JPH01273248A - 磁性層間の交換結合力が制御されたオーバーライト可能な光磁気記録媒体 - Google Patents

磁性層間の交換結合力が制御されたオーバーライト可能な光磁気記録媒体

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JPH01273248A
JPH01273248A JP63101922A JP10192288A JPH01273248A JP H01273248 A JPH01273248 A JP H01273248A JP 63101922 A JP63101922 A JP 63101922A JP 10192288 A JP10192288 A JP 10192288A JP H01273248 A JPH01273248 A JP H01273248A
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temperature
medium
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Haruhisa Iida
晴久 飯田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性層間の交換結合力が制御されたオーバー
ライト可能な光磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
最近、高密度、大容量、高いアクセス速度、並びに高い
記録及び再生速度を含めた種々の要求を満足する光学的
記録再生方法、それに使用される記録装置、再生装置及
び記録媒体を開発しようとする努力が成されている。
広範囲な光学的記録再生方法の中で、光磁気記録再生方
法は、情報を使用した後、消去することができ、新たな
情報を記録することができるというユニークな利点のた
めに、最も大きな魅力に満ちている。
この光磁気記録再生方法で使用される記録媒体は、記録
層として1層又は多層の垂直磁化膜(perpendi
cular magnetic 1ayer or 1
ayers)を有する。この磁化膜は、例えばアモルフ
ァスのGdFeやGdCo、 GdFeCo、 TbF
e、 TbCo、 TbFeCoなどからなる。記録層
は一般に同心円状又はらせん状のトラックを成しており
、このトラックの上に情報が記録される。ここで、本明
細書では、膜面に対し「上向き(upward) J又
は「下向き(downward) Jの何れか一方を、
「A向き」、他方を「逆A向き」と定義する。記録すべ
き情報は、予め2値化されており、この情報が「A向き
」の磁化を有するビフ) (B+)と、「逆A向き」の
磁化を有するビット(B、)の2つの信号で記録される
。これらのビットBl、Boは、デジタル信号の1.O
の何れか一方と他方にそれぞれ相当する。しかし、一般
には記録されるトランクの磁化は、記録前に強力な外部
磁場を印加することによって「逆A向き」に揃えられる
。この処理は初期化(initialize)と呼ばれ
る。その上でトランクに「A向き」の磁化を有するピッ
) (Bl)を形成する。情報は、このビット(Bl)
の有無及び/又はビット長によって記録される。
−く1」」1成1す11: ビットの形成に於いては、レーザーの特徴即ち空間的時
間的に素晴らしい凝集性(coherence)が有利
に使用され、レーザー光の波長によって決定される回折
限界とほとんど同じ位に小さいスポットにビームが絞り
込まれる。絞り込まれた光はトラック表面に照射され、
記録再生層に直径が1μm以下のビットを形成すること
により情報が記録される。光学的記録においては、理論
的に約10”ビット/−までの記録密度を達成すること
ができる。何故ならば、レーザビームはその波長とほと
んど同じ位に小さい直径を有するスボ−/ )にまで凝
@ (concen tra te)することが出来る
からである。
第2図に示すように、光磁気記録においては、レーザー
ビーム(L)を記録層(1)の上に絞りこみ、それを加
熱する。その間、初期化された向きとは反対の向きの記
i!磁界(Hb)を加熱された部分に外部から印加する
。そうすると局部的に加熱された部分の保磁力HC(c
oersivity)は減少し記録磁界(Hb)より小
さくなる。その結果、その部分の磁化は、記録磁界(H
b)の向きに並ぶ、こうして逆に磁化されたビットが形
成される。
フェロ磁性材料とフェリ磁性材料では、磁化及びHcの
温度依存性が異なる。フェロ磁性材料はキュリー点付近
で減少するHCを有し、この現象に基づいて記録が実行
される。従って、Tc書込み(キュリー点書込み)と引
用される。
他方、フェリ磁性材料はキュリー点より低い補償温度(
compensation temperature)
を存しており翫そこでは磁化(M)はゼロになる。逆に
この温度付近でHcが非常に大きくなり、その温度から
外れるとHcが急激に低下する。この低下したHCは、
比較的弱い記録磁界(Hb)によって打ち負がされる。
つまり、記録が可能になる。この記録プロセスはT e
a。、書込み(補償点書込み)と呼ばれる。
もっとも、キュリー点又はその近辺、及び補償温度の近
辺にこだわる必要はない、要するに、室温より高い所定
の温度に於いて、低下したHcを有する磁性材料に対し
、その低下したHcを打ち負かせる記録磁界(Hb)を
印加すれば、記録は可能である。
再生夏振理: 第3図は、光磁気効果に基づ(情報再生の原理を示す、
光は、光路に垂直な平面上で全ての方向に通常は発散し
ている電磁場ベクトルを有する電磁波である。光が直線
偏光(L、)に変換され、そして記録層(1)に照射さ
れたとき、光はその表面で反射されるか又は記録層(1
)を透過する。
このとき、偏光面は磁化(M)の向きに従って回転する
。この回転する現象は、磁気カー(にerr)効果又は
磁気ファラデー(F4raday)効果と呼ばれる。
例えば、もし反射光の偏光面が「A向き」磁化に対して
θに度回転するとすると、「逆A向き」磁化に対しては
一θに度回転する。従って、光アナライザー(偏光子)
の軸を一θに度傾けた面に垂直にセントしておくと、「
逆A向き」に磁化されたビット(B、)から反射された
光はアナライザーを透過することができない、それに対
して「A向き」に磁化されたピント(Bl)から反射さ
れた光は、(sin2θk)!を乗じた分がアナライザ
ーを透過し、ディテクター(光電変換手段)に捕獲され
る。その結果、「A向き」に磁化されたビット(B1)
は「逆A向き」に磁化されたビット(B、)よりも明る
(見え、ディテクターに於いて強い電気信号を発生させ
る。このディテクターからの電気信号は、記録された情
報に従って変調されるので、情報が再生されるのである
ところで、従来、キュリー点が低くて記録が容易で、し
かも保磁力が高くて保存安定性が高(、その上θkが大
きくて再生(読み出し)時のC/N比が高い1つの磁性
材料を見い出すことは困難で、そのため必要な機能を分
離して2つの異なる磁性材料を積層した多層光磁気記録
媒体が提案された(特開昭57−78652号)、この
記録媒体は、垂直磁化可能な低キユリー点を有する高保
磁力層と垂直磁化可能な、高キュリー点を有する低保磁
力層との2層膜からなり、該高保磁力層と低保磁力層と
は互いに交換結合しているものである。そのため低キユ
リー点を有する高保磁力層で情報の記録と保存を行ない
、記録された情報は低保磁力層に転写されるので、高キ
ュリー点を有し、かつθにの大きな低保磁力層で情報の
読み出しを行なうのであその後、第1層を記録層、第2
層を記録補助層とし、両層の交換結合力σ。と、キュリ
ー点、保磁力の違いを利用した光変調だけによるオーバ
ーライト可能な多層光磁気記録媒体が発明され、特許出
