JPH0152106B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0152106B2 JPH0152106B2 JP3150281A JP3150281A JPH0152106B2 JP H0152106 B2 JPH0152106 B2 JP H0152106B2 JP 3150281 A JP3150281 A JP 3150281A JP 3150281 A JP3150281 A JP 3150281A JP H0152106 B2 JPH0152106 B2 JP H0152106B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten metal
- cavity
- crucible
- vacuum tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D18/00—Pressure casting; Vacuum casting
- B22D18/06—Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、鋳型に設けられた細径の長穴状キ
ヤビテイ内に効率よく金属溶湯(以下、単に溶湯
と言うこともある。)を注入し得る細径棒鋳造装
置に関する。
ヤビテイ内に効率よく金属溶湯(以下、単に溶湯
と言うこともある。)を注入し得る細径棒鋳造装
置に関する。
溶接棒のような細棒を製造するには、インゴツ
トから圧延によつて製造することが考えられる
が、インゴツトの径は例えば500〜600mmあり、こ
れから例えば2〜3mmにまで径を細くするために
は、数十回に亘つて鍛造、圧延および線引を行な
わなければならず、コスト面から不可能である。
また、硬くかつ延性に乏しいものについては、当
然鍛造、圧延および線引を行なうことができな
い。
トから圧延によつて製造することが考えられる
が、インゴツトの径は例えば500〜600mmあり、こ
れから例えば2〜3mmにまで径を細くするために
は、数十回に亘つて鍛造、圧延および線引を行な
わなければならず、コスト面から不可能である。
また、硬くかつ延性に乏しいものについては、当
然鍛造、圧延および線引を行なうことができな
い。
そこで従来、この種の細棒は鋳造法により製造
されていた。この鋳造法としては、溶湯の注入
をその自重を利用して行なう方法、あるいはい
わゆる低圧鋳造法がある。
されていた。この鋳造法としては、溶湯の注入
をその自重を利用して行なう方法、あるいはい
わゆる低圧鋳造法がある。
ところで、このような従来の鋳造法を用いてよ
り細い、例えば2〜3mm程度の溶接棒などを得よ
うとした場合、20cm程度以上の長さでかつ健全な
ものを得ることが困難であることが判明した。こ
れは、前述した長い溶接棒をいう要求を充足する
ものではない。
り細い、例えば2〜3mm程度の溶接棒などを得よ
うとした場合、20cm程度以上の長さでかつ健全な
ものを得ることが困難であることが判明した。こ
れは、前述した長い溶接棒をいう要求を充足する
ものではない。
この発明は、このような2〜3mm径程度の細径
の溶接棒に対する長棒化という要望に応えるもの
である。
の溶接棒に対する長棒化という要望に応えるもの
である。
この発明の出発点は、長棒化を困難にしている
原因の追求にある。追求によると、この種の細径
のものにあつては、注入された溶湯自体が細径で
あるが故に全体的な熱容量が小で、冷却凝固しや
すいこと、およびキヤビテイ内に入つた溶湯に対
する抵抗力(溶湯の粘性、表面張力に基づくと思
われる。)を無視し得ないこと、によつて長棒化
が困難であることが判つた。したがつて、長棒化
のためには、溶湯が固まるまでの短時間内に注入
した溶湯を鋳型のキヤビテイ内に速く流すように
することが重要である。
原因の追求にある。追求によると、この種の細径
のものにあつては、注入された溶湯自体が細径で
あるが故に全体的な熱容量が小で、冷却凝固しや
