴による一浴一段処理が可能な他、本発明では
一浴二段処理や二浴二段処理によつても、PFA
化合物と染料が共存する状態で加熱吸収固着を実
施できれば可能である。例えば、染色浴で繊維を
処理し、次いで同じ染色浴にPFA化合物を添加
して繊維を処理する、あるいはPFA化合物含有
浴で繊維を処理し同じ浴に染料を添加して染色処
理をする如く一浴二段処理が可能である。また、
染色浴とPFA化合物含有浴を別個のものとした
二浴二段処理も可能である。かゝる処理により
PFA化合物と染料とを繊維上に共存せしめ、こ
の状態で加熱して両者を繊維内に同時に吸収固着
せしめる。 本発明においては、上記の如くPFA化合物と
染料とが繊維上に共存する状態で加熱される。そ
して、加熱温度は60〜250℃という比較的高温度
が採用されるが、繊維の種類や処理手段の種類な
どに応じて、好適な温度範囲を選定するのが望ま
しい。例えば、ポリエステル繊維では60〜250℃、
好ましくは70〜220℃、ポリアミド繊維やポリア
クリル繊維では60〜130℃、好ましくは70〜110℃
程度が採用される。かゝる加熱温度としては、一
般に染料の繊維内への吸収固着の際に際用される
好適範囲と同様の範囲から選定され得る。PFA
化合物の繊維内への吸収固着量は、繊維100重量
部当り0.05〜5重量部、好ましくは0.10〜1.0重量
部程度が採用される。 本発明の同時吸収固着手段について、以下に更
に詳細に説明する。即ち、かゝる処理手段は、上
記の如く、合成繊維の染色において採用されてい
る方法、装置、条件と同様のものが例示される。
例えば、乾燥処理の場合は、サーモゾール染色法
などと同様に、浴にて繊維をパツドし、次いで乾
燥した後にサーモゾール染色機などで加熱する。
ポリエステル繊維では、180〜220℃の温度で60秒
〜120秒保持し、繊維内に吸収せしめられる。ま
た、蒸熱処理の場合は、高圧蒸熱でも高温蒸熱で
も良く、通常は分散液にて繊維をパツド又は
PFA化合物含有捺染糊にて捺染した後乾燥し、
蒸熱処理する。ポリエステル繊維では、高圧蒸熱
法の場合70〜130℃で10〜60分、高温蒸熱の場合
70〜180℃で10〜60分保持することにより、繊維
内に吸収せしめられる。ポリアミド繊維やポリア
クリル繊維では、70〜100℃で10〜60分蒸熱処理
される。更に、高温高圧処理の場合は、通常の浸
染法が採用可能であり、ポリエステル繊維で染色
用キヤリヤー成分を併用した場合70〜100℃で10
〜60分、高圧染色法では70〜140℃で10〜60分保
持すれば良い。ポリアミド繊維やポリアクリル繊
維では、70〜100℃で10〜60分保持することによ
り高温高圧処理が可能である。 以上の如き吸収固着法は、合成繊維などの繊維
染角用染料、例えば分散染料、酸性染料、カチオ
ン染料などとPFA化合物との併用ばかりでなく、
PFA化合物による処理後にこれら染料にて染色
し、加熱による吸収固着を同時に行なつても良
い。そして、撥水撥油処理と染色処理が同時に行
なえるという利点の他、本発明では例えば蒸熱処
理の採用により、毛布、カーペツトなど起毛品あ
るいはパイル品などにも良好な撥水撥油性と染色
を付与できるものである。ポリエステル繊維の染
色の場合、染浴にオルト−フエニルフエノール、
メチルナフタレン、クロルベンゼン等のキヤリヤ
ーを加えて行うキヤリヤー法を用いてもよい。サ
ーモゾール法において乾燥工程時のマイグレーシ
ヨンを防止する目的でアルギン酸ナトリウム等の
のり剤を併用してもよい。さらに染色助剤として
均染剤、緩染剤、分散剤等の併用も可能である。 次に、本発明の実施例について更に具体的に説
明するが、かゝる説明によつて本発明が何ら限定
されないことは勿論である。割合は特に明示しな
い限り、重量%又は重量部である。 なお、以下の実施例及び比較例において、撥水
性及び撥油性は、次の様にして測定した。即ち、
撥水性はJIS L−1005のスプレー法による撥水性
No.(下記第1表参照)をもつて表わし、撥油性は
下記第2表に示された試験溶液を試料布の上、二
ケ所に数滴(径約4mm)置き、30秒後の浸透状態
により判定する(AATCC−TM118−1966)。
【表】
【表】 また、耐久性については、JIS L−0217−103
法により洗濯を行なつて、撥水撥油性の低下度合
を測定することによつて評価した。即ち、家庭用
電気洗濯機を使用し、洗剤(ブルーダイヤ:商品
名)55g、浴量20、40℃、10分間洗濯した後、
10分間すゝぎ、次いで乾燥するという工程を1回
とし、所定回数後の撥水撥油性を測定するもので
ある。 実施例 1
【表】 上記混合物を80℃で30分間1000rpmで撹拌して
前乳化させ、次いでホモジナイザーを使用して60
℃で30分間乳化し、水性ラテツクスからなる加工
剤Aを調製した。 加工剤A 0.5%owf 染料(Suminol Leveling Sky Blue R:住友化
学工業社製酸性染料) 1%owf (NH42SO4 3%owf 染色助剤(デイスパーSV:明成化学工業社製ア
ニオン系分散剤) 1%owr 浴比(1:20) 上記染液をカラーペツト(日本染色機械(株)製)
のポツトに仕込み、ホルダーにナイロン加工糸ニ
ツトを入れ、100℃迄昇温したのち、30分間染色
した。被染物を水洗したのち、ラツコールST2
g/の浴で80℃、10分間ソーピング後水洗、乾
燥、180℃1分間のヒートセツト処理した。 得られたナイロン布の撥水性は90、撥油性は7
であり、洗濯10回後の撥水性は80、撥油性は6で
あつた。 実施例 2 加工剤A 0.5%owf 染料(ホロンルビンS−2GL:サンド社製分散染
料) 1%owf 染色助剤(デイスパーGS−50:明成化学工業社
