JPH0789876B2 - 反芻動物用飼料添加物 - Google Patents
反芻動物用飼料添加物Info
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- JPH0789876B2 JPH0789876B2 JP62152932A JP15293287A JPH0789876B2 JP H0789876 B2 JPH0789876 B2 JP H0789876B2 JP 62152932 A JP62152932 A JP 62152932A JP 15293287 A JP15293287 A JP 15293287A JP H0789876 B2 JPH0789876 B2 JP H0789876B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、反芻動物用飼料添加物に係り、さらに詳しく
は、生物学的活性物質を反芻動物の第一胃胃液から保護
し、第四胃以降の消化器官で放出させるべく、生物学的
活性物質を保護物質の皮膜で被覆した飼料添加物に関す
る。
は、生物学的活性物質を反芻動物の第一胃胃液から保護
し、第四胃以降の消化器官で放出させるべく、生物学的
活性物質を保護物質の皮膜で被覆した飼料添加物に関す
る。
本発明の反芻動物用飼料添加物は、濃厚飼料等に添加
し、牛、羊等の反芻動物に経口投与することにより、生
物学的活性物質を効果的に反芻動物に吸収させることが
できる。
し、牛、羊等の反芻動物に経口投与することにより、生
物学的活性物質を効果的に反芻動物に吸収させることが
できる。
反芻動物に、アミノ酸等の生物学的活性物質を経口投与
する方法として、生物学的活性物質を反芻動物の第一胃
内に存在する微生物による醗酵分解から保護するため
に、生物学的活性物質を保護物質のマトリックス中に分
散、粒状化した製剤を投与する方法が採用されている。
する方法として、生物学的活性物質を反芻動物の第一胃
内に存在する微生物による醗酵分解から保護するため
に、生物学的活性物質を保護物質のマトリックス中に分
散、粒状化した製剤を投与する方法が採用されている。
たとえば、生物学的活性物質を脂肪、ワックス等のマト
リックス中に分散して粒状化した製剤が、特開昭56−15
4950号公報に開示されている。
リックス中に分散して粒状化した製剤が、特開昭56−15
4950号公報に開示されている。
また、本発明者等も、キトサンと脂肪族モノカルボン酸
および/または硬化した油脂とからなる保護物質のマト
リックス中に生物学的活性物質を分散した製剤を、特開
昭58−175449号公報に提案し、上市した。
および/または硬化した油脂とからなる保護物質のマト
リックス中に生物学的活性物質を分散した製剤を、特開
昭58−175449号公報に提案し、上市した。
さらに、生物学的活性物質を顆粒化した核を、中性ない
しアルカリ性の水に難溶性で、かつ、酸性の水に易溶性
の皮膜で被覆した製剤を、特開昭59−198946号公報に開
示した。
しアルカリ性の水に難溶性で、かつ、酸性の水に易溶性
の皮膜で被覆した製剤を、特開昭59−198946号公報に開
示した。
生物学的活性物質を保護物質のマトリックス中に分散、
粒状化した製剤においては、生物学的活性物質が製剤表
面にも分布するため、反芻動物の第一胃のバイパス性を
重視した場合には、生物学的活性物質の含有率を40%以
下に抑える必要がある。また、生物学的活性物質の顆粒
を保護物質で被覆した製剤においては、生物学的活性物
質の含有率を増加することが可能であるが、保護物質の
被覆量が少ない場合、反芻動物の第一胃内の滞留時間が
24〜48時間と長いため、製剤が軟化し内容物により潰さ
れ、また、第一胃胃液のpHに個体差があるため、第一胃
のバイパス性が低下する。
粒状化した製剤においては、生物学的活性物質が製剤表
面にも分布するため、反芻動物の第一胃のバイパス性を
重視した場合には、生物学的活性物質の含有率を40%以
