JPH0139936Y2 - - Google Patents

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JPH0139936Y2
JPH0139936Y2 JP1985171849U JP17184985U JPH0139936Y2 JP H0139936 Y2 JPH0139936 Y2 JP H0139936Y2 JP 1985171849 U JP1985171849 U JP 1985171849U JP 17184985 U JP17184985 U JP 17184985U JP H0139936 Y2 JPH0139936 Y2 JP H0139936Y2
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thrust ball
ball bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「従来の技術」 第6図乃至第9図は従来例の縦断面図であつ
て、入力集中形又は入力分離形マクフアソンスト
ラツト懸架装置の上部構造を示している。
第6図、第7図では静荷重はボデイ33、ボデ
イ33に固定したボデイマウント36、ボデイマ
ウント36及びロツドエンドプレート32と一体
的に成形されたラバーマウント35、ロツドエン
ドプレート32、ロツドエンドプレート32と重
ねてシヨツクアブソーバロツド37に嵌め込み、
シヨツクアブソーバロツド37端にねじ込まれた
ナツト38により固定されたアツパーマウント3
4、アツパーマウント34とスプリングシート3
9に着座している板金ケース入りスラストボール
ベアリング7、又はすべり軸受対7a、スプリン
グシート39、スプリングシート39に着座して
いるコイルばね42、コイルばね42の他端が着
座している不図示のばね座等から車軸受を介して
車輪に伝わり担持されるようになつており、動荷
重はシヨツクアブソーバロツド37にて衝撃を吸
収され乍ら同様に担持される。
上記において特にスラストボールベアリング7
を用いるものは当接する相手部材のアツパーマウ
ント34、スプリングシート39の平面度、平坦
度(うねり、表面あらさ)が重要であるが通常こ
れらの部材はプレス成形された板金製であり、平
面度、平坦度が十分でないため、部分的な片当り
によりスラストボールベアリング7の軌道輪にブ
リネル圧痕が生じ異音を発生するというような問
題が生じる場合がある。
このため第8図に示すように平面度、平坦度が
十分に出ている金属ワツシヤ48をアツパーマウ
ント34とスラストボールベアリング7との間、
或はスプリングシート39とスラストボールベア
リング7との間に設ける。或は又これらを併せて
設けたものもある。
第9図は合成樹脂ケースにスラストボールベア
リングを納めたスラストボールベアリングユニツ
トを用いた自動車のマクフアソンストラツト形の
懸架装置の一例を示す入力分離型サスペンシヨン
の縦断面図であつてボデイ側のみを示す。第9図
においてボデイ33に上部ケース12の端面の凹
部46にボルト頭が納まるマウンテイングボルト
ナツト47により固定されたアツパーマウント3
4にラバーマウント35を介してロツドエンドプ
レート32にシヨツクアブソーバロツド37が該
ロツド37にねじ込まれたナツト38により固定
されている。アツパーマウント34はベアリング
ホルダを兼ねており、アツパーマウント34の円
筒形部45に上部ケース12が嵌入している。ス
ラストボールベアリングユニツトの下部ケース1
3の内径にはスプリングシート39の円筒形部4
1が嵌め込まれ、スプリングシート39に懸架装
置のコイルばね42の一端がゴム等の弾性シート
40を介して嵌め込まれている。コイルばね42
の他端はシヨツクアブソーバ本体42に設けたば
ね座44により支持されている。
「考案が解決しようとする問題点」 第8図に示すようなスラストボールベアリング
の装着方法を用いると車輪側から伝わる衝撃が充
分緩和されないでスラストボールベアリングに加
わりその軌道輪を損傷することがある。又スラス
トボールベアリング7がシールされていないので
タイマハウス内にはね上げられる泥等が浸入する
おそれも大きい。
第9図に示すよう上下部ケース12,13をス
ラストボールベアリング7に両軌道輪側からかぶ
