JPH0126420B2 - - Google Patents

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JPH0126420B2
JPH0126420B2 JP59050345A JP5034584A JPH0126420B2 JP H0126420 B2 JPH0126420 B2 JP H0126420B2 JP 59050345 A JP59050345 A JP 59050345A JP 5034584 A JP5034584 A JP 5034584A JP H0126420 B2 JPH0126420 B2 JP H0126420B2
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hydraulic
valve
vehicle
oil
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JP59050345A
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JPS60196450A (ja
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Masao Nishikawa
Yoichi Sato
Yukihiro Fukuda
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/698,401 priority patent/US4603604A/en
Priority to GB08503196A priority patent/GB2153932B/en
Priority to FR8501837A priority patent/FR2559435B1/fr
Priority to DE19853504417 priority patent/DE3504417A1/de
Publication of JPS60196450A publication Critical patent/JPS60196450A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輌用自動変速機のクリープ防止装置
に関する。
(従来の技術) トルクコンバータ等の流体継手を有する自動変
速機を備えた車輌にあつては、交差点での信号待
ち等、エンジンがアイドル運転状態で停車中に変
速レバーをドライブ位置にセツトしておくと、流
体継手の引摺りトルクのために運転者の意志に反
して車輌が前進しようとする、いわゆるクリープ
現象(這い出し現象)が生じる。このクリープ現
象は、アイドル運転時のエンジンに引摺りトルク
負荷をかけているため燃費向上の観点から好まし
くない。従つて、かかるアイドリング時には、変
速機を自動的に中立状態(ニユートラル状態)に
してエンジンと車輪との間の動力伝達を遮断し、
これにより、引摺りトルク負荷が減少した分だけ
エンジンのスロツトル弁の開度を絞つて、燃費を
向上させることが望ましい。
このため発進用摩擦係合要素(低速段クラツ
チ)の伝達容量をアイドル運転時に殆ど零に保つ
ようにしたクリープ防止装置が従来知られている
が、これには一般に2つのタイプがある。即ち、
発進用摩擦係合要素へ供給する圧油を、この発進
用摩擦係合要素を通さずに圧油タンクにバイパス
させるタイプと、圧油供給ラインを堰止めて発進
用摩擦係合要素への圧油の供給を制限するタイプ
である。
(発明が解決しようとする課題) 前者のバイパスさせるタイプは問題ないが、後
者の堰止めるタイプのクリープ防止装置にあつて
は、発進用摩擦係合要素がクリープ防止のための
動力遮断状態から動力伝達状態に復帰するまでの
時間遅れによつて生じる発進時の不快なシヨツク
を防止するため、アイドル運転中、前記発進用摩
擦係合要素の油圧サーボの油圧を、これに内装さ
れたリターンスプリングの付勢力とほぼ釣り合う
レベルに予圧することによつて前記時間遅れを短
縮するようにしている。しかし、この予圧は、自
動変速機のシフトレバーをドライブ位置から中立
位置あるいは後退位置に切り換える際に残圧とし
て作用するため、切り換えの応答性が悪くなり、
この傾向は寒冷時において特に著しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、極
