JPH0160593B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0160593B2 JPH0160593B2 JP62136560A JP13656087A JPH0160593B2 JP H0160593 B2 JPH0160593 B2 JP H0160593B2 JP 62136560 A JP62136560 A JP 62136560A JP 13656087 A JP13656087 A JP 13656087A JP H0160593 B2 JPH0160593 B2 JP H0160593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amidophosphazene
- fabric
- compound
- weight
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、セルロース系繊維の布帛およびそれ
を含む布帛の防縮加工方法に関するものである。 従来の技術 セルロース系繊維を含む布帛のくり返し洗たく
時に生ずる収縮を防止する加工剤として、アミノ
プラスト樹脂等の加工剤が市販されているが、こ
れらの加工剤にて加工された布帛は着用時にホル
ムアルデヒドを遊離し皮膚障害を起こす場合があ
る。近年前記皮膚障害を回避するため非ホルムア
ルデヒド系樹脂が市販されているが、くり返し洗
たく時に生ずる収縮を防止する効果が少い。従つ
て、非ホルムアルデヒドで風合いが柔軟でくり返
し洗たく時の収縮率がきわめて少いセルロース系
繊維を含む布帛が得られる加工方法が望まれてい
る。 一方、アミドホスフアゼン化合物に関し、米国
特許第2782133号には、クロルホスフアゼン化合
物に無水アンモニアを反応させて得られる物質に
てセルロース系繊維を含む布帛の防炎加工方法が
開示されている。前記米国特許に開示されている
物質は常温の水に溶解せず沸騰水に溶解するとき
アミドホスフアゼン化合物が著しく分解する問題
があり、又 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲
の共鳴を示さない。従つて、前記物質にて加工し
たセルロース系繊維を含む布帛は硬くなる問題が
ある。前記米国特許は、本発明の加工方法を開示
していない。又、特公昭47−45636号には、クロ
ルホスフアゼン化合物の水溶液をアンモニア水と
混合しアミノ化を行わせて得られるアミドホスフ
アゼン化合物の水溶液の製造方法が開示されてい
るが、アミドホスフアゼン化合物は水溶液中にお
いては不安定で分解が起こるため、水溶液として
は、貯蔵出来ず、工業的な使用に困難をともなう
問題がある。又、その化合物の30重量%以下だけ
が 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を
示し、従つて、前記特公昭第47−45636号は本発
明の加工方法を開示していない。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、前記従来技術の問題点を解消するこ
と、即ち、非ホルムアルデヒドで風合いが柔軟で
あり、くり返し洗たく時の収縮率が極めて少いセ
ルロース系繊維を含む布帛を得ることができる該
繊維の加工方法を目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、非ホルムアルデヒドで風合いが
柔軟でくり返し洗たく時の収縮率がきわめて少い
セルロース系繊維を含む布帛を得る加工方法を開
発すべく鋭意研究の結果、下記の条件を満たすア
ミドホスフアゼン化合物にて布帛を処理すること
により前記目的が達成されることを見い出し本発
明に到達した。即ち、本発明は、 AA−1000と称するアミドホスフアゼン化合物
であつて、その30重量%以上が 31PのNMRの13
〜20ppmの範囲で共鳴を示し、かつ白色固体であ
つて常温において水溶性である前記アミドホスフ
アゼン化合物、および酸性触媒を含有する水溶液
を、セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布
帛に含浸させ、次いで、圧搾、乾燥、熱処理、ソ
ーピング、乾燥し、しかも得られた加工布に、ア
ミドホスフアゼン化合物が0.13〜5.0重量%含ま
れていることを特徴とする、セルロース系繊維の
布帛またはそれを含む布帛の加工方法。 に関するものである。 本発明に用いるアミドホスフアゼン化合物の製
法の1例として、クロルホスフアゼン化合物のク
ロル基をアミド基に置換してアミドホスフアゼン
化合物を得る方法がある。この方法は、クロルホ
スフアゼン化合物の溶液にアンモニアを反応させ
る方法であり、アンモニア反応時の温度、時間等
の条件によりクロル基からアミド基への置換度が
異り、また1部のクロル基が加水分解し水酸基に
置換されたりもする。この方法においては、クロ
ルホスフアゼン化合物のクロル基の大部分をアミ
ド基に置換したもの及び全てを置換したものが含
まれており、これらを全てアミドホスフアゼン化
合物と称する。 アミドホスフアゼン化合物は、一般式
を含む布帛の防縮加工方法に関するものである。 従来の技術 セルロース系繊維を含む布帛のくり返し洗たく
時に生ずる収縮を防止する加工剤として、アミノ
プラスト樹脂等の加工剤が市販されているが、こ
れらの加工剤にて加工された布帛は着用時にホル
ムアルデヒドを遊離し皮膚障害を起こす場合があ
る。近年前記皮膚障害を回避するため非ホルムア
ルデヒド系樹脂が市販されているが、くり返し洗
たく時に生ずる収縮を防止する効果が少い。従つ
て、非ホルムアルデヒドで風合いが柔軟でくり返
し洗たく時の収縮率がきわめて少いセルロース系
繊維を含む布帛が得られる加工方法が望まれてい
る。 一方、アミドホスフアゼン化合物に関し、米国
特許第2782133号には、クロルホスフアゼン化合
物に無水アンモニアを反応させて得られる物質に
てセルロース系繊維を含む布帛の防炎加工方法が
開示されている。前記米国特許に開示されている
物質は常温の水に溶解せず沸騰水に溶解するとき
アミドホスフアゼン化合物が著しく分解する問題
があり、又 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲
の共鳴を示さない。従つて、前記物質にて加工し
たセルロース系繊維を含む布帛は硬くなる問題が
ある。前記米国特許は、本発明の加工方法を開示
していない。又、特公昭47−45636号には、クロ
ルホスフアゼン化合物の水溶液をアンモニア水と
混合しアミノ化を行わせて得られるアミドホスフ