願された(特開昭62−175948号)、以下、この
出願を「先願」と引用する。尚、先願明細書では交換結
合力σ8を界面磁壁エネルギーと称している。
〔先願発明の説明〕
先願発明のオーバーライトは、光だけを変調し、記録磁
界は変調しない、磁界を高速度で変調させることは困難
である。つまり、記録に使用するレーザービームは、記
録すべき情報に従いパルス状に変調される。しかし、こ
のこと自身は、従来の光磁気記録でも行われており、記
録すべき2値化情報に従いビーム強度をパルス状に変調
する手段は既知の手段である0例えば、THE  BE
LLSYSTEM  TECHNICAL  JOUR
NAL、Vol、62(1983)。
1923−1936に詳しく記載されている。
先願発明のオーバーライトで特徴的なことの1つは、ビ
ーム強度の高レベルと低レベルである。
即ち、ビーム強度が高レベルの時に、記録磁界(Hb)
により記録補助層(第2層)の「A向き」磁化を「逆A
向き」に反転(rev6rse)させ、この第2Nの「
逆A向き」磁化によって記録層(第1層)に「逆A向き
」磁化〔又は「A向き」磁化〕を有するビットを形成す
る。ビーム強度が低レベルの時は、記録補助層の「A向
き」磁化によって記録再生層に「A向き」磁化〔又は「
逆A向き」磁化〕を有するビットを形成する。ビームは
「近接した2本のビーム」とし、先行ビームを低レベル
で点灯して原則として変調せず、それにより常に逆A向
き〔又はA向き」〕のビピッを形成し、□つまり、これ
で前の情報が消去される一□次いで、後行ビームを高レ
ベルと前記低レベルと同等又はそれよりも低い基底レベ
ル(ゼロレベルを含む)との間で情報に従いパルス変調
することにより、高レベルのときにのみA向き〔又は逆
A向き」〕のビピッを形成し、これにより記録すること
をしてもよい。
ビーム強度 情報信号の例   111001111000いずれに
せよ、必要な高レベルと低レベルと場合により基底レベ
ルが与えられれば、前述の文献等に記載された変調手段
を部分的に1ぎ正するだけで、ビーム強度を上記の如く
変調することは、当業者にとって容易である。
尚、ここでは、「A向き」は、磁性層に対して上向き又
は下向きの何れか一方を意味し、他方は「逆A向き」と
称される。
また、ここでは、     はΔΔΔ という表現は、
先に〔〕の外の○○○を読んだときには、以下の   
  はΔΔΔ〕のときにも、〔〕の外の○O○を読むこ
とにする。それに対して先に○○Oを読まずに〔〕内の
ΔΔΔの方を選択して読んだときには、以下のΩΩΩ」
又抜AAA)のときにも000を読まずに〔〕内のΔΔ
Δを読むものとする。
このようにオーバーライト可能な媒体は、垂直磁気異方
性を有する少なくとも2層の磁性層からなり、第1層が
記録層で第2層が記録補助層からなる。
媒体は、第1実施態様と第2実施態様とに大別される。
いずれの実施態様においても、記録媒体は、多層構造を
有し、この構造は次のように分けられる。
第1層は、室温で保磁力が高く磁化反転温度が低い記録
再生層である。第2層は第1層に比べ相対的に室温で保
磁力が低く磁化反転温度が高い記録補助層である。いず
れも垂直磁化膜からなる。
なお、第1層と第2層ともに、それ自体多層膜から構成
されていてもよい。
第1実施態様では、第1層の保磁力をHCI、第2層の
それをHcz、第1層のキュリー点をT、い第2層のそ
れをTc、、室温をTm、低レベルのレーザービームを
照射した時の記録媒体の温度をTL、高レベルのレーザ
ービームを照射した時のそれをTH1第1層が受ける結
合磁界をH,い第2層が受ける結合磁界をHllとした
場合、記録媒体は、下記の式lを満足し、そして室温で
式2〜5を満足する。
T @< T c t 4 T L < T c*fl
d T N −−−−−−−−−−−−−−−−−一式
IHc+>Hcz” IHC+¥Hm t I −−−
−−−−=−=−=−式2HCI>H□ −・・・−・
−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・・−・−−
−一−・−・−・・式3Hc*>H□−−−一−−・−
−−−−−−・−・・−・−・−・−・−・−−−−−
−−・−凹曲式4Hc*+ Hcz< IHini、 
l < H(1±H@ l’−”−’式5上記式中、符
号「郊」は、等しいか又はほぼ等しいことを表す、また
上記式中、複合士、;については、上段が後述するA 
(antiparallel)タイプの媒体の場合であ
り、下段は後述するP(parallel)タイプの媒
体の場合である。なお、フェロ磁性体媒体はPタイプに
属する。
つまり1.保磁力と温度との関係をグラフで表すと、次
の如くなる。細線は第1層のそれを、太線は第2層のそ
れを表す。
T L        T N 従って、この記録媒体に室温で初期補助磁界(Hini
、)を印加すると、式5によれば、第1層の磁化の向き
は反転せずに第2層の磁化のみが反転する。そこで、記
録前に媒体に初期補助磁界(Hini、)を印加すると
、第2層のみを「A向き」□ここではrA向き」を便宜
的に本明細書紙面において上向きの矢tで示し、「逆A
向き」を下向きの矢↓で示す□に磁化させることができ
る。そして、Hini、がゼロになっても、式4により
、第2層の磁化膜は再反転せずにそのまま保持される。
初期補助磁界(Hini、)により第2層のみが、記録
直前まで「A向き」電に磁化されている状態を概念的に
表すと、次のようになる。
ここで、第1層における磁化の向き0は、それまでに記
録されていた情報を表わす、以下の説明においては、向
きに関係がないので、以下Xで示す、そして、上記の表
を簡単のために、次のように表す、 。
ここにおいて、高レベルのレーザービームを照射して媒
体温度をTHに上昇させる。すると、T、Iはキュリー
点Tc+より高温度なので第1層の磁化は消失してしま
う、更にTHはキュリー点TC付近なので第2層の磁化
も全く又はほぼ消失する。ここで、媒体の種類に応じて
「A向き」又は「逆A向き」の記録磁界(Hb)を印加
する。記録磁界(Hb)は、媒体自身からの浮遊磁界で
もよい。
説明を簡単にするために「逆A向き」の記録磁界(Hb
)を印加したとする。媒体は移動しているので、照射さ
れた部分は、レーザービームから直ぐに遠ざかり、空気
で冷却される。Hbの存在下で、媒体の温度が低下する
と、第2層の磁化は、Hbに従い、反転されて「逆A向
き」の磁化となる(状態2M)− そして、さらに放冷が進み、媒体温度がTcIより少し
下がると、再び第1層の磁化が現れる。その場合、磁気
的結合(交換結合)力のために、第1層の磁化の向きは
、第2層の磁化の向きの影響を受ける。その結果、媒体
に応じて8 (Pタイプの媒体の場合)又は? (Aタ
イプの媒体の場合)が生じる。
この高レベルのレーザービームによる状態の変化をここ
では高温サイクルと呼ぶことにする。
次に、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。TLはキュリー点TCI付近なので
第1層の磁化は全く又はほぼ消失してしまうが、キュリ
ー点Tczよりは低温であるので第2層の磁化は消失し
ない。
ここでは、記録磁界(Hb)は、不要であるが、高速度
(短時間)でHbをON、OFFすることは不可能であ
る。従って、止むを得ず高温サイクルのときのままにな
っている。
しかし、HClはまだ大きいままなので、Hbによって
第2層の磁化が反転することはない。媒体は移動してい
るので、照射された部分は、レーザービームから直ぐに
遠ざかり、空気で冷却される。冷却が進むと、再び第1
層の磁化が現れる。
現れる磁化の向きは、磁気的結合力のために第2層の磁
化の向きの影響を受ける。その結果、媒体によって? 
