JPH0157150B2 - - Google Patents
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- JPH0157150B2 JPH0157150B2 JP18224181A JP18224181A JPH0157150B2 JP H0157150 B2 JPH0157150 B2 JP H0157150B2 JP 18224181 A JP18224181 A JP 18224181A JP 18224181 A JP18224181 A JP 18224181A JP H0157150 B2 JPH0157150 B2 JP H0157150B2
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- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituted
- formula
- carbon atoms
- hydrogen atom
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
本発明はβ型結晶形銅フタロシアニンの製造法
に関する。さらに詳しくは粗製銅フタロシアニン
を粉砕助剤の不在下に乾式粉砕し、結晶化溶剤中
に浸漬することによりβ型結晶形銅フタロシアニ
ンを製造する方法に関するものである。 合成によつて得られる粗製銅フタロシアニン
は、一般に一次粒子が粗大であり、ビヒクル中に
分散しても低い着色力しか示さず、従つて、使用
に際しては微細化しなければならない。 この粗製銅フタロシアニンを粉砕助剤を用いな
いでボールミルや振動ミルで粉砕していくと次第
に無定形化しCuKαのX線回折図で2Θ±0.2度=
18.1゜、18.4゜のβ型結晶形をあらわすピーク面積
が減少し、2Θ±0.2度=15.6゜、16.6゜のα型結晶形
をあらわすピーク面積が相対的に増大していく。
そして粉砕を施こせば施こすほど強い凝集力のた
めにビヒクル中に分散しても極めて低い着色力し
か示さなくなる。ところが、この粉砕した顔料を
キシレン等の結晶化溶剤中に浸漬すると、β型に
転移するとともに再びほぐれる。粗製銅フタロシ
アニンを粉砕助剤の不在下に乾式粉砕し、結晶化
溶剤中に浸漬することによりβ型銅フタロシアニ
ンを製造する方法は、無機塩や高沸点溶剤という
ような粉砕助剤を用いないということで省資源、
省エネルギーの立場から有利な方法である。 しかしながら、粗製銅フタロシアニンを単独で
乾式粉砕し、結晶化溶剤中に浸漬すると過度に結
晶成長し、再び粗大粒子となる欠点を有してい
る。 本発明者等は過度に結晶成長するのを抑制する
ような乾式粉砕時の添加物について鋭意研究を重
ねた結果、下記一般式()で示される化合物を
粗製銅フタロシアニンに対して0.5〜20重量%添
加することにより高着色力で汎用性のあるβ型結
晶形銅フタロシアニンが得られることを見出し、
本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は次の各工程: (イ) 粗製銅フタロシアニンに下記一般式()で
示される化合物を0.5〜20重量%添加し、 〔式中の記号は前記と同じ) (ロ) α型およびβ型を表わすX線回折図のピーク
の面積をSαおよびSβとした場合、Sβ/Sα+
Sβ≦0.6になるまで乾式粉砕し、 (ハ) 粉砕物を結晶化溶剤に浸漬し、実質的に完全
にβ型結晶形に転移させる、 ことからなるβ型結晶形銅フタロシアニン顔料の
製造方法を提供するものである。粗製銅フタロシ
アニンとしては、製造法として特に制限されない
が、無水フタル酸もししくはその誘導体、尿素お
よび銅源を、またはフタロジニトリルもしくはそ
の誘導体および銅源を触媒(たとえば、モリブデ
ン酸アンモニウム、四塩化チタン等)の存在下も
しくは不存在下に、有機溶媒中で、120〜270℃、
好ましくは170〜230℃で、2〜10時間、好ましく
は3〜7時間、常圧または加圧下で反応させるこ
とにより製造される。 前記(イ)の工程において、粗製銅フタロシアニン
に対する添加量が0.5重量%未満では過度な結晶
成長を抑制することができず、高着色力な顔料を
得ることはできない。また20重量%を超えて添加
するとβ型結晶形への転移が遅く経済的ではな
い。 (ロ)の工程における乾式粉砕としては、例えばボ
ールミル、振動ミル、アトライター、その他の粉
砕機中で粉砕し、粉砕温度は100℃以下、好まし
くは80℃以下になるようにジヤケツトを用いる
か、あるいは直接粉砕機に水をかけることにより
冷却する。100℃以上での粉砕では銅フタロシア
ニンがβ型結晶形に転移してしまい、(ハ)の工程で
