JPH0136645Y2 - - Google Patents
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- JPH0136645Y2 JPH0136645Y2 JP1986103420U JP10342086U JPH0136645Y2 JP H0136645 Y2 JPH0136645 Y2 JP H0136645Y2 JP 1986103420 U JP1986103420 U JP 1986103420U JP 10342086 U JP10342086 U JP 10342086U JP H0136645 Y2 JPH0136645 Y2 JP H0136645Y2
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- air conditioning
- push
- negative pressure
- conditioning mode
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Description
(技術分野)
本考案は車両用空調制御装置に係り、特にプツ
シユレバーの押圧操作によつて負圧スイツチを切
換制御することにより、空調モードを切り換える
ようにした車両用空調制御装置に関するものであ
る。 (従来技術とその問題点) 車両、特に自動車の空調装置においては、近
年、負圧源が容易に得られること、構造が簡単な
こと、更には需要者の嗜好に適合することなどか
ら、プツシユレバーの押圧操作によつて負圧切換
スイツチを切換制御し、かかる負圧切換スイツチ
の切換制御によつて負圧作動機構に対する負圧源
の連通/遮断を制御して、空調モードをその押圧
操作されたプツシユレバーに対応するモードに切
換設定するようにした空調制御装置が、好適に用
いられるようになつてきている。 そこで、本願出願人は、このような車両用空調
制御装置として、先に、実願昭60−74031号にお
いて、複数のプツシユレバーと、複数の負圧切換
スイツチとの間に、複数枚の板カムを重ね合わせ
た状態で配設せしめ、かかる複数のプツシユレバ
ーの択一的な押圧操作によつて、それら板カム
を、その押圧操作されたプツシユレバーに応じて
相対移動せしめることにより、複数の負圧切換ス
イツチをその押圧操作されたプツシユレバーに応
じて連動して切換作動せしめ、以て空調モードを
その押圧操作されたプツシユレバーに対応する空
調モードに切換設定するようにした空調制御装置
を提案した。そして、このような空調制御装置に
おいては、その構造上、操作感の向上および装置
自体のコンパクト化が有利に図られ得ることとな
るのである。 ところで、このような構造とされた車両用空調
制御装置にあつては、かかる空調装置が何れの空
調モードに設定されているのかを、何等かの方法
で外部に表示する表示機能を持たせるようにする
ことが好ましい。 而して、このような表示機能を与えるに際して
は、例えばワイヤやカムプレートなどを用いて、
何れかのプツシユレバーが択一的な押圧操作され
た際には、他の全てのプツシユレバーを復帰せし
めると共に、該押圧されたプツシユレバーを押圧
状態に係止せしめる、公知の連動・係止機構を採
用して、その設定空調モードに対応したプツシユ
レバーを押圧状態に保持せしめることによつて、
該プツシユレバー自体に設定空調モード表示機能
を持たせる構造や、或いはかかる連動・係止機構
に加えて、各プツシユレバーに対してスイツチ機
構を設け、押圧状態に保持されたプツシユレバー
に対応する空調モードを、ランプ等によつて外部
表示する構造等が、好適に採用されることとな
る。 ところが、このような設定モード表示機能を与
える連動・係止機構は、公知の如く、ワイヤやカ
ムプレート等にて構成されるものであることか
ら、或るプツシユレバーの押圧状態下において、
他の何れかのプツシユレバーを弱い操作力をもつ
て押し込んだ場合や、或いは二つ以上のプツシユ
レバーを同時に押し込んだ場合には、カムプレー
トおよび負圧切換スイツチの作動状態はそのまま
に、全てのプツシユレバーが復帰状態に保持され
ることとなり、その結果設定空調モードの表示が
有効に為され得ず、更には誤表示を行なう恐れが
あつたのである。 そこで、このような設定空調モードの誤表示を
防止する一手法として、例えば、所定の空調モー
ド、好適には特に使用頻度の高い「AUTO」等
の空調モードへの切換設定を行なうプツシユレバ
ーに対して、該プツシユレバーを押圧作動せしめ
るための作動力を与えるソレノイド等のレバー駆
動手段を付設し、他のプツシユレバーが全て復帰
状態に保持された場合には、自動的にこの駆動手
段が作動されるようにすることにより、所定の基
準となる空調モード状態に切換設定せしめられる
構造とすることが考えられる。 ところが、このようにソレノイド等の所定の駆
動手段の作動力によつて、プツシユレバーの押圧
作動を為さしめ、板カムを作動せしめて、負圧ス
イツチの連動状態を切り換えるに際しては、かか
る駆動手段に対して、かなり(800g程度)の出
力を設定する必要があり、それ故そのような駆動
手段の大型化が避けられ得ず、また該駆動手段の
出力が大きいために、その作動に際して発生せし
められる、部材の摺動や当接などによる作動音が
異音となり、使用者に不快感を与えるといつた問
題をも呈することとなるのであり、車両のインス
トルメントパネル等の狭い空間内に配設される空
調制御装置としては、満足出来るものではなかつ
たのである。 (解決手段) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、(a)前面部において一列に並設された、
それぞれ所定に空調モードに対応せしめられた複
数のプツシユレバーと、(b)前記空調モードを切り
換えるための複数の負圧作動機構と所定の負圧源
との間に配設され、ハウジングの前壁部から突出
せしめられた操作部材が該前壁部に沿つて移動せ
しめられることにより、前記所定の負圧源と前記
複数の負圧作動機構との連通を許容し、或いは遮
断する複数の負圧切換スイツチと、(c)前記複数の
プツシユレバーの背後において互いに重ね合わせ
られて、該複数のプツシユレバーの配設方向に沿
つて配設され、それら複数のプツシユレバーの択
一的な押圧操作に応じ、その押圧操作されたプツ
シユレバーに対応してそれぞれその長手方向に相
互に連動して相対移動せしめられると共に、それ
ぞれ前記複数の負圧切換スイツチのうちの互いに
異なるものの操作部材に前記長手方向に相対移動
不能に係合させられて、前記長手方向への移動に
よつて該係合された負圧切換スイツチの操作部材
を前記ハウジングの前壁部に沿つて移動せしめる
長手状の複数の板カムとを備え、前記複数のプツ
シユレバーの択一的な押圧操作によつて、前記複
数の板カムをその押圧操作されたプツシユレバー
に応じて相対移動せしめることにより、前記複数
の負圧切換スイツチをその押圧操作されたプツシ
ユレバーに応じて連動して切換作動せしめて、前
記空調モードをその押圧操作されたプツシユレバ
ーに対応する空調モードに切換設定するようにし
た、前述の如き車両用空調制御装置において、(d)
前記複数のプツシユレバーを所定の作動信号に基
づいて自動的に全復帰させ、所定の空調モードと
為す駆動機構と、(e)前記複数の板カムを付勢し、
前記複数のプツシユレバーの何れもが押圧されて
いないとき、該複数の板カムを、前記駆動機構に
て与えられる所定の空調モード位置に移動、保持
せしめる付勢手段とを設け、これら複数のプツシ
ユレバーが全復帰状態にあるとき、所定の空調モ
ードに切換設定されるようにしたことにある。 (考案の効果) このような本考案に従う構造とされた車両用空
調制御装置にあつては、複数のプツシユレバーが
全て復帰状態にあるときには、常に、複数の負圧
スイツチが所定の空調モードを発現せしめる切換
状態に切換設定されることとなる。 従つて、このような車両用空調制御装置におい
て、複数のプツシユレバーが全て復帰状態にある
ときには、かかる状態下において発現される空調
モードを、設定空調モードとして表示せしめるよ
うにすることにより、前述の如き、設定空調モー
ドの誤表示が有効に回避され得るのである。 さらに、本考案に従う構造とされた空調制御装
置にあつては、全てのプツシユレバーを自動的に
復帰させ、前記所定の空調モードへの切換設定を
行なう駆動機構を備えていることから、該駆動機
構の作動を制御する操作部を、空調制御装置本体
から独立せしめて設置することにより、その空調
モードの切換設定を遠隔操作にて行なうことが可
能となるのであり、従つてこの駆動機構の操作部
をハンドル近傍に設置すると共に、プツシユレバ
ーが全復帰させられた際に発現される所定の空調
モードを、特に使用頻度の高い空調モードに設定
することにより、かかる空調制御装置の操作性、
更には車両の走行安全性が効果的に向上され得る
こととなるのである。 そして、このような構造とされた車両用空調制
御装置にあつては、前記駆動手段の作動による所
定の空調モードに対する切換設定が、他のプツシ
ユレバーの係止状態を解除せしめて、復帰状態に
保持することによつて、容易に達成され得るもの
であり、その切換設定に際して、カム板を該駆動
手段にて作動させる必要がないところから、かか
る駆動手段に対して必要とされる作動力が低くて
済み、それ故該駆動手段の大型化による配設スペ
ースの問題や作動音による不快感などの問題が、
惹起されるようなこともないのである。 (実施例) 以下、本考案を、より一層具体的に明らかにす
