JPH0159103B2 - - Google Patents

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JPH0159103B2
JPH0159103B2 JP56211290A JP21129081A JPH0159103B2 JP H0159103 B2 JPH0159103 B2 JP H0159103B2 JP 56211290 A JP56211290 A JP 56211290A JP 21129081 A JP21129081 A JP 21129081A JP H0159103 B2 JPH0159103 B2 JP H0159103B2
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JP
Japan
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thermosetting resin
decorative board
synthetic resin
board
resin foam
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Masahiro Okumura
Toshihiko Yasue
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家具、建築内装材等に使用する凹凸化
粧複合板およびその製造方法に関するものであ
る。
家具、電気製品のキヤビネツト、ドア、建築内
装壁等には深い凹凸模様を有するものが多いが、
その大部分は深い凹凸模様に加工したパーチクル
ボードあるいは合板等の基材に突板あるいは木目
柄等を印刷した塩化ビニルシート等を貼着したも
のである。パーチクルボードあるいは合板等の基
材に深い凹凸模様を形成するにはNCルータ等の
木工機械を使用することにより容易に複雑な凹凸
模様の形成が可能であるが、複雑な形状になるほ
ど高価な機械が必要となること、木材と比較して
刃物の消耗等が格段に大きいことなど多額の加工
費を要するという欠点がある。また、表面化粧材
として突板を使用する場合は、突板と薄紙とを接
着したものを前述の凹凸模様を有する基材に貼着
するが、芯材の凹凸模様に沿わせながら仮接着し
たのちに加圧本接着するというように、突板の破
れ防止のために多くの工程を必要とし生産性が低
いことのみならず、本接着後の製品に対して塗装
等の仕上が必要であり非常に高価となる。これに
対して、表面化粧材として塩化ビニルシートを使
用する場合は、真空成型プレスにより容易に接着
可能であるが、基材の加工肌が製品に現われ易い
こと、硬度、耐熱性、耐摩耗性等の製品の表面性
能が劣るなどの欠点がある。
一方、表面化粧材としての熱硬化性樹脂化粧板
はその製造工程において凹凸模様を形成すること
が一般的に行なわれており、図柄と同調した凹凸
模様や全面にわたる繊細な凹凸模様が表現される
が、その凹凸模様の深さは最大でも300μm程度
であり深い凹凸模様は困難である。また、ポスト
フオーム用熱硬化性樹脂化粧板を表面化粧材とし
て使用した場合、例えば流し台のシンク取り付け
部に絞り加工を施すことも公知であるが、この場
合も凹凸模様に加工した基材に突板あるいは塩化
ビニルシートを貼着する方法と本質的には何ら変
らないものである。
本発明は、表面化粧材として熱硬化性樹脂化粧
板を使用し、基材との間に合成樹脂発泡体を介在
させ、接着層により積層一体化する際、熱硬化性
樹脂化粧板の表面に任意の形状の凹凸付与材を当
て熱圧成形することにより、中間層の合成樹脂発
泡体の弾力性、熱変形性等の特性を有効に利用
し、基材に凹凸模様を施すことなく表層の熱硬化
性樹脂化粧板に任意形状の深絞り模様を付加する
ものである。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明す
る。
熱硬化性樹脂化粧板1はメラミン樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、フエノー