すいこと、およびキヤビテイ内に入つた溶湯に対
する抵抗力(溶湯の粘性、表面張力に基づくと思
われる。)を無視し得ないこと、によつて長棒化
が困難であることが判つた。したがつて、長棒化
のためには、溶湯が固まるまでの短時間内に注入
した溶湯を鋳型のキヤビテイ内に速く流すように
することが重要である。
そこで、この発明では溶湯の自重、それにもキ
ヤビテイを鉛直方向に沿わせることによつて効率
良く作用させるようにし、しかもこれに加えてそ
の溶湯に負圧又は正圧あるいはそれら両方を加え
ることによつて溶湯を鋳型のキヤビテイ内へ短時
間で注入することができるようにした。
ヤビテイを鉛直方向に沿わせることによつて効率
良く作用させるようにし、しかもこれに加えてそ
の溶湯に負圧又は正圧あるいはそれら両方を加え
ることによつて溶湯を鋳型のキヤビテイ内へ短時
間で注入することができるようにした。
まず、この発明の一実施例について説明する前
に、一実施例に適用される基本的な構成について
第1図を参照して説明する。
に、一実施例に適用される基本的な構成について
第1図を参照して説明する。
図中1は鋳型である。この鋳型1内には、その
鋳型1を貫通する細径のキヤビテイ2が設けられ
ている。そして、この鋳型1自体は、キヤビテイ
2をほぼ鉛直方向に合致させて設置させている。
また、鋳型1の下端面は、フイルター3が設けら
れたベツセル4が取り付けられている。そのフイ
ルタ3は次の二つの機能を有するものである。す
なわち、一つにはキヤビテイ2内へ注入された溶
湯がキヤビテイ2から漏れるのを防止する機能で
あり、また一つには溶湯から発生する金属粉末、
いわゆるスプラツシユを取り除く機能である。そ
のため、このフイルタ3は耐火物フイルタなどで
作られている。また、ベツセル4は配管5を介し
て真空ポンプ6に連結されており、ベツセル4と
真空ポンプ6との間の配管5の中途部にはベツセ
ル4側から真空ポンプ6側へ向けて電磁弁7と真
空タンク8が設置されている。電磁弁7は、溶湯
がキヤビテイ2内へ若干入つた時に開くようにな
されている。つまり、キヤビテイ2が溶湯によつ
て蓋をなされた状態で真空タンク6とキヤビテイ
2とを連結することにより、これによつて真空吸
引の効果を確実なものとしている。このように電
磁弁7はキヤビテイ2内と真空タンク8とを遮断
するものであるから、気密性を保持することがで
き、かつシヤツター機構を有するものなら他のも
のでも良い。また、その設置箇所としては、鋳型
1の上方であつても良いが、シヤツター開いた時
に、溶湯によつて蓋が形成されないうちにシヤツ
タが開くと効果的に真空吸引することができない
から注意を要する。そのためには、例えばシヤツ
タの上部に溶湯が深く溜まつてから開くように
し、かつシヤツタを鋳型1の上部に接するように
して設けると良い。
鋳型1を貫通する細径のキヤビテイ2が設けられ
ている。そして、この鋳型1自体は、キヤビテイ
2をほぼ鉛直方向に合致させて設置させている。
また、鋳型1の下端面は、フイルター3が設けら
れたベツセル4が取り付けられている。そのフイ
ルタ3は次の二つの機能を有するものである。す
なわち、一つにはキヤビテイ2内へ注入された溶
湯がキヤビテイ2から漏れるのを防止する機能で
あり、また一つには溶湯から発生する金属粉末、
いわゆるスプラツシユを取り除く機能である。そ
のため、このフイルタ3は耐火物フイルタなどで
作られている。また、ベツセル4は配管5を介し
て真空ポンプ6に連結されており、ベツセル4と
真空ポンプ6との間の配管5の中途部にはベツセ
ル4側から真空ポンプ6側へ向けて電磁弁7と真
空タンク8が設置されている。電磁弁7は、溶湯
がキヤビテイ2内へ若干入つた時に開くようにな
されている。つまり、キヤビテイ2が溶湯によつ
て蓋をなされた状態で真空タンク6とキヤビテイ
2とを連結することにより、これによつて真空吸
引の効果を確実なものとしている。このように電
磁弁7はキヤビテイ2内と真空タンク8とを遮断
するものであるから、気密性を保持することがで