るために、本考案に従う構造とされた一実施例を
図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
なお、本実施例は、「FACE」、「BI−LEVEL」、
「FOOT」、「FOOT/DEF」、「DEF」および
「AUTO」の6つの空調モードに切換設定が可能
が空調装置の作動を制御する空調制御装置であつ
て、本願出願人が、先に、実願昭60−74031号と
して提案した、車両用空調制御装置に従う構造と
されたものに、本考案を適用した場合について説
明する。 先ず、第1図には、本実施例の空調制御装置に
おいて、上側取付板を取り除いた状態の平面図が
示されている。この図から明らかなように、本実
施例の空調制御装置は、5個のプツシユレバー装
置10と、複数枚の板カム12と、5個の負圧切
換スイツチ14とが上下の取付板16,18によ
つて、一体的に組み付けられた構成とされてい
る。 各プツシユレバー装置10は、本願出願人が、
前記実願昭60−74031号において明らかにしたも
のであつて、第2図に、その縦断面図が示されて
いる。即ち、かかるプツシユレバー装置10にあ
つては、そのハウジング20が後方(第2図中右
側)に開口した中空の箱形形状を成しており、該
ハウジング20の前壁部22および隔壁24を前
後方向に摺動可能に貫いた状態で配設された、断
面が矩形状のプツシユレバー26を備えている。
このプツシユレバー26は、ハウジング20の前
壁部22と隔壁24との間に位置する部位にフラ
ンジ28を備えており、かかるフランジ28と隔
壁24との間に介装された圧縮コイルスプリング
30によつて常時前方へ付勢されている。そし
て、その先端部を手指などで押圧操作せしめるこ
とによつて、該プツシユレバー26が、そのハウ
ジング20内において、コイルスプリング30の
付勢力に抗して、軸方向に摺動せしめられ得るよ
うになつている。 また、このプツシユレバー装置10にあつて
は、ハウジング20の、左右方向に対向する両壁
部において、その後端面から隔壁24に達する切
欠溝32が形成されており、後述するように、4
枚の板カム12が、これらの切欠溝32を貫通し
て配設されるようになつている一方、前記プツシ
ユレバー26の、隔壁24から突出せしめられた
突出部が、二等辺三角形状の平面断面を有する突
出部とされており、該突出部が、上記板カム12
を移動操作せしめる作用部34とされている。 そして、本実施例の空調制御装置にあつては、
このようなプツシユレバー装置10が、第1図乃
至第3図に示されているように、そのハウジング
20の上壁部と下壁部に形成された突起36,3
8がそれぞれ上下の取付板16,18に形成され
た切欠孔に嵌入されることによつて、固定せしめ
られ、そのプツシユレバー26の前端部が取付板
16,18の前端面から前方に突出した状態で、
それぞれ略一定の間隙を隔てて一列に配設されて
いる。 そしてまた、本実施例においては、第1図およ
び第3図に示されているように、このような配設
状態において、かかるプツシユレバー装置10の
ハウジング20前壁面と下側の取付板18との間
に、薄肉板状のロツクプレート40が、壁面に沿
つて摺動可能に配設されている。このロツクプレ
ート40は、それぞれのプツシユレバー26に対
応する位置に係止突起44を有していると共に、
その長手方向の一端側において、下側の取付板1
8との間に配されたスプリング42によつて、常
時、一方向(第1図および第3図中左方向)に付
勢されており、それによつてロツクプレート40
は、その係止突起44がそれぞれのプツシユレバ
ー26の側面に当接した状態で保持されているの
である。一方、それぞれのプツシユレバー26に
おける係止突起44が当接される側の面には、略
三角形状の平面形状を有する係合凸部46が設け
られており、従つて何れかのプツシユレバー26
を押圧操作せしめた場合にあつては、該係合凸部
46の傾斜面によつて係止突起44が案内され、
以てロツクプレート40がスプリング42の付勢
力に抗して移動せしめられることとなる。そし
て、第4図に示されているように、該プツシユレ
バー26が所定位置まで押し込まれたときには、
ロツクプレート40の係止突起44による、プツ
シユレバー26の係合凸部46前面に対する係止
作用によつて、その突出が規制され、押込位置に
保持されるようになつている。更に、かかる保持
状態において、他の何れかのプツシユレバー26
が押圧操作せしめられた場合にあつては、ロツク
プレート40が移動せしめられることによつて、
その押込位置に保持されたプツシユレバー26の
係止が解除されることとなる。即ち、該ロツクプ
レート40の係止突起44によるプツシユレバー
26の係合凸部46に対する係止作用によつて、
それらプツシユレバー26を押込位置に択一的に
保持せしめる連動・係止機構が構成されているの
である。 一方、前記各負圧切換スイツチ14は、その断
面図が第5図に示されているように、前記プツシ
ユレバー装置10と同じく、本願出願人が、前記
実願昭60−74031号において明らかにしたものと
同様の構造を有している。 すなわち、この図において、48はハウジング
であつて、左右に長い中空の箱形形状を呈してい
る。そして、このハウジング48の後壁部50に
は、ハウジング48の内外に貫通する3つの通孔
52が穿設されており、それら3つの通孔52
は、それぞれ後壁部50外面に取り付けられたポ
ート部材54に形成されたポート56を介して外
部空間に連通されている。また、ハウジング48
の内部空間には、後壁部50の内面に摺接し、ハ
ウジング48の長手方向に移動し得る状態で、ゴ
ム弾性体からなる長手矩形状のシール部材58が
収容されている。そして、このシール部材58の
前面には、操作部材60およびスライド部材62
が配設されており、該操作部材60の操作部64
をスライド操作せしめることによつて、それらが
ハウジング48内において長手方向に一体的に移
動し得るようになつている。一方、シール部材5
8は、その背面において、凸条66にて囲まれた
2つの凹部68,68を、その長手方向に互いに
隣接し且つ独立した状態で有していると共に、操
作部材60とスライド部材62との間に介装され
たコイルスプリング70によつて、常時、後壁部
50内面に押し付けられている。従つて、該シー
ル部材58が、操作部64のスライド操作によつ
て、ハウジング48の長手方向の一方の側に移動
せしめられたとき、その一方の側の凹部68でそ
れと同じ側に開口する前記通孔52の1つを残り
の2つの通孔52,52から遮断する一方、他方
の凹部68でそれら残りの2つの通孔52,52
を連通せしめるようになつている。 要するに、かかる負圧切換スイツチ14は、操
作部材60の操作部64をハウジング48の長手
方向にスライド操作させることにより、その後方
に設けられた3つのポート56の中央のものを、
その両側の2つのポート56のうちの何れか一方
のものに択一的に連通させる一方、残りのポート
56をそれら連通させた2つのポート56,56
から確実に遮断するようになつている。 そして、本実施例では、このような構造とされ
た5つの負圧切換スイツチ14が、第1図および
第4図に示されているように、そのハウジング4
8の前壁部72外面が前記プツシユレバー装置1
0の後端面に当接する状態で、上下の取り付け板
16,18間において、それぞれ略一定の間隙を
隔てて一列に配設、固定されている。 さらに、前記板カム12は、第6図に示されて
いるように、同一の長さを有する薄板状の4枚の
板カム12から構成されており、それぞれその幅
方向の一端縁側に前記各プツシユレバー装置10
のプツシユレバー26の作用部34に係合する5
つの第一切欠溝74が設けられている。また、幅
方向の他端縁側には、それぞれ、前記負圧切換ス
イツチ14のうちの互いに異なるものの操作部材
60の操作部64に係合する第二切欠溝76が設
けられていると共に、該第二切欠溝76に係合し
ない他の負圧切換スイツチ14の操作部64が収
容される。第三切欠溝78が、第二切欠溝76よ
りも大きな幅をもつて形成されている。 そして、これら4枚の板カム12は、前述の如
く、プツシユレバー装置10のハウジング20に
形成された切欠溝32内に嵌め込まれた状態で、
その長手方向に相互に摺動可能に配設されている
のであり、特定のプツシユレバー26が択一的に
押圧操作されたとき、それぞれの負圧切換スイツ
チ14が、その特定のプツシユレバー26に対応
した作動状態となるように、その操作部64をス
ライド作動せしめるようになつている。 すなわち、これら4枚の板カム12は、それぞ
れ前記プツシユレバー26のうちの特定のものが
押圧されたとき、長手方向に相対移動せしめら
れ、その特定のプツシユレバー26に対応した相
対位置を取るように、それらの第一切欠溝74が
形成されているのであり、そして更に、かかる板
カム12の相対位置において、5つの負圧切換ス
イツチ14の連通状態が、それぞれ、その特定の
プツシユレバー26に対応する状態に切換作動さ
れるように、第二切欠溝76および第三切欠溝7
8が形成されているのである。 また、このような板カム12の配設状態下にお
いて、第1図に示されているように、その長手方
向の一端側には、付勢装置80が配設されてお
り、該付勢装置80によつて、それら4枚の板カ
ム12が、常時一方の長手方向(図中、右方向)
に付勢されている。 この付勢装置80は、第7図に示されている如
く、その内部にコイルスプリング82と押圧プレ
ート84とが収容されてなるハウジング86にて