(Pタイプの場合)又は8 (Aタイプの場合)の磁化
が出現する。この磁化は室温でも変わらない。
この低レベルのレーザービームによる状態の変化をここ
では低温サイクルと呼ぶことにする。
以上、説明したように、第1層の磁化の向きがどうであ
れ、高温サイクルと低温サイクルとによって、互いに反
対向きの磁化?又は8を有するビットが形成される。つ
まり、レーザービームを情報に従い高レベル(高温サイ
クル)と低レベル(低温サイクル)との間でパルス状に
変調することによりオ、−パーライトが可能となる。
ヱlコ11■1λ敬金 なお、記録媒体は一般にディスク状であり、記録時、媒
体は回転される。そのため、記録された部分(ビット)
は、1回転する間に再びHini、の作用を受け、その
結果、第2Nの磁化は元の「A向き」電に揃えられる。
しかし、室温では、第2層の磁化の影響が第1層に及ぶ
ことはなく、そのため記録された情報は保持される。
そこで、第1層に直線偏光を照射すれば、その反射光に
は情報が含まれているので、従来の光磁気記録媒体と同
様に情報が再生される。
このような第1層及び第2Nを構成する垂直磁化膜は、
■補償温度を有せずキュリー点を有するフェロ磁性体及
びフェリ磁性体、並びに■補償温度、キュリー点の双方
を有するフェリ磁性体の非晶質或いは結晶質からなる群
から選択される。
以上の説明は、キュリー点を利用した第1実施態様の説
明である。それに対して第2実施態様は室温より高い所
定の温度に於いて低下したHcをを利用するものである
。第2実施態様は、第1実施態様に於けるT’ctの代
わりに第1層が第2Jiに磁気結合される温度T’s+
を使用し、TClの代わりに第2層がHbで反転する温
度T32を使用すれば、第1実施態様と同様に説明され
る。
第2実施!a様では、第1層の保磁力をHCI、第2層
のそれをHcx、第1層が第2J1に磁気的に結合され
る温度をT1.とし、第2層の磁化がHbで反転する温
度をT、2、室温をTI、低レベルのレーザービームを
照射した時の媒体の温度をTL、高レベルのレーザービ
ームを照射した時のそれをT、I、第曹層が受ける結合
磁界をH1l+、第2Nが受ける結合磁界を)Iotと
した場合、記録媒体は、下記式6を満足し、かつ室温で
式7〜10を満足するものである。
T * < T s + zT L < T * t 
郊T 、 −−−−−−−、、、、−、、−式6Hc+
 > Hcg + l HDI + HC!l −−−
−−−−−−−−−−・−式7Hc+ > Ho+  
−・−・−・・・−・−・−・−・−・−・−・−・−
−−−−−・・−・・・・・・−・・・−式8HC1>
 HD Z−−−’−−””−−−”−−’−”−−”
””−−−−−一式9Hcz+ HD!< 1llin
+、 1< H,、±H、、−−−−−一式10上記式
中、複合上、苓については、上段が後述するA (an
tiparallel)タイプの媒体の場合であり、下
段は後述するP (parallel)タイプの媒体の
場合である。
第1、第2実施態様ともに、第1層、第2層の双方が遷
移金属(例えばFe、 Co)−重希土類金属(例えば
Gd、Tb、Dyその他)合金組成から選択された非晶
質フェリ磁性体である記録媒体が好ましい。
第1層と第21!Iの双方とも、遷移金属(trans
ition  metal)−重希土類金属(heav
yrare  earth  metal)合金組成か
ら選択された場合には、各合金としての外部に現れる磁
化の向き及び大きさは、合金内部の遷移金属原子(以下
、TMと略す)のスピン(spin)の向き及び大きさ
と重希土類金属原子(以下、REと略す)のスピンの向
き及び大きさとの関係で決まる0例えばTMのスピンの
向き及び大きさを点線のベクトル↑で表わし、REのス
ピンのそれを実線のベクトル↑で表し、合金全体の磁化
の向き及び大きさを二重実線のベクトル?で表す、この
とき、ベクトル官はベクトル↑とベクトル↑との和とし
て表わされる。ただし、合金の中では7MスピンとRE
スピンとの相互作用のためにベクトル↑とベクトル↑と
は、向きが必ず逆になっている。従って、己と↑との和
或いは↓と↑との和は、両者の強度が等しいとき、合金
のベクトルはゼロ(つまり、外部に現れる磁化の大きさ
はゼロ)になる、このゼロになるときの合金組成は補償
組成(compensationcompositio
n )と呼ばれる。それ以外の組成のときには、合金は
両スピンの強度差に等しい強度を有し、いずれか大きい
方のベクトルの向きに等しい向きを有するベクトル(?
又は8)を有する。
このベクトルの磁化が外部に現れる0例えば↑↓は?と
なり、↑↓は8となる。
ある合金組成の7MスピンとREスピンの各ベクトルの
強度が、どちらか一方が大きいとき、その合金組成は、
強度の大きい方のスピン名をとって○Oリッチ例えばR
Eリッチであると呼ばれる。
第1層と第2層の両方について、TMクリンチ組成とR
Eリッチな組成とに分けられる。従って、縦軸座標に第
1層の組成を横軸座標に第2層の組成をとると、媒体全
体としては、種類を次の4象限に分類することができる
。先に述べたPタイプはI象限と■象限に属するもので
あり、Aタイプは■象限と■象限に属するものである。
REリッチ(第1層) TMクリンチ第1層) 〔縦横座標の交点は、両層の補償組成を表す、〕一方、
温度変化に対する保磁力の変化を見ると、キュリー点(
保磁力ゼロの温度)に達する前に保磁力が一旦無限大に
増加してまた降下すると言う特性を持つ合金組成がある
。この無限大のときに相当する温度は補償温度(Tc0
*p、 )と呼ばれる。
補償温度は、TMクリンチ合金組成においては、室温か
らキュリー点の間には存在しない、室温より下にある補
償温度は、光磁気記録においては無意味であるので、こ
の明細書で補償温度とは室温からキュリー点の間に存在
するものを言うことにする。
第1層と第2層の補償温度の有無について分類すると、
“媒体は4つのタイプに分類される。第1象限の媒体は
、4つ全部のタイプが含まれる。4つのタイプについて
、「保磁力と温度との関係を表すグラフ」を書(と、次
の通りになる。なお、細線は第1層のそれであり、太線
は第2Nのそれである。
タコニ乙り 保磁力 保磁力 m乙1 保磁力 保磁力 ここで、第1層と第2層の両方についてREリンチかT
Mリッチかで分け、かつ補償温度を持つか持たないかで
分けると、記録媒体は次の9クラスに分類される。
第1表 第1表(yEき) ここで第1表に示したクラス1の記録媒体(Pタイプ・
夏象限・タイプ1)に属する特定の媒体隘1を例にとり
、オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体Nalは、次式11: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。なお、細線は第1Nのグラフを示し、太線は第2
層のグラフを示す。
1’ coaw+ 1’1’ C0III1.を室温T
いで第1層の磁化が初期補助磁界旧ni。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式12
である。この媒体陽1は式12を満足する。
式12: %式% HCm:第2層の保磁力 M、、:第1層の飽和磁気モーメント (saturation  s+agnetizati
on)MSt:第2層の飽和磁気モーメント tI :第1層の膜厚 C2:第2層の膜厚 σユ ;界面磁壁エネルギー(交換結合力)(inte
rface  wall  energy)このとき、
Hini、の条件式は、式15で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2Nの磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。
それでも第2層の磁化が再度反転せずに保持される条件
は、式13〜14で示される。この媒体Nllは式13
〜14を満足する。
σ1 2M5+t+ σ− 式14:  Hcz >□ 2MSMSt 式15: %式% 室温で式12〜14の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式15の条件を満足するH
ini、により例えば「A向き」?(↑↓)に揃えられ
る。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状態1
)。
この状Lilは記録直前まで保持される。ここでは記録
磁界(Hb )は↑の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点Tc
Iにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状態2H)
さらに照射を続けると、媒体の温度は更に上昇する。媒
体の温度が第2層のTC6@e、tより少し高い温度に
なったとき、RESTMの各スピンの方向は変わらない
が、強度の大小関係が逆転する(↑9−↑↓)、そのた
め、第2層の磁化が反転し、「逆A向き」集の磁化にな
る(状n:11+)−しかし、この温度ではHc!がま
だ大きいので、↑Hbによって第2層の磁化が反転され
ることはない、さらに温度が上昇し、T、になると、第
2層の温度はほぼキュリー点Tc!となり、その磁化も
消失する(状態4M)。
この状態4Hにおいてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体の温度は低下を始める。
媒体の温度がTCIより少し下がると、第2Nに磁化が
生じる。この場合、↑Hbによって?(↓↑)の磁化が
生じる(状a5g)、Lかし、温度はまだTclより高
いので第1層には磁化は現れない。
そして、媒体の温度が更に下がり、Tcaap1g以下
になると、RE、TMの各スピンの方向は変わらないが
、強度の大小関係が逆転する(d−↓↑)。
その結果、合金全体の磁化は反転し、tから「逆A向き
」8になる(状態6、)。
この状a6.Iでは媒体の温度はTCIより高いので第
1層の磁化はまだ消失したままである。また、その温度
でのHoは大きいので第2Mの磁化8は、↑Hbで反転
することはない。
そして、更に温度が低下してT’ctより少し下がると
、第1層に磁化が出現する。そのとき第2Nからの交換
結合力がREスピン同士(↓) 、TMスピン同士(↑
)を揃えるように働く、そして、第1層の温度はT e
 61j *H+以上なので7Mスピンの方が大きく、
そのため第1層には−っまり↑の磁化が出現する。この
状態が状Li7IIである。
媒体の温度がこの状態7.Iのときの温度から更に低下
して、T C611D H+以下になると、第1層のR
Eスピンと7Mスピンの強度の大小関係の逆転が起こる
( ↓↑→↓↑ )、その結果、8の磁化が出現する(
状態8M)。
そして、やがて媒体の温度は状態8.のときの温度から
室温まで低下する。室温でのHCIは十分に大きいので
第1層の磁化は↑Hbによって反転されることなく、状
Li 8 Hが保持される。こうして、「逆A向き」の
ビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、T、は第1rMのキュ
リー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する(
状態2L)。
この状JG 2 Lに於いてレーザービームのスボッD
I域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTCIより少し下がると、第2NのRE。
7Mスピン(↑↓)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ。つまり、REスピン同士(↑) 、T
Mスピン同士(↓)を゛揃える力が働く。
その結果、第1層には、↑↓即ち8の磁化が記録磁界↑
Hbに打ち勝って出現する(状態3L)、この状態の温
度はT、。、l、1以上なので7Mスピンの方が大きい
媒体温度が更にT co。1以下に冷えると高温サイク
ルと同様に第1層のREスピンと7Mスピンとの大小関