ある結晶化溶剤中に浸漬しても微細化しないた
め、望ましくない。 (ロ)の工程後、Sβ/Sα+Sβ>0.6では粉砕工程で
の微細化が十分ではなく、高着色力な顔料を得る
ことができない。なお、X線回折図でα型結晶形
としては2Θ±0.2度=15.6゜、16.6゜のピークをと
り、β型結晶形としては2Θ±0.2度=18.1゜、18.4゜
のピークをとつた。 (ハ)の工程としては、前記(ロ)の工程により得られ
た粉砕物を該粉砕物に対して1〜100倍量(重量)
の結晶化溶剤に浸漬し、β型結晶形へ転移するま
で処理される。結晶化溶剤としてはベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、ニトロベン
ゼン、テトラヒドロフラン、エタノールアミン、
アニリン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、Nメチルピロリドン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン、酢酸セ
ロソルブ、酢酸ブチル等を用いる。なお、溶剤と
して水、アルコール、その他の非結晶化溶剤を併
用することも可能であるが、β型結晶形への転移
を阻害しない範囲で使用する。処理は系の沸点で
還流するかあるいは系が液相を保つ任意の温度で
撹拌するか、あるいは撹拌することなく浸漬する
ことにより行なわれる。処理時間としては通常
0.5〜8時間程度である。 (イ)〜(ハ)の工程の後、必要に応じて顔料が単離さ
れる。通常、(ハ)の工程後のスラリーが過、乾燥
あるいは蒸留により顔料として単離される。勿
論、単離せず、そのまま塗料、印刷インキ等に利
用することも可能である。 本発明により得られた銅フタロシアニン顔料は
ビヒクル中に分散すると赤味鮮明で高着力を有す
る塗料、印刷インキ等となる。 次に本発明を実施例、比較例により説明する。
例中「部」、「%」は重量部、重量%を示す。な
お、一般式()で表わされる化合物の一部につ
き、製造例を示す。 製造例 1 アントラキノン−2−カルボン酸をベンゼン中
で等モルの塩化チオニルと環流下に1時間加熱撹
拌して塩素化物を合成し、反応終了後アミンと反
応させて式(1)の化合物を得た。 製造例 2 O−クロロ安息香酸とアニリンとのUlmann縮
合によつて得られるジフエニル−アミン−2−カ
ルボン酸を濃硫酸中で脱水閉環する際100℃にて
3時間加熱し、アクリドンスルフオン酸を得た。 製造例 3 製造例2でO−クロロ安息香酸の代りに2,4
−ジクロロ安息香酸を、またアニリンの代りにm
−フエノキシアニリンを用いることにより得られ
るアクリドン誘導体を製造、製造例2と同様に反
応処理してアクリドンスルフオン酸を得た。 得られたアクリドンスルフオン酸を水または希
薄なアルカリ溶液に溶解または均一に分散し、塩
化カルシウムを加え生成する沈澱を分離し、アク
リドンスルフオン酸のカルシウム塩を得た。 上記金属塩化物の代りに各種アミンを添加し、
(4)、(5)で示される化合物を得た。 製造例 4 4,4′−ジクロロ−ジフエニルアミンとイオウ
をヨウ素・塩化アルミ等の触媒の存在または不存
在下において加熱反応させることにより3,6−
ジクロロフエノチアジンを得た。3,6−ジクロ
ロフエノチアジンをエーテル等の有機溶剤中で当
モル強の無水硫酸と反応することにより(9)、(10)で
示される化合物を得た。 また、無水硫酸の代りにクロロスルフオン酸を
使用し、フエノチアジンクロロスルフオン酸を
得、次いで加水分解することによつても(9)、(10)で
示される化合物が得られた。 製造例 5 2−アミノ−4−フエニルカルバモイルフエノ
ールとカテコールの当モルを閉管中200〜210℃に
加熱して得られる2−フエニルカルバモイルフエ
ノキサジンを製造例4と同様に処理してフエノキ
サジンスルフオン酸を得た。 製造例 6〜8 4−ニトロ、4−ジエチルスルフアモイルおよ
び4−クロロ置換のO−フエニレンジアミンと等
モル強のカテコールの各々の組合せ混合物を閉管
中200〜210℃に加熱して得られるジヒドロフエナ
ジン誘導体をクロロスルフオン酸と反応し、さら
にアミンと反応して以下のジヒドロフエナジン誘
導体を得た。 製造例 9〜11 製造例6〜8で得られるジヒドロフエナジンを
塩化鉄等の弱い酸化剤で酸化してフエナジンを得
た。 フエナジンを製造例2〜3のアクリドン誘導体
と同様に処理して以下の化合物を得た。 製造例 16〜18 常法により置換もしくは無置換のベンゼンと無
水フタル酸を無水塩化アルミニウムの存在下約70
℃に加熱して得た置換されたO−ベンゾイル安息
香酸を濃硫酸中で120℃に加熱して以下のアント
