JPH0143176B2 - - Google Patents
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- JPH0143176B2 JPH0143176B2 JP4618580A JP4618580A JPH0143176B2 JP H0143176 B2 JPH0143176 B2 JP H0143176B2 JP 4618580 A JP4618580 A JP 4618580A JP 4618580 A JP4618580 A JP 4618580A JP H0143176 B2 JPH0143176 B2 JP H0143176B2
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- Japan
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- adjustment
- brake
- shoe
- nut
- lever
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はブレーキドラムとブレーキシユーの間
隙を常に一定に維持するためのラチエツト機構を
備えた自動調整装置に関するものである。
隙を常に一定に維持するためのラチエツト機構を
備えた自動調整装置に関するものである。
従来公知のこの種装置にあつては調整ナツトの
直進運動、即ちライニングの摩耗に対応するシユ
ーの移動量を感知する手段とこれを回動運動に変
換せしめる手段とを独立して有し、以て調整ナツ
トを回動することにより、シユーの一端部を支承
する調整ボルトをライニングの摩耗に追従して自
動的に螺出するものが多い。しかし乍ら、この方
式のものに於いては勢い構造が複雑となつてスペ
ース上の制約が大きく、しかも部品点数が多くな
ることから各部の摩耗及び固着による機能不良の
要素が増えると共に部品の精密な加工精度を要求
されて高価になる等々の問題があつた。又、ライ
ニングの摩耗に対応するシユーの移動量を感知す
る手段とこれを回動運動に変換せしめる手段とを
単一部品にて行なわしめている方式も既知である
が、これらは両手段を回動部材の軸線方向に対し
て直交する方向に離間して位置せしめているので
矢張りスペース上の制約が大きく、更には回動部
材に過大な荷重が働いたときの逃げを前記手段自
身の弾性変形で以て吸収していたので該手段の設
計が極めて難かしく、製作公差のバラツキ等によ
り過調整を生じたり、回動部材をつれ戻して調整
不良を起こす等々の問題があつた。
直進運動、即ちライニングの摩耗に対応するシユ
ーの移動量を感知する手段とこれを回動運動に変
換せしめる手段とを独立して有し、以て調整ナツ
トを回動することにより、シユーの一端部を支承
する調整ボルトをライニングの摩耗に追従して自
動的に螺出するものが多い。しかし乍ら、この方
式のものに於いては勢い構造が複雑となつてスペ
ース上の制約が大きく、しかも部品点数が多くな
ることから各部の摩耗及び固着による機能不良の
要素が増えると共に部品の精密な加工精度を要求
されて高価になる等々の問題があつた。又、ライ
ニングの摩耗に対応するシユーの移動量を感知す
る手段とこれを回動運動に変換せしめる手段とを
単一部品にて行なわしめている方式も既知である
が、これらは両手段を回動部材の軸線方向に対し
て直交する方向に離間して位置せしめているので
矢張りスペース上の制約が大きく、更には回動部
材に過大な荷重が働いたときの逃げを前記手段自
身の弾性変形で以て吸収していたので該手段の設
計が極めて難かしく、製作公差のバラツキ等によ
り過調整を生じたり、回動部材をつれ戻して調整
不良を起こす等々の問題があつた。
本発明はかかる問題を解消したものであつて以
下その一実施例を図面により詳細に説明する。第
1図、第2図は本自動調整付のツー・リーデイン
グ(2L)型ドラムブレーキであつて、1はブレ
ーキドラムで車輪(図示せず)と一体に回転する