せて密封し、併せて上下部ケース12,13を合
成樹脂等で製作することにより衝撃荷重に対して
スラストボールベアリング7は保護される。しか
して、上下部ケース12,13は位置決めのため
の硬質の合成樹脂を用いる。然し乍ら衝撃荷重が
大きいと尚スラストボールベアリング7の寿命が
短くなることが見受けられる。そして軌道輪が変
形或は損傷して操舵時軸受振動音が発生してボデ
イ33に微小なころがり振動が伝わる事がある。
本考案は合成樹脂ケースに収納したスラストボ
ールベアリングユニツトにおける上記問題点を解
消して軌道輪が変形せず且つ、仮に軸受振動音が
発生しても相手取付部材に該ころがり振動音が伝
達し難いスラストボールベアリングユニツトを提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
「問題点を解決するための手段」 この考案は、合成樹脂製上、下部ケースと該
上、下部ケース内に保持された金属製上、下部軌
道輪と該上、下部軌道輪の軌道面間に配された転
動体とからなるスラストボールベアリングユニツ
トであつて、該上部ケースは輪板状基部と該輪板
状基部の内、外周縁に形成された内、外周円筒垂
下部と該内、外周円筒垂下部の下端に形成された
リツプ部を備えており、該下部ケースは輪板状基
部と該輪板状基部の内、外周縁に形成された内、
外周円筒突出部と該内、外周円筒突出部の上端に
形成されたリツプ部を備えており、該上部ケース
は該内、外周円筒垂下部の下端リツプ部を該下部
ケースの内、外周円筒突出部の上端リツプ部に該
上端リツプ部の外周面に囲繞してそれぞれ弾性装
着して該下部ケースと組合わされているとともに
該弾性装着部にラビリンス作用による密封部が形
成されており、該上、下部ケース内には軌道面間
に転動体を保持した上、下部軌道輪が該上部ケー
スおよびあるいは下部ケースとの間に緩衝材を介
して配されており、該緩衝材は半径方向断面にお
いて両端面が平行な二辺をなす四辺形となる円環
状でありかつ円周方向に多数配列された軸方向の
貫通孔又は凹部が設けられていることを特徴とす
るスラストボールベアリングユニツトである。
「作用」 合成樹脂製上、下部ケースが相手取付部材の凹
凸に順応して変形しても、上部軌道輪と上部ケー
スおよびあるいは下部軌道輪と下部ケースとの間
に配された緩衝材が円周上に配した軸方向の貫通
孔又は凹部があるため弾性を有し、その変形を吸
収し、該軌道輪の変形を防止する。仮に、スラス
トボールベアリングにころがり振動が生じても、
該振動は緩衝材により吸収される。
「実施例」 以下、本考案をその実施例を示す添付図面によ
り詳細に説明する。
第1図は本考案のスラストボールベアリングユ
ニツトの縦断面図である。
金属製上部軌道輪1はその外径D1および内径
d1が該上部軌道輪1と相対向する金属製下部軌道
輪2の外径D2および内径d2よりそれぞれわずか
に大きく形成されているとともに該上部軌道輪1
の外径D1は該軌道輪1の軌道面8と、該下部軌
道輪2の内径d2は軌道面9とそれぞれ正確に同心
に形成されている。
該上部軌道輪1の端面5および該下部軌道輪2
の端面11、換言すれば軌道面8,9が形成され
た面と反対側の面はそれぞれ軸直角の平面をなし
ており、該端面5,11と該端面5,11に連続
する内、外径面との角部はそれぞれ面取りが施さ
れている。該上、下部軌道輪1,2に形成された
軌道面8,9はそれぞれ転動体4をなす球の半径
よりもわずかに大きい半径の円弧形断面をなして
いる。
該転動体4は該上、下部軌道輪1,2の軌道面
8,9間に転動可能に保持されている。
上部ケース12は合成樹脂、例えばポリアセタ
ール樹脂、ポリアミド樹脂などから構成されてお
り、該上部ケース12は輪板状基部28の内、外
周縁に形成された内、外周円筒垂下部16,21
と該内、外周円筒垂下部16,21の下端に形成
された内方に狭窄するリツプ部17,22と該基
部28の内面、すなわち内、外周円筒垂下部1
6,21で囲まれた基部28の下面に形成された
下向きの円周溝6を備えている。
前記上部軌道輪1は端面5を該上部ケース12
の基部28内面に形成された円周溝6に該円周溝
6内から一部突出して配された環状の緩衝材25
を介して嵌合されて該軌道輪1の外径を該上部ケ
ース12の外周円筒垂下部21の内面の内円筒部
