JPH0132182B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132182B2 JPH0132182B2 JP58239227A JP23922783A JPH0132182B2 JP H0132182 B2 JPH0132182 B2 JP H0132182B2 JP 58239227 A JP58239227 A JP 58239227A JP 23922783 A JP23922783 A JP 23922783A JP H0132182 B2 JPH0132182 B2 JP H0132182B2
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- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- composition
- class
- dielectric constant
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は焼成温度が低く、温度特性に優れたセ
ラミツクコンデンサ用材料に関するものである。 従来例の構成とその問題点 セラミツクコンデンサ用の高誘電率材料として
は、チタン酸バリウム系の材料が広く用いられて
いる。この系の材料が有している比誘電率は、そ
の温度特性と密接な関係にあり、JIS規格に定め
られたY級F特性(誘電率の温度変化が−25〜85
℃の温度範囲で20℃の値を基準として+30%、−
80%以内)を満たす材料としては比誘電率が
10000程度、Y級D特性(前述の条件で+20%、−
30%以内)を満たす材料では比誘電率が4000程
度、さらにY級B特性(前述の条件で±10%以
内)を満たす材料では2000〜3000程度である。こ
のチタン酸バリウム系の材料は誘電体損失tanδも
低く、その他の諸特性も優れているが、その焼成
には1300〜1400℃という相当高い温度を必要とす
る。そのため、この系の材料を積層セラミツクコ
ンデンサに用いるときには、内部電極として高価
な白金系の電極が必要となる。一方、900℃前後
の低温で焼成が可能な材料としてPb(Fe1/2Nb1/2)
O3―Pb(Fe2/3W1/3)O3系等の誘電体材料が知ら
れている。これらは室温の比誘電率が10000〜
20000と大きい値を有するが、その温度変化の大
きいものが多い。 民生用電子機器で使用されているコンデンサの
大半は、温度変化の小さいY級D特性、Y級B特
性に相当するものであるため、900℃前後の温度
で焼成が可能であり、温度特性に優れたコンデン
サ材料が得られるならば、その工業的価値は大で
ある。 発明の目的 本発明は、焼成温度が850〜900℃と低く、かつ
−25〜85℃の温度範囲でY級B特性、もしくはY
級D特性を満たす誘電体磁器組成物を提供するこ
とを目的とする。 発明の構成 本発明の誘電体磁器組成物は、Pb(Zn1/3Nb2/3)
x(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2W1/2)zO3の組成物にお
いて、x、y、zが図に示す多角形A、B、C、
Dの範囲内の組成にあることを特徴とする。さら
に前記組成物を主成分とし、副成分としてMnO2
を0.05〜1重量%含むことを特徴する。 実施例の説明 原料として化学的に高純度のPbO、ZnO、
Nb2O5、Fe2O3、MgO、WO3、MnO2を下表の組
成に従つて秤量し、めのう玉石と純水を加えてポ
リエチレンポツトで15時間混合し、乾燥した後、
750℃で2時間仮焼し、さらに前述のポツトで15
時間粉砕して乾燥させた。その後、ポリビニルア
ルコール水溶液をバインダとして加え、直径13
mm、高さ10mmの円柱状に加圧成形し、バインダを
焼却した後、マグネシア磁器容器に入れ、850〜
900℃の範囲内の温度で2時間焼成した。得られ
た磁器焼成物を厚さ1mmに切断し、両面にCr―
Auを蒸着して電極を形成し、20℃の温度下での
比誘電率と誘電正接tanδおよびその温度変化を
1KHz、1V/mmの電界で測定した。キユリー点は
誘電率が最大となる温度とした。これらの結果を
下表に示す。
ラミツクコンデンサ用材料に関するものである。 従来例の構成とその問題点 セラミツクコンデンサ用の高誘電率材料として
は、チタン酸バリウム系の材料が広く用いられて
いる。この系の材料が有している比誘電率は、そ
の温度特性と密接な関係にあり、JIS規格に定め
られたY級F特性(誘電率の温度変化が−25〜85
℃の温度範囲で20℃の値を基準として+30%、−
80%以内)を満たす材料としては比誘電率が
10000程度、Y級D特性(前述の条件で+20%、−
30%以内)を満たす材料では比誘電率が4000程
度、さらにY級B特性(前述の条件で±10%以
内)を満たす材料では2000〜3000程度である。こ
のチタン酸バリウム系の材料は誘電体損失tanδも
低く、その他の諸特性も優れているが、その焼成
には1300〜1400℃という相当高い温度を必要とす
る。そのため、この系の材料を積層セラミツクコ
ンデンサに用いるときには、内部電極として高価
な白金系の電極が必要となる。一方、900℃前後
の低温で焼成が可能な材料としてPb(Fe1/2Nb1/2)
O3―Pb(Fe2/3W1/3)O3系等の誘電体材料が知ら
れている。これらは室温の比誘電率が10000〜
20000と大きい値を有するが、その温度変化の大
きいものが多い。 民生用電子機器で使用されているコンデンサの
大半は、温度変化の小さいY級D特性、Y級B特
性に相当するものであるため、900℃前後の温度
で焼成が可能であり、温度特性に優れたコンデン
サ材料が得られるならば、その工業的価値は大で
ある。 発明の目的 本発明は、焼成温度が850〜900℃と低く、かつ
−25〜85℃の温度範囲でY級B特性、もしくはY
級D特性を満たす誘電体磁器組成物を提供するこ
とを目的とする。 発明の構成 本発明の誘電体磁器組成物は、Pb(Zn1/3Nb2/3)
x(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2W1/2)zO3の組成物にお
いて、x、y、zが図に示す多角形A、B、C、
Dの範囲内の組成にあることを特徴とする。さら
に前記組成物を主成分とし、副成分としてMnO2
を0.05〜1重量%含むことを特徴する。 実施例の説明 原料として化学的に高純度のPbO、ZnO、
Nb2O5、Fe2O3、MgO、WO3、MnO2を下表の組
成に従つて秤量し、めのう玉石と純水を加えてポ
リエチレンポツトで15時間混合し、乾燥した後、