ル樹脂およびこれらの樹脂の変性樹脂等から成る
化粧板を指称するもので、用途別には平板として
使用する一般品と曲面部に使用するポストフオー
ム品とに大別され、本発明の用途に対しては後者
がより合致しているが特に限定するものではな
い。この熱硬化性樹脂化粧板1の厚さも特に制限
するものではなく、深い凹凸模様を望むならば薄
手のものが必要となり、製品の表面性能を高めよ
うとすれば厚手のものが必要となり、本発明凹凸
化粧複合板の用途に応じて決める性質のものであ
る。従つて、本発明において使用しうる熱硬化性
樹脂化粧板1としては、厚さが0.2〜0.3mm程度の
いわゆるフレキタイプから1.2mm程度の高圧メラ
ミン化粧板までの広い範囲を含むものである。ま
た、合成樹脂発泡体2は樹脂の種類としてポリス
チレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂から
成るものと、フエノール樹脂、ポリウレタン樹
脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂から成るものと
に大別されるが、これら両者を含むものである。
この合成樹脂発泡体2の硬度および密度は熱圧成
形により一体化して得られる製品のクツシヨン性
等の所望値に応じて適宜選択されるもので、特に
限定されるものではなく、また、厚さも所望する
製品の凹凸深さよりも厚いものが必要であること
は当然であるが、その他は特に限定されるもので
はない。さらに、基材4については、本発明の凹
凸化粧複合板の用途等により種々のものが使用さ
れ、合板、ハードボード、パーチクルボード、イ
ンシユレーシヨンボード等の木質系のほかに繊維
補強無機質板、金属板等も使用可能である。
前記熱硬化性樹脂化粧板1、合成樹脂発泡体2
および基材4をその主要な構成要素とする本発明
凹凸化粧複合板のこれら各層を接着する接着層3
としては熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂あるいはゴ
ム系接着剤等あらゆる種類のものが使用可能であ
るが、得られる製品のクツシヨン性あるいは熱圧
成形条件等の要因により制約を受ける。
本発明の凹凸化粧複合板は、表層の熱硬化性樹
脂化粧板1が任意の模様で深絞り加工され、この
熱硬化性樹脂化粧板1の深絞り模様と完全に同調
して凹凸状に成形された合成樹脂発泡体2が接着
層3を介して接着され、さらに、これらが接着層
3を介して基材4に接着され、熱硬化性樹脂化粧
板1、合成樹脂発泡体2および基材4が一体化さ
れたものである。この凹凸化粧複合板は、弾力性
があり複雑で大きな変形に対しても容易に追従
し、しかも密度がパーチクルボードあるいは合板
等の基材に対して小さく、かなり小さな力で容易
に変形する合成樹脂発泡体2を中間層として使用
しているため、表層の熱硬化性樹脂化粧板1の深
絞り模様に完全に同調して凹凸状に成形され、し
かも両層の接着層3に対しては合成樹脂発泡体2
の反発弾性力が常に作用し接着を強固としてい
る。また、合成樹脂発泡体2の厚さは製品として
の所望する凹凸状の深さに応じて、その深さより
も厚いものを選定すれば、表層の熱硬化性樹脂化
粧板1の深絞り模様に応じた凹凸模様は全て中間
層の合成樹脂発泡体2に形成されるのみで、基材
4は何ら影響を受けない。合成樹脂発泡体2と基
材4との接着は接着層3を介して行なわれるが、
この接着層3の種類は、熱硬化性樹脂化粧板1と
合成樹脂発泡体2との間の接着層3と必ずしも同
じである必要はなく、基材4の種類に応じて自由
に選択することができる。
以上述べたように本発明の凹凸化粧複合板は、
表面化粧材として性能が優れかつ塗装等の仕上工
程を必要としない熱硬化性樹脂化粧板1を使用
し、凹凸模様を基材4に対しては施さず、極めて
小さい圧力で容易にしかも複雑な形状に対しても
自由に追従する合成樹脂発泡体2に対して施すこ
とにより、基材4に対する凹凸加工の煩わしさを
解消し、しかも合成樹脂発泡体2の種類を変える
ことにより製品に対してクツシヨン性を付与した
り、後述するように熱圧成形時のエンボス付与材