アゼン化合物の水溶液の製造方法が開示されてい
るが、アミドホスフアゼン化合物は水溶液中にお
いては不安定で分解が起こるため、水溶液として
は、貯蔵出来ず、工業的な使用に困難をともなう
問題がある。又、その化合物の30重量%以下だけ
が 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を
示し、従つて、前記特公昭第47−45636号は本発
明の加工方法を開示していない。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、前記従来技術の問題点を解消するこ
と、即ち、非ホルムアルデヒドで風合いが柔軟で
あり、くり返し洗たく時の収縮率が極めて少いセ
ルロース系繊維を含む布帛を得ることができる該
繊維の加工方法を目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、非ホルムアルデヒドで風合いが
柔軟でくり返し洗たく時の収縮率がきわめて少い
セルロース系繊維を含む布帛を得る加工方法を開
発すべく鋭意研究の結果、下記の条件を満たすア
ミドホスフアゼン化合物にて布帛を処理すること
により前記目的が達成されることを見い出し本発
明に到達した。即ち、本発明は、 AA−1000と称するアミドホスフアゼン化合物
であつて、その30重量%以上が 31PのNMRの13
〜20ppmの範囲で共鳴を示し、かつ白色固体であ
つて常温において水溶性である前記アミドホスフ
アゼン化合物、および酸性触媒を含有する水溶液
を、セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布
帛に含浸させ、次いで、圧搾、乾燥、熱処理、ソ
ーピング、乾燥し、しかも得られた加工布に、ア
ミドホスフアゼン化合物が0.13〜5.0重量%含ま
れていることを特徴とする、セルロース系繊維の
布帛またはそれを含む布帛の加工方法。 に関するものである。 本発明に用いるアミドホスフアゼン化合物の製
法の1例として、クロルホスフアゼン化合物のク
ロル基をアミド基に置換してアミドホスフアゼン
化合物を得る方法がある。この方法は、クロルホ
スフアゼン化合物の溶液にアンモニアを反応させ
る方法であり、アンモニア反応時の温度、時間等
の条件によりクロル基からアミド基への置換度が
異り、また1部のクロル基が加水分解し水酸基に
置換されたりもする。この方法においては、クロ
ルホスフアゼン化合物のクロル基の大部分をアミ
ド基に置換したもの及び全てを置換したものが含
まれており、これらを全てアミドホスフアゼン化
合物と称する。 アミドホスフアゼン化合物は、一般式
【式】(式中、xは3以上の整
数)の環状アミドホスフアゼン化合物、又は一般
式PoNo(NH2)2o(2)およびPoNo-1(NH2)2o+3(3)
(式中、nは正の整数)の線状アミドホスフアゼ
ン化合物等で構成される。(1)、(2)及び(3)式中アミ
ド基の1部が未置換のクロル基、加水分解による
水酸基さらにはメトキシ基、エトキシ基で置換さ
れているものも含まれる。 前記アミドホスフアゼン化合物は水溶液中で徐
徐に加水分解を起こし、温度が高くなるに従い、
又PHが低くなるに従い加水分解速度は速くなり、
例えば、100℃近い温度の水溶液中では急激な加
水分解が起る。従つて、アミドホスフアゼン化合
物は水溶液としては不安定で貯蔵が出来ない。ま
た、本発明に用いるアミドホスフアゼン化合物は
白色の固体でなければならない。前記アミドホス
フアゼン化合物は、製造時に副生成物として産生
する塩化アンモニウムとの混合物でもよく、この
ような混合物の場合、その混合物が白色の固体で
あればよい。白色固体の場合における水分率は5
%以下が好ましく、水分が多い場合固体において
もわずかに加水分解が進行する。前記水分率は
105℃の温度で恒量に達するまで乾燥した時の減
量%で表わされる。前記アミドホスフアゼン化合
物のPHは6−10が好ましく、PHが低すぎると貯蔵
中での加水分解が起こりやすく、PHがあまり高す
ぎると使用時PHを調節する必要があり経済的でな
い。前記PHはアミドホスフアゼン化合物の飽和水
溶液のPHである。 前記アミドホスフアゼン化合物は常温で水溶性
であることが必要である。高温の水に溶解する場
合、溶液調整中にアミドホスフアゼン化合物の多
くが加水分解し、加水分解時に発生する熱により
温度がさらに上昇すること、及び、加水分解物に
より溶液のPHが下がることにより、更に激しい加
水分解が起こる。前記常温とは約10〜40℃の温度
を意味する。 前記アミドホスフアゼン化合物は、その重水お
よび/またはDMFを含む水溶液を用いて 31Pの
NMR分析を行うことができる。この場合、85%
燐酸を外部基準にして高磁場側を負の値でppmで
表示する。本発明者らは、前記アミドホスフアゼ
ン化合物の 31PのNMR分析チヤートと、前記ア
ミドホスフアゼン化合物等を用いて加工した布帛
の風合いとの間に相関関係を見い出した。 本発明のアミドホスフアゼン化合物は、そのア
ミドホスフアゼン化合物の30重量%以上が 31Pの
NMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を示すこと
が必要であり、前記重量%が増すに従いそれらを
用いて加工した加工上りの布帛の柔軟性は増す傾
向で、好ましい前記重量%は40%以上で、特に好
ましい前記重量%は50%以上である。前記重量%
が30%以下になると風合が硬くなるが、前記重量
%が減少すると13ppmより高磁場側の成分重量が
増加し、前記高磁場側にはクロル残基をもつアミ
ドホスフアゼンが含まれているものと考えられ
る。クロル残基をもつアミドホスフアゼン化合物
の増加により風合いが硬くなるものと考えられ
る。 本発明に用いる加工剤は、参考例1に示される
ごとく、クロルホスフアゼン化合物の溶液に低温
でアンモニアを長時間反応させることによつても
得られるが、新日曹化工(株)製のAA−1000Lot
No.FK−022、AA−1000P Lot No.FL−018、AA
−1000Lot No.FI−009、AA−1000Lot No.FH−
021、AA−1000 Lot No.FI−030、AA−1000
Lot No.FI−012、AA−1000 Lot No.FI−011、
AA−3800 Lot No.FH−01、AA−1000 Lot
No.FF−006、AA−1000 Lot No.FG−009、AA
−3800 Lot No.FG−003、AA3000 Lot No.EJ−
023、AA−3000L Lot No.FF−004、AA−
3000L Lot No.FK−018、AA−1000 Lot No.
