JPH01303153A - 人工血管およびその製造法 - Google Patents
人工血管およびその製造法Info
- Publication number
- JPH01303153A JPH01303153A JP63132558A JP13255888A JPH01303153A JP H01303153 A JPH01303153 A JP H01303153A JP 63132558 A JP63132558 A JP 63132558A JP 13255888 A JP13255888 A JP 13255888A JP H01303153 A JPH01303153 A JP H01303153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collagen
- chitosan
- blood vessel
- artificial blood
- vessel according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合
材からなる生体適合性の優れた医用材料およびその製造
法に関し、詳しくは、創傷カバー材、人工皮膚、人工血
管または止血材などに応用することのできる医用材料お
よびその製造法に関する。
材からなる生体適合性の優れた医用材料およびその製造
法に関し、詳しくは、創傷カバー材、人工皮膚、人工血
管または止血材などに応用することのできる医用材料お
よびその製造法に関する。
キトサンは、キチンを嵐アルカリの脱アセチル化処理に
よって得られるN−アセチル−D−グルコサミンとD−
グルコサミンからなる複合多糖類であって、脱アセチル
化の程度によってN−アセチル−D−グルコサミンとD
−グルコサミンの比率の種々異なったものが知られてい
る。
よって得られるN−アセチル−D−グルコサミンとD−
グルコサミンからなる複合多糖類であって、脱アセチル
化の程度によってN−アセチル−D−グルコサミンとD
−グルコサミンの比率の種々異なったものが知られてい
る。
コラーゲンは生体の結合組織の主要成分であり、細胞の
基質として最も適しているために、生体適合性が極めて
優れている材料である。コラーゲンは蛋白質であるため
に異種間のインブラントにおいては抗原性が問題になる
が、コラーゲン′の抗原性は比較的低いので、コラーゲ
ンは化粧品または医用材料として広く使用されている。
基質として最も適しているために、生体適合性が極めて
優れている材料である。コラーゲンは蛋白質であるため
に異種間のインブラントにおいては抗原性が問題になる
が、コラーゲン′の抗原性は比較的低いので、コラーゲ
ンは化粧品または医用材料として広く使用されている。
さらにトロボコラーゲン(コラーゲン分子)をコラゲナ
ーゼを除く蛋白質加水分解酵素で処理し、分子末端の非
ヘリックス部分(テロベプタイド)を除去したものは抗
原性が極めて低く、アテロコラーゲンと呼ばれる。アテ
ロコラーゲンは、その低槙原性のために、現在使用され
ている医用材料のうちで、その生体適合性が叢も優れて
いるなどの際だった特徴を何するが、コラーゲンを生体
に適用したときにコラーゲンはいずれ生体に吸収され、
またキトサンに比べて高価であるために、その使用範囲
が限定される。
ーゼを除く蛋白質加水分解酵素で処理し、分子末端の非
ヘリックス部分(テロベプタイド)を除去したものは抗
原性が極めて低く、アテロコラーゲンと呼ばれる。アテ
ロコラーゲンは、その低槙原性のために、現在使用され
ている医用材料のうちで、その生体適合性が叢も優れて
いるなどの際だった特徴を何するが、コラーゲンを生体
に適用したときにコラーゲンはいずれ生体に吸収され、
またキトサンに比べて高価であるために、その使用範囲
が限定される。
キトサンとコラーゲンの特徴を生かして、それぞれの欠
点を補なうために、キトサン−コラーゲン複合材料が知
られている。(特開昭56−133344号公報) しかしながらキトサンは生体に存在しない多着類であり
、生体にとって明らかに異物であるので、これをそのま
ま生体に適用すると、コラーゲンに比べて大きな異物反
応が起り、光学顕微鏡では、キトサンの周囲に多くの巨
細胞が観察される。このように、キトサン単独では、医
用材料としての応用が困難であり、またコラーゲンを加
えて生体適合性を向上する方法も未だ不充分であって、
キトサンの臨床的な実用化に到っていない。
点を補なうために、キトサン−コラーゲン複合材料が知
られている。(特開昭56−133344号公報) しかしながらキトサンは生体に存在しない多着類であり
、生体にとって明らかに異物であるので、これをそのま
ま生体に適用すると、コラーゲンに比べて大きな異物反
応が起り、光学顕微鏡では、キトサンの周囲に多くの巨
細胞が観察される。このように、キトサン単独では、医
用材料としての応用が困難であり、またコラーゲンを加
えて生体適合性を向上する方法も未だ不充分であって、
キトサンの臨床的な実用化に到っていない。
本発明者らは、キトサンおよびコラーゲンについて永年
にわたって研究を続けてきたが、キトサンを化学的に修
飾してキトサン誘導体、すなわちN−アシルキトサン、
としたものは医用材料として充分に使用できることを見
出し、さらにこれらのキトサン誘導体とコラーゲンを組
合せると、臨床的に実用しうろことを見出し、これらの
知見に基づいて本発明に到達した。
にわたって研究を続けてきたが、キトサンを化学的に修
飾してキトサン誘導体、すなわちN−アシルキトサン、
としたものは医用材料として充分に使用できることを見
出し、さらにこれらのキトサン誘導体とコラーゲンを組
合せると、臨床的に実用しうろことを見出し、これらの
知見に基づいて本発明に到達した。
本発明の目的は、生体適合性を有し、臨床的に実用可能
なキトサン誘導体を提供することにあり、詳しくは、こ
れらのキトサン誘導体およびコラーゲンの生体適合性を
存し、臨床的に実用可能な複合材を提供することにある
。
なキトサン誘導体を提供することにあり、詳しくは、こ
れらのキトサン誘導体およびコラーゲンの生体適合性を
存し、臨床的に実用可能な複合材を提供することにある
。
本発明は、N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合
材からなる医用材料である。
