JPH0122363B2 - - Google Patents
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- JPH0122363B2 JPH0122363B2 JP58158106A JP15810683A JPH0122363B2 JP H0122363 B2 JPH0122363 B2 JP H0122363B2 JP 58158106 A JP58158106 A JP 58158106A JP 15810683 A JP15810683 A JP 15810683A JP H0122363 B2 JPH0122363 B2 JP H0122363B2
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- Japan
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- yarn
- godet roller
- winding
- polyamide
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Description
本発明は、高速引取りされたポリアミド繊維を
低倍率で直接紡糸延伸し高速で巻き取る方法の改
良に関するものである。 近年、生産性を向上させるために、溶融紡糸工
程の高速化の要請が強くなつてきている。この高
速化の要請を満足する方法として、ポリアミドの
溶融紡出糸を、冷却固化した後、油剤を付与し、
第1ゴデーローラで高速で引き取り、該第1ゴデ
ーローラと、加熱された鏡面仕上げの第2ゴデー
ローラとの間で低倍率延伸し、熱処理し、高速で
巻き取るという直接紡糸延伸巻取方法を提案した
(特公昭57−35287号公報など)。 ところが、この直接紡糸延伸方法では第2ゴデ
ーローラでの熱処理効率を上げるために、表面が
鏡面仕上げされた第2ゴデーローラの加熱表面に
糸条を密着させているので、第2ゴデーローラか
らの糸離れ性が悪く、該第2ゴデーローラに糸条
の逆巻きが生じやすいという欠点があつた。特
に、巻取りパツケージフオームを改善するために
巻取り張力を低水準化する場合にこの欠点は顕著
となるのであつた。 そこで、製品糸の糸質を損うことなく第2ゴデ
ーローラの糸条逆巻きを防止し、あわせて、良好
なパツケージを巻き上げる方法について検討した
結果、非含水系油剤付与と第1ゴデーローラとの
間で糸条に比較的軽度(流体圧力3Kg/cm2G以下
程度)交絡付与を行ない、かつ、巻取張力を
(D/10〜D/3)g〔D:巻取糸条の全糸繊度
(デニール)〕の範囲内とすれば良いことを見出
し、本発明をなすに至つたものである。すなわ
ち、本発明は、ポリアミドの溶融紡出糸を、冷却
固化した後、非含水系油剤を付与し、第1ゴデー
ローラに2000m/分以上で引き取り、該第1ゴデ
ーローラと、表面温度がTg〜(Tm−10)℃
〔Tg:前記ポリアミドのガラス転移点(℃)、
Tm:前記ポリアミドの融点(℃)〕で表面が鏡
面仕上げされた第2ゴデーローラとの間で延伸倍
率2.5倍以下に延伸し、熱処理した後、4000m/
分以上の高速で巻き取る直接紡糸延伸巻取方法に
おいて、前記非含水系油剤付与と第1ゴデーロー
ラとの間で糸条に交絡処理を、流体圧力1〜3
Kg/cm2Gでインターレースタイプノズルにより、
あるいは、流体圧力0.5〜2.5Kg/cm2Gで撚転タイ
プノズルにより行ない、かつ、前記巻取時の巻取
張力を(D/10〜D/3)g〔D:巻取糸条の全
糸繊度(デニール)〕とする、ポリアミド繊維の
直接紡糸延伸巻取方法である。 以下、本発明法の一実施態様の概略を示す第1
図および他の一実施態様の概略を示す第2図に沿
つて説明する。 紡糸口金1から通常の方法により溶融吐出され
たポリアミド溶融紡出糸は、冷却装置2により冷