めて簡単な構成により発進用摩擦係合要素がクリ
ープ防止のための動力遮断状態から動力伝達状態
に復帰するまでの時間遅れを短縮して、発進時の
不快なシヨツクを防止できるものでありながら、
シフトレバーをドライブ位置から中立位置あるい
は後退位置に切り換えるときの応答性を良好にし
た車輌用自動変速機のクリープ防止装置を提供す
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明においては、油
圧源と発進用摩擦係合要素の油圧サーボとを連絡
する連絡油路に介在され且つエンジンの出力を代
表する指標の大きさに応じたスロツトル圧とエン
ジンの回転数信号とブレーキ信号とに基づいて作
動して、前記油圧サーボに作用する油圧を実質的
に零から所定値まで制御する油圧制御装置で、前
記油圧を実質的に零に制御することにより車輌の
クリープを防止し、更に、エンジンのアイドル運
転時に前記油圧サーボに所定の予圧力を蓄えるこ
とにより、前記発進用摩擦係合要素が動力遮断状
態から動力伝達状態に復帰するまでの時間遅れを
短縮するようにした車輌用自動変速機のクリープ
防止装置において、前記連絡油路に、前記油圧制
御装置をバイパスするバイパス油路を介装し、該
バイパス油路に、前記発進用摩擦係合要素から前
記油圧源側への作動油の流れを許容する一方向弁
を介装し、車輌のシフトレバーをドライブ位置か
ら中立位置または後退位置に切り換えるのに伴
い、前記バイパス油路を介して、前記油圧サーボ
に蓄えられた予圧力が前記油圧源側に解放される
ようにしたことを特徴とするものである。
(作用) シフトレバーをドライブ位置から中立位置ある
いは後退位置に切り換えると、発進用摩擦係合要
素の油圧サーボに蓄えられていた予圧力はマニユ
アル弁側に解放され、自動変速機のドライブ位置
から中立位置あるいは後退位置への切り換えが応
答性良く行なわれる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本発明を適用した前進4段、後段1段
の自動変速機を備えた車輌の駆動系の概略構成を
示し、同図中Eはエンジンで、そのクランク軸1
にはトルクコンバータ(流体継手)Tと第1〜第
4速クラツチC1〜C4を有する歯車変速機Mとを
組み合せた公知の自動変速機Aが連結され、該自
動変速機Aの出力は差動装置Dfを介して駆動車
輪W,W′に伝達されるようになつている。なお、
第1速クラツチC1が発進用摩擦係合要素となる。
第2図は自動変速機Aの油圧制御回路の構成を
示し、同図中Pは油圧ポンプ(油圧源)で、その
吸込口は油圧タンクRに接続され、かつその吐出
口は作動油路2を介してレギユレータ弁Vrに接
続されている。レギユレータ弁Vrの出口は油路
3を介してトルクコンバータTに接続され、レギ
ユレータ弁Vrの余剰油圧をトルクコンバータT
に導いて、その内部を加圧してキヤビテーシヨン
を防止するようになつている。レギユレータ弁
Vrによつて所定の圧力に調圧された作動油路2
の油圧がライン圧Plとなる。作動油路2から分岐
された油路4には、図示しないシフトレバーに連
結された油路4には、図示しないシストレバーに
連結されたマニユアル弁Vmが接続されている。
該マニユアル弁Vmは、中立(ニユートラル)位
置、ドライブ位置及び後退(リバース)位置を備
え、ドライブ位置にあるときは油路4とマニユア
ル弁Vmの出力油路5とを連通する。作動油路2
にはスロツトル弁Vt及びガバナ弁Vgが接続さ
れ、スロツトル弁VtはエンジンEの出力を代表
する指標としてアクセルペダルの踏み込み量に比
例したスロツトル圧Ptを第1パイロツト油路6
に出力する。ガバナ弁Vgは車速に比例したガバ
ナ圧Pgを第2パイロツト油路7に出力する。マ
ニユアル弁Vmの出力油路5は1速−2速シフト
弁V1に接続され、出力油路5から分岐された一
方(マニユアル弁Vm側)の連絡油路8は、後述
する油圧制御装置及び他方(第1速クラツチC1
の油圧サーボ9側)の連絡油路8′を介して第1
速クラツチC1の油圧サーボ9に接続されている。
1速−2速シフト弁V1は絞り10を有する油
路11を介して2速−3速シフト弁V2に、該2
速−3速シフト弁V2は油路12を介して3速−
4速シフト弁V3に夫々接続されている。2速−
3速シフト弁V2は油路13を介して第2速クラ
ツチC2の油圧サーボ14に、3速−4速シフト
弁V3は油路15を介して第3速クラツチC3の油