GB−003、AA−1000A Lot No.GB−004、
AA3800 Lot No.FK−020、AA3800 Lot No.
FK−021、AA−1000 Lot No.FI−010、AA−
3000 Lot No.FB−03(以上、商品名)等をあげ
ることができる。又本発明に用いる加工剤は、ア
ミドホスフアゼン化合物製造時の副生成物である
塩化アンモニウムを含んでいるものが多い。 さらに、本明細書に記載のアミドホスフアゼン
について説明すると、 商品名AA−3000及びAA−3000Lを付されるア
ミドホスフアゼン(以下AA−3000という)は、
5塩化リン(PCl5)と塩化アンモニウムの混合
物とを有機溶媒中で反応させて、クロルホスフア
ゼンオリゴマー(PNCl2)nを生成させ、次いで
このクロルホスフアゼンオリゴマーから3量体
(6員環)のみ精製分離し、続いて有機溶媒に溶
解したクロルホスフアゼン3量体にアンモニアガ
スを吹き込んでアミドホスフアゼン3量体と副生
する塩化アンモニウムの混合物として製造される
ものである。クロルホスフアゼンを十分に精製し
アミド化するため、得られるアミドホスフアゼン
は、その90%以上が、3量体である。AA−3000
で加工されたセルロース系繊維を含む布帛は、極
めて優れた対繰り返し洗濯収縮性と極めて優れた
柔軟性を示すが、AA−3000は製造途中にできる
中間物のクロルホスフアゼンを精製し使用するた
め、非常に高価である。 商品名AA−3800を付されるアミドホスフアゼ
ン(以下AA−3800という)は5塩化リン
(PCl5)と塩化アンモニウムの混合物とを有機溶
媒中で反応させて、クロルホスフアゼンオリゴマ
ー(PNCl2)nを生成させ、次いでこのクロルホ
スフアゼンオリゴマーから3量体(6員環)と4
量体(8員環)のみ精製分離(例えば、米国特許
第2782133号の実施例7)し、続いて有機溶媒に
溶解したクロルホスフアゼン3量体と4量体の混
合物にアンモニアガスを吹き込んでアミドホスフ
アゼン3量体と4量体の混合物と副生する塩化ア
ンモニウムの混合物として製造されるものであ
る。AA−3800で加工されたセルロース系繊維を
含む布帛は、極めて優れた対繰り返し洗濯収縮性
を示すが、その風合はAA−3800の製造ロツトに
よつてばらつく。しかし、AA−3800は製造途中
にできる中間物のクロルホスフアゼンを精製する
ため、AA−3000と同様非常に高価である。 商品名AA−1000、AA−1000P及びAA−
1000Aを付されるアミドホスフアゼン(本明細書
においては、これら全てのアミドホスフアゼンは
AA−1000という用語に含まれるものとする)は
5塩化リン(PCl5)と塩化アンモニウムの混合
物とを有機溶媒中で反応させて、クロルホスフア
ゼンオリゴマー(PNCl2)nを生成させ、続いて
有機溶媒に溶解したクロルホスフアゼンオリゴマ
ーにアンモニアガスを吹き込んでアミドホスフア
ゼンオリゴマーと副生する塩化アンモニウムの混
合物として製造されるもので、中間体のクロルホ
スフアゼンを精製せずにアミド化するため、得ら
れるアミドホスフアゼンは3量体、4量体、及び
5量体以上の環状及び線状化合物等いろいろなア
ミドホスフアゼン化合物を含みこれら化合物の含
有割合も製造ロツトによつて異なつている。この
ためAA−1000で加工されたセルロース系繊維を
含む布帛は、極めて優れた対繰り返し洗濯収縮性
は示すがその風合は製造ロツトによつて粗硬なも
のから柔軟なものまである。AA−1000はAA−
3000やAA−3800と異なり製造途中にできる中間
体のクロルホスフアゼンを精製しないためAA−
3000やAA−3800に比べ非常に廉価である。 本発明に係る布帛の繊維基材であるベース素材
はセルロース系繊維であり、例えば、ビスコース
レーヨンフイラメント、ビスコースレーヨンステ
ープル、強力ビスコースレーヨンフイラメント、
強力ビスコースレーヨンステープル、ポリノジツ
ク、キユプラフイラメント、キユプラステープ
ル、木綿、ラミー及びリネン等をあげることがで
きる。又前記ベース素材に少量のベース素材以外
の繊維、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリ
アクリロニトリル、ポリプロピレン、スパンデツ
クスのような有機合成繊維、ガラス繊維、カーボ
ン繊維、シリコンカーバイド繊維のような無機合
成繊維のいかなるものを混合してもよく、また布
帛は、織物、編物、不織布、樹脂加工布、縫製品
などのいかなる形態であつてもよい。 酸性触媒としては、布帛の樹脂加工に用いられ
る酸性触媒であれば全て有効であり、例えば、尿
素−ホルムアルデヒド、メラミン−ホルムアルデ
ヒド、メチル化メチロールメラミン、ジメチロー
ルエチレン尿素、ジメチロールウロン、テトラメ
チロールアセチレンジ尿素、ジメチロールトリア
ゾン及びトリメチロールメラミン等のアミノプラ
スト樹脂加工剤、およびグリオキザール系樹脂加
工剤に用いられるリン酸二アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、有機アミン塩酸塩、塩化亜鉛、塩化
マグネシウム、硝酸亜鉛、硼弗化亜鉛、塩酸及び
リン酸等の触媒が好ましい。 少くとも1種のアミドホスフアゼン化合物及び
少くとも1種の酸性触媒を水溶液中に含ませるこ
とができる。また、アミドホスフアゼン化合物及
び酸性触媒の他に、少量の樹脂加工剤、柔軟剤、