構成されている。 より具体的には、このハウジング86は、第8
図および第9図に示されているように、略矩形筒
形状を呈しており、その左右方向に対向する両壁
部には、それぞれ、一方の端縁部から軸方向に所
定長さで延びる切欠溝88,88が形成されてお
り、後述するように、該切欠溝88内に前記4枚
の板カム12が、その長手方向一端側において嵌
め込まれるようになつている。また、このハウジ
ング86の切欠溝88が設けられた側とは反対側
の開口端部には、その内面中央部に円柱形状の突
起90を有するスプリング支持片92が一体的に
設けられている。 さらに、第7図に示されている如く、このよう
なハウジング86内には、コイルスプリング82
が収容され、その一端側がスプリング支持片92
にて支持されていると共に、このコイルスプリン
グ82の支持された側とは反対側において、矩形
薄板状の押圧プレート84が収容、配置されてい
る。即ち、この押圧プレート84は、ハウジング
86における切欠溝88が設けられた側の開口部
を塞ぐように、且つ軸方向に移動可能に収容され
ており、コイルスプリング82の付勢力によつ
て、常時外方に付勢されているのである。なお、
ハウジング86の、押圧プレート84が配設され
た側の開口部において上下方向に対向する壁部に
は、所定高さの内方突起94が、それぞれ設けら
れており、それら内方突起94,94にて、押圧
プレート84の外方への移動位置が規制されるよ
うになつている。 そして、そのハウジング86の上下壁部外面に
設けられた突起96,98が、上側取付板16お
よび下側取付板18に設けられた切欠孔に対し
て、それぞれ嵌入されることによつて、かかる付
勢装置80が、そのハウジング86に設けられた
切欠溝88内に板カム12の長手方向一端部が収
容された状態で配設されているのであり、それに
よつてそれら板カム12が、常時、一長手方向
(第1図中、右方向)に付勢されているのである。 ところで、これら板カム12における、上記付
勢装置80による付勢力に対する移動位置の規制
は、それぞれ、前記プツシユレバー26の作用部
34側面に対する第一切欠溝74の当接によつて
為されるようになつている。従つて、何れかのプ
ツシユレバー26が押圧操作された場合には、前
述の如く、それら板カム12は、該押圧操作され
たプツシユレバー26に対応した相対位置を取る
ように、所定の板カム12が付勢装置80による
付勢力に抗して相対移動せしめられるのであり、
そしてそのプツシユレバー26が押圧状態に係止
されることによつて、それら板カム12が、かか
る所定の相対位置に保持されるのである。一方、
全てのプツシユレバー26が復帰状態にあるとき
には、付勢装置80による付勢力に基づき、それ
ら板カム12は、全て、復帰状態にあるプツシユ
レバー26にて規制される、該付勢装置80から
最も離隔した位置に移動、保持せしめられること
となる。そして、このように全復帰状態にあるプ
ツシユレバー26にて発現される板カム12の相
対位置において、5つの負圧切換スイツチ14に
おける負圧回路の連通状態が、所定の連通状態に
切換設定されるように、それら板カム12におけ
る前記第二切欠溝76が形成されているのであ
る。 さらに、本実施例にあつては、第1図に示され
ているように、上述の如き5つのプツシユレバー
26を、全復帰させるためのレバー装置100
が、隣り合つて配された2つのプツシユレバー装
置10,10間に配設されている。このレバー装
置100は、第10図に示されているように、下
方に開口する中空の箱形形状を呈する摺動部10
2と、該摺動部102の前壁部外面において突出
して形成された所定長さの係合レバー104とか
ら構成されている。 そして、該摺動部102の両側壁外面におい
て、その両側に配設されたプツシユレバー装置1
0,10の側壁外面によつて案内されつつ、前後
方向に摺動し得る状態で配設されている。また、
係合レバー104の側面には係合凸部105が形
成されており、前記プツシユレバー装置10のプ
ツシユレバー26に対応する部位に対して、略同
一の形状をもつて形成されている。 また、第10図に示されているように、このレ
バー装置100が配設される部位の、上側取付板
16の上面上には、該レバー装置100に作動力
を与えるソレノイドコイル106が配設、固定さ
れている。このソレノイドコイル106の可動コ
ア108の前方先端部には、上側取付板16に穿
設された長穴孔110を貫通して配されるロツド
112が、その一端部において取り付けられてい
る。また、該ロツド112の他端部側は、前記レ
バー装置100における摺動部102の上壁部に
穿設された係合孔114に係合されている。更
に、該可動コア108は、その先端部近傍におい
て、フランジ部116を有しており、該フランジ
部116とコイル118との間に配されたコイル
スプリング120によつて、常時前方(第10図
中左方)に付勢されている。それによつて、かか
るレバー装置100は、常時前方に付勢されてお
り、その摺動部102前面が、ロツクプレート4
0に当接せしめられた状態で保持されているので
あり、そしてソレノイドコイル106の作動に従
つて、前後方向に摺動せしめられるようになつて
いるのである。 従つて、ソレノイドコイル106に対して電流
の導通を制御する、図示されていないスイツチを
操作し、該ソレノイドコイル106を作動せしめ
て、レバー装置100を後方に移動させることに
よつて、係合レバー104の係合凸部105の作
用によりロツクプレート40が移動せしめられ、
以て押圧状態にある全てのプツシユレバー26に
対する係止作用が解除され、それらプツシユレバ
ー26が全復帰状態に保持されることとなる。そ
して、このことから明らかなように、本実施例に
おける空調制御装置にあつては、これらレバー装
置100およびソレノイドコイル106にて、複
数のプツシユレバー26を所定の作動信号に基づ
いて自動的に全復帰させる駆動機構が構成されて
いるのである。なお、かかるレバー装置100に
あつては、上述の如くソレノイドコイル106に
て後方に移動せしめられたときに、係合レバー1
04の係合凸部105に対するロツクプレート4
0の係止作用により、後方への移動状態に保持さ
れることとなるが、該レバー装置100は、コイ
ルスプリング120の付勢力によつて常に前方に
付勢されていることから、他のプツシユレバー2
6を押圧操作してロツクプレート40を移動せし
めることにより、もとの突出状態に復帰せしめら
れることとなる。 なお、ソレノイドコイル106に対して電流の
導通を制御するスイツチは、ハンドル近傍のメー
タクラスタ部分などの操作し易い場所に、好適に
設置されることとなる。 以上説明したきた、本実施例の空調制御装置に
おける連動機構およびそれによつて発現される各
種の接続回路形態を、更に明らかにするために、
以下に、その具体的な接続状態を示して、説明を
加えることとする。 すなわち、第1図に示されているように、本実
例において用いられている各プツシユレバー装置
10および各負圧切換スイツチ14を、同図にお
いて左側から順に、それぞれ、10A,10B,
10C,10D,10Eおよび14A,14B,
14C,14D,14Eとし、且つ各負圧切換ス
イツチ14の各ポート56を、同図において左側
から順に、それぞれ、56a,56b,56cと
したとき、各プツシユレバー装置10のプツシユ
レバー26或いはレバー装置100に対する押圧
(作動制御)操作によつて、各負圧切換スイツチ
14の各ポート56が、下記第1表に示されてい
る如く、連通制御せしめられるように、各板カム
12に形成されたそれぞれの切欠溝74,76,
78の形成位置や向きが設定されているのであ
る。なお、下記第1表においては、互いに連通せ
しめられるポート56が、その添字によつて示さ
れている。
シユレバーの押圧操作によつて負圧スイツチを切
換制御することにより、空調モードを切り換える
ようにした車両用空調制御装置に関するものであ
る。 (従来技術とその問題点) 車両、特に自動車の空調装置においては、近
年、負圧源が容易に得られること、構造が簡単な
こと、更には需要者の嗜好に適合することなどか
ら、プツシユレバーの押圧操作によつて負圧切換
スイツチを切換制御し、かかる負圧切換スイツチ
の切換制御によつて負圧作動機構に対する負圧源
の連通/遮断を制御して、空調モードをその押圧
操作されたプツシユレバーに対応するモードに切
換設定するようにした空調制御装置が、好適に用
いられるようになつてきている。 そこで、本願出願人は、このような車両用空調
制御装置として、先に、実願昭60−74031号にお
いて、複数のプツシユレバーと、複数の負圧切換
スイツチとの間に、複数枚の板カムを重ね合わせ
た状態で配設せしめ、かかる複数のプツシユレバ
ーの択一的な押圧操作によつて、それら板カム
を、その押圧操作されたプツシユレバーに応じて
相対移動せしめることにより、複数の負圧切換ス
イツチをその押圧操作されたプツシユレバーに応
じて連動して切換作動せしめ、以て空調モードを
その押圧操作されたプツシユレバーに対応する空
調モードに切換設定するようにした空調制御装置
を提案した。そして、このような空調制御装置に
おいては、その構造上、操作感の向上および装置
自体のコンパクト化が有利に図られ得ることとな
るのである。 ところで、このような構造とされた車両用空調
制御装置にあつては、かかる空調装置が何れの空
調モードに設定されているのかを、何等かの方法
で外部に表示する表示機能を持たせるようにする
ことが好ましい。 而して、このような表示機能を与えるに際して
は、例えばワイヤやカムプレートなどを用いて、
