JPH0140008B2 - - Google Patents
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- JPH0140008B2 JPH0140008B2 JP59113193A JP11319384A JPH0140008B2 JP H0140008 B2 JPH0140008 B2 JP H0140008B2 JP 59113193 A JP59113193 A JP 59113193A JP 11319384 A JP11319384 A JP 11319384A JP H0140008 B2 JPH0140008 B2 JP H0140008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting point
- substance
- physiologically active
- particles
- conditions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fodder In General (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Feed For Specific Animals (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は生理活性物質を含有する粒子の製造法
に関するものである。更に詳しくは、含有される
生理活性物質が中性条件下では安定に含有されて
いるが、酸性条件下では溶出する性質を有する粒
子の製造法に関するものである。中性条件下とは
概ねPHが5〜8を云い、これは反すう動物の第1
胃内の条件であり単胃動物では、口腔内および食
道内の条件である。 含有されている生理活性物質が、中性条件下で
は安定であるが酸性条件下で溶出する性質を有す
る粒子は生体にとつて有用性が高い。例えば、反
すう動物については、特にその有用性が近年注目
を浴びている。反すう動物には、中性である第1
胃が有り、この第1胃の中に生息している微生物
により、単胃動物では消化できないセルロースな
どの成分も消化し利用している。近年反すう動物
の生理学的、栄養学的研究を通じ、反すう動物の
生産性を制約している要因の1つとしての第1胃
の存在が指摘されている。すなわち中性である第
1胃では分解されてほしくない生理活性物質を第
1胃をそのまゝ通過させ、第4胃以降で分解、吸
収させる事により生理活性物質をより効率的に利
用しようというものである。このように生理活性
物質が中性条件下(第1胃)で安定であり酸性条
件下(第4胃)で溶出する粒子を製造する技術
は、反すう動物を効率的に飼育する上で待ち望ま
れている。また単胃動物については、胃溶性を期
待する生理活性物質に対して有用な技術である。 (従来の技術) 反すう動物の第1胃を通過させる技術について
は既にいくつかの方法が提出されているが、いず
れもその効果が充分であるとは言えない。例え
ば、特公昭49−45224においては融点40℃以上の
油脂と40℃以下の油脂との混合熔融物にアミノ酸
またはポリペプチドを分散し、これを20℃から40
℃の間に保つた水中に注加することを特徴とする
含アミノ酸油脂カプセルの製法を提出している。 また特公昭56−1057号には、生物学的に活性な
物質を、炭素数が少なくとも14である飽和の直鎖
もしくは分枝状の置換もしくは未置換の脂肪族モ
ノカルボン酸もしくはその塩または該飽和の酸も
しくはその塩と炭素数が少なくとも14である不飽
和の直鎖もしくは分枝状の置換もしくは未置換の
脂肪族モノカルボン酸もしくはその塩との混合物
からなるマトリツクスで被覆されているものを示
している。 また特開昭56−154956号には、生物学上有効な
物質に、炭素原子14〜22個を有する脂肪族モノカ
ルボン酸又は前記酸の数種の混合物の塩を含有す
る被膜を備えている粒子の形のものを示してい
る。さらに特開昭58−175449には生物学的活性物
質を、炭素原子14〜22個を有する直鎖又は分枝状
の飽和又は不飽和のモノカルボン酸、硬化した植
物性脂肪及び硬化した動物性脂肪の中から選ばれ
る1種又は2種以上の物質とキトサンとを含有す
る保護物質の被膜で包用したものを示している。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら特公昭49−45224号、特公昭56−
1057号においては、被膜物質の崩壊が小腸以降で
行なわれる事を期待しているが、消化、吸収にあ
てられる時間には制約があることから目的物の消
化吸収が充分には行なわれない欠点を有してい
る。また特開昭56−154956号、特開昭58−175449