係が逆転する( ↑↓−↑ヤ )。その結果、第1層の
磁化は市となる(状態4L)。
この状態4Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「A向き」電のビット形成が完了する。
次に第1表に示したクラス2の記録媒体(Pタイプ・I
象限・タイプ2)に属する特定の媒体隠2を例にとり、
オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体隘2は、次式16: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
TL TC,、、、Tに 室温Tえで第1層の磁化が初期補助磁界旧ni。
により反転せずに第2層の磁化のみが反転する条件は、
式17である。この媒体1h2は式17を満足する。 
式17: %式% ただし、)ICI:第1層の保磁力 Hct:第2層の保磁力 M□、:第1層の飽和磁気モーメント MSt:第2層の飽和磁気モーメント t1 :第1層の膜厚 t2 :第2層の膜厚 σw :界面磁壁エネルギー このとき、Hini、の条件式は、式20で示される。
Hint、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、式18
〜19で示される。この媒体阻2は式18〜19を満足
する。
式18:    Hc+>□ 2Mi+L+ σ− 式19:    Hct > 2MS□t! 式20: %式% 室温で式17〜19の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式20の条件を満足する旧
n1.により例えば「A向き」?(↑↓)に揃えられる
。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状態1)
この状態1は記録直前まで保持される。ここでは記録磁
界(Hb )は↑の向きに印加される。
□高温サイクル そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点Tc
lにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状態2M)
さらに照射を続けると、媒体の温度は更に上昇する。媒
体の温度が第2層のT (o @ P (1!より少し
高い温度になったとき、RE%TMの各スピンの方向は
変わらないが、強度の大小関係が逆転する(↑↓−↑↓
)、そのため、合金全体の磁化が反転し、「逆A向き1
番の磁化になる(状11i3. ) 。
しかし、この温度ではHclがまだ大きいので、↑Hb
によって第2層の磁化が反転されることはない、さらに
温度が上昇し、T、になると、第2層の温度はほぼキュ
リー点T’cgとなり、その磁化は消失する(状態4N
)。
この状B4Hにおいてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体の温度は低下を始める。
媒体の温度がTCIより少し下がる・と、第2層に磁化
が生じる。この場合、↑Hbによって?(↓↑)の磁化
が生じる。しかし、温度はまだTc1より高いので第1
層には磁化は現れない、この状態が状態511である。
そして、媒体の温度が更に下がり、” e O@ P 
HZ以下になると、RESTMの各スピンの方向は変わ
らないが、強度の大小関係が逆転する(d−↓f)。
その結果、合金全体の磁化は反転して古から「逆A向き
」8になる(状Li6H)− この状c46Hでは媒体の温度はT’c+より高いので
第1層の磁化はまだ消失したままである。また、その温
度でのHClは大きいので第2層の磁化が↑Hbで反転
することはない。
そして、更に温度が低下してTCIより少し下がると、
第1層に磁化が出現する。そのとき第2層からの交換結
合力がREスピン同士(↓) 、TMスピン同士(↑)
を揃えるように働(、そのため第1層には↓↑つまり8
の磁化が出現する。この状態が状態7Hである。
そして、やがて媒体の温度は状[7,のときの温度から
室温まで低下する。室温でのMCIは十分に大きいので
第1層の磁化は↑Hbによって反転されることなく、状
Li 7 Mが保持される。こうして、「逆A向き」の
ビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
T、Lに上昇させる。そうすると、T、は第1Iのキュ
リー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する(
状態2L)。
この状態2.に於いてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTc+より少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(↑↓)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ。つまり、REスピン同士(T) 、T
Mスピン同士(己)を揃える力が働く。
その結果、第1層には、↑↓即ち電の磁化が出現する(
状態3L)。
この状Li 3 tは媒体温度が更に低下しても変化が
ない。その結果、第1Nには、「A向き」のビットが形
成される。
次に第1表に示したクラス3の記録媒体(Pタイプ・■
象限・タイプ3)に属する特定の媒体ll&13を例に
とり、オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体嵐3は、次式21: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
TCOll、、、T、       T。
室温Tえで第1層の磁化が初期補助磁界旧ni。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式22
である。この媒体隘3は式22を満足する。
式22: %式% ただし、Hcl:第1層の保磁力 Hcz:第2層の保磁力 M、1:第1層の飽和磁気モーメント MS、:第2層の飽和磁気モーメント t1 :第1層の膜厚 tt :第2層の膜厚 σ0 :界面磁壁エネルギー このとききHini、の条件式は、式25で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、式23
〜24で示される。この媒体隘3は式23〜24を満足
する。
σ− 2M、、 t 。
σ− 式24:   )(e!>□ 2 MSz t z 式25: %式% 室温で式22〜24の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式25の条件を満足するH
ini、により例えば「A向き」?(↑↓)に揃えられ
る。このとき、第璽層は記録状態のままで残る(状11
)。
この状態1は記録直前まで保持される。ここでは、記録
磁界(Hb )は↓の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点T’
ciにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状態2.
I)。
さらにビームの照射が続き、媒体の温度がT、となると
、T工は第2層のTCIにほぼ等しいので、その磁化も
消失する(状態3M)。
この状a3.においてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体の温度がTctより少し下がると、第2層に磁化が
生じる。この場合、↓Hbによって8(↓↑)の磁化が
生じる。しかし、温度はまだTc1より高いので第1層
には磁化は現れない、この状態が状!IM4Mである。
更に、媒体温度が低下してTCIより少し下がると、第
1層にも磁化が出現する。この場合、第2層の磁化が交
換結合力により第1層に及ぶ。その結果、REスピン同
士(↓) 、TMスピン同士(↑)を揃える力が働く、
この場合、媒体温度はまだT ea□、1以上にあるの
で、TMスピンの方がREスピンより大きくなる(1丁
)。その結果、第2層には電の磁化が出現する(状M5
N)。
この状L3i5++の温度から、媒体温度が更に低下し
てTc1111.1以下になると、第1層のTMスピン
とREスピンの強度の大小関係が逆転する(、?−↓↑
)、そのため、第1層の磁化が反転し、「逆A向き」8
の磁化になる(状態6N)。
そして、やがて媒体の温度は状Li6.Iのときの温度
から室温まで低下する。室温でのHCIは十分に大きい
ので第1Nの磁化は、安定に保持される。
こうして、「逆A向き」のビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する。し
かし、この温度ではまだ第2層のHclは大きいので、
その磁化は↓Hbによって反転されることはない(状態
2L)。
この状態2Lにおいてレーザービームのスポット’fi
l域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTelより少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(↑↓)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ、つまりREスピン同士(↑)、TMス
ピン同士($)を揃える力が動り。
その結果、第1層には、↑↓即ち3の磁化が出現する。
この場合、温度はT COmp+ 1以上なので7Mス
ピンの方が大きくなる(状態3.)。
媒体温度が更にTC6aD、+以下に冷えると高温サイ
クルと同様に第1層のREスピンと7Mスピンとの大小
関係が逆転する( ↑↓−↑、)、その結果、第1層の
磁化は↓Hbに打ち勝って電となる(状G4L)。
この状Li 4 tは媒体温度が室温まで下がっても保
持される。その結果、「A向き」官のビット形成が完了
する。
次に第1表に示したクラス4の記録媒体(Pタイプ・I
象限・タイプ4)に属する特定の媒体ll&14を例に
とり、オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体磁4は、次式26; %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
T L      T M 室温Tyrで第1層の磁化が初期補助磁界Hin+。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式27
である。この媒体阻4は式27を満足する。
式27: %式% ただし、H61:第1層の保磁力 Hcz:第2層の保磁力 Mz、:第1層の飽和磁気モーメント MB:第2層の飽和磁気モーメント t1 :第1層の膜厚 t2 :第2層の膜厚 σ0 :界面磁壁エネルギー このとき、旧n+、の条件式は、式3oで示される。
Hini、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、式28
〜29で示される。この媒体陶4は式28〜29を満足
する。
式28:   Hc+>□ 2 MS、 t 。
式29:   Hcz>□ 2M1zt寡 式30: %式% 室温で式27〜29の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式30の条件を満足するH
ini、により例えば「A向き」?(↑、)に揃えられ
る。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状態1
)。
この状B1は記録直前まで保持される。ここでは記録磁
界(Hb )は↓の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを!射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点Tc
1にほぼ等しいので、その磁化は消失する(状g2w)
ビームの照射が続いて、媒体温度が更に上昇しT、にな
ると、第2層の温度T、Iはキュリー点TCtにほぼ等
しいので、その磁化も消失する。これが状態3Hである