却固化され、次いで油剤付与装置3により非含水
系油剤を付与され、交絡ノズル4で交絡処理さ
れ、第1ゴデーローラ5に引き取られ、該第1ゴ
デーローラと第2ゴデーローラ6との間で延伸さ
れ、該第2ゴデーローラ6の巻付け時に熱処理さ
れ、必要に応じ第2交絡ノズル7でさらに交絡処
理され、4000m/分以上の高速でパツケージに巻
き上げられる。 本発明法で付与する油剤は、第2ゴデーローラ
における熱処理時に水分の付着斑に起因する熱処
理斑(これは、染め斑の原因となる)を生じさせ
ないために、非含水系油剤であることが必要であ
り、該非含水系油剤は含水率が10%以下であれ
ば、多少の水分を含んでいてもよい。 第1ゴデーローラ前の交絡ノズル4としては、
走行糸条に流体を噴射することにより開繊させて
交絡を付与するインターレースタイプのノズルで
あつても、流体進行方向を走行糸条の中心からは
ずすことによつて、糸に撚をかけて交絡させる撚
転タイプのノズルであつてもよい。 この交絡ノズルにより付与される交絡の程度
は、流体圧力1〜3Kg/cm2Gインターレースタイ
プノズルにより、あるいは、流体圧力0.5〜2.5
Kg/cm2Gで撚転タイプノズルにより得られる比較
的軽度な交絡であることが必要であり、例えば、
インターレース度(CF値)が0.2〜3コ/mであ
ることが好ましく、さらに、0.5〜2.5コ/mであ
ることがより好ましい。このインターレース度
(CF値)は、米国特許第3290932号明細書に記載
された方法に準じて測定した値である。すなわ
ち、全糸繊度D、フイラメント数Fである走行糸
条に金属針を刺し、該金属針と巻取りロールとの
間に発生する糸条張力を感知し、該糸条張力の初
張力を(0.2×D)gに調整し、走行糸張力が
(0.2×D+D/F)g以上になつた点を交絡点とし、 該交絡点までの糸条長(=Lcm)を50回繰り返し
測定し、その平均値(cm)をとり、CF値=
100/により算出する。 この交絡の程度が低すぎる場合は、糸条の集束
性が悪いので、ゴデーローラ上での糸割れが大き
くて糸切れを誘発し、また、第2ゴデーローラ出
口での糸条ピクツキが発生し、糸条の逆巻きを十
分に防止できない。一方、交絡の程度が高すぎる
場合は、第2ゴデーローラ巻付け時に熱処理斑が
生じ、製品糸での染斑・糸斑となる。 第1ゴデーローラとしては、非加熱の1個のロ
ーラが好ましいが、加熱ローラあるいは1対のロ
ーラであつてもよい。第1ゴデーローラの速度
は、2000m/分以上であることが必要であり、こ
の速度が低すぎると、第1ゴデーローラ前の交絡
付与時の繊維配向が低すぎて糸斑、強度低下、毛
羽発生などが発生する。 第1ゴデーローラと第2ゴデーローラとの間の
延伸は、2.5倍以下、好ましくは1.1〜2.3倍の延伸
倍率で行なわれる。該延伸倍率が低すぎると、伸
度が60〜80%と高すぎるので、製品糸に適正な伸
度(35〜50%)を与えることができない。 一方、高すぎると、糸の伸度が30%以下とな
り、毛羽、糸切れが発生しやすくなるので、安定
して製糸できない。 第2ゴデーローラとしては、表面温度がTg〜
(Tm−10)℃の1個のローラ(第1図の6)が
好ましく用いられるが、該ローラとしては、一対
のローラ間に多数回周回させる方式のネルソンタ
イプローラあるいはセパレートタイプローラ(第
2図の6)でもよい。2糸条以上の多糸条を同時
に高速で直接紡糸延伸する場合には、前記1個の
ローラに片掛けする方式が好ましい。第2ゴデー
ローラの加熱表面は熱処理効率および糸条スリツ
プ防止の点から鏡面であることが好ましく、その
表面粗さは3S以下、さらには1S以下であること
が好ましい。 第2ゴデーローラの加熱表面温度は、ポリアミ
ドのガラス転移点(Tg)℃以上、かつ、ポリア
ミドの融点より10℃低い温度(Tm−10)℃以下