号においては、上記の欠点を克服すべく、第4胃
内で崩壊し、生体にとつて有効な物質を溶出せし
める被膜物質を使用しているが、被膜物質の第4
胃内での崩壊が充分ではなく、その効果は安定し
ているとは言えない。 このように、含有されている生理活性物質が第
1胃(中性下)で安定で第4胃(酸性下)以降で
溶出させる方法はいまだ満足すべき状態にはない
のが実情である。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は以上の様な先行技術を種々検討し
た上で、特許請求の範囲に示したように、少くと
もそれぞれA,B,Cで示される物質を含有する
粒子において、あらかじめ調製した少なくとも
A,Cを含有する粒子をBの存在下においてCか
ら選ばれる少なくとも1種の物質の融点以上の温
度で粒子の表面を熱処理する方法が、上記のよう
な欠点のない優れた方法である事を見出し本発明
を完成させるに至つた。 以下本発明を更に詳細に説明する。 本発明でいう生理活性物質(A)とは、例えば反す
う動物においては栄養物やこれを含む飼料、更に
は薬物類であつてもよく第1胃の微生物で消費さ
れる事なく、第4胃以降で反すう動物自体の体内
に有効に吸収させたいものであり、単胃動物にお
いては胃溶性を求められている栄養物、薬物類で
ある。 次に本発明でB群の物としている中性条件下で
は安定であるが、PHが3以下の条件で崩壊又は溶
出する性質を有する物質の例としては、 セルロース誘導体例えばベンジルアミノメチル
セルロース、ジメチルアミノメチルセルロース、
ピペリジルエチルヒドロキシエチルセルロース、
セルロースアセテートジエチルアミノアセテー
ト、セルロースアセテートジブチルアミノヒドロ
キシプロピルエーテルなど、 ポリビニル誘導体例えばビニルジエチルアミン
―ビニルアセテートコポリマー、ビニルベンジル
アミン―ビニルアセテートコポリマー、ポリビニ
ルジエチルアミノアセトアセタール、ビニルピペ
リジルアセトアセタール―ビニルアセテートコポ
リマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテート、ポリジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ポリジエチルアミノメチルスチレン、ポリ
ビニルエチルピリジン、ビニルエチルピリジンス
チレンコポリマー、ビニルエチルピリジンアクリ
ロニトリルコポリマー、メチルビニルピリジンア
クリロニトリルコポリマー、メチルビニルピリジ
ンスチレンコポリマーなど、 含窒素多糖類例えばキトサン、キチンなど、 多糖類の金属塩例えばアルギン酸カルシウムな
ど、更には塩酸より弱酸性で、生体に受容可能な
酸の水不溶性塩例えば炭酸カルシウム、第3リン
酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、第3リン
酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウ
ム、ケイ酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、炭酸鉛、炭酸コバルトなどが
挙げられる。 次に本発明でCの群として示している炭素数が
14以上の直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和モノ
カルボン酸又はその塩又は融点40℃以上の動物性
油脂又は融点40℃以上の植物性油脂又は融点40℃
以上のロウから選ばれる少なくとも1種の物質(C)
の使用量は、出来上り粒子全量について通常10重
量%以上である。10重量%末満では、生理活性物
質の中性での安定性にさえ問題が生じ易く充分な
効果が得られない。また極端に多量に用いた場合
は、有効成分量が少なくなる事、およびPH3以下
の条件でさえも溶出しにくくなる事等の問題があ
り、充分な効果が得られない。 更に本発明には以上のA,B,Cの他に適宜
種々の目的で、1種以上の第4成分を添加し使用
することも可能である。例えば粘結剤、比重調整
剤、増量剤、嗜好性増強剤、滑剤等が挙げられ
る。 本発明においては、先ず、少なくともA,Cを
含有する粒子を製造する事が必要である。A,C
又は第4成分を含む粒子の製造方法又は粒子の形
状は、当該分野において公知の任意の方法又は任
意の形状が採用される。 例えば粒子の製造方法については通常の転動造
粒法、押し出し造粒法、圧縮造粒法、硫動造粒
法、破砕造粒法、撹拌造粒法等が挙げられる。 また粒子の形状は、ペレツト状、球型状、長球
型状、錠剤状等が挙げられる。 本発明は、少なくともA,Cを含有する粒子の
表面をBの共存下において、Cの融点以上の温度