下に抑える必要がある。また、生物学的活性物質の顆粒
を保護物質で被覆した製剤においては、生物学的活性物
質の含有率を増加することが可能であるが、保護物質の
被覆量が少ない場合、反芻動物の第一胃内の滞留時間が
24〜48時間と長いため、製剤が軟化し内容物により潰さ
れ、また、第一胃胃液のpHに個体差があるため、第一胃
のバイパス性が低下する。
本発明は、生物学的活性物質の含有率が高く、かつ、第
一胃バイパス性および第四胃以降の消化器官での放出性
に優れた反芻動物用飼料添加物を提供することを、その
目的とする。
一胃バイパス性および第四胃以降の消化器官での放出性
に優れた反芻動物用飼料添加物を提供することを、その
目的とする。
本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結
果、従来保護物質と使用されている疎水性物質とpH5以
下の酸性域で溶解するpH依存性物質とからなる被覆剤
で、生物学的活性物質を主成分とする核を多層被覆した
製剤が、第一胃バイパス性に優れることを見出し、本発
明を完成した。
果、従来保護物質と使用されている疎水性物質とpH5以
下の酸性域で溶解するpH依存性物質とからなる被覆剤
で、生物学的活性物質を主成分とする核を多層被覆した
製剤が、第一胃バイパス性に優れることを見出し、本発
明を完成した。
本発明は、生物学的活性物質を含有する核を、炭素数12
〜24を有する直鎖または分岐を有する飽和または不飽和
の脂肪族モノカルボン酸、硬化した植物性油、硬化した
動物性油およびロウ・ワックスよりなる群から選ばれた
少なくとも1種の疎水性物質ならびにpH5以下の酸性域
で溶解する少なくとも1種のpH依存性物質を異なる比率
で含有する被覆剤で多層に被覆したことを特徴とする反
芻動物用飼料添加物である。
〜24を有する直鎖または分岐を有する飽和または不飽和
の脂肪族モノカルボン酸、硬化した植物性油、硬化した
動物性油およびロウ・ワックスよりなる群から選ばれた
少なくとも1種の疎水性物質ならびにpH5以下の酸性域
で溶解する少なくとも1種のpH依存性物質を異なる比率
で含有する被覆剤で多層に被覆したことを特徴とする反
芻動物用飼料添加物である。
本発明において、生物学的活性物質は、反芻動物に投与
して、生理活性を与えるものであれば特に制限はない
が、経口投与した場合に、第一胃内に存在する微生物に
より醗酵分解され易い物質が対象となる。
して、生理活性を与えるものであれば特に制限はない
が、経口投与した場合に、第一胃内に存在する微生物に
より醗酵分解され易い物質が対象となる。
たとえば、メチオニン、リジン、トリプトファン、グル
タミン酸、アスパラギン酸等のN−アシルアミノ酸など
のアミノ酸およびその誘導体類、ビタミンA,ビタミンA
誘導体,ビタミンD3,ビタミンE等のビタミン類、その
他動物薬などが挙げられる。
タミン酸、アスパラギン酸等のN−アシルアミノ酸など
のアミノ酸およびその誘導体類、ビタミンA,ビタミンA
誘導体,ビタミンD3,ビタミンE等のビタミン類、その
他動物薬などが挙げられる。
生物学的活性物質を含有する核は、前記生物学的活性物
質、賦形剤およびバインダーからなる混合物に、所望に
より添加される無機物質などをさらに添加混合した混合
物を、粒径0.4〜2.0mmの粒状、好ましくは球形に近い形
に成形した固形物である。
質、賦形剤およびバインダーからなる混合物に、所望に
より添加される無機物質などをさらに添加混合した混合
物を、粒径0.4〜2.0mmの粒状、好ましくは球形に近い形
に成形した固形物である。
生物学的活性物質の核の製造方法には特に制限はない
が、たとえば、前記混合物を押し出し装置を用いてペレ
ット化し、ついで球形化装置を用いて球形化することに
より製造することができる。
が、たとえば、前記混合物を押し出し装置を用いてペレ
ット化し、ついで球形化装置を用いて球形化することに
より製造することができる。