であることが必要であり、さらに130℃〜(Tm
−30)℃であることが好ましい。この温度が低す
ぎると、熱処理効果が不十分であるので、巻取り
パツケージが不良となり、収縮が大きく、実用上
収縮斑が大きくて使用不能となる。一方、高すぎ
ると、第2ゴデーローラ上で糸の融着現象が生
じ、糸切れとなる。 このように、交絡、延伸、熱処理された糸条
は、パツケージに巻き上げられるが、第2ゴデー
ローラ後に、糸条に十分な交絡を付与するために
は、第2交絡ノズル7によりさらに交絡を付与す
ることが好ましい。 得られた糸条の巻取りは、第1図の如き2糸条
の場合では、糸条ガイド8により2糸条を振り分
けした後、綾振り支点ガイド9,9′を経て、巻
取機10,10′によりトラバースされてドラム
11,11′上に巻上げパツケージ化することに
より行なわれる。 巻取り時の巻取張力は、第1図に示すように第
2ゴデーローラ後の12の位置で測つた糸条張力
であり、この張力は(D/10〜D/3)gが必要
であり、さらに(D/10〜D/5)gが好まし
い。この張力が低すぎると、第2ゴデーローラ出
口での糸ゆれが大きく、糸条の逆巻きを生じて糸
切れとなる。一方、高すぎると、巻取りパツケー
ジのフオームが不良となり、パツケージの糸層崩
れや巻取糸管のつぶれが生じる。 この巻取張力は、第2ゴデーローラと巻取機と
の速度差(リラツクス率)あるいは第2ゴデーロ
ーラの表面温度、巻取機のトラバース速度などの
条件を変えることにより調整することができる。 このように、第1ゴデーローラ前で糸条に比較
的軽度の交絡処理を与え、かつ、巻取張力を
(D/10〜D/3)gとすることにより、第2ゴ
デーローラでの糸条逆巻きが発生しなくなり、さ
らに、良好なパツケージに巻き上げることができ
るようになる。従つて、本発明法によると、高速
かつ安定に直接紡糸延伸巻取方法でポリアミド繊
維を製造することができる。 次に、実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 硫酸相対粘度2.62のナイロン6チツプを270℃
で溶融後、孔径0.3mm、孔数24コの紡糸孔より溶
融吐出した。吐出量は、巻取糸条の全糸繊度が70
デニールとなるように調整した。第1図に示した
如き装置により、紡出糸条を冷却筒で冷却し、水
分含量1%の非含水系油剤を3wt%付与し、給油
位置から糸条走行方向に2m離れた位置でインタ
ーレースタイプノズルにより、第1表に示す流体
圧力で空気交絡処理し、周速4500m/分の非加熱
第1ゴデーローラに引き取り、周速5500m/分、
表面温度160℃、表面粗度0.8Sの加熱第2ゴデー
ローラに半周巻き付けて、延伸、熱処理し、イン
ターレースタイプノズルにより流体圧力4Kg/cm2
Gで第2空気交絡処理し、巻取機で紙管上にチー
ズ状に巻き取つた。 第1図の12の位置で測定した巻取張力の値
を、巻取機の巻取速度を変化させることにより
種々変化させた。 得られた巻取りパツケージフオームを次の基準
により評価して表した。 紙管上に糸を巻き始めた際のパツケージ軸方向
糸層幅すなわち、最下層の巻幅をAcmとし、パツ
ケージ軸方向に最大に膨れた所でのパツケージ軸
方向糸層幅をBcmとして測定し、パツケージ膨れ
率をB−A/A×100(%)により算出する。そして、 〇=パツケージ膨れ率が10%以下 △=パツケージ膨れ率が10〜15% ×=パツケージ膨れ率が15%以上 の3水準で表わした。 また、得られた繊維の染色斑は、次の方法によ
り測定した。 得られた繊維を筒編にして、染料Palatine
Fast Black WAN 0.5wt% owf、60℃×30分
で染色し、目視判定した。 〇=染ムラがみられず良好 △=染ムラがやや見受けられる ×=染ムラが大で、製品糸で使用不能 なお、空気交絡処理の流体圧力と、糸条のイン
