JPH0149688B2 - - Google Patents

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JPH0149688B2
JPH0149688B2 JP62223278A JP22327887A JPH0149688B2 JP H0149688 B2 JPH0149688 B2 JP H0149688B2 JP 62223278 A JP62223278 A JP 62223278A JP 22327887 A JP22327887 A JP 22327887A JP H0149688 B2 JPH0149688 B2 JP H0149688B2
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JP
Japan
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polysaccharide
water
sulfuric acid
acid method
skin
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Hiroshi Hikino
Teruaki Hayashi
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KANEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 この発明はイネ科の種子の精製時に生成する米
ぬか(米糠)に含まれる多糖類を配合した化粧料
に関し、荒れ肌を改善し艶やたるみを防止し、創
傷を改善し、保水性を増大して、皮膚および毛髪
の美容と健康に好適な化粧料に関する。 (ロ) 従来の技術と問題点 米ぬかは古来、内服して急性食道狭窄症や脚気
の治療に用いられると共にぬか袋等の剤形にして
外用に用い、皮膚や毛髪の美容に利用されてき
た。そしてぬかの美容効力は、主として、含まれ
るヌカ油と称せられる油分(トリテルペンアルコ
ールのフールラ酸エステル類)やパルミチン酸を
主体とする脂肪酸類やステロール類、高級アルコ
ール類やビタミンEなどに起因するとされてき
た。 (ハ) 問題点を解決するための手段と作用 しかし米ぬかはぬか袋として入浴や洗顔時に皮
膚や毛髪の美容のために用いる場合、水もしくは
湯につけて用いられていたことからみて、米ぬか
の美容作用成分は従来考えられていた上記の水に
不溶性もしくは難溶性の物質ではなくて、水溶性
の物質であるのではないかという発想から鋭意研
究を重ねた。その結果、米ぬかを水または水溶性
有機溶媒含有水溶液で抽出して得られた、下記性
質:a.水に易陽性で、アルコール、エーテル、ベ
ンゼン、クロロホルムおよび酢酸エチルに難溶性
であり、b.フエノール・硫酸法、アンスロン・硫
酸法、クロモトロプ酸・硫酸法およびカルバゾー
ル・硫酸法に陽性反応を示す多糖類を分離するこ
とに成功し、このものが皮膚の創傷を治癒し、荒
れ肌の防止と改善、艶の消失やたるみの改善に優
れた効果を有することを見出し、この発明を完成
した。 かくしてこの発明は、米ぬか中に含有され前記
a,bの性質を示す多糖類を有効成分として含有
する化粧料を提供するものである。 この発明に用いる米ぬからの多糖類はイネ科に
属する米類の米ぬかから単離することができる。 米ぬかの多糖類の単離は次のようにして行われ
る。まず原料の米ぬかを脱脂せずにまたは通常の
脂溶性有機溶媒を用いて脱脂後、水または水溶性
有機溶媒含有水溶液で抽出する。抽出は水で十分
行えるが、抽出液の腐敗を防止しまた抽出を促進
するために水溶性有機溶媒を少量含む水を用いて
もよい。この水溶性有機溶媒としてはメタノー
ル、エタノールなどの低級アルコール、アセトン
などが用いられる。これらの有機溶媒は、水に対
し約1%の低濃度から約30%添加して用いられ
る。またこの抽出は加温することによつて促進さ
れる。 次いで得られた抽出液を溶媒留去などの方法で
濃縮し、得られたエキスを少量の水に溶解し、こ
れに大量のエタノール、メタノールなどの低級ア
ルコールを添加して沈澱を析出させる。分離した
沈澱物を充分洗浄し、乾燥して淡褐色〜白色の粉
末が得られる。 また上記沈澱物を生成させる際、低級アルコー
ルを添加する代わりに、硫酸銅、酢酸銅などの水
溶性の銅塩類の水溶液を添加して、上記エキス中
の多糖類と銅との結合体を生成させ沈澱させても
よい。この場合得られた沈澱物を濾取し、エタノ