バインダーとして、メチルセルロース,エチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドン等のビニル誘導体、
澱粉,脂肪酸,硬化植物油,硬化動物油等を使用するこ
とができる。
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドン等のビニル誘導体、
澱粉,脂肪酸,硬化植物油,硬化動物油等を使用するこ
とができる。
賦形剤として、澱粉,微結晶セルロース等が用いられ
る。
る。
また、無機物質として、炭酸カルシウム,リン酸カルシ
ウム,タルク等が使用される。
ウム,タルク等が使用される。
前記生物学的活性物質を主成分とする核に被覆する被覆
剤は、疎水性物質とpH依存性物質とからなる。
剤は、疎水性物質とpH依存性物質とからなる。
疎水性物質は、前記生物学的活性物質を反芻動物の第一
胃中に存在する微生物の醗酵分解から保護する保護物質
の主成分であり、炭素数12〜24の直鎖または分岐を有す
る飽和または不飽和の脂肪族モノカルボン酸、硬化した
植物性油、硬化した動物性油およびロウ・ワックスより
なる群から選ばれる。
胃中に存在する微生物の醗酵分解から保護する保護物質
の主成分であり、炭素数12〜24の直鎖または分岐を有す
る飽和または不飽和の脂肪族モノカルボン酸、硬化した
植物性油、硬化した動物性油およびロウ・ワックスより
なる群から選ばれる。
脂肪族モノカルボン酸として、パルミチン酸,ステアリ
ン酸,オレイン酸,ウラリル酸等が使用できる。硬化植
物油として、硬化ヒマシ油,硬化大豆油,硬化ナタネ油
等が、硬化動物油として、54硬化牛脂,極度硬化牛脂等
が、また、ロウ・ワックスとして、密ロウ,カルナバロ
ウ,鯨ロウ等が使用される。
ン酸,オレイン酸,ウラリル酸等が使用できる。硬化植
物油として、硬化ヒマシ油,硬化大豆油,硬化ナタネ油
等が、硬化動物油として、54硬化牛脂,極度硬化牛脂等
が、また、ロウ・ワックスとして、密ロウ,カルナバロ
ウ,鯨ロウ等が使用される。
pH依存性物質は、反芻動物の第一胃胃液のpH5〜8では
難溶性であり、第四胃以降の消化器官の消化液のpH5以
下、通常3以下では易溶性である物質から選ばれる。
難溶性であり、第四胃以降の消化器官の消化液のpH5以
下、通常3以下では易溶性である物質から選ばれる。
これらのpH依存性物質として、キトサン、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテート(AEA・三共(株)
商品名)等のアミノアセテート類、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート,メチルメタクリレートとブチルメタ
クリレートとのコポリマー(オイラジッドE・三共
(株)商品名)等のポリアクリル酸誘導体などが使用で
きる。
セタールジエチルアミノアセテート(AEA・三共(株)
商品名)等のアミノアセテート類、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート,メチルメタクリレートとブチルメタ
クリレートとのコポリマー(オイラジッドE・三共
(株)商品名)等のポリアクリル酸誘導体などが使用で
きる。
被覆剤は、前記疎水性物質とpH依存性物質との混合比
は、生物学的活性物質の物性、特に水溶解性により異な
るが、通常、疎水性物質/pH依存性物質=100/1〜100/10
0(重量基準)である。
は、生物学的活性物質の物性、特に水溶解性により異な
るが、通常、疎水性物質/pH依存性物質=100/1〜100/10
0(重量基準)である。
pH依存性物質として、疎水性物質と相溶性のない固形物
質、たとえば、キトサン等を疎水性物質に分散して用い
る場合には、pH依存性物質の粒度は細かい方が好まし
く、さらに好ましくは、2〜3μm程度あるいはそれ以
下とする。
質、たとえば、キトサン等を疎水性物質に分散して用い