この状a3gにおいてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体の温度は低下を始める。
媒体の温度がTc!より少し下がると、第2層の磁化が
出現する。この場合、↓Hbのために8(↓↑)の磁化
が出現する。しかし、温度はT、1より高いので第1層
には磁化が現れない、この状態が状態4Mである。
そして、媒体温度が更に下がり、TcIより少し下がる
と、第1層に磁化が出現する。そのとき第2層からの交
換結合力がREスピン同士(↓)、TMスピン同士(↑
)を揃えるように働く、そのため第1層には↓↑つまり
8の磁化が出現する。この状態が状態5.Iである。
そして、やがて媒体の温度は状JLi 5 Mのときの
温度から室温まで低下する。室温での)Ic+は十分に
大きいので第1Nの磁化は安定に保持される。
こうして、「逆A向き」のビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点Tc1を越えているので、その磁化は消失する。こ
の状態では、H02はまだ十分に大きいので、第2層の
磁化?は↓Hbで反転することはない。この状態が状態
2Lである。
この状!1I3i2Lにおいてレーザービームのスポッ
ト領域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTCIより少し下がると、第2層のRE。
TMスピン(↑↓)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ、つまり交換結合力はREスピン同士(
↑) 、TMスピン同士(↓)を揃えるように働く、そ
の結果、第11iには、を即ち嘗の磁化が↓Hbに打ち
勝って出現する。この状態が状B3Lである。
この状B3Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「A向き」宮のビット形成が完了する。
次に第1表に示したクラス5の記録媒体(Aタイプ・■
象限・タイプ3)に属する特定の媒体隘5を例にとり、
オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体隘5は次式31: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
T (IIIIP、I T L       T H室
iTっで第1層の磁化が初期補助磁界Hini。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式32
である。この媒体−5は式32を満足する。
式32: ただし、)(C1:第1層の保磁力 Hc!:第2層の保磁力 M、1:第1層の飽和磁気モーメント Mo:第2層の飽和磁気モーメント t1 :第1層の膜厚 、t2 ;第2層の膜厚 σ0 :界面磁壁エネルギー このとき、Hini、の条件式は、式35で示される。
H4n1.が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、式33
〜34で示される。この媒体隘5は式33〜34を満足
する。
σ− 2M、、 t 。
σW 式34:  Hcz>□ MSztz 式35: %式% 室温で式32〜34の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに弐35の条件を満足する旧
n4.により例えば[A向きJ?(↓7)に揃えられる
。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状Li1
)。
この状Li1は記録直前まで保持される。ここでは、記
録磁界(Hb )は↓の向きに印加される。
□高温サイクル そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点Tc
lにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状態2N)
さらにビームの照射が続くと、媒体の温度がTHとなる
と、TMはTclにほぼ等しいので、第2層の磁化も消
失する(状態3M)。
この状L13いにおいてレーザービームのスポット領域
から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体の温度がTclより少し下がると、第2層の磁化が
出現する。この場合、↓)Ibのために↓(↑′、)の
磁化が出現する。しかし、温度はTclより高いので第
1Nには磁化が現れない、この状態が状態4Nである。
更に、媒体温度が低下してTelより少し下がると、第
1層にも磁化が出現する。この場合、第2層の磁化が交
換結合力により層重に及ぶ。その結果、REスピン同士
(↑)、TMスピン同士(:、)を揃える力が働く、こ
の場合、媒体温度はまだT。。1.4以上にあるので、
7Mスピンの方がREスピンより太き(なる(↑′、)
、その結果、第2層には8の磁化が出現する(状態5□
)。
この状Li5IIの温度から、媒体温度が更に低下して
T CO@ t H1以下になると、第1層の7Mスピ
ンとREスピンの強度の大小関係が逆転する(↑↓−↑
↓)、そのため、第1層の磁化が反転し、「A向き」電
の磁化になる(状態6エ)。
そして、やがて媒体の温度は状態6エのときの温度から
室温まで低下する。室温でのHclは十分に大きいので
第1層の磁化は安定に保持される。
こうして、「A向き」のビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する。し
かし、この温度ではまだ第2層のHctは大きいので、
第2層の磁化は↓Hbによって反転されることはない(
状Li2L)。
この状B2Lでビームの照射が終了すると、媒体温度は
降下し始める。媒体温度がTctより少し下がると、第
2層のRE、7Mスピン(d)の影響が交換結合力によ
り第1層の各スピンに及ぶ。
−)マJl)REスピン同士(↓)、TMスピン同士(
↑)を揃える力が働く、その結果、第1層には、↓゛即
ち電の磁化が↓Hbに打ち勝って出現する。
この場合、温度はTe O@ 71 * 7以上なので
7Mスピンの方が大きくなる(状態3L)。
媒体温度が更にTe011DH1以下に冷えると高温サ
イクルト同様に第1NのREスピンとTMスピンとの大
小関係が逆転する( 、↑−↓−)。その結果、第1層
の磁化はaとなる(状Li4L)。
この状B4Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「逆A向き」80ビツト形成が完了する
次に第1表に示したクラス6の記録媒体(Aタイプ・■
象限・タイプ4)に属する特定の媒体光6を例にとり、
オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体光6は、次式36: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
T露     TCITCt T L     T N 室温”rtで第1層の磁化が初期補助磁界旧nLにより
反転せずに第2層のみが反転する条件は、式37である
。この媒体磁6は式37を満足する。
式37: ただし、Hc+:第1層の保磁力 Hct:第2層の保磁力 M、1:第1層の飽和磁気モーメント MSt:第2層の飽和磁気モーメント tl :第1層の膜厚 t2 :第2層の膜厚 σW、:界面磁壁エネルギー このとき、Hini、の条件式は、弐40で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、弐38
〜39で示される。この媒体隘6は式38〜39を満足
する。
式38:   Hc+>□ 2MS+t+ σ8 式39:   Hcz >□ MSttt 弐40: 2MSztg               2M!+
t+室温で式37〜39の条件を満足する記録媒体の第
2層の磁化は、記録の直前までに式40の条件を満足す
るHini、により例えば「A向き」?(t)に揃えら
れる。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状B
1)。
この状B1は記録直前まで保持される。ここでは記録磁
界(Hb ’)は↓の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、T、は第1層のキュリー点Tc
1にほぼ等しいので、その磁化は消失する(状&2H)
− ビームの照射が続いて、媒体温度が更に上昇しT、にな
ると、第2層の温度T++はTcgにほぼ等しいので、
その磁化も消失する。これが状態3Nである。
この状Li5Hにおいてレーザービームのスポット領域
から外れると、媒体の温度は低下し始める。
媒体の温度がT’ctより少し下がると、第2層の磁化
が出現する。この場合、↓Hbのために8(↑二)の磁
化が出現する。しかし、温度はTCIより高いので第1
層には磁化が現れない、この状態が状態4Nである。
そして、媒体温度が更に下がり、TCIより少し下がる
と、第1層に磁化が出現する。そのとき第2層からの交
換結合力がREスピン同士(↑)、TMスピン同士(↓
)を揃えるように働く、そのため第1層には↑↓つまり
電の磁化が↓Wbに打ち勝って出現する。この状態が状
85.である。
そして、やがて媒体の温度は状a5.のときの温度から
室温まで低下する。室温でのMCIは十分に大きいので
第1Mの磁化は安定に保持される。
こうして、「A向き」電のビット形成が完了する。
□低温サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、T、は第1層のキュリ
ー点Telにほぼ等しいので、その磁化は消失する。こ
の状態では、I(czはまだ十分に大きいので、第2層
の磁化官は↓Hbで反転することはない、この状態が状
態2Lである。
この状lLi2Lにおいてレーザービームのスポット領
域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTCIより少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(。二)の影響が交攬結合力により第1層の
各スピンに及ぶ。交換結合力はREスピン同士(↓)、
TMスピン同士(↑)を揃えるように働く、その結果、
tillには、↓↑即ち器の磁化が出現する。この状態
が状JLi 3 Lである。
この状態3Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「逆A向き」8のビット形成が完了する
次に第1表に示したクラス7の記録媒体(Pタイプ・■
象限・タイプ4)に属する特定の媒体隘7を例にとり、
オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体1lkL7は、次式41: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
T t     T n 室温TIIで第1Nの磁化が初期補助磁界器ni。
により反転せずに第2Nのみが反転する条件は、式42
である。この媒体魚7ば式42を満足する。
式42: %式% ただし、Hc+:第1層の保磁力 Hcz:第2層の保磁力 M、1:第1層の飽和磁気モーメント M3!:第2層の飽和磁気モーメント 【l :第1層の膜厚 t2 :第2層の膜厚 σ8 :界面磁壁エネルギー このとき、Hini、の条件式は、式45で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。それでも第
2層の磁化が再度反転せずに保持される条件は、弐43
〜44で示される。この媒体隘7は式43〜44を満足
する。
σ− 式43:  Hc+>□ 2 MS+ t + 式44:   Hcx >−□ 2M、、t。
式45: %式% 室温で式42〜44の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式45の条件を満足するI
t i n i 、により例えば「A向き」?(!?)
