JPH0122037B2 - - Google Patents

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JPH0122037B2
JPH0122037B2 JP24249184A JP24249184A JPH0122037B2 JP H0122037 B2 JPH0122037 B2 JP H0122037B2 JP 24249184 A JP24249184 A JP 24249184A JP 24249184 A JP24249184 A JP 24249184A JP H0122037 B2 JPH0122037 B2 JP H0122037B2
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JP
Japan
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manganese dioxide
type
water
ion
water purification
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JP24249184A
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JPS61120689A (ja
Inventor
Noryuki Imada
Toshiteru Okada
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Mitsui Kinzoku Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP24249184A priority Critical patent/JPS61120689A/ja
Publication of JPS61120689A publication Critical patent/JPS61120689A/ja
Publication of JPH0122037B2 publication Critical patent/JPH0122037B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/28Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
    • C02F1/281Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using inorganic sorbents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の分野) 本発明は浄水用濾材に関し、詳しくは湖水、河
川水、地下水等に含まれるマンガン分、鉄分およ
び着色成分等の好ましくない成分を除去する、β
型二酸化マンガン単独もしくはβ型二酸化マンガ
ンとγ型二酸化マンガンとが混在したマクロ的に
ポーラスで、かつ表面が活性な粒状二酸化マンガ
ンよりなる浄水用濾材に関する。 (発明の背景) 近年、湖沼水、河川等が著しく汚染されてお
り、上水用の給水源として適さないものが増加し
ている。これに伴い浄化処理装置も複雑化し、処
理コストも増大している。 従来、原水中からマンガン分、鉄分、着色成分
を除去するために一般的に行なわれている方法と
しては、()オゾンや酸化剤を用いた酸化法、
()活性炭による吸着法、()マンガン添着ゼ
オライト等による接触濾過法、()凝集剤によ
る凝集沈澱法、あるいはこれらを組合せた処理方
法がある。 ところが上記従来の除去方法にはそれぞれ次の
問題がある。先ずオゾンや酸化剤を用いる酸化法
ではコストが高くなり、特にオゾンを使用する処
理方法では大気汚染の問題も生ずるのでこれを防
止するための設備も必要となる。また活性炭は他
の成分を吸着する点では良好であるが、マンガン
分、鉄分を吸着する能力が殆んどなく、更に着色
成分の吸着能力も低い。 次に接触濾過法では、従来、表面に二酸化マン
ガンを添着させたマンガンゼオライトが主に使用
されている。これは、通常2価のマンガンイオン
を含む液にゼオライトを浸漬した後、酸化剤、例
えば過マンガン酸カリウムを加えてゼオライトの
表面に二酸化マンガンを添着させることによつて
製造される。しかし、この方法は過マンガン酸カ
リウムのような高価な薬品を相当多量に使用する
ため加工費が高く、しかも原水中にマンガン含有
量が多いと良好な除去効果を期待できない。ま
た、ゼオライト表面の二酸化マンガンの付着力が