浸透剤、撥水剤及び/又はセルロース架橋剤等を
添加することもできる。水溶液中のアミドホスフ
アゼン化合物の濃度としては、好ましくは5g/
〜150g/である。また酸性触媒の濃度とし
ては、好ましくは1g/〜140g/である。 布帛に前記水溶液を付着させる方法としては、
水溶液中に布帛を浸漬した後、そのままかあるい
はロールないしマングルで絞る方法、水溶液を布
帛に噴霧、塗布する方法等により実施することが
できる。 布帛に前記水溶液を付着させ、次いで熱処理を
行う。熱処理の方法としては、熱風、赤外線、マ
イクロウエブ、水蒸気等いかなる熱源をも用いる
ことができる。1回の熱処理でもよいし、2回以
上の熱処理を行つてもよい。好ましい熱処理の温
度は50〜190℃で好ましい熱処理の時間は1〜30
分である。この温度、時間については布帛を損傷
しないような条件を適宜選択すればよい。熱処理
によりアミドホスフアゼン化合物は水に難溶性と
なり布帛に固着される。熱処理後湯洗い等を行い
布帛中の水溶性成分を除去するのが好ましい。好
ましい布帛中の燐含有重量%は0.05〜2.0重量%
である。これをアミドホスフアゼン化合物に換算
するとアミドホスフアゼンの単位化合物{−PN
(NH2)2}の分子量77とPの原子量31との割合か
ら0.13〜5.0重量%である。 なお、 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の
共鳴を示すアミドホスフアゼン化合物の重量%の
測定方法、燐含有重量%の測定方法、遊離ホルム
アルデヒドの測定方法、洗たく45回後の収縮率の
測定方法及び剛軟度の測定方法は次の通りであ
る。 (1) 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴
を示すアミドホスフアゼン化合物の重量%の測
定方法 重水20%水溶液(重水の水溶液に溶解しない
ときはDMF20%水溶液)の1にアミドホス
フアゼン化合物150gを溶かした液を被検液と
して 31PのNMR分析を行い共鳴スペクトル及
びその積分曲線を得た。85%燐酸を外部基準に
して高磁場側を負の値でppmで表示した。前記
2つの曲線より13ppm〜20ppmのPの重量%を
求め、このPの重量%をそのままアミドホスフ
アゼン化合物の重量%として求めた。 (2) 燐含有重量%の測定方法 下記に示す硫酸分解−比色法により布帛中の
燐含有重量%を求めた。 硫酸分解−比色法による布帛中の燐含有重量%
の測定 試薬1 精密分析用硫酸(試薬特級、98%) 2 60%過塩素酸 3 モリブデン酸アンモニウム溶液:モリ
ブデン酸アンモニウム(試薬一級)
17.7gを水にとかして500mlとする。 4 メタバナジン酸アンモニウム溶液:メ
タバナジン酸アンモニウム(試薬一
級)0.6gを水に溶かし、60%過塩素
酸100mlを加えて水で500mlに希釈す
る。 測定機器 化学天秤、50mlケールダールフラスコ、10ml
ホールピペツト、5mlホールピペツト、ケール
ダール加熱分解台、25mlメスフラスコ、50mlメ
スフラスコ、50mlメスシリンダー、500mlメス
フラスコ、100mlメスシリンダー、沸石、分光
光度計 操 作 1 試料の分解処理 絶乾試料200〜300mgを化学天秤を用いて精
秤し、50mlケールダールフラスコに採る。水
5ml、硫酸5ml、沸石(ガラス製)2〜3粒
を加え、ケールダール加熱分解台にセツトし
加熱分解する。試料が炭化し硫酸に溶けて褐
色を呈したら(加熱開始後約30分間)加熱を
止め、5分間放冷して60%過塩素酸3滴を加
え再び加熱分解する。分解液が無色透明にな
る迄、加熱分解−冷却−過塩素酸添加操作を
くり返し完全に分解させる。室温迄冷却して
分解液を25mlメスフラスコに水で洗い出し秤
線迄希釈する。 2 測定 推定リン含有量に応じて分解液を50mlメス
フラスコに秤取し、水30mlを加えた後、モリ
ブデン酸アンモニウム溶液5ml、メタバナジ
ン酸アンモニウム溶液5mlを加え、水で秤線
迄希釈する。併行してBlankテストを同様操
作で行う。30分間放置後、Blankを対照液と
して400nmでの吸光度を測定する。 推定リン含有量 分解液採取量 0.15〜15% 0.5ml 0.1〜3% 2.5ml 3 計算 P(%)=25/分解液採取量×50/1000×11.65×
吸光度×100/試料採取量(mg)(11.65mg/=Ab1.0
) =125/分解液採取量×11.65×吸光度/試
料採取量(mg) 加工布のリン含有量は、3%以下であるの
で分解液採取量は2.5mlを適用し次の計算で
算出する。 P(%)=吸光度×11.65×50/試料採取量(mg) (3) 遊離ホルムアルデヒドの測定方法 JIS L 1096−1979 6.39.1.2項(1)B−1法に
より行つた。 (4) 洗たく45回後の収縮率の測定方法 (イ) 試料の採取及び試験片の作り方 JIS L−1042−1983:7項記載の試料の採
取及び試験片の作り方により40×40cmの試験
片を作成した。 (ロ) 洗たく 昭和48年6月1日付消防庁告示第11号「防
炎性能に係る耐洗たく性能の基準(以下「告
示第11号」という)の水洗い洗たく試験法に
準じ、次により行つた。 (i) 洗じよう時間を60℃の液で75分間連続し
て行う。なお、告示第11号の方法は、洗じ
よう時間が15分であるが、本法では15分×
5(回)=75分とする。 洗じよう時間以外の洗たく試験方法は、
