JPH0138472B2 - - Google Patents
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- JPH0138472B2 JPH0138472B2 JP63004957A JP495788A JPH0138472B2 JP H0138472 B2 JPH0138472 B2 JP H0138472B2 JP 63004957 A JP63004957 A JP 63004957A JP 495788 A JP495788 A JP 495788A JP H0138472 B2 JPH0138472 B2 JP H0138472B2
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- Japan
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- istamycin
- water
- streptomyces
- strain
- tenzimariensis
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
本発明はストレプトミセス属に属して抗生物質
イスタマイシン(Istamycin)Aおよびイスタマ
イシンBの如きイスタマイシン類生産菌として有
用である新種の放線菌微生物に関する。 本発明者らは、神奈川県三浦半島沿岸の海底土
より昭和53年8月に分離した放線菌でSS−939号
株の番号が付された菌株を培養して、イスタマイ
シンAまたはイスタマイシンB、またはこれらの
混合物を蓄積せしめ、その培養液からイスタマイ
シンAまたはイスタマイシンBを採取できること
を発見した。イスタマイシンAとイスタマイシン
Bは、諸種の細菌に広く且つ強い抗菌作用を示
し、毒性の低いアミノ配糖体抗生物質であること
から、化学療法剤として細菌感染症の治療に用い
られる抗生物質である。そして、本発明者は、上
記の放射菌SS−939号株をストレプトミセス・テ
ンジマリエンシスSS−939株と命名し、その菌学
的性質を調べて新規な微生物であることを確認し
た。 本発明の要旨とするところは、気菌糸の色調が
白色で次第に青緑色を帯びた灰色を増し、気菌糸
に螺旋糸を示さず、また胞子表面が平滑であり、
メラニン様色素生産性すなわちクロモゲン性があ
り、炭素源としてグルコースとイノシトールを同
化するがアラビノース、D−キシロース、シユク
ロース、ラムノース、ラフイノース、D−マンニ
ツトを同化せず、イスタマイシン類の生産性を有
する、実質的に純粋に分離されたストレプトミセ
ス・テンジマリエンシスにある。 本発明のストレプトミセス・テンジマリエンシ
スにより生産されるイスタマイシンAは塩基性物
質であり、その炭酸塩として単離されたイスタマ
イシンAは白色粉末で、明確な融点を示さない
が、102〜108℃で分解し、比旋光度は〔α〕25 D=
+155゜(c0.4、水)を示し、元素分析値は
C17H35N5O5・1/2H2CO3の分子式の理論値
(C49.99%、H8.63%、N16.65%、O24.73%)に
合致し、さらにこの分子式は高分解能マススペク
トルによつて証明された(実測値:m/
e389.2588、C17H35N5O5の理論値:389.2635)。水
溶液中で測定した紫外部吸収曲線は末端吸収を示
すのみである。重水中で測定した 1H−核磁気共
鳴スペクトル(TMS外部標準、pD5.4)で、
δ3.20(s、N−CH3)、3.57(s、N−CH3)、3.89
(s、O−CH3)、4.50(s、CH2)および5.80(d.J
=3.5Hz、CH)に特徴的なシグナルを示した。イ
スタマイシンAは水およびメタノールに溶ける
が、エタノール及びその他の一般の有機溶媒に難
溶あるいは不溶である。ニンヒドリン反応および
ライドン−スミス反応に陽性である。セルロース
(アビセル)の薄層クロマトグラフイー(展開
系:ブタノール・ピリジン・酢酸・水、6:4:
2:4容)で、イスタマイシンAはRf0.22に単一
スポツトを示し、後述のイスタマイシンBの
Rf0.25と明らかに区別される。蟻酸・酢酸・水
(25:75:900容)を用いた高圧濾紙電気泳動
(3、300V、15分)で、アラニンの移動度を1.0
としたとき、イスタマイシンAおよびイスタマイ
シンBの移動度は共に2.15を示して区別されな
い。 また、本発明のストレプトミセス・テンジマリ
エンシスにより生産されるイスタマイシンBはそ
の性状がイスタマイシンAときわめて類似してい
る。イスタマイシンBも塩基性物質であり、その
炭酸塩は白色粉末で、明確な融点を示さないが、
112〜124℃で分解し、比旋光度は〔α〕25 D=+
165゜(c0.4、水)を示し、元素分析値は
C17H35N5O5・1/2H2CO3の分子式の理論値
(C49.99%、H8.63%、N16.65%、O24.73%)に
合致し、さらにこの分子式は高分解能マススペク
トルによつて証明された(実測値:m/
e389.2625、C17H35N5O5の理論値:389.2635)。水
溶液中で測定した紫外部吸収曲線は末端吸収を示
すのみである。重水中で測定した 1H−核磁気共
鳴スペクトル(TMS外部標準、pD5.4)で、
δ3.26(s、N−CH3)、3.59(s、N−CH3)、3.95
(s、O−CH3)、4.57(s、CH2)および5.96(d、
J=3.5Hz、CH)に特徴的なシグナルを示した。
イスタマイシンBは水およびメタノールに溶ける
が、エタノール及びその他の一般の有機溶媒に難
溶あるいは不溶である。ニンヒドリン反応および
ライドン−スミス反応に陽性である。前述の如
く、イスタマイシンAとはセルロースの薄層クロ