材からなる医用材料である。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
におけるコラーゲンは、コラーゲン単体またはコラーゲ
ンを化学的に修飾したコラーゲン誘導体のいずれであっ
てもよい。
におけるコラーゲンは、コラーゲン単体またはコラーゲ
ンを化学的に修飾したコラーゲン誘導体のいずれであっ
てもよい。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
からなる医用材料は、N−アシルキトサンおよびコラー
ゲンの複合材のWg液、分散液またはゲルを凍結乾燥し
てスポンジ状に加工する方法、またはN−アシルキトサ
ンおよびコラーゲンの複合材を成形して、フィルム状ま
たは膜状に加工する方法によって製造される。
からなる医用材料は、N−アシルキトサンおよびコラー
ゲンの複合材のWg液、分散液またはゲルを凍結乾燥し
てスポンジ状に加工する方法、またはN−アシルキトサ
ンおよびコラーゲンの複合材を成形して、フィルム状ま
たは膜状に加工する方法によって製造される。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
におけるN−アシルキトサンは、キトサンのアミノ基を
炭素数1〜32の飽和または不飽和脂肪酸、および/ま
たは炭素数2〜8のジカルボン酸で修飾したキトサン誘
導体であることができ、またこのN−アシルキトサンは
N−アセチルキトサンまたはN−サクシニルキトサンで
あることもできる。
におけるN−アシルキトサンは、キトサンのアミノ基を
炭素数1〜32の飽和または不飽和脂肪酸、および/ま
たは炭素数2〜8のジカルボン酸で修飾したキトサン誘
導体であることができ、またこのN−アシルキトサンは
N−アセチルキトサンまたはN−サクシニルキトサンで
あることもできる。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
におけるコラーゲンは、サクシニル化コラーゲン、アセ
チル化コラーゲンまたはメチル化コラーゲンであること
ができる。
におけるコラーゲンは、サクシニル化コラーゲン、アセ
チル化コラーゲンまたはメチル化コラーゲンであること
ができる。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
にコンドロイチン、コンドロイチン−4−硫酸、デルマ
タン硫酸、コンドロイチン−6−硫酸、ヒアルロン酸、
フィブロネクチン、フィブリン、上皮細胞増殖因子およ
び線錐芽細胞増殖因子の1種または2種以上を含ませた
ものは、創傷治癒にすぐれた効果を有していて、人工皮
膚およびfil傷カバー材としての応用に適しており、
N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材にヘパリ
ンを含ませたものはすぐれた桓血栓性を有していて、血
管壁に塗布したりまた人工血管としての応用に適してお
り、さらにN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合
材にプロタミンを含ませたものはすぐれた血液凝固作用
を有していて、止血材としての応用に適している。
にコンドロイチン、コンドロイチン−4−硫酸、デルマ
タン硫酸、コンドロイチン−6−硫酸、ヒアルロン酸、
フィブロネクチン、フィブリン、上皮細胞増殖因子およ
び線錐芽細胞増殖因子の1種または2種以上を含ませた
ものは、創傷治癒にすぐれた効果を有していて、人工皮
膚およびfil傷カバー材としての応用に適しており、
N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材にヘパリ
ンを含ませたものはすぐれた桓血栓性を有していて、血
管壁に塗布したりまた人工血管としての応用に適してお
り、さらにN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合
材にプロタミンを含ませたものはすぐれた血液凝固作用
を有していて、止血材としての応用に適している。
さらに本発明の医用材料において、スポンジ状に加工さ
れたN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材また
は基体に塗布されたものを、二官能性の架橋剤で処理す
るかまたは放射線の照射によって架橋することもできる
。そしてこれをさらに滅菌して使用に供することもでき
る。
れたN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材また
は基体に塗布されたものを、二官能性の架橋剤で処理す
るかまたは放射線の照射によって架橋することもできる
。そしてこれをさらに滅菌して使用に供することもでき
る。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合ゾ
におけるN−アシルキトサンは、キトサンをアシル化す
ることによって得られるが、N−アシルキトサンの調製
に使用するキトサンは、キチンを濃アルカリによる脱ア
セチル化して得られたものであって、酸に溶解するもの
であれば、いかなるものであっても、これを使用するこ
とができるが、脱アセチル化度が少なくとも45%であ
るものを使用するのが好ましい。
におけるN−アシルキトサンは、キトサンをアシル化す
ることによって得られるが、N−アシルキトサンの調製
に使用するキトサンは、キチンを濃アルカリによる脱ア
セチル化して得られたものであって、酸に溶解するもの
であれば、いかなるものであっても、これを使用するこ
とができるが、脱アセチル化度が少なくとも45%であ
るものを使用するのが好ましい。
N−アシルキトサンは、キトサンをカルボン酸無水物と
反応させて、キトサンのN−アシル化を行なうことによ
って!IfJ5されるが、キトサンにコラーゲンを加え
た後に、キトサンのN−アシル化を行なうことによって
調製することもできる。
反応させて、キトサンのN−アシル化を行なうことによ
って!IfJ5されるが、キトサンにコラーゲンを加え
た後に、キトサンのN−アシル化を行なうことによって
調製することもできる。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
におけるコラーゲンは、コラーゲンおよびコラーゲンに
化学的な処理を施したコラーゲン誘導体のいかなるもの
であっても、これを使用することができるが、生体適合