ものである。2は車体側に固定されたバツクプレ
ート、3a,3bはバツクプレート2上に可動的
に装架された一対の対向するブレーキシユー、4
a,4bは各シユーの外周に貼着されたライニン
グである。5a,5bは片口開放型のホイールシ
リンダーでバツクプレート2にボルト等により締
結されているものであつてその構成を第2図によ
り詳説する。前記シリンダー5aのボデイ6の一
方に設けられた有底の開口穴6aには調整ナツト
7の一方が回動可能に滑嵌合し、常時にはその後
端面7aが開口穴6aの底面6bに衝当してい
る。前記ボデイ6の開口穴6aから突出する側の
調整ナツト7には該ボデイ6の一方端縁6cから
間隔を有してフランジ7bが形成され、その周縁
には第3図に示す如く、鋸歯状の調整歯7cが刻
設されている。
下その一実施例を図面により詳細に説明する。第
1図、第2図は本自動調整付のツー・リーデイン
グ(2L)型ドラムブレーキであつて、1はブレ
ーキドラムで車輪(図示せず)と一体に回転する
ものである。2は車体側に固定されたバツクプレ
ート、3a,3bはバツクプレート2上に可動的
に装架された一対の対向するブレーキシユー、4
a,4bは各シユーの外周に貼着されたライニン
グである。5a,5bは片口開放型のホイールシ
リンダーでバツクプレート2にボルト等により締
結されているものであつてその構成を第2図によ
り詳説する。前記シリンダー5aのボデイ6の一
方に設けられた有底の開口穴6aには調整ナツト
7の一方が回動可能に滑嵌合し、常時にはその後
端面7aが開口穴6aの底面6bに衝当してい
る。前記ボデイ6の開口穴6aから突出する側の
調整ナツト7には該ボデイ6の一方端縁6cから
間隔を有してフランジ7bが形成され、その周縁
には第3図に示す如く、鋸歯状の調整歯7cが刻
設されている。
上述した構成はこれに限らず、例えば調整ナツ
ト7にボデイ6の一方端縁6cに衝当せる開口穴
6a径より外径の大きいフランジを形成し、該調
整ナツト7の後端面7aと開口穴6aの底面6b
との間に空隙を設けても良い。8は調整ボルトで
頭部8aに設けた溝8bにシユー3aの一端部を
嵌装し、ねじ部8cが前記調整ナツト7の内ねじ
7dに螺合している。又、ボデイ6の他方端部に
は溝6dが設けられシユー3bの一端部を嵌装し
ている。9は液室で通路10を介してマスターシ
リンダー(図示せず)に連通している。11はピ
ストンカツプで調整ナツト7に形成した環状溝に
嵌装され、該調整ナツト7の外周からの液漏れを
防止している。12はダストブーツで開口穴6a
内への泥水、塵埃等の浸入を防止するため、調整
ナツト7とボデイ6に設けた夫々の環状溝に弾着
している。13は第1図における調整ナツト7の
直進方向に対し傾斜させて配設した調整レバーで
あつて、その一側の爪部13aは調整歯7cに係
合せる如く段差を有して形成され、該爪部13a
から延在して略直角に折曲されたその先端部分1
3bに球状突起13cを突設し、該突起13cの
先端が前記フランジ7bの前端面7eに衝接して
いる。一方調整レバー13の他側には長穴13d
が穿設され、ボデイ6に植設されたピン14を支
点に回動可能に、且軸方向への若干の遊隙を有し
てワツシヤー15、Eリング16で以て止着され
ている。17は調整レバー13の一側に穿設した
掛止穴13eとボデイ6の開口穴6a軸線寄りに
植設したピン18間に張設した調整ばねで、その
コイル部が調整レバー13の中間部分に形成され
た長方形の穴13f内に収納され、ピン18に掛
止せる側のフツク17aが第4図に示す如くコイ
ル部中心からボデイ6側に偏心してある。而して
常時調整レバー13の長穴13dは長方形の穴1
3f側がピン14に衝当せる如く(第1図中のホ
イールシリンダー5b参照)又、一側の球状突起
13cが調整ナツト7を押し戻す方向に付勢され
ると共に爪部13aが調整歯7cに係合せる如く
偏倚力が与えられているものである。19a,1
9bはシユー3a,3bを内方に引き込むシユー
戻しばねで、そのコイル外周部には共振防止用の