マトグラフイーで区別される。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBは次
の構造式を有するものである。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBの栄
養寒天平板上における諸種の試験菌に対する最低
発育阻止濃度は第1表に示すとおりで、ともにグ
ラム陽・陰性菌の発育を強く阻止する。
イスタマイシン(Istamycin)Aおよびイスタマ
イシンBの如きイスタマイシン類生産菌として有
用である新種の放線菌微生物に関する。 本発明者らは、神奈川県三浦半島沿岸の海底土
より昭和53年8月に分離した放線菌でSS−939号
株の番号が付された菌株を培養して、イスタマイ
シンAまたはイスタマイシンB、またはこれらの
混合物を蓄積せしめ、その培養液からイスタマイ
シンAまたはイスタマイシンBを採取できること
を発見した。イスタマイシンAとイスタマイシン
Bは、諸種の細菌に広く且つ強い抗菌作用を示
し、毒性の低いアミノ配糖体抗生物質であること
から、化学療法剤として細菌感染症の治療に用い
られる抗生物質である。そして、本発明者は、上
記の放射菌SS−939号株をストレプトミセス・テ
ンジマリエンシスSS−939株と命名し、その菌学
的性質を調べて新規な微生物であることを確認し
た。 本発明の要旨とするところは、気菌糸の色調が
白色で次第に青緑色を帯びた灰色を増し、気菌糸
に螺旋糸を示さず、また胞子表面が平滑であり、
メラニン様色素生産性すなわちクロモゲン性があ
り、炭素源としてグルコースとイノシトールを同
化するがアラビノース、D−キシロース、シユク
ロース、ラムノース、ラフイノース、D−マンニ
ツトを同化せず、イスタマイシン類の生産性を有
する、実質的に純粋に分離されたストレプトミセ
ス・テンジマリエンシスにある。 本発明のストレプトミセス・テンジマリエンシ
スにより生産されるイスタマイシンAは塩基性物
質であり、その炭酸塩として単離されたイスタマ
イシンAは白色粉末で、明確な融点を示さない
が、102〜108℃で分解し、比旋光度は〔α〕25 D=
+155゜(c0.4、水)を示し、元素分析値は
C17H35N5O5・1/2H2CO3の分子式の理論値
(C49.99%、H8.63%、N16.65%、O24.73%)に
合致し、さらにこの分子式は高分解能マススペク
トルによつて証明された(実測値:m/
e389.2588、C17H35N5O5の理論値:389.2635)。水
溶液中で測定した紫外部吸収曲線は末端吸収を示
すのみである。重水中で測定した 1H−核磁気共
鳴スペクトル(TMS外部標準、pD5.4)で、
δ3.20(s、N−CH3)、3.57(s、N−CH3)、3.89
(s、O−CH3)、4.50(s、CH2)および5.80(d.J
=3.5Hz、CH)に特徴的なシグナルを示した。イ
スタマイシンAは水およびメタノールに溶ける
が、エタノール及びその他の一般の有機溶媒に難
溶あるいは不溶である。ニンヒドリン反応および
ライドン−スミス反応に陽性である。セルロース
(アビセル)の薄層クロマトグラフイー(展開
系:ブタノール・ピリジン・酢酸・水、6:4:
2:4容)で、イスタマイシンAはRf0.22に単一
スポツトを示し、後述のイスタマイシンBの
Rf0.25と明らかに区別される。蟻酸・酢酸・水
(25:75:900容)を用いた高圧濾紙電気泳動
(3、300V、15分)で、アラニンの移動度を1.0
としたとき、イスタマイシンAおよびイスタマイ
シンBの移動度は共に2.15を示して区別されな
い。 また、本発明のストレプトミセス・テンジマリ
エンシスにより生産されるイスタマイシンBはそ
の性状がイスタマイシンAときわめて類似してい
る。イスタマイシンBも塩基性物質であり、その
炭酸塩は白色粉末で、明確な融点を示さないが、
112〜124℃で分解し、比旋光度は〔α〕25 D=+
165゜(c0.4、水)を示し、元素分析値は
C17H35N5O5・1/2H2CO3の分子式の理論値
(C49.99%、H8.63%、N16.65%、O24.73%)に
合致し、さらにこの分子式は高分解能マススペク
トルによつて証明された(実測値:m/
e389.2625、C17H35N5O5の理論値:389.2635)。水
溶液中で測定した紫外部吸収曲線は末端吸収を示
すのみである。重水中で測定した 1H−核磁気共
鳴スペクトル(TMS外部標準、pD5.4)で、
δ3.26(s、N−CH3)、3.59(s、N−CH3)、3.95
(s、O−CH3)、4.57(s、CH2)および5.96(d、
J=3.5Hz、CH)に特徴的なシグナルを示した。
イスタマイシンBは水およびメタノールに溶ける
が、エタノール及びその他の一般の有機溶媒に難
溶あるいは不溶である。ニンヒドリン反応および
ライドン−スミス反応に陽性である。前述の如
く、イスタマイシンAとはセルロースの薄層クロ
マトグラフイーで区別される。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBは次
の構造式を有するものである。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBの栄
養寒天平板上における諸種の試験菌に対する最低
発育阻止濃度は第1表に示すとおりで、ともにグ
ラム陽・陰性菌の発育を強く阻止する。
【表】
【表】
イスタマイシンAおよびイスタマイシンBの急
性毒性は、100mg/Kgの量をマウス静脈内投与し
た場合に、いずれも7日間以上生存し、何らの副
作用を認めなかつた。 以上の諸性状から、イスタマイシンAおよびイ
スタマイシンBは、ホーテイマイシンA(R.