性を向上したアテロコラーゲンまたはコラーゲンを化学
的に修飾して生体適合性を向上したコラーゲンを使用す
ることもできる。たとえばコラーゲンをコハク酸無水物
で処理したサクシニル化コラーゲンは抗血栓性に浸れて
おり、またコラーゲンを無水メタノールで処理したメチ
ル化コラーゲンは、血小板との反応を増大するなどのそ
れぞれに特有の特性を有するので、その特性に応じて目
的に適った医用材料を得ることができる。
におけるコラーゲンは、コラーゲンおよびコラーゲンに
化学的な処理を施したコラーゲン誘導体のいかなるもの
であっても、これを使用することができるが、生体適合
性を向上したアテロコラーゲンまたはコラーゲンを化学
的に修飾して生体適合性を向上したコラーゲンを使用す
ることもできる。たとえばコラーゲンをコハク酸無水物
で処理したサクシニル化コラーゲンは抗血栓性に浸れて
おり、またコラーゲンを無水メタノールで処理したメチ
ル化コラーゲンは、血小板との反応を増大するなどのそ
れぞれに特有の特性を有するので、その特性に応じて目
的に適った医用材料を得ることができる。
コラーゲンの化学的修飾は、コラーゲンと反応拗との反
応によって行なわれるが、コラーゲンをN−アシルキト
サンに加えた後に行なうこともできる。そしてコラーゲ
ンの化学的修飾を行なう反応剤がカルボン酸無水物であ
る場合は、キトサンにコラーゲンを加えて得た複合材料
をカルボン酸無水物と反応させてキトサンのN−アシル
化とコラーゲンの化学的修飾を同時に行なうこともでき
る。
応によって行なわれるが、コラーゲンをN−アシルキト
サンに加えた後に行なうこともできる。そしてコラーゲ
ンの化学的修飾を行なう反応剤がカルボン酸無水物であ
る場合は、キトサンにコラーゲンを加えて得た複合材料
をカルボン酸無水物と反応させてキトサンのN−アシル
化とコラーゲンの化学的修飾を同時に行なうこともでき
る。
コラーゲンの化学的修飾は、主としてコラーゲンのアミ
ノ基またはカルボキシル基に対して行なわれるが、コラ
ーゲンのアミノ基またはカルボキシル基に対して5〜1
00%(好ましくは30〜100%)の化学的修飾を施
すのが好ましい。
ノ基またはカルボキシル基に対して行なわれるが、コラ
ーゲンのアミノ基またはカルボキシル基に対して5〜1
00%(好ましくは30〜100%)の化学的修飾を施
すのが好ましい。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
に、コンドロイチン、コンドロイチン−4−硫酸、デル
マタン硫酸、コンドロイチン−6−硫酸またはヒアルロ
ン酸を加えることによって医用材料に保水性を付与する
ことができる。これらのムコ多糖類は皮膚などに含まれ
ていて、水分の保持に重要な役割を果しており、たとえ
ば、本発明の医用材料を創傷の治療に応用する場合に、
創傷面の乾燥を防ぐなどの効果がある。
に、コンドロイチン、コンドロイチン−4−硫酸、デル
マタン硫酸、コンドロイチン−6−硫酸またはヒアルロ
ン酸を加えることによって医用材料に保水性を付与する
ことができる。これらのムコ多糖類は皮膚などに含まれ
ていて、水分の保持に重要な役割を果しており、たとえ
ば、本発明の医用材料を創傷の治療に応用する場合に、
創傷面の乾燥を防ぐなどの効果がある。
また本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複
合材にフィブロネクチンまたはフィブリンを加えること
によって創傷部の修復を促進することができる。
合材にフィブロネクチンまたはフィブリンを加えること
によって創傷部の修復を促進することができる。
さらに本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの
複合材にヘパリンまたはプロタミンを加えることによっ
て血液との反応を制御することができる。
複合材にヘパリンまたはプロタミンを加えることによっ
て血液との反応を制御することができる。
生体適合性を向上するには、生体に近い医用材料を造る
ことが必要であって、これまでに説明した化学的修飾や
生体の有用成分の面部は、この点において目的に適って
いる。
ことが必要であって、これまでに説明した化学的修飾や
生体の有用成分の面部は、この点において目的に適って
いる。
本発明の医用材料は、以上に説明したN−アシルキトサ
ンおよびコラーゲンの複合材の溶液、分散液またはゲル
を乾燥することによって造られるが、前記の複合材の溶
液または分散液をガラス板などの基体の表面に塗布した
後先Qすると、フィルム状または膜状の医用材料を凸る
ことかでき、また前記の複合材料を凍結乾燥すると、ス
ポンジ状の医用材料を造ることができる。
ンおよびコラーゲンの複合材の溶液、分散液またはゲル
を乾燥することによって造られるが、前記の複合材の溶
液または分散液をガラス板などの基体の表面に塗布した
後先Qすると、フィルム状または膜状の医用材料を凸る
ことかでき、また前記の複合材料を凍結乾燥すると、ス
ポンジ状の医用材料を造ることができる。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
の医用材料を二官能性の架橋剤で処理するか、または汝
射線を照射することによって架橋し、それによって医用
材料の強度や吸水性を向上することができる。
の医用材料を二官能性の架橋剤で処理するか、または汝
射線を照射することによって架橋し、それによって医用
材料の強度や吸水性を向上することができる。
医用材料の架橋における二官能性の架謂剤は、二以上の
官能基を有するものであれば、いかなるものであっても
、これを使用することができるが、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートまたはグルタルアルデヒドを使用するのが
好ましい。二官能性の架1剤は、予めN−アシルキトサ
ンおよびコラーゲンの複合材の溶液または分散液に加え
、フィルム状、膜状またはスポンジ状に成形した後に架
橋反応をさせることもできるが、N−アシルキトサンお
よびコラーゲンの複合材をフィルム状、膜状またはスポ
ンジ状に成形した壕、成形品を架橋剤の溶液に浸漬する
か、あるいは成形品に1射線を照射し、それによって架
橋反応を行なわせることもできる。放射線としては、紫
外線、ガンマ線またはアルファ線などの粒子線のいかな
るものであっても、これを使用することができるが、紫