リング部材20a,20bが巻装されている。リ
ング部材20a,20bの一端にはシユー3a,
3bの一部分に嵌装されるスリツトが夫々設けら
れていて、その回転が規制されると共に該ばね1
9a,19bの長さ方向の移動は一方向が前記ス
リツト底とシユー内端面、他方向がリング部材2
0a,20b端面とシユー内端面とで規制される
ものである。
ト7にボデイ6の一方端縁6cに衝当せる開口穴
6a径より外径の大きいフランジを形成し、該調
整ナツト7の後端面7aと開口穴6aの底面6b
との間に空隙を設けても良い。8は調整ボルトで
頭部8aに設けた溝8bにシユー3aの一端部を
嵌装し、ねじ部8cが前記調整ナツト7の内ねじ
7dに螺合している。又、ボデイ6の他方端部に
は溝6dが設けられシユー3bの一端部を嵌装し
ている。9は液室で通路10を介してマスターシ
リンダー(図示せず)に連通している。11はピ
ストンカツプで調整ナツト7に形成した環状溝に
嵌装され、該調整ナツト7の外周からの液漏れを
防止している。12はダストブーツで開口穴6a
内への泥水、塵埃等の浸入を防止するため、調整
ナツト7とボデイ6に設けた夫々の環状溝に弾着
している。13は第1図における調整ナツト7の
直進方向に対し傾斜させて配設した調整レバーで
あつて、その一側の爪部13aは調整歯7cに係
合せる如く段差を有して形成され、該爪部13a
から延在して略直角に折曲されたその先端部分1
3bに球状突起13cを突設し、該突起13cの
先端が前記フランジ7bの前端面7eに衝接して
いる。一方調整レバー13の他側には長穴13d
が穿設され、ボデイ6に植設されたピン14を支
点に回動可能に、且軸方向への若干の遊隙を有し
てワツシヤー15、Eリング16で以て止着され
ている。17は調整レバー13の一側に穿設した
掛止穴13eとボデイ6の開口穴6a軸線寄りに
植設したピン18間に張設した調整ばねで、その
コイル部が調整レバー13の中間部分に形成され
た長方形の穴13f内に収納され、ピン18に掛
止せる側のフツク17aが第4図に示す如くコイ
ル部中心からボデイ6側に偏心してある。而して
常時調整レバー13の長穴13dは長方形の穴1
3f側がピン14に衝当せる如く(第1図中のホ
イールシリンダー5b参照)又、一側の球状突起
13cが調整ナツト7を押し戻す方向に付勢され
ると共に爪部13aが調整歯7cに係合せる如く
偏倚力が与えられているものである。19a,1
9bはシユー3a,3bを内方に引き込むシユー
戻しばねで、そのコイル外周部には共振防止用の
リング部材20a,20bが巻装されている。リ
ング部材20a,20bの一端にはシユー3a,
3bの一部分に嵌装されるスリツトが夫々設けら
れていて、その回転が規制されると共に該ばね1
9a,19bの長さ方向の移動は一方向が前記ス
リツト底とシユー内端面、他方向がリング部材2
0a,20b端面とシユー内端面とで規制される
ものである。
21a,21bは各シユー3a,3bをバツク
プレート2に軽く押えつけて保持するホールド機
構である。上記構成によるブレーキ作動を説明す
る。マスターシリンダー(図示せず)より圧液が
ホイールシリンダー5aの液室9に圧送されると
調整ナツト7、調整ボルト8及びブレーキシユー
3a等がほぼ一体となつてシユー戻しばね19
a,19b等に打ち勝つて第2図の左方へ移動
し、ライニング4aを回転しているブレーキドラ
ム1に圧接してこれを制動する。このとき調整レ
バー13には調整ナツト7を引き戻す方向に予め
張力が与えられているので、ピン14を支点とし
て第1図の反時計方向に回動する。即ち調整レバ
ー13の実質的な有効長さは長穴13dとピン1
4との接触部及び球状突起13cの先端部と調整
ナツト7のフランジ7b前端面7eの接触部との
長さ、換言すると第1図紙面と平行な前記両接触
部の直線長さLで決められているため、調整ナツ
ト7の進出相当分の距離増加を吸収すべく調整レ
バー13が反時計方向に回動する。従つて、今ラ