る場合には、pH依存性物質の粒度は細かい方が好まし
く、さらに好ましくは、2〜3μm程度あるいはそれ以
下とする。
本発明の飼料添加物は、前記生物学的活性物質を主成分
とする核を、前記被覆剤で多層被覆した製剤である。
とする核を、前記被覆剤で多層被覆した製剤である。
被覆剤層中のpH依存性物質の含有率については、各層と
も上記範囲内であればよいが、生物学的活性物質を主成
分とする核と被覆剤層との接触部では、被覆剤層中のpH
依存性物質の含有率が高い方が好ましく、一方、第一胃
胃液と接触する被覆剤の表面層では、pH依存性物質の含
有率が低い方が好ましい。また、生物学的活性物質が、
易水溶性の場合には、被覆剤中のpH依存性物質の含有率
が低い方が好ましく、逆に生物学的活性物質が、難水溶
性の場合には、pH依存性物質の含有率を高くした方が好
ましい。
も上記範囲内であればよいが、生物学的活性物質を主成
分とする核と被覆剤層との接触部では、被覆剤層中のpH
依存性物質の含有率が高い方が好ましく、一方、第一胃
胃液と接触する被覆剤の表面層では、pH依存性物質の含
有率が低い方が好ましい。また、生物学的活性物質が、
易水溶性の場合には、被覆剤中のpH依存性物質の含有率
が低い方が好ましく、逆に生物学的活性物質が、難水溶
性の場合には、pH依存性物質の含有率を高くした方が好
ましい。
このように生物学的活性物質を主成分とする核に被覆さ
れるpH依存性物質の含有率の異なる被覆剤は、pH依存性
物質の含有率の異なる被覆剤を用いて、核の多層被覆を
行うことにより容易に得られる。
れるpH依存性物質の含有率の異なる被覆剤は、pH依存性
物質の含有率の異なる被覆剤を用いて、核の多層被覆を
行うことにより容易に得られる。
生物学的活性物質を主成分とする核の被覆方法には、特
に制限はなく、たとえば、被覆剤の溶融液または溶融ス
ラリーを、核にスプレーコーティングする方法等が採用
できる。
に制限はなく、たとえば、被覆剤の溶融液または溶融ス
ラリーを、核にスプレーコーティングする方法等が採用
できる。
被覆剤による核の被覆量は、核100重量部に対し、5〜3
0重量部、好ましくは、10〜30重量部である。
0重量部、好ましくは、10〜30重量部である。
本発明は、前記したように、生物学的活性物質を主成分
とする核に、疎水性物質とpH依存性物質とからなる被覆
剤を、多層に被覆した粒状製剤であることを特徴とする
反芻動物用飼料添加物である。
とする核に、疎水性物質とpH依存性物質とからなる被覆
剤を、多層に被覆した粒状製剤であることを特徴とする
反芻動物用飼料添加物である。
本発明において、被覆層中の疎水性物質は、反芻動物の
第一胃中に存在する微生物による核中の生物学的活性物
質の醗酵分解を防止する保護物質として作用し、pH依存
性物質は、反芻動物の第四胃以降の消化器官で、核中の
生物学的活性物質を放出する放出制御剤として作用す
る。
第一胃中に存在する微生物による核中の生物学的活性物
質の醗酵分解を防止する保護物質として作用し、pH依存
性物質は、反芻動物の第四胃以降の消化器官で、核中の
生物学的活性物質を放出する放出制御剤として作用す
る。
特に、核を多層被覆することにより、被覆量が低下し、
製剤中の生物学的活性物質の含有率が向上するばかりで
なく、生物学的活性物質の物性に対応して被覆剤の疎水
性物質とpH依存性物質との比率を変えることにより、そ
の第一胃バイパス性および第四胃以降の消化器官におけ
る放出性が制御できる。さらに、核の多層被覆を行うに
際し、疎水性物質とpH依存性物質との比率の異なる各被
覆層を形成できるため、前記効果をさらに向上させるこ
とができる。
製剤中の生物学的活性物質の含有率が向上するばかりで
なく、生物学的活性物質の物性に対応して被覆剤の疎水
性物質とpH依存性物質との比率を変えることにより、そ
の第一胃バイパス性および第四胃以降の消化器官におけ
る放出性が制御できる。さらに、核の多層被覆を行うに
際し、疎水性物質とpH依存性物質との比率の異なる各被