何れかのプツシユレバーが択一的な押圧操作され
た際には、他の全てのプツシユレバーを復帰せし
めると共に、該押圧されたプツシユレバーを押圧
状態に係止せしめる、公知の連動・係止機構を採
用して、その設定空調モードに対応したプツシユ
レバーを押圧状態に保持せしめることによつて、
該プツシユレバー自体に設定空調モード表示機能
を持たせる構造や、或いはかかる連動・係止機構
に加えて、各プツシユレバーに対してスイツチ機
構を設け、押圧状態に保持されたプツシユレバー
に対応する空調モードを、ランプ等によつて外部
表示する構造等が、好適に採用されることとな
る。 ところが、このような設定モード表示機能を与
える連動・係止機構は、公知の如く、ワイヤやカ
ムプレート等にて構成されるものであることか
ら、或るプツシユレバーの押圧状態下において、
他の何れかのプツシユレバーを弱い操作力をもつ
て押し込んだ場合や、或いは二つ以上のプツシユ
レバーを同時に押し込んだ場合には、カムプレー
トおよび負圧切換スイツチの作動状態はそのまま
に、全てのプツシユレバーが復帰状態に保持され
ることとなり、その結果設定空調モードの表示が
有効に為され得ず、更には誤表示を行なう恐れが
あつたのである。 そこで、このような設定空調モードの誤表示を
防止する一手法として、例えば、所定の空調モー
ド、好適には特に使用頻度の高い「AUTO」等
の空調モードへの切換設定を行なうプツシユレバ
ーに対して、該プツシユレバーを押圧作動せしめ
るための作動力を与えるソレノイド等のレバー駆
動手段を付設し、他のプツシユレバーが全て復帰
状態に保持された場合には、自動的にこの駆動手
段が作動されるようにすることにより、所定の基
準となる空調モード状態に切換設定せしめられる
構造とすることが考えられる。 ところが、このようにソレノイド等の所定の駆
動手段の作動力によつて、プツシユレバーの押圧
作動を為さしめ、板カムを作動せしめて、負圧ス
イツチの連動状態を切り換えるに際しては、かか
る駆動手段に対して、かなり(800g程度)の出
力を設定する必要があり、それ故そのような駆動
手段の大型化が避けられ得ず、また該駆動手段の
出力が大きいために、その作動に際して発生せし
められる、部材の摺動や当接などによる作動音が
異音となり、使用者に不快感を与えるといつた問
題をも呈することとなるのであり、車両のインス
トルメントパネル等の狭い空間内に配設される空
調制御装置としては、満足出来るものではなかつ
たのである。 (解決手段) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、(a)前面部において一列に並設された、
それぞれ所定に空調モードに対応せしめられた複
数のプツシユレバーと、(b)前記空調モードを切り
換えるための複数の負圧作動機構と所定の負圧源
との間に配設され、ハウジングの前壁部から突出
せしめられた操作部材が該前壁部に沿つて移動せ
しめられることにより、前記所定の負圧源と前記
複数の負圧作動機構との連通を許容し、或いは遮
断する複数の負圧切換スイツチと、(c)前記複数の
プツシユレバーの背後において互いに重ね合わせ
られて、該複数のプツシユレバーの配設方向に沿
つて配設され、それら複数のプツシユレバーの択
一的な押圧操作に応じ、その押圧操作されたプツ
シユレバーに対応してそれぞれその長手方向に相
互に連動して相対移動せしめられると共に、それ
ぞれ前記複数の負圧切換スイツチのうちの互いに
異なるものの操作部材に前記長手方向に相対移動
不能に係合させられて、前記長手方向への移動に
よつて該係合された負圧切換スイツチの操作部材
を前記ハウジングの前壁部に沿つて移動せしめる
長手状の複数の板カムとを備え、前記複数のプツ
シユレバーの択一的な押圧操作によつて、前記複
数の板カムをその押圧操作されたプツシユレバー
に応じて相対移動せしめることにより、前記複数
の負圧切換スイツチをその押圧操作されたプツシ
ユレバーに応じて連動して切換作動せしめて、前
記空調モードをその押圧操作されたプツシユレバ
ーに対応する空調モードに切換設定するようにし
た、前述の如き車両用空調制御装置において、(d)
前記複数のプツシユレバーを所定の作動信号に基
づいて自動的に全復帰させ、所定の空調モードと
為す駆動機構と、(e)前記複数の板カムを付勢し、
前記複数のプツシユレバーの何れもが押圧されて
いないとき、該複数の板カムを、前記駆動機構に
て与えられる所定の空調モード位置に移動、保持
せしめる付勢手段とを設け、これら複数のプツシ
ユレバーが全復帰状態にあるとき、所定の空調モ
ードに切換設定されるようにしたことにある。 (考案の効果) このような本考案に従う構造とされた車両用空
調制御装置にあつては、複数のプツシユレバーが
全て復帰状態にあるときには、常に、複数の負圧
スイツチが所定の空調モードを発現せしめる切換
状態に切換設定されることとなる。 従つて、このような車両用空調制御装置におい
て、複数のプツシユレバーが全て復帰状態にある
ときには、かかる状態下において発現される空調
モードを、設定空調モードとして表示せしめるよ
うにすることにより、前述の如き、設定空調モー
ドの誤表示が有効に回避され得るのである。 さらに、本考案に従う構造とされた空調制御装
置にあつては、全てのプツシユレバーを自動的に
復帰させ、前記所定の空調モードへの切換設定を
行なう駆動機構を備えていることから、該駆動機
構の作動を制御する操作部を、空調制御装置本体
から独立せしめて設置することにより、その空調
モードの切換設定を遠隔操作にて行なうことが可
能となるのであり、従つてこの駆動機構の操作部
をハンドル近傍に設置すると共に、プツシユレバ
ーが全復帰させられた際に発現される所定の空調
モードを、特に使用頻度の高い空調モードに設定
することにより、かかる空調制御装置の操作性、
更には車両の走行安全性が効果的に向上され得る
こととなるのである。 そして、このような構造とされた車両用空調制
御装置にあつては、前記駆動手段の作動による所
定の空調モードに対する切換設定が、他のプツシ
ユレバーの係止状態を解除せしめて、復帰状態に
保持することによつて、容易に達成され得るもの
であり、その切換設定に際して、カム板を該駆動
手段にて作動させる必要がないところから、かか
る駆動手段に対して必要とされる作動力が低くて
済み、それ故該駆動手段の大型化による配設スペ
ースの問題や作動音による不快感などの問題が、
惹起されるようなこともないのである。 (実施例) 以下、本考案を、より一層具体的に明らかにす
るために、本考案に従う構造とされた一実施例を
図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
なお、本実施例は、「FACE」、「BI−LEVEL」、
「FOOT」、「FOOT/DEF」、「DEF」および
「AUTO」の6つの空調モードに切換設定が可能
が空調装置の作動を制御する空調制御装置であつ
て、本願出願人が、先に、実願昭60−74031号と
して提案した、車両用空調制御装置に従う構造と
されたものに、本考案を適用した場合について説
明する。 先ず、第1図には、本実施例の空調制御装置に
おいて、上側取付板を取り除いた状態の平面図が
示されている。この図から明らかなように、本実
施例の空調制御装置は、5個のプツシユレバー装
置10と、複数枚の板カム12と、5個の負圧切
換スイツチ14とが上下の取付板16,18によ
つて、一体的に組み付けられた構成とされてい
る。 各プツシユレバー装置10は、本願出願人が、
前記実願昭60−74031号において明らかにしたも
のであつて、第2図に、その縦断面図が示されて
いる。即ち、かかるプツシユレバー装置10にあ
つては、そのハウジング20が後方(第2図中右
側)に開口した中空の箱形形状を成しており、該
ハウジング20の前壁部22および隔壁24を前
後方向に摺動可能に貫いた状態で配設された、断
面が矩形状のプツシユレバー26を備えている。
このプツシユレバー26は、ハウジング20の前
壁部22と隔壁24との間に位置する部位にフラ
ンジ28を備えており、かかるフランジ28と隔
壁24との間に介装された圧縮コイルスプリング
30によつて常時前方へ付勢されている。そし
て、その先端部を手指などで押圧操作せしめるこ
とによつて、該プツシユレバー26が、そのハウ
ジング20内において、コイルスプリング30の
付勢力に抗して、軸方向に摺動せしめられ得るよ
うになつている。 また、このプツシユレバー装置10にあつて
は、ハウジング20の、左右方向に対向する両壁
部において、その後端面から隔壁24に達する切
欠溝32が形成されており、後述するように、4
枚の板カム12が、これらの切欠溝32を貫通し
て配設されるようになつている一方、前記プツシ
ユレバー26の、隔壁24から突出せしめられた
突出部が、二等辺三角形状の平面断面を有する突
出部とされており、該突出部が、上記板カム12
を移動操作せしめる作用部34とされている。 そして、本実施例の空調制御装置にあつては、
このようなプツシユレバー装置10が、第1図乃
至第3図に示されているように、そのハウジング
20の上壁部と下壁部に形成された突起36,3
8がそれぞれ上下の取付板16,18に形成され
た切欠孔に嵌入されることによつて、固定せしめ
られ、そのプツシユレバー26の前端部が取付板
16,18の前端面から前方に突出した状態で、
それぞれ略一定の間隙を隔てて一列に配設されて
いる。 そしてまた、本実施例においては、第1図およ
び第3図に示されているように、このような配設