き、かつシヤツター機構を有するものなら他のも
のでも良い。また、その設置箇所としては、鋳型
1の上方であつても良いが、シヤツター開いた時
に、溶湯によつて蓋が形成されないうちにシヤツ
タが開くと効果的に真空吸引することができない
から注意を要する。そのためには、例えばシヤツ
タの上部に溶湯が深く溜まつてから開くように
し、かつシヤツタを鋳型1の上部に接するように
して設けると良い。
次に、以上の構成の装置を用いて溶湯を注入す
る場合について説明する。先ず、るつぼ(図示せ
ず)等から溶湯をキヤビテイ2にその上端から注
ぐ。なお、このとき、キヤビテイ2の上端開口を
ろうと状にしておくと溶湯を注入し易い。そし
て、溶湯がその自重によりキヤビテイ2内若干流
れ込んだ時に電磁弁7を開く。すると、、真空タ
ンク8によつてキヤビテイ2内が急激に真空状態
になる。しかも、真空タンク2の容量が大きいか
ら、一旦真空状態になると、その状態が持続す
る。そして、溶湯は自重及び真空吸引力によりキ
ヤビテイ2内を下方のフイルタ3までその粘性に
抗して速く流れて行き、キヤビテイ2内への溶湯
注入を完了する。
る場合について説明する。先ず、るつぼ(図示せ
ず)等から溶湯をキヤビテイ2にその上端から注
ぐ。なお、このとき、キヤビテイ2の上端開口を
ろうと状にしておくと溶湯を注入し易い。そし
て、溶湯がその自重によりキヤビテイ2内若干流
れ込んだ時に電磁弁7を開く。すると、、真空タ
ンク8によつてキヤビテイ2内が急激に真空状態
になる。しかも、真空タンク2の容量が大きいか
ら、一旦真空状態になると、その状態が持続す
る。そして、溶湯は自重及び真空吸引力によりキ
ヤビテイ2内を下方のフイルタ3までその粘性に
抗して速く流れて行き、キヤビテイ2内への溶湯
注入を完了する。
なお、この基本構成では、キヤビテイ2の下端
に負圧を与えているが、さらに、キヤビテイ2の
上端に正圧を加えるようにしても良いことは勿論
である。
に負圧を与えているが、さらに、キヤビテイ2の
上端に正圧を加えるようにしても良いことは勿論
である。
ところで、この基本構成では溶湯の自重を利用
しているのであるから、るつぼからキヤビテイ2
内に溶湯を注入するとき、るつぼを鉛直方向に向
けて溶湯を注入するようにするのが好ましい。し
かし、この場合には溶湯の断切れ、あるいは溶湯
の飛散に留意する必要がある。
しているのであるから、るつぼからキヤビテイ2
内に溶湯を注入するとき、るつぼを鉛直方向に向
けて溶湯を注入するようにするのが好ましい。し
かし、この場合には溶湯の断切れ、あるいは溶湯
の飛散に留意する必要がある。
次に、そのような留意点に基づいて、本発明の
一実施例、すなわち前述の基本構成を応用した溶
接棒等の細径棒鋳造装置について第2図を参照し
て説明し、これによつてこの発明をより明らかに
する。なお、上記基本構成と同様な構成部分につ
いては、その説明を簡略にする。図中11は鋳型
で、この鋳型11は溶湯Mをキヤビテイ12内へ
注入するとき以外、キヤビテイ12の湯口12a
を下方に向けてその側部を水平軸13,13によ
り支持台14,14に回転自在に支持されてい
る。そして、この状態で鋳型11の下端部には、
るつぼホルダー15が取り付けられている。この
るつぼホルダー15の底部にはねじ機構によつて
上下してるつぼ16の上端開口部16aを鋳型1
1に押圧するためのるつぼ押え17が設けられて
いる。また、鋳型11の外周の適宜箇所にはリミ
ツトスイツチたたき18が設けられており、これ
に対応するリミツトスイツチ19が支持台14に
取り付けられている。このリミツトスイツチ19
は、鋳型11が倒立する直前に作動するようにな
されている。つまり、溶湯Mがキヤビテイ12内
へ若干流れ込んだ時にリミツトスイツチ19が作
動するようになされている。一方、溶湯11の上
端部はフイルタ20が取り付けられたベツセル2
1がボルト22よつて固定されている。このベツ
セル21は、前述した実施例と同様に、配管22
を介して電磁弁23、真空タンク24及び真空ポ
ンプ25に連結されている。なお、電磁弁23は