圧サーボ16及び油路17を介して第4速クラツ
チC4の油圧サーボ18に夫々接続されている。
第1〜第4速クラツチC1〜C4には夫々リターン
スプリング(図示省略)が内装されている。そし
て、第1〜第4速クラツチC1〜C4は、各油圧サ
ーボ9,14,16,18に油圧が導入されるこ
とによつて係合し、該油圧が排出されることによ
つて前記リターンスプリングのばね力でその係合
が解除される。シフト弁V1〜V3は第1パイロツ
ト油路6及び第2パイロツト油路7に接続され、
各シフト弁V1〜V3の図示しない弁体の両端にス
ロツトル圧Pt及びガバナ圧Pgが作用して、車速
の増大、即ち、ガバナ圧Pgの増大に応じて第1
切換位置から第2切換位置へと夫々切り換え
動作される。
本発明に係るクリープ防止装置は油圧制御装置
19を備えている。この油圧制御装置19は、エ
ンジンEの出力を代表する指標の大きさに応じた
スロツトル圧PtとエンジンEの回転数信号とブ
レーキ信号とに基づいて作動して第1速クラツチ
C1の油圧サーボ9に作用する油圧を実質的に零
から所定値まで制御するものである。油圧制御装
置19は、一方の連絡油路8と他方の連絡油路
8′との間に介装されたスプール弁20と、これ
を駆動するソレノイド弁21とから成る。スプー
ル20は、弁ケーシング弁21の弁孔21a内に
軸方向に摺動可能に配設されたスプール弁体(以
下、単に弁体という)22と、該弁体22の一端
面22aが臨む第1パイロツト油圧室(ばね室)
23と、弁体22の他端面22bが臨む第2パイ
ロツト油圧室24と、第1パイロツト油圧室23
内に配設され弁体22を第2パイロツト油圧室2
4側に付勢するスプリング25とを備えている。
弁体22は第1パイロツト油圧室23に臨む受圧
面積を第2パイロツト油圧室24に臨む受圧面積
よりも大きく設定してある。また、弁体22の外
周には環状溝26が形成され、該環状溝26は弁
体22が第2パイロツト油圧室24側に移動した
とき一方の連絡油路8と他方の連絡油路8′との
間を連通し、弁体22が第1パイロツト油圧室2
3側に移動したとき他方の連絡油路8′を弁ケー
シング21の排油ポート27に連通する。環状溝
26は弁体22の一端面22a側に設けた小型通
路28と、第1パイロツト油圧室23側への作動
油の流通を許容する第1の一方向弁29とを介し
て第1パイロツト油圧室23と連通可能であると
共に、弁体22の他端面22b側に設けた第2の
小径通路30、大径通路31及び連通路32を介
して第2パイロツト油圧室24に連通している。
尚、スプリング25のばね力は第1速クラツチ
C1内に内装されたリターンスプリング(図示せ
ず)のばね力にほぼ見合う圧力Pe(第1速クラツ
チC1の係合圧)、または、これよりやや低めの圧
力P0に設定されている。
更に、一方の連絡油路8と他方の連絡油路8′
とには油圧制御装置19のスプール弁20をバイ
パスするバイパス油路34が接続され、該バイパ
ス油路34には一方の連絡油路8側(マニユアル
弁Vm側)、即ち、油圧ポンプP側への作動油の
流通を許容する第2の一方向弁35が介装されて
いる。
ソレノイド弁21は、ソレノイド36と、スプ
ール弁20の第1パイロツト油圧室23と後述す
る第1のパイロツト圧通路40とを連通するポー
ト37を開閉するアーマチユアより成る弁体38
と、該弁体38を閉弁方向へ付勢するスプリング
39とを備えている。本実施例では車輌のブレー
キペダルが踏まれ、かつ同時にエンジンEの回転
数が基準値以下という2つの条件が満足されたと
き、ソレノイド36が励磁され、これにより弁体
38は開弁してポート37が開放されて第1パイ
ロツト油圧室23と第1のスロツトル圧通路40
との間が連通する。また、前記2つの条件の何れ
か一方が満足されないとき、ソレノイド36が消
磁され、これにより弁体38は閉弁してポート3
7が閉塞され、第1パイロツト油圧室23と第1
のスロツトル圧通路40との間を遮断する。
ソレノイド弁21はソレノイド36が励磁され
ていないとき第1パイロツト油圧室23の圧力を
所定圧△P0に保持するようにその開弁圧が設定
されている。即ち、スプリング39のばね力とポ
ート37の直径dとを適当に設定して、第1パイ
ロツト油圧室23の圧力が所定圧△P0を超えた
ときにその超過分に応じた開度で弁体38がポー
ト37を開き、第1パイロツト油圧室23の圧力
を所定圧△P0に保つ。