で熱処理する事により完成される。本発明におけ
る熱処理とは、所定の温度に、該粒子をさらす事
を言い、熱処理方法には限定されない。熱処理時
間については、C成分の融点、熱処理温度により
決まるものであり、一概には規定できないが、時
間が短かすぎると皮膜が充分に形成されない恐れ
があるため、通常1分以上が適当である。また長
時間行なつても効果はほとんど変わらない。静置
して熱処理するだけでもある程度の効果は認めら
れるものの、更に効果を高めるためには、粒子を
流動又は振動させながら熱処理すると良好であ
る。硫動又は振動は、少なくともACを含有する
粒子の回りに少なくともBをより均一にコーデイ
ングする為に行なうものであり、流動又は振動の
方法、強さ等には限定されない。既ち流動又は振
動の方法は、当該分野の任意の方法が採用され、
また強さは少なくともACを含有する粒子が壊れ
ない程度の強さで行なわれる。 共存させるBの量は、少なくともACを含有す
る粒子100重量部に対し、通常5重量部〜80重量
部であり、望ましくは8重量部〜70重量部であ
る。共存させるBの量が上述の下限値以下の場合
には、コーテイングが充分でなく生理活性物質の
中性条件下での安定性に問題が生じ充分な効果が
得られない。また上述の上限値以上の場合には、
有効成分量が少なくなる事及び酸性条件下での生
理活性物質の溶出に問題が生じ充分な効果が得ら
れない。 (発明の効果) 以上に記述した如く本発明の生理活性物質を含
有する粒子の製造方法は、従来の方法に比べ含有
される生理活性物質が中性条件下でより安定であ
り、PH3以下の条件下ではより溶出しやすい粒子
が得られる優れた方法であると共に、適宜B,C
を選択する事により経済性を上げる事も可能にな
る。しかも工程が簡単であるため産業上極めて有
用である。 以下実施例並びに比較例で本発明の方法を更に
詳細に説明する。 尚実施例中の部は重量部であり、%は重量%で
ある。 実施例1〜10、比較例1,2 DL―メチオニンとステアリン酸およびポリア
クリル酸ナトリウム(実施例4のみ)を表1に示
す比率に、リボンミキサーを使いあらかじめ均一
混合した後ペレタイザーを用い、直径2mm、長さ
3mmのペレツトを製造した。得られたペレツト
100部と第3リン酸カルシウムを第1表に示す量
を、ロータリーエバポレーターに入れた後、回転
しながら第1表に示す条件で熱処理を行なつた。
以上の様にして作製したペレツトを中性液
(0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液PH7.0)、酸性液
(0.1N塩酸)下での溶出テストを行なつた。溶出
テストは、中性液又は酸性液を100ml入れた三角
フラスコに上記で作製したペレツトを5g浸漬
し、振とう装置で37℃に保ち、所定時間振とう
後、それぞれの溶液中にペレツトから溶出した
DL―メチオニンをヨード滴定法によつて測定し
た。振とう時間は中性液では10時間、酸性液では
3時間とした。本実施例及び比較例の配合割合、
熱処理条件及び溶出テスト結果を第1表に示す。 実施例 11 実施例1〜10と同様にしてL―リジン塩酸塩、
54℃硬化油を含有するペレツトを作製し、ペレツ
ト100部と炭酸カルシウム30部をロータリーエバ
ポレーターに入れ回転しながら熱処理を行なつ
た。溶出したL―リジン塩酸塩はニンヒドリン比
色法で測定した。配合割合、熱処理条件及び溶出
テスト結果を第2表に示す。 実施例 12 ニコチン酸アミド、54℃硬化油第3表に示す比
率にリボンミキサーを使いあらかじめ均一混合し
た後、球型造粒機を用いて直径2mmの球状粒子を
作製した。球型粒子を100部ジアミノセルロース
を30部を、ロータリーエバポレーターに入れた
後、回転しながら熱処理を行なつた。溶出したニ
コチン酸アミドは、N含量をキエルダール法で測
定した。配合割合、熱処理条件及び溶出テスト結
果を第3表に示す。
に関するものである。更に詳しくは、含有される
生理活性物質が中性条件下では安定に含有されて
いるが、酸性条件下では溶出する性質を有する粒
子の製造法に関するものである。中性条件下とは
概ねPHが5〜8を云い、これは反すう動物の第1
胃内の条件であり単胃動物では、口腔内および食
道内の条件である。 含有されている生理活性物質が、中性条件下で
は安定であるが酸性条件下で溶出する性質を有す
る粒子は生体にとつて有用性が高い。例えば、反
すう動物については、特にその有用性が近年注目
を浴びている。反すう動物には、中性である第1
胃が有り、この第1胃の中に生息している微生物
により、単胃動物では消化できないセルロースな
どの成分も消化し利用している。近年反すう動物
の生理学的、栄養学的研究を通じ、反すう動物の
生産性を制約している要因の1つとしての第1胃
