JPH0151141B2 - - Google Patents

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JPH0151141B2
JPH0151141B2 JP58167182A JP16718283A JPH0151141B2 JP H0151141 B2 JPH0151141 B2 JP H0151141B2 JP 58167182 A JP58167182 A JP 58167182A JP 16718283 A JP16718283 A JP 16718283A JP H0151141 B2 JPH0151141 B2 JP H0151141B2
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shift
chelate
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perfluoro
acid
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Daikin Kogyo Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/281Means for the use of in vitro contrast agents

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、含フツ素光学分析試薬、特にNMR
(核磁気共鳴分析)用のシフト試薬に関するもの
である。 有機化合物の光学純度を知るために、NMRシ
フト試薬を利用することが広範に行なわれてい
る。ユーロピウムキレート等のランタニドキレー
トからなるシフト試薬では、リガンド(配位子)
であるβ−ジケトンがその性能を決定する重要な
化合物であり、一般にフツ素原子を多く含むもの
が特に有効であるとされている。しかしながら、
このようなシフト試薬はいずれも、分子内に酸素
原子や窒素原子等のヘテロ原子による孤立電子対
を有する試薬に対してしかシフト作用がなく、従
つてオレフインの如き不飽和結合又は芳香族性不
飽和結合を有している試料に対してはシフト作用
を発揮しないものである。オレフインや、芳香族
置換基しか有さない炭化水素系の基質に対するシ
フト試薬については、エバンス(“J.Chem.Soc.
Chem.Commun.”,1975,205)によるLn(fod)3
−C3F7COOAg、及びシーバース(“Anal.
Chem.”53,393(1981)又は“J.Am.Chem.
Soc.”,102,5903(1980))によるLn(fod)3−Ag
(tfa)が提案されているが、これらの系における
光学異性体の分析に関しては1報(R.E.Sievivs
et.al.,J.Am.Chem.Soc.,104,382−388(1982)〕
を除いて報告されていない。 本発明の目的は、不飽和結合をもつ試料に対し
ても充分なシフト作用等の光学分析機能を発揮
し、かつフツ素原子を含みしかも適度な立体的か
さ高さのある新規で有用なフツ素光学分析試薬を
提供するものである。 即ち、本発明は、一般式: (但、Rf及びRf′は互いに同一の若しくは異なる
フルオロ炭化水素基、または鎖中にエーテル結合
を有する互いに同一の若しくは異なるフルオロ炭
化水素基、Yは水素原子又はフツ素原子である。) で表わされるフルオロ−β−ジケトンのプラセオ
ジムキレート化合物と、 一般式: Rf″COOAg (但、Rf″はフルオロ炭化水素基である。)で
表わされる脂肪族の銀塩とからなることを特徴と
する含フツ素光学分析試薬に係るものである。 本発明による含フツ素光学分析試薬を形成する
上記フルオロ−β−ジケトンのようにキラル炭素
C〓が存在している化合物は、プラセオジムキレ
ート、ユーロピウムキレート等のランタニドキレ
ートからなるシフト試薬を形成するのに有効であ
る。即ち、フツ素原子によつて、1)電子求引性
が高まつてキレートが活性化され、シフト試薬と
してのルイス酸性度が増大するので、低濃度でも
シフト効果に優れたものとなる。2)基質とオー
バーラツプする水素原子が少ないため、基質のシ
グナルとのオーバーラツプが少なくなる。3)有
機溶媒に対する溶解度が増す。4)上記一般式中
のRf及びRf′が
【式】である 場合には、分子構造的にみて対称的な構造になる
から立体効果によつてシフト試薬が安定化し、か
つキラル中心(炭素)を2個もたせることができ