上記第1のスロツトル圧通路40の入力側は後
述する遅延弁50を介してスロツトル弁Vtの第
1パイロツト油路6から分岐する第2のスロツト
ル圧通路41と接続されると共に、第1パイロツ
ト油路6から分岐する第3のパイロツト圧通路4
2と第3の一方向弁43を介して接続されてい
る。また、第1のスロツトル圧通路40は、これ
から分岐し且つ、第4の一方向弁44が介装され
た分岐通路45によつてスプール弁20の第1パ
イロツト油圧室23に接続され、ソレノイド弁2
1のソレノイド36の励磁、消磁の何れの場合に
も、スロツトル圧Ptがポート37、または分岐
通路45の何れかを介して第1パイロツト油圧室
23に導入するようになつている。
ブレーキペダルの操作とエンジンEの回転数と
を検出し、その検出信号によつてソレノイド弁2
1を制御するためのブレーキ検出器46とエンジ
ン回転数検出器47の各出力が、アンド回路48
及びトランジスタ49を介してソレノイド36へ
入力される。ブレーキ検出器46は、例えばスト
ツプランプスイツチが利用され、ブレーキペダル
が踏まれるとハイレベルの信号を出力するように
構成されている。エンジン回転数検出器47は、
例えばエンジンEのイグニツシヨンパルスの間隔
を計数して、エンジン回転数が基準値以下のとき
ハイレベルの信号を出力するように構成されてい
る。
遅延弁50は、弁ケーシング51と、この弁ケ
ーシング51の弁孔51a内に軸方向に摺動可能
に嵌装されたスプール弁体(以下、単に弁体とい
う)52と、該弁体52の一端面が臨むパイロツ
ト油圧室53と、弁体52をパイロツト油圧室5
3側に付勢するスプリング54とを備え、弁体5
2の外周には環状溝55が形成されている。パイ
ロツト油圧室53は第5の一方向弁56を介して
第2のスロツトル圧通路41と接続されると共
に、スロツトル弁Vtの第1パイロツト油路6か
ら分岐する第3のスロツトル圧通路42と第2の
絞り57を介して連通されている。弁体52はパ
イロツト油圧室53に作用するスロツトル圧Pt
がスプリング54のばね力により設定される基準
圧Ps以下のときはスプリング54のばね力でパ
イロツト油圧室53側に偏位して、環状溝55を
介して第1、第2のスロツトル圧通路40,41
を連通し、パイロツト油圧室53に基準圧Ps以
上のスロツトル圧Ptが作用したときスプリング
54のばね力に抗して図中右方に移動して第1、
第2のスロツトル圧通路40,41間を遮断す
る。
尚、第2のスロツトル圧通路41には、マニユ
アル弁Vmに連動して自動変速機Aの前進4段の
全自動変速域(D4レンジ)で開弁し、他のレン
ジで閉弁する切換弁58が介装され、シフトレバ
ーのドライブ位置でのみ車輌のクリープが防止さ
れるようになつている。
次に上記構成のバイパス防止装置の作動につい
て説明する。
車輌の定常走行時にはブレーキ検出器46及び
エンジン回転数検出器47の出力がローレベルと
なりソレノイド弁21のソレノイド36が消磁さ
れている。一方、車輌の図示しないアクセルペダ
ルの踏み込み量に応じたスロツトル圧Ptが第2、
第3のスロツトル圧通路41,42に供給される
が、このスロツトル圧Ptが基準圧Psを超えてい
るときには遅延弁50の弁体52は図中右方に偏
位されて該遅延弁50が閉弁されており、第1、
第2のスロツトル圧通路40,41間が遮断され
ている。このときソレノイド弁21のソレノイド
36が消磁されていると、スプール弁20の第1
パイロツト油圧室23の圧油は保持される。一
方、出力油路5のライン圧Plの一部はスプール弁
20の弁体22の第1の小径通路28、一方向弁
29及び第2の小径通路30、大径通路31、連
通路32を夫々介して第1パイロツト油圧室23
及び第2パイロツト油圧室24に導入され、弁体
22はその両端面の受圧面積の差及びスプリング
25のばね力によつて第2パイロツト油圧室24
側に偏位し、環状溝26を介して連絡油路8と
8′との間を連通させる。この結果ライン圧Plが
第1速クラツチC1の油圧サーボ9に供給され、
第1速クラツチC1が確実に係合される。
ここで、車輌を停止させるべくアクセルペダル
の踏み込みを解除すると共に、ブレーキペダルを
踏み込んだとする。アクセルペダルの踏み込み解
除に伴いスロツトル圧Ptが下降する。しかしな
がら、遅延弁50のパイロツト油圧室53に作用
している基準圧Ps以上の油圧は、第2の絞り5
7を介して第3のスロツトル圧通路42へ排出さ