イニング4aが摩耗して爪部13aの回動量が第
3図に示す調整歯のピツチpより大きいときに
は、調整歯7cをα方向に回動する。而して調整
ボルト8は溝8bにシユー3aの一端部を嵌装し
ているため回動を阻止され、よつて該調整ボルト
8は第2図の左方へ螺出し、ブレーキドラム1と
ライニング4aの間隙を適正な値に調整するもの
である。尚、ブレーキ作動中に於いてライニング
4aがブレーキドラム1に接触し始めると、その
反力が調整ボルト8に働いて調整ナツト7が回動
しなくなるが調整レバー13は調整ばね17に抗
し、長穴13dがピン14に沿つて移動し得るの
で部品の破損を防止すると共にブレーキドラム1
等の変形が生じて調整ナツト7が更に進出した場
合にも調整作動は行なわれず、所謂過調整を防止
することが出来るものである。
プレート2に軽く押えつけて保持するホールド機
構である。上記構成によるブレーキ作動を説明す
る。マスターシリンダー(図示せず)より圧液が
ホイールシリンダー5aの液室9に圧送されると
調整ナツト7、調整ボルト8及びブレーキシユー
3a等がほぼ一体となつてシユー戻しばね19
a,19b等に打ち勝つて第2図の左方へ移動
し、ライニング4aを回転しているブレーキドラ
ム1に圧接してこれを制動する。このとき調整レ
バー13には調整ナツト7を引き戻す方向に予め
張力が与えられているので、ピン14を支点とし
て第1図の反時計方向に回動する。即ち調整レバ
ー13の実質的な有効長さは長穴13dとピン1
4との接触部及び球状突起13cの先端部と調整
ナツト7のフランジ7b前端面7eの接触部との
長さ、換言すると第1図紙面と平行な前記両接触
部の直線長さLで決められているため、調整ナツ
ト7の進出相当分の距離増加を吸収すべく調整レ
バー13が反時計方向に回動する。従つて、今ラ
イニング4aが摩耗して爪部13aの回動量が第
3図に示す調整歯のピツチpより大きいときに
は、調整歯7cをα方向に回動する。而して調整
ボルト8は溝8bにシユー3aの一端部を嵌装し
ているため回動を阻止され、よつて該調整ボルト
8は第2図の左方へ螺出し、ブレーキドラム1と
ライニング4aの間隙を適正な値に調整するもの
である。尚、ブレーキ作動中に於いてライニング
4aがブレーキドラム1に接触し始めると、その
反力が調整ボルト8に働いて調整ナツト7が回動
しなくなるが調整レバー13は調整ばね17に抗
し、長穴13dがピン14に沿つて移動し得るの
で部品の破損を防止すると共にブレーキドラム1
等の変形が生じて調整ナツト7が更に進出した場
合にも調整作動は行なわれず、所謂過調整を防止
することが出来るものである。
次いでブレーキを解除するとシユー3a等はシ
ユー戻しばね19a,19bにより調整レバー1
3は調整ばね17により夫々ほぼ作動前の状態に
復帰する。このときシユー戻しばね19a,19
bによる内ねじ7dのねじ螺合部の摩擦力とピス
トンカツプ11による摩擦力とを加えた調整ナツ
ト7の回動摩擦力を爪部13aの押付力による摩
擦力と球状突起13cとフランジ7b接触点との
摩擦力とを加えた回動摩擦力より大きく設定して
おけば、つれ戻り現象が生じることは無い。球状
突起13cとフランジ7b間に、例えばポリテト
ラ・フルオロ・エチレン材等の耐食性があつて、
しかも摩擦係数の低い介挿材を介在すれば、長期
に亘る信頼性が尚一層向上する。
ユー戻しばね19a,19bにより調整レバー1
3は調整ばね17により夫々ほぼ作動前の状態に
復帰する。このときシユー戻しばね19a,19
bによる内ねじ7dのねじ螺合部の摩擦力とピス
トンカツプ11による摩擦力とを加えた調整ナツ
ト7の回動摩擦力を爪部13aの押付力による摩
擦力と球状突起13cとフランジ7b接触点との
摩擦力とを加えた回動摩擦力より大きく設定して
おけば、つれ戻り現象が生じることは無い。球状
突起13cとフランジ7b間に、例えばポリテト
ラ・フルオロ・エチレン材等の耐食性があつて、
しかも摩擦係数の低い介挿材を介在すれば、長期
に亘る信頼性が尚一層向上する。