ラキノン誘導体を得た。 上記アントラキノンを各々製造例2〜4のアク
リドン誘導体と同様に処理して以下の化合物を得
た。 実施例 1 尿素法で製造した粗製銅フタロシアニン95部に
製造例1で得られた次式(1) であらわされる化合物5部を加えアトライターで
1時間粉砕した。このときのX線回折図からもと
めたβ型結晶形含有量は31%であつた。得られた
粉砕物5部をキシレン100部に投入し室温で3時
間浸漬した後過し、メタノールに置換し乾燥し
た。この顔料はX線回折図において100%β型結
晶形に転移しており、このものの比表面積は74
m2/gであり、フーバーマーラーを用いてロジン
変性フエノール樹脂型ワニスに分散すると赤味鮮
明で高着色力を有するオイルインキとなつた。 X線回折条件はTarget−Cu、Filter−Ni、
Voltage−30KV、Current−40mA、Count Full
Scall−20000cps、Time Const.−1sec.、
Scanning Speed−4゜/min、Chart Speed−4
cm/min、Divergence Slit−1゜、Receiving Slit
−0.3mm、Detector−GMCである。 比較例 1 実施例1に示された化合物を無添加とした場合
および0.4部とした場合について実施例1と同様
な操作でオイルインキを得た。無添加、0.4部添
加の場合ともに得られた顔料(比表面積それぞれ
35、40m2/g)は著るしく結晶成長しており、オ
イルインキで極めて低い着色力しか示さなかつ
た。 比較例 2 実施例1に示された化合物の添加量を25部とし
た場合について実施例1と同様な操作でオイルイ
ンキを得た。この方法で得られる顔料は(比表面
積16m2/g)は100%β型結晶形転移しておらず、
著るしく凝集しており、オイルインキでは低い着
色力しかしめさなかつた。 比較例 3 実施例1において粉砕時間10分のものはβ型結
晶形含有量65%であつた。この粉砕顔料(比表面
積45m2/g)を実施例1と同様な操作でオイルイ
ンキとしたところ粒子が粗大であるため低い着色
力しかしめさなかつた。 実施例 2−43 表1に示される化合物を表−2に示される添加
量、結晶化溶剤、結晶化温度条件、実施例1と同
様な操作でオイルインキを得た。これらはすべて
赤味鮮明で高い着色力をしめした。
に関する。さらに詳しくは粗製銅フタロシアニン
を粉砕助剤の不在下に乾式粉砕し、結晶化溶剤中
に浸漬することによりβ型結晶形銅フタロシアニ
ンを製造する方法に関するものである。 合成によつて得られる粗製銅フタロシアニン
は、一般に一次粒子が粗大であり、ビヒクル中に
分散しても低い着色力しか示さず、従つて、使用
に際しては微細化しなければならない。 この粗製銅フタロシアニンを粉砕助剤を用いな
いでボールミルや振動ミルで粉砕していくと次第
に無定形化しCuKαのX線回折図で2Θ±0.2度=
18.1゜、18.4゜のβ型結晶形をあらわすピーク面積
が減少し、2Θ±0.2度=15.6゜、16.6゜のα型結晶形
をあらわすピーク面積が相対的に増大していく。
そして粉砕を施こせば施こすほど強い凝集力のた
めにビヒクル中に分散しても極めて低い着色力し
か示さなくなる。ところが、この粉砕した顔料を
キシレン等の結晶化溶剤中に浸漬すると、β型に
転移するとともに再びほぐれる。粗製銅フタロシ
アニンを粉砕助剤の不在下に乾式粉砕し、結晶化
溶剤中に浸漬することによりβ型銅フタロシアニ
ンを製造する方法は、無機塩や高沸点溶剤という
ような粉砕助剤を用いないということで省資源、
省エネルギーの立場から有利な方法である。 しかしながら、粗製銅フタロシアニンを単独で
乾式粉砕し、結晶化溶剤中に浸漬すると過度に結
晶成長し、再び粗大粒子となる欠点を有してい
る。 本発明者等は過度に結晶成長するのを抑制する
ような乾式粉砕時の添加物について鋭意研究を重
ねた結果、下記一般式()で示される化合物を
粗製銅フタロシアニンに対して0.5〜20重量%添
加することにより高着色力で汎用性のあるβ型結
晶形銅フタロシアニンが得られることを見出し、
本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は次の各工程: (イ) 粗製銅フタロシアニンに下記一般式()で
示される化合物を0.5〜20重量%添加し、 〔式中の記号は前記と同じ) (ロ) α型およびβ型を表わすX線回折図のピーク
の面積をSαおよびSβとした場合、Sβ/Sα+
Sβ≦0.6になるまで乾式粉砕し、 (ハ) 粉砕物を結晶化溶剤に浸漬し、実質的に完全
にβ型結晶形に転移させる、 ことからなるβ型結晶形銅フタロシアニン顔料の
製造方法を提供するものである。粗製銅フタロシ