告示第11号と同じとする。ただし、洗剤
は、粉末洗たくせつけん(JIS K3303に規
定された1種)とし、水1当り1gを用
いた。 (ii) (i)の洗たく方法(60℃の給水→洗剤投入
→試験体投入→60℃の液で75分間洗じよう
→排水・給水・40℃の水で5分間すすぎ×
3回→排水→脱水2分間→60℃乾燥)を9
回繰り返した。なお、(i)の洗たく試験が5
回繰り返しに相当するので、これを9回繰
り返すので合計45回繰り返しに相当する。 (ハ) 測定 洗たく後、JIS L−1042−1983:9項記載
の測定に方法により行つた。 (ニ) 計算 JIS L−1042−1083:10項記載の計算の方
法により行つた。すなわち、たて・よこそれ
ぞれ3線の長さの平均値を求め、次の式で収
縮率を算出し、たて・よこそれぞれ3回の平
均値で表わした。 進行収縮率(%)=L−L′/L×100 ここに、L:洗たく前の長さ(mm) L′:洗たく後の長さ(mm) (5) 剛軟度の測定方法 JIS L 1096−1979 6.19.3項C法(クラー
ク法) 参考例 1 6員環100%のクロルホスフアゼン化合物(白
色固体)10部を、四塩化炭素100部に溶解し、十
分撹拌しながらアンモニアガスを吹き込み約0℃
で2時間反応を行つた。反応生成物を濾過し、減
圧下で濾過物を十分乾燥した。得られた生成物は
白色の固体であり、これを20℃の水に溶解させて
250g/の水溶液を造つた。別に造つたこの白
色固体の飽和水溶液のPHは7.0、水分率は1.0%で
あつた。また生成物中の燐含有量を測定し、前記
燐含有量より生成物中のアミドホスフアゼン化合
物の重量%を求めた結果、41.5重量%であつた
(アミドホスフアゼン化合物の燐含有量は40.3重
量%として計算)。この生成物をVARIAN社製
FT−80型の 31P NMR測定器を用いて分析曲線
を求めた。分析曲線を第1図に示す。第1図の曲
線より13ppm〜20ppmの範囲に共鳴を示す重量%
を求めた結果87%であつた。前記生成物(アミド
ホスフアゼン化合物約41.5%、塩化アンモニウム
約58.5%)160g/、ノニオン系浸透剤3g/
を含む水溶液にスフモス(30/1×30/1/68×60) の染上りを浸漬しマングルで絞つた後のピツクア
ツプは100%であつた。次に100℃で5分乾燥した
後、150℃で4分熱処理した。その後、湯洗いし
て乾燥した。得られた本発明の布帛アミドホスフ
アゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 参考例 2 AA−3000 Lot No.FB−03[新日曹化工(株)製、
商品名]のアミドホスフアゼン化合物74g/、
塩化アンモニウム20g/、ノニオン系浸透剤3
g/を含む水溶液に、参考例1と同様のスフモ
スを浸漬しマングルで絞つた。次いで100℃で5
分乾燥したのち155℃で4分熱処理した。得られ
た本発明の布帛及び用いたアミドホスフアゼンの
諸性質を第1表に示す。 実施例 1 AA−1000P Lot No.FL−018[新日曹化工(株)
製、商品名]のアミドホスフアゼン化合物78g/
、塩化アンモニウム15g/、ノニオン系浸透
剤3g/を含む水溶液に参考例1と同様のスフ
モスを浸漬しマングルで絞つた。次いで、参考例
1と同様の処理を行つて得られた本発明の布帛及
び用いたアミドホスフアゼン化合物の諸性質を第
1表に示す。 実施例2、3及び参考例3及び4 第1表に示すアミドホスフアゼン化合物155
g/、ノニオン系浸透剤3g/を含む水溶液
に参考例1と同様のスフモスを浸漬しマングルで
絞つた。次いで、参考例1と同様の処理を行つて
得られた本発明の布帛及び用いたアミドホスフア
ゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 参考例1と同様にして求めた実施例2のNMR
による分析曲線を第4図に示す。第4図の曲線よ
り13ppm〜20ppmの範囲に共鳴を示す重量%を求
めた結果58重量%であつた。この結果から明らか
な如く、この生成物は本発明に用いる加工剤を構
成している。 比較例 1 米国特許第2782133号の参考例1の方法にて生
成物を得た。得られた生成物を本発明の参考例1
と同様の方法で求めた生成物中のアミドホスフア
ゼン化合物の含有量は42.0重量%であつた。この
生成物をジメチルホルムアミド20部、重水80部の
溶液に溶解し本発明の参考例1と同様の方法で
31P NMR分析曲線を得た。得られた曲線を第2
図に示す。第2図の曲線より13ppm〜20ppmの範
囲の共鳴を示す成分の重量%を求めた結果6%で
あつた。前記生成物155g/、ノニオン系浸透
剤3g/の水溶液を作ろうとしたが常温では溶
解せず、沸点近くまで昇温した所溶解したが、激
しい発熱が起こり水溶液は激しく沸とうした。急
激な加水分解による発熱と推定した。水には溶解
しないため、ジメチルホルムアルミド20部、水80
部の溶液に溶解し前記生成物155g/、ノニオ
ン浸透剤3g/の溶液を得、以降参考例1と同
様の方法で布帛を得た。得られた布帛及びアミド
ホスフアゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 比較例 2 米国特許第2782133号の実施例7の方法にて生
成物を得た。生成物中のアミドホスフアゼン化合
物の含有量は、41.7重量%であつた。比較例1と
同様の方法で 31P NMR分析曲線を得た。得ら