外線またはガンマ線を使用するのが好ましい。
官能基を有するものであれば、いかなるものであっても
、これを使用することができるが、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートまたはグルタルアルデヒドを使用するのが
好ましい。二官能性の架1剤は、予めN−アシルキトサ
ンおよびコラーゲンの複合材の溶液または分散液に加え
、フィルム状、膜状またはスポンジ状に成形した後に架
橋反応をさせることもできるが、N−アシルキトサンお
よびコラーゲンの複合材をフィルム状、膜状またはスポ
ンジ状に成形した壕、成形品を架橋剤の溶液に浸漬する
か、あるいは成形品に1射線を照射し、それによって架
橋反応を行なわせることもできる。放射線としては、紫
外線、ガンマ線またはアルファ線などの粒子線のいかな
るものであっても、これを使用することができるが、紫
外線またはガンマ線を使用するのが好ましい。
本発明のN−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
の医用材料は、フィルム状、膜状またはスポンジ状の成
形品の形で使用されるが、それ以外の医用材料と組合わ
せて使用することもできる。
の医用材料は、フィルム状、膜状またはスポンジ状の成
形品の形で使用されるが、それ以外の医用材料と組合わ
せて使用することもできる。
フィルム状、膜状またはスポンジ状の成形品の形におい
て使用する例として創傷カバー材、人工皮1、止血材ま
たは癒着防止膜としての使用があり、また他の医用材料
と組合せて使用する例としては、合成高分子材器でつく
られた人工血管やカテーテルの内面や外面のコーティン
グとしての使用がある。このような合成高分子の医用材
料のコーティングとして使用するには、N−アシルキト
サンおよびコラーゲンの複合材の溶液に合成高分子の医
用材料を浸漬した後転Qする方法、N−アシルキトサン
およびコラーゲンの粘ちょうな溶液または分散液を合成
高分子の医用材料に塗布した後乾燥する方法、または乾
燥以前に、カルボン酸無水物または他の反応剤と複合材
を反応させて、化学的な処理を行なった後に乾燥する方
法がある。このような本発明のN−アシルキトサンおよ
びコラーゲンの複合材を他の医用材料と組合わせたもの
は、その表面が本発明のN−アシルキトサンおよびコラ
ーゲンの複合材によって被覆されており、乾燥して得ら
れた医用材料の表面はフィルム状または膜状であり、さ
らに凍結乾燥して得られた医用材料の表面はスポンジ状
であって、その生体適合性は向上したものとなっている
。
て使用する例として創傷カバー材、人工皮1、止血材ま
たは癒着防止膜としての使用があり、また他の医用材料
と組合せて使用する例としては、合成高分子材器でつく
られた人工血管やカテーテルの内面や外面のコーティン
グとしての使用がある。このような合成高分子の医用材
料のコーティングとして使用するには、N−アシルキト
サンおよびコラーゲンの複合材の溶液に合成高分子の医
用材料を浸漬した後転Qする方法、N−アシルキトサン
およびコラーゲンの粘ちょうな溶液または分散液を合成
高分子の医用材料に塗布した後乾燥する方法、または乾
燥以前に、カルボン酸無水物または他の反応剤と複合材
を反応させて、化学的な処理を行なった後に乾燥する方
法がある。このような本発明のN−アシルキトサンおよ
びコラーゲンの複合材を他の医用材料と組合わせたもの
は、その表面が本発明のN−アシルキトサンおよびコラ
ーゲンの複合材によって被覆されており、乾燥して得ら
れた医用材料の表面はフィルム状または膜状であり、さ
らに凍結乾燥して得られた医用材料の表面はスポンジ状
であって、その生体適合性は向上したものとなっている
。
以下において、実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない
。
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない
。
実施例 l
(キトサンの調製)
紅ズワイガニの甲殻の粉砕品200gを5%塩酸21に
入れて、室温において、5時間撹拌した後、溶液を濾過
し、残さの固形物を水洗した。この固形物を5%水酸化
ナトリウム水溶液21に入れ、撹拌しながら90℃に2
.5時間加熱した後、溶液を濾過し、残さの固形物を水
洗した。
入れて、室温において、5時間撹拌した後、溶液を濾過
し、残さの固形物を水洗した。この固形物を5%水酸化
ナトリウム水溶液21に入れ、撹拌しながら90℃に2
.5時間加熱した後、溶液を濾過し、残さの固形物を水
洗した。
ここに得られたキチンを50%水酸化ナトリウム水醪水
溶液!に入れ、撹拌しながら90℃に2.5時間加熱し
た後、溶液を濾過し、沈降した固形物を充分に水洗し、
そして95℃において乾燥し、脱アセチル化度9996
のキトサン4I9を得た。
溶液!に入れ、撹拌しながら90℃に2.5時間加熱し
た後、溶液を濾過し、沈降した固形物を充分に水洗し、
そして95℃において乾燥し、脱アセチル化度9996
のキトサン4I9を得た。
(アテロコラーゲンの調製)
新鮮な子牛の真皮を微細に粉砕し、この微細粉!00g
をO,1M酢酸ナトリウム水溶液で繰り返し洗浄した後
、水洗した。ここに得られた微細粉10gに0.5M酢
酸水溶液41を加え、5°Cにおいて3日間撹拌した後
、沈デンした不溶性コラーゲンを濾別した。この不溶性
コラーゲンI09を0.1M酢酸+00dに入れ、ペプ
シン(シグマ社製品、1 : 60.000) 0.
01 gを加えて、20℃において3日間撹拌し、それ
によってアテロコラーゲン(ペプシン可溶化コラーゲン
)溶液を得た。このアテロコラーゲン溶液をガラスフィ
ルターで濾過し、得られた濾液に水酸化ナトリウム水溶
液を加えて、そのpHを7.5に調整し、それによって
繊維状の沈デンが生成した。この沈デンの生成した液を
7.000 G 、 8.00Orpmにおいて遠心分
離し、得られた沈デンを蒸沼水で3回洗浄して、アテロ
コラーゲン7gを得た。
をO,1M酢酸ナトリウム水溶液で繰り返し洗浄した後
、水洗した。ここに得られた微細粉10gに0.5M酢
酸水溶液41を加え、5°Cにおいて3日間撹拌した後
、沈デンした不溶性コラーゲンを濾別した。この不溶性
コラーゲンI09を0.1M酢酸+00dに入れ、ペプ
シン(シグマ社製品、1 : 60.000) 0.