る。なお、Rf,Rf′には夫々キラル炭素が3以上
存在していてもよい。 上記一般式において、Rf及びRf′は炭素原子数
7以下のフルオロアルキル基、例えば−CF3,−
C2F5,−C3F7,−C4F9等からなつていてよい。 本発明で注目すべきことは、上記のフルオロ−
β−ジケトンのランタニドキレートと併用して、
上記一般式:(Rf″COO)nMで表わされる脂肪酸
の金属塩(銀塩)を使用していることである。こ
の金属塩は、後述する如く、その金属元素を介し
てオレフイン等の不飽和化合物とランタニドキレ
ートとの間の相互作用を効果的に生ぜしめ、これ
によつて上記ランタニドキレートとオレフイン等
との間に複合化合物を形成し、これがNMRスペ
クトルにシフトをもたらすものと考られる。本発
明による上記ランタニドキレートと上記金属塩と
からなる分析試薬はまた、キラルでない炭化水素
化合物の非等価なプロトンのNMRスペクトル上
のシフトをも可能にするものである。 上記金属塩の一般式において、Rf″は溶媒への
溶解性を考慮して炭素原子数3〜8のフルオロア
ルキル基、例えばC3F7−,C4F9−,C5F11−,
C6F13−等が望ましい。また、Mは銀原子からな
つている。参考迄に述べると他にも、他の周期表
第族、第族、第族、第族又は第族に属
する金属原子、例えば水銀、ハフニウム、ポロニ
ウム、パラジウム等の各元素が適用可能であり、
遷移金属であるのが望ましい。 次に、本発明による分析試薬を形成するフルオ
ロ−β−ジケトン類をその製造プロセスに従つて
具体的に例示する。 ペルフルオロカルボン酸フツ化物、例えばペル
フルオロ−2−プロポキシプロピオン酸フツ化物
【式】をヘキサンフルオ ロ−1,2−エポキシプロパンの二量化反応によ
つて得る。このペルフルオロカルボン酸フツ化物
1は次式により(−)−α−フエニルエチルアミ
ンと縮合させることによりジアステレオマー混合
を生成し、これをカラムクロマトグラフイー
で分離して得られた生成物を加水分解し、光学活
性なペルフルオロカルボン酸1′に光学分割する。 なお、本発明者の検討によれば、このペルフル
オロカルボン酸1′において上記Rfとしてペルフ
ルオロイソプロピル基を適用した場合には混合物
2から非常に良好に1′を光学分割できることが
分つている。このうちペルフルオロ−2−イソプ
ロポキシプロピオン酸については、本出願人が先
に出願した特願昭56−155440号(特開昭58−
57333号)による次の反応に従つて合成されたフ
ツ化物を経て得るのがよい。 一方、次式の如く酢酸tert−ブチルから得ら
れるエノレートアニオンはカルボン酸塩化物か
ら相当するβ−ジケトンを得る有用な試薬である
ことが知られている。 そこで、本発明者は、光学分割された上記ペル
フルオロカルボン酸のうち例えば(+)−ペルフ
ルオロ−2−プロポキシプロピオン酸を五塩化
リンによつてその酸塩化物:
【式】に導びき、 これを次式に従つて反応させ、目的とするキラル
なβ−ジケトンジ(ペルフルオロ−2−プロポキ
シプロピオニル)−メタンを合成した。このジ
ケトンは好収率(例えば90%)で得ることがで
きる。 こうして得られた(+)−β−ジケトンジ(ペ
ルフルオロ−2−プロポキシプロピオニル)−メ
タン(DPPM)は、更に次の常法に従つて相
当する下記の(+)−ランタニドキレートに導
びく。これは、(−)−β−ジケトンジ(ペルフル
オロ−2−プロポキシプロピオニル)−メタンで
も同様である。 なお、このランタニドキレートは、上述した
ペルフルオロ−2−イソプロポキシプロピオン酸
を用いた場合には、次の如くに表わせる。 一方、このランタニドキレートと併用して使用
する金属塩、即ち銀塩は、次の如くにペルフル
オロカルボン酸(例えばペルフルオロペンタン
酸)と酢酸銀とをエーテル中で反応させることに
より合成する。 また、次の銀塩9′も合成可能である。 次に、上記に得られたランタニドキレート
銀塩とからなるNMRシフト試薬をエナンチオ
マー分析に適用した例を説明する。 本発明のシフト試薬で最も注目すべき点とし
て、キラル中心をもつ化合物、例えば次の一般式
で表わされるオレフイン(アリル位に不斉炭素を
もつもの)を基質とした場合のシフト作用を検討
する。 (但、R1,R2は炭素原子数10以下の例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基。) このオレフインとして具体的には、
【式】を使用する場合、 上記ランタニドキレートとしてのプラセオジム