ール中に懸濁させ鉱酸を加えて銅結合体を分解
し、生じた沈澱物を低級アルコールで充分洗浄
し、乾燥してもよい。 得られた粉末は淡褐色〜白色で水に溶け易く、
アルコール、エーテル、ベンゼン、クロロホル
ム、酢酸エチルにとけにくい。又フエノール・硫
酸法、アンスロン・硫酸法、クロモトロプ酸・硫
酸法、カルバゾール・硫酸法に対しいずれも陽性
の反応を示す。そしてこの粉末は、実質的に多糖
類からなることが確認された。 なおこの粉末は、水または水溶性有機溶媒含有
水溶液に溶解した液をイオン交換樹脂処理と分子
量分画処理に付することによつて、オリザブラン
A,B,CおよびDと命名され下記性質を有する
新規な多糖類に分離することができる。 (i) オリザブランA 分子量(ゲル濾過法):2×106以上、 比旋光度:[α]D+150.5。(c 0.198、水)、 赤外線吸収スペクトル(KB′r)ν max(cm
-1):33701005、1 H−核磁気共鳴スペクトル δ:4.94、13 C−核磁気共鳴スペクトル δ:65.8t,69.7d,
70.4d,71.6d,73.6d,97.9d、 元素分析値:C,40.16;H,6.53,N,0.40%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:へ12.1cm (グルコース7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動
度:0cm(プロモフエノールブルー3.1cm)、
フエノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法お
よびクロモトロプ酸・硫酸法による中性糖含
有量(グルコース換算)がそれぞれ86.1、
75.0および82.5%;カルバゾール・硫酸法に
よるウロン酸含有量(グルクロン酸換算)が
14.8%;ローリイ法による蛋白質量が1.3
%;アセトキシ基含有量が0.5%、構成糖が
グルコース。 (ii) オリザブランB 分子量(ゲル濾過法):5.2×104 比旋光度:[α]D+152.9゜(c 0.378、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)ν max(cm〜1):
33109951 H−核磁気共鳴スペクトル δ:4.94、13 C−核磁気共鳴スペクトル δ:65.8t,69.7d,
70.4d,71.6d,73.6d,97.9d、 元素分析値:C,43.08;H,6.28,N,0.65%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:13.0cm(グルコース
7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動
度:0cm(ブロモフエノールブルー3.1cm)、
フエノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法お
よびクロモトロプ酸・硫酸法による中性糖含
有量(グルコース換算)がそれぞれ95.9,
99.6および100.2%;カルバゾール・硫酸法
によるウロン酸含有量(グルクロン酸換算)
が17.5%;ローリイ法による蛋白質量が1.4
%;アセトキシ基含有量が0.9%;構成糖が
グルコース。 (iii) オリザブランC 分子量(ゲル濾過法):7.4×104 比旋光度:[α]D−21.9゜(c 0.402、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)ν max(cm-1):
3340,1040、1 H−核磁気共鳴スペクトル δ:1.20,1.98,
4.43,5.00,5.1713 C−核磁気共鳴スペクトル δ:60.3,61.2,
68.7,69.3,69.9,70.2,70.8,71.8,72.7,
73.0,73.5,75.1,75.6,76.5,81.1,81.3,
83.9,102.6,103.6,107.4,107.9,109.3 元素分析値:C,43.22;H,6.20,N,3.05%、 ガラス繊維濾紙電気泳動度:9.0cm(グルコース
7.8cm)、 ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動
度:1.7cm(ブロモフエノールブルー3.1cm)、
フエノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法お