アニンとしては、製造法として特に制限されない
が、無水フタル酸もししくはその誘導体、尿素お
よび銅源を、またはフタロジニトリルもしくはそ
の誘導体および銅源を触媒(たとえば、モリブデ
ン酸アンモニウム、四塩化チタン等)の存在下も
しくは不存在下に、有機溶媒中で、120〜270℃、
好ましくは170〜230℃で、2〜10時間、好ましく
は3〜7時間、常圧または加圧下で反応させるこ
とにより製造される。 前記(イ)の工程において、粗製銅フタロシアニン
に対する添加量が0.5重量%未満では過度な結晶
成長を抑制することができず、高着色力な顔料を
得ることはできない。また20重量%を超えて添加
するとβ型結晶形への転移が遅く経済的ではな
い。 (ロ)の工程における乾式粉砕としては、例えばボ
ールミル、振動ミル、アトライター、その他の粉
砕機中で粉砕し、粉砕温度は100℃以下、好まし
くは80℃以下になるようにジヤケツトを用いる
か、あるいは直接粉砕機に水をかけることにより
冷却する。100℃以上での粉砕では銅フタロシア
ニンがβ型結晶形に転移してしまい、(ハ)の工程で
ある結晶化溶剤中に浸漬しても微細化しないた
め、望ましくない。 (ロ)の工程後、Sβ/Sα+Sβ>0.6では粉砕工程で
の微細化が十分ではなく、高着色力な顔料を得る
ことができない。なお、X線回折図でα型結晶形
としては2Θ±0.2度=15.6゜、16.6゜のピークをと
り、β型結晶形としては2Θ±0.2度=18.1゜、18.4゜
のピークをとつた。 (ハ)の工程としては、前記(ロ)の工程により得られ
た粉砕物を該粉砕物に対して1〜100倍量(重量)
の結晶化溶剤に浸漬し、β型結晶形へ転移するま
で処理される。結晶化溶剤としてはベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、ニトロベン
ゼン、テトラヒドロフラン、エタノールアミン、
アニリン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、Nメチルピロリドン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン、酢酸セ
ロソルブ、酢酸ブチル等を用いる。なお、溶剤と
して水、アルコール、その他の非結晶化溶剤を併
用することも可能であるが、β型結晶形への転移
を阻害しない範囲で使用する。処理は系の沸点で
還流するかあるいは系が液相を保つ任意の温度で
撹拌するか、あるいは撹拌することなく浸漬する
ことにより行なわれる。処理時間としては通常
0.5〜8時間程度である。 (イ)〜(ハ)の工程の後、必要に応じて顔料が単離さ
れる。通常、(ハ)の工程後のスラリーが過、乾燥
あるいは蒸留により顔料として単離される。勿
論、単離せず、そのまま塗料、印刷インキ等に利
用することも可能である。 本発明により得られた銅フタロシアニン顔料は
ビヒクル中に分散すると赤味鮮明で高着力を有す
る塗料、印刷インキ等となる。 次に本発明を実施例、比較例により説明する。
例中「部」、「%」は重量部、重量%を示す。な
お、一般式()で表わされる化合物の一部につ
き、製造例を示す。 製造例 1 アントラキノン−2−カルボン酸をベンゼン中
で等モルの塩化チオニルと環流下に1時間加熱撹
拌して塩素化物を合成し、反応終了後アミンと反
応させて式(1)の化合物を得た。 製造例 2 O−クロロ安息香酸とアニリンとのUlmann縮
合によつて得られるジフエニル−アミン−2−カ
ルボン酸を濃硫酸中で脱水閉環する際100℃にて
3時間加熱し、アクリドンスルフオン酸を得た。 製造例 3 製造例2でO−クロロ安息香酸の代りに2,4
−ジクロロ安息香酸を、またアニリンの代りにm
−フエノキシアニリンを用いることにより得られ
るアクリドン誘導体を製造、製造例2と同様に反
応処理してアクリドンスルフオン酸を得た。 得られたアクリドンスルフオン酸を水または希
薄なアルカリ溶液に溶解または均一に分散し、塩
化カルシウムを加え生成する沈澱を分離し、アク
リドンスルフオン酸のカルシウム塩を得た。 上記金属塩化物の代りに各種アミンを添加し、
(4)、(5)で示される化合物を得た。 製造例 4 4,4′−ジクロロ−ジフエニルアミンとイオウ
をヨウ素・塩化アルミ等の触媒の存在または不存
在下において加熱反応させることにより3,6−
ジクロロフエノチアジンを得た。3,6−ジクロ
ロフエノチアジンをエーテル等の有機溶剤中で当
モル強の無水硫酸と反応することにより(9)、(10)で
示される化合物を得た。 また、無水硫酸の代りにクロロスルフオン酸を
使用し、フエノチアジンクロロスルフオン酸を
得、次いで加水分解することによつても(9)、(10)で