状態において、かかるプツシユレバー装置10の
ハウジング20前壁面と下側の取付板18との間
に、薄肉板状のロツクプレート40が、壁面に沿
つて摺動可能に配設されている。このロツクプレ
ート40は、それぞれのプツシユレバー26に対
応する位置に係止突起44を有していると共に、
その長手方向の一端側において、下側の取付板1
8との間に配されたスプリング42によつて、常
時、一方向(第1図および第3図中左方向)に付
勢されており、それによつてロツクプレート40
は、その係止突起44がそれぞれのプツシユレバ
ー26の側面に当接した状態で保持されているの
である。一方、それぞれのプツシユレバー26に
おける係止突起44が当接される側の面には、略
三角形状の平面形状を有する係合凸部46が設け
られており、従つて何れかのプツシユレバー26
を押圧操作せしめた場合にあつては、該係合凸部
46の傾斜面によつて係止突起44が案内され、
以てロツクプレート40がスプリング42の付勢
力に抗して移動せしめられることとなる。そし
て、第4図に示されているように、該プツシユレ
バー26が所定位置まで押し込まれたときには、
ロツクプレート40の係止突起44による、プツ
シユレバー26の係合凸部46前面に対する係止
作用によつて、その突出が規制され、押込位置に
保持されるようになつている。更に、かかる保持
状態において、他の何れかのプツシユレバー26
が押圧操作せしめられた場合にあつては、ロツク
プレート40が移動せしめられることによつて、
その押込位置に保持されたプツシユレバー26の
係止が解除されることとなる。即ち、該ロツクプ
レート40の係止突起44によるプツシユレバー
26の係合凸部46に対する係止作用によつて、
それらプツシユレバー26を押込位置に択一的に
保持せしめる連動・係止機構が構成されているの
である。 一方、前記各負圧切換スイツチ14は、その断
面図が第5図に示されているように、前記プツシ
ユレバー装置10と同じく、本願出願人が、前記
実願昭60−74031号において明らかにしたものと
同様の構造を有している。 すなわち、この図において、48はハウジング
であつて、左右に長い中空の箱形形状を呈してい
る。そして、このハウジング48の後壁部50に
は、ハウジング48の内外に貫通する3つの通孔
52が穿設されており、それら3つの通孔52
は、それぞれ後壁部50外面に取り付けられたポ
ート部材54に形成されたポート56を介して外
部空間に連通されている。また、ハウジング48
の内部空間には、後壁部50の内面に摺接し、ハ
ウジング48の長手方向に移動し得る状態で、ゴ
ム弾性体からなる長手矩形状のシール部材58が
収容されている。そして、このシール部材58の
前面には、操作部材60およびスライド部材62
が配設されており、該操作部材60の操作部64
をスライド操作せしめることによつて、それらが
ハウジング48内において長手方向に一体的に移
動し得るようになつている。一方、シール部材5
8は、その背面において、凸条66にて囲まれた
2つの凹部68,68を、その長手方向に互いに
隣接し且つ独立した状態で有していると共に、操
作部材60とスライド部材62との間に介装され
たコイルスプリング70によつて、常時、後壁部
50内面に押し付けられている。従つて、該シー
ル部材58が、操作部64のスライド操作によつ
て、ハウジング48の長手方向の一方の側に移動
せしめられたとき、その一方の側の凹部68でそ
れと同じ側に開口する前記通孔52の1つを残り
の2つの通孔52,52から遮断する一方、他方
の凹部68でそれら残りの2つの通孔52,52
を連通せしめるようになつている。 要するに、かかる負圧切換スイツチ14は、操
作部材60の操作部64をハウジング48の長手
方向にスライド操作させることにより、その後方
に設けられた3つのポート56の中央のものを、
その両側の2つのポート56のうちの何れか一方
のものに択一的に連通させる一方、残りのポート
56をそれら連通させた2つのポート56,56
から確実に遮断するようになつている。 そして、本実施例では、このような構造とされ
た5つの負圧切換スイツチ14が、第1図および
第4図に示されているように、そのハウジング4
8の前壁部72外面が前記プツシユレバー装置1
0の後端面に当接する状態で、上下の取り付け板
16,18間において、それぞれ略一定の間隙を
隔てて一列に配設、固定されている。 さらに、前記板カム12は、第6図に示されて
いるように、同一の長さを有する薄板状の4枚の
板カム12から構成されており、それぞれその幅
方向の一端縁側に前記各プツシユレバー装置10
のプツシユレバー26の作用部34に係合する5
つの第一切欠溝74が設けられている。また、幅
方向の他端縁側には、それぞれ、前記負圧切換ス
イツチ14のうちの互いに異なるものの操作部材
60の操作部64に係合する第二切欠溝76が設
けられていると共に、該第二切欠溝76に係合し
ない他の負圧切換スイツチ14の操作部64が収
容される。第三切欠溝78が、第二切欠溝76よ
りも大きな幅をもつて形成されている。 そして、これら4枚の板カム12は、前述の如
く、プツシユレバー装置10のハウジング20に
形成された切欠溝32内に嵌め込まれた状態で、
その長手方向に相互に摺動可能に配設されている
のであり、特定のプツシユレバー26が択一的に
押圧操作されたとき、それぞれの負圧切換スイツ
チ14が、その特定のプツシユレバー26に対応
した作動状態となるように、その操作部64をス
ライド作動せしめるようになつている。 すなわち、これら4枚の板カム12は、それぞ
れ前記プツシユレバー26のうちの特定のものが
押圧されたとき、長手方向に相対移動せしめら
れ、その特定のプツシユレバー26に対応した相
対位置を取るように、それらの第一切欠溝74が
形成されているのであり、そして更に、かかる板
カム12の相対位置において、5つの負圧切換ス
イツチ14の連通状態が、それぞれ、その特定の
プツシユレバー26に対応する状態に切換作動さ
れるように、第二切欠溝76および第三切欠溝7
8が形成されているのである。 また、このような板カム12の配設状態下にお
いて、第1図に示されているように、その長手方
向の一端側には、付勢装置80が配設されてお
り、該付勢装置80によつて、それら4枚の板カ
ム12が、常時一方の長手方向(図中、右方向)
に付勢されている。 この付勢装置80は、第7図に示されている如
く、その内部にコイルスプリング82と押圧プレ
ート84とが収容されてなるハウジング86にて
構成されている。 より具体的には、このハウジング86は、第8
図および第9図に示されているように、略矩形筒
形状を呈しており、その左右方向に対向する両壁
部には、それぞれ、一方の端縁部から軸方向に所
定長さで延びる切欠溝88,88が形成されてお
り、後述するように、該切欠溝88内に前記4枚
の板カム12が、その長手方向一端側において嵌
め込まれるようになつている。また、このハウジ
ング86の切欠溝88が設けられた側とは反対側
の開口端部には、その内面中央部に円柱形状の突
起90を有するスプリング支持片92が一体的に
設けられている。 さらに、第7図に示されている如く、このよう
なハウジング86内には、コイルスプリング82
が収容され、その一端側がスプリング支持片92
にて支持されていると共に、このコイルスプリン
グ82の支持された側とは反対側において、矩形
薄板状の押圧プレート84が収容、配置されてい
る。即ち、この押圧プレート84は、ハウジング
86における切欠溝88が設けられた側の開口部
を塞ぐように、且つ軸方向に移動可能に収容され
ており、コイルスプリング82の付勢力によつ
て、常時外方に付勢されているのである。なお、
ハウジング86の、押圧プレート84が配設され
た側の開口部において上下方向に対向する壁部に
は、所定高さの内方突起94が、それぞれ設けら
れており、それら内方突起94,94にて、押圧
プレート84の外方への移動位置が規制されるよ
うになつている。 そして、そのハウジング86の上下壁部外面に
設けられた突起96,98が、上側取付板16お
よび下側取付板18に設けられた切欠孔に対し
て、それぞれ嵌入されることによつて、かかる付
勢装置80が、そのハウジング86に設けられた
切欠溝88内に板カム12の長手方向一端部が収
容された状態で配設されているのであり、それに
よつてそれら板カム12が、常時、一長手方向
(第1図中、右方向)に付勢されているのである。 ところで、これら板カム12における、上記付
勢装置80による付勢力に対する移動位置の規制
は、それぞれ、前記プツシユレバー26の作用部
34側面に対する第一切欠溝74の当接によつて
為されるようになつている。従つて、何れかのプ
ツシユレバー26が押圧操作された場合には、前
述の如く、それら板カム12は、該押圧操作され
たプツシユレバー26に対応した相対位置を取る
ように、所定の板カム12が付勢装置80による
付勢力に抗して相対移動せしめられるのであり、
そしてそのプツシユレバー26が押圧状態に係止
されることによつて、それら板カム12が、かか
る所定の相対位置に保持されるのである。一方、
全てのプツシユレバー26が復帰状態にあるとき
には、付勢装置80による付勢力に基づき、それ
ら板カム12は、全て、復帰状態にあるプツシユ
レバー26にて規制される、該付勢装置80から
最も離隔した位置に移動、保持せしめられること
となる。そして、このように全復帰状態にあるプ
ツシユレバー26にて発現される板カム12の相
対位置において、5つの負圧切換スイツチ14に
おける負圧回路の連通状態が、所定の連通状態に