それ程大きくないため二酸化マンガンの脱離、流
出による損失劣化が著しい。 一方、凝集沈澱法では着色成分が多くなる程汚
泥の発生量が多くなり、汚泥の処理コストも高く
なる。 (発明の目的) 本発明はこれらの問題を解決すべくなされたも
ので、湖沼水、河川水および地下水等の原水中の
マンガン分、鉄分あるいは着色成分を効率的かつ
経済的に除去する浄水用濾材を提供することを目
的とする。 本発明者等は上記目的に沿つて検討の結果、特
定方法により得られた特定性状を有する二酸化マ
ンガンを浄水用濾材として使用することにより、
水中のマンガン分、鉄分および着色成分等の除去
に著しく効果があることを知見して本発明に至つ
たものである。 (発明の構成) すなわち本発明は、γ型またはγ型を主体とす
る二酸化マンガン粉末を、下記(a)または(b)から選
択される金属イオン (a) 銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カドミウ
ム、ストロンチウム、インジウム、アルミニウ
ム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチウム、
ガリウム、タリウム、ナトリウムおよびカリウ
ムよりなる群から選択される少なくとも1種の
イオン、 (b) マンガンイオンおよび/またはマグネシウム
イオンと、銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カ
ドミウム、ストロンチウム、インジウム、アル
ミニウム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチ
ウム、ガリウム、タリウム、ナトリウムおよび
カリウムよりなる群から選択される少なくとも
1種のイオン、 を含有した酸性溶液で混練、造粒し、これを加湿
雰囲気で加熱して得られる、もしくは加熱後にさ
らに上記(a)または(b)から選択される金属イオンを
含有した酸性溶液に浸漬することにより得られ
る、β型二酸化マンガン単独もしくはβ型二酸化
マンガンとγ型二酸化マンガンとが混在したマク
ロ的にポーラスで、かつ表面が活性な粒状二酸化
マンガンよりなる浄水用濾材にある。 先づ、二酸化マンガンを濾材として使用するた
めには、必要な通水速度をもたせるため適当な粒
度にすることが必要である。二酸化マンガンを適
当な粒度に揃えるためには、従来においては、電
解二酸化マンガンブロツクを粗砕し整粒するか、
あるいは二酸化マンガン粉末を結合剤である無機
質バインダー、例えばアルミナセメント等を用い
て成形することが考えられる。ところが電解二酸
化マンガンブロツクを粗砕したものは有効な反応
表面積が小さいという欠点がある。また、無機質
バインダーによつて成形したものは活性な二酸化
マンガン表面がバインダーによつて覆われるため
浄水効果が劣るという問題がある。 そこで本発明の浄水用濾材においては、β型二
酸化マンガン単独もしくはβ型二酸化マンガンと
γ型二酸化マンガンとが混在したマクロ的にポー
ラスで、かつ表面が活性な粒状二酸化マンガンを
得るためには、例えば、以下の方法が用いられ
る。 先ず、原料として二酸化マンガン粉末を用い、
これを所定の酸性溶液を加えて造粒し、加熱処理
して、二酸化マンガンの造粒体に成形する。二酸
化マンガン粉末としては、電解二酸化マンガン、
化学二酸化マンガンおよび天然二酸化マンガン等
の結晶形がいわゆるγ型あるいはγ型主体と言わ
れる二酸化マンガンが使用され、これらと金属イ
オンを含有した酸性溶液とを混練し、浄水用濾材
として必要な粒度、例えば20〜42メツシユに造粒
を行なう。 この造粒物を加湿状態で加熱することにより、
もしくは加熱後に前記の金属イオンを含有した酸
性溶液に浸漬することにより、マクロ的にポーラ
スで、しかも強度があり、表面が活性な粒状二酸
化マンガンが得られる。 ここで二酸化マンガン粉末が加熱処理により粒
末同志が固まるのはγ型からβ型への転移に伴な
う現象に基づくものであり、β型の二酸化マンガ
ン粉末を用いて同様の加熱処理を行なつても固化
しない。従つて原料としてβ型もしくはβ型主体
の二酸化マンガンを使用した場合には、本発明と
同様の処理工程を経ても水中で崩壊しない造粒体
は得られない。 次に二酸化マンガンをγ型からβ型へ転移させ
るためには金属イオン、酸、温度が重要な要因で
あり本発明においては加熱処理に先立ち、粒状二
酸化マンガンに金属イオンを含有させた酸性溶液
を加えて混練、造粒する。 ここにおいて用いられる酸性溶液に共存させる
金属イオンとしては、本発明者らが先に出願した
特願昭58−192424号において、二価のマンガンイ