キレートと、銀塩とを等モル含むシフト試薬で
分析すると、第1図に示す如きオレフインの
1HNMRスペクトル(r/s=0)が第2図に示
す如くに充分にシフトする(r/s=0.16)。こ
の事実は、従来のシフト試薬では全く得られない
新規で有用な発見であり、これまで不可能とされ
ていたキラルなオレフインの光学純度の決定(ひ
いては光学分割)を可能にするものである。こう
したシフト作用は、(+)プラセオジムキレート
と(−)銀塩との組合せが有効であり、また
(−)プラセオジムキレートに対しては(+)銀
塩を組合せると有効であることが確認されてい
る。なお、上記のr/sとは、試薬対基質の濃度
比(モル比)のことであり、一般に値が小さい
程、少量の試薬量でシフト効果が得られることを
示す。 上記の如く、オレフイン(基質)に対し本発明
のシフト試薬が効果を発揮するのは、銀塩がオレ
フインとプラセオジムキレートとの間を媒介する
ことにより、両者の相互作用を生ぜしめるためで
あると考えられる。 従つて、本発明によるシフト試薬によつて、た
とえ分子内にOやN等のヘテロ原子が存在してい
なくても、キラルなオレフインの光学純度の決定
がはじめて可能となつたのである。 なお、基質としてのオレフインは上記以外にも
種々選択でき、また
【式】や 【式】の如く分子中にヘ テロ原子を有しているものにも適用可能である。
この場合、C〓と【式】との間は離れすぎてい るが、−CH=CH−がC〓に隣接しているので、
シフト試薬との相互作用が増し、NMRによる分
析が可能となる。また、上記オレフインに代え
て、炭素−炭素間三重結合を有するアルキンから
なる基質も、上記したと同様にして光学純度を決
定することができる。 次に、本発明のシフト試薬はキラルでない不飽
和炭化水素、例えばトルエンの非等価なプロトン
のシフトにも効果があることが確認されている。 即ち、上記のランタニドキレートとしての
(±)Pr(DPPM)3と、銀塩としてのC4F9COOAg
とを等モルずつトルエン溶液(溶媒CHCl3)に添
加したところ、第3図に示す如く、トルエンのベ
ンゼン環上の非等価な3種類のプロトン(Ha
Hb,Hc)をNMRスペクトルにおいて完全に分
離できることが判明した。 次に、本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、以下の実施例は本発明の技術的思想に基
いて種々変形が可能であることが理解されよう。 実施例 1 1 光学活性なペルフルオロ−2−プロポキシプ
ロピオン酸の合成: ペルフルオロ−2−プロポキシプロピオン酸フ
ツ化物13.28g(40mmol)を水浴中で、(−)−α
−フエニルエチルアミン4.84g(40mmol)およ
びトリエチルアミン4.04g(40mmol)を含むジ
クロロメタン溶液(50ml)に滴下した。滴下後、
混合物を室温でさらに30分間撹拌した。反応混合
物を水および1規定塩酸で洗浄し、乾燥後に溶媒
を除去して、油状のジアステレオマー混合物
((+)−(−)および(−)−(−))を得た。 この混合物をヘキサン−ベンゼン混合溶媒
(3:1)を用いてシリカゲルカラムにより分離
した。第一のフラクシヨンとして(−)−(−)ア
ミドを6.23g(72%)得た。このアミドはm.
p.55.5〜56.5℃、〔α〕20 D−82.0゜(c1.00,C6H6)で
あつた。また、(+)−(−)アミドを第二のフラ
クシヨンとして6.06g(70%)得た。これはm.
p.83〜83.5℃、〔α〕20 D−88.0゜(c1.00,C6H6)であ
つた。 両者はIRスペクトルにおいてはともに、3300
cm-1および1700cm-1にそれぞれNH及びC=0の
特性吸収を示した。1HNMR(in CCl4)において
も、両者は全く同様なパターンを示した(δ1.53
(Me),5.12(CH),6.72(NH),7.27(Ph))。しか
しながら、19FNMRでは、ペルフルオロプロポキ
シ基の末端トリフルオロメチル基のケミカルシフ
トにおいて、(−)−(−)アミドの方が(+)−
(−)アミドよりも9HZ低磁場にあらわれること
がわかつた。両者はまだガスクロマトグラフイー
においても、その保持時間に差があることから、
19FNMRおよびガスクロマトグラフイーにより
純度を決定することができる。 純粋な(+)−(−)アミド4.33g(10mmol)
を、10%の水酸化ナトリウムを含むエタノール−
水混合溶媒(40ml)中に加え、16時間加熱還流さ
せた。反応液を塩酸で中和し、生成したカルボン