として網状体あるいは有孔板状体等を使用する場
合には、凹部から凸部へ柔らかい曲面が自由に表
現されるなど優れた特徴を多数有するものであ
る。
ついで、本発明の凹凸化粧複合板の製造方法に
ついて説明する。
まず、基材4上に合成樹脂発泡体2および熱硬
化性樹脂化粧板1を接着層3を介して順次積層す
るが、この接着層3は前述したような各種の樹脂
を使用することが可能であり、さらに、この接着
層の形成方法にも種々の方法が可能である。第1
番目は熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂から成
るシート状物をそのまま、熱硬化性樹脂化粧板1
と合成樹脂発泡体2との層間および合成樹脂発泡
体2と基材4との層間に挿入し接着層3とする方
法である。この方法は取り扱いが簡単で熱圧成形
条件が一定であれば安定した接着力が保証され
る。第2番目は熱硬化性樹脂化粧板1、合成樹脂
発泡体2および基材4の接着される表面に熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂あるいはゴム系接着剤等を
塗布し、これを接着層3とする方法である。この
方法は、接着剤の種類によつては接着面の両面に
接着剤を塗布する必要があるなど操作面で若干煩
わしさがあるが、多種類の接着剤があるのでどの
ような種類の基材4に対しても良好な接着性を有
するものを選定することができる。第3番目は中
間層の合成樹脂発泡体2にあらかじめ熱硬化性樹
脂あるいは熱可塑性樹脂を含浸したものを使用す
る方法で、この場合は後述する熱圧成形時に合成
樹脂発泡体2内に含浸されている樹脂の一部分が
該合成樹脂発泡体2の表面に滲み出し、この樹脂
を接着層3とするものである。この方法は、1種
類の樹脂で合成樹脂発泡体2と熱硬化性樹脂化粧
板1および基材4とを接着しなければならず基材
4の種類によつて使用し得る接着剤の種類が限定
されるが、合成樹脂発泡体2に樹脂含浸すること
により合成樹脂発泡体2の性質を大幅に改質する
ことができる特徴を有する。
つぎに、熱硬化性樹脂化粧板1、合成樹脂発泡
体2および基材4を接着層3を介して積層した積
層物の表面に任意形状の凹凸付与材を当て熱圧成
形する。ここで使用する任意形状の凹凸付与材と
は表層の熱硬化性樹脂化粧板1において所望する
凹凸模様に応じて選択するもので、材質として熱
圧成形時の熱と圧力に耐え得るものであれば何で
も良く、従来の凹凸化粧板等の製造に用いられて
いるフエノール樹脂、アルミ板、ステンレス板等
の賦型板や金網、エキスパンドメタル、クロス等
の網状体およびパンチングメタル等の有孔板状体
などを使用することができる。従来の凹凸化粧板
等の製造に用いられている比較的凹凸の浅い賦型
板を使用する場合は、熱圧成形する際、表層の熱
硬化性樹脂化粧板1は賦型板の全面と接触するた
め賦型板の凹凸状と全く同じ凹凸模様しか表現す
ることができない。これに対して、網状体および
有孔板状体等を使用する場合は、熱圧成形する
際、表層の熱硬化性樹脂化粧板1に対して圧力が
かかる部分と全く圧力がかからない部分とが現わ
れ、圧力がかかる部分では中間層の合成樹脂発泡
体2が圧縮され凹部を形成するのに対して、圧力
がかからない部分は凸部を形成するが、凹部から
凸部への移行は賦型板等により拘束される場合と
異なり非拘束状態であるため、人為的には為し得
ない柔らかい曲面が表現されるという優れた特徴
を有するものである。また、エキスパンドメタル
のような切断面が左右非対象の網状体を使用した
場合は、得られる凹凸模様の化粧複合板は当然非
対象状の凹凸模様となり視点を変えて見ると変化
に富んだ外観が楽しめるなど極めてユニークなも
のを得ることができる。さらに、賦型板的なもの
を使用する場合でも、賦型板の凹凸の深さが充分
に深く、熱圧成形する際、賦型板の凸部のみが表
層の熱硬化性樹脂化粧板1に接し、該賦型板の凹
部が表層の熱硬化性樹脂化粧板1と全く接しない
ような条件下では、前述の網状体および有孔板状
体等を使用する場合と全く同様の現象が起ること
はいうまでもないことである。このように任意形
状の凹凸付与材として各種のものを使用すること