ターレース度とは、次の関係にあつた。 流体圧力0.3Kg/cm2G→インターレース度0.1コ/
m 〃 1.0 〃 → 〃 1.5 〃 〃 2.0 〃 → 〃 3 〃 〃 4.0 〃 → 〃 7 〃 〃 6.0 〃 → 〃 15 〃
低倍率で直接紡糸延伸し高速で巻き取る方法の改
良に関するものである。 近年、生産性を向上させるために、溶融紡糸工
程の高速化の要請が強くなつてきている。この高
速化の要請を満足する方法として、ポリアミドの
溶融紡出糸を、冷却固化した後、油剤を付与し、
第1ゴデーローラで高速で引き取り、該第1ゴデ
ーローラと、加熱された鏡面仕上げの第2ゴデー
ローラとの間で低倍率延伸し、熱処理し、高速で
巻き取るという直接紡糸延伸巻取方法を提案した
(特公昭57−35287号公報など)。 ところが、この直接紡糸延伸方法では第2ゴデ
ーローラでの熱処理効率を上げるために、表面が
鏡面仕上げされた第2ゴデーローラの加熱表面に
糸条を密着させているので、第2ゴデーローラか
らの糸離れ性が悪く、該第2ゴデーローラに糸条
の逆巻きが生じやすいという欠点があつた。特
に、巻取りパツケージフオームを改善するために
巻取り張力を低水準化する場合にこの欠点は顕著
となるのであつた。 そこで、製品糸の糸質を損うことなく第2ゴデ
ーローラの糸条逆巻きを防止し、あわせて、良好
なパツケージを巻き上げる方法について検討した
結果、非含水系油剤付与と第1ゴデーローラとの
間で糸条に比較的軽度(流体圧力3Kg/cm2G以下
程度)交絡付与を行ない、かつ、巻取張力を
(D/10〜D/3)g〔D:巻取糸条の全糸繊度
(デニール)〕の範囲内とすれば良いことを見出
し、本発明をなすに至つたものである。すなわ
ち、本発明は、ポリアミドの溶融紡出糸を、冷却
固化した後、非含水系油剤を付与し、第1ゴデー
ローラに2000m/分以上で引き取り、該第1ゴデ
ーローラと、表面温度がTg〜(Tm−10)℃
〔Tg:前記ポリアミドのガラス転移点(℃)、
Tm:前記ポリアミドの融点(℃)〕で表面が鏡
面仕上げされた第2ゴデーローラとの間で延伸倍
率2.5倍以下に延伸し、熱処理した後、4000m/
分以上の高速で巻き取る直接紡糸延伸巻取方法に
おいて、前記非含水系油剤付与と第1ゴデーロー
ラとの間で糸条に交絡処理を、流体圧力1〜3
Kg/cm2Gでインターレースタイプノズルにより、
あるいは、流体圧力0.5〜2.5Kg/cm2Gで撚転タイ
プノズルにより行ない、かつ、前記巻取時の巻取
張力を(D/10〜D/3)g〔D:巻取糸条の全
糸繊度(デニール)〕とする、ポリアミド繊維の
直接紡糸延伸巻取方法である。 以下、本発明法の一実施態様の概略を示す第1
図および他の一実施態様の概略を示す第2図に沿
つて説明する。 紡糸口金1から通常の方法により溶融吐出され
たポリアミド溶融紡出糸は、冷却装置2により冷
却固化され、次いで油剤付与装置3により非含水
系油剤を付与され、交絡ノズル4で交絡処理さ
れ、第1ゴデーローラ5に引き取られ、該第1ゴ
デーローラと第2ゴデーローラ6との間で延伸さ
れ、該第2ゴデーローラ6の巻付け時に熱処理さ
れ、必要に応じ第2交絡ノズル7でさらに交絡処
理され、4000m/分以上の高速でパツケージに巻
き上げられる。 本発明法で付与する油剤は、第2ゴデーローラ
における熱処理時に水分の付着斑に起因する熱処
理斑(これは、染め斑の原因となる)を生じさせ
ないために、非含水系油剤であることが必要であ
り、該非含水系油剤は含水率が10%以下であれ
ば、多少の水分を含んでいてもよい。 第1ゴデーローラ前の交絡ノズル4としては、
走行糸条に流体を噴射することにより開繊させて
交絡を付与するインターレースタイプのノズルで
あつても、流体進行方向を走行糸条の中心からは
ずすことによつて、糸に撚をかけて交絡させる撚
転タイプのノズルであつてもよい。 この交絡ノズルにより付与される交絡の程度