の存在が指摘されている。すなわち中性である第
1胃では分解されてほしくない生理活性物質を第
1胃をそのまゝ通過させ、第4胃以降で分解、吸
収させる事により生理活性物質をより効率的に利
用しようというものである。このように生理活性
物質が中性条件下(第1胃)で安定であり酸性条
件下(第4胃)で溶出する粒子を製造する技術
は、反すう動物を効率的に飼育する上で待ち望ま
れている。また単胃動物については、胃溶性を期
待する生理活性物質に対して有用な技術である。 (従来の技術) 反すう動物の第1胃を通過させる技術について
は既にいくつかの方法が提出されているが、いず
れもその効果が充分であるとは言えない。例え
ば、特公昭49−45224においては融点40℃以上の
油脂と40℃以下の油脂との混合熔融物にアミノ酸
またはポリペプチドを分散し、これを20℃から40
℃の間に保つた水中に注加することを特徴とする
含アミノ酸油脂カプセルの製法を提出している。 また特公昭56−1057号には、生物学的に活性な
物質を、炭素数が少なくとも14である飽和の直鎖
もしくは分枝状の置換もしくは未置換の脂肪族モ
ノカルボン酸もしくはその塩または該飽和の酸も
しくはその塩と炭素数が少なくとも14である不飽
和の直鎖もしくは分枝状の置換もしくは未置換の
脂肪族モノカルボン酸もしくはその塩との混合物
からなるマトリツクスで被覆されているものを示
している。 また特開昭56−154956号には、生物学上有効な
物質に、炭素原子14〜22個を有する脂肪族モノカ
ルボン酸又は前記酸の数種の混合物の塩を含有す
る被膜を備えている粒子の形のものを示してい
る。さらに特開昭58−175449には生物学的活性物
質を、炭素原子14〜22個を有する直鎖又は分枝状
の飽和又は不飽和のモノカルボン酸、硬化した植
物性脂肪及び硬化した動物性脂肪の中から選ばれ
る1種又は2種以上の物質とキトサンとを含有す
る保護物質の被膜で包用したものを示している。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら特公昭49−45224号、特公昭56−
1057号においては、被膜物質の崩壊が小腸以降で
行なわれる事を期待しているが、消化、吸収にあ
てられる時間には制約があることから目的物の消
化吸収が充分には行なわれない欠点を有してい
る。また特開昭56−154956号、特開昭58−175449
号においては、上記の欠点を克服すべく、第4胃
内で崩壊し、生体にとつて有効な物質を溶出せし
める被膜物質を使用しているが、被膜物質の第4
胃内での崩壊が充分ではなく、その効果は安定し
ているとは言えない。 このように、含有されている生理活性物質が第
1胃(中性下)で安定で第4胃(酸性下)以降で
溶出させる方法はいまだ満足すべき状態にはない
のが実情である。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は以上の様な先行技術を種々検討し
た上で、特許請求の範囲に示したように、少くと
もそれぞれA,B,Cで示される物質を含有する
粒子において、あらかじめ調製した少なくとも
A,Cを含有する粒子をBの存在下においてCか
ら選ばれる少なくとも1種の物質の融点以上の温
度で粒子の表面を熱処理する方法が、上記のよう
な欠点のない優れた方法である事を見出し本発明
を完成させるに至つた。 以下本発明を更に詳細に説明する。 本発明でいう生理活性物質(A)とは、例えば反す
う動物においては栄養物やこれを含む飼料、更に
は薬物類であつてもよく第1胃の微生物で消費さ
れる事なく、第4胃以降で反すう動物自体の体内
に有効に吸収させたいものであり、単胃動物にお
いては胃溶性を求められている栄養物、薬物類で
ある。 次に本発明でB群の物としている中性条件下で
は安定であるが、PHが3以下の条件で崩壊又は溶
出する性質を有する物質の例としては、 セルロース誘導体例えばベンジルアミノメチル
セルロース、ジメチルアミノメチルセルロース、
ピペリジルエチルヒドロキシエチルセルロース、
セルロースアセテートジエチルアミノアセテー
ト、セルロースアセテートジブチルアミノヒドロ
キシプロピルエーテルなど、 ポリビニル誘導体例えばビニルジエチルアミン
―ビニルアセテートコポリマー、ビニルベンジル
アミン―ビニルアセテートコポリマー、ポリビニ
ルジエチルアミノアセトアセタール、ビニルピペ
リジルアセトアセタール―ビニルアセテートコポ
リマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテート、ポリジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ポリジエチルアミノメチルスチレン、ポリ