01 gを加えて、20℃において3日間撹拌し、それ
によってアテロコラーゲン(ペプシン可溶化コラーゲン
)溶液を得た。このアテロコラーゲン溶液をガラスフィ
ルターで濾過し、得られた濾液に水酸化ナトリウム水溶
液を加えて、そのpHを7.5に調整し、それによって
繊維状の沈デンが生成した。この沈デンの生成した液を
7.000 G 、 8.00Orpmにおいて遠心分
離し、得られた沈デンを蒸沼水で3回洗浄して、アテロ
コラーゲン7gを得た。
(N−アセチルキトサン−アセチル化コラーゲンスポン
ジの調製) 上記で得た脱アセチル化度99%のキトサン18.9
(0,12モル)に上記で得たアテロコラーゲン2g
を混合し、この混合物2079を2%酢酸水溶液11!
に溶解した後、これをメタノール21で希釈した。この
溶液に無水酢酸24g (キトサンのヘキソサミニル残
基当り2モル当量に相当する)を混合し、−夜室温に放
置して流水に浸漬し、酢酸とメタノールを除いて、N−
アセチルキトサンおよびアセチル化コラーゲンの複合体
の水和ゲル350〜380gを得た。このゲルを入れた
金属製の容器をドライアイス−メタノール液57!に浸
して急速に凍結し、その後Q、]snHgの真空におい
て凍結乾燥を行ない、N−アセチルキトサン−アセチル
化コラーゲンスポンジ20gを得た。
ジの調製) 上記で得た脱アセチル化度99%のキトサン18.9
(0,12モル)に上記で得たアテロコラーゲン2g
を混合し、この混合物2079を2%酢酸水溶液11!
に溶解した後、これをメタノール21で希釈した。この
溶液に無水酢酸24g (キトサンのヘキソサミニル残
基当り2モル当量に相当する)を混合し、−夜室温に放
置して流水に浸漬し、酢酸とメタノールを除いて、N−
アセチルキトサンおよびアセチル化コラーゲンの複合体
の水和ゲル350〜380gを得た。このゲルを入れた
金属製の容器をドライアイス−メタノール液57!に浸
して急速に凍結し、その後Q、]snHgの真空におい
て凍結乾燥を行ない、N−アセチルキトサン−アセチル
化コラーゲンスポンジ20gを得た。
(創傷カバー材の調製)
N−アセチルキトサン−アセチル化コラーゲンスポンジ
をヘキサメチレンジイソシアネートの2%メタノール溶
M107!に浸し、架橋を導入した。
をヘキサメチレンジイソシアネートの2%メタノール溶
M107!に浸し、架橋を導入した。
2時間後に、N−アセチルキトサン−アセチル化コラー
ゲンスポンジを取り出し、メタノールおよび水でよく洗
浄した後、これを0・2xlIHgの真空において凍結
乾燥した。ここに得られたスポンジをl 1ll11の
厚さにスライスして、創傷カバー材を得た。
ゲンスポンジを取り出し、メタノールおよび水でよく洗
浄した後、これを0・2xlIHgの真空において凍結
乾燥した。ここに得られたスポンジをl 1ll11の
厚さにスライスして、創傷カバー材を得た。
この創傷カバー材をヒトの創傷部に適用したところ順調
な治癒過程が観察された。
な治癒過程が観察された。
実施例 2
(N−サクシニルキトサンの調製)
実施例1のキトサン2gを5%酢酸水溶液4〇−に溶解
した後、これを160 dのメタノールで希釈した。こ
れとは別にコハク酸無水物r、4fi(キトサンのアミ
ノ基1モルに対して0.98モルに相当する)をアセト
ン50艷に溶解し、得られたコハク酸無水物のアセトン
溶液の全量を前記のキトサン溶液に加え、−夜装置した
。沈デン物を濾過した後、乾燥してN−サクシニルキト
サンの粉末2gを得た。このN−サクシニルキトサンの
アミノ基の修飾率は35%であった。
した後、これを160 dのメタノールで希釈した。こ
れとは別にコハク酸無水物r、4fi(キトサンのアミ
ノ基1モルに対して0.98モルに相当する)をアセト
ン50艷に溶解し、得られたコハク酸無水物のアセトン
溶液の全量を前記のキトサン溶液に加え、−夜装置した
。沈デン物を濾過した後、乾燥してN−サクシニルキト
サンの粉末2gを得た。このN−サクシニルキトサンの
アミノ基の修飾率は35%であった。
(サクシニル化コラーゲンの調製)
コラーゲン2gを1塩酸1.6ailと水+00−の混
合液に溶解し、撹拌しながら、これに5N水酸化ナトリ
ウム水溶液を徐々に加えて、p!lを13に調整した。
合液に溶解し、撹拌しながら、これに5N水酸化ナトリ
ウム水溶液を徐々に加えて、p!lを13に調整した。
これとは別にコハク酸無水物0.071(コラーゲンの
側鎖のe−アミノ基1モルに対して1モルに相当する)
をアセトンlom1.に溶解し、その全量を前記のコラ
ーゲン溶液に徐々に加えた後、5N水酸化ナトリウム水
溶液でpHを常に13に調整しながら、−夜撹拌した。
側鎖のe−アミノ基1モルに対して1モルに相当する)
をアセトンlom1.に溶解し、その全量を前記のコラ
ーゲン溶液に徐々に加えた後、5N水酸化ナトリウム水
溶液でpHを常に13に調整しながら、−夜撹拌した。
沈デン物を濾過し、充分に水洗した後、乾燥してサクシ
ニル化コラーゲン2gを得た。このサクシニル化コラー
ゲンのε−アミノ基の修SSは30%であった。
ニル化コラーゲン2gを得た。このサクシニル化コラー
ゲンのε−アミノ基の修SSは30%であった。
(人工血管の調製)
上記で得たN−サクシニルキトサン0.9gおよびサク
シニル化コラーゲン0.1gを水+00−に溶解し、こ
れに表面をプラズマ処理したダクロン製人工血管(内径
6朋、長さ5傳)を浸漬し、取り出した後風乾した。こ
の操作を20回繰り返した後、このダクロン製人工血管
をpH13に調整したグルタルアルデヒドの1%水溶液
に1時間浸漬して架橋を導入した。このダクロン製人工
血管を充分水洗した後、風乾して、表面がN−サクシニ
ルキトサンとサクシニル化コラーゲンの混合物のフィル
ムからなる人工血管を得た。
シニル化コラーゲン0.1gを水+00−に溶解し、こ
れに表面をプラズマ処理したダクロン製人工血管(内径
6朋、長さ5傳)を浸漬し、取り出した後風乾した。こ
の操作を20回繰り返した後、このダクロン製人工血管
をpH13に調整したグルタルアルデヒドの1%水溶液
に1時間浸漬して架橋を導入した。このダクロン製人工
血管を充分水洗した後、風乾して、表面がN−サクシニ
ルキトサンとサクシニル化コラーゲンの混合物のフィル
ムからなる人工血管を得た。
この人工血管を生体に植え込んだが、良好な抗血栓性を
示した。
示した。
実施例 3
(N−サクシニル−N−オクタノイルキトサンとサクシ
ニル化コラーゲン混合物の調製)実施例2のN−サクシ
ニルキトサン9gおよびサクシニル化コラーゲン】gを
水500冠に溶解し、これをメタノール27!で希釈し
た。この溶液にオクタン酸無水物(カプリル酸無水物1
22g (キトサンのへキソサミニル残基当り2モル当
量に相当する)を加え、これを−夜室温に′M置し、N
−サクシニル−N−オクタノイルキトサンとサクシニル
化コラーゲン混合物の溶液を得た。
ニル化コラーゲン混合物の調製)実施例2のN−サクシ
ニルキトサン9gおよびサクシニル化コラーゲン】gを