は、流体圧力1〜3Kg/cm2Gインターレースタイ
プノズルにより、あるいは、流体圧力0.5〜2.5
Kg/cm2Gで撚転タイプノズルにより得られる比較
的軽度な交絡であることが必要であり、例えば、
インターレース度(CF値)が0.2〜3コ/mであ
ることが好ましく、さらに、0.5〜2.5コ/mであ
ることがより好ましい。このインターレース度
(CF値)は、米国特許第3290932号明細書に記載
された方法に準じて測定した値である。すなわ
ち、全糸繊度D、フイラメント数Fである走行糸
条に金属針を刺し、該金属針と巻取りロールとの
間に発生する糸条張力を感知し、該糸条張力の初
張力を(0.2×D)gに調整し、走行糸張力が
(0.2×D+D/F)g以上になつた点を交絡点とし、 該交絡点までの糸条長(=Lcm)を50回繰り返し
測定し、その平均値(cm)をとり、CF値=
100/により算出する。 この交絡の程度が低すぎる場合は、糸条の集束
性が悪いので、ゴデーローラ上での糸割れが大き
くて糸切れを誘発し、また、第2ゴデーローラ出
口での糸条ピクツキが発生し、糸条の逆巻きを十
分に防止できない。一方、交絡の程度が高すぎる
場合は、第2ゴデーローラ巻付け時に熱処理斑が
生じ、製品糸での染斑・糸斑となる。 第1ゴデーローラとしては、非加熱の1個のロ
ーラが好ましいが、加熱ローラあるいは1対のロ
ーラであつてもよい。第1ゴデーローラの速度
は、2000m/分以上であることが必要であり、こ
の速度が低すぎると、第1ゴデーローラ前の交絡
付与時の繊維配向が低すぎて糸斑、強度低下、毛
羽発生などが発生する。 第1ゴデーローラと第2ゴデーローラとの間の
延伸は、2.5倍以下、好ましくは1.1〜2.3倍の延伸
倍率で行なわれる。該延伸倍率が低すぎると、伸
度が60〜80%と高すぎるので、製品糸に適正な伸
度(35〜50%)を与えることができない。 一方、高すぎると、糸の伸度が30%以下とな
り、毛羽、糸切れが発生しやすくなるので、安定
して製糸できない。 第2ゴデーローラとしては、表面温度がTg〜
(Tm−10)℃の1個のローラ(第1図の6)が
好ましく用いられるが、該ローラとしては、一対
のローラ間に多数回周回させる方式のネルソンタ
イプローラあるいはセパレートタイプローラ(第
2図の6)でもよい。2糸条以上の多糸条を同時
に高速で直接紡糸延伸する場合には、前記1個の
ローラに片掛けする方式が好ましい。第2ゴデー
ローラの加熱表面は熱処理効率および糸条スリツ
プ防止の点から鏡面であることが好ましく、その
表面粗さは3S以下、さらには1S以下であること
が好ましい。 第2ゴデーローラの加熱表面温度は、ポリアミ
ドのガラス転移点(Tg)℃以上、かつ、ポリア
ミドの融点より10℃低い温度(Tm−10)℃以下
であることが必要であり、さらに130℃〜(Tm
−30)℃であることが好ましい。この温度が低す
ぎると、熱処理効果が不十分であるので、巻取り
パツケージが不良となり、収縮が大きく、実用上
収縮斑が大きくて使用不能となる。一方、高すぎ
ると、第2ゴデーローラ上で糸の融着現象が生
じ、糸切れとなる。 このように、交絡、延伸、熱処理された糸条
は、パツケージに巻き上げられるが、第2ゴデー
ローラ後に、糸条に十分な交絡を付与するために
は、第2交絡ノズル7によりさらに交絡を付与す
ることが好ましい。 得られた糸条の巻取りは、第1図の如き2糸条
の場合では、糸条ガイド8により2糸条を振り分
けした後、綾振り支点ガイド9,9′を経て、巻
取機10,10′によりトラバースされてドラム
11,11′上に巻上げパツケージ化することに
より行なわれる。 巻取り時の巻取張力は、第1図に示すように第
2ゴデーローラ後の12の位置で測つた糸条張力
であり、この張力は(D/10〜D/3)gが必要
であり、さらに(D/10〜D/5)gが好まし