示される化合物が得られた。 製造例 5 2−アミノ−4−フエニルカルバモイルフエノ
ールとカテコールの当モルを閉管中200〜210℃に
加熱して得られる2−フエニルカルバモイルフエ
ノキサジンを製造例4と同様に処理してフエノキ
サジンスルフオン酸を得た。 製造例 6〜8 4−ニトロ、4−ジエチルスルフアモイルおよ
び4−クロロ置換のO−フエニレンジアミンと等
モル強のカテコールの各々の組合せ混合物を閉管
中200〜210℃に加熱して得られるジヒドロフエナ
ジン誘導体をクロロスルフオン酸と反応し、さら
にアミンと反応して以下のジヒドロフエナジン誘
導体を得た。 製造例 9〜11 製造例6〜8で得られるジヒドロフエナジンを
塩化鉄等の弱い酸化剤で酸化してフエナジンを得
た。 フエナジンを製造例2〜3のアクリドン誘導体
と同様に処理して以下の化合物を得た。 製造例 16〜18 常法により置換もしくは無置換のベンゼンと無
水フタル酸を無水塩化アルミニウムの存在下約70
℃に加熱して得た置換されたO−ベンゾイル安息
香酸を濃硫酸中で120℃に加熱して以下のアント
ラキノン誘導体を得た。 上記アントラキノンを各々製造例2〜4のアク
リドン誘導体と同様に処理して以下の化合物を得
た。 実施例 1 尿素法で製造した粗製銅フタロシアニン95部に
製造例1で得られた次式(1) であらわされる化合物5部を加えアトライターで
1時間粉砕した。このときのX線回折図からもと
めたβ型結晶形含有量は31%であつた。得られた
粉砕物5部をキシレン100部に投入し室温で3時
間浸漬した後過し、メタノールに置換し乾燥し
た。この顔料はX線回折図において100%β型結
晶形に転移しており、このものの比表面積は74
m2/gであり、フーバーマーラーを用いてロジン
変性フエノール樹脂型ワニスに分散すると赤味鮮
明で高着色力を有するオイルインキとなつた。 X線回折条件はTarget−Cu、Filter−Ni、
Voltage−30KV、Current−40mA、Count Full
Scall−20000cps、Time Const.−1sec.、
Scanning Speed−4゜/min、Chart Speed−4
cm/min、Divergence Slit−1゜、Receiving Slit
−0.3mm、Detector−GMCである。 比較例 1 実施例1に示された化合物を無添加とした場合
および0.4部とした場合について実施例1と同様
な操作でオイルインキを得た。無添加、0.4部添
加の場合ともに得られた顔料(比表面積それぞれ
35、40m2/g)は著るしく結晶成長しており、オ
イルインキで極めて低い着色力しか示さなかつ
た。 比較例 2 実施例1に示された化合物の添加量を25部とし
た場合について実施例1と同様な操作でオイルイ
ンキを得た。この方法で得られる顔料は(比表面
積16m2/g)は100%β型結晶形転移しておらず、
著るしく凝集しており、オイルインキでは低い着
色力しかしめさなかつた。 比較例 3 実施例1において粉砕時間10分のものはβ型結
晶形含有量65%であつた。この粉砕顔料(比表面
積45m2/g)を実施例1と同様な操作でオイルイ
ンキとしたところ粒子が粗大であるため低い着色
力しかしめさなかつた。 実施例 2−43 表1に示される化合物を表−2に示される添加
量、結晶化溶剤、結晶化温度条件、実施例1と同
様な操作でオイルインキを得た。これらはすべて
赤味鮮明で高い着色力をしめした。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (イ) 粗製銅フタロシアニンに下記一般式
()で示される化合物を0.5〜20重量%添加
し、 一般式() 〔式中A、Bはそれぞれ−CO−、−NH−、−
N=、−S−を示し、Xはハロゲン原子、ニト
ロ基、メトキシ基、フエノキシ基、メチル基、
メチル基もしくはハロゲン原子で置換もしくは
無置換のフエニルカルバモイル基あるいはフエ
ニルスルフアモイル基から選ばれる置換基を示
し、Yは下記(a)〜(i)で示される置換基を示し、
mは0〜2、nは0〜4を示す(ただし、mお
よびnはともに0ではない。)。 (a) 【式】(R1、R2はそれぞれ水素 原子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換の
アルキル基、またはR1、R2で式中、窒素、
酸素またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成
したものを示す。) (b) 【式】(R3は水素原 子、ニトロ基、炭素数1〜20の置換もしくは
無置換のアルキル基を示す。) (c) 【式】(R4は水素原子、炭 素数1〜4のアルキル基、R5は窒素、酸素