オンおよび/またはマグネシウムイオンを含有す
る酸性溶液を用いて強度のある浄水用二酸化マン
ガンの製造方法を提案した。 その後の研究の結果、マンガンイオンおよび/
またはマグネシウムイオン以外にも上記(a)または
(b)から選択される金属イオンも使用されることを
知見した。 (a) 銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カドミウ
ム、ストロンチウム、インジウム、アルミニウ
ム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチウム、
ガリウム、タリウム、ナトリウムおよびカリウ
ムよりなる群から選択される少なくとも1種の
イオン、 (b) マンガンイオンおよび/またはマグネシウム
イオンと、銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カ
ドミウム、ストロンチウム、インジウム、アル
ミニウム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチ
ウム、ガリウム、タリウム、ナトリウムおよび
カリウムよりなる群から選択される少なくとも
1種のイオン、 このように上記(a)または(b)から選択される金属
イオンを含有する酸性溶液を用いても、マンガン
イオンおよび/またはマグネシウムイオンを用い
た場合と同等の色度除去性能等を有する浄水用濾
材としての粒状二酸化マンガンの製造が可能であ
ることを発見した。 このことにより、本発明の浄水用濾材の製造に
あたつては、容易に入手可能な金属イオンまたは
その組合せを適宜選択することができるようにな
つた。 造粒に際し、添加する上記酸性溶液の量は通常
造粒する場合に用いる液量でよい。 酸性溶液の金属イオンおよび酸の濃度はこれら
の濃度が高い方が早く固まる傾向にある。 次に、上記造粒体を加湿状態で加熱することに
より水中に入れても崩壊しない粒状物が得られる
が、単に大気中で加熱したものは、水分が直ぐに
蒸発してしまい、β化が進まず水中に入れると大
部分のものが崩壊するような粒状物となり、加熱
処理にあたつては水分の存在が非常に重要とな
る。また加熱処理時間は長くなるほど処理後の粒
状物の強度は強くなり、通常加熱処理時間は1〜
3日が適当である。 本発明においては、さらに加熱処理後の粒状二
酸化マンガンを前述の金属を含有する酸性溶液中
に浸漬することにより、粒状体中の粒子同士の結
合が進みさらに強度の強い粒状二酸化マンガンが
得られる。 浸漬時間は長い方が強度的に強くなる。同じ浸
漬時間で処理を行なつた場合でも酸性溶液中の金
属イオンの種類によつて多少造粒体の強度に差が
でてくるが通常は3日程度で良い。 金属イオンの種類によつて造粒体の強度が多少
弱い場合は浸漬時間をさらに長くすることによつ
て強度をより向上させることができる。 酸性溶液の温度は高い方が良く、90℃以上が好
ましい。 次に造粒体を通過させた水が水道水の水質基準
の中の一つである水素イオン濃度(PH)の基準内
になるよう造粒体を水洗した後、更に苛性ソーダ
等の中和剤を用いて中和する。 この中和処理により通水初期においても処理水
のPH値が6〜7程度となり、水道水の水質基準値
である5.8〜8.6を充分満足することができる。 造粒体の強度は水道用ろ砂試験方法
(JWWAA103)中の1つの試験項目である摩滅
率試験で測定した結果、加湿状態で加熱しただけ
のものが3〜50%であるのに対し、加湿状態で加
熱した後、さらに金属イオン含有酸性溶液に浸漬
させたものは0.5〜5%となり、金属イオン酸性
溶液への浸漬によつて、強度的に著しく向上する
ことが示される。なお、摩滅率は、小さな値ほど
ろ砂としての強度は強い。 本発明による浄水用濾材は、マクロ的にポーラ
スに、しかも二酸化マンガンの活性度を害するよ
うなバインダーを使用することなく二酸化マンガ
ンの性質を利用して強固な造粒体を形成してお
り、しかも表面には針状あるいは柱状の二酸化マ
ンガン結晶が多数形成されていることから、表面
での反応面積を増大し、マクロ的にポーラスであ
ることと併せて大きな浄水能力を達成しているも
のと思われる。 なお、本発明の浄水用濾材と併用して原水に塩
素または過マンガン酸カリウム等の酸化剤を加え
れば、特に着色除去能力を極端に向上させること
ができる。 また、濾材の製造に使用された金属イオンは水
洗、中和処理を充分に行なうことにより濾材への
付着は完全に防止され、通水テストを行なつても
処理水にこれらの金属イオンは検出されなかつ
た。 (発明の実施例) 以下実施例、比較例、参考例および実験例に基