Okachiら、「ジヤーナル・オブ・アンチビオチク
ス」30巻、541頁、1977年)およびスポラリシン
A(T.Deushiら、「ジヤーナル・オブ・アンチビ
オチクス」32巻、173頁、1979年)と類似である
が、C−メチル基を有せず、N−メチル基を2個
有する点で、これらの抗生物質とは明らかに区別
される。但し、イスタマイシンAは特開昭54−
141701号公報(昭和54年11月5日公開)に示され
た化合物KA−7038Iと同一物質であると認めら
れる。 本発明によるストレプトミセス・テンジマリエ
ンシスSS−939号株は三浦半島沿岸の海底土をカ
ナマイシン10mcg/ml含有のMY培地(マルトー
ス1%、イーストエキス0.4%、寒天1.5%、PH
7.2)で27℃、3日間培養して生育した放線菌集
落を釣菌し、さらに炭水化物同化性試験培地(プ
リドハム・ゴツトリーブ培地)にグルコース、キ
シロース、アラビノース、ラムノース、ラフイノ
ース、イノシトール夫々を各々1%含有させて、
イノシトールを含有する培地でイノシトールを同
化して生育する放線菌をスクリーニングして分離
されたものである。 本発明によるストレプトミセス・テンジマリエ
ンシスSS−939号株の菌学的性状は次に示す通り
である。 (a) 形 態 寒天培地上に良く生育したSS−939号株は単純
分枝し、良く伸長した基中菌糸から、直状または
少しく湾曲した気中菌糸を伸長し、成熟すると先
端に10〜50の長円筒状(巾1ミクロンで長さ4〜
5ミクロン)の胞子の連鎖を形成する。気菌糸に
は、螺旋糸や車軸分枝は示さない。電子顕微鏡下
で胞子表面は平滑で、刺状または毛状構造は見ら
れない。鞭毛や胞子のうもなく、典型的なストレ
プトミセスである。 (b) 各種培地上の特徴 シユークロース・硝酸塩寒天培地(27℃培
養):弱い無色の発育上に白色の気菌糸を生じ、
次第に青緑色を帯びた灰色(17sec Aqua
Blue、カラー・ハーモニー・マニユアルによ
る、以下同じ)を増す。培地に顕著な拡散性色
素を生産することはない。 グリセリン・アスパラギン寒天培地(27℃培
養):と殆んど同じであるが、気菌糸を着生
しにくい。 スターチ寒天培地(27℃培養):と殆んど
同じであるが、気菌糸を着生し、菌発育の周辺
のスターチは透明となる。 チロシン寒天培地(37℃培養):、の所
見に殆んど同じであり、メラニン様色素を生産
する。 栄養寒天培地(27℃培養):無色の発育上に
白色の気菌糸を着生し、培地は茶褐色を帯び
る。 イースト・麦芽寒天培地(27℃培養):無色
の発育上に白色の気菌糸を着生し、次第に青緑
色を帯びた灰色(19 dc Aqua Green)を示
す。培地は茶褐色を呈する。 オートミール寒天培地(27℃培養):無色の
発育上に白色ないし青灰色(17 ec Aqua
Blue)を帯びた気菌糸を着生する。 (c) 生理的性質 20〜41℃で生育可能である。 スターチ寒天培地上でスターチを加水分解す
る。 脱脂牛乳の凝固、ペプトン化は殆んど見られ
ない。 メラニン様色素をチロシン寒天培地上および
ペプトン・イースト・鉄寒天培地上に生成す
る。 (d) 炭素源の同化性(プリドハム・ゴツトリーブ
寒天培地上) グルコースとイノシトールのみを同化し、アラ
ビノース、D−キシロース、シユクロース、ラム
ノース、ラフイノース、D−マンニットは同化し
ない。D−フラクトースの同化は疑わしい。 以上の性状は、本菌株が典型的なストレプトミ
セスに属することを示し、気菌糸が螺旋糸を形成
せず、メラニン様色素生産性(クロモゲニツク
性)を有する。気菌糸の色調、クロモゲン性から
類似菌種を検索すると、ストレプトミセス・ビリ
ドクロモゲネス(Streptomyces
viridochromogenes)があげられるが、SS−939
号株は螺旋糸をつくらず、キシロース、アラビノ
ース、ラムノース、フラクトース、ラフイース、
マンニツトを利用しないことでも明らかに区別さ
れ、胞子の表面が平滑であるが刺状でないことで
決定的に異なる。クロモゲン性がなく、気菌糸の
色調のやゝ似たストレプトミセス・ビリデフアシ
エンス(Streptomyces viridifaciens)とは、本
菌株SS−939号株の気菌糸が螺旋状にならないこ
と、および炭素源としてフラクトース、シユクロ
ースを同化しないことで区別される。その他、
SS−939号株の特徴的な炭素源同化性を示すスト
レプトミセス属の菌種はない。従つてSS−939号
株を含む菌種は新種であり、ストレプトミセス・
テンジマリエンシス(Streptomyces
tenjimariensis)と命名した。 このストレプトミセス・テンジマリエンシス
SS−939号は昭和54年4月21日工業技術院微生物
工業技術研究所に保管委託申請し、微工研菌寄第
4932号である。 なお、前記の特開昭54−141701号公報に記載さ
れるストレプトミセスsp.No.KC−7038株(微工研
菌寄第4386号)は、イスタマイシンAと同一物質
と認められる化合物KA−7038I物質を生産する
ので、本発明によるストレプトミセス・テンジマ
リエンシスSS−939株と上記KC−7038株との比
較を次の第2表に要約して示す。
性毒性は、100mg/Kgの量をマウス静脈内投与し
た場合に、いずれも7日間以上生存し、何らの副
作用を認めなかつた。 以上の諸性状から、イスタマイシンAおよびイ
スタマイシンBは、ホーテイマイシンA(R.