い。この張力が低すぎると、第2ゴデーローラ出
口での糸ゆれが大きく、糸条の逆巻きを生じて糸
切れとなる。一方、高すぎると、巻取りパツケー
ジのフオームが不良となり、パツケージの糸層崩
れや巻取糸管のつぶれが生じる。 この巻取張力は、第2ゴデーローラと巻取機と
の速度差(リラツクス率)あるいは第2ゴデーロ
ーラの表面温度、巻取機のトラバース速度などの
条件を変えることにより調整することができる。 このように、第1ゴデーローラ前で糸条に比較
的軽度の交絡処理を与え、かつ、巻取張力を
(D/10〜D/3)gとすることにより、第2ゴ
デーローラでの糸条逆巻きが発生しなくなり、さ
らに、良好なパツケージに巻き上げることができ
るようになる。従つて、本発明法によると、高速
かつ安定に直接紡糸延伸巻取方法でポリアミド繊
維を製造することができる。 次に、実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 硫酸相対粘度2.62のナイロン6チツプを270℃
で溶融後、孔径0.3mm、孔数24コの紡糸孔より溶
融吐出した。吐出量は、巻取糸条の全糸繊度が70
デニールとなるように調整した。第1図に示した
如き装置により、紡出糸条を冷却筒で冷却し、水
分含量1%の非含水系油剤を3wt%付与し、給油
位置から糸条走行方向に2m離れた位置でインタ
ーレースタイプノズルにより、第1表に示す流体
圧力で空気交絡処理し、周速4500m/分の非加熱
第1ゴデーローラに引き取り、周速5500m/分、
表面温度160℃、表面粗度0.8Sの加熱第2ゴデー
ローラに半周巻き付けて、延伸、熱処理し、イン
ターレースタイプノズルにより流体圧力4Kg/cm2
Gで第2空気交絡処理し、巻取機で紙管上にチー
ズ状に巻き取つた。 第1図の12の位置で測定した巻取張力の値
を、巻取機の巻取速度を変化させることにより
種々変化させた。 得られた巻取りパツケージフオームを次の基準
により評価して表した。 紙管上に糸を巻き始めた際のパツケージ軸方向
糸層幅すなわち、最下層の巻幅をAcmとし、パツ
ケージ軸方向に最大に膨れた所でのパツケージ軸
方向糸層幅をBcmとして測定し、パツケージ膨れ
率をB−A/A×100(%)により算出する。そして、 〇=パツケージ膨れ率が10%以下 △=パツケージ膨れ率が10〜15% ×=パツケージ膨れ率が15%以上 の3水準で表わした。 また、得られた繊維の染色斑は、次の方法によ
り測定した。 得られた繊維を筒編にして、染料Palatine
Fast Black WAN 0.5wt% owf、60℃×30分
で染色し、目視判定した。 〇=染ムラがみられず良好 △=染ムラがやや見受けられる ×=染ムラが大で、製品糸で使用不能 なお、空気交絡処理の流体圧力と、糸条のイン
ターレース度とは、次の関係にあつた。 流体圧力0.3Kg/cm2G→インターレース度0.1コ/
m 〃 1.0 〃 → 〃 1.5 〃 〃 2.0 〃 → 〃 3 〃 〃 4.0 〃 → 〃 7 〃 〃 6.0 〃 → 〃 15 〃
【表】
巻取張力を7〜23.3gの範囲内とし、かつ、第
1ゴデーローラ前に特定流体圧力による比較的軽
度の交絡を付与することにより、第2ゴデーロー
ラに逆巻きが発生せず、また、巻取りパツケージ
フオームが良好で染斑のない優れた特性のナイロ
ン6繊維が得られた。また、第1ゴデーローラ前
の空気交絡処理を行なわなかつた場合(No.10、
11)や、交絡の程度が弱過ぎる場合(No.1、2)
では、第2ゴデーローラに逆巻きが発生したり、
巻取りが不良であつて、製糸巻取りを良好に行な
えなかつた。逆に、交絡の程度が強過ぎる場合
(No.8、9)の場合では、熱処理斑が生じ、得ら
れる製品糸が染色斑のある不良品になつた。さら
にまた、巻取張力が低過ぎる場合(No.3)では、
逆巻きが頻発して製糸できず、高過ぎる場合(No.