前記リミツトスイツチ19が作用すると開くよう
になされている。
一実施例、すなわち前述の基本構成を応用した溶
接棒等の細径棒鋳造装置について第2図を参照し
て説明し、これによつてこの発明をより明らかに
する。なお、上記基本構成と同様な構成部分につ
いては、その説明を簡略にする。図中11は鋳型
で、この鋳型11は溶湯Mをキヤビテイ12内へ
注入するとき以外、キヤビテイ12の湯口12a
を下方に向けてその側部を水平軸13,13によ
り支持台14,14に回転自在に支持されてい
る。そして、この状態で鋳型11の下端部には、
るつぼホルダー15が取り付けられている。この
るつぼホルダー15の底部にはねじ機構によつて
上下してるつぼ16の上端開口部16aを鋳型1
1に押圧するためのるつぼ押え17が設けられて
いる。また、鋳型11の外周の適宜箇所にはリミ
ツトスイツチたたき18が設けられており、これ
に対応するリミツトスイツチ19が支持台14に
取り付けられている。このリミツトスイツチ19
は、鋳型11が倒立する直前に作動するようにな
されている。つまり、溶湯Mがキヤビテイ12内
へ若干流れ込んだ時にリミツトスイツチ19が作
動するようになされている。一方、溶湯11の上
端部はフイルタ20が取り付けられたベツセル2
1がボルト22よつて固定されている。このベツ
セル21は、前述した実施例と同様に、配管22
を介して電磁弁23、真空タンク24及び真空ポ
ンプ25に連結されている。なお、電磁弁23は
前記リミツトスイツチ19が作用すると開くよう
になされている。
そして、以上のような構成の装置を用いて細径
鋳造棒を製造する場合、先ず溶湯Mを入れたるつ
ぼ16をるつぼ押え17によつて鋳型11に押圧
してその開口部16aを密着させる。次に水平軸
13,13を回転させてこの装置全体を回転させ
る。回転が進行すると、るつぼ16内の溶湯Mが
その自重によりキヤビテイ12内へ流れ込む。さ
らに回転してリミツトスイツチ19が作動する
と、電磁弁23が開き、真空タンク24によつて
キヤビテイ12内が真空状態になる。これによ
り、溶湯Mはキヤビテイ12内を速く流れること
ができる。なお、鋳型11はちようど反転した時
に止めておく。これによつて、溶湯Mの自重を最
も効果的に利用することができる。また、このよ
うな構成であると、キヤビテイ12内の溶湯Mの
流速向上の他に、溶湯Mは最初徐々にキヤビテ
イ12内に流れ込み、しかも、その量が適当な時
期に真空タンク24により吸引されるから、溶湯
Mは断切れを生じることなく粘性の低い状態で一
気にに鋳型11内に流入し、均一で欠陥のない凝
固体が得られる、るつぼ16は完全に反転する
から溶湯の自重をより効果的に利用できる、る
つぼ16は鋳型11に押圧密着されているから溶
湯Mが飛び散ることがなく安全である等の効果が
得られる。
鋳造棒を製造する場合、先ず溶湯Mを入れたるつ
ぼ16をるつぼ押え17によつて鋳型11に押圧
してその開口部16aを密着させる。次に水平軸
13,13を回転させてこの装置全体を回転させ
る。回転が進行すると、るつぼ16内の溶湯Mが
その自重によりキヤビテイ12内へ流れ込む。さ
らに回転してリミツトスイツチ19が作動する
と、電磁弁23が開き、真空タンク24によつて
キヤビテイ12内が真空状態になる。これによ
り、溶湯Mはキヤビテイ12内を速く流れること
ができる。なお、鋳型11はちようど反転した時
に止めておく。これによつて、溶湯Mの自重を最
も効果的に利用することができる。また、このよ
うな構成であると、キヤビテイ12内の溶湯Mの
流速向上の他に、溶湯Mは最初徐々にキヤビテ
イ12内に流れ込み、しかも、その量が適当な時
期に真空タンク24により吸引されるから、溶湯
Mは断切れを生じることなく粘性の低い状態で一
気にに鋳型11内に流入し、均一で欠陥のない凝
固体が得られる、るつぼ16は完全に反転する
から溶湯の自重をより効果的に利用できる、る
つぼ16は鋳型11に押圧密着されているから溶
湯Mが飛び散ることがなく安全である等の効果が