750℃で2時間仮焼し、さらに前述のポツトで15
時間粉砕して乾燥させた。その後、ポリビニルア
ルコール水溶液をバインダとして加え、直径13
mm、高さ10mmの円柱状に加圧成形し、バインダを
焼却した後、マグネシア磁器容器に入れ、850〜
900℃の範囲内の温度で2時間焼成した。得られ
た磁器焼成物を厚さ1mmに切断し、両面にCr―
Auを蒸着して電極を形成し、20℃の温度下での
比誘電率と誘電正接tanδおよびその温度変化を
1KHz、1V/mmの電界で測定した。キユリー点は
誘電率が最大となる温度とした。これらの結果を
下表に示す。
【表】
【表】
*は、本発明範囲外の比較例
表において*印を付した試料は本発明の範囲外
の試料である。本発明の範囲内の試料は、JIS規
格に定められたY級B特性、あるいはY級D特性
に定められた温度変化率を満足し、20℃の比誘電
率が1000以上を示す。組成式Pb(Zn1/3Nb2/3)x
(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2W1/2)zO3(ただしx+y
+z=1)のx、y、zが図に示すA、B、C、
Dの四点を頂点とする四角形の領域外では、比誘
電率が1000以下と小さいが、温度変化がY級D特
性で定められた変化率より大きいか、あるいはキ
ユリー点が室温より高温側または低温側に大きく
はずれており、コンデンサ材料として不適当であ
るかの各れかであるため、本発明の範囲から除か
れる。またMnO2を0.05重量%以上、1.0重量%以
下含有させたものは、tanδが添加しない試料に比
べ大きく改善される。MnO2が1.0重量%より多く
含有させた試料は、tanδが大きくなる。 発明の効果 以上述べてきたように、本発明による誘電体磁
器組成物によれば、比誘電率の温度変化が小さ
く、また焼成温度が低いため、安価な内部電極材
料を使用した積層型セラミツクコンデンサを作成
することができるので、本発明の工業的価値は大
きい。
表において*印を付した試料は本発明の範囲外
の試料である。本発明の範囲内の試料は、JIS規
格に定められたY級B特性、あるいはY級D特性
に定められた温度変化率を満足し、20℃の比誘電
率が1000以上を示す。組成式Pb(Zn1/3Nb2/3)x
(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2W1/2)zO3(ただしx+y
+z=1)のx、y、zが図に示すA、B、C、
Dの四点を頂点とする四角形の領域外では、比誘
電率が1000以下と小さいが、温度変化がY級D特
性で定められた変化率より大きいか、あるいはキ
ユリー点が室温より高温側または低温側に大きく
はずれており、コンデンサ材料として不適当であ
るかの各れかであるため、本発明の範囲から除か
れる。またMnO2を0.05重量%以上、1.0重量%以
下含有させたものは、tanδが添加しない試料に比
べ大きく改善される。MnO2が1.0重量%より多く
含有させた試料は、tanδが大きくなる。 発明の効果 以上述べてきたように、本発明による誘電体磁
器組成物によれば、比誘電率の温度変化が小さ
く、また焼成温度が低いため、安価な内部電極材
料を使用した積層型セラミツクコンデンサを作成
することができるので、本発明の工業的価値は大
きい。
図はPb(Zn1/3Nb2/3)O3―Pb(Fe1/2Nb1/2)O3―
Pb(Mg1/2W1/2)O3三元系の組成図である。
Pb(Mg1/2W1/2)O3三元系の組成図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Pb(Zn1/3Nb2/3)x(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2
W1/2)zO3系固溶体(ただし、x+y+z=1)
の三元系の組成図において、x、y、zの値が、
下記点A、B、C、Dを頂点とする四角形の領域
内にあることを特徴とする誘電体磁器組成物。 【表】 2 Pb(Zn1/3Nb2/3)x(Fe1/2Nb1/2)y(Mg1/2
W1/2)zO3系固溶体(ただし、x+y+z=1)
の三元系の組成図において、x、y、zの値が、
下記点A、B、C、Dを頂点とする四角形の領域
内にある組成物を主成分とし、さらに副成分とし
てMnO2を0.05〜1重量%添加含有させたことを
特徴とする誘電体磁器組成物。 【表】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58239227A JPS60131856A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58239227A JPS60131856A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131856A JPS60131856A (ja) | 1985-07-13 |
| JPH0132182B2 true JPH0132182B2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=17041634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58239227A Granted JPS60131856A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131856A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2186278A (en) * | 1986-02-08 | 1987-08-12 | Stc Plc | Ceramic capacitors and dielectric compositions |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5767209A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-23 | Nippon Electric Co | Porcelain composition |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP58239227A patent/JPS60131856A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60131856A (ja) | 1985-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |