JPH0132877B2 - - Google Patents
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- JPH0132877B2 JPH0132877B2 JP56143986A JP14398681A JPH0132877B2 JP H0132877 B2 JPH0132877 B2 JP H0132877B2 JP 56143986 A JP56143986 A JP 56143986A JP 14398681 A JP14398681 A JP 14398681A JP H0132877 B2 JPH0132877 B2 JP H0132877B2
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- sulfonic acid
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Description
本発明は石炭・水スラリーの流動性を改良する
方法に関するもので、更に詳しくは石炭粉末の水
スラリー調製に際し、或る特定の流動性改良剤を
加えることによつてパイプライン輸送性の優れた
石炭・水スラリーを造る方法に係るものである。 近年、石油供給事情の悪化に伴ない石油代替エ
ネルギー源として資源的に豊富で埋蔵地域も広く
世界各地に分布している石炭が見直されて来てい
る。 しかし石炭はバルクマテリアルであつてハンド
リングの面で種々の問題を有している。特に液体
である石油とは異なり、その輸送には莫大な設備
投資と動力、労力を要し、また石炭粉末の場合に
は発塵による作業環境の悪化や自然発火に対する
対策を講ずる必要もある。 之等の問題解決策として古くから石炭の液化や
ガス化が検討されているが、実用化には未だ可成
りの時間が掛かると云われている。 そのつなぎとして或いは液化やガス化の際の原
料供給法として考えられているのが石炭粉末を水
や石油、メタノールなどの液体中に分散させるこ
とによる流体化である。 この中で石炭粉末を水中に分散させてスラリー
化する方式は媒体が水であるため種々の利点を有
し、既に山元からの石炭の長距離陸上パイプライ
ン輸送において実用化されている。しかしながら
スラリー中の石炭濃度を高くするとスラリーの流
動性が著しく悪くなるため、現状では45〜60重量
%の石炭濃度で実施されている。従つて現時点で
は輸送効率や脱水効率、排水処理費、ボイラーで
の直接燃焼の場合の燃焼効率などの面で問題があ
り、広く普及するには至つていない。 従来、この石炭粉末・水スラリー中の石炭濃度
を少しでも高めるべく石炭粉末の粒度調整や分散
剤の添加によるスラリー粘度の低減などの方法が
種々提案されて来ている。 例えば特開昭53−581には水酸化アンモニウム
と共に有機スルホン酸塩やリグニンスルホン酸塩
を添加して高濃度石炭・水スラリーを得る方法が
開示されているが、一般にリグニンスルホン酸塩
の添加によりスラリー粘度は可成り低下するが、
未だ満足出来るものではないため工業的に採用さ
れていないのが実情である。 また高濃度石炭・水スラリーは非ニユートン流
動性を示し、擬塑性ないし非ビンガム塑性流体で
あるため、炭種によつては比較的小さい応力に対
しては全く流動しないか、極めて僅かしか流動し
ない。従つて分散剤、流動性改良剤としては、可
成り高い応力下での定常状態における見掛けの粘
度の低減のみならず、見掛けの降伏値も低くし得
るものが望ましい。しかるに所謂リグニンスルホ
ン酸塩はこの見掛けの降伏値低減効果が小さく、
また炭種によつては高応力下でダイラタンシー性
を示すケースもある。 一方、同じく分散剤として公知のナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物誘導体(例えば特開昭
56−21636に記載)もまた、その減粘効果が充分
ではなく、炭種によつては見掛けの降伏値が高い
場合が多い。またナフタレンスルホン酸とリグニ
ンスルホン酸とのホルマリン共縮合物も同様の傾
向を有し効果は不充分である。 本発明者等は高濃度石炭・水スラリーの定常状
態における見掛粘度および見掛けの降伏値を更に
低減し流動性を改善する方法について鋭意研究を
積み重ねた結果、石炭粉末・水スラリーの調製に
際し、流動性改良剤の少なくとも一部として、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物若しくはナ
フタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸とのホ
ルマリン共縮合物の何れか1種と亜硫酸パルプ蒸
解排液を酸化してフエニルプロパン単位当りのス
ルホン化度0.35モル以下に部分脱スルホン化した
リグニンスルホン酸誘導体(例えば特開昭56−
21636に記載)とを固形分重量換算比で2:8な
いし8:2の割合で併用することによつて、夫々
単独使用の場合の結果からは全く予想し得なかつ
た程度にスラリーの流動性が著しく改善されるこ
とを見出し本発明に到達した。 本発明において、ナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物とは、公知の方法で造られたナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物を指す。 またナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン
酸誘導体及びホルムアルデヒドの共縮合物は例え
ば特許第1019746号の方法で得られるものを指す。
また部分脱スルホンリグニンスルホン酸誘導体と
は亜硫酸パルプ排液ないし、それから分別して得
られるリグニンスルホン酸(塩)を公知の如く高
温で酸化し、スルホン化度がフエニルプロパン単
位当り0.35モル以下になるまで部分脱スルホン化
したものないし、それを更に二次的に化学処理し
たもので、未処理のものに比べて部分脱スルホン
化後の時点でカルボキシル基やフエノール性水酸
基が多く、スルホン基やアルコール性水酸基が少
ない。部分脱スルホン化の方法としは最も一般的
には最初PH9以上で150〜200℃で処理する方法が
挙げられるが、この方法に限定されるものではな
く、より低PHで熱処理することによつて部分脱ス
ルホン化を行なつたものでも差支えない。即ちこ
の部分脱スルホンリグニンスルホン酸誘導体は亜
硫酸パルプ蒸解排液を上記の様に酸化処理して得
られるものであり、スルホン化度を限定したもの
である。 また亜硫酸パルプ排液をその儘部分脱スルホン
化処理した場合は、その反応生成物をその儘用い
ても、或いは反応生成物から高分子量区分のみを
分別して用いても、何れでもよい。 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物若しく
はナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸と
のホルマリン共縮合物の何れか1種と部分脱スル
ホンリグニンスルホン酸誘導体との使用比率は固
形分重量換算比で2:8ないし8:2の割合にす
べきで、その範囲外では両者の相乗効果が小さ
く、夫々単独使用の場合の効果に近い。 また両者の合計添加量は石炭粉末絶乾重量100
重量部に対し0.2〜2重量部の範囲が望ましい。
0.2重量部より少ないと流動性改良効果は小さく、
また2重量部より多くしても効果の上乗せは殆ん
ど期待できないか逆に悪くなる。 添加の時期は石炭粉末・水スラリー調製時で
も、或いは石炭粉砕時でも何れでもよい。 本発明の方法はスラリー中の石炭濃度の如何に
拘わらず効果があるが、特に石炭濃度60重量%以
上の高濃度スラリーにおいてその意義は大きい。
なお本発明の方法において、更に流動性改良剤と
してポリオキシアルキレンアルキルフエニルエー
テル、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸塩、縮合リン酸塩など公知の添加剤を併用す
ることは可能である。本発明方法による分散性向
上の機構は詳細には不明であるが、先ず部分脱ス
ルホン化リグニンスルホン酸塩の添加により、部
分脱スルホン化しない塩と比較すると、スルホン
基及びアルコール性水酸基の減少及びフエノール
性水酸基、カルボキシル基の増加に由来する疎水
性石炭粉末粒子との有利な電荷バランスの形成、
更にはこの部分脱スルホン化物とナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物などとの相乗効果の発揮
により達成されたと考えられる。また本方法が優
れた界面活性能を有することにも由来するものと
思われる。 以下、実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。 実施例 1 商品名、バニレツクスN(山陽国策パルプ社製
品、部分脱スルホンリグニンスルホン酸ナトリウ
ム、フエニルプロパン単位当りのスルホン化度
0.13モル)を常法によりスルホメチル化して得ら
れたもの(SM−1と記す。フエニルプロパン単
位当りのスルホン化度0.43モル)と公知の方法で
製造したβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物(平均縮合度8)のナトリウム塩(NSF−
1)を固形分換算比で8:2、5:5、2:8に
混合した試料を各々固形分換算で対石炭絶乾重量
で0.6重量%相当量を溶解した各水溶液169gに
200メツシユ80%パスまで微粉砕した三池炭331g
(水分1.9%)を加え、日本特殊機化工素社製、T.
K.ホモミキサーを用いて8000rpmで40分間撹拌
し、石炭濃度65重量%の石炭・水スラリーを調製
した。 この各スラリーの定常状態における見掛粘度と
応力−せん断速度曲線の直線部分を外挿して求め
られる見掛けの降伏値をレオメータで測定し、第
1表の結果を得た。測定時のスラリーの液温は20
℃である。 なお比較のために、SM−1、NSF−1をそれ
ぞれ単独使用した系および両者を固形分重量換算
比で9:1、1:9に混合した試料を用いた系に
ついても測定した。 表中、見掛粘度、降伏値の低いスラリーほど流
動性が良好で、本発明例1、2、3は比較例1〜
4に比し著しく優れた流動性を有していることが
判つた。
方法に関するもので、更に詳しくは石炭粉末の水
スラリー調製に際し、或る特定の流動性改良剤を
加えることによつてパイプライン輸送性の優れた
石炭・水スラリーを造る方法に係るものである。 近年、石油供給事情の悪化に伴ない石油代替エ
ネルギー源として資源的に豊富で埋蔵地域も広く
世界各地に分布している石炭が見直されて来てい
る。 しかし石炭はバルクマテリアルであつてハンド
リングの面で種々の問題を有している。特に液体
である石油とは異なり、その輸送には莫大な設備
投資と動力、労力を要し、また石炭粉末の場合に
は発塵による作業環境の悪化や自然発火に対する
対策を講ずる必要もある。 之等の問題解決策として古くから石炭の液化や
ガス化が検討されているが、実用化には未だ可成
りの時間が掛かると云われている。 そのつなぎとして或いは液化やガス化の際の原
料供給法として考えられているのが石炭粉末を水
や石油、メタノールなどの液体中に分散させるこ
とによる流体化である。 この中で石炭粉末を水中に分散させてスラリー
化する方式は媒体が水であるため種々の利点を有
し、既に山元からの石炭の長距離陸上パイプライ
ン輸送において実用化されている。しかしながら
スラリー中の石炭濃度を高くするとスラリーの流
動性が著しく悪くなるため、現状では45〜60重量
%の石炭濃度で実施されている。従つて現時点で
は輸送効率や脱水効率、排水処理費、ボイラーで
の直接燃焼の場合の燃焼効率などの面で問題があ
り、広く普及するには至つていない。 従来、この石炭粉末・水スラリー中の石炭濃度
を少しでも高めるべく石炭粉末の粒度調整や分散
剤の添加によるスラリー粘度の低減などの方法が
種々提案されて来ている。 例えば特開昭53−581には水酸化アンモニウム
と共に有機スルホン酸塩やリグニンスルホン酸塩
を添加して高濃度石炭・水スラリーを得る方法が
開示されているが、一般にリグニンスルホン酸塩
の添加によりスラリー粘度は可成り低下するが、
未だ満足出来るものではないため工業的に採用さ
れていないのが実情である。 また高濃度石炭・水スラリーは非ニユートン流
動性を示し、擬塑性ないし非ビンガム塑性流体で
あるため、炭種によつては比較的小さい応力に対
しては全く流動しないか、極めて僅かしか流動し
ない。従つて分散剤、流動性改良剤としては、可
成り高い応力下での定常状態における見掛けの粘
度の低減のみならず、見掛けの降伏値も低くし得
るものが望ましい。しかるに所謂リグニンスルホ
ン酸塩はこの見掛けの降伏値低減効果が小さく、
また炭種によつては高応力下でダイラタンシー性
を示すケースもある。 一方、同じく分散剤として公知のナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物誘導体(例えば特開昭
56−21636に記載)もまた、その減粘効果が充分
ではなく、炭種によつては見掛けの降伏値が高い
場合が多い。またナフタレンスルホン酸とリグニ
ンスルホン酸とのホルマリン共縮合物も同様の傾
向を有し効果は不充分である。 本発明者等は高濃度石炭・水スラリーの定常状
態における見掛粘度および見掛けの降伏値を更に
低減し流動性を改善する方法について鋭意研究を
積み重ねた結果、石炭粉末・水スラリーの調製に
際し、流動性改良剤の少なくとも一部として、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物若しくはナ
フタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸とのホ
ルマリン共縮合物の何れか1種と亜硫酸パルプ蒸
解排液を酸化してフエニルプロパン単位当りのス
ルホン化度0.35モル以下に部分脱スルホン化した
リグニンスルホン酸誘導体(例えば特開昭56−
21636に記載)とを固形分重量換算比で2:8な
いし8:2の割合で併用することによつて、夫々
単独使用の場合の結果からは全く予想し得なかつ
た程度にスラリーの流動性が著しく改善されるこ
とを見出し本発明に到達した。 本発明において、ナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物とは、公知の方法で造られたナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物を指す。 またナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン
酸誘導体及びホルムアルデヒドの共縮合物は例え
ば特許第1019746号の方法で得られるものを指す。
また部分脱スルホンリグニンスルホン酸誘導体と
は亜硫酸パルプ排液ないし、それから分別して得
られるリグニンスルホン酸(塩)を公知の如く高
温で酸化し、スルホン化度がフエニルプロパン単
位当り0.35モル以下になるまで部分脱スルホン化
したものないし、それを更に二次的に化学処理し
たもので、未処理のものに比べて部分脱スルホン
化後の時点でカルボキシル基やフエノール性水酸
基が多く、スルホン基やアルコール性水酸基が少
ない。部分脱スルホン化の方法としは最も一般的
には最初PH9以上で150〜200℃で処理する方法が
挙げられるが、この方法に限定されるものではな
く、より低PHで熱処理することによつて部分脱ス
ルホン化を行なつたものでも差支えない。即ちこ
の部分脱スルホンリグニンスルホン酸誘導体は亜
硫酸パルプ蒸解排液を上記の様に酸化処理して得
られるものであり、スルホン化度を限定したもの
である。 また亜硫酸パルプ排液をその儘部分脱スルホン
化処理した場合は、その反応生成物をその儘用い
ても、或いは反応生成物から高分子量区分のみを
分別して用いても、何れでもよい。 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物若しく
はナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸と
のホルマリン共縮合物の何れか1種と部分脱スル
ホンリグニンスルホン酸誘導体との使用比率は固
形分重量換算比で2:8ないし8:2の割合にす
べきで、その範囲外では両者の相乗効果が小さ
く、夫々単独使用の場合の効果に近い。 また両者の合計添加量は石炭粉末絶乾重量100
重量部に対し0.2〜2重量部の範囲が望ましい。
0.2重量部より少ないと流動性改良効果は小さく、
また2重量部より多くしても効果の上乗せは殆ん
ど期待できないか逆に悪くなる。 添加の時期は石炭粉末・水スラリー調製時で
も、或いは石炭粉砕時でも何れでもよい。 本発明の方法はスラリー中の石炭濃度の如何に
拘わらず効果があるが、特に石炭濃度60重量%以
上の高濃度スラリーにおいてその意義は大きい。
なお本発明の方法において、更に流動性改良剤と
してポリオキシアルキレンアルキルフエニルエー
テル、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸塩、縮合リン酸塩など公知の添加剤を併用す
ることは可能である。本発明方法による分散性向
上の機構は詳細には不明であるが、先ず部分脱ス
ルホン化リグニンスルホン酸塩の添加により、部
分脱スルホン化しない塩と比較すると、スルホン
基及びアルコール性水酸基の減少及びフエノール
性水酸基、カルボキシル基の増加に由来する疎水
性石炭粉末粒子との有利な電荷バランスの形成、
更にはこの部分脱スルホン化物とナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物などとの相乗効果の発揮
により達成されたと考えられる。また本方法が優
れた界面活性能を有することにも由来するものと
思われる。 以下、実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるもので
はない。 実施例 1 商品名、バニレツクスN(山陽国策パルプ社製
品、部分脱スルホンリグニンスルホン酸ナトリウ
ム、フエニルプロパン単位当りのスルホン化度
0.13モル)を常法によりスルホメチル化して得ら
れたもの(SM−1と記す。フエニルプロパン単
位当りのスルホン化度0.43モル)と公知の方法で
製造したβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物(平均縮合度8)のナトリウム塩(NSF−
1)を固形分換算比で8:2、5:5、2:8に
混合した試料を各々固形分換算で対石炭絶乾重量
で0.6重量%相当量を溶解した各水溶液169gに
200メツシユ80%パスまで微粉砕した三池炭331g
(水分1.9%)を加え、日本特殊機化工素社製、T.
K.ホモミキサーを用いて8000rpmで40分間撹拌
し、石炭濃度65重量%の石炭・水スラリーを調製
した。 この各スラリーの定常状態における見掛粘度と
応力−せん断速度曲線の直線部分を外挿して求め
られる見掛けの降伏値をレオメータで測定し、第
1表の結果を得た。測定時のスラリーの液温は20
℃である。 なお比較のために、SM−1、NSF−1をそれ
ぞれ単独使用した系および両者を固形分重量換算
比で9:1、1:9に混合した試料を用いた系に
ついても測定した。 表中、見掛粘度、降伏値の低いスラリーほど流
動性が良好で、本発明例1、2、3は比較例1〜
4に比し著しく優れた流動性を有していることが
判つた。
【表】
実施例 2
濃度40重量%のNaベース亜硫酸パルプ排液の
固形分に対し、45重量%のNaOHを加えた液を
170〜180℃で60分間アルカリ空気酸化処理した
後、H2SO4を加えてPH3とし、部分脱スルホン
リグニンスルホン酸を分別沈殿せしめた。この沈
殿をNaOHでPH8に中和し、純度90%、スルホ
ン化度0.15モルの部分脱スルホンリグニンスルホ
ン酸ナトリウム(DSL−1)を得た。 このDSL−1と公知の方法で製造したβ−ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物(平均縮合
度4)のナトリウム塩(NSF−2)及びその両
者を固形分換算比で5:5に混合した試料を各々
固形分換算、対石炭絶乾重量0.6重量%添加し、
実施例1に準じた方法で石炭濃度65重量%及び67
重量%のスラリーを調製した。 得られた各スラリーは液温を20℃に調整後、実
施例1と同じ方法でその見掛粘度と見掛降伏値の
測定に供した。 結果は第2表に示した通りで本発明例4のスラ
リーは石炭濃度65重量%の時は勿論67重量%でも
良好な流動性を示した。
固形分に対し、45重量%のNaOHを加えた液を
170〜180℃で60分間アルカリ空気酸化処理した
後、H2SO4を加えてPH3とし、部分脱スルホン
リグニンスルホン酸を分別沈殿せしめた。この沈
殿をNaOHでPH8に中和し、純度90%、スルホ
ン化度0.15モルの部分脱スルホンリグニンスルホ
ン酸ナトリウム(DSL−1)を得た。 このDSL−1と公知の方法で製造したβ−ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物(平均縮合
度4)のナトリウム塩(NSF−2)及びその両
者を固形分換算比で5:5に混合した試料を各々
固形分換算、対石炭絶乾重量0.6重量%添加し、
実施例1に準じた方法で石炭濃度65重量%及び67
重量%のスラリーを調製した。 得られた各スラリーは液温を20℃に調整後、実
施例1と同じ方法でその見掛粘度と見掛降伏値の
測定に供した。 結果は第2表に示した通りで本発明例4のスラ
リーは石炭濃度65重量%の時は勿論67重量%でも
良好な流動性を示した。
【表】
実施例 3
実施例2のDSL−1、NSF−2及びその両者
を5:5の比率で混合した流動性改良剤を用い、
スラリーの石炭濃度65重量%で各流動性改良剤の
添加量の影響を調べ、結果を第3表に示した。
を5:5の比率で混合した流動性改良剤を用い、
スラリーの石炭濃度65重量%で各流動性改良剤の
添加量の影響を調べ、結果を第3表に示した。
【表】
【表】
実施例 4
商品名、サンエキスC(山陽国策パルプ社製品、
主成分、リグニンスルホン酸カルシウム)にその
含有カルシウムの1/2量と当モルのH2SO4を加
え、含有カルシウムの1/2を石膏として分別除去
して得られる液を熱風入口温度200℃のスプレー
ドライヤー中に噴霧して瞬間的に気相脱スルホン
化反応を行ない、更に得られた粉末を水に溶解し
Ca(OH)2でPH6に中和して、不溶解分を除去し
てスルホン化度0.29モルの部分脱スルホンリグニ
ンスルホン酸カルシウムを主成分とする反応生成
物(DSL−2)を得た。処理前のサンエキスC
のリグニンスルホン酸カルシウムのスルホン化度
は0.50モルであつた。 このDSL−2と商品名、サンフローPS(山陽国
策パルプ社製品、ナフタレンスルホン酸・変性リ
グニンスルホン酸・ホルマリン共縮合物)及び両
者を5:5の比率で混合した試料、更にその試料
にその固形分の1%量のポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル(エチレンオキサイド付加モ