得られる。
また、上記の鋳造装置においては、鋳型11の
下端面にるつぼ16を固定し、鋳型11の上端面
に真空タンク24を固定するようにしているか
ら、水平軸13,13の回りの回転モーメントを
バランスさせることができ、したがつて鋳型11
を容易に回転させることができる。ちなみに、真
空タンク24を床面上に設置し、これとるつぼ1
6とを柔軟性を有するパイプによつて接続するこ
とも考えられるが、このようにした場合には、水
平軸13,13にるつぼ16による大きな回転モ
ーメントが作用し、このため鋳型11を回転させ
るのに多大の労力、あるいは大型の回転装置が必
要になる。 ところで、この発明は、溶湯Mの自
重と真空タンク24の吸引とを利用して溶湯Mの
細径の鋳型11に一気に流入させることを特徴と
しており、そのためには、装置が反転してるつぼ
16から溶湯Mが鋳型11の上端面に流入するタ
イミングと弁23を開いて真空タンク24による
吸引を開始するタイミングとを合わせることが必
要となる。すなわち、具体的にはリミツトスイツ
チ19の作動のタイミングが早過ぎると、溶湯M
が鋳型11の上端面を充分に覆つておらず、流入
した一部の溶湯Mのみが吸引されてキヤビテイ1
2内に降下し、鋳型11により急激に熱を奪われ
て凝固して詰まりを生じたりする。一方、弁23
の開きが遅過ぎると、鋳型11内の気体の逃げが
ないので、上端面に溜まつた溶湯Mが徐々にキヤ
ビテイ12の内壁を伝つて流入し、断切れや詰ま
りを起こすことになる。従つて、リミツトスイツ
チ19の取付は、溶湯Mの粘性が鋳型11の寸
法、温度などを考慮して最適の位置に設定するよ
うにしており、本願では、反転完了前に作動する
ようになされているが、鋳造すべき金属溶湯の粘
性が比較的小さい場合、またキヤビテイ12の長
さが短かい場合などには、反転完了時に作動する
ようにしておいても良い。
下端面にるつぼ16を固定し、鋳型11の上端面
に真空タンク24を固定するようにしているか
ら、水平軸13,13の回りの回転モーメントを
バランスさせることができ、したがつて鋳型11
を容易に回転させることができる。ちなみに、真
空タンク24を床面上に設置し、これとるつぼ1
6とを柔軟性を有するパイプによつて接続するこ
とも考えられるが、このようにした場合には、水
平軸13,13にるつぼ16による大きな回転モ
ーメントが作用し、このため鋳型11を回転させ
るのに多大の労力、あるいは大型の回転装置が必
要になる。 ところで、この発明は、溶湯Mの自
重と真空タンク24の吸引とを利用して溶湯Mの
細径の鋳型11に一気に流入させることを特徴と
しており、そのためには、装置が反転してるつぼ
16から溶湯Mが鋳型11の上端面に流入するタ
イミングと弁23を開いて真空タンク24による
吸引を開始するタイミングとを合わせることが必
要となる。すなわち、具体的にはリミツトスイツ
チ19の作動のタイミングが早過ぎると、溶湯M
が鋳型11の上端面を充分に覆つておらず、流入
した一部の溶湯Mのみが吸引されてキヤビテイ1
2内に降下し、鋳型11により急激に熱を奪われ
て凝固して詰まりを生じたりする。一方、弁23
の開きが遅過ぎると、鋳型11内の気体の逃げが
ないので、上端面に溜まつた溶湯Mが徐々にキヤ
ビテイ12の内壁を伝つて流入し、断切れや詰ま
りを起こすことになる。従つて、リミツトスイツ
チ19の取付は、溶湯Mの粘性が鋳型11の寸
法、温度などを考慮して最適の位置に設定するよ
うにしており、本願では、反転完了前に作動する
ようになされているが、鋳造すべき金属溶湯の粘
性が比較的小さい場合、またキヤビテイ12の長
さが短かい場合などには、反転完了時に作動する
ようにしておいても良い。
なお、鋳込みによる溶湯Mの減少に伴い、るつ
ぼ16内の空間が拡張し、それと同時に空間の圧
力が低下する。従つて、キヤビテイ12の上下に
おける圧力差が小さくなつて、溶湯Mの流入速度
が低下する。しかしながら、キヤビテイ12は細
径であるので1回当たりの鋳込量は少なく、るつ
ぼ16内の空間の拡張や圧力の減少の程度も少な