覆層を形成できるため、前記効果をさらに向上させるこ
とができる。
本発明を、実施例および比較例により、さらに詳細に説
明する。
明する。
ただし、本発明の範囲は、以下の実施例により何等限定
されるものではない。
されるものではない。
(1)反芻動物用飼料添加物の調製 (a)メチオニン含有核物質(M−1)の製造 メチオニン結晶粉末1,800gと炭酸カルシウム200gとをニ
ーダーに仕込み、メチルセルロース(バインダー)0.7g
を水70gに溶解した溶液を加え混練した。得られた混練
物を0.9mmφの目開きスクリーンを用いて押し出し、つ
いでマルメライザーを用いて球形化し、熱風乾燥して球
形顆粒を得た。この顆粒を12メッシュおよび20メッシュ
の篩で篩別し、メチオニン含有核物質(M−1)を得
た。
ーダーに仕込み、メチルセルロース(バインダー)0.7g
を水70gに溶解した溶液を加え混練した。得られた混練
物を0.9mmφの目開きスクリーンを用いて押し出し、つ
いでマルメライザーを用いて球形化し、熱風乾燥して球
形顆粒を得た。この顆粒を12メッシュおよび20メッシュ
の篩で篩別し、メチオニン含有核物質(M−1)を得
た。
(b)リジン含有核物質(L−1)の製造 リジン塩酸塩205g、炭酸カルシウム15gおよびナタネ硬
化油80gをヘンシェルミキサーに仕込み、槽壁を90℃に
加温保持し攪拌した。
化油80gをヘンシェルミキサーに仕込み、槽壁を90℃に
加温保持し攪拌した。
攪拌を続けながらリジン塩酸塩93gと炭酸カルシウム7g
との混合粉体を数回に分割して添加し、成長中の顆粒に
まぶし球形顆粒を得た。得られた顆粒を12〜20メッシュ
に篩別し、平均リジン塩酸塩含有率70.2重量%の核物質
(L−1)を得た。
との混合粉体を数回に分割して添加し、成長中の顆粒に
まぶし球形顆粒を得た。得られた顆粒を12〜20メッシュ
に篩別し、平均リジン塩酸塩含有率70.2重量%の核物質
(L−1)を得た。
(c)核物質の被覆 前記第(1)項で調製した核物質(M−1)および(L
−1)を、疎水性物質としてナタネ硬化油または極度硬
化油、pH依存性物質としてキトサンまたはポリビニルア
セタールジエチルアセテート(AEA)とからなる被覆剤
を用い、流動法により多層被覆を行った。
−1)を、疎水性物質としてナタネ硬化油または極度硬
化油、pH依存性物質としてキトサンまたはポリビニルア
セタールジエチルアセテート(AEA)とからなる被覆剤
を用い、流動法により多層被覆を行った。
被覆剤の組成および被覆層数を第1表に示す。
(2)生物学的活性物質の溶出試験 前記第(1)項で調製した製剤2gを、牛の第一胃胃液に
対応するMc Dougallの人工胃液200ccに浸漬し、37℃の
温度下に24時間振盪、保持した後、牛の第四胃胃液に対
応するClark LubsのpH2の緩衝液200ccに浸漬し、37℃の
温度下にさらに4時間振盪した。
対応するMc Dougallの人工胃液200ccに浸漬し、37℃の
温度下に24時間振盪、保持した後、牛の第四胃胃液に対
応するClark LubsのpH2の緩衝液200ccに浸漬し、37℃の
温度下にさらに4時間振盪した。
ついで、Mc Dougallの人工胃液およびClark Lubsの緩衝
液に溶出したメチオニンをヨード滴定法で、また、リジ
ンをニンヒドリン発色法により定量した。
液に溶出したメチオニンをヨード滴定法で、また、リジ
ンをニンヒドリン発色法により定量した。
溶出試験結果を、比較例と共に第1表中に示す。
Mc Dougallの人工胃液: 炭酸水素ナトリウム;9.8g,塩化カリウム;0.57g,塩化カ
ルシウム;0.04g,リン酸2ナトリウム・12水塩;9.30g,塩
化ナトリウム;0.47gおよび硫酸ナトリウム・7水塩;0.1
2gを水;1に溶解したpH8.3の溶液 Clark Lubsの緩衝液: 0.2N塩化カリウム;50ml,0.2N塩酸;10.6mlおよび水;139.