よびクロモトロプ酸・硫酸法による中性糖含
有量(グルコース換算)がそれぞれ47.0、
33.0および73.9%;カルバゾール硫酸法によ
るウロン酸含有量(グルクロン酸換算)が
17.7%;ローリイ法による蛋白質量が11.6
%;アセトキシ基含有量が1.2%;構成糖が
ラムノース(0.2)、アラビノース(0.5)、キ
シロース(0.3)、マンノース(0.4)、ガラク
トース(1.0)およびグルコース(0.3)[但
し( )内の数値はガラクトース重量を1.0
としたときの各構成糖の重量比率を示す] (iv) オリザブランD 分子量(ゲル濾過法):8.4×104 比旋光度:[α]D−14.9゜(c 0.349、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)ν max(cm-1):
3350,1060、1 H−核磁気共鳴スペクトル δ:4.45,5.04,
5.21、13 C−核磁気共鳴スペクトル δ:60.6,61.4,
68.8,70.9,71.9,72.9,73.1,73.8,76.7,
84.1,102.8,103.9、 元素分析値:C,40.84;H,5.54,N,1.35% ガラス繊維紙電気泳動度:7.5cm(グルコース7.8
cm) ポリアクリルアミドゲル(5%ゲル)電気泳動
度:1.7cm(ブロモフエノールブルー3.1cm)、
フエノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法お
よびクロモトロプ酸・硫酸法による中性糖含
有量(グルコース換算)がそれぞれ56.0、
41.0および52.8%;カルバゾール・硫酸法に
よるウロン酸含有量(グルクロン酸換算)が
14.6%;ローリイ法による蛋白質量が7.6
%;アセトキシ基含有量が1.4%;構成糖が
ラムノース(0.1)、アラビノース(0.3)、ガ
ラクトース(1.0)およびグルコース(0.1)
[但し( )内の数値はガラクトース重量を
1.0としたときの各構成糖の重量比率を示す] この発明の化粧料に添加する多糖類は、上記の
オリザブランA〜Dの各成分、これらの混合物な
らびにこれらの単離前の抽出物の何れであつても
よい。抽出物は、多糖類が実質的に含有されてい
ればよい。すなわち、通常の抽出物は、多糖類が
60%程度以上含まれ、このような抽出物がこの発
明の多糖類として利用できる。 この発明の化粧料への多糖類の添加量は、この
発明の化粧料中、通常0.0001〜5.0重量%、好ま
しくは0.01〜1重量%含有される。 この化粧料の剤形は任意であり化粧水、ローシ
ヨン、クリーム、パツク、発泡剤等の皮膚化粧
料、口紅、ほほ紅、アイシヤドー、マニキユア等
のメイクアツプ化粧料、シヤンプー、ヘヤトニツ
ク、トリートメント、ヘヤークリーム、スプレ
ー、発泡剤等の毛髪化粧料、脱毛化粧料、粉末、
液、錠剤等の化粧用浴湯剤、シロツプ、茶剤、錠
剤、顆粒剤等の内服化粧料、或は固型、液状、ス
プレー等の洗剤、石鹸などのいずれであつてもよ
い。これら剤形のうち特に好ましいのは石けんと
浴湯剤である。 この発明の化粧料は前記の有効成分に加えて必
要に応じてこの発明の効果を損なわない範囲内で
化粧品、医薬品等で一般に用いられる各種成分、
すなわち水性成分、粉末成分、油分、界面活性
剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香
料、着色剤、無機及び有機質の増量剤、薬剤等を
配合することができる。 (ニ) 実施例 次にこの発明を実施例によつて説明するがこの
発明を限定するものではない。 米ぬかの多糖類の抽出分離 宮城県産米ぬか(ササニシキ)30Kgを冷水80リ
ツトルで3日間、計3回抽出した。抽出溶媒であ
る水を留去してエキス9.4Kgを得た。このエキス
1Kgを水1リツトルに溶かし、さらにエタノール
4リツトルを加え、生成した沈澱を濾取し、エタ
ノールで充分洗浄し、乾燥して、淡褐色の粉末09
Kgを得た。このものは60%以上の多糖類からなる
ことが確認された(以下多糖類と称す)。 オリザブランA,B,CおよびDの分離 上記の多糖類0.3Kgを0.05モルトリス塩酸緩衝
液(PH9.0)で処理し、可溶分0.15KgをDEAE−ト
ヨパール(Toyopearl)650Hを充填したカラム
(内径2.2センチメートル、長さ45センチメート
ル)に注入し、塩化ナトリウムを0モルから1モ
ルに濃度を上げながら、水で溶出させて、0−1