切換設定されるように、それら板カム12におけ
る前記第二切欠溝76が形成されているのであ
る。 さらに、本実施例にあつては、第1図に示され
ているように、上述の如き5つのプツシユレバー
26を、全復帰させるためのレバー装置100
が、隣り合つて配された2つのプツシユレバー装
置10,10間に配設されている。このレバー装
置100は、第10図に示されているように、下
方に開口する中空の箱形形状を呈する摺動部10
2と、該摺動部102の前壁部外面において突出
して形成された所定長さの係合レバー104とか
ら構成されている。 そして、該摺動部102の両側壁外面におい
て、その両側に配設されたプツシユレバー装置1
0,10の側壁外面によつて案内されつつ、前後
方向に摺動し得る状態で配設されている。また、
係合レバー104の側面には係合凸部105が形
成されており、前記プツシユレバー装置10のプ
ツシユレバー26に対応する部位に対して、略同
一の形状をもつて形成されている。 また、第10図に示されているように、このレ
バー装置100が配設される部位の、上側取付板
16の上面上には、該レバー装置100に作動力
を与えるソレノイドコイル106が配設、固定さ
れている。このソレノイドコイル106の可動コ
ア108の前方先端部には、上側取付板16に穿
設された長穴孔110を貫通して配されるロツド
112が、その一端部において取り付けられてい
る。また、該ロツド112の他端部側は、前記レ
バー装置100における摺動部102の上壁部に
穿設された係合孔114に係合されている。更
に、該可動コア108は、その先端部近傍におい
て、フランジ部116を有しており、該フランジ
部116とコイル118との間に配されたコイル
スプリング120によつて、常時前方(第10図
中左方)に付勢されている。それによつて、かか
るレバー装置100は、常時前方に付勢されてお
り、その摺動部102前面が、ロツクプレート4
0に当接せしめられた状態で保持されているので
あり、そしてソレノイドコイル106の作動に従
つて、前後方向に摺動せしめられるようになつて
いるのである。 従つて、ソレノイドコイル106に対して電流
の導通を制御する、図示されていないスイツチを
操作し、該ソレノイドコイル106を作動せしめ
て、レバー装置100を後方に移動させることに
よつて、係合レバー104の係合凸部105の作
用によりロツクプレート40が移動せしめられ、
以て押圧状態にある全てのプツシユレバー26に
対する係止作用が解除され、それらプツシユレバ
ー26が全復帰状態に保持されることとなる。そ
して、このことから明らかなように、本実施例に
おける空調制御装置にあつては、これらレバー装
置100およびソレノイドコイル106にて、複
数のプツシユレバー26を所定の作動信号に基づ
いて自動的に全復帰させる駆動機構が構成されて
いるのである。なお、かかるレバー装置100に
あつては、上述の如くソレノイドコイル106に
て後方に移動せしめられたときに、係合レバー1
04の係合凸部105に対するロツクプレート4
0の係止作用により、後方への移動状態に保持さ
れることとなるが、該レバー装置100は、コイ
ルスプリング120の付勢力によつて常に前方に
付勢されていることから、他のプツシユレバー2
6を押圧操作してロツクプレート40を移動せし
めることにより、もとの突出状態に復帰せしめら
れることとなる。 なお、ソレノイドコイル106に対して電流の
導通を制御するスイツチは、ハンドル近傍のメー
タクラスタ部分などの操作し易い場所に、好適に
設置されることとなる。 以上説明したきた、本実施例の空調制御装置に
おける連動機構およびそれによつて発現される各
種の接続回路形態を、更に明らかにするために、
以下に、その具体的な接続状態を示して、説明を
加えることとする。 すなわち、第1図に示されているように、本実
例において用いられている各プツシユレバー装置
10および各負圧切換スイツチ14を、同図にお
いて左側から順に、それぞれ、10A,10B,
10C,10D,10Eおよび14A,14B,
14C,14D,14Eとし、且つ各負圧切換ス
イツチ14の各ポート56を、同図において左側
から順に、それぞれ、56a,56b,56cと
したとき、各プツシユレバー装置10のプツシユ
レバー26或いはレバー装置100に対する押圧
(作動制御)操作によつて、各負圧切換スイツチ
14の各ポート56が、下記第1表に示されてい
る如く、連通制御せしめられるように、各板カム
12に形成されたそれぞれの切欠溝74,76,
78の形成位置や向きが設定されているのであ
る。なお、下記第1表においては、互いに連通せ
しめられるポート56が、その添字によつて示さ
れている。
【表】
そしてまた、このような空調制御装置における
各負圧切換スイツチ14の各ポート56は、それ
ぞれ、第11図に示されているように、第一およ
び第二のAUTO用負圧源、即ちAUTO信号によ
るON/OFF切換スイツチ付き負圧源122,1
24、負圧源126、DEFダンパー用ダイヤフ
ラム128、FACEダンパー用ダイヤフラム13
0またはFOOTダンパー用ダイヤフラム132
に対して、各ホース134にて接続され、或いは
直接大気に開放されている。 従つて、前記第1表に示されている如き、プツ
シユレバー装置10のプツシユレバー26或いは
レバー装置100の押圧(作動制御)操作に基づ
く、各負圧切換スイツチ14における連通状態の
制御によつて、それぞれのダイヤフラムに対する
負圧源の連通状態が切換制御せしめられることと
なる。そして、このそれぞれのレバー操作に基づ
く、空気圧回路の連通状態が、下記第2表に示さ
れている。
各負圧切換スイツチ14の各ポート56は、それ
ぞれ、第11図に示されているように、第一およ
び第二のAUTO用負圧源、即ちAUTO信号によ
るON/OFF切換スイツチ付き負圧源122,1
24、負圧源126、DEFダンパー用ダイヤフ
ラム128、FACEダンパー用ダイヤフラム13
0またはFOOTダンパー用ダイヤフラム132
に対して、各ホース134にて接続され、或いは
直接大気に開放されている。 従つて、前記第1表に示されている如き、プツ
シユレバー装置10のプツシユレバー26或いは
レバー装置100の押圧(作動制御)操作に基づ
く、各負圧切換スイツチ14における連通状態の
制御によつて、それぞれのダイヤフラムに対する
負圧源の連通状態が切換制御せしめられることと
なる。そして、このそれぞれのレバー操作に基づ
く、空気圧回路の連通状態が、下記第2表に示さ
れている。
【表】
かかる第2表から明らかなように、本実施例に
おける空調制御装置にあつては、プツシユレバー
装置10A〜10Eのプツシユレバー26の押圧
操作に応じて、空調状態がそれぞれ「FACE」、
「BI−LEVEL」、「FOOT」、「FOOT/DEF」お
よび「DEF」の5つのモードに切り換えられる
ように、そしてまたレバー装置100が作動せし
められたときには「AUTO」の空調モードが、
それぞれ択一的に得られるように設定されている
のである。 なお、本実施例における空調制御装置にあつて
は、上述の如く、その負圧源に対する連通状態が
かかる空調制御装置にて切換制御されるダイヤフ
ラム128,130,132に対して、それぞ
れ、DEF部、FACE部或いはFOOT部において開
口する空気通路内に配されて、各通路を連通/遮
断せしめるダンパーが接続されており、各ダイヤ
フラム128,130,132の作動状態に応じ
て、それらダンパーの作動制御が為されることに
よつて所定の空調モードに切換設定され得る構造
とされているのである。そして、FOOT部にお
いて開口する空気通路内に配設されるFOOTダ
ンパーにあつては、それに接続されたFOOTダ
ンパー用ダイヤフラム132が負圧源に接続され
て作動せしめられたときに、かかる通路を連通状
態に制御せしめ且つ該ダイヤフラム132が大気
に開放されたときには、その通路を遮断状態に制
御せしめる構造とされている一方、DEFダンパ
ーおよびFACEダンパーにあつては、それに接続
されたダイヤフラム128或いは130が、負圧
源に接続されたときにその空気通路を遮断状態に
制御せしめ且つ大気に開放されたときに連通状態
に制御せしめる構造とされているのである。 以上、本実施例における空調制御装置の構造お
よびその具体的な作動例について説明してきたよ
うに、かかる装置にあつては、その前面に一列に
配設されたプツシユレバー26を択一的に押圧操
作し、それを押圧状態に保持せしめることによ
り、或いはレバー装置100を作動させて、それ
ら全てのプツシユレバー26を復帰状態に保持す
ることによつて、それぞれ予め設定された空調モ
ードが得られるのである。 そして、かかるレバー装置100を作動せしめ
ることによつて設定される空調モードは、付勢装
置80による付勢力と、復帰状態にあるプツシユ
レバー26の作用部34にて、その相対位置が規
制される4枚の板カム12によつて、負圧切換ス
イツチ14が切換設定せしめられることにより発
現されるものであるところから、或る一つのプツ
シユレバー26が押し込まれた状態下において、
かかるレバー装置100を作動せしめることな
く、例えば他のプツシユレバー26を弱い操作力
をもつて押圧操作したり或いは二つのプツシユレ
バー26を同時に押圧操作することによつて、全
てのプツシユレバー26を復帰状態にした場合に
あつても、かかる空調装置における設定空調モー
ドは、常に、自動的に「AUTO」の空調モード
に切り換えられることとなるのである。 従つて、本実施例における空調制御装置におい