4mlの混合溶液 〔発明の効果〕 本発明の反芻動物用飼料添加剤においては、前記実施例
(第1表参照)に示したように、生物学的活性物質を含
有する核物質を、保護物質で多層被覆したことにより、
第一胃対応液および第四胃対応液に対する生物学的活性
物質の溶出特性および第一対応液浸漬後の硬度がほぼ同
等である単層被覆製剤(比較例1および3参照)に比較
し、保護物質の被覆量が大幅に低減され、結果として生
物学的活性物質の含有率が向上し、低コスト化が図られ
る。
ルシウム;0.04g,リン酸2ナトリウム・12水塩;9.30g,塩
化ナトリウム;0.47gおよび硫酸ナトリウム・7水塩;0.1
2gを水;1に溶解したpH8.3の溶液 Clark Lubsの緩衝液: 0.2N塩化カリウム;50ml,0.2N塩酸;10.6mlおよび水;139.
4mlの混合溶液 〔発明の効果〕 本発明の反芻動物用飼料添加剤においては、前記実施例
(第1表参照)に示したように、生物学的活性物質を含
有する核物質を、保護物質で多層被覆したことにより、
第一胃対応液および第四胃対応液に対する生物学的活性
物質の溶出特性および第一対応液浸漬後の硬度がほぼ同
等である単層被覆製剤(比較例1および3参照)に比較
し、保護物質の被覆量が大幅に低減され、結果として生
物学的活性物質の含有率が向上し、低コスト化が図られ
る。
一方、核物質を本発明品と同等量の保護物質で単層被覆
した製剤(比較例2参照)においては、第一胃対応液浸
漬後の硬度が著しく低下し、第一胃対応液への生物学的
活性物質の溶出率が増加する。この結果は、実際に反芻
動物にこの製剤を経口投与した場合には、生物学的活性
物質の第一胃バイパス性が得られないことを示唆してい
る。
した製剤(比較例2参照)においては、第一胃対応液浸
漬後の硬度が著しく低下し、第一胃対応液への生物学的
活性物質の溶出率が増加する。この結果は、実際に反芻
動物にこの製剤を経口投与した場合には、生物学的活性
物質の第一胃バイパス性が得られないことを示唆してい
る。
本発明は、生物学的活性物質の含有率が大きく、第一胃
バイパス性の優れた、かつ、低コストの反芻動物用飼料
添加剤を提供するものであり、その産業的、特に畜産業
上の意義は極めて大きい。
バイパス性の優れた、かつ、低コストの反芻動物用飼料
添加剤を提供するものであり、その産業的、特に畜産業
上の意義は極めて大きい。
Claims (3)
- 【請求項1】生物学的活性物質を含有する核を、炭素数
12〜24を有する直鎖または分岐を有する飽和または不飽
和の脂肪族モノカルボン酸、硬化した植物性油、硬化し
た動物性油およびロウ・ワックスよりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の疎水性物質ならびにpH5以下の酸性
域で溶解する少なくとも1種のpH依存性物質を異なる比
率で含有する被覆剤で多層に被覆したことを特徴とする
反芻動物用飼料添加物。 - 【請求項2】pH依存性物質が、キトサン・ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテートおよび/またはポリ
アクリル酸誘導体である特許請求の範囲第(1)項記載
の反芻動物用飼料添加物。 - 【請求項3】生物学的活性物質を含有する核に接触する
被覆剤中の疎水性物質/pH依存性物質の値が第1胃胃液
と接触する被覆剤のそれより小である特許請求の範囲第
(1)項又は(2)項記載の反芻動物用飼料添加物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62152932A JPH0789876B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 反芻動物用飼料添加物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62152932A JPH0789876B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 反芻動物用飼料添加物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63317052A JPS63317052A (ja) | 1988-12-26 |
| JPH0789876B2 true JPH0789876B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=15551292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62152932A Expired - Fee Related JPH0789876B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 反芻動物用飼料添加物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789876B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6410947A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-13 | Showa Denko Kk | Feed additive for ruminant |
| US20060073197A1 (en) * | 2004-05-20 | 2006-04-06 | Ramaekers Joseph C | Encapsulated transfer factor compositions and methods of use |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60141242A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-26 | Nippon Soda Co Ltd | 反すう動物用飼料添加組成物 |
| JPS6137054A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 飼料添加用粒子 |
| JPS6188844A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-07 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 反すう動物用飼料添加組成物 |
-
1987
- 1987-06-19 JP JP62152932A patent/JPH0789876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63317052A (ja) | 1988-12-26 |
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