酸をエーテル抽出した。抽出液を硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、エーテルを除去し、残留物を
減圧蒸留して、(+)−ペルフルオロ−2−プロポ
キシプロピオン酸2.28g(69%)を得た。(α28 D
26.50゜(neat,l=1))。 同様にして(−)−(−)アミドから、(−)−ペ
ルフルオロ−2−プロポキシプロピオン酸2.38g
(72%)を得た。(α28 D−26.30゜(neat、l=1))
。 両者の物性値およびIR、NMRスペクトルを次
に示す。ここで、同プロピオン酸の構造式は次の
通りである。(但し、同構造式中のフツ素原子を
a,b,c,d,e,fとし、対応するNMRの
データの左上に同じアルフアベツトを記した:以
下同様)。 b.p.:93〜94℃/90mmHg IR(film):3200(OH),1780(C=0)cm-1 1HNMR(CDCl3):δ10.3ppm 19FNMR(neat):δa2.7(1F),b5.43(3F),c6.3
(3F),d10.0(1F),e53.0(2F),f54.8(1F)ppm(
外部
標準CF3CO2H) 2 (+)−ペルフルオロ−2−プロポキシプロ
ピオン酸塩化物の合成: (+)−ペルフルオロ−2−プロポキシプロピ
オン酸3.30g(10mmol)を氷浴中で五塩化リン
2.50g(12mmol)に滴下した。加え終わつたの
ち、室温で10分間撹拌し、注意深く蒸留すること
により、酸塩化物を3.24g(93%)得た。この
bp73〜74℃、α20 D+8.66゜(neat,l=1)であつ
た。 3 (+)−ジ(ペルフルオロ−2−プロポキシ
プロピオニル(メタン)の合成: イソプロピルマグネシウムクロリド
(40mmol)をジエチルエーテル(20ml)中で合
成した。これに酢酸tert−ブチル4.64g
(40mmol)を室温で滴下した。反応は発熱的で
あり、すみやかにプロパンガスが発生した。エー
テルが自己還流するように滴下速度を調節した。
滴下終了後、さらに1時間撹拌したのち、(+)−
ペルフルオロ−2−プロポキシプロピオン酸塩化
物6.54g(18mmol)を滴下した。滴下後、15分
間室温で撹拌したのち、希塩酸でクエンチした。
有機層を分離したのち、硫酸マグネシウムで乾燥
した。エーテルおよび過剰の試薬を留去したの
ち、少量のp−トルエンスルホン酸を加え、混合
物を120℃で15分間加熱した。残留物を蒸留して
目的物を得た。この生成物の物性値、スペクトル
は次の通りであつた。その構造式は次の通りであ
る。 収量:5.20g(90%) bp:94−96℃/110mmHg 〔α〕28 D:+34.88゜(neat,l=1) IR(film):1600cm-1(C=0) 1HNMR(CCl4):13.67,5.97ppm 19FNMR(CCl4):δa1.65(1F),b4.00(3F),c4.7
7
(3F),d6.55(1F),e51.73(2F),f57.50(1F)ppm
(外
部標準CF3CO2H) 4 (−)−トリス〔ジ(ペルフルオロ−2−プ
ロポキシプロピオニル)メタナート〕プラセオ
ジム()の合成: 硝酸プラセオジム6水物(566mg、1.3mmol)
をメタノール(1ml)に溶解した。6規定水酸ナ
トリウム50%メタノール溶液(0.5ml)に(−)−
ジ(ペルフルオロ−2−プロポキシプロピオニ
ル)メタン(2.40g、3.9mmol)を加えた溶液
を、さきに準備した硝酸プラセオジム溶液に加
え、室温で2時間撹拌した。その後、蒸留水(5
ml)を加え、分離したオイルを塩化メチレンで抽
出した。抽出液は多量の蒸留水で洗い、Mg SO4
で乾燥した。塩化メチレンを減圧下で完全に留去
した後、五酸化リンをいれたデシケータ内で減圧
下2日おき、乾燥した。ほぼ純粋なプラセオジム
キレートを得た。(収量1.91g(72%))。 このキレートの分析データは次の通りであつ
た。その構造式は次の通りである。 〔α〕15 D:+74.20゜(C.0.29,CF2ClCF2Cl2) IR(film):1630cm-1(C=0) 1530cm-1(C=C) 1HNMR(CF2ClCFCl2):δ1.67ppm(broad) 19FNMR( 〃 ):a5.83(6F),b6.17(2F),
c53.67(2F),d60.00(1F)ppm(外部標準CF3CO2H) 5 (+)−ペルフルオロ−2−プロポキシプロ
ピオン酸の銀塩の合成: (+)−ペルフルオロ−2−プロポキシプロピ