Okachiら、「ジヤーナル・オブ・アンチビオチク
ス」30巻、541頁、1977年)およびスポラリシン
A(T.Deushiら、「ジヤーナル・オブ・アンチビ
オチクス」32巻、173頁、1979年)と類似である
が、C−メチル基を有せず、N−メチル基を2個
有する点で、これらの抗生物質とは明らかに区別
される。但し、イスタマイシンAは特開昭54−
141701号公報(昭和54年11月5日公開)に示され
た化合物KA−7038Iと同一物質であると認めら
れる。 本発明によるストレプトミセス・テンジマリエ
ンシスSS−939号株は三浦半島沿岸の海底土をカ
ナマイシン10mcg/ml含有のMY培地(マルトー
ス1%、イーストエキス0.4%、寒天1.5%、PH
7.2)で27℃、3日間培養して生育した放線菌集
落を釣菌し、さらに炭水化物同化性試験培地(プ
リドハム・ゴツトリーブ培地)にグルコース、キ
シロース、アラビノース、ラムノース、ラフイノ
ース、イノシトール夫々を各々1%含有させて、
イノシトールを含有する培地でイノシトールを同
化して生育する放線菌をスクリーニングして分離
されたものである。 本発明によるストレプトミセス・テンジマリエ
ンシスSS−939号株の菌学的性状は次に示す通り
である。 (a) 形 態 寒天培地上に良く生育したSS−939号株は単純
分枝し、良く伸長した基中菌糸から、直状または
少しく湾曲した気中菌糸を伸長し、成熟すると先
端に10〜50の長円筒状(巾1ミクロンで長さ4〜
5ミクロン)の胞子の連鎖を形成する。気菌糸に
は、螺旋糸や車軸分枝は示さない。電子顕微鏡下
で胞子表面は平滑で、刺状または毛状構造は見ら
れない。鞭毛や胞子のうもなく、典型的なストレ
プトミセスである。 (b) 各種培地上の特徴 シユークロース・硝酸塩寒天培地(27℃培
養):弱い無色の発育上に白色の気菌糸を生じ、
次第に青緑色を帯びた灰色(17sec Aqua
Blue、カラー・ハーモニー・マニユアルによ
る、以下同じ)を増す。培地に顕著な拡散性色
素を生産することはない。 グリセリン・アスパラギン寒天培地(27℃培
養):と殆んど同じであるが、気菌糸を着生
しにくい。 スターチ寒天培地(27℃培養):と殆んど
同じであるが、気菌糸を着生し、菌発育の周辺
のスターチは透明となる。 チロシン寒天培地(37℃培養):、の所
見に殆んど同じであり、メラニン様色素を生産
する。 栄養寒天培地(27℃培養):無色の発育上に
白色の気菌糸を着生し、培地は茶褐色を帯び
る。 イースト・麦芽寒天培地(27℃培養):無色
の発育上に白色の気菌糸を着生し、次第に青緑
色を帯びた灰色(19 dc Aqua Green)を示
す。培地は茶褐色を呈する。 オートミール寒天培地(27℃培養):無色の
発育上に白色ないし青灰色(17 ec Aqua
Blue)を帯びた気菌糸を着生する。 (c) 生理的性質 20〜41℃で生育可能である。 スターチ寒天培地上でスターチを加水分解す
る。 脱脂牛乳の凝固、ペプトン化は殆んど見られ
ない。 メラニン様色素をチロシン寒天培地上および
ペプトン・イースト・鉄寒天培地上に生成す
る。 (d) 炭素源の同化性(プリドハム・ゴツトリーブ
寒天培地上) グルコースとイノシトールのみを同化し、アラ
ビノース、D−キシロース、シユクロース、ラム
ノース、ラフイノース、D−マンニットは同化し
ない。D−フラクトースの同化は疑わしい。 以上の性状は、本菌株が典型的なストレプトミ
セスに属することを示し、気菌糸が螺旋糸を形成
せず、メラニン様色素生産性(クロモゲニツク
性)を有する。気菌糸の色調、クロモゲン性から
類似菌種を検索すると、ストレプトミセス・ビリ
ドクロモゲネス(Streptomyces
viridochromogenes)があげられるが、SS−939
号株は螺旋糸をつくらず、キシロース、アラビノ
ース、ラムノース、フラクトース、ラフイース、
マンニツトを利用しないことでも明らかに区別さ
れ、胞子の表面が平滑であるが刺状でないことで
決定的に異なる。クロモゲン性がなく、気菌糸の
色調のやゝ似たストレプトミセス・ビリデフアシ
エンス(Streptomyces viridifaciens)とは、本
菌株SS−939号株の気菌糸が螺旋状にならないこ
と、および炭素源としてフラクトース、シユクロ
ースを同化しないことで区別される。その他、
SS−939号株の特徴的な炭素源同化性を示すスト
レプトミセス属の菌種はない。従つてSS−939号
株を含む菌種は新種であり、ストレプトミセス・
テンジマリエンシス(Streptomyces
tenjimariensis)と命名した。 このストレプトミセス・テンジマリエンシス
SS−939号は昭和54年4月21日工業技術院微生物
工業技術研究所に保管委託申請し、微工研菌寄第
4932号である。 なお、前記の特開昭54−141701号公報に記載さ
れるストレプトミセスsp.No.KC−7038株(微工研
菌寄第4386号)は、イスタマイシンAと同一物質
と認められる化合物KA−7038I物質を生産する
ので、本発明によるストレプトミセス・テンジマ
リエンシスSS−939株と上記KC−7038株との比