れるため該遅延弁50は暫くの間閉弁状態を保持
した後開弁する。この遅延弁50の遅延機能によ
り、アクセルペダルを急に踏み込み状態から戻し
たときに生じるシヨツクが防止される。次いでエ
ンジン回転数が基準回転数以下になるとエンジン
回転数検出器47の出力信号がハイレベルとな
る。一方、ブレーキ検出器46は既にブレーキペ
ダルの踏み込みによりハイレベルの信号を出力し
ているため、ソレノイド弁21のソレノイド81
が励磁されて、その弁体38がポート37を開口
する。
このときには既に遅延弁50の弁体52はパイ
ロツト油圧室53側に復帰しており、第1、第2
のスロツトル圧通路40,41間は連通されてい
る。従つて、スプール弁20の第1のパイロツト
油圧室23内の圧油がポート37及び第1、第2
のスロツトル圧通路40,41を介して低圧側へ
逃げ、第1パイロツト油圧室23の圧力が低下す
る。このためスプール弁20の弁体22は第2パ
イロツト油圧室24に作用する油圧によつて第1
パイロツト油圧室23側に偏位され、この弁体2
2の環状溝26を介して連通されていた連絡油路
8,8′間が遮断され、第1速クラツチC1の油圧
サーボ9は油圧源から隔絶される。ここで、第1
速クラツチC1の油圧サーボ9には連絡油路8,
8′間が連通していたとき供給されたライン圧Pl
が残留しているため、この油圧は第2パイロツト
油圧室24に作用してスプリング25を圧縮し、
更に、弁体22を第1パイロツト油圧室23側へ
偏位させて環状溝26を排油ポート27に連通さ
せ、その油圧の一部を排油ポート27に逃がす。
そして、油圧サーボ9に残留する油圧力とスプリ
ング25のばね力との相互釣合力に応じたスプー
ル弁20の調圧作用で、油圧サーボ9の内圧はス
プリング25の設定圧、即ち第1速クラツチC1
の係合圧Pe(第3図中破線V)よりやや低めの圧
力P0に供給される(第3図中実線)。このため
第1速クラツチC1の係合は解除された状態にな
り、エンジン回転数が基準回転数以下でブレーキ
ペダルを踏み込んだ状態において車輌のクリープ
が防止される。
次に車輌を発進させるべくブレーキペダルの踏
み込みを解除すると、ブレーキ検出器46の出力
信号がローレベルとなり、ソレノイド弁21のソ
レノイド81が消磁され、その弁体38がスプリ
ング39のばね力でポート37を閉塞する。この
ときアクセルペダルが踏み込まれていない場合に
はスロツトル圧Ptは基準圧Ps以下であるため遅
延弁50は開弁されており、第1パイロツト油圧
室23内の油圧はポート37、第1のスロツトル
圧通路40、遅延弁50の弁体52の環状溝5
5、第2のスロツトル圧通路41及び切換制御弁
58を介して低圧側へ逃げ、スプール弁20の第
1パイロツト油圧室23内の圧力は前述した所定
圧△P0に制御される。この結果、スプール弁2
0は丁度スプリング25のばね力が所定圧△P0
に相当する分だけ強くなつたのと同様になり、第
1速クラツチC1の油圧サーボ9の内圧が設定圧
P0から(P0+△P0)に高められることになる
(第3図中実線)。この所定圧△P0の増加分に
よつて第1速クラツチC1の油圧サーボ9の係合
時の無効ストロークは完全に無くなる。このよう
に無効ストロークを取り除くことができると共
に、確実に車輌をクリープ状態にすることがで
き、しかも、設定圧P0からの圧力変化が僅少な
所定圧△P0分だけ増加するため、ブレーキペダ
ルの踏み込みを解除したときのシヨツクが最小に
抑えられる。
次いでアクセルペダルを踏み込むと、その踏み
込み量に応じたスロツトル圧Ptが発生し、この
圧力が基準圧Ps以下のときには遅延弁50が開
弁されており、スロツトル圧Ptが第2のスロツ
トル圧通路41、遅延弁50、第1のスロツトル
圧通路40、分岐通路45及び一方向弁44を介
してスプール弁20の第1パイロツト油圧室23
に供給される。従つて、スプール弁20の弁体2
2はスロツトル圧Ptの上昇に応じて第1パイロ
ツト油圧室24側に次第に偏位し、該弁体22の
環状溝26は連絡油路8,8′間を徐々に連通し
ていく。このため第1速クラツチC1の油圧サー
ボ9の圧力は、スプール弁20の弁体22の両端
面の面積差とアクセルペダルの踏み込み速度によ
つて決まる単位時間の経過に対する傾斜角度をも
つた上昇線に沿つて上昇していく(第3図中実線
)。
スロツトル圧Ptが基準圧Psを超えると遅延弁
50は閉弁し、第1、第2のスロツトル圧通路4