画分と0−2画分の2画分を得た。 0−1画分はまずセフアクリル(Sephacryl)
S−200を充填したカラム(内径4.0センチメート
ル、長さ95センチメートル)を用い、塩化ナトリ
ウムを0.5モル含む0.1モルトリス塩酸緩衝液(PH
7.0)で溶出、ついでセフアクリルS−500を充填
したカラム(内径4.0センチメートル、長さ95セ
ンチメートル)を用い、塩化ナトリウムを0.5モ
ル含む0.1モルトリス塩酸緩衝液(PH7.0)で溶
出、最後にセフアクリルS−1000を充填したカラ
ム(内径3.0センチメートル、長さ95センチメー
トル)を用い、塩化ナトリウムを0.5モル含む0.1
モルトリス塩酸緩衝液(PH7.0)で溶出して、オ
リザブランAおよび0−3画分を得た。 0−3画分はさらにDEAE−トヨパール650M
を充填したカラム(内径2.2センチメートル、長
さ45センチメートル)に注入し、塩化ナトリウム
の0モルから0.3モルに濃度を上げながら0.05モ
ルトリス塩酸緩衝液(PH9.0)で溶出させてオリ
ザブランBおよびオリザブランCを得た。 0−2画分はまずセフアクリルS−200を充填
した充填したカラム(内径4.0センチメートル、
長さ95センチメートル)を用い、塩化ナトリウム
を0.5モル含む0.1モルトリス塩酸緩衝液(PH7.0)
で溶出、ついでセフアクリルS−500を充填した
カラム(内径4.0センチメートル、長さ95センチ
メートル)を用い、塩化ナトリウムを0.5モル含
む0.1モルトリス塩酸緩衝液で溶出、最後に
DEAE−トヨパール650Mを充填したカラム(内
径2.2センチメートル、長さ45センチメートル)
を用い、蟻酸アンモニウムを0モルから0.5モル
に濃度を上げながら、水で溶出させることによつ
てオリザブランDを得た。 次に、米ぬかより抽出して得られた上記の多糖
類について次のような試験を行つた。 (創傷治癒促進作用の試験) 生後8週分のウイスター系ラツト(雄)5匹を
1群とし、毛刈の後、試験に供した。ラツトはネ
ンブタールにより麻酔を行い正中線に沿つて、約
2cm脊部皮膚を切開し、ただちに切開部分をミツ
ヘル縫合し、上記の多糖類の生理食塩水に0.1%
溶解して、その0.1mlを1日1回塗布する試験を
2週間連続して行つた、この間縫合針は3〜4日
後に外した。2週間後ラツトを死亡させ、切開部
を中心に幅2cmの短冊状の皮膚切片を作り、その
切片の引張り強度を測定した。測定はテンシロン
UTM−4(東洋測器株式会社)を用いて行つた。
なお、コントロールとしては、上記多糖類を含ま
ない生理食塩水を塗布した皮膚切片を用いた。そ
の結果は第1表の通りである。
【表】 以上の結果から、多糖類を塗布した部位は、コ
ントロールの生理食塩水のみを塗布した部位に比
し、はるかに引張り強度が増加し、顕著な創傷治
癒効果をもたらすことが判明した。 (肌荒れ改善作用の試験) 上記多糖類の肌荒れ改善効果を検する為、多糖
類を0.1%配合した下記化粧水(実施例1の処方)
と多糖類を精製水で置きかえたブランク用化粧水
を用いて人体パネルで肌荒れ改善効果試験を行つ
た。化粧水は次の処方により作製した。 多糖類 0.1(重量%) グリセリン 4.0 エタノール 5.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 ポリオキシエチレンオレイルアルコール
0.5 メチルパラベン 0.05 香 料 0.05 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.1 精製水 87.19 試験方法は、顔の皮膚表面形態をミリスン樹脂
によるレプリカ法を用いて、肌のレプリカを取
り、17倍の顕微鏡にて観察を行い、皮紋の状態及
び角層の剥離状態から第2表の評価表の基準にも
とづいて評価し、2に当る肌荒れと判定される女
性(肌荒れパネル)25名を選定する。そして各人
の顔面左右半々に、多糖類配合化粧水とブランク
用化粧水を1日2回、2週間塗布し、2週間後再
び前記のレプリカ法により肌の状態を観察し、第
2表の基準に従い、その改善度を評価し、第3表
の結果を得た。
【表】
【表】 以上より上記多糖類を配合した化粧水を使用し
た荒れ肌顔面部は、配合しなかつたブランク化粧
水を使用した荒れ肌顔面部位と比較し、顕著な改
善効果が認められ、多糖類に肌荒れ改善作用のあ
ることは明確である。 (水分保持作用の試験) この発明の多糖類の保湿剤としての保水性効力
を検する為、人の足より剥離した角層を用いて、