較を次の第2表に要約して示す。
【表】
上記の両菌株は、共にストレプトミセス属に属
するが、形態的に気菌糸の色調、螺旋糸の有無、
胞子表面の性状において明らかに異つており、ま
た生理的性状も、メラニン様色素の産生、資化性
炭素源の内容において明らかに相異なる菌種であ
る。なお、KC−7038株はイスタマイシンBを生
産しない点でも異なる。 本発明の新規微生物をイスタマイシンA、イス
タマイシンB生産に利用する場合には、通常の微
生物が利用しうる栄養源含有培地に接種して、好
気的に発育させることによつて、イスタマイシン
Aまたは(および)イスタマイシンBを含む培養
液を得る。栄養源としては放線菌の栄養源として
用いられる公知のものが使用できる。例えば市販
されている大豆粉、落花生粉、棉実粉、乾燥酵
母、ペプトン、肉エキス、カゼイン、コーン・ス
チーブ・リカー、硝酸ソーダ、硫酸アンモニウム
などの窒素源、および市販されているグルコー
ス、澱粉、グリセリン、マルトース、デキストリ
ン、蔗糖、乳糖などの炭水化物、あるいは大豆
油、脂肪などの炭素源と、必要に応じて食塩、炭
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化マンガ
ン、燐酸塩などの無機塩類および各種のアミノ酸
などを使用できる。これらのものは、本発明の菌
が利用し、イスタマイシンAまたはイスタマイシ
ンBの生産に役立つものであれば良く、公知の放
線菌の培養材料はすべて使用できる。その大量生
産には液体通気撹拌培養が好ましく、培養温度は
本発明の菌が発育し、イスタマイシンAまたはイ
スタマイシンBを生産する範囲で適用しうるが、
殊に好ましいのは25〜30℃である。培養は普通イ
スタマイシンAまたは(および)イスタマイシン
Bが充分蓄積するまで継続される。通常2〜7日
間の培養が行なわれる。 イスタマイシンAまたは(および)イスタマイ
シンBの定量は、試験菌としてバシルス・サブチ
リスPCI 219株を使用して、抗生物質の定量に用
いられる通常の円筒平板法によつて行ない、精製
イスタマイシンAを1000mcg(単位)/mgとして
標準物質とした。なお、精製イスタマイシンBは
3170mcg(単位)/mgの力価を示した。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBおよ
びそれらの塩は水によく溶け、本発明の菌の培養
液では主として液体部分に存在する。液体中のイ
スタマイシンAおよびイスタマイシンBは実質的
にブタノール、酢酸ブチル、クロロホルムなどの
有機溶媒に抽出されないので、これらの溶媒によ
る処理は夾雑物の除去のために必要ならば利用で
きる。培養液あるいは水溶液中のイスタマイシン
Aまたは(および)イスタマイシンBは種々の吸
着剤を用いて採取することができる。吸着剤とし
て活性炭を使用した場合、吸着した抗生物質は弱
酸性水および弱酸性のメタノール水、プロパノー
ル水、アセトン水などで溶出される。 また、イスタマイシンAまたは(および)イス
タマイシンBはその塩基性の性状にもとづいて、
収率よく陽イオン交換樹脂に吸着溶出される。こ
の方法は大量の培養液より採取するのに最も適し
た方法である。陽イオン交換体としてはカルボン
酸を活性基とするアンバーライトIRC−50、CG
−50(ローム・アンド・ハース社製)、レワチツト
CNP(バイエル社製、CM−セフアデツクス(フ
アルマシア社製)などのH型、Na型、NH4型な
どおよびそれらの混合型が用いられ、吸着した抗
生物質は酸性水、稀アンモニア水および無機塩の
水溶液などによつて収率よく溶出され、通常0.2
−1N塩酸および0.2N−1Nアンモニア水が使用さ
れる。イスタマイシンAまたはおよびイスタマイ
シンBは実質的に陰イオン交換樹脂に吸着しない
ので、その酸性溶液の中和や、酸性の夾雑物を除
去するのに好ましい材料である。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBは、
前述の如くブタノール・ピリジン・酢酸、水
(6:4:2:4容)を展開系とするセルロース
(アビセル)の薄膜クロマトグラフイーで、分離
される(イスタマイシンA:Rf0.22;イスタマイ
シンB:Rf0.25)性状にもとずいて、セルロース
のカラムクロマトグラフイーによつて、薄膜クロ
マトグラフイーと同一または類似の溶媒系で展開
することにより、有効に分離精製することができ
る。 以下に、本発明の微生物を利用したイスタマイ
シンAまたは(および)イスタマイシンBの製造
法の実施例を示す。 実施例 1 寒天斜面培地に培養したストレプトミセス・テ
ンジマリエンシスSS−939号株(微工研菌寄第
4932号)を、澱粉1.0%、グルコース0.2%、大豆
粉1.0%、食塩0.3%、リン酸二カリウム0.1%、硫
酸マグネシウム(7H2O)0.1%を含む液体培地
(500ml三角フラスコ中110ml)に接種し、27℃で
48時間回転振盪培養して種培養を得た。この種培
養220mlを、澱粉2.0%、グルコース0.2%、大豆