上述ではシユー3a側についてのみ説明してき
たが、シユー3b側の構成及び作動については第
1図に於いてホイールシリンダー5a等が180゜回
転させた状態で全く同一に配設されてあるものな
ので説明を省略する。第5図、第6図はライニン
グの摩耗に対応するシユーの移動量を感知するた
めの衝接部を調整ナツトに衝接せず、調整ナツト
のつれ戻り方向の回動摩擦力を生起させない様に
した実施例であつて、第1図、第2図と同一の参
照数字は対応する部品を示す。即ちシユー3aの
一端部を支承せる調整ボルト8、該ボルト8を螺
合せる調整ナツト7はピストン30の有底穴30
aに回動可能に嵌合し、その後端面7aが有底穴
30aの底面30bに衝当している。前記有底穴
30aから突出する調整ナツト7にはフランジ7
bが形成され、その周縁に鋸歯状の調整歯7cが
刻設されている。調整ナツト7の内ねじ7d穴は
切削屑が溜まらない様に加工性を考慮して通穴と
してあるが有底穴であつても差し支えない。ピス
トン30の一方はボデイ6の有底開口穴6aに滑
嵌合し、常時にはその後端面30cが底面6bに
衝当する。又ピストン30の開口穴6aから突出
する側にはボデイ6の一方端縁6cから間隔を有
してフランジ30dが形成されている。更に開口
穴6aに嵌入しているピストン30の中間部分に
はその軸線方向に対して平行なキー溝30eが設
けられ該キー溝30eにはボデイ6に植設された
スタツド31の先端が嵌入され、以てピストン3
0の前進、後退動は許すが、回動を規制するよう
に成されている。調整レバー13の一側はその略
U状に折曲された折返し部の爪部13a′が前記調
整ナツト7の調整歯7cに係合すると共にR状の
先端部13c′がピストン30のフランジ30dの
前端面30fに常時衝当している。調整レバー1
3の他側及び調整ばね17の構成は前述実施例と
同じである。
たが、シユー3b側の構成及び作動については第
1図に於いてホイールシリンダー5a等が180゜回
転させた状態で全く同一に配設されてあるものな
ので説明を省略する。第5図、第6図はライニン
グの摩耗に対応するシユーの移動量を感知するた
めの衝接部を調整ナツトに衝接せず、調整ナツト
のつれ戻り方向の回動摩擦力を生起させない様に
した実施例であつて、第1図、第2図と同一の参
照数字は対応する部品を示す。即ちシユー3aの
一端部を支承せる調整ボルト8、該ボルト8を螺
合せる調整ナツト7はピストン30の有底穴30
aに回動可能に嵌合し、その後端面7aが有底穴
30aの底面30bに衝当している。前記有底穴
30aから突出する調整ナツト7にはフランジ7
bが形成され、その周縁に鋸歯状の調整歯7cが
刻設されている。調整ナツト7の内ねじ7d穴は
切削屑が溜まらない様に加工性を考慮して通穴と
してあるが有底穴であつても差し支えない。ピス
トン30の一方はボデイ6の有底開口穴6aに滑
嵌合し、常時にはその後端面30cが底面6bに
衝当する。又ピストン30の開口穴6aから突出
する側にはボデイ6の一方端縁6cから間隔を有
してフランジ30dが形成されている。更に開口
穴6aに嵌入しているピストン30の中間部分に
はその軸線方向に対して平行なキー溝30eが設
けられ該キー溝30eにはボデイ6に植設された
スタツド31の先端が嵌入され、以てピストン3
0の前進、後退動は許すが、回動を規制するよう
に成されている。調整レバー13の一側はその略
U状に折曲された折返し部の爪部13a′が前記調
整ナツト7の調整歯7cに係合すると共にR状の
先端部13c′がピストン30のフランジ30dの
前端面30fに常時衝当している。調整レバー1
3の他側及び調整ばね17の構成は前述実施例と
同じである。
従つて本実施例による自動調整作動は前述実施
例と同様に付き割愛するが、上記構成から明らか
な如く、ブレーキ解除時に於いて調整ばね17に
よるR状の先端部13c′とフランジ30dとの接
触面間の回動摩擦力が調整ナツト7に伝達されな
いので、該調整ナツト7のつれ戻り現象を確実に
防止し得るものある。