れた曲線を第3図に示す。第3図の曲線より
13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を示す成分の重量%
を求めた結果ほぼ0%であつた。前記生成物は比
較例1の生成物と同様水には溶解しなかつた。従
つて、比較例1と同様の方法で加工して布帛を得
た。得られた布帛及びアミドホスフアゼン化合物
の諸性質を第1表に示す。 比較例 3〜4 第1表に示すアミドホスフアゼン化合物を用い
て実施例2、3及び参考例3及び4の方法で加工
し布帛を得た。得られた布帛及びアミドホスフア
ゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 比較例 5−6 アミドホスフアゼン化合物を溶解させるのに水
の代りにジメチルホルムアミド20部、水80部の混
合液を用いることを除いて、比較例3−4と同様
の方法で加工し布帛を得た。得られた布帛及びア
ミドホスフアゼン化合物の諸性質を第1表に示
す。 比較例 7 市販の非ホルマリン樹脂加工剤ベツカミンNF
−5(大日本インキ化学工業株式会社製)100g/
、キヤタリストGT(大日本インキ化学工業株
式会社製)40g/及びノニオン系浸透剤3g/
を含む水溶液に参考例1と同様のスフモスを浸
漬しマングルで絞つた後のピツクアツプは100%
であつた。100℃で5分乾燥したのち、155℃で、
4分熱処理して得られた布帛の諸性能を第1表に
示す。
式PoNo(NH2)2o(2)およびPoNo-1(NH2)2o+3(3)
(式中、nは正の整数)の線状アミドホスフアゼ
ン化合物等で構成される。(1)、(2)及び(3)式中アミ
ド基の1部が未置換のクロル基、加水分解による
水酸基さらにはメトキシ基、エトキシ基で置換さ
れているものも含まれる。 前記アミドホスフアゼン化合物は水溶液中で徐
徐に加水分解を起こし、温度が高くなるに従い、
又PHが低くなるに従い加水分解速度は速くなり、
例えば、100℃近い温度の水溶液中では急激な加
水分解が起る。従つて、アミドホスフアゼン化合
物は水溶液としては不安定で貯蔵が出来ない。ま
た、本発明に用いるアミドホスフアゼン化合物は
白色の固体でなければならない。前記アミドホス
フアゼン化合物は、製造時に副生成物として産生
する塩化アンモニウムとの混合物でもよく、この
ような混合物の場合、その混合物が白色の固体で
あればよい。白色固体の場合における水分率は5
%以下が好ましく、水分が多い場合固体において
もわずかに加水分解が進行する。前記水分率は
105℃の温度で恒量に達するまで乾燥した時の減
量%で表わされる。前記アミドホスフアゼン化合
物のPHは6−10が好ましく、PHが低すぎると貯蔵
中での加水分解が起こりやすく、PHがあまり高す
ぎると使用時PHを調節する必要があり経済的でな
い。前記PHはアミドホスフアゼン化合物の飽和水
溶液のPHである。 前記アミドホスフアゼン化合物は常温で水溶性
であることが必要である。高温の水に溶解する場
合、溶液調整中にアミドホスフアゼン化合物の多
くが加水分解し、加水分解時に発生する熱により
温度がさらに上昇すること、及び、加水分解物に
より溶液のPHが下がることにより、更に激しい加
水分解が起こる。前記常温とは約10〜40℃の温度
を意味する。 前記アミドホスフアゼン化合物は、その重水お
よび/またはDMFを含む水溶液を用いて 31Pの
NMR分析を行うことができる。この場合、85%
燐酸を外部基準にして高磁場側を負の値でppmで
表示する。本発明者らは、前記アミドホスフアゼ
ン化合物の 31PのNMR分析チヤートと、前記ア
ミドホスフアゼン化合物等を用いて加工した布帛
の風合いとの間に相関関係を見い出した。 本発明のアミドホスフアゼン化合物は、そのア
ミドホスフアゼン化合物の30重量%以上が 31Pの
NMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を示すこと
が必要であり、前記重量%が増すに従いそれらを
用いて加工した加工上りの布帛の柔軟性は増す傾
向で、好ましい前記重量%は40%以上で、特に好
ましい前記重量%は50%以上である。前記重量%
が30%以下になると風合が硬くなるが、前記重量
%が減少すると13ppmより高磁場側の成分重量が
増加し、前記高磁場側にはクロル残基をもつアミ
ドホスフアゼンが含まれているものと考えられ
る。クロル残基をもつアミドホスフアゼン化合物
の増加により風合いが硬くなるものと考えられ
る。 本発明に用いる加工剤は、参考例1に示される
ごとく、クロルホスフアゼン化合物の溶液に低温
でアンモニアを長時間反応させることによつても
得られるが、新日曹化工(株)製のAA−1000Lot
No.FK−022、AA−1000P Lot No.FL−018、AA
−1000Lot No.FI−009、AA−1000Lot No.FH−
021、AA−1000 Lot No.FI−030、AA−1000
Lot No.FI−012、AA−1000 Lot No.FI−011、
AA−3800 Lot No.FH−01、AA−1000 Lot
No.FF−006、AA−1000 Lot No.FG−009、AA
−3800 Lot No.FG−003、AA3000 Lot No.EJ−
023、AA−3000L Lot No.FF−004、AA−
3000L Lot No.FK−018、AA−1000 Lot No.