づき本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。 実施例 1 電解二酸化マンガン粉末に銅イオン45g/、
硫酸50g/を含む硫酸酸性溶液を加えて混練し
た後造粒を行ない、20〜42メツシユの粒状二酸化
マンガンとした。この造粒物を加湿状態に保つた
まま100℃で2日間加熱処理を行ない、水中に入
れても崩壊しない粒状二酸化マンガンを得た。 さらに脱酸のため、先ず水洗を行ない、その後
苛性ソーダにて中和を行なうことによりマクロ的
にポーラスで、しかも表面に針状結晶を有する浄
水用濾材を得た。 実施例 2 電解二酸化マンガン粉末に実施例1で用いたも
のと同一組成の酸性溶液を加えて混練した後造粒
を行ない、20〜42メツシユの粒状二酸化マンガン
とした。この造粒物を加湿状態に保つたまま100
℃で4日間加熱することにより、水中に入れても
崩壊しない粒状二酸化マンガンを得た。 さらに脱酸のため、実施例1と同様な方法で中
和を行ないマクロ的にポーラスで、しかも表面に
針状結晶を有する浄水用濾材を得た。 実施例 3 実施例1で得られた粒状二酸化マンガンを銅イ
オン45g/、硫酸50g/を含む硫酸酸性溶液
に浸漬させ、溶液の温度を90℃以上に維持させな
がら3日間静置させた後、脱酸のため実施例1と
同様に水洗、中和を行なつた。 このようにして得られた浄水用濾材の電子顕微
鏡写真を第1図aおよびbに示す。なお、aは30
倍、bは10000倍の倍率である。 第1図に示されるように本発明の浄水用濾材は
マクロ的にポーラスなものとなつており、しかも
表面には針状および柱状の結晶が成長し反応表面
積をさらに増大させていた。 実施例 4 実施例1で得られた粒状二酸化マンガンを銅イ
オン20g/、硫酸20g/を含む酸性溶液に浸
漬させ、溶液の温度を90℃以上に維持させながら
3日間静置させた後、脱酸のため実施例1と同様
に水洗、中和を行ないマクロ的にポーラスで、し
かも針状および柱状の結晶を有する浄水用濾材を
得た。 実施例 5 化学二酸化マンガン粉末を銅イオン45g/、
硫酸50g/の酸性溶液を用いて実施例3と同様
な処理方法によりマクロ的にポーラスで、しかも
針状および柱状の結晶を有する浄水用濾材を得
た。 実施例 6 電解二酸化マンガン粉末に亜鉛イオン45g/
、硫酸50g/を含む硫酸酸性溶液を加えて混
練した後造粒を行ない、20〜42メツシユの粒状二
酸化マンガンとした。この造粒物を加湿状態に保
つたまま100℃で2日間加熱処理を行ない、水中
に入れても崩壊しない粒状二酸化マンガンとし
た。 これをさらに亜鉛イオン45g/、硫酸50g/
を含む酸性溶液に浸漬させ、溶液の温度を90℃
以上に維持させながら3日間静置させた後、脱酸
のため実施例1と同様に水洗、中和を行ないマク
ロ的にポーラスで、しかも表面に針状および柱状
の結晶を有する浄水用濾材を得た。 実施例 7 電解二酸化マンガン粉末を原料とし、コバルト
イオン45g/、硫酸50g/を含む酸性溶液を
用いて実施例3と同様な処理を行ない、マクロ的
にポーラスで、しかも表面には針状および柱状の
結晶を有する浄水用濾材を得た。 実施例 8 電解二酸化マンガン粉末を原料とし、マンガン
イオン20g/、銅イオン25g/、硫酸50g/
を含む酸性溶液を用いて実施例3と同様な処理
を行ない、マクロ的にポーラスで、しかも表面に
は針状および柱状の結晶を有する浄水用濾材を得
た。 比較例1〜3および参考例1 従来より提案または使用されている()γ型
二酸化マンガン粉末をアルミナセメントと一緒に
成形した濾材(比較例1)、()γ型電解二酸化
マンガンブロツクを粗砕、整粒した濾材(比較例
2)、()マンガン添着ゼオライト(比較例3)
をそれぞれ公知の方法により調製した。 また本発明者らによる先の出願である特願昭58
−192424号にて提案したマンガンイオンを含有す
る酸性溶液と二酸化マンガン粉末とを混練、造粒
し加湿状態で加熱処理後、マンガンイオンを含有
する酸性溶液に浸漬処理をして濾材を得た(参考
例1)。 実験例 1 実施例1〜8で得られた浄水用濾材、従来より
提案または使用されている比較例1〜3の浄水用
濾材および本発明者らによる先の出願にて提案し
た参考例1の浄水用濾材を使用して色度除去の性
能比較を行なつた。 試験条件は各濾材100c.c.をカラムに充填し、色
度を40度に調整した原水を1000c.c./Hrの速度で
通水した。 その結果を第1表に示す。
【表】 第1表に示されるように、浄水能力は本発明の
浄水用濾材を用いた実施例1〜8および本発明者
らによる先の出願で提案した参考例1が最も高
く、次いでマンガン添着ゼオライトを用いた比較