またはイオウ原子で置換または無置換の炭素
数1〜20のアルキレンまたはアリレン基、
R6、R7はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20
の置換もしくは無置換のアルキル基、または
R6、R7で式中窒素、酸素またはイオウ原子
を含むヘテロ環を形成したものを示す。) (d) −SO3H (e) −SO3M1(M1はアルカリ金属またはアル
カリ土類金属を示す。) (f) −SO3HNR8R9R10(R8、R9はそれぞれ水
素原子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換
のアルキル基、またはR8、R9で式中窒素、
酸素またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成
したものを示す。R10は水素原子または炭素
数1〜4のアルキル基を示す。) (g) 【式】(R11は水素原 子、炭素数1〜4のアルキル基を示す。R12
は窒素、酸素またはイオウ原子で置換または
無置換の炭素数1〜20のアルキレンまたはア
リレン基、R13、R14はそれぞれ水素原子、
炭素数1〜20の置換もしくは無置換のアルキ
ル基またはR13、R14で式中、窒素、酸素、
またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成した
ものを示す。) (h) (i) −COOM2(M2はアルカリ金属またはアル
カリ土類金属を示す。) (ロ) α型およびβ型結晶形を表わすX線回折図の
ピークの面積をSαおよびSβとした場合、Sβ/
Sα+Sβ≦0.6になるまで乾式粉砕し、 (ハ) 粉砕物を結晶化溶剤に浸漬し、実質的に完全
にβ型結晶形に転移させる、 ことからなることを特徴とする銅フタロシアニン
顔料の製造方法。 2 結晶化溶剤としてベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、テトラ
ヒドロフラン、エタノールアミン、アニリン、ピ
リジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、N−メチルピロリドン、トリクロロエチ
レン、テトラクロロエチレン、酢酸セロソルブお
よび酢酸ブチルから選ばれる少なくとも1種を用
いる特許請求の範囲第1項記載の銅フタロシアニ
ン顔料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18224181A JPS5884862A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | 銅フタロシアニン顔料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18224181A JPS5884862A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | 銅フタロシアニン顔料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5884862A JPS5884862A (ja) | 1983-05-21 |
| JPH0157150B2 true JPH0157150B2 (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=16114806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18224181A Granted JPS5884862A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | 銅フタロシアニン顔料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5884862A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030664U (ja) * | 1983-08-05 | 1985-03-01 | 三洋電機株式会社 | ト−ン発生回路 |
-
1981
- 1981-11-16 JP JP18224181A patent/JPS5884862A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5884862A (ja) | 1983-05-21 |
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