現在保湿剤としての効果が高く、化粧料中に保湿
剤として最も頻用される尿素とその効果を比較し
た。またコントロールとしては水を用いた。 被験物の上記多糖類及び尿素はいずれも5%水
溶液とし、コントロールとしては水のみを用い、
この中にそれぞれ人の足より剥離した角層を厚さ
0.5mm、直径1cmの錠剤にプレスしたものを15分
間浸漬した。そして1被験物試料あたりのサンプ
ルは各5個を使用した(n=5)。次にそれぞれ
の角層を取出し表面上の水滴を拭きとり、20℃で
93%の相対湿度下に放置し、5日後の角層100mg
当りの残存水分保護量を測定し、1試料当り5個
の平均値を算出し、多糖類、コントロールおよび
尿素の保水性の比較を行つた。その結果は第4表
の通りである。
【表】 上記の結果より多糖類はコントロールに比し、
水分保持量がはるかに高く、保湿作用をもつこと
は明らかである。その保湿効果の強さは、従来化
粧料の保湿剤として繁用されてきた尿素と同等及
至はそれ以上の著明な効果を有し、しかも尿素の
如く基剤中で分解し、変色、変臭をもたらすこと
のない特性を有する。 これらの試験結果より、上記多糖類には創傷治
癒を促進し、艶の消失やたるみを防止し荒れ肌を
改善する顕著な作用があり、更に水分保持効果を
強化し、皮膚や毛髪の乾燥に起因するトラブルを
改善し、皮膚および毛髪の美容と健康に好適な化
粧料をもの配合によりもたらすことは明らかであ
る。 上記の多糖類を用いて次のような各種の化粧料
を得た。 実施例1 化粧水 多糖類 0.1(重量%) グリセリン 4.0 エタノール 5.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 ポリオキシエチレンオレイル アルコール 0.5 メチルパラベン 0.05 香料 0.05 クエン酸 0.01 クエン酸ソーダ 0.1 精製水 87.19 (製法) 精製水にクエン酸、クエン酸ソーダ、1,3ブ
チレングリコール、グリセリン、前記多糖類を溶
解する。別にエタノールにポリオキシエチレンオ
レイルアルコール、香料、メチルパラベンを溶解
し、これを前述の精製水溶液に加えて可溶化し、
3過して化粧水を得た。 実施例2 化粧水 多糖類 0.1(重量%) エチルアルコール 5.0 ポリオキシエチレンオイル アルコール 2.0 グリセリン 3.0 プロピレングリコール 3.0 メチルパラベン 0.05 香料 0.1 精製水 87.75 常法により調整して化粧水を得た。 実施例3 乳液 多糖類 0.05(重量%) ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10) モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン 酸エステル 1.0 クインスシード抽出物(5%水溶液)
15.0 プロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 0.05 精製水 70.6 (製法) エタノールに香料を加えて溶解する。一方精製
水に多糖類を加えて溶解し、さらにプロピレング
リコールを加えて加熱撹拌溶解し70℃に保つ。こ
れに、クインスシード抽出物を除く他の成分を混
合・加熱熔融してして70℃に保つた混合液を加え
る。これを予備乳化し、引続いてホモミキサーで
均一に乳化させる。得られた乳化液を撹拌しなが
ら、先に作製しておいた香料のエタノール溶液と
ウインシード抽出物を加える。次いで撹拌しなが
ら常温まで冷却して乳液を得た。 実施例4 乳液 多糖類 0.1(重量%) セチルアルコール 8.0 ステアリン酸 10.0 ラノリン 2.0 グリセリンモノステアレート 8.0 ポリオキシエチレンソルビ タンモノステアレート 2.0 香料 0.3 精製水 71.4 精製水に多糖類を溶し、常法により調製し、乳
液を得た。 実施例5 クリーム 多糖類 0.1(重量%) セトステアリルアルコール 3.5 スクワラン 40.0 ミツロウ 3.0 還元ラノリン 5.0 エチルパラベン 0.3 ポリオキシエチレン ソルビタン モノパルミチン酸エステル 2.0 ステアリン酸モノグリセリド 2.0 香料 0.03 1,3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 精製水 34.07 (製法) 先ず精製水に多糖類を加えて溶かし、75℃に加
温し、これに75℃に加温した1,3−ブチレング