に揃えられる。このとき、第1層は記録状態のままで残
る(状態1)。
この状態1は記録直前まで保持される。ここでは記録磁
界(Hb)は↓の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第1層のキュリー点TC
Iにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状B2 K
)。
ビームの照射が続いて、媒体温度が更に上昇しT、にな
ると、第2層の温度T8はキュリー点T’czにほぼ等
しいので、その磁化も消失する。これが状Flii3□
である。
この状態3Mにおいてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体の温度は低下し始める。
媒体の温度がTelより少し下がると、第2Nの磁化が
出現する。この場合、↓Hbのために8(↑↓)の磁化
が出現する。しかし、温度はまだTelより高いので第
1層には磁化が現れない、この状態が状B4Nである。
そして、媒体温度が更に下がり、TcIより少し下がる
と、第1層に磁化が出現する。そのとき第211(↑′
、)からの交換結合力がREスピン同士(↑)、TMス
ピン同士(↓)を揃えるように働く、そのため第1層に
は↑↓つまり8の磁化が出現する。この状態が状Li 
5 mである。
そして、やがて媒体の温度は状態5Hのときの温度から
室温まで低下する。室温でのHCIは十分に大きいので
第1層の磁化は安定に保持される。
こうして、「逆A向き」8のビット形成が完了す□低温
サイクル□ 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点TC1にほぼ等しいので、その磁化は消失する。こ
の状態では、Hctはまだ十分に大きいので、第2Nの
磁化古は↓Hbで反転することはない、この状態が状B
2tである。
この状Li2Lにおいてレーザービームのスポット領域
から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTc1より少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(↓↑)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ、交換結合力はREスピン同士(↓)、
TMスピン同士(↑)を揃えるように働く、その結果、
第1層には1.↑即ちtの磁化が↓Hbに打ち勝って出
現する。この状態が状態3Lである。
この状JLi 3 Lは媒体温度が室温まで下がっても
保持される。その結果、「A向き」電のビット形成が完
了する。
次に第1表に示したクラス8の記録媒体(Aタイプ・■
象限・タイプ2)に属する特定の媒体隘8を例にとり、
オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体−8は、次式46: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
T L  T csme、 t T 14室温Tllで
第1層の磁化が初期補助磁界旧ni。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式47
である。この媒体磁8は室温で式47を満足する0式4
7: ただし、Hc+ :第曹層の保磁力 Hct:第2層の保磁力 M8.:第1層の飽和磁気モーメント MS!:第2FJの飽和磁気モーメントt1 :第1層
の膜厚 tt :第2層の膜厚 σw :界面磁壁エネルギー このとき、Hini、の条件式は、式50で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2層の磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。
それでも第2層の磁化が再度反転せずに保持される条件
は、式48〜49で示される。この媒体阻8は式48〜
49を満足する。
σ− 2M、、 t 。
σ8 式49:   HCl> − 2M11tz 式50: %式% 室温で式47〜49の条件を満足する記録媒体の第2層
の磁化は、記録の直前までに式50の条件を満足する1
lini、により例えば「A向き」?(↑、)に揃えら
れる。このとき、第1層は記録状態のままで残る(状B
l)。
この状61は記録直前まで保持される。ここでは、記録
磁界(Hb )は↑の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、T、は第111gのキュリー点
TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状a2
N)− さらにビームの照射が続き、媒体温度がTco*p、z
より少したかくなると、REスピン(↑)及びTMスピ
ン(J)の向きは変わらずに、強度の大小関係が逆転、
する(↑↓ −↑↓)。その結果、第2層の磁化は反転
して「逆A向き」8となる。この状態が状態3゜である
しかし、この温度ではHc−’まだ大きいので、第2層
の磁化aは↑Hbで反転されることはない。
更にビームの照射が続き、そのため媒体温度が更に上昇
してTHになったとする。すると、T8はTClにほぼ
等しいので、第2層の磁化も消失する(状B4N)。
この状a、t、+においてレーザービームのスポット領
域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTClより少し下がると、第2Nに磁化が生
じる。この場合、↑Hbにより?(,7)の磁化が出現
する。しかし、温度はまだTelより高いので、第1層
には磁化が現れない。この状態が状態5Hである。
さらに媒体温度が低下してTcaap+1より少し下が
ると、REスピン(t)及び7Mスピン(↑)の向きは
変わらずに、強度の大小関係が逆転する(、↑ −↓↑
 )、その結果、第2Nの磁化は反転して「逆A向き」
8となる。この状態では、)letは既に相当大きくな
っているので第2層の磁化8は↑Hbにより反転される
ことはない、そして、温度はまだT、1より高いので第
1層の磁化はまだ現れない、この状態が状態6Hである
更に、媒体温度が低下してTc1より少し下がると、第
1層にも磁化が出現する。この場合、第2層の磁化(↓
↑)が交換結合力により第1層に及ぶ。
その結果、REスピン同士(↓)、TMスピン同士(↑
)を揃える力が働く、その結果、第1層には4i(?)