0,41間が遮断され、この結果、スプール弁2
0の第1パイロツト油圧室23の油圧は逃げ場が
なくなり、連絡油路8から弁体22の環状溝26
に供給される油圧は、その弁体22の両端面に等
圧で加わる。従つて、スプール弁20の弁体22
は、両端面の受圧面積の差及びスプリング25の
ばね圧とにより第2パイロツト油圧室24側に完
全に偏位し、環状溝26を介して連絡油路8,
8′間を完全に連通する。この結果第1速クラツ
チC1の油圧サーボ9の内圧は一方の連絡油路8
のライン圧Plまで上昇されて(第3図中実線)、
第速クラツチC1は確実に係合し、最大伝達容
量をもつに至る。
ところで上述のクリープ防止装置は、車輌が停
止されエンジンEがアイドル運転状態のとき、第
1速クラツチC1の油圧サーボ9に第1速クラツ
チC1のリターンスプリングのばね圧よりやや低
めの予圧力P0を蓄えると共に、次の車輌の発進
時アクセルペダルを踏むことによつて、該第1速
クラツチC1の無効ストロークを補償する△P0
圧力を予圧力P0に付加するように構成し、車輌
の停止時には車輌のクリープを防止し、発進に際
しては遅延することなく第1速クラツチC1を係
合させて発進時の不快なシヨツクを防止するよう
にしている。しかしながら、シフトレバーをドラ
イブ位置から中立位置、または後退位置に切り換
える際、従来においては、第1速クラツチC1
油圧サーボ9に蓄えられている予圧力P0の逃げ
路が確保されておらず、この予圧力P0が切換時
の残圧として作用するため、上記切り換えの際の
応答性が悪かつた。
本発明装置では、バイパス油路34を、第1速
クラツチC1の油圧サーボ9に接続された他方の
連絡油路8′とシフトレバーに連結されたマニユ
アル弁Vmに接続されたライン圧Plが通る一方の
連絡油路8とに油圧制御装置19をバイパスして
接続し、且つこのバイパス油路34の中間部に一
方の連絡油路8側への作動油の流れを許容する一
方向弁35を介在したため、シフトレバーをドラ
イブ位置から中立位置、あるいは後退位置に切り
換える際予圧力P0は該バイパス油路34から即
座に連絡油路8,8′及び出力油路5を経由して
マニユアル弁Vmの排油路59に解放され、作動
油の粘度の高い寒冷時においても、自動変速機A
のドライブ位置から中立位置あるいは後退位置へ
の切り換えが応答性良く行なわれる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、油圧源と発
進用摩擦係合要素の油圧サーボとを連絡する連絡
油路に介在され且つエンジンの出力を代表する指
標の大きさに応じたスロツトル圧とエンジンの回
転数信号とブレーキ信号とに基づいて作動して、
前記油圧サーボに作用する油圧を実質的に零から
所定値まで制御する油圧制御装置で、前記油圧を
実質的に零に制御することにより車輌のクリープ
を防止し、更に、エンジンのアイドル運転時に前
記油圧サーボに所定の予圧力を蓄えることによ
り、前記発進用摩擦係合要素が動力遮断状態から
動力伝達状態に復帰するまでの時間遅れを短縮す
るようにした車輌用自動変速機のクリープ防止装
置において、前記連絡油路に、前記油圧制御装置
をバイパスするバイパス油路を介装し、該バイパ
ス油路に、前記発進用摩擦係合要素から前記油圧
源側への作動油の流れを許容する一方向弁を介装
し、車輌のシフトレバーをドライブ位置から中立
位置または後退位置に切り換えるのに伴い、前記
バイパス油路を介して、前記油圧サーボに蓄えら
れた予圧力が前記油圧源側に解放されるようにし
たことを特徴とするものである。
従つて、車輌が停止しエンジンがアイドル運転
状態のとき、次の発進に備えて発進用摩擦係合要
素に蓄えられていた予圧力は、前記バイパス通路
を通じて即座に油圧源側の排油路へ解放され、作
動油の粘度の高い寒冷時においても自動変速機の
ドライブ位置から中立位置又は後退位置への切り
換えが応答性良く行なわれる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発
明を適用した前進4段、後退1段の自動変速機を
備えた車輌の駆動系の構成図、第2図は本発明を
適用した自動変速機の油圧制御回路の構成図、第
3図は本発明のクリープ防止装置の作動特性図で
ある。 19……油圧制御装置、20……スプール弁、
21……ソレノイド弁、34……バイパス油路、
35……一方向弁、E……エンジン、A……自動
変速機、C1……第1速クラツチ(発進用摩擦係