粉2.0%、食塩0.3%、リン酸二カリウム0.1%、硫
酸マグネシウム(7H2O)0.1%の液体培地(15
)を含む30容のジヤーフアーメンターに接種
し、27℃で72時間通気撹拌培養(毎分15通気、
毎分300回転)した。 この培養液(ジヤーフアーメンター、6基分)
を集め、塩酸でPH2.0に調整して濾過し、90の
濾液(2.5mcg/ml)を得た。この濾液をアンバ
ーライトIRC−50(NH4型)12を充填した塔に
通過吸着せしめ、水洗(24)後、1Nアンモニ
ア水で溶出した。活性溶離液(3)を集めて減
圧濃縮乾燥し、粗粉末3.51g(61mcg/mg)を得
た。 この粗粉末を100mlの水にとかし、ダウエツク
ス1−X4(OH型)300mlをつめた塔(内径40mm)
にかけ、続いて水で展開し、はじめの流出液200
mlを捨て、次の880mlを集め、これを、続いてア
ンバーライトCG−50(NH4型)150mlをつめた塔
(内径25mm)にかけて吸着せしめ、水洗(300ml)
後、0.2Nアンモニア水900ml、次いで0.4Nアンモ
ニア水900mlで溶出し、18mlずつ分画した。分画
66〜80を合して減圧濃縮乾固してイスタマイシン
AおよびBを含有する210mgの白色粉末(力価
460mcg/mg)を得た。(なお、分画28〜65にはイ
スタマイシンAまたはイスタマイシンB以外の数
種の抗生物質が溶離された。) 実施例 2 実施例1に述べたと同様の方法で得られた培養
濾液(ジヤーフアーメンター、10基分、150)
をアンバーライトIRC−50(NH4)20を充填し
た塔に通過吸着せしめ、水洗(40)後、1Nア
ンモニア水で溶出、活性溶離液を減圧濃縮乾燥し
て、粗粉末4.1g(力価240mcg/mg)を得た。 この粗粉末を20mlの水にとかし、ダウエツクス
1−X4(OH型)200mlをつめた塔(内径30mm)に
かけ、続いて水で展開し、はじめの流出液270ml
を捨て、次の270mlを集め、続いてこれをアンバ
ーライトCG−50(NH4型)150mlをつめた塔(内
径25mm)にかけて吸着せしめ、水洗(150ml)後、
0.2Nアンモニア水900ml、次いで0.4Nアンモニア
水900mlで溶出し、18mlずつ分画した。分画55〜
90を合して減圧濃縮乾固してイスタマイシンAお
よびイスタマイシンBを含有する980mgの白色粉
末(力価940mcg/mg)を得た。 実施例 3 実施例2で得られたイスタマイシンAおよびイ
スタマイシンBを含有する白色粉末(力価
940mcg/mg)980mgを、ブタノール・ピリジン・
酢酸・水(6:4:2:2容)の混液15mlにとか
し、セルロース粉末(アビセル)60gを充填した
塔(内径25mm)にかけ、はじめに、ブタノール・
ピリジン・酢酸・水(6:4:2:2容)の混液
1200ml、次いで6:4:2:2容の混液600mlで
展開し、10mlずつ分画した。分画45〜74にイスタ
マイシンBが分画114〜154に、イスタマイシンA
が分画75〜113に、両者が混合して溶出された。 分画45〜74を合して減圧濃縮乾固し、5mlの水
にとかして、アンバーライトCG−50(NH4型)
25mlの塔に通過吸着せしめ、水洗(25ml)後、
0.4Nアンモニア水で溶離し、活性溶離液(40ml)
を減圧濃縮乾固して、イスタマイシンBの精製粉
末15.3mg(力価3170mcg/mg)を得た。 同様に、分画114〜154を合して減圧濃縮乾固
し、5mlの水にとかして、アンバーライトCG−
50(NH4型)25mlの塔に通過吸着せしめ、水洗
(25ml)後、0.4Nアンモニア水で溶離し、活性溶
離液(45ml)を減圧濃縮乾固してイスタマイシン
Aの精製粉末50mg(力価1000mcg/mg)を得た。
するが、形態的に気菌糸の色調、螺旋糸の有無、
胞子表面の性状において明らかに異つており、ま
た生理的性状も、メラニン様色素の産生、資化性
炭素源の内容において明らかに相異なる菌種であ
る。なお、KC−7038株はイスタマイシンBを生
産しない点でも異なる。 本発明の新規微生物をイスタマイシンA、イス
タマイシンB生産に利用する場合には、通常の微
生物が利用しうる栄養源含有培地に接種して、好
気的に発育させることによつて、イスタマイシン
Aまたは(および)イスタマイシンBを含む培養
液を得る。栄養源としては放線菌の栄養源として
用いられる公知のものが使用できる。例えば市販
されている大豆粉、落花生粉、棉実粉、乾燥酵
母、ペプトン、肉エキス、カゼイン、コーン・ス
チーブ・リカー、硝酸ソーダ、硫酸アンモニウム
などの窒素源、および市販されているグルコー
ス、澱粉、グリセリン、マルトース、デキストリ
ン、蔗糖、乳糖などの炭水化物、あるいは大豆
油、脂肪などの炭素源と、必要に応じて食塩、炭
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化マンガ
ン、燐酸塩などの無機塩類および各種のアミノ酸
などを使用できる。これらのものは、本発明の菌
が利用し、イスタマイシンAまたはイスタマイシ
ンBの生産に役立つものであれば良く、公知の放
線菌の培養材料はすべて使用できる。その大量生