GB−003、AA−1000A Lot No.GB−004、
AA3800 Lot No.FK−020、AA3800 Lot No.
FK−021、AA−1000 Lot No.FI−010、AA−
3000 Lot No.FB−03(以上、商品名)等をあげ
ることができる。又本発明に用いる加工剤は、ア
ミドホスフアゼン化合物製造時の副生成物である
塩化アンモニウムを含んでいるものが多い。 さらに、本明細書に記載のアミドホスフアゼン
について説明すると、 商品名AA−3000及びAA−3000Lを付されるア
ミドホスフアゼン(以下AA−3000という)は、
5塩化リン(PCl5)と塩化アンモニウムの混合
物とを有機溶媒中で反応させて、クロルホスフア
ゼンオリゴマー(PNCl2)nを生成させ、次いで
このクロルホスフアゼンオリゴマーから3量体
(6員環)のみ精製分離し、続いて有機溶媒に溶
解したクロルホスフアゼン3量体にアンモニアガ
スを吹き込んでアミドホスフアゼン3量体と副生
する塩化アンモニウムの混合物として製造される
ものである。クロルホスフアゼンを十分に精製し
アミド化するため、得られるアミドホスフアゼン
は、その90%以上が、3量体である。AA−3000
で加工されたセルロース系繊維を含む布帛は、極
めて優れた対繰り返し洗濯収縮性と極めて優れた
柔軟性を示すが、AA−3000は製造途中にできる
中間物のクロルホスフアゼンを精製し使用するた
め、非常に高価である。 商品名AA−3800を付されるアミドホスフアゼ
ン(以下AA−3800という)は5塩化リン
(PCl5)と塩化アンモニウムの混合物とを有機溶
媒中で反応させて、クロルホスフアゼンオリゴマ
ー(PNCl2)nを生成させ、次いでこのクロルホ
スフアゼンオリゴマーから3量体(6員環)と4
量体(8員環)のみ精製分離(例えば、米国特許
第2782133号の実施例7)し、続いて有機溶媒に
溶解したクロルホスフアゼン3量体と4量体の混
合物にアンモニアガスを吹き込んでアミドホスフ
アゼン3量体と4量体の混合物と副生する塩化ア
ンモニウムの混合物として製造されるものであ
る。AA−3800で加工されたセルロース系繊維を
含む布帛は、極めて優れた対繰り返し洗濯収縮性
を示すが、その風合はAA−3800の製造ロツトに
よつてばらつく。しかし、AA−3800は製造途中
にできる中間物のクロルホスフアゼンを精製する
ため、AA−3000と同様非常に高価である。 商品名AA−1000、AA−1000P及びAA−
1000Aを付されるアミドホスフアゼン(本明細書
においては、これら全てのアミドホスフアゼンは
AA−1000という用語に含まれるものとする)は
5塩化リン(PCl5)と塩化アンモニウムの混合
物とを有機溶媒中で反応させて、クロルホスフア
ゼンオリゴマー(PNCl2)nを生成させ、続いて
有機溶媒に溶解したクロルホスフアゼンオリゴマ
ーにアンモニアガスを吹き込んでアミドホスフア
ゼンオリゴマーと副生する塩化アンモニウムの混
合物として製造されるもので、中間体のクロルホ
スフアゼンを精製せずにアミド化するため、得ら
れるアミドホスフアゼンは3量体、4量体、及び
5量体以上の環状及び線状化合物等いろいろなア
ミドホスフアゼン化合物を含みこれら化合物の含
有割合も製造ロツトによつて異なつている。この
ためAA−1000で加工されたセルロース系繊維を
含む布帛は、極めて優れた対繰り返し洗濯収縮性
は示すがその風合は製造ロツトによつて粗硬なも
のから柔軟なものまである。AA−1000はAA−
3000やAA−3800と異なり製造途中にできる中間
体のクロルホスフアゼンを精製しないためAA−
3000やAA−3800に比べ非常に廉価である。 本発明に係る布帛の繊維基材であるベース素材
はセルロース系繊維であり、例えば、ビスコース
レーヨンフイラメント、ビスコースレーヨンステ
ープル、強力ビスコースレーヨンフイラメント、
強力ビスコースレーヨンステープル、ポリノジツ
ク、キユプラフイラメント、キユプラステープ
ル、木綿、ラミー及びリネン等をあげることがで
きる。又前記ベース素材に少量のベース素材以外
の繊維、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリ
アクリロニトリル、ポリプロピレン、スパンデツ
クスのような有機合成繊維、ガラス繊維、カーボ
ン繊維、シリコンカーバイド繊維のような無機合
成繊維のいかなるものを混合してもよく、また布
帛は、織物、編物、不織布、樹脂加工布、縫製品