いので、鋳込速度を大幅に変更するような影響を
与えるものではない。そして、次回の鋳込を行う
際には、鋳型11を交換するかあるいは凝固した
細径棒を鋳型11から抜き出す工程が必要とな
り、そのときには、キヤビテイ12及びそれに連
通するベツセル21及びるつぼ16内の空間が常
圧に戻るから鋳込が困難になることはない。
ぼ16内の空間が拡張し、それと同時に空間の圧
力が低下する。従つて、キヤビテイ12の上下に
おける圧力差が小さくなつて、溶湯Mの流入速度
が低下する。しかしながら、キヤビテイ12は細
径であるので1回当たりの鋳込量は少なく、るつ
ぼ16内の空間の拡張や圧力の減少の程度も少な
いので、鋳込速度を大幅に変更するような影響を
与えるものではない。そして、次回の鋳込を行う
際には、鋳型11を交換するかあるいは凝固した
細径棒を鋳型11から抜き出す工程が必要とな
り、そのときには、キヤビテイ12及びそれに連
通するベツセル21及びるつぼ16内の空間が常
圧に戻るから鋳込が困難になることはない。
以上説明したように、この発明の細径棒鋳造装
置では、鋳型に形成したキヤビテイの軸線方向が
ほぼ鉛直方向に向けられ、金属溶湯は上方からキ
ヤビテイに注入されることになる。この場合に、
キヤビテイ内に注入された金属溶湯には真空タン
クの負圧によつて下向きに吸引力が作用する。そ
のため、溶湯自体の自重と真空タンクによる吸引
力との両者が、相まつてキヤビテイ内での溶湯の
粘性や表面張力に抗した下方への流れを促進させ
る。したがつて、キヤビテイが長くともキヤビテ
イの端末まで迅速に注湯がなされ、細くかつ長い
金属棒も問題なく鋳造することができる。
置では、鋳型に形成したキヤビテイの軸線方向が
ほぼ鉛直方向に向けられ、金属溶湯は上方からキ
ヤビテイに注入されることになる。この場合に、
キヤビテイ内に注入された金属溶湯には真空タン
クの負圧によつて下向きに吸引力が作用する。そ
のため、溶湯自体の自重と真空タンクによる吸引
力との両者が、相まつてキヤビテイ内での溶湯の
粘性や表面張力に抗した下方への流れを促進させ
る。したがつて、キヤビテイが長くともキヤビテ
イの端末まで迅速に注湯がなされ、細くかつ長い
金属棒も問題なく鋳造することができる。
また、本発明の装置は、鋳型を鉛直面内で回転
自在に支持する支持台と、前記鋳型の一端面(キ
ヤビテイの湯口のある側の端面)にるつぼの開放
端を押し付けて密着状態にするるつぼ押えとを備
えており、まず鋳型の下方に離間しているるつぼ
に金属溶湯を入れたら、次にるつぼを鋳型の端面
に密着状態にして鋳型を回転させてキヤビテイの
上下を反転させるだけでよく、金属溶湯の飛散等
の不都合を引き起こさずに要領よく鋳込み作業を
進行させることができ、鋳造作業の安全と能率の
向上を図ることもできる。
自在に支持する支持台と、前記鋳型の一端面(キ
ヤビテイの湯口のある側の端面)にるつぼの開放
端を押し付けて密着状態にするるつぼ押えとを備
えており、まず鋳型の下方に離間しているるつぼ
に金属溶湯を入れたら、次にるつぼを鋳型の端面
に密着状態にして鋳型を回転させてキヤビテイの
上下を反転させるだけでよく、金属溶湯の飛散等
の不都合を引き起こさずに要領よく鋳込み作業を
進行させることができ、鋳造作業の安全と能率の
向上を図ることもできる。
さらに、本発明の装置は、鋳型の下端面にるつ
ぼを取り付け、鋳型の上端面部に真空タンクを取
り付けているから、鋳型を容易に反転させること
ができる。
ぼを取り付け、鋳型の上端面部に真空タンクを取
り付けているから、鋳型を容易に反転させること
ができる。
第1図は本発明の一実施例に適用される基本的
な構成の説明図、第2図は本発明の一実施例の構
成説明図である。 11……鋳型、12……キヤビテイ、13……
水平軸、14……支持台、15……るつぼホルダ
ー、16……るつぼ、16a……開口部、17…
…るつぼ押え、18……リミツトスイツチたた
き、19……リミツトスイツチ、20……フイル
タ、21……ベツセル、22……配管、23……
電磁弁、24……真空タンク、25……真空ポン
プ、M……金属溶湯。
な構成の説明図、第2図は本発明の一実施例の構
成説明図である。 11……鋳型、12……キヤビテイ、13……
水平軸、14……支持台、15……るつぼホルダ
ー、16……るつぼ、16a……開口部、17…
…るつぼ押え、18……リミツトスイツチたた
き、19……リミツトスイツチ、20……フイル
タ、21……ベツセル、22……配管、23……
電磁弁、24……真空タンク、25……真空ポン
プ、M……金属溶湯。
Claims (1)
- 1 支持台と、内部に上端から下端まで貫通する
細径棒用のキヤビテイを有し、前記支持台に水平
な軸線を中心にして側部を反転可能に支持された
鋳型と、この鋳型の可能面に開口部を突き合わせ
て着脱自在に取り付けられたるつぼと、前記鋳型
の上端面部に取り付けられ、前記キヤビテイ内の
圧力を低下させる真空タンクと、この真空タンク
と前記鋳型との間に設けられ、前記鋳型を反転さ
せて鋳型内の金属溶湯が前記キヤビテイ内に若干
入り込んだ際に前記真空タンクと前記キヤビテイ
との連通状態を開状態とする弁と、前記鋳型の上
端面に設けられ、鋳型からの溶湯の流出を防止す
るとともに気体の流通を許容するフイルタとを備
えたことを特徴とする細径棒鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150281A JPS57146462A (en) | 1981-03-05 | 1981-03-05 | Charging method for molten metal into cavity like long hole of small diameter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150281A JPS57146462A (en) | 1981-03-05 | 1981-03-05 | Charging method for molten metal into cavity like long hole of small diameter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57146462A JPS57146462A (en) | 1982-09-09 |
| JPH0152106B2 true JPH0152106B2 (ja) | 1989-11-07 |
Family
ID=12332999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3150281A Granted JPS57146462A (en) | 1981-03-05 | 1981-03-05 | Charging method for molten metal into cavity like long hole of small diameter |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57146462A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61103663A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-22 | Vacuum Mold Kogyo Kk | 金型鋳造法 |
| CN107138721A (zh) * | 2017-05-15 | 2017-09-08 | 嘉善金亿精密铸件有限公司 | 一种用于铸件生产的铸造装置 |
-
1981
- 1981-03-05 JP JP3150281A patent/JPS57146462A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57146462A (en) | 1982-09-09 |
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