6)では、パツケージフオームの悪化や製品糸の
品質低下が生じ、良好な製品糸が得られなかつ
た。 実施例 2 硫酸相対粘度2.62のナイロン6チツプ(艶消剤
として酸化チタンを2wt%含有する)を、265℃
で溶融後、孔径0.3mm、孔数10コの紡糸孔より溶
融吐出した。吐出量は、巻取糸条の全糸繊度が40
デニールとなるように調整した。第1図に示した
如き装置により、紡出糸条を冷却筒で冷却し、水
分含量1%の非含水系油剤を3wt%付与し、給油
位置から糸条走行方向に2m離れた位置で撚転タ
イプノズルにより、第2表に示す流体圧力で第1
空気交絡処理し、次いで、非加熱第1ゴデーロー
ラに引き取り、表面温度160℃、表面粗度0.8Sの
加熱第2ゴデーローラとの間で延伸し、熱処理し
た後、インターレースタイプノズルで流体圧力5
Kg/cm2Gの第2空気交絡処理して、巻取張力7g
で巻取機により巻き取つた。 第2ゴデーローラ速度を4000m/分以上にしな
いと、糸斑、毛羽のない繊維は得られ難く、ま
た、第1空気交絡処理を適正範囲内圧力で行なわ
ないと、糸斑、毛羽のない良好な繊維を安定して
得ることが困難であつた。
1ゴデーローラ前に特定流体圧力による比較的軽
度の交絡を付与することにより、第2ゴデーロー
ラに逆巻きが発生せず、また、巻取りパツケージ
フオームが良好で染斑のない優れた特性のナイロ
ン6繊維が得られた。また、第1ゴデーローラ前
の空気交絡処理を行なわなかつた場合(No.10、
11)や、交絡の程度が弱過ぎる場合(No.1、2)
では、第2ゴデーローラに逆巻きが発生したり、
巻取りが不良であつて、製糸巻取りを良好に行な
えなかつた。逆に、交絡の程度が強過ぎる場合
(No.8、9)の場合では、熱処理斑が生じ、得ら
れる製品糸が染色斑のある不良品になつた。さら
にまた、巻取張力が低過ぎる場合(No.3)では、
逆巻きが頻発して製糸できず、高過ぎる場合(No.
