JPH01225499A - 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルの製造法 - Google Patents
光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルの製造法Info
- Publication number
- JPH01225499A JPH01225499A JP5206788A JP5206788A JPH01225499A JP H01225499 A JPH01225499 A JP H01225499A JP 5206788 A JP5206788 A JP 5206788A JP 5206788 A JP5206788 A JP 5206788A JP H01225499 A JPH01225499 A JP H01225499A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸
エステルの製造法に関する。
エステルの製造法に関する。
光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルは
種々の医薬品の原料として有用である。たとえば、(R
)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エチルはアンジ
オテンシン変換酵素の阻害剤として有効な血圧降下剤で
あるシラザプリルの原料となる(J、 Chei、 S
oc、、 PerkinTrans、 I、 101
1 (1986))。
種々の医薬品の原料として有用である。たとえば、(R
)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エチルはアンジ
オテンシン変換酵素の阻害剤として有効な血圧降下剤で
あるシラザプリルの原料となる(J、 Chei、 S
oc、、 PerkinTrans、 I、 101
1 (1986))。
〈従来の技術〉
従来、光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エス
テルの製造法としては、あらかじめ有機合成的にラセミ
体の2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を合成したのち
、!−メントールのエステルに誘導し、光学分割する方
法(Ann。
テルの製造法としては、あらかじめ有機合成的にラセミ
体の2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を合成したのち
、!−メントールのエステルに誘導し、光学分割する方
法(Ann。
chim、、2旦、97 (1933))および同じく
ラセミ体の2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を光学活
性ボルニルアミンで光学分割する方法(CheIl、
Ber、、89.671(1956))などが知られて
いる。
ラセミ体の2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を光学活
性ボルニルアミンで光学分割する方法(CheIl、
Ber、、89.671(1956))などが知られて
いる。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかし、これらの分割剤を用いた光学分割法は操作が煩
雑であり、工業的に有利な方法とはいい難い。
雑であり、工業的に有利な方法とはいい難い。
く課題を解決するための手段および作用〉本発明者らは
、2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを不斉加
水分解する方法について鋭意検討を行った結果、エステ
ル不斉加水分解酵素を用いることによって光学活性2−
ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルが製造できるこ
とを見出した。
、2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを不斉加
水分解する方法について鋭意検討を行った結果、エステ
ル不斉加水分解酵素を用いることによって光学活性2−
ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルが製造できるこ
とを見出した。
すなわち、本発明は一般弐〇
(式中、Rはアル、キル基を示す)
で表わされる(R3)−2−ヒドロキシ−4−フェニル
酪酸エステルに2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エス
テル不斉加水分解酵素を作用させ、反応液から光学活性
2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを採取する
ことを特徴とする光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニ
ル酪酸エステルの製造法である。
酪酸エステルに2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エス
テル不斉加水分解酵素を作用させ、反応液から光学活性
2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを採取する
ことを特徴とする光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニ
ル酪酸エステルの製造法である。
本発明で原料として用いられる上記式〇で表わされる(
R8) −2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステル
においてRはアルキル基であり、好ましくはRは炭素数
1〜8のアルキル基であり、好ましいアルキル基の具体
例としては、メチル基、エチル基、プロピル基が挙げら
れ、特に好ましくはエチル基が挙げられる。
R8) −2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステル
においてRはアルキル基であり、好ましくはRは炭素数
1〜8のアルキル基であり、好ましいアルキル基の具体
例としては、メチル基、エチル基、プロピル基が挙げら
れ、特に好ましくはエチル基が挙げられる。
本発明に用いられる2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸
エステル不斉加水分解酵素は、(R8)−2−ヒドロキ
シ−4−フェニル酪酸エステルのエステル結合を不斉加
水分解する能力を有する酵素の総称で、通常エステラー