ビニルエチルピリジン、ビニルエチルピリジンス
チレンコポリマー、ビニルエチルピリジンアクリ
ロニトリルコポリマー、メチルビニルピリジンア
クリロニトリルコポリマー、メチルビニルピリジ
ンスチレンコポリマーなど、 含窒素多糖類例えばキトサン、キチンなど、 多糖類の金属塩例えばアルギン酸カルシウムな
ど、更には塩酸より弱酸性で、生体に受容可能な
酸の水不溶性塩例えば炭酸カルシウム、第3リン
酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、第3リン
酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウ
ム、ケイ酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、炭酸鉛、炭酸コバルトなどが
挙げられる。 次に本発明でCの群として示している炭素数が
14以上の直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和モノ
カルボン酸又はその塩又は融点40℃以上の動物性
油脂又は融点40℃以上の植物性油脂又は融点40℃
以上のロウから選ばれる少なくとも1種の物質(C)
の使用量は、出来上り粒子全量について通常10重
量%以上である。10重量%末満では、生理活性物
質の中性での安定性にさえ問題が生じ易く充分な
効果が得られない。また極端に多量に用いた場合
は、有効成分量が少なくなる事、およびPH3以下
の条件でさえも溶出しにくくなる事等の問題があ
り、充分な効果が得られない。 更に本発明には以上のA,B,Cの他に適宜
種々の目的で、1種以上の第4成分を添加し使用
することも可能である。例えば粘結剤、比重調整
剤、増量剤、嗜好性増強剤、滑剤等が挙げられ
る。 本発明においては、先ず、少なくともA,Cを
含有する粒子を製造する事が必要である。A,C
又は第4成分を含む粒子の製造方法又は粒子の形
状は、当該分野において公知の任意の方法又は任
意の形状が採用される。 例えば粒子の製造方法については通常の転動造
粒法、押し出し造粒法、圧縮造粒法、硫動造粒
法、破砕造粒法、撹拌造粒法等が挙げられる。 また粒子の形状は、ペレツト状、球型状、長球
型状、錠剤状等が挙げられる。 本発明は、少なくともA,Cを含有する粒子の
表面をBの共存下において、Cの融点以上の温度
で熱処理する事により完成される。本発明におけ
る熱処理とは、所定の温度に、該粒子をさらす事
を言い、熱処理方法には限定されない。熱処理時
間については、C成分の融点、熱処理温度により
決まるものであり、一概には規定できないが、時
間が短かすぎると皮膜が充分に形成されない恐れ
があるため、通常1分以上が適当である。また長
時間行なつても効果はほとんど変わらない。静置
して熱処理するだけでもある程度の効果は認めら
れるものの、更に効果を高めるためには、粒子を
流動又は振動させながら熱処理すると良好であ
る。硫動又は振動は、少なくともACを含有する
粒子の回りに少なくともBをより均一にコーデイ
ングする為に行なうものであり、流動又は振動の
方法、強さ等には限定されない。既ち流動又は振
動の方法は、当該分野の任意の方法が採用され、
また強さは少なくともACを含有する粒子が壊れ
ない程度の強さで行なわれる。 共存させるBの量は、少なくともACを含有す
る粒子100重量部に対し、通常5重量部〜80重量
部であり、望ましくは8重量部〜70重量部であ
る。共存させるBの量が上述の下限値以下の場合
には、コーテイングが充分でなく生理活性物質の
中性条件下での安定性に問題が生じ充分な効果が
得られない。また上述の上限値以上の場合には、
有効成分量が少なくなる事及び酸性条件下での生
理活性物質の溶出に問題が生じ充分な効果が得ら
れない。 (発明の効果) 以上に記述した如く本発明の生理活性物質を含
有する粒子の製造方法は、従来の方法に比べ含有
される生理活性物質が中性条件下でより安定であ
り、PH3以下の条件下ではより溶出しやすい粒子
が得られる優れた方法であると共に、適宜B,C
を選択する事により経済性を上げる事も可能にな
る。しかも工程が簡単であるため産業上極めて有
用である。 以下実施例並びに比較例で本発明の方法を更に
詳細に説明する。 尚実施例中の部は重量部であり、%は重量%で
ある。 実施例1〜10、比較例1,2 DL―メチオニンとステアリン酸およびポリア
クリル酸ナトリウム(実施例4のみ)を表1に示
す比率に、リボンミキサーを使いあらかじめ均一
混合した後ペレタイザーを用い、直径2mm、長さ
3mmのペレツトを製造した。得られたペレツト
100部と第3リン酸カルシウムを第1表に示す量
を、ロータリーエバポレーターに入れた後、回転
しながら第1表に示す条件で熱処理を行なつた。