オン酸(1.65g、5mmol)と酢酸銀(1.00g、
6mmol)をジエチルエーテル(10ml)に加えた。
光をさえぎり、4時間撹拌した。その後、ジエチ
ルエーテルを更に200ml加え生成物を完全に溶解
した。濾過して不溶物を取り除いた後、ジエチル
エーテルや副生物の酢酸を減圧留去した。五酸化
リンを入れたデシケータ中で減圧下に2日間乾燥
した。こうして、ほぼ純粋な(+)−ペルフルオ
ロ−2−プロポキシプロピオン酸銀を得た(収量
2.12g、(97%))。 この銀塩の分析データは次の通りであつた。そ
の構造式は次の通りである。 IR(KBr):1660cm-1(−CO219FNMR(アセトン):δa2.5(1F),b4.0(3F),c4
.9
(3F),d6.5(1F),e46.7(2F),f51.7(1F)ppm(
外部標
準CF3CO2H) 6 オレフインの1HNMR分析 次に、上記に得られた(−)−トリス〔ジ(ペ
ルフルオロ−2−プロポキシプロピオニル)メタ
ナート〕プラセオジム()と(+)−ペルフル
オロ−2−プロポキシプロピオン酸銀とからなる
分析試薬を用いて、α−メチルヘキセンの光学純
度を測定した。このオレフインの1HNMR測定に
おいてVarian EM390 90MHzNMRにより測定
を行つた。α−メチルヘキセン(試料)は液体
で、10mlを計りとり秤量した。溶媒はクロロホル
ム0.3mlを用いた。上記の分析試薬は、プラセオ
ジムキレートを1,1,2−トリクロロトリフル
オロエタンに20wt%に溶解したものと銀塩(結
晶)とを等モルずつ試料溶液に徐々に加え、スペ
クトルの変化を観測した。結果は第2図に示す通
りであつた。 なお、この1HNMR分析には、上記5)で得ら
れた銀塩をそのまま用いたが、銀塩1mmolにつ
き10mlの四塩化炭素からの再結晶(−10℃、1
日)で精製することも可能であつた。 実施例 2 実施例1におけるα−メチルヘキセンに代え、
次のヘテロ原子(酸素原子)含有オレフインを使
用した。 このオレフインは第4図に示す如き1HNMRス
ペクトルを示した(r/s=0)。ところが、こ
のオレフインを基質とし、これに次のプラセオジ
ムキレート及び銀塩からなる試薬を加えた結果、
1HNMRスペクトルは第5図の如くになり、ケミ
カルシフトが充分に生じた(r/s=0.064)。 実施例 3 基質としてトルエン10mlを秤量し(溶媒はクロ
ロホルム)、実施例1のプラセオジムキレートを
1,1,2−トリフルオロエタンに20wt%に溶
解したものとC4F9COOAgからなる銀塩とを等モ
ルずつ試料溶液に加え、スペクトルを観測したと
ころ、第3図に示した如きNMRスペクトルが得
られ、トルエンの非等価なプロトンが完全に分離
された。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明するためのものであつて、
第1図はキラルなオレフインのNMRスペクトル
図、第2図は本発明によるシフト試薬を使用した
場合のキラルなオレフインのNMRスペクトル
図、第3図は本発明によるシフト試薬を使用した
場合のトルエンのNMRスペクトル図、第4図は
キラルなヘテロ原子含有オレフインのNMRスペ
クトル図、第5図は本発明によるシフト試薬を使
用した場合のキラルなヘテロ原子含有オレフイン
のNMRスペクトル図、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: (但、Rf及びRf′は互いに同一の若しくは異なる
    フルオロ炭化水素基、または鎖中にエーテル結合
    を有する互いに同一の若しくは異なるフルオロ炭
    化水素基、Yは水素原子又はフツ素原子である。) で表わされるフルオロ−β−ジケトンのプラセオ
    ジムキレート化合物と、 一般式: Rf″COOAg (但、Rf″はフルオロ炭化水素基である。)で表
    わされる脂肪族の銀塩とからなることを特徴とす
    る含フツ素光学分析試薬。 2 Rf及びRf′が、一般式: (但、n=0〜3を示す。) で表わされ、鎖中にエーテル結合を有しかつキラ
    ル中心(C〓)をもつペルフルオロアルキル基で
    ある、特許請求の範囲の第1項に記載した含フツ
    素光学分析試薬。
JP58167182A 1983-09-09 1983-09-09 含フツ素光学分析試薬 Granted JPS6058538A (ja)

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