ては、何れかのプツシユレバー26が押圧状態に
あるときには、そのプツシユレバー26に対応し
た空調モードが発現されるのであり、また何れの
プツシユレバー26も押圧状態にない場合には、
常に「AUTO」の空調モードが発現されること
となるところから、それらプツシユレバー26の
押圧状態により、設定空調モードを外部に表示さ
せることができ、またかかる設定空調モードの誤
表示が完全に解消され得るのである。 また、本実施例における空調制御装置において
は、レバー装置100が、上側取付板16の上面
上に配設されたソレノイドコイル106によつて
作動せしめられるものであるところから、その作
動制御を、空調制御装置本体とは独立して配設さ
れた、ソレノイドコイル106のON/OFFスイ
ツチにて行なうことが可能とされているのであ
る。従つて、本実施例における空調制御装置にあ
つては、比較的使用頻度の高い「AUTO」の設
定レバーの操作部のみを、他のレバーから独立し
てステアリング・ホイール近傍などの操作し易い
場所に配設することが可能となるのであり、それ
によつてかかる空調制御装置の使用性および操作
性の向上更には車両の走行安全性の向上が効果的
に図られ得るのである。なお、第1図から明らか
なように、本実施例におけるレバー装置100に
あつては、その係合レバー104を、手指などに
より直接押圧せしめることによつても、その作動
が為され得るようにされている。 そして、上述の説明から明らかなように、かか
る空調制御装置において「AUTO」の空調状態
を得るに際しては、全てのプツシユレバー26に
対する係合を解除せしめることによつて、換言す
ればロツクプレート40を移動せしめるだけで、
付勢装置80の作用によつて得られるものである
ところから、レバー装置100を作動せしめるソ
レノイドコイル106に対する設定出力が小さく
て済み、それ故該ソレノイドコイル106の大型
化による配設スペースの問題が惹起されるような
こともなく、その作動音も効果的に低減され得、
それらが問題となるようなこともないのである。 以上、本考案に従う構造とされた一実施例につ
いて詳述してきたが、これは文字通りの例示であ
つて、本考案は、かかる具体例にのみ限定して解
釈されるべきものではない。 例えば、前記実施例にあつては、空調モードを
「FACE」、「BI−LEVEL」、「FOOT」、
「FOOT/DET」、「DEF」および「AUTO」の
6つのモードに切り換えることのできる空調制御
装置に本考案を適用した場合について説明した
が、本考案がそれ以外の空調モードの組合せ用の
空調制御装置にも適用できることは勿論、レバー
装置100が作動されたとき、即ち全てのプツシ
ユレバー26が全復帰状態にあるときに発現され
る空調モードにおいても「AUTO」モードに限
られることなく、他の何れの空調モードにも設定
することが可能である。 また、前記実施例における空調制御装置にあつ
ては、それぞれのプツシユレバー26自体に設定
モード表示機能を持たせてなる構造とされていた
が、その他、各プツシユレバー26に対してスイ
ツチ機構を設け、何れかのプツシユレバー26が
押圧状態にあるときには、そのプツシユレバー2
6に対応する空調モードを、またそれらプツシユ
レバー26が全復帰状態にあるときには
「AUTO」の空調モードを、それぞれランプ等に
よつて外部表示する構造が好適に採用されること
となる。 さらに、前記実施例における空調制御装置にあ
つては、各プツシユレバーを押圧状態に択一的に
保持せしめる連動・係止機構が、ロツクプレート
40にて構成されていたが、その他公知のワイヤ
などを用いて構成することも可能である。 更にまた、前記実施例においては、レバー装置
100を作動せしめるレバー駆動手段が、ソレノ
イドコイル106にて構成されていたが、このレ
バー駆動手段をモータ等にて構成することも可能
である。 その他、一々列挙はしないが、本考案は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
た、そのような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱
しない限りにおいて、何れも本考案の範囲内に含
まれるものであることは、言うまでもないところ
である。
おける空調制御装置にあつては、プツシユレバー
装置10A〜10Eのプツシユレバー26の押圧
操作に応じて、空調状態がそれぞれ「FACE」、
「BI−LEVEL」、「FOOT」、「FOOT/DEF」お
よび「DEF」の5つのモードに切り換えられる
ように、そしてまたレバー装置100が作動せし
められたときには「AUTO」の空調モードが、
それぞれ択一的に得られるように設定されている
のである。 なお、本実施例における空調制御装置にあつて
は、上述の如く、その負圧源に対する連通状態が
かかる空調制御装置にて切換制御されるダイヤフ
ラム128,130,132に対して、それぞ
れ、DEF部、FACE部或いはFOOT部において開
口する空気通路内に配されて、各通路を連通/遮
断せしめるダンパーが接続されており、各ダイヤ
フラム128,130,132の作動状態に応じ
て、それらダンパーの作動制御が為されることに
よつて所定の空調モードに切換設定され得る構造
とされているのである。そして、FOOT部にお
いて開口する空気通路内に配設されるFOOTダ
ンパーにあつては、それに接続されたFOOTダ
ンパー用ダイヤフラム132が負圧源に接続され
て作動せしめられたときに、かかる通路を連通状
態に制御せしめ且つ該ダイヤフラム132が大気
に開放されたときには、その通路を遮断状態に制
御せしめる構造とされている一方、DEFダンパ
ーおよびFACEダンパーにあつては、それに接続
されたダイヤフラム128或いは130が、負圧
源に接続されたときにその空気通路を遮断状態に
制御せしめ且つ大気に開放されたときに連通状態
に制御せしめる構造とされているのである。 以上、本実施例における空調制御装置の構造お
よびその具体的な作動例について説明してきたよ
うに、かかる装置にあつては、その前面に一列に
配設されたプツシユレバー26を択一的に押圧操
作し、それを押圧状態に保持せしめることによ
り、或いはレバー装置100を作動させて、それ
ら全てのプツシユレバー26を復帰状態に保持す
ることによつて、それぞれ予め設定された空調モ
ードが得られるのである。 そして、かかるレバー装置100を作動せしめ
ることによつて設定される空調モードは、付勢装
置80による付勢力と、復帰状態にあるプツシユ
レバー26の作用部34にて、その相対位置が規
制される4枚の板カム12によつて、負圧切換ス
イツチ14が切換設定せしめられることにより発
現されるものであるところから、或る一つのプツ
シユレバー26が押し込まれた状態下において、
かかるレバー装置100を作動せしめることな
く、例えば他のプツシユレバー26を弱い操作力
をもつて押圧操作したり或いは二つのプツシユレ
バー26を同時に押圧操作することによつて、全
てのプツシユレバー26を復帰状態にした場合に
あつても、かかる空調装置における設定空調モー
ドは、常に、自動的に「AUTO」の空調モード
に切り換えられることとなるのである。 従つて、本実施例における空調制御装置におい
ては、何れかのプツシユレバー26が押圧状態に
あるときには、そのプツシユレバー26に対応し
た空調モードが発現されるのであり、また何れの
プツシユレバー26も押圧状態にない場合には、
常に「AUTO」の空調モードが発現されること
となるところから、それらプツシユレバー26の
押圧状態により、設定空調モードを外部に表示さ
せることができ、またかかる設定空調モードの誤
表示が完全に解消され得るのである。 また、本実施例における空調制御装置において
は、レバー装置100が、上側取付板16の上面
上に配設されたソレノイドコイル106によつて
作動せしめられるものであるところから、その作
動制御を、空調制御装置本体とは独立して配設さ
れた、ソレノイドコイル106のON/OFFスイ
ツチにて行なうことが可能とされているのであ
る。従つて、本実施例における空調制御装置にあ
つては、比較的使用頻度の高い「AUTO」の設
定レバーの操作部のみを、他のレバーから独立し
てステアリング・ホイール近傍などの操作し易い
場所に配設することが可能となるのであり、それ
によつてかかる空調制御装置の使用性および操作
性の向上更には車両の走行安全性の向上が効果的
に図られ得るのである。なお、第1図から明らか
なように、本実施例におけるレバー装置100に
あつては、その係合レバー104を、手指などに
より直接押圧せしめることによつても、その作動
が為され得るようにされている。 そして、上述の説明から明らかなように、かか
る空調制御装置において「AUTO」の空調状態
を得るに際しては、全てのプツシユレバー26に
対する係合を解除せしめることによつて、換言す
ればロツクプレート40を移動せしめるだけで、
付勢装置80の作用によつて得られるものである
ところから、レバー装置100を作動せしめるソ
レノイドコイル106に対する設定出力が小さく
て済み、それ故該ソレノイドコイル106の大型
化による配設スペースの問題が惹起されるような
こともなく、その作動音も効果的に低減され得、
それらが問題となるようなこともないのである。 以上、本考案に従う構造とされた一実施例につ
いて詳述してきたが、これは文字通りの例示であ
つて、本考案は、かかる具体例にのみ限定して解
釈されるべきものではない。 例えば、前記実施例にあつては、空調モードを