産には液体通気撹拌培養が好ましく、培養温度は
本発明の菌が発育し、イスタマイシンAまたはイ
スタマイシンBを生産する範囲で適用しうるが、
殊に好ましいのは25〜30℃である。培養は普通イ
スタマイシンAまたは(および)イスタマイシン
Bが充分蓄積するまで継続される。通常2〜7日
間の培養が行なわれる。 イスタマイシンAまたは(および)イスタマイ
シンBの定量は、試験菌としてバシルス・サブチ
リスPCI 219株を使用して、抗生物質の定量に用
いられる通常の円筒平板法によつて行ない、精製
イスタマイシンAを1000mcg(単位)/mgとして
標準物質とした。なお、精製イスタマイシンBは
3170mcg(単位)/mgの力価を示した。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBおよ
びそれらの塩は水によく溶け、本発明の菌の培養
液では主として液体部分に存在する。液体中のイ
スタマイシンAおよびイスタマイシンBは実質的
にブタノール、酢酸ブチル、クロロホルムなどの
有機溶媒に抽出されないので、これらの溶媒によ
る処理は夾雑物の除去のために必要ならば利用で
きる。培養液あるいは水溶液中のイスタマイシン
Aまたは(および)イスタマイシンBは種々の吸
着剤を用いて採取することができる。吸着剤とし
て活性炭を使用した場合、吸着した抗生物質は弱
酸性水および弱酸性のメタノール水、プロパノー
ル水、アセトン水などで溶出される。 また、イスタマイシンAまたは(および)イス
タマイシンBはその塩基性の性状にもとづいて、
収率よく陽イオン交換樹脂に吸着溶出される。こ
の方法は大量の培養液より採取するのに最も適し
た方法である。陽イオン交換体としてはカルボン
酸を活性基とするアンバーライトIRC−50、CG
−50(ローム・アンド・ハース社製)、レワチツト
CNP(バイエル社製、CM−セフアデツクス(フ
アルマシア社製)などのH型、Na型、NH4型な
どおよびそれらの混合型が用いられ、吸着した抗
生物質は酸性水、稀アンモニア水および無機塩の
水溶液などによつて収率よく溶出され、通常0.2
−1N塩酸および0.2N−1Nアンモニア水が使用さ
れる。イスタマイシンAまたはおよびイスタマイ
シンBは実質的に陰イオン交換樹脂に吸着しない
ので、その酸性溶液の中和や、酸性の夾雑物を除
去するのに好ましい材料である。 イスタマイシンAおよびイスタマイシンBは、
前述の如くブタノール・ピリジン・酢酸、水
(6:4:2:4容)を展開系とするセルロース
(アビセル)の薄膜クロマトグラフイーで、分離
される(イスタマイシンA:Rf0.22;イスタマイ
シンB:Rf0.25)性状にもとずいて、セルロース
のカラムクロマトグラフイーによつて、薄膜クロ
マトグラフイーと同一または類似の溶媒系で展開
することにより、有効に分離精製することができ
る。 以下に、本発明の微生物を利用したイスタマイ
シンAまたは(および)イスタマイシンBの製造
法の実施例を示す。 実施例 1 寒天斜面培地に培養したストレプトミセス・テ
ンジマリエンシスSS−939号株(微工研菌寄第
4932号)を、澱粉1.0%、グルコース0.2%、大豆
粉1.0%、食塩0.3%、リン酸二カリウム0.1%、硫
酸マグネシウム(7H2O)0.1%を含む液体培地
(500ml三角フラスコ中110ml)に接種し、27℃で
48時間回転振盪培養して種培養を得た。この種培
養220mlを、澱粉2.0%、グルコース0.2%、大豆
粉2.0%、食塩0.3%、リン酸二カリウム0.1%、硫
酸マグネシウム(7H2O)0.1%の液体培地(15
)を含む30容のジヤーフアーメンターに接種
し、27℃で72時間通気撹拌培養(毎分15通気、
毎分300回転)した。 この培養液(ジヤーフアーメンター、6基分)
を集め、塩酸でPH2.0に調整して濾過し、90の
濾液(2.5mcg/ml)を得た。この濾液をアンバ
ーライトIRC−50(NH4型)12を充填した塔に
通過吸着せしめ、水洗(24)後、1Nアンモニ
ア水で溶出した。活性溶離液(3)を集めて減
圧濃縮乾燥し、粗粉末3.51g(61mcg/mg)を得
た。 この粗粉末を100mlの水にとかし、ダウエツク
ス1−X4(OH型)300mlをつめた塔(内径40mm)
にかけ、続いて水で展開し、はじめの流出液200
mlを捨て、次の880mlを集め、これを、続いてア
ンバーライトCG−50(NH4型)150mlをつめた塔
(内径25mm)にかけて吸着せしめ、水洗(300ml)
後、0.2Nアンモニア水900ml、次いで0.4Nアンモ
ニア水900mlで溶出し、18mlずつ分画した。分画
66〜80を合して減圧濃縮乾固してイスタマイシン
AおよびBを含有する210mgの白色粉末(力価
460mcg/mg)を得た。(なお、分画28〜65にはイ
スタマイシンAまたはイスタマイシンB以外の数
種の抗生物質が溶離された。) 実施例 2 実施例1に述べたと同様の方法で得られた培養
濾液(ジヤーフアーメンター、10基分、150)
をアンバーライトIRC−50(NH4)20を充填し
た塔に通過吸着せしめ、水洗(40)後、1Nア