ができるが、中間層の合成樹脂発泡体2の反発弾
性力を有効に利用した、凹凸模様の独特な味わい
を提供することができるほか、多種類の既製品が
ある網状体あるいは有孔板状体を使用すること
が、本発明の凹凸化粧複合板には最適である。ま
た任意形状の凹凸付与材の厚みは、本発明におい
て所望する凹凸の深さに応じて自動的に決まるも
のであり、当然任意形状の凹凸付与材の厚み以上
の凹凸深さは得られないから、所望する凹凸深さ
と同じかそれ以上の厚さの任意形状の凹凸付与材
を選択する必要がある。
つぎに、積層物の表面に前記任意形状の凹凸付
与材を当て熱圧成形する方法について述べる。こ
の熱圧成形は一般的には平盤プレスを用いて行な
い、任意形状の凹凸付与材および基材4とそれぞ
れ対面するプレス熱盤との間には必要に応じてク
ツシヨン材、当板等を使用するが、本発明の熱圧
成形を平盤プレスのみに限定したものではない。
熱圧成形方法のうち、第1番目に加熱温度につい
て述べると、この加熱温度は表層の熱硬化性樹脂
化粧板1の伸び率および柔軟性という性能に大き
な影響を及ぼし、例えばメラミン樹脂化粧板では
80〜180℃、ジアリルフタレート樹脂化粧板では
60〜160℃、ポリエステル樹脂化粧板では60〜140
℃という温度範囲が適している。表層の熱硬化性
樹脂化粧板1の上に任意形状の凹凸付与材を当て
熱圧成形するとき、任意形状の凹凸付与材の凸部
により加圧される表層の熱硬化性樹脂化粧板1は
中間層の合成樹脂発泡体2内に大きく食い込んだ
状態となり、これに対して任意形状の凹凸付与材
により全く圧力がかからない部分の表層の熱硬化
性樹脂化粧板1は中間層の合成樹脂発泡体3の硬
度が大きい場合は合成樹脂発泡体2を圧縮する量
が少ないが、合成樹脂発泡体2の硬度が小さい場
合は任意形状の凹凸付与材の凸部における熱硬化
性樹脂化粧板1の合成樹脂発泡体2内への食い込
みに近い状態となる。このような状態で、表層の
熱硬化性樹脂化粧板1が前述の温度に加熱される
と、該熱硬化性樹脂化粧板1の柔軟性が増し、中
間層の合成樹脂発泡体2の反発弾性力により熱硬
化性樹脂化粧板1に伸びが生じ、任意形状の凹凸
付与材により全く圧力がかからない部分の表層の
熱硬化性樹脂化粧板1が盛り上がつた状態となり
結果として深い絞り加工が施されることになる。
本発明製造方法による凹凸の付与が上述のような
原理により達成されることは、表層の熱硬化性樹
脂化粧板1と中間層の合成樹脂発泡体2との接着
層3に対して常に圧縮力が働くことになり強い接
着力が保証されること、凸部から凹部への移行が
非常に滑らかであり柔らかい曲面を提供すること
と密接な関係がある。また、ここで熱圧成形条件
と中間層の合成樹脂発泡体2の種類との関係につ
いて述べる。中間層に使用する合成樹脂発泡体2
が熱可塑性樹脂から成るものの場合には、熱圧成
形により表層の熱硬化性樹脂化粧板1が加熱され
るのみならず当然中間層の合成樹脂発泡体2も加
熱される。その結果、熱可塑性樹脂から成る合成
樹脂発泡体2は加熱により軟化し、ある程度の流
動性を有するような状態となり、任意形状の凹凸
付与材の凸部により加圧されている部分の合成樹
脂発泡体2が、任意形状の凹凸付与材により全く
圧力がかからない部分へと流動するため、合成樹
脂発泡体2が有する前記の反発弾性力と相まつて
表層の熱硬化性樹脂化粧板1により深い絞り加工
を施すことになる。つぎに中間層に使用する合成
樹脂発泡体2が熱硬化性樹脂から成るものの場合
には、熱圧成形されても、熱圧状態から解放され
ると合成樹脂発泡体2の反発弾性力が大きく、熱
可塑性樹脂から成る合成樹脂発泡体の場合より深
い絞り加工を施すことが難しいが、接着層3とし
てメラミン樹脂、フエノール樹脂、尿素樹脂、エ
ポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を使用することによ
り、熱圧成形で表層の熱硬化性樹脂化粧板1に深
絞り加工された状態のままで合成樹脂発泡体2が
固定されるため深い絞り加工が可能となる。熱圧
成形方法のうち、第2番目に加える圧力の大きさ
について述べると、この圧力の大きさは、本発明