24に当接して保持されている。
該円周溝6に嵌合された環状の緩衝材25は、
ゴムなどの弾性体、軟質合成樹脂、ガスケツト材
(粘性体合浸ガスケツト材を含む)、スチールメツ
シユなどから選択されて使用される。
第2図は緩衝材25の縦断面図、第3図は第2
図の平面図である。該緩衝材25は半径方向断面
において両端面が平行な二辺をなす四辺形をして
おり、円環状でかつ円周方向に多数配列された軸
方向の貫通孔26を備えている。
第4図は該緩衝材25の他の実施例であり、上
記第2図で示した実施例の貫通孔26に代わり、
一方の端面からの凹部27が配されている。該凹
部27は、前記円周溝6に対して上下何れの向き
でも良い。
下部ケース13は前記上部ケース12と同様合
成樹脂から構成されており、該下部ケース13は
輪板状基部29と該基部29の内周縁に段部18
をもつて形成された内周円筒突出部14と該基部
29の外周縁に形成された外周円筒突出部23と
該内、外周円筒突出部14,23の上端にそれぞ
れ形成されたリツプ部15,20を備えている。
前記下部軌道輪2は端面11を該下部ケース1
3の内、外周円筒突出部14,23で囲まれた輪
板状基部29の上面に当接させて該下部ケース1
3の内周円筒突出部14の内側の円筒部10に嵌
め込み該下部ケース13に保持されている。
該下部ケース13の内周側には段部18をおい
て直径d4のスプリングシート39の取付部が形成
されている。
そして、それぞれ上、下部軌道輪1,2を保持
した上、下部ケース12,13は該上、下部軌道
輪1,2の軌道面8,9間に転動体4を保持し、
該上部ケース12の内、外周円筒垂下部16,2
1の下端リツプ部17,22を該下部ケース13
の内、外周円筒突出部14,23の上端リツプ部
15,20にそれぞれ弾性装着(スナツプフイツ
ト)させて組立てられる。
このように組立てられたスラストボールベアリ
ングユニツトにはその内、外周面の弾性装着部に
それぞれラビリンス作用による密封部が形成さ
れ、スラストボールベアリングの摺動面への塵埃
等の侵入は防止される。
なお、図中符号46は上部ケース12の輪板状
基部上面にその径方向に相対向して形成された凹
部であり、該凹部46はストラツトをボデイに取
付けるための前述の第9図に示したボルトナツト
47のボルト頭が当たらないようにするためのも
のである、ストラツトの構造によつてはボルト頭
がスラストボールベアリングの座面に出ないもの
もあり、そのような場合はこの凹部46を設ける
必要はない。
第5図はこの考案の他の実施例を示す縦断面図
である。この実施例は、前記第1図に示した実施
例とは上部ケース12および緩衝材25の形状が
異なるだけで他は同じである。
該上部ケース12の輪板状基部28の下面と外
周円筒垂下部21の内径側の内円筒部24と内周
円筒垂下部16によつて形成された環状溝6内に
上部軌道輪1が該軌道輪1と同一の内、外径を有
する緩衝材25を介して保持されているものであ
る。
上述した第1図乃至第5図に示した実施例から
なるスラストボールベアリングユニツトを、従来
例の説明において用いた第6図乃至第9図に示す
自動車の懸架装置に装着した場合について説明す
る。
懸架装置を構成するアツパーマウント34に凹
凸があるとすると、合成樹脂からなる上部ケース
12の弾性により、ある程度吸収する。さらに、
該変形は緩衝材25に円周方向に配列した多数の
軸方向の貫通孔26又は凹部27があるために完
全に吸収するので軌道輪1に変形を生じることは
ない。従つて、ころがり振動音は発生せず、仮に
ころがり振動音を生じてもその振動は該貫通孔2
6又は凹部27を配した緩衝材25により吸収さ
れ、ボデイ33に伝達されることが防止される。
バンプ時の急激な荷重に対しても、該合成樹脂
製上、下部ケース12,13がこれを緩和し、か
つ該緩衝材25が当該衝撃を吸収し、上、下部軌
道輪1,2および該軌道輪1,2の軌道面8,9
間に保持された転動体4側に過大な荷重を与えな
い。
このように該緩衝材25は、相手取付材のうね
りおよび変形に十分追従し、かつころがり振動音
や衝撃を吸収することができる。この機能は該緩
衝材25の肉厚tに比例して向上するが、該肉厚
tが厚くなると該緩衝材25のクリープ量が大き
くなることおよびスラストボールベアリングユニ
ツトの寸法に制約があることなどから、該肉厚t