ル数15)を添加した試料を各々固形分換算で対石
炭絶乾重量0.8重量%添加し、実施例1と同じ方
法で石炭濃度65重量%のスラリーを調製した。得
られた各スラリーは液温を20℃に調整後、実施例
1と同じ方法で、その見掛粘度と見掛降伏値の測
定に供した。結果を第4表に示す。
主成分、リグニンスルホン酸カルシウム)にその
含有カルシウムの1/2量と当モルのH2SO4を加
え、含有カルシウムの1/2を石膏として分別除去
して得られる液を熱風入口温度200℃のスプレー
ドライヤー中に噴霧して瞬間的に気相脱スルホン
化反応を行ない、更に得られた粉末を水に溶解し
Ca(OH)2でPH6に中和して、不溶解分を除去し
てスルホン化度0.29モルの部分脱スルホンリグニ
ンスルホン酸カルシウムを主成分とする反応生成
物(DSL−2)を得た。処理前のサンエキスC
のリグニンスルホン酸カルシウムのスルホン化度
は0.50モルであつた。 このDSL−2と商品名、サンフローPS(山陽国
策パルプ社製品、ナフタレンスルホン酸・変性リ
グニンスルホン酸・ホルマリン共縮合物)及び両
者を5:5の比率で混合した試料、更にその試料
にその固形分の1%量のポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル(エチレンオキサイド付加モ
ル数15)を添加した試料を各々固形分換算で対石
炭絶乾重量0.8重量%添加し、実施例1と同じ方
法で石炭濃度65重量%のスラリーを調製した。得
られた各スラリーは液温を20℃に調整後、実施例
1と同じ方法で、その見掛粘度と見掛降伏値の測
定に供した。結果を第4表に示す。
【表】
【表】
実施例 5
実施例2に記したDSL−1の30%水溶液に
HCHOを対固形分2重量%添加し、120℃で30分
間反応させて得られた部分脱スルホンリグニンス
ルホン酸ナトリウムのメチロール化物とNSF−
2を固形分換算比で5:5に混合した流動性改良
剤を固形分換算、対石炭絶乾重量0.6重量%添加
し、実施例1と同じ方法で調製した石炭濃度65重
量%のスラリーの見掛粘度、見掛降伏値はそれぞ
れ400cp、110dyne/cm2で、メチロール化物を単
独使用した場合の値910cp、540dyne/cm2より低
く、流動性が良かつた。 以上の実施例に示される様に本発明品の添加に
より、従来の脱スルホンしない排液品またはナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物単品、両者を
9:1〜1:9で混合したもの等と比較して、ス
ラリー見掛粘度は何れも著しく低下し(第1〜4
表)、流動性が向上して本発明が完成された。
HCHOを対固形分2重量%添加し、120℃で30分
間反応させて得られた部分脱スルホンリグニンス
ルホン酸ナトリウムのメチロール化物とNSF−
2を固形分換算比で5:5に混合した流動性改良
剤を固形分換算、対石炭絶乾重量0.6重量%添加
し、実施例1と同じ方法で調製した石炭濃度65重
量%のスラリーの見掛粘度、見掛降伏値はそれぞ
れ400cp、110dyne/cm2で、メチロール化物を単
独使用した場合の値910cp、540dyne/cm2より低
く、流動性が良かつた。 以上の実施例に示される様に本発明品の添加に
より、従来の脱スルホンしない排液品またはナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物単品、両者を
9:1〜1:9で混合したもの等と比較して、ス
ラリー見掛粘度は何れも著しく低下し(第1〜4
表)、流動性が向上して本発明が完成された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石炭粉末・水スラリーの調製に際し、流動性
改良剤の少なくとも一部として、ナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物若しくはナフタレンスル
ホン酸とリグニンスルホン酸とのホルマリン共縮
合物の何れか1種と亜硫酸パルプ蒸解排液を酸化
してフエニルプロパン単位当りのスルホン化度
0.35モル以下に部分脱スルホン化したリグニンス
ルホン酸誘導体とを固形分重量換算比で2:8な
いし8:2の割合で併用することを特徴とする石
炭・水スラリーの流動性を改良する方法。 2 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物若し
くはナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸
とのホルマリン共縮合物の何れか1種と部分脱ス
ルホンリグニンスルホン酸誘導体の合計添加量が
石炭粉末絶乾重量100重量部に対し0.2〜2重量部
の範囲である特許請求の範囲第1項記載の石炭・
水スラリーの流動性を改良する方法。 3 石炭・水スラリーの石炭濃度が60重量%以上
である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
石炭・水スラリーの流動性を改良する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14398681A JPS5845289A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 石炭・水スラリ−の流動性を改良する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14398681A JPS5845289A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 石炭・水スラリ−の流動性を改良する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5845289A JPS5845289A (ja) | 1983-03-16 |
| JPH0132877B2 true JPH0132877B2 (ja) | 1989-07-10 |
Family
ID=15351645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14398681A Granted JPS5845289A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 石炭・水スラリ−の流動性を改良する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5845289A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4425904A1 (en) | 2023-03-02 | 2024-09-04 | FUJIFILM Business Innovation Corp. | Information processing system, program, and information processing method |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62169896A (ja) * | 1986-01-21 | 1987-07-27 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | 石炭・水スラリ−用分散剤 |
| JP2020083999A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 花王株式会社 | ダイラタンシー性組成物 |
| CN113801708B (zh) * | 2021-09-14 | 2022-09-06 | 梵境新能源科技(浙江)有限公司 | 一种危废高掺比水煤浆及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5834896A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-01 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 石炭−水スラリ−用添加剤 |
-
1981
- 1981-09-14 JP JP14398681A patent/JPS5845289A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4425904A1 (en) | 2023-03-02 | 2024-09-04 | FUJIFILM Business Innovation Corp. | Information processing system, program, and information processing method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5845289A (ja) | 1983-03-16 |
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