の凹凸化粧複合板に用いる熱硬化性樹脂化粧板1
および合成樹脂発泡体2の種類と所望する深絞り
の深さ、熱圧成形時の温度等の要因により自動的
に決まる性質のものである。逆にいえば、熱硬化
性樹脂化粧板1、合成樹脂発泡体2、熱圧成形時
の温度等を一定に保持すれば熱圧成形時の圧力の
大きさを変化させることにより製品として得られ
る深絞りの深さを調節することが可能である。ま
た、圧力を加えるときの表層の熱硬化性樹脂化粧
板1の温度は特に制限するものでなく常温でも良
いが、熱硬化性樹脂化粧板の種類により一概には
いえないが60〜100℃位に加熱された時点で行な
うことが、特に深い絞り加工を施すときには重要
である。熱圧成形方法のうち、最後に加熱後の冷
却の有無について述べると、これは中間層の合成
樹脂発泡体2の種類および/または接着層3の種
類により決まる性質のもので特に本発明により得
られる凹凸化粧複合板の深絞り模様等の仕上りに
影響を及ぼすものではない。
以上述べたような熱圧成形法により、表層の熱
硬化性樹脂化粧板1には任意の形状の凹凸付与材
によるところの深絞り加工が施され、同時に中間
層の合成樹脂発泡体2には表層の熱硬化性樹脂化
粧板1の深絞り模様と全く同調した凹凸状が形成
され、しかもこの両層が接着層3を介して強固に
接着し、更に基材4にも接着層3を介して接着一
体化した凹凸化粧複合板を提供する。このように
本発明の凹凸化粧複合板の製造方法は、熱硬化性
樹脂化粧板1、合成樹脂発泡体2および基材4を
合理的に組み合わせ、さらに、その熱的および機
械的特性を有効に利用したもので極めて優れたも
のである。
なお、これまで、基材4上に合成樹脂発泡体
2、熱硬化性樹脂化粧板1を積層したものについ
てのみ説明したが、本発明は基材4の両面に合成
樹脂発泡体2と熱硬化性樹脂化粧板1とを積層
し、両面とも深絞り加工を施したものも当然含む
ものである。
つぎに本発明の実施例について述べる。
実施例 1 20mm厚パーチクルボード上に、4mm厚ポリエチ
レンフオーム(密度0.14g/cm3)および0.5mm厚
ジアリルフタレート樹脂化粧板とをそれぞれの層
間にポリオレフイン系接着シートを介して積層す
る。
この積層物の表面に線径3mm、目開き35mmのフ
ラツトトツプタイプの金網を当て、さらにこの上
にステンレス当板と数枚のクツシヨン紙を置き、
積層物の下にもステンレス当板と数枚のクツシヨ
ン紙を当てる。
この一組の積層物を、平プレスの熱盤間に挿入
し積層物とプレス熱盤とが軽く接する状態とす
る。
ついで、加熱を始めジアリルフタレート樹脂化
粧板の表面温度が80℃に達したら、凹凸付与材で
あるフラツトトツプ金網がジアリルフタレート樹
脂化粧板に3mmの深さの深絞り模様を形成するま
で加圧する。この状態でジアリルフタレート樹脂
化粧板の表面温度が約130℃に達した時点で加熱
を止め、強制冷却しジアリルフタレート樹脂化粧
板の表面温度が50℃になつたら解圧する。
このようにして得られた凹凸化粧複合板は、表
面が35mmの桝目に深い凹部が形成され、凹部で囲
まれる凸部はその中心に向つて滑らかな盛り上り
を示し、視覚上の柔らかさのみでなく、中間層の
ポリエチレンフオームによる触覚上の弾力性も有
する極めてユニークなものである。
実施例 2 20mm厚パーチクルボードの表面、5mm厚軟質ポ
リウレタンフオーム(密度0.03g/cm3)の両面お
よび0.6mm厚変性メラミン樹脂化粧板の裏面にそ
れぞれ接着剤用メラミン樹脂(固形分40%)を塗
布し、その順番で積層する。
この積層物の表面に線径1.5mm、目開き13mm×
28mmのエキスパンドメタルを当て、さらにこの上
にステンレス当板と数枚のクツシヨン紙を置き、
積層物の下にもステンレス当板と数枚のクツシヨ
ン紙を当てる。
この一組の積層物を実施例1と同様の方法で熱
圧成形する。但し、変性メラミン樹脂化粧板の表
面温度が100℃のとき加圧し、最高温度を140℃、
50℃のとき解圧する。
このようにして得られた凹凸化粧複合板は、表
面が13mm×28mmの菱形の深い凹部が形成され、凹
部で囲まれる凸部はその中心に向つて滑らかな曲