ゼあるいはリパーゼと呼ばれる一群の酵素である。この
エステル不斉加水分解酵素の純度などは特に限定されず
、動物のホモジネート、微生物生菌体、微生物培養物、
真空乾燥菌体、凍結乾燥菌体、菌体破砕物、菌体抽出物
などの形のものあるいはこれらを固定化した形のもので
もよい、このエステル不斉加水分解酵素を生産する微生
物としては、たとえば、シュードモナス属、キャンデイ
ダ属、クロモバクテリウム属、ムコール属などに属する
微生物が挙げられる。これらの微生物由来の酵素の市販
品の例としては、シュードモナス属のリパーゼ(1′ア
マノリパーゼP″、大野製薬社製)、キャンディダ属の
リパーゼ(ベーリンガー社製)、クロモバクテリウム属
のリパーゼ(シグマ社製)1、ムコール属のリパーゼ(
゛′アマノリパーゼM″、大野製薬社製)などが挙げら
れる。また動物組織由来の酵素としては豚膵臓由°来の
ステアプシンなどが挙げられる。
エステル不斉加水分解酵素は、(R8)−2−ヒドロキ
シ−4−フェニル酪酸エステルのエステル結合を不斉加
水分解する能力を有する酵素の総称で、通常エステラー
ゼあるいはリパーゼと呼ばれる一群の酵素である。この
エステル不斉加水分解酵素の純度などは特に限定されず
、動物のホモジネート、微生物生菌体、微生物培養物、
真空乾燥菌体、凍結乾燥菌体、菌体破砕物、菌体抽出物
などの形のものあるいはこれらを固定化した形のもので
もよい、このエステル不斉加水分解酵素を生産する微生
物としては、たとえば、シュードモナス属、キャンデイ
ダ属、クロモバクテリウム属、ムコール属などに属する
微生物が挙げられる。これらの微生物由来の酵素の市販
品の例としては、シュードモナス属のリパーゼ(1′ア
マノリパーゼP″、大野製薬社製)、キャンディダ属の
リパーゼ(ベーリンガー社製)、クロモバクテリウム属
のリパーゼ(シグマ社製)1、ムコール属のリパーゼ(
゛′アマノリパーゼM″、大野製薬社製)などが挙げら
れる。また動物組織由来の酵素としては豚膵臓由°来の
ステアプシンなどが挙げられる。
不斉加水分解反応においてはたとえば、イオン交換水、
燐酸ナトリウムなどの無機酸塩および/まなは酢酸ナト
リウムなどの有機酸塩を含有する緩衝液が用いられる。
燐酸ナトリウムなどの無機酸塩および/まなは酢酸ナト
リウムなどの有機酸塩を含有する緩衝液が用いられる。
(R3)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステル
の水に対する溶解度は一般に低いが撹拌すれば支障とな
らない、また、たとえばメタノール、アセトンなどの有
機溶媒や界面活性剤などを反応の支障とならない程度加
えることもできる。
の水に対する溶解度は一般に低いが撹拌すれば支障とな
らない、また、たとえばメタノール、アセトンなどの有
機溶媒や界面活性剤などを反応の支障とならない程度加
えることもできる。
反応条件としては温度が通常5〜50℃であり、好まし
くは20〜40℃の範囲であり、PHは通常3〜10、
好ましくは5〜8の範囲である。加水分解の進行ととも
に、反応液のpHが低下するので中和剤たとえばNaO
H水溶液でPHを5〜8に維持することが好ましい。
くは20〜40℃の範囲であり、PHは通常3〜10、
好ましくは5〜8の範囲である。加水分解の進行ととも
に、反応液のpHが低下するので中和剤たとえばNaO
H水溶液でPHを5〜8に維持することが好ましい。
(R3)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステル
の反応時の濃度は0.1〜50%(w t/V)が好ま
しく、反応の途中で回分的あるいは連続的に加えてもよ
い。反応時間は使用する酵素の量によって適宜変更でき
る。
の反応時の濃度は0.1〜50%(w t/V)が好ま
しく、反応の途中で回分的あるいは連続的に加えてもよ
い。反応時間は使用する酵素の量によって適宜変更でき
る。
反応液からの生成物の分離精製は、不斉加水分解後、疎
水性の有機溶媒、たとえば、ヘキサン、トルエン、クロ
ロホルム、酢酸エチルなどで光学活性2−ヒドロキシ−
4−フェニル酪酸エステルのみを抽出、精製することに
より容易に行われる。一方、水層側に残っている光学活
性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸はpH1〜3、好
ましくはpH2付近に調整後、同様に抽出精製を行った
のち、通常のエステル化の方法により、光学活性2−ヒ
ドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを得ることができ
る。
水性の有機溶媒、たとえば、ヘキサン、トルエン、クロ
ロホルム、酢酸エチルなどで光学活性2−ヒドロキシ−
4−フェニル酪酸エステルのみを抽出、精製することに
より容易に行われる。一方、水層側に残っている光学活
性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸はpH1〜3、好
ましくはpH2付近に調整後、同様に抽出精製を行った
のち、通常のエステル化の方法により、光学活性2−ヒ
ドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを得ることができ
る。
〈実施例〉
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
200m1のイオン交換水に、″アマノリバーゼP”(
シュードモナス属)を1.0gおよび(R3)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニル酪酸エチル201rを添加し、
lNNaOH水溶液でpHを6.0に調整しながら撹拌
下、27℃で17時間不斉加水分解反応を行った。この
反応液を100m1の酢酸エチルで3回抽出操作を行い
、無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して比旋光
度〔α)p、−20,6° (c=1、クロロホルム)
を有する(R)−2−しドロキシ−4−フェニル酪酸エ
チル9.0g((R8)体からの収率45%)を得た。
シュードモナス属)を1.0gおよび(R3)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニル酪酸エチル201rを添加し、
lNNaOH水溶液でpHを6.0に調整しながら撹拌
下、27℃で17時間不斉加水分解反応を行った。この
反応液を100m1の酢酸エチルで3回抽出操作を行い
、無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して比旋光
度〔α)p、−20,6° (c=1、クロロホルム)
を有する(R)−2−しドロキシ−4−フェニル酪酸エ
チル9.0g((R8)体からの収率45%)を得た。
この化合物のI H−NMRスペクトル(CDC13,
60MHz、TMS内部標準)のメインビークは次のと
おりであった。
60MHz、TMS内部標準)のメインビークは次のと
おりであった。
δppII:
1.25 (3H,t、−〇CH2CHi)1.7〜2
.2 (2H,m、−CH2C旦+c)l2.75(2
H,t、φ−CHLCH2>3.1 (IH,s、−
0旦)4.0〜4.4(3旦1m、−0cLLCH3お
よび−C旦−0H)7.15(5H,s、φ−旦) 一方、酢酸エチル抽出後の水層を濃硫酸でpH2に調整
し、酢酸エチル100m1で3回抽出操作を行い、無水
硫酸マグネシウムで脱水後、減圧乾固することにより、
比旋光度〔α〕甘せ6.2° (c=1、エタノール)
を有する(S)=2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸7
.7g(R3)体からの収率44%)を得な、これにト
ルエン40m1、エタノール8mlおよび濃硫酸2滴を
加え、脱水反応を5時間行った0反応液を飽和食塩水、
水で順次洗浄したのち、濃縮、蒸留精製することにより
、比旋光度〔α〕甘せ14.4° (c=1、クロロホ
ルム)の(S)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エ
チル8.0gを得ることができた。
.2 (2H,m、−CH2C旦+c)l2.75(2
H,t、φ−CHLCH2>3.1 (IH,s、−
0旦)4.0〜4.4(3旦1m、−0cLLCH3お
よび−C旦−0H)7.15(5H,s、φ−旦) 一方、酢酸エチル抽出後の水層を濃硫酸でpH2に調整
し、酢酸エチル100m1で3回抽出操作を行い、無水
硫酸マグネシウムで脱水後、減圧乾固することにより、
比旋光度〔α〕甘せ6.2° (c=1、エタノール)
を有する(S)=2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸7
.7g(R3)体からの収率44%)を得な、これにト
ルエン40m1、エタノール8mlおよび濃硫酸2滴を
加え、脱水反応を5時間行った0反応液を飽和食塩水、
水で順次洗浄したのち、濃縮、蒸留精製することにより
、比旋光度〔α〕甘せ14.4° (c=1、クロロホ
ルム)の(S)−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エ
チル8.0gを得ることができた。
実施例2〜5
酵素を第1表に示すようにかえる以外は実施例1と同様
の操作を行った。
の操作を行った。
結果を第1表に示す。
第 1 表
〈発明の効果〉
本発明によれば、(R3)−2−ヒドロキシ−4−フェ
ニル酪酸エステルをエステル不斉加水分解酵素と反応さ
せて光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステ
ルを得ることがはじめて可能となった0本発明方法によ
れば、操作が容易であり、工業的に有利に光学活性体を
得ることができる。
ニル酪酸エステルをエステル不斉加水分解酵素と反応さ
せて光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステ
ルを得ることがはじめて可能となった0本発明方法によ
れば、操作が容易であり、工業的に有利に光学活性体を
得ることができる。
特許出願大東し株式会社
手 続 補 正 書
(1)i、2.20 平成 年 月 日
(1)i、2.20 平成 年 月 日
Claims (2)
- (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中、Rはアルキル基を示す) で表わされる(RS)−2−ヒドロキシ−4−フェニル
酪酸エステルに2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エス
テル不斉加水分解酵素を作用させ、反応液から光学活性
2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルを採取する
ことを特徴とする光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニ
ル酪酸エステルの製造法。 - (2)2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステル不斉
加水分解酵素がシュードモナス属、キャンディダ属、ク
ロモバクテリウム属もしくはムコール属に属する微生物
由来の酵素または豚膵臓由来の酵素である請求項(1)
記載の光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エス
テルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5206788A JPH01225499A (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5206788A JPH01225499A (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01225499A true JPH01225499A (ja) | 1989-09-08 |
Family
ID=12904467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5206788A Pending JPH01225499A (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01225499A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03200739A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸アルキルエステルの製造法 |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP5206788A patent/JPH01225499A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03200739A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学活性2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸アルキルエステルの製造法 |
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