には限界がある。しかしながら、該緩衝材25に
は、貫通孔26又は凹部27が配されているた
め、該肉厚tを厚くしなくても、その形状の効果
によりしなやかに変形を行い相手材の表面形状に
十分追従するとともに、衝撃を吸収する能力も優
れる。
上述した実施例においては、上部ケース12と
上部軌道輪1との間に緩衝材25を配した例を示
したが、緩衝材25を下部ケース13と下部軌道
輪2との間に、あるいは両位置に該緩衝材25を
配しても良い。
〔考案の効果〕 上部ケースと上部軌道輪との間およびあるい
は下部ケースと下部軌道輪との間に貫通孔又は
凹部を配した緩衝材が配されているので、該ケ
ースの輪板状基部に仮に変形が生じても該緩衝
材により当該変形は吸収され、該変形が軌道輪
に及ぶことがない。
衝撃荷重が加わると、合成樹脂製ケースがこ
れを緩和し、貫通孔又は凹部を配した緩衝材が
衝撃を吸収するので、軌道輪に過大な荷重が加
わるのを防止する。
ころがり振動音が生じても貫通孔又は凹部を
設けた緩衝材がこの振動を吸収し、相手取付部
材に伝達されることがない。
上、下部ケースはその内、外周面側において
弾性装着されて組合わされ、該弾性装着部にラ
ビリンス作用による密封部が形成されているの
で、摺動面への塵埃等の侵入が防止される。
上、下部ケースはその内、外周面側において
弾性装着されて組合わされるので、その組立て
作業が向上するとともに懸架装置への組込み作
業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はそれぞれ本考案の実施例の縦断面図、
第2図は緩衝材の縦断面図、第3図は第2図の平
面図、第4図は緩衝材の他の実施例の縦断面図、
第5図は本考案の他の実施例の縦断面図、第6図
乃至第9図は従来の自動車の懸架装置の縦断面図
である。 1……上部軌道輪、2…下部軌道輪、4……転
動体、12……上部ケース、13……下部ケー
ス、14……内周円筒突出部、15,17,2
0,22……リツプ部、16……内周円筒垂下
部、21……外周円筒垂下部、23……外周円筒
突出部、25……緩衝材、26……貫通孔、27
……凹部、28,29……輪板状基部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製上、下部ケース12,13と該上、
    下部ケース12,13内に保持された金属製上、
    下部軌道輪1,2と該上、下部軌道輪1,2の軌
    道面8,9間に配された転動体4とからなるスラ
    ストボールベアリングユニツトであつて、該上部
    ケース12は輪板状基部28と該輪板状基部28
    の内、外周縁に形成された内、外周円筒垂下部1
    6,21と該内、外周円筒垂下部16,21の下
    端に形成されたリツプ部17,22を備えてお
    り、該下部ケース13は輪板状基部29と該輪板
    状基部29の内、外周縁に形成された内、外周円
    筒突出部14,23と該内、外周円筒突出部1
    4,23の上端に形成されたリツプ部15,20
    を備えており、該上部ケース12は該内、外周円
    筒垂下部16,21の下端リツプ部17,22が
    該下部ケース13の内、外周円筒突出部14,2
    3の上端リツプ部15,22に該上端リツプ部1
    5,22の外周面に囲繞してそれぞれ弾性装着し
    て該下部ケース13と組合わされているとともに
    該弾性装着部にラビリンス作用による密封部が形
    成されており、該上、下部ケース12,13内に
    は軌道面8,9間に転動体4を保持した上、下部
    軌道輪1,2が上部ケース12およびあるいは下
    部ケース13との間に緩衝材25を介して配され
    ており、該緩衝材25は半径方向断面において両
    端面が平行な二辺をなす四辺形となる円環状であ
    りかつ円周方向に多数配列された軸方向の貫通孔
    26又は凹部27が設けられていることを特徴と
    するスラストボールベアリングユニツト。
JP1985171849U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH0139936Y2 (ja)

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