製アニオン系乳化剤) 0.5g/ 酢酸(90%) 0.25c.c./ 浴比(1:20) 上記染液をカラーペツトのポツトに仕込み、ホ
ルダーにポリエステル加工糸ニツトを入れ、130
℃迄昇温した後、30分染色した。被染物を水洗、
還元洗浄し、180℃で1分間のヒートセツトをし
た。 撥水性90、撥油性7であり、洗濯10回後の撥水
性80、撥油性は6であつた。 実施例 3 加工剤A 0.5%owf 染料(スミアクリルブルーN−3RL:住友化学工
業社製カチオン系染料) 1%owf 酢酸(90%) 1%owf 酢酸ソーダ 0.5%owf 染色助剤(ダイレベリンAN:明成化学工業社製
カチオン系乳化剤) 1%owf 浴比(1:20) 上記染液をカラーペツトのポツトに仕込み、ホ
ルダー内にカシミロン織物を入れ100℃迄昇温し
た後、30分間染色した。被染物を水洗した後、ラ
ツコールPSK2g/の浴で80℃、10分間ソーピ
ングし、水洗乾燥後130℃で1分間ヒートセツト
を行つた。 撥水性80、撥油性6であり、洗濯10回後の撥水
性70、撥油性5であつた。 実施例4〜7及び比較例1 実施例1の加工剤Aにおいて、Rf基含有化合
物を下記第3表に示す通りに置き換える他は、実
施例1と同様に加工剤の調製、ナイロン加工糸ニ
ツトの染色処理浴による処理を行なつた。また、
Rf基含有化合物の代りに、Rf基を含有する分子
量20000のポリマーを使用して、同様の実験を比
較例1として行なつた。その結果を下記第3表に
示す。
【表】 比較例 2 実施例1において、処理温度を50℃にした場
合、得られるナイロン布の初期の撥水性及び撥油
性ともに0であつた。 比較例 3 実施例2において、処理温度を50℃にした場
合、得られるポリエステル繊維布の初期の撥水性
及び撥油性ともに0であつた。 比較例 4 実施例3において、処理温度を50℃にした場
合、得られるポリアクリル繊維布の初期の撥水性
及び撥油性ともに0であつた。 実施例 8〜9 加工剤A 0.5%owf ホロンルビンS−2GL(サンド社製分散染料)
2%owf デイスパーGS−57(明成化学工業社製アニオン系
乳化剤) 0.5g/ 酢酸(90%) 0.25ml/ 上記染液を調製し、ポリエステル繊維織物を絞
り率80%でパツドした後、100℃で3分間乾燥し
た。次いで、該処理済織物の一片をサーモゾール
染色機で、200℃で260秒間処理し(実施例8)、
また他の一片を高圧蒸熱機で130℃、30分間処理
した(実施例9)。 かくして得られた二片の織物を水洗した後、
Laccol ST0.2%、ハイドロサルフアイド0.2%及
びNaOH0.2%を含む水溶液により、85℃で10分
間還元洗浄し、180℃で60秒間ヒートセツトした。
その結果、いずれの織物も撥水性70、撥油性5で
あり、良好な色相に染色できた。 実施例 10
【表】 上記混合物を温度計、スターラーを装着したオ
ートクレーブに仕込み高剪断撹拌を行いながら加
温し、100℃で30分間保持してから室温まで冷却
することにより水性ラテツクスを得た。そのラテ
ツクスを実施例1と同様にナイロン加工糸ニツト
に処理を行つた。その結果、撥水性100、撥油性
7であり、洗濯10回後の撥水性90、撥油性は6で
あつた。 実施例 11
【表】
【表】 上記混合物を80℃で30分間1000rpmで撹拌して
前乳化させ、次いでホモジナイザーを使用して60
℃で30分間乳化し水性ラテツクスを得た。そのラ
テツクスを実施例1と同様にナイロン加工糸ニツ
トに処理を行つた。その結果、撥水性90、撥油性
7であり、洗たく10回後の撥水性80、撥油性は6
であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()又は()で表わされ且つ
    分子量が400〜2000であるポリフルオロアルキル
    基含有化合物と染料とが繊維上に共存する状態で
    温度60〜250℃に保持し、該ポリフルオロアルキ
    ル基含有化合物と染料とを繊維内に同時に吸収固
    着せしめることを特徴とする繊維の撥水撥油処理
    方法。 但し、上記一般式において、Rfは炭素数4〜
    16個のポリフルオロアルキル基であり、Xは−R
    −、−CON(R1)−Q−又は−SO2N(R1)−Q−
    (但し、Rはアルキレン基、R1は水素原子又は低
    級アルキル基、Qは二価の有機基を示す)の一つ
    であり、A、A1及びA2は−O−、−S−又は−N
    (R2)−(但し、R2は水素原子又は低級アルキル基
    を示す)の一つであり、Zは一価の有機基であ
    り、Yは二価の有機基であり、nは1以上の整数
    である。 2 RfがCpF2p+1(但し、pは4〜16の整数を示
    す)で表わされるパーフルオロアルキル基、Xが
    CqH2q(但し、qは1〜10の整数を示す)で表わ
    されるアルキレン基、Aが−O−、A1及びA2
    −O−又は−N(R2)−(但し、R2は水素原子又は
    低級アルキル基を示す)の一つであり、Yが少な
    くとも1個の芳香族環又は脂肪族環を有する二価
    の有機基、nが1〜3の整数である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 ポリフルオロアルキル基含有化合物の添加さ
    れた染料含有液を使用して、ポリフルオロアルキ
    ル基含有化合物と染料とを同時に繊維に接触させ
    て繊維上に共存させる特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 4 ポリフルオロアルキル基含有化合物と染料と