例と同様に付き割愛するが、上記構成から明らか
な如く、ブレーキ解除時に於いて調整ばね17に
よるR状の先端部13c′とフランジ30dとの接
触面間の回動摩擦力が調整ナツト7に伝達されな
いので、該調整ナツト7のつれ戻り現象を確実に
防止し得るものある。
又、本調整装置は上記2実施例に限らず、例え
ば第1図に於いて、バツクプレート2上に固着し
たホイールシリンダー5aを、その軸線方向に対
してバツクプレート2上を自在に摺動し得る様に
止着し、且、下方のホイールシリンダー5bを固
定アンカー部材と成すリーデイング・トレーリン
グ(LT)型ブレーキにも適用し得るものである。
更にデユアル・ツー・リーデイング(D2L)型ブ
レーキにも適用し得ることは明らかである。尚、
上述実施例ではブレーキ作動時に於いて調整作動
を行う形式を示したが、第7図、第8図にブレー
キ開放状に於いて調整作動を行う形式を略図で以
て示す。
ば第1図に於いて、バツクプレート2上に固着し
たホイールシリンダー5aを、その軸線方向に対
してバツクプレート2上を自在に摺動し得る様に
止着し、且、下方のホイールシリンダー5bを固
定アンカー部材と成すリーデイング・トレーリン
グ(LT)型ブレーキにも適用し得るものである。
更にデユアル・ツー・リーデイング(D2L)型ブ
レーキにも適用し得ることは明らかである。尚、
上述実施例ではブレーキ作動時に於いて調整作動
を行う形式を示したが、第7図、第8図にブレー
キ開放状に於いて調整作動を行う形式を略図で以
て示す。
7cは調整ナツト7のフランジ7b周縁に刻設
された調整歯であつて、第3図に示す調整歯に対
し逆向きの鋸歯形状をしている。調整ナツト7の
進出方向に、即ち矢印A方向に対し傾斜して配設
した調整レバー13の一側はスリツト等により2
つの部分に分割され、その一方の爪部13aは調
整歯7cに係合され、他方の部分は略直角に折曲
されてその先端部13bに設けた球状突起13c
の先端がポリテトラ・フルオロ・エチレン材等の
介挿材31の前端面31aに衝接している。一方
調整レバー13の他側はフオーク状に形成され、
その一方切欠の長穴13dの内側面がピン14に
衝当している。常時に於ける調整レバー13の配
設位置は該調整レバー13の一側に穿設した掛止
穴13eと固定部材間に張設した調整ばね17で
以て維持されているものである。而して調整ナツ
ト7が矢印A方向に進出すると調整レバー13は
球状突起13cの先端部と介挿材31の前端面3
1aとの接触面が相対的に滑動し、以て調整レバ
ー13は反時計方向に回動する。今ライニングが
摩耗して調整レバー13の爪部13aの回動量が
調整歯7cの1ピツチより大きい場合には、該爪
部13aが次の新しい調整歯7cに係合する。次
いでブレーキを解除すると調整レバー13には調
整ばね17により予め矢印β方向の張力が与えら
れているので調整ナツト7を回動し、以てシユー
の一端部を支承している調整ボルトを螺出せし
め、ブレーキドラムとライニングの間隙をを適正
な値に調整するものである。
された調整歯であつて、第3図に示す調整歯に対
し逆向きの鋸歯形状をしている。調整ナツト7の
進出方向に、即ち矢印A方向に対し傾斜して配設
した調整レバー13の一側はスリツト等により2
つの部分に分割され、その一方の爪部13aは調
整歯7cに係合され、他方の部分は略直角に折曲
されてその先端部13bに設けた球状突起13c
の先端がポリテトラ・フルオロ・エチレン材等の
介挿材31の前端面31aに衝接している。一方
調整レバー13の他側はフオーク状に形成され、
その一方切欠の長穴13dの内側面がピン14に
衝当している。常時に於ける調整レバー13の配
設位置は該調整レバー13の一側に穿設した掛止
穴13eと固定部材間に張設した調整ばね17で
以て維持されているものである。而して調整ナツ
ト7が矢印A方向に進出すると調整レバー13は
球状突起13cの先端部と介挿材31の前端面3
1aとの接触面が相対的に滑動し、以て調整レバ
ー13は反時計方向に回動する。今ライニングが