合要素)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧源と発進用摩擦係合要素の油圧サーボと
    を連絡する連絡油路に介在され且つエンジンの出
    力を代表する指標の大きさに応じたスロツトル圧
    とエンジンの回転数信号とブレーキ信号とに基づ
    いて作動して、前記油圧サーボに作用する油圧を
    実質的に零から所定値まで制御する油圧制御装置
    で、前記油圧を実質的に零に制御することにより
    車輌のクリープを防止し、更に、エンジンのアイ
    ドル運転時に前記油圧サーボに所定の予圧力を蓄
    えることにより、前記発進用摩擦係合要素が動力
    遮断状態から動力伝達状態に復帰するまでの時間
    遅れを短縮するようにした車輌用自動変速機のク
    リープ防止装置において、前記連絡油路に、前記
    油圧制御装置をバイパスするバイパス油路を介装
    し、該バイパス油路に、前記発進用摩擦係合要素
    から前記油圧源側への作動油の流れを許容する一
    方向弁を介装し、車輌のシフトレバーをドライブ
    位置から中立位置または後退位置に切り換えるの
    に伴い、前記バイパス油路を介して、前記油圧サ
    ーボに蓄えられた予圧力が前記油圧源側に解放さ
    れるようにしたことを特徴とする車輌用自動変速
    機のクリープ防止装置。 2 前記油圧制御装置は、スプール弁と、このス
    プール弁を駆動するソレノイド弁とから成り、前
    記スプール弁は、一方向への移動時前記油圧源側
    と前記油圧サーボとを連通し他方向への移動時前
    記油圧サーボと排油ポートとを連通する弁体と、
    この弁体を一方向に付勢するスプリングとから成
    り、前記ソレノイド弁は、車輌のブレーキペダル
    が踏み込まれていると同時にエンジン回転数が基
    準値以下のときに励磁されそれ以外のときは消磁
    されるソレノイドと、このソレノイドが励磁され
    たとき前記スプール弁のばね室とスロツトル圧通
    路との間を連通し且つ前記ソレノイドが消磁され
    たとき前記ばね室とスロツトル圧通路との間を遮
    断する弁体とからなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の車輌用変動変速機のクリープ
    防止装置。 3 前記エンジンの出力を代表する指標は、アク
    セスペダルの踏み込み量に比例したスロツトル圧
    及び車速に比例したガバナ圧であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の車輌用自動変速
    機のクリープ防止装置。
JP5034584A 1984-02-09 1984-03-16 車輌用自動変速機のクリ−プ防止装置 Granted JPS60196450A (ja)

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US06/698,401 US4603604A (en) 1984-02-09 1985-02-05 Creep-inhibiting device for an automotive vehicle equipped with an automatic transmission
GB08503196A GB2153932B (en) 1984-02-09 1985-02-08 Creep inhibiting device
FR8501837A FR2559435B1 (fr) 1984-02-09 1985-02-08 Dispositif de maintien a l'arret pour vehicule automobile muni d'une transmission automatique
DE19853504417 DE3504417A1 (de) 1984-02-09 1985-02-08 Vorrichtung zur verhinderung einer kriechbewegung von mit automatischen getrieben versehenen kraftfahrzeugen

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