6)では、パツケージフオームの悪化や製品糸の
品質低下が生じ、良好な製品糸が得られなかつ
た。 実施例 2 硫酸相対粘度2.62のナイロン6チツプ(艶消剤
として酸化チタンを2wt%含有する)を、265℃
で溶融後、孔径0.3mm、孔数10コの紡糸孔より溶
融吐出した。吐出量は、巻取糸条の全糸繊度が40
デニールとなるように調整した。第1図に示した
如き装置により、紡出糸条を冷却筒で冷却し、水
分含量1%の非含水系油剤を3wt%付与し、給油
位置から糸条走行方向に2m離れた位置で撚転タ
イプノズルにより、第2表に示す流体圧力で第1
空気交絡処理し、次いで、非加熱第1ゴデーロー
ラに引き取り、表面温度160℃、表面粗度0.8Sの
加熱第2ゴデーローラとの間で延伸し、熱処理し
た後、インターレースタイプノズルで流体圧力5
Kg/cm2Gの第2空気交絡処理して、巻取張力7g
で巻取機により巻き取つた。 第2ゴデーローラ速度を4000m/分以上にしな
いと、糸斑、毛羽のない繊維は得られ難く、ま
た、第1空気交絡処理を適正範囲内圧力で行なわ
ないと、糸斑、毛羽のない良好な繊維を安定して
得ることが困難であつた。
第1図は本発明法を実施する工程の一実施態様
を示す概略図であり、第2図は他の一実施態様を
示す概略図である。 〔符号の説明〕、1:紡糸口金、2:冷却装置、
3:油剤付与装置、4:交絡ノズル、5:第1ゴ
デーローラ、6:第2ゴデーローラ、12:巻取
張力測定位置、Y:走行糸条。
を示す概略図であり、第2図は他の一実施態様を
示す概略図である。 〔符号の説明〕、1:紡糸口金、2:冷却装置、
3:油剤付与装置、4:交絡ノズル、5:第1ゴ
デーローラ、6:第2ゴデーローラ、12:巻取
張力測定位置、Y:走行糸条。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリアミドの溶融紡出糸を、冷却固化した
後、非含水系油剤を付与し、第1ゴデーローラに
2000m/分以上で引き取り、該第1ゴデーローラ
と、表面温度がTg〜(Tm−10)℃で表面が鏡
面仕上げされた第2ゴデーローラとの間で延伸倍
率2.5倍以下に延伸し、熱処理した後、4000m/
分以上の高速で巻き取る直接紡糸延伸巻取方法に
おいて、前記非含水系油剤付与と第1ゴデーロー
ラとの間で糸条に交絡処理を、流体圧力1〜3
Kg/cm2Gでインターレースタイプノズルにより、
あるいは、流体圧力0.5〜2.5Kg/cm2Gで撚転タイ
プノズルにより行ない、かつ、前記巻取時の巻取
張力を(D/10〜D/3)gとすることを特徴と
するポリアミド繊維の直接紡糸延伸巻取方法。 〔ただし、 Tg:前記ポリアミドのガラス転移点(℃) Tm:前記ポリアミドの融点(℃) D:巻取糸の全糸繊度(デニール) である。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15810683A JPS6052615A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ポリアミド繊維の直接紡糸延伸巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15810683A JPS6052615A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ポリアミド繊維の直接紡糸延伸巻取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6052615A JPS6052615A (ja) | 1985-03-25 |
| JPH0122363B2 true JPH0122363B2 (ja) | 1989-04-26 |
Family
ID=15664430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15810683A Granted JPS6052615A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | ポリアミド繊維の直接紡糸延伸巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6052615A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60104512A (ja) * | 1983-11-08 | 1985-06-08 | Teijin Ltd | ポリエステルの溶融紡糸方法 |
| JPS61266616A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-26 | Toray Ind Inc | 剥離型複合繊維の製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2247758A1 (de) * | 1971-09-29 | 1973-04-05 | Alsthom Cgee | Schaltung zur impulssteuerung eines an einer periodischen speisespannung liegenden ein/aus-schaltorganes |
| JPS5634663B2 (ja) * | 1972-04-28 | 1981-08-12 | ||
| JPS5334889B2 (ja) * | 1973-12-03 | 1978-09-22 | ||
| DE2435009B2 (de) * | 1974-07-20 | 1979-09-27 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Herstellung von Polyamid-6-Filamentgarnen |
| JPS5530410A (en) * | 1978-08-21 | 1980-03-04 | Teijin Ltd | Production of polyamide fiber |
| JPS5637310A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-11 | Toray Ind Inc | Direct spin-draw process for polyamide multiple yarns |
| JPS5735287A (en) * | 1980-08-09 | 1982-02-25 | Toyobo Co Ltd | Rotary heat pipe type heat exchanger |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP15810683A patent/JPS6052615A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6052615A (ja) | 1985-03-25 |
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