以上の様にして作製したペレツトを中性液
(0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液PH7.0)、酸性液
(0.1N塩酸)下での溶出テストを行なつた。溶出
テストは、中性液又は酸性液を100ml入れた三角
フラスコに上記で作製したペレツトを5g浸漬
し、振とう装置で37℃に保ち、所定時間振とう
後、それぞれの溶液中にペレツトから溶出した
DL―メチオニンをヨード滴定法によつて測定し
た。振とう時間は中性液では10時間、酸性液では
3時間とした。本実施例及び比較例の配合割合、
熱処理条件及び溶出テスト結果を第1表に示す。 実施例 11 実施例1〜10と同様にしてL―リジン塩酸塩、
54℃硬化油を含有するペレツトを作製し、ペレツ
ト100部と炭酸カルシウム30部をロータリーエバ
ポレーターに入れ回転しながら熱処理を行なつ
た。溶出したL―リジン塩酸塩はニンヒドリン比
色法で測定した。配合割合、熱処理条件及び溶出
テスト結果を第2表に示す。 実施例 12 ニコチン酸アミド、54℃硬化油第3表に示す比
率にリボンミキサーを使いあらかじめ均一混合し
た後、球型造粒機を用いて直径2mmの球状粒子を
作製した。球型粒子を100部ジアミノセルロース
を30部を、ロータリーエバポレーターに入れた
後、回転しながら熱処理を行なつた。溶出したニ
コチン酸アミドは、N含量をキエルダール法で測
定した。配合割合、熱処理条件及び溶出テスト結
果を第3表に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 少なくともA:生理活性物質、B:中性条件
下では安定であるが塩酸酸性の条件で崩壊又は溶
出する性質を有する物質、C:炭素数が14以上の
直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和モノカルボン
酸又はその塩又は融点40℃以上の動物性油脂又は
融点40℃以上の植物性油脂又は融点40℃以上のロ
ウから選ばれる少なくとも1種の物質を含有する
粒子において、あらかじめ調整した少なくともA
とCを含有する粒子の表面をBの存在下におい
て、Cの融点以上の温度で熱処理する事を特徴と
する生理活性物質を含有する粒子の製造方法。
Priority Applications (13)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59113193A JPS60258112A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 生理活性物質を含有する粒子の製造方法 |
| US06/737,407 US4713245A (en) | 1984-06-04 | 1985-05-24 | Granule containing physiologically-active substance, method for preparing same and use thereof |
| AU43103/85A AU577381B2 (en) | 1984-06-04 | 1985-05-29 | Granule containing physiologically-active substance |
| GB08513918A GB2160096B (en) | 1984-06-04 | 1985-06-03 | Coated granule containing a physiologically-active substance |
| CH2368/85A CH665532A5 (de) | 1984-06-04 | 1985-06-03 | Eine physiologisch aktive substanz enthaltendes granulatkorn, seine verwendung und verfahren zu seiner herstellung. |
| NL8501588A NL8501588A (nl) | 1984-06-04 | 1985-06-03 | Fysiologisch aktieve stof bevattende korrels, werkwijze voor het bereiden daarvan en gebruik daarvan. |
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1984
- 1984-06-04 JP JP59113193A patent/JPS60258112A/ja active Granted
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