の磁化が出現する(状態78)。
そして、やがて媒体の温度は状!7 Nのときの温度か
ら室温まで低下する。室温でのHCIは十分に大きいの
で第1層の磁化は安定に保持される。
こうして、「A向き」官のビット形成が完了する。
□低温サイクル 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する。し
かし、この温度ではまだ第2層のHctは大きいので、
その磁化は↑Hbによって反転されることはない(状態
2L)−この状B2Lにおいてレーザービームのスボッ
DI域から外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度がTelより少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(74)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ、つまりREスピン同士(↑)、TMス
ピン同士(↓)を揃える力が働く。
その結果、第1層には、↑↓即ち↓の磁化が↑Hbに打
ち勝って出現する。この状態が状B3tである。
この状B3Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「逆A向き」8のビット形成が完了する
次に第1表に示したクラス9の記録媒体(Aタイプ・■
象限・タイプ4)に属する特定の媒体1kgG例にとり
、オーバーライトの原理について詳細に説明する。
この媒体嵐9は、次式51: %式% の関係を有する。この関係をグラフで示すと、次の如く
なる。
室温TIIで第1層の磁化が初期補助磁界旧ni。
により反転せずに第2層のみが反転する条件は、式52
である。この媒体嵐9は式52を満足する。
式52: ただし、HCI:第1層の保磁力 H4:第2層の保磁力 MS、:第1層の飽和磁気モーメント MSt:第2層の飽和磁気モーメント tI :第1層の膜厚 tよ :第2層の膜厚 σw :界面磁壁エネルギー このとき、旧n1.の条件式は、式55で示される。
Hini、が無くなると、反転した第2Nの磁化は交換
結合力により第1層の磁化の影響を受ける。
それでも第2層の磁化が再度反転せずに保持される条件
は、式53〜54で示される。この媒体磁9は式53〜
54を満足する。
式53:   HCI>□ 2MS+t+ σ豐 式54:   Hct>□ MStjz 式55: %式% 室温で式52〜54の条件を満足する記録媒体の第2N
の磁化は、記録の直前までに式55の条件を満足するI
f in i、により例えば「A向き」?(↑↓)に揃
えられる。このとき、第菖層は記録状態のままで残る(
状B1)。
この状!■は記録直前まで保持される。ここでは記録磁
界(Hb )は↓の向きに印加される。
□高温サイクル□ そして、高レベルのレーザービームを照射して媒体温度
をTLに上昇させると、TLは第冒層のキュリー点TC
Iにほぼ等しいので、その磁化は消失する(状a2*>
− ビームの照射が続いて、媒体温度が更に上昇しTににな
ると、第2層の温度T、IはTctにほぼ等しいので、
第2層の磁化も消失する。これが状態3、Iである。
この状!/J43Nにおいてレーザービームのスボ、ト
領域から外れると、媒体の温度は低下し始める。
媒体の温度がTczより少し下がると、第2層の磁化が
出現する。この場合、↓Hbのために8(↓↑)の磁化
が出現する。しかし、この温度はまだTclより高いの
で第1層には磁化は現れない、この状態が状JLi 4
 Mである。
そして、媒体温度が更に下がり、Tc1より少し下がる
と、第1層に磁化が出現する。そのとき第2層(ト)か
らの交換結合力がREスピン同士(↓)、TMスピン同
士(↑)を揃えるように働く。そのため第1層には、↑
つまり電の磁化が↓Hbに打ち勝って出現する。この状
態が状態5Nである。
そして、やがて媒体の温度は状態5Hのときの温度から
室温まで低下する。室温でのMCIは十分に大きいので
第1層の磁化は安定に保持される。
こうして、「A向き」↑のビット形成が完了する。
□低温サイクル 一方、低レベルのレーザービームを照射して媒体温度を
TLに上昇させる。そうすると、TLは第1層のキュリ
ー点TCIにほぼ等しいので、その磁化は消失する。こ
の状態では、H0!はまだ十分に大きいので、第2層の
磁化tは↓Hbで反転することはな、い、この状態が状
51.tである。
この状態2Lにおいてレーザービームのスポット領域か
ら外れると、媒体温度は低下を始める。
媒体温度が’rc+より少し下がると、第2層のRE。
7Mスピン(↑↓)の影響が交換結合力により第1層の
各スピンに及ぶ、交換結合力はREスピン同士(↑) 
、TMスピン同士(↓)を揃えるように働く、その結果
、第11iには、↑↓即ち6の磁化が出現する。この状
態が状s3Lである。
この状態3Lは媒体温度が室温まで下がっても保持され
る。その結果、「逆A向き」息のビット形成が完了する
〔発明が解決しようとする課題〕
磁性層の寿命を高めるには、成膜を高真空中で行なう必
要がある。
しかしながら、本発明者の実験によると、第1層と第2
11を順序は問わないが高真空中で連続成膜すると、用
いる材料によっては磁性層間の交換結合力σWが大きく
なり過ぎることがある。
ところで、オーバーライト可能な媒体では、第1層の情
報が初期化された第2層の磁化によって消去されないよ
うにするために σ− 式3:Hc、>□ 2MS+tl を満足することが必要であり、また初期化された第2層
の磁化が第1層の磁化により反転させられないために、 σ− 式4 : Hct〉□ 2M*ztt を満足する必要がある。従って、交換結合力σ。
が大き過ぎる場合、保磁力HCと飽和磁気モーメン)M
Sは磁性層の材料で決定されていまうので、膜厚tを大
きくしなければならない。
しかし、第1層、第2層の合計膜厚t1Nが厚くなると
、磁性層の熱容量が増加するので、記録時にレーザービ
ームを照射して媒体の温度をT、I又はTLに上昇させ
る時、レーザービームのパワーを大きくしなければなら
ず、照射効率が悪いという問題を生む。
従って、本発明の目的は、先願発明のオーバーライト可
能な光磁気記録媒体に限らず、第1層を記録層、第2層
を記録補助層とし、両層の交換結合力σ。と、キュリー
点と、保持力の違いを利用した光変調だけによる全ての
オーバーライト可能な多層光磁気記録媒体において、交
換結合力σ−が大き過ぎる場合、全体の膜厚を増加させ
ずに、適当な手段によって目的とするオーバーライト可
能な光磁気記録媒体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、交換結合力σWそのものを、磁性層の材料によ
らず下方修正(制?!II)できる手段について鋭意研
究の結果、第1層、第2層に比べて、飽和磁気モーメン
トMSと保磁力H,との積が小さな磁性体からなる第3
層を、第1Nと第2Nとの間に挿入することにより、σ
8を制御できることを実験的に見い出し、本発明を成す
に至った。
従って、本発明は、第1層、第2層に比べて、M、・H
c積が小さな磁性体からなる第3層を、第1層と第2層
との間に挿入することにより交換結合力σ。を所定の値
に制御し、それにより、オーバーライトが可能になるか
又はオーバーライトを可能にするための全体の膜厚が低
下した、オーバーライト可能な光磁気記録媒体を提供す
る。
〔作用〕
本発明において、第1層、第2層間に働く交換結合力σ
。は、第3層の組成及び/又は膜厚により制御すること
ができる。
交換結合力σ−の大きさは、2つの磁性層の界面付近に
磁壁が形成されたときの、その単位面積当たりに貯えら
れるエネルギーの大きさである。
その大きさは、2つの磁性層に用いる磁性体の組成によ
り大きく変化する。
本発明者は、先に実験により、2つの磁性層のうち少な
くとも一方にM、・HC積の比較的小さな磁性層を用い
ると、σ0が小さくなることを発見した。従って、この
ようなM3 ・HC積の小さな磁性層を、それよりM、
・H6積の大きな磁性層からなる第111、第2層の眉
間に挿入し、第1層、第2層を交換結合させることによ
り両層を間接的に結合させた場合、磁壁はM3 ・HC
積の小さな磁性層と第1層又は第2層との界面付近に形
成されるため、そこに貯えられるエネルギーは、挿入し
ない場合に比べ、小さくなると予想される。
第3層の膜厚は、■σWが小さくなったこと以外は全体
を2層膜と2みなす近似が意味を持つようにする目的、
■全体の膜厚を余り厚くしないようにする目的から、両
層に比べて十分に薄いことが好ましく、実際上、第1層
、第2層のいずれの膜厚に対しても、l/4程度以下が
好ましい。従って、−mには、第3層の膜厚は、20〜
soo人である。
第3層は、特に遷移金属(Fe、 Go等)−重希土類
(Gd、 Tb、 Ho、 Dy等)合金組成を主成分
とすることが好ましい、この組成に更に非磁性元素例え
ばSl、Ge5Ths Cr5Cus Ins Nzな
どの1種又は2種以上を添加するとσ。が低下する。
また、第、3層は、遷移金属−重希土類合金の窒化物で
もよい。
σ−の低下は、第3層の組成(非磁性元素の種類及び添
加量を含め)及び膜厚により、変わるので、実際の第3
層の設計は、必要とする所定の交換結合力σ1に応じた
ものを予備実験により確がめておくべきである。この予
備実験自身は、当業者であれば、容易であろう。
以下、参考例及び実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〕 3元のRFマグネトロン・スパッタリング装置を用い、
厚さ1.2mm+ 、直径200mmのディスク状ガラ
ス基板を該装置の真空チャンバー内にセントする。
真空チャンバー内を一旦5 Xl0−’Paまで排気し
た後、アルゴンガスを導入し、Arガス圧を2×10−
 ’ Paに保持しながら、成膜速度約3人/秒で、ス
パッタリングを行なう。
最初にターゲットとしてTbtr<FeqsCo?>q