水500冠に溶解し、これをメタノール27!で希釈し
た。この溶液にオクタン酸無水物(カプリル酸無水物1
22g (キトサンのへキソサミニル残基当り2モル当
量に相当する)を加え、これを−夜室温に′M置し、N
−サクシニル−N−オクタノイルキトサンとサクシニル
化コラーゲン混合物の溶液を得た。
(医用材料フィルムの調製)
このN−サクシニル−N−オクタノイルキトサンとサク
シニル化コラーゲン混合物の溶液をガラス板上に塗布し
た後風乾してN−サクシニル−N−オクタノイルキトサ
ンとサクシニル化コラーゲン混合物のフィルム(厚さO
,1lII+)とし、これに紫外線を照射して架稿を導
入した。
シニル化コラーゲン混合物の溶液をガラス板上に塗布し
た後風乾してN−サクシニル−N−オクタノイルキトサ
ンとサクシニル化コラーゲン混合物のフィルム(厚さO
,1lII+)とし、これに紫外線を照射して架稿を導
入した。
このフィルムをf!IJ着防止膜として腹膜に応用した
ところ癒着は全くみられず、良好な結果を示した。
ところ癒着は全くみられず、良好な結果を示した。
実施例 4
(メチル化コラーゲンの調製)
実施例1のアテロコラーゲン2gを無水メタノールの塩
酸酸性溶液!7!に2週間浸漬して、コラーゲンの側鎖
のカルボキシル基をメチル化し、メチル化コラーゲン2
gを得た。
酸酸性溶液!7!に2週間浸漬して、コラーゲンの側鎖
のカルボキシル基をメチル化し、メチル化コラーゲン2
gを得た。
(スポンジの調製)
実施例1のキトサン1811に、前記で得たメチル化コ
ラーゲン2gおよび市販の硫酸プロタミン〔和光純薬(
株)製品〕 1gを混合し、得られた混合物を2%酢酸
水溶液lI!に溶解した。これをメタノール47!で希
釈し、これに無水酢酸24.9(キトサンのへキソサミ
ニル残基当り2モル当量に相当する)を混合し、混合液
を一夜室温で放置して、N−アセチルキトサン、メチル
化コラーゲンおよびプロタミンの混合ゲル5に9を得た
。このゲルを0.211j Hgの真空において凍結乾
燥して、N−アセチルキトサン−メチル化コラーゲン−
プロタミンのスポンジを得た。
ラーゲン2gおよび市販の硫酸プロタミン〔和光純薬(
株)製品〕 1gを混合し、得られた混合物を2%酢酸
水溶液lI!に溶解した。これをメタノール47!で希
釈し、これに無水酢酸24.9(キトサンのへキソサミ
ニル残基当り2モル当量に相当する)を混合し、混合液
を一夜室温で放置して、N−アセチルキトサン、メチル
化コラーゲンおよびプロタミンの混合ゲル5に9を得た
。このゲルを0.211j Hgの真空において凍結乾
燥して、N−アセチルキトサン−メチル化コラーゲン−
プロタミンのスポンジを得た。
このスポンジを厚さ5順にスライスした後、5メガラド
のガンマ線を照射してスポンジに架橋を導入し、滅菌を
行なった。
のガンマ線を照射してスポンジに架橋を導入し、滅菌を
行なった。
ここに得たスポンジを止血材として外科手術に使用した
ところ、止血材として浸れた効果を示した。
ところ、止血材として浸れた効果を示した。
実施例 5
実施例3で得たN−サクシニル−N−オクタノイルキト
サンとサクシニル化コラーゲン混合物の溶液を真空乾t
Ib(0,1torr) L/、N−サクシニル−N−
オクタノイルキトサンとサクシニル化コラーゲン混合物
の粉末10gを得た。この粉末10gを水50−に溶解
し、これにコンドロイチン−4−硫酸0.I9.デルマ
タン硫酸0.1g、ヒアルロン酸0.05g、フィブロ
ネクチン0.00019およびフィブリン0.001
記載を加え、溶液をホモジナイザーで撹拌した。この溶
液を0.2 torrにおいて真空凍結乾燥し、得られ
たスポンジ状の乾燥物を2%へキサメチレンジイソシア
ネート(メタノール溶液)に浸漬した後、引き上げてメ
タノールでよく洗浄した。これを再び0.2 torr
において真空乾燥したi、l++nの厚さにスライスし
た。このスポンジ〔20龍X 201111X I m
s (厚さ)〕の中にラット皮膚の線維芽細胞を植え付
け、376Cにおいて2週間培養して細胞を組み込んだ
人工皮膚を得た。ここに得られた人工皮膚をラットの背
部の皮膚が完全に欠損した部分に移植し、その人工皮膚
の上に表皮の小片を移植したところ、表皮が再生し、完
全な治癒が観察された。
サンとサクシニル化コラーゲン混合物の溶液を真空乾t
Ib(0,1torr) L/、N−サクシニル−N−
オクタノイルキトサンとサクシニル化コラーゲン混合物
の粉末10gを得た。この粉末10gを水50−に溶解
し、これにコンドロイチン−4−硫酸0.I9.デルマ
タン硫酸0.1g、ヒアルロン酸0.05g、フィブロ
ネクチン0.00019およびフィブリン0.001
記載を加え、溶液をホモジナイザーで撹拌した。この溶
液を0.2 torrにおいて真空凍結乾燥し、得られ
たスポンジ状の乾燥物を2%へキサメチレンジイソシア
ネート(メタノール溶液)に浸漬した後、引き上げてメ
タノールでよく洗浄した。これを再び0.2 torr
において真空乾燥したi、l++nの厚さにスライスし
た。このスポンジ〔20龍X 201111X I m
s (厚さ)〕の中にラット皮膚の線維芽細胞を植え付
け、376Cにおいて2週間培養して細胞を組み込んだ
人工皮膚を得た。ここに得られた人工皮膚をラットの背
部の皮膚が完全に欠損した部分に移植し、その人工皮膚
の上に表皮の小片を移植したところ、表皮が再生し、完
全な治癒が観察された。
実施例 6
実施例1で得たN−アセチルキトサンとアセチル化コラ
ーゲンのゲル5gに実施例4で得たメチル化コラーゲン
119および水100−を加えよく分散した後、IN塩
酸でpHを3に調整した。この溶液にプロタミンIIi
を加え、溶解した後、この溶液をテトロンのメツシュに
塗布し、これを25℃において乾燥した。溶液の塗布と
乾燥を10回繰り返し、テトロンのメツシュにN−アセ
チルキトサン、アセチル化コラーゲン、メチル化コラー
ゲンおよびプロタミンの複合材をフィルム状に塗布した
創傷カバー材を得た。この創傷カバー材に1.5メガラ
ドのガンマ線を照射して、架橋と滅菌を行ない、医療用
の粘着テープにより皮膚の創傷面に醒めたところ、創傷
部の出血を抑えて創傷部を保護し、創傷は良好な治癒を
示した。
ーゲンのゲル5gに実施例4で得たメチル化コラーゲン
119および水100−を加えよく分散した後、IN塩
酸でpHを3に調整した。この溶液にプロタミンIIi
を加え、溶解した後、この溶液をテトロンのメツシュに
塗布し、これを25℃において乾燥した。溶液の塗布と
乾燥を10回繰り返し、テトロンのメツシュにN−アセ
チルキトサン、アセチル化コラーゲン、メチル化コラー
ゲンおよびプロタミンの複合材をフィルム状に塗布した
創傷カバー材を得た。この創傷カバー材に1.5メガラ
ドのガンマ線を照射して、架橋と滅菌を行ない、医療用
の粘着テープにより皮膚の創傷面に醒めたところ、創傷
部の出血を抑えて創傷部を保護し、創傷は良好な治癒を
示した。
実施例 7