面を描くのみならず、エキスパンドメタル特有の
左右非対象の切断面がそのまま投影されるため視
点を左右に変化させると異なつた凹凸感を与え、
壁装材料等への利用が考えられる。また、接着剤
として使用されているメラミン樹脂が硬化するこ
とにより軟質ポリウレタンフオームの反発弾性率
がある程度抑えられるため、熱圧成形後の凹凸化
粧複合板のクツシヨン性はかなり小さいものとな
る。
実施例 3 20mm厚パーチクルボード上に、接着剤用尿素樹
脂(固形分50%)を含浸した3mm厚軟質ポリウレ
タンフオーム(密度0.07g/cm3)および0.4mm厚
ポリエステル樹脂化粧板を積層する。
この積層物の表面に内径50mmの穴を多数個開け
た5mm厚のステンレス板を当て、さらにこの上に
ステンレス当板と数枚のクツシヨン紙を置き、積
層物の下にもステンレス当板とクツシヨン紙を当
てる。
この一組の積層物を実施例1と同様の方法で熱
圧成形する。但し、ポリエステル樹脂化粧板の表
面温度が60℃のとき加圧し、最高温度を100℃、
50℃のとき解圧し、ポリエステル化粧板に2mmの
深さの深絞り模様を形成するまで加圧する。
このようにして得られた凹凸化粧複合板は、表
面に径50mm、高さ約1.5mmの多数の円形が浮び上
がり、視覚的に柔らかな深絞り模様となる。しか
しながら、軟質ポリウレタンフオームに含浸され
ている尿素樹脂が熱圧成形中に硬化することによ
り、軟質ポリウレタンフオームの柔軟性は全く抑
えられ、触覚上はクツシヨン性は殆どなくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の凹凸化粧複合板の断面図であ
り、1は熱硬化性樹脂化粧板、2は合成樹脂発泡
体、3は接着層、4は基材を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹部で囲まれる凸部がその中心に向かつて滑
    らかに曲線を描く任意の模様で深絞り加工された
    熱硬化性樹脂化粧板1から成る表層と、該熱硬化
    性樹脂化粧板の深絞り模様に応じて凹凸状に成形
    された合成樹脂発泡体2から成る中間層とが、接
    着層3を介して基材4に積層一体化されて成る凹
    凸化粧複合板。 2 基材4上に合成樹脂発泡体2および熱硬化性
    樹脂化粧板1を接着層3を介して順次積層し、こ
    れらを一組とした積層物の表面に網状体あるいは
    有孔板状体からなる任意形状の凹凸付与材を当て
    熱圧成形し、表層の熱硬化性樹脂化粧板1に凹部
    で囲まれる凸部がその中心に向かつて滑らかに曲
    線を描く深絞り加工を施すと同時に、中間層の合
    成樹脂発泡体2を該熱硬化性樹脂化粧板1の深絞
    り模様に応じた凹凸状に成形することを特徴とす
    る凹凸化粧複合板の製造方法。 3 中間層の合成樹脂発泡体2が熱硬化性樹脂又
    は熱可塑性樹脂発泡体であり、接着層3が熱硬化
    性樹脂又は熱可塑性樹脂であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の凹凸化粧複合板の製
    造方法。
JP21129081A 1981-12-26 1981-12-26 凹凸化粧複合板とその製造方法 Granted JPS58112726A (ja)

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JPS58112726A JPS58112726A (ja) 1983-07-05
JPH0159103B2 true JPH0159103B2 (ja) 1989-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020168818A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 冨士ファニチア株式会社 化粧複合板及び絞り加工された化粧複合板の製造方法

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