摩耗して調整レバー13の爪部13aの回動量が
調整歯7cの1ピツチより大きい場合には、該爪
部13aが次の新しい調整歯7cに係合する。次
いでブレーキを解除すると調整レバー13には調
整ばね17により予め矢印β方向の張力が与えら
れているので調整ナツト7を回動し、以てシユー
の一端部を支承している調整ボルトを螺出せし
め、ブレーキドラムとライニングの間隙をを適正
な値に調整するものである。
本発明は上述した構成により、次の様な多くの
効果を有する。
効果を有する。
ライニングの摩耗に対応するシユーの移動量
を感知する手段とこれを回動運動に変換せしめ
る手段とを単一部品で以て、しかも極めて近接
した位置に設置出来るのでコンパクトであり、
従つてスペース上有利であり、小さなブレーキ
にも適用し得る。
を感知する手段とこれを回動運動に変換せしめ
る手段とを単一部品で以て、しかも極めて近接
した位置に設置出来るのでコンパクトであり、
従つてスペース上有利であり、小さなブレーキ
にも適用し得る。
上記した如く構造が簡単なので機能不良の要
因を減少出来ると共に安価である。
因を減少出来ると共に安価である。
調整ナツト7に過大な荷重が働いたときには
緩衝装置(調整ばね17)が作用するので部品
の破損や過調整を防止し得る。
緩衝装置(調整ばね17)が作用するので部品
の破損や過調整を防止し得る。
ブレーキドラム組立の際には予めブレーキシ
ユー外径を小さくして、その組立作業性を容易
にしている。従つてブレーキの点検整備時等の
初期のドラムとシユーの間隙は常時のそれより
可成り大きい。この様な状態のもとでブレーキ
作動をしても部品が破損すること無くその動き
を十分吸収出来、しかも確実に元の正常な状態
に復帰し得るような設計が容易に出来る。
ユー外径を小さくして、その組立作業性を容易
にしている。従つてブレーキの点検整備時等の
初期のドラムとシユーの間隙は常時のそれより
可成り大きい。この様な状態のもとでブレーキ
作動をしても部品が破損すること無くその動き
を十分吸収出来、しかも確実に元の正常な状態
に復帰し得るような設計が容易に出来る。
第1図は本発明装置の一実施例を示すドラムブ
レーキの平面図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は第2図の−断面図、第4図は第
2図の矢視図、第5図は本発明による他の実施
例を示す部分平面図、第6図は第5図の−断
面図、第7図は本発明による更に他の実施例を示
す平面略図、第8図は第7図の一部分を示す左側
面図である。 1……ブレーキドラム、3a,3b……ブレー
キシユー、4a,4b……ライニング、5a,5
b……ホイールシリンダー、6……ボデイ、6a
……開口穴、7……調整ナツト、7b……フラン
ジ、7c……調整歯、7e……前端面、8……調
整ボルト、13……調整レバー、13a,13
a′……爪部、13c……球状突起、13c′……R
状の先端部、17……調整ばね、30……ピスト
ン、31……介挿材。
レーキの平面図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は第2図の−断面図、第4図は第
2図の矢視図、第5図は本発明による他の実施
例を示す部分平面図、第6図は第5図の−断
面図、第7図は本発明による更に他の実施例を示
す平面略図、第8図は第7図の一部分を示す左側
面図である。 1……ブレーキドラム、3a,3b……ブレー
キシユー、4a,4b……ライニング、5a,5
b……ホイールシリンダー、6……ボデイ、6a
……開口穴、7……調整ナツト、7b……フラン
ジ、7c……調整歯、7e……前端面、8……調
整ボルト、13……調整レバー、13a,13
a′……爪部、13c……球状突起、13c′……R
状の先端部、17……調整ばね、30……ピスト
ン、31……介挿材。
Claims (1)
- 1 ブレーキドラムとブレーキシユーの間隙を常
に一定に維持するための調整ボルトと該ボルトを
螺合せる調整ナツトより構成される調整装置を少