「FACE」、「BI−LEVEL」、「FOOT」、
「FOOT/DET」、「DEF」および「AUTO」の
6つのモードに切り換えることのできる空調制御
装置に本考案を適用した場合について説明した
が、本考案がそれ以外の空調モードの組合せ用の
空調制御装置にも適用できることは勿論、レバー
装置100が作動されたとき、即ち全てのプツシ
ユレバー26が全復帰状態にあるときに発現され
る空調モードにおいても「AUTO」モードに限
られることなく、他の何れの空調モードにも設定
することが可能である。 また、前記実施例における空調制御装置にあつ
ては、それぞれのプツシユレバー26自体に設定
モード表示機能を持たせてなる構造とされていた
が、その他、各プツシユレバー26に対してスイ
ツチ機構を設け、何れかのプツシユレバー26が
押圧状態にあるときには、そのプツシユレバー2
6に対応する空調モードを、またそれらプツシユ
レバー26が全復帰状態にあるときには
「AUTO」の空調モードを、それぞれランプ等に
よつて外部表示する構造が好適に採用されること
となる。 さらに、前記実施例における空調制御装置にあ
つては、各プツシユレバーを押圧状態に択一的に
保持せしめる連動・係止機構が、ロツクプレート
40にて構成されていたが、その他公知のワイヤ
などを用いて構成することも可能である。 更にまた、前記実施例においては、レバー装置
100を作動せしめるレバー駆動手段が、ソレノ
イドコイル106にて構成されていたが、このレ
バー駆動手段をモータ等にて構成することも可能
である。 その他、一々列挙はしないが、本考案は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
た、そのような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱
しない限りにおいて、何れも本考案の範囲内に含
まれるものであることは、言うまでもないところ
である。
第1図は本考案の一実施例としての空調制御装
置において、その上側取付板を取り除いた状態を
示す平面図であり、第2図は第1図に示されてい
る実施例において使用されるプツシユレバー装置
の縦断面図であり、第3図はロツクプレートの配
設状態を説明するための、第1図に示されている
空調制御装置の正面一部切欠図であり、第4図は
プツシユレバーの押圧状態を説明するための、第
1図を拡大して示す一部切欠図であり、第5図は
第1図に示されている実施例において使用される
負圧切換スイツチを説明するための横断面図であ
り、第6図は第1図に示されている実施例におい
て使用される板カムを示す平面図であり、第7図
は第1図に示されている実施例において使用され
る付勢装置を示す縦断面図であり、第8図はかか
る付勢装置のハウジングを示す正面図であり、第
9図は第8図における−断面図であり、第1
0図はレバー装置及びソレノイドコイルの配設状
態を示す断面説明図であり、第11図はかかる空
調制御装置における負圧切換スイツチの各ポート
に対する各負圧源或いは各ダイヤフラムの接続状
態を示す説明図である。 10……プツシユレバー装置、12……板カ
ム、14……負圧切換スイツチ、20……ハウジ
ング(プツシユレバー装置)、26……プツシユ
レバー、40……ロツクプレート、44……係止
突起、46……係合凸部、48……ハウジング
(負圧切換スイツチ)、60……操作部材、64…
…操作部、72……前壁部、74……第一切欠
溝、76……第二切欠溝、78……第三切欠溝、
80……付勢装置、82……コイルスプリング、
84……押圧プレート、86……ハウジング(付
勢装置)、100……レバー装置、106……ソ
レノイドコイル、122,124……AUTO用
負圧源、126……負圧源、128,130,1
32……ダイヤフラム。
置において、その上側取付板を取り除いた状態を
示す平面図であり、第2図は第1図に示されてい
る実施例において使用されるプツシユレバー装置
の縦断面図であり、第3図はロツクプレートの配
設状態を説明するための、第1図に示されている
空調制御装置の正面一部切欠図であり、第4図は
プツシユレバーの押圧状態を説明するための、第
1図を拡大して示す一部切欠図であり、第5図は
第1図に示されている実施例において使用される
負圧切換スイツチを説明するための横断面図であ
り、第6図は第1図に示されている実施例におい
て使用される板カムを示す平面図であり、第7図
は第1図に示されている実施例において使用され
る付勢装置を示す縦断面図であり、第8図はかか
る付勢装置のハウジングを示す正面図であり、第
9図は第8図における−断面図であり、第1
0図はレバー装置及びソレノイドコイルの配設状
態を示す断面説明図であり、第11図はかかる空
調制御装置における負圧切換スイツチの各ポート
に対する各負圧源或いは各ダイヤフラムの接続状
態を示す説明図である。 10……プツシユレバー装置、12……板カ
ム、14……負圧切換スイツチ、20……ハウジ
ング(プツシユレバー装置)、26……プツシユ
レバー、40……ロツクプレート、44……係止
突起、46……係合凸部、48……ハウジング
(負圧切換スイツチ)、60……操作部材、64…
…操作部、72……前壁部、74……第一切欠
溝、76……第二切欠溝、78……第三切欠溝、
80……付勢装置、82……コイルスプリング、
84……押圧プレート、86……ハウジング(付
勢装置)、100……レバー装置、106……ソ
レノイドコイル、122,124……AUTO用
負圧源、126……負圧源、128,130,1
32……ダイヤフラム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a)前面部において一列に並設された、それぞれ
所定の空調モードに対応せしめられた複数のプツ
シユレバーと、(b)前記空調モードを切り換えるた
めの複数の負圧作動機構と所定の負圧源との間に
配設され、ハウジングの前壁部から突出せしめら
れた操作部材が該前壁部に沿つて移動せしめられ
ることにより、前記所定の負圧源と前記複数の負
圧作動機構との連通を許容し、或いは遮断する複
数の負圧切換スイツチと、(c)前記複数のプツシユ
レバーの背後において互いに重ね合わせられて、
該複数のプツシユレバーの配設方向に沿つて配設
され、それら複数のプツシユレバーの択一的な押
圧操作に応じ、その押圧操作されたプツシユレバ
ーに対応してそれぞれその長手方向に相互に連動
して相対移動せしめられると共に、それぞれ前記
複数の負圧切換スイツチのうちの互いに異なるも
のの操作部材に前記長手方向に相対移動不能に係
合させられて、前記長手方向への移動によつて該
係合された負圧切換スイツチの操作部材を前記ハ
ウジングの前壁部に沿つて移動せしめる長手状の
複数の板カムとを備え、前記複数のプツシユレバ
ーの択一的な押圧操作によつて、前記複数の板カ
ムをその押圧操作されたプツシユレバーに応じて
相対移動せしめることにより、前記複数の負圧切
換スイツチをその押圧操作されたプツシユレバー
に応じて連動して切換作動せしめて、前記空調モ
ードをその押圧操作されたプツシユレバーに対応
する空調モードに切換設定するようにした車両用
空調制御装置において、 前記複数のプツシユレバーを所定の作動信号に
基づいて自動的に全復帰させ、所定の空調モード
と為す駆動機構と、 前記複数の板カムを付勢し、前記複数のプツシ
ユレバーの何れもが押圧されていないとき、該複
数の板カムを前記駆動機構にて与えられる所定の
空調モード位置に移動、保持せしめる付勢手段
と、を設け、それら複数のプツシユレバーが全復
帰状態にあるとき、所定の空調モードに切換設定
されるようにしたことを特徴とする車両用空調制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986103420U JPH0136645Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986103420U JPH0136645Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS639019U JPS639019U (ja) | 1988-01-21 |
| JPH0136645Y2 true JPH0136645Y2 (ja) | 1989-11-07 |
Family
ID=30975963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986103420U Expired JPH0136645Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0136645Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928888U (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-22 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気テ−プカセツト |
-
1986
- 1986-07-04 JP JP1986103420U patent/JPH0136645Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS639019U (ja) | 1988-01-21 |
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