例3、電解二酸化マンガンブロツクを粗砕、整粒
した濾材を用いた比較例2、電解二酸化マンガン
粉末をアルミナセメントで成形した濾材を用いた
比較例1の順になつている。 水道水の水質基準である色度5度を越えるまで
の時間は比較例の中で最も浄水能力が優れた比較
例3が約3日であるのに対し、実施例の中で浄水
能力が最も劣る実施例5でも約5.5日であり、最
も浄水性能の優れた実施例2では約8日となり本
発明の浄水用濾材が従来の濾材と比較して著しく
浄水能力に優れていることがわかる。 本発明による浄水用濾材に塩素のような酸化剤
を併用して使用した場合は、濾材の寿命は飛躍的
に向上し、数年以上の寿命はあるものと思われ
る。 なお、実施例1〜8の処理液のPH値は原水のPH
値といずれもほぼ同じであつた。 実験例 2 実施例1〜8により得られた浄水用濾材、比較
例1および3の濾材を使用し、強度試験を行なつ
た。 試験方法は、水道用ろ砂試験方法
(JWWAA103)中の摩滅率試験方法に準じて行
つた。 すなわち、濾材50gを秤量し鉄筒に装入し、こ
れに直径9mmの鋼球5個を加え、密閉して1分間
250回の割で5分間激しく振動させた。 終了後、これを篩別し、篩上に残留した濾材の
重量(Wg)を求め、次式により摩滅率を算出す
る。 摩滅率(%)=(50−W)×2 その結果を第2表に示す。
【表】 第2表から明らかなように、加湿状態での加熱
処理によつて得られた実施例1〜2は、実施例1
の色度除去性能においては実施例3〜8に比べて
も性能は優れているが、強度の面では多少弱く、
比較例1および3に比べても摩滅率は高くなつて
いる。しかし、実施例1の粒状物をさらに金属イ
オン含有酸性溶液に浸漬することによつて得られ
た実施例3〜4は摩滅率が著しく低下しており、
金属イオン含有酸性溶液への浸漬処理は、強度の
向上に非常に効果的であることが判る。 実施例3〜8については金属イオンの種類によ
り強度は多少異なるが浄水用濾材として使用する
のに充分な強度となつている。 また、化学二酸化マンガンを原料として使用し
た実施例5は、電解二酸化マンガンを原料とし同
じ処理を行なつた実施例3よりも摩滅率は高く、
強度面からすれば原料としては電解二酸化マンガ
ンの方が好ましい。 実施例 3 本発明の浄水用濾材の原料である電解二酸化マ
ンガン、化学二酸化マンガン、実施例2〜4およ
び7で得られた粒状二酸化マンガン(本発明の浄
水用濾材)の鉄管球を用いた場合のX線回析パタ
ーンを第2図a〜fにそれぞれ示した。γ型二酸
化マンガンは2θ=28゜の回折面にブロードな回折
パターンが表われ、β型二酸化マンガンは、2θ=
36゜の回折面にシヤープな回折パターンが表われ
る特徴がある。 原料である電解二酸化マンガンのX線回析パタ
ーンである第2図aはγ型を示し、実施例2およ
び実施例4の粒状二酸化マンガンのX線回析パタ
ーンである第2図cおよび第2図eはβ型とγ型
の混在したものを示した。また、実施例3および
実施例7の粒状二酸化マンガンのX線回析パター
ンである第2図dおよび第2図fはβ型であるこ
とが確認された。 なお、図示しないが、実施例1で得られた二酸
化マンガンはγ型とβ型の混在したもの、実施例
5〜6および8で得られた二酸化マンガンはβ型
をそれぞれ示していた。 また、原料である化学二酸化マンガンのX線回
析パターンである第2図bにおいては、2θ=31゜
の場所に非晶質のピークが表われているが、これ
はγ・ρ型の二酸化マンガンと言われている。 実験例 4 実施例3で得られた浄水用濾材と比較例3で使
用したマンガン添着ゼオライトを用いてマンガン
分、鉄分除去の性能比較を行つた。 原水として二価のマンガン分を5ppm、鉄イオ
ンを5ppmに調整したものを使用し、測定方法は
実験例1と同様な方法にて行なつた。 残留マンガンが水質基準の0.3ppmに達するま
での総処理水量で比較すれば、マンガン添着ゼオ
ライトを用いたもの(比較例3)が約20である
のに対し、本発明による浄水用濾材を用いたもの
(実施例3)は約360となり、色度のみならずマ
ンガン分の除去性能についても本発明による浄水
用濾材の優秀性が明らかに確認された。 なお、鉄については、残留マンガンが0.3ppm
に達するまでは、0.1ppm以下であつた。 なお、実施例1〜2、4〜8においても実施例
3とほぼ同性能であつた。 以上の実施例に用いた金属イオンの他、ニツケ
ル、カドミウム、ストロンチウム、インジウム、
アルミニウム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リ
チウム、ガリウム、タリウム、ナトリウムおよび
カリウムの各イオン、もしくはこれらの各イオン