なくとも一個有するドラムブレーキに於いて、前
記調整ナツトの直進方向に対し傾斜させて配設せ
る調整レバーの一側を前記調整ナツトのフランジ
周縁に刻設した調整歯に係合すると共にブレーキ
作動時前記調整レバーの一側の一部が常時調整歯
の直進方向並びに回動方向に追従せる如く該調整
歯を有するフランジの前端面に衝接され、更に前
記調整レバーの他側を固定部材に衝当すべく常時
予張力を付与し、且前記調整歯に過大な荷重が働
いた時には緩衝作用をも行うばね手段を具備した
事を特徴とするドラムブレーキの自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4618580A JPS56143828A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Automatic adjuster for drum brake |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4618580A JPS56143828A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Automatic adjuster for drum brake |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143828A JPS56143828A (en) | 1981-11-09 |
| JPH0143176B2 true JPH0143176B2 (ja) | 1989-09-19 |
Family
ID=12739976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4618580A Granted JPS56143828A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Automatic adjuster for drum brake |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56143828A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5994626U (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-27 | アイシン精機株式会社 | ホイ−ルブレ−キシリンダ |
| NL1013783C2 (nl) * | 1999-12-07 | 2001-06-08 | Skf Eng & Res Centre Bv | Trommelrem en elektrische actuator daarvoor. |
| KR20030087264A (ko) * | 2002-05-08 | 2003-11-14 | 주식회사 만도 | 차량용 드럼 브레이크 |
| DE102014013868B4 (de) * | 2014-09-24 | 2019-02-28 | Knott Gmbh | Betätigungseinrichtung für eine Innenbackenbremse mit selbsttätiger Nachstelleinrichtung |
| JP7202871B2 (ja) * | 2018-12-17 | 2023-01-12 | ナブテスコ株式会社 | 制輪子と車輪との隙間調整器及びブレーキシリンダ |
-
1980
- 1980-04-10 JP JP4618580A patent/JPS56143828A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143828A (en) | 1981-11-09 |
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