q金合金注:添字の数字は、原子%)を用い、基板上に
膜厚t+−500人のTbFeCo垂直磁化膜からなる
第1N(記録N)を形成する。
続いて、真空状態を保持したままターゲットとしてDY
zi(Fe6゜Co4゜)、4合金を用いて第1層の上
に膜厚ts−100人のDyFeCo系垂直磁化膜から
なる第3層(σ1制御71)を形成する。
最後に、真空状態を保持したまま、 Tb**(FesoCoto)ta合金ターゲットとD
Fzi(FehoCo**)ta合金ターゲットの同時
スパッタリングにより、第3層の上に膜厚t!−140
0人のTbDyFeCo系垂直磁化膜からなる第2層(
記録補助層)を形成する。
こうして製造したクラス8 (Aタイプ・第■象限・タ
イプ2)に属する2層光磁気記録媒体について、磁気特
性を下記第2表に示す。
第2表 * I Tbg+(Few2COt)y** 2 (T
b+Jyss)ts(FeiyCo3s)?s第2表(
続き) この媒体では、見掛は上、第3層と第2層は、1つの層
のように振る舞うので、以下の説明では、第3層と第2
層とを合わせて第2″層で表す。この第2−層の室温で
の磁気特性を示すと、次の通りである。
膜厚tgs−1000人 MSB    −102emu  /ccHC!m  
 =  2560 0゜ そして、第1層と第21層との間に働くσWは、3.3
erg/−であった。
この媒体は、クラス8に属するので、この媒体が室温で
満たすべき条件は、式47: %式% 式49: HCl、 >□ 2M5g5   tzw 式50: であり、各式を計算すると、 式47:左辺−10,000>右辺−9192式48:
左辺−10,000>右辺−8250式49:左辺−2
560>右辺−1618となり各式を満足している。
また、式50において、 左辺−4178<l l1ini、 l <右辺−18
,250であるから、例えばHini、 =5000 
0eとすることで式50が満足される。
従って、この媒体は、先願発明に従いオーバーライトが
可能である。
〔比較例〕
次に比較のために、第3層を設けない外は実施例と同様
にして2層光磁気記録媒体を製造した。
但し、第21層の膜厚は、第2m層と同じ1000人と
同一にした。
この媒体の磁気特性を下記第3表に示す。
第3表 *  I    Tbi+(F41qiCOy)?q*
 2 (Tb+JVs3)is(FebyCoss)y
sそこで、実施例と同様に式47〜49を計算すると、
(a)式47:左辺=10,000>右辺=14,70
0(b)式48:左辺−10,000>右辺−12,0
00(c)式49:左辺−2,700>右辺−3、00
0となり、式47〜式49の全てが満足されていない。
従って、この媒体は、第1層に影響を与えずに第2層だ
けを初期化することは不可能であり、オーバーライトは
できない。
この磁性材料のままでオーバーライトを可能にするには
、式48を満足させるために膜厚1.を1112人より
厚くしなければならず、かつ式47を満足させるために
膜厚1.を750人より厚くしなければならない。
室温の変化や外部からの漏れ磁界等に対する安全を見込
むと1、全体の膜厚を2000Å以下にしてオーバーラ
イト可能な媒体を設計することは困難であり、従って、
実施例に比べ全体の膜厚が33%以上厚くなる。
〔参考例1・・−・−*=−ライト可能な光磁気記録装
置〕この装置は記録専用であり、その全体構成を第4図
(概念図)に示す。
この装置は、基本的には、 (a)記録媒体20を移動させる手段の一例としての回
転手段21; (b)初期補助磁界Hini、印加手段22(C)レー
ザービーム光源23; (d)記録すべき2値化情報に従い、ビーム強度を、(
1)上向き磁化を有するビットと下向き磁化を有するビ
ットの何れか一方のビットを形成させるのに適当な媒体
温度T、lを与える高レベルと、(2)他方のピントを
形成させるのに適当な媒体温度TLを与える低レベルと
にパルス状に変調する手段24; (e)記録磁界Hb印加手段25:からなる。
手段22として、ここでは、flint、 =5000
0eで磁界の向きが「A向き」↑の永久磁石を使用し、
手段25として、ここでは、Hb =3000sの永久
磁石を使用する。
手段22と25は、ディスク状記録媒体20の半径方向
の長さに相当する長さを有する棒状のものである。 こ
の手段22と25は、本記録装置に固定して設置し、光
源23を含むピックアップと共に移動させることはしな
いことにする。
〔参考例2−・・−オーバーライ)光磁気記録〕参考例
1の記録装置ff1(第4図参照)を使用して光磁気記
録を実施する。まず、回転手段21で実施例の記録媒体
(クラス8)20を8.5 m/秒の一定線速度で移動
させる。その媒体20に対し、レーザービームを照射す
る。このビームは、手段24により高レベル時: 8.
8 mW (on disk)、低レベル時: 4.2
 mll (on disk)の出力がでるように調整
されている。そしてビームは、手段24により情報に従
いパルス状に変調される。ここでは、記録すべき情報を
周波数I MHzの信号とした。従って、ビームを周波
数I MILzで変調させながら媒体20に照射した。
これにより、I MHzの信号が記録されたはずである
。別の光磁気再生装置で再生すると、C/N比は54d
Bであり、記録されていることが確かめられた。
次に媒体20の既に記録した領域に、今度は周波数2 
MHzの信号を新たな情報として記録した。
この情報を同様に再生すると、C/N比−52dBで新
たな情報が再生された。エラー発生率は、10−S〜l
O−&であった。このとき、I MHzの信号(前の情
報)は全(現れなかった。
この結果、オーバーライトが可能であることが判った。
なお、この条件では、媒体の温度は、高レベル時: T
N−220℃、低レベル時:TL禦120℃に達する。
それに対して、比較例の媒体は、同様に記録したところ
オーバーライトが不可能であった。
〔発明の効果〕
以上のとおり、交換結合力σ1が大きく、そのため全体
の膜厚を極めて厚(しなければオーバーライトが不可能
な多層光磁気記録媒体において、第1層、第2層の組成
を変えることなく、本発明に従い所定の第3層を挿入す
ることにより、その膜厚及び組成に応じて交換結合力σ
。を所定の値に制御でき、その結果、全体の膜厚を極め
て厚くすることなく、オーバーライトが可能になる。
そのため、低いビーム強度で媒体をTN及びTLに昇温
できるので、見方を変えれば、書き込み時の媒体感度が
向上したと言える。
また、逆に第1層、第2層の組成設計の幅が広がり、実
用化の上で多大の福音が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかるオーバーライト可能
な光磁気記録媒体の縦断面を示す概念図である。 第2図は、光磁気記録方式の記録原理を説明する概念図
である。 第3図は、光磁気記録方式の再生原理を説明する概念図
である。 第4図は、先願発明にかかるオーバーライト可能な光磁
気記録装置の主要部を説明する概念図である。 〔主要部分の符号の説明〕 L・・・・−・−・−レーザービーム t、p−・−・−・・直線偏光 B 、−・・−rA向き」磁化を有するビットB、−・
−・−・「逆A向き」磁化を有するビットl−・−・・
−・−・・記録層(第1層)2−・−・・−記録補助層
(第2層) S−・−・−・・一基板 20・−・−・−・オーバーライト可能な光磁気記録媒
体21−・−−一−−記録媒体を回転させる回転手段2
2−・−・−・初期補助磁界Hini、印加手段23・
−−−−−−・レーザービーム光源24−・−・−・−
記録すべき2値化情報に従い、ビーム強度を、(1)r
A向き」磁化を有するピント又は「逆A向き」磁化を有
するビットの何れか一方を形成するのに適当な温度を媒
体に与える高レベルと、(2)他方のビットを形成する
のに適当な温度を媒体に与える低レベルとの間でパルス
状に変調する手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 垂直磁気異方性を有する少なくとも2つの磁性層が
    積層されており、その第1層を記録層とし第2層を記録
    補助層とするオーバーライト可能な光磁気記録媒体に於
    いて、 第1層、第2層に比べて、飽和磁気モーメントM_Sと
    保磁力H_Cとの積が小さい磁性体層からなる第3層を
    、第1層と第2層との間に配設することにより、第1層
    、第2層間に働く交換結合力σ_Wを所定の値に制御し
    たことを特徴とする記録媒体。 2 前記第3層の厚さが20〜500Åであることを特
    徴とする請求項第1項記載の記録媒体。 3 前記第3層が、遷移金属−重希土類合金を主成分と
    して含むことを特徴とする請求項第1項記載の記録媒体
    。 4 前記第3層が、遷移金属−重希土類合金組成にSi
    、Ge、Ti、Cr、Cu、In又はN_2のいずれか
    1種又は2種以上を添加してなる組成を有することを特
    徴とする請求項第1項記載の記録媒体。 5 前記媒体が、媒体平面に対して上向き又は下向きの
    何れか一方を「A向き」、他方を「逆A向き」とすると
    き、 記録の直前までに、第2層の磁化のみが初期補助磁界H
    ini、により「A向き」に揃えられ、高レベルのレー
    ザービームを照射した時は、記録磁界により第2層の「
    A向き」磁化を「逆A向き」に反転させ、この第2層の
    「逆A向き」磁化によって第1層に「逆A向き」磁化〔
    又は「A向き」磁化〕を有するビットが形成され、低レ
    ベルのレーザービームを照射した時は、第2層の「A向
    き」磁化によって第1層に「A向き」磁化〔又は「逆A
    向き」磁化〕を有するビットが形成されるオーバーライ
    ト可能な媒体であることを特徴とする請求項第1項記載
    の記録媒体。
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