とマンガンイオンおよび/またはマグネシウムイ
オンを組合せ、酸性溶液に含有させたものを用い
た場合にも浄水用濾材の色度、マンガン、鉄の除
去能力は実施例1〜8とほぼ同じ性能であること
を確認した。 (発明の効果) 以上説明した如く、γ型またはγ型を主体とす
る二酸化マンガン粉末を、上記金属イオンを含有
する酸性溶液で混練、造粒し、これを加湿雰囲気
下で加熱することにより得られる、もしくは加熱
後にさらに上記金属イオンを含有する酸性溶液に
浸漬することにより得られる、β型二酸化マンガ
ン単独もしくはβ型二酸化マンガンとγ型二酸化
マンガンが混在したマクロ的にポーラスで、かつ
表面が活性な粒状二酸化マンガンよりなる本発明
の浄水用濾材は、浄化能力が著しく高く、かつ原
水の処理コストが安価であることから、湖沼水、
河川水、地下水等の着色分、マンガン分および鉄
分を除去するための浄水用濾材として好適に用い
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは実施例3により得られた本発明
の浄水用濾材表面の粒子構造を表わした電子顕微
鏡写真であり、aは30倍、bは10000倍の倍率を
それぞれ示す、第2図a〜fは本発明で原料とし
て用いられる電解二酸化マンガン、化学二酸化マ
ンガン、実施例2〜4および7で得られた粒状二
酸化マンガンのX線回折パターンをそれぞれ示す
グラフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 γ型またはγ型を主体とする二酸化マンガン
    粉末を、下記(a)または(b)から選択される金属イオ
    ン (a) 銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カドミウ
    ム、ストロンチウム、インジウム、アルミニウ
    ム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチウム、
    ガリウム、タリウム、ナトリウムおよびカリウ
    ムよりなる群から選択される少なくとも1種の
    イオン、 (b) マンガンイオンおよび/またはマグネシウム
    イオンと、銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カ
    ドミウム、ストロンチウム、インジウム、アル
    ミニウム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチ
    ウム、ガリウム、タリウム、ナトリウムおよび
    カリウムよりなる群から選択される少なくとも
    1種のイオン、 を含有した酸性溶液で混練、造粒し、これを加湿
    雰囲気で加熱することにより得られるβ型二酸化
    マンガン単独もしくはβ型二酸化マンガンとγ型
    二酸化マンガンとが混在したマクロ的にポーラス
    で、かつ表面が活性な粒状二酸化マンガンよりな
    ることを特徴とする浄水用濾材。 2 γ型またはγ型を主体とする二酸化マンガン
    粉末を、下記(a)または(b)から選択される金属イオ
    ン (a) 銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カドミウ
    ム、ストロンチウム、インジウム、アルミニウ
    ム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチウム、
    ガリウム、タリウム、ナトリウムおよびカリウ
    ムよりなる群から選択される少なくとも1種の
    イオン、 (b) マンガンイオンおよび/またはマグネシウム
    イオンと、銅、亜鉛、コバルト、ニツケル、カ
    ドミウム、ストロンチウム、インジウム、アル
    ミニウム、ビスマス、スズ、クロム、銀、リチ
    ウム、ガリウム、タリウム、ナトリウムおよび
    カリウムよりなる群から選択される少なくとも
    1種のイオン、 を含有した酸性溶液で混練、造粒し、これを加湿
    雰囲気で加熱し、次いで上記(a)または(b)から選択
    される金属イオンを含有した酸性溶液でさらに浸
    漬することにより得られるβ型二酸化マンガン単
    独もしくはβ型二酸化マンガンとγ型二酸化マン
    ガンとが混在したマクロ的にポーラスで、かつ表
    面が活性な粒状二酸化マンガンよりなることを特
    徴とする浄水用濾材。
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