(人工血管の調製)
実施例2で得たN−サクシニルキトサン0.9g、実施
例2で得たサクシニル化コラーゲンO,I9およびヘパ
リン20■を水100−に溶解し、これを実施例2と同
様にして人工血管を製造した。この人工血管は抗血栓性
のすぐれたものであった。
例2で得たサクシニル化コラーゲンO,I9およびヘパ
リン20■を水100−に溶解し、これを実施例2と同
様にして人工血管を製造した。この人工血管は抗血栓性
のすぐれたものであった。
本発明のキトサン誘導体とコラーゲンの複合材料からな
る医用材料は、優れた生体適合性を有するから、生体に
使用しても、抗原性が問題にならず、安全に使用するこ
とができ、各種誘導体の組合せにより創傷カバー材や人
工皮膚として使用した場合は、創傷面の治癒を促進し、
血栓性または抗血栓性を付与したものは、止血材または
人工血管として使用することができ、浸れた効果を示す
。
る医用材料は、優れた生体適合性を有するから、生体に
使用しても、抗原性が問題にならず、安全に使用するこ
とができ、各種誘導体の組合せにより創傷カバー材や人
工皮膚として使用した場合は、創傷面の治癒を促進し、
血栓性または抗血栓性を付与したものは、止血材または
人工血管として使用することができ、浸れた効果を示す
。
出頭人 片倉チッカリン株式会社
株式会社 高 研
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材、
ならびにヘパリンからなる複合材料からつくられたこと
を特徴とする人工血管。 (2)N−アシルキトサンが、キトサンのアミノ基を炭
素数1〜32の飽和または不飽和脂肪酸、および/また
は炭素数2〜8のジカルボン酸で修飾したものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の人工血管
。 (3)N−アシルキトサンが、キトサンをアシル化して
得たN−アセチルキトサンであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の人工血管。 (4)N−アシルキトサンが、N−サクシニルキトサン
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
人工血管。 (5)コラーゲンが、サクシニル化コラーゲンであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のい
ずれかに記載の人工血管。 (6)コラーゲンが、アセチル化コラーゲンであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
れかに記載の人工血管。 (7)コラーゲンがメチル化コラーゲンであることを特
徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
に記載の人工血管。 (8)複合材料が、スポンジ状に加工されたものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項の
いずれかに記載の人工血管。 (9)複合材料が、フィルム状に加工されたものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項の
いずれかに記載の人工血管。 (10)N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
、ならびにヘパリンからなる複合材料の溶液を凍結乾燥
して、スポンジ状に加工することを特徴とする人工血管
の製造法。(11)N−アシルキトサンが、キトサンを
アセチル化して得たN−アセチルキトサンであることを
特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の人工血管の
製造法。 (12)N−アシルキトサンが、N−サクシニルキトサ
ンであることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記
載の人工血管の製造法。 (13)コラーゲンが、サクシニル化コラーゲンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第10項ないし第12
項のいずれかに記載の人工血管の製造法。 (14)コラーゲンが、アセチル化コラーゲンであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第10項ないし第12項
のいずれかに記載の人工血管の製造法。 (15)コラーゲンが、メチル化コラーゲンであること
を特徴とする特許請求の範囲第10項ないし第12項の
いずれかに記載の人工血管の製造法。 (16)スポンジ状に加工された複合材料を、二官能性
の架橋剤で処理することを特徴とする特許請求の範囲第
10項ないし第15項のいずれかに記載の人工血管の製
造法。 (17)スポンジ状に加工された複合材料を、放射線で
架橋処理した後、滅菌処理することを特徴とする特許請
求の範囲第10項ないし第15項のいずれかに記載の人
工血管の製造法。 (18)N−アシルキトサンおよびコラーゲンの複合材
、ならびにヘパリンからなる複合材料の溶液を基体に塗
布した後、乾燥することを特徴とする人工血管の製造法
。 (19)N−アシルキトサンが、キトサンをアセチル化
して得たN−アセチルキトサンであることを特徴とする
特許請求の範囲第18項に記載の人工血管の製造法。 (20)N−アシルキトサンが、N−サクシニルキトサ
ンであることを特徴とする特許請求の範囲第18項に記
載の人工血管の製造法。 (21)コラーゲンが、サクシニル化コラーゲンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第18項ないし第20
項のいずれかに記載の人工血管の製造法。 (22)コラーゲンが、アセチル化コラーゲンであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第18項ないし第20項
のいずれかに記載の人工血管の製造法。 (23)コラーゲンが、メチル化コラーゲンであること
を特徴とする特許請求の範囲第18項ないし第20項の
いずれかに記載の人工血管の製造法。 (24)基体に塗布された複合材料を、二官能性の架橋
剤で処理することを特徴とする特許請求の範囲第18項
ないし第23項のいずれかに記載の人工血管の製造法。 (25)基体に塗布された複合材料を、放射線で架橋処
理した後、滅菌処理することを特徴とする特許請求の範
囲第18項ないし第23項のいずれかに記載の人工血管