ンモニア水で溶出、活性溶離液を減圧濃縮乾燥し
て、粗粉末4.1g(力価240mcg/mg)を得た。 この粗粉末を20mlの水にとかし、ダウエツクス
1−X4(OH型)200mlをつめた塔(内径30mm)に
かけ、続いて水で展開し、はじめの流出液270ml
を捨て、次の270mlを集め、続いてこれをアンバ
ーライトCG−50(NH4型)150mlをつめた塔(内
径25mm)にかけて吸着せしめ、水洗(150ml)後、
0.2Nアンモニア水900ml、次いで0.4Nアンモニア
水900mlで溶出し、18mlずつ分画した。分画55〜
90を合して減圧濃縮乾固してイスタマイシンAお
よびイスタマイシンBを含有する980mgの白色粉
末(力価940mcg/mg)を得た。 実施例 3 実施例2で得られたイスタマイシンAおよびイ
スタマイシンBを含有する白色粉末(力価
940mcg/mg)980mgを、ブタノール・ピリジン・
酢酸・水(6:4:2:2容)の混液15mlにとか
し、セルロース粉末(アビセル)60gを充填した
塔(内径25mm)にかけ、はじめに、ブタノール・
ピリジン・酢酸・水(6:4:2:2容)の混液
1200ml、次いで6:4:2:2容の混液600mlで
展開し、10mlずつ分画した。分画45〜74にイスタ
マイシンBが分画114〜154に、イスタマイシンA
が分画75〜113に、両者が混合して溶出された。 分画45〜74を合して減圧濃縮乾固し、5mlの水
にとかして、アンバーライトCG−50(NH4型)
25mlの塔に通過吸着せしめ、水洗(25ml)後、
0.4Nアンモニア水で溶離し、活性溶離液(40ml)
を減圧濃縮乾固して、イスタマイシンBの精製粉
末15.3mg(力価3170mcg/mg)を得た。 同様に、分画114〜154を合して減圧濃縮乾固
し、5mlの水にとかして、アンバーライトCG−
50(NH4型)25mlの塔に通過吸着せしめ、水洗
(25ml)後、0.4Nアンモニア水で溶離し、活性溶
離液(45ml)を減圧濃縮乾固してイスタマイシン
Aの精製粉末50mg(力価1000mcg/mg)を得た。
Claims (1)
- 1 気菌糸の色調が白色で次第に青緑色を帯びた
灰色を増し、気菌糸に螺旋糸を示さず、また胞子
表面が平滑であり、メラニン様色素生産性すなわ
ちクロモゲン性があり、炭素源としてグルコース
とイノシトールを同化するがアラビノース、D−
キシロース、シユクロース、ラムノース、ラフイ
ノース、D−マンニツトを同化せず、イスタマイ
シン類の生産性を有する、実質的に純粋に分離さ
れたストレプトミセス・テンジマリエンシス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63004957A JPS63309184A (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 放線菌ストレプトミセス・テンジマリエンシス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63004957A JPS63309184A (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 放線菌ストレプトミセス・テンジマリエンシス |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5251779A Division JPS55145697A (en) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | Istamycins a or/and b, and their preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63309184A JPS63309184A (ja) | 1988-12-16 |
| JPH0138472B2 true JPH0138472B2 (ja) | 1989-08-14 |
Family
ID=11598061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63004957A Granted JPS63309184A (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 放線菌ストレプトミセス・テンジマリエンシス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63309184A (ja) |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP63004957A patent/JPS63309184A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63309184A (ja) | 1988-12-16 |
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