リコール及びグリセリンを合したものと、それ以
外のものを合し、加熱溶解して75℃に保つたもの
を順次撹拌しながら加える。ホモミキサー処理
し、乳化粒子を細かくした後、撹拌しながら急冷
し、クリームを得た。 実施例6 コールドクリーム 多糖類 0.2(重量%) ミツロウ 10.0 ラノリン 5.0 流動パラフイン 35.0 固型パラフイン 5.0 ワセリン 10.0 ポリオキシエチレンソルビ タンモノオレエート 3.0 香料 0.5 精製水 31.3 多糖類を水にとかし、常法に上り調製してコー
ルドクリームを得た。 実施例7 パツク 多糖類 0.5(重量%) ポリビニールアルコール 15.0 カルボキシメチルセルロース 5.0 グリセリン 5.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.05 香料 0.05 精製水 64.50 精製水に多糖類とカルボキシメチルセルロース
を加えて溶し、グリセリンとポリビニールアルコ
ールとメチルパラベンを加え加熱撹拌し、香料を
溶解したエタノールを加えて撹拌溶解してパツク
を得た。 実施例 8 頭皮用化粧料 (スカルプトリートメント) (1) 多糖類 0.3(重量%) (2) 2−ヘキシルデシルパルミテート
10.0 (3) スクワラン 4.0 (4) ブチルパラベン 0.2 (5) ビタミンC 0.1 (6) 香料 0.05 (7) 1,3−ブチレングリコール 6.0 (8) ポリエチレングリコール 5.5 (9) エタノール 5.0 (10) 精製水 48.0 (11) 苛性カリ 0.03 (12) カルボキシビニルポリマー 0.2 (13) 精製水 20.42 (製法) (2)(3)(4)(5)(6)を70℃で溶解したものを70℃に保つ
た(2)(3)(4)と多糖類を溶解した(10)に撹拌しながら添
加し、更に室温で(11)(12)を撹拌溶解した(13)を添加
し、撹拌しながら冷却してスカルトプトソートメ
ントを得た。 実施例9 外用パウダー 多糖類 0.5%(重量%) 澱粉 50% 亜鉛華 50% 混合物 99.5% これらを混合して外用パウダーを得た。 実施例10 浴湯剤(粉末) 多糖類 10.0 乾燥硫酸ナトリウム 40.0 塩化ナトリウム 35.0 ホウ砂 10.0 黄色202号(1)色素 0.5 香料 2.0 重炭酸ナトリウム 2.5 以上を混合した化粧用浴湯剤(粉末)を得た。 実施例11 石鹸 多糖類 0.1(重量%) 砂糖 12.0 グリセリン 9.5 精製水 14.3 エチルアルコール 1.0 石鹸分 60.1 香料 1.4 染料その他 1.6 常法に従つて調製し透明石鹸を得た。 実施例12 シヤンプー 多糖類 0.2(重量%) ポリオキシエチレンラウリル 硫酸ナトリウム(2−4E.O) 20.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
5.0 モノステアリン酸エチレン グリコール(真珠光沢剤) 2.0 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 香料 0.2 精製水 72.3 常法に従つて調製しシヤンプーを得た。 (ホ) 発明の効果 この発明の化粧料は、皮膚の創傷の治療を促進
し、皮膚の艶の消失やたるみを防止し荒れ肌を改
善する顕著な作用があり、さらに水分保持効果が
大であるので皮膚や毛髪の乾燥に起因するトラブ
ルを改善する作用を有し、皮膚および毛髪の美容
と健康に好適なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 米ぬか中に含有され、下記性質: a 水に易溶性で、アルコール、エーテル、ベン
    ゼン、クロロホルムおよび酢酸エチルに難溶性
    であり、 b フエノール・硫酸法、アンスロン・硫酸法、
    クロモトロプ酸・硫酸法およびカルバゾール・
    硫酸法に対していずれも陽性反応を示す 多糖類を有効成分として含有することを特徴と
    する化粧料。 2 前記多糖類が0.0001〜5重量%含まれる特許
    請求の範囲第1項の化粧料。 3 前記多糖類が0.01〜1重量%含まれる特許請
    求の範囲第1項の化粧料。 4 石けんの剤形である特許請求の範囲第1項の
    化粧料。 5 浴湯剤の剤形である特許請求の範囲第1項の
    化粧料。
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