    を繊維上に共存させ、蒸熱状態のもとに温度70〜
    180℃で5分〜2時間保持する特許請求の範囲第
    1項又は第3項記載の方法。 5 ポリフルオロアルキル基含有化合物と染料と
    を繊維上に共存させ、乾熱状態のもとに温度160
    〜250℃で5〜300秒保持する特許請求の範囲第1
    項又は第3項記載の方法。 6 ポリフルオロアルキル基含有化合物と染料と
    を繊維上に共存させ、1.5気圧以上の高圧状態の
    もとに温度70〜140℃で5分〜2時間保持する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 7 ポリフルオロアルキル基含有化合物の繊維内
    への吸収固着量が、繊維100重量部当り0.05〜5
    重量部である特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP56203679A 1981-12-18 1981-12-18 繊維の撥水撥油処理方法 Granted JPS58109680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56203679A JPS58109680A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 繊維の撥水撥油処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56203679A JPS58109680A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 繊維の撥水撥油処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58109680A JPS58109680A (ja) 1983-06-30
JPH0121268B2 true JPH0121268B2 (ja) 1989-04-20

Family

ID=16478042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56203679A Granted JPS58109680A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 繊維の撥水撥油処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58109680A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60224885A (ja) * 1984-04-21 1985-11-09 東亜ストリング株式会社 釣り糸用の改質ナイロン線条体の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58109680A (ja) 1983-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10308898B2 (en) Method of imparting water repellency with non-fluorinated laundry treatment compositions
JPS6124557A (ja) フルオロケミカルアロフアネート
US3645989A (en) Fluorinated oil- and water-repellent and dry soil resistant polymers
JPH0524168B2 (ja)
JPH0699383B2 (ja) フルオロケミカル組成物およびそれで処理された繊維基体
JPS60134080A (ja) 繊維材料の染色性改良方法、カチオン性の繊維反応性化合物及びその製造方法
US20160108577A1 (en) Water-repellent fabrics
KR20120092557A (ko) 섬유 재료의 발유 및/또는 발수 가공용 조성물
JPH07501838A (ja) フルオロ脂肪族二量体酸誘導体およびその使用
JPH04214469A (ja) 繊維仕上げのための方法および組成物
JPH04289275A (ja) 繊維材料処理剤
JP2002503294A (ja) 繊維状セルロース系材料の処理方法
EP0174794A2 (en) Textile treatment
JPH0121268B2 (ja)
JP2004360137A (ja) 繊維布帛の深色性向上方法及び当該方法にて使用する染色前処理剤
US3843579A (en) Water in oil fluoropolymer emulsion containing hydrocarbon or halogenated hydrocarbon solvent
JPH0147592B2 (ja)
JPS5818464B2 (ja) 繊維または繊維構造物の改質剤
JPH0147593B2 (ja)
JPH0147594B2 (ja)
JPH0849145A (ja) ポリウレタン系弾性繊維含有編地及びその染色物の製造法
JPH06146172A (ja) 繊維布帛の制電撥水防汚加工方法
JP3360124B2 (ja) 染色されたセルロース系繊維製品の耐塩素堅牢度向上剤 及びこれを用いた処理法
JPH11515044A (ja) 繊維反応性ポリマー
US2708642A (en) Process for imparting water-repellancy to textiles