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63132558A JPH01303153A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 人工血管およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63132558A JPH01303153A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 人工血管およびその製造法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60093868A Division JPS61253065A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | キトサン誘導体およびコラ−ゲンの複合材の医用材料およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01303153A true JPH01303153A (ja) | 1989-12-07 |
| JPH0545263B2 JPH0545263B2 (ja) | 1993-07-08 |
Family
ID=15084101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63132558A Granted JPH01303153A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 人工血管およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01303153A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1298298C (zh) * | 2004-05-14 | 2007-02-07 | 清华大学 | 一种壳聚糖管状支架的制备方法 |
| JP2011212437A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-27 | Gunze Ltd | Danceタンパク質含有徐放基材及び該徐放基材の製造方法 |
-
1988
- 1988-06-01 JP JP63132558A patent/JPH01303153A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1298298C (zh) * | 2004-05-14 | 2007-02-07 | 清华大学 | 一种壳聚糖管状支架的制备方法 |
| JP2011212437A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-27 | Gunze Ltd | Danceタンパク質含有徐放基材及び該徐放基材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0545263B2 (ja) | 1993-07-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61253065A (ja) | キトサン誘導体およびコラ−ゲンの複合材の医用材料およびその製造法 | |
| US4215200A (en) | Chemically and enzymatically modified collagen hemostatic agent | |
| JP4667486B2 (ja) | 水溶性エラスチンの架橋剤 | |
| Klemm et al. | Nanocelluloses as innovative polymers in research and application | |
| US6706684B1 (en) | Method for preparing a collagen material with controlled in vivo degradation | |
| JP2520858B2 (ja) | コラ―ゲンの架橋を容易にするためのコラ―ゲン処理方法 | |
| US5166187A (en) | Biomaterials with a base of mixtures of collagen, chitosan and glycosaminoglycans, process for preparing them and their application in human medicine | |
| RU2230752C2 (ru) | Поперечносшитые гиалуроновые кислоты и их применение в медицине | |
| JP4606586B2 (ja) | 機能性キトサン誘導体 | |
| US5462976A (en) | Photocurable glycosaminoglycan derivatives, crosslinked glycosaminoglycans and method of production thereof | |
| JPH03254752A (ja) | 人工血管及びその製造方法 | |
| JP2002536465A (ja) | ヒアルロン酸をポリマーに架橋する方法 | |
| KR20010102231A (ko) | 히알루론산 겔 조성물과 그의 제조방법 및 그것을함유하는 의용 재료 | |
| US20090074837A1 (en) | Bioresorbable Calcium-Deficient Hydroxyapatite Hydrogel Composite | |
| JP4033485B2 (ja) | 抗癒着剤 | |
| WO1993013136A1 (en) | Ultra-pure polysaccharide materials for medical use | |
| US20090035356A1 (en) | Modified biodegradable polymers, preparation and use thereof for making biomaterials and dressings | |
| CN115636960B (zh) | 一种光交联丝素蛋白止血粘合剂及其制备方法 | |
| JPH0461862A (ja) | コラーゲン繊維止血材及びその製造方法 | |
| WO1996003147A1 (en) | Synthesis of chemical gels from polyelectrolyte polysaccharides by gamma-irradiation | |
| JPH01303151A (ja) | 人工皮膚および創傷カバー材ならびにその製造法 | |
| KR100569227B1 (ko) | 초음파를 이용한 키토산-젤라틴-알진 스폰지의 제조방법 | |
| JPH01303152A (ja) | 止血材およびその製造法 | |
| JPH0545263B2 (ja) | ||
| JPH0622580B2 (ja) | サクシニルキトサンより構成された医用材料 |