などのいかなる形態であつてもよい。 酸性触媒としては、布帛の樹脂加工に用いられ
る酸性触媒であれば全て有効であり、例えば、尿
素−ホルムアルデヒド、メラミン−ホルムアルデ
ヒド、メチル化メチロールメラミン、ジメチロー
ルエチレン尿素、ジメチロールウロン、テトラメ
チロールアセチレンジ尿素、ジメチロールトリア
ゾン及びトリメチロールメラミン等のアミノプラ
スト樹脂加工剤、およびグリオキザール系樹脂加
工剤に用いられるリン酸二アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、有機アミン塩酸塩、塩化亜鉛、塩化
マグネシウム、硝酸亜鉛、硼弗化亜鉛、塩酸及び
リン酸等の触媒が好ましい。 少くとも1種のアミドホスフアゼン化合物及び
少くとも1種の酸性触媒を水溶液中に含ませるこ
とができる。また、アミドホスフアゼン化合物及
び酸性触媒の他に、少量の樹脂加工剤、柔軟剤、
浸透剤、撥水剤及び/又はセルロース架橋剤等を
添加することもできる。水溶液中のアミドホスフ
アゼン化合物の濃度としては、好ましくは5g/
〜150g/である。また酸性触媒の濃度とし
ては、好ましくは1g/〜140g/である。 布帛に前記水溶液を付着させる方法としては、
水溶液中に布帛を浸漬した後、そのままかあるい
はロールないしマングルで絞る方法、水溶液を布
帛に噴霧、塗布する方法等により実施することが
できる。 布帛に前記水溶液を付着させ、次いで熱処理を
行う。熱処理の方法としては、熱風、赤外線、マ
イクロウエブ、水蒸気等いかなる熱源をも用いる
ことができる。1回の熱処理でもよいし、2回以
上の熱処理を行つてもよい。好ましい熱処理の温
度は50〜190℃で好ましい熱処理の時間は1〜30
分である。この温度、時間については布帛を損傷
しないような条件を適宜選択すればよい。熱処理
によりアミドホスフアゼン化合物は水に難溶性と
なり布帛に固着される。熱処理後湯洗い等を行い
布帛中の水溶性成分を除去するのが好ましい。好
ましい布帛中の燐含有重量%は0.05〜2.0重量%
である。これをアミドホスフアゼン化合物に換算
するとアミドホスフアゼンの単位化合物{−PN
(NH2)2}の分子量77とPの原子量31との割合か
ら0.13〜5.0重量%である。 なお、 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の
共鳴を示すアミドホスフアゼン化合物の重量%の
測定方法、燐含有重量%の測定方法、遊離ホルム
アルデヒドの測定方法、洗たく45回後の収縮率の
測定方法及び剛軟度の測定方法は次の通りであ
る。 (1) 31PのNMRの13ppm〜20ppmの範囲の共鳴
を示すアミドホスフアゼン化合物の重量%の測
定方法 重水20%水溶液(重水の水溶液に溶解しない
ときはDMF20%水溶液)の1にアミドホス
フアゼン化合物150gを溶かした液を被検液と
して 31PのNMR分析を行い共鳴スペクトル及
びその積分曲線を得た。85%燐酸を外部基準に
して高磁場側を負の値でppmで表示した。前記
2つの曲線より13ppm〜20ppmのPの重量%を
求め、このPの重量%をそのままアミドホスフ
アゼン化合物の重量%として求めた。 (2) 燐含有重量%の測定方法 下記に示す硫酸分解−比色法により布帛中の
燐含有重量%を求めた。 硫酸分解−比色法による布帛中の燐含有重量%
の測定 試薬1 精密分析用硫酸(試薬特級、98%) 2 60%過塩素酸 3 モリブデン酸アンモニウム溶液:モリ
ブデン酸アンモニウム(試薬一級)
17.7gを水にとかして500mlとする。 4 メタバナジン酸アンモニウム溶液:メ
タバナジン酸アンモニウム(試薬一
級)0.6gを水に溶かし、60%過塩素
酸100mlを加えて水で500mlに希釈す
る。 測定機器 化学天秤、50mlケールダールフラスコ、10ml
ホールピペツト、5mlホールピペツト、ケール
ダール加熱分解台、25mlメスフラスコ、50mlメ
スフラスコ、50mlメスシリンダー、500mlメス
フラスコ、100mlメスシリンダー、沸石、分光
光度計 操 作 1 試料の分解処理 絶乾試料200〜300mgを化学天秤を用いて精
秤し、50mlケールダールフラスコに採る。水
5ml、硫酸5ml、沸石(ガラス製)2〜3粒
を加え、ケールダール加熱分解台にセツトし
加熱分解する。試料が炭化し硫酸に溶けて褐
色を呈したら(加熱開始後約30分間)加熱を
止め、5分間放冷して60%過塩素酸3滴を加
え再び加熱分解する。分解液が無色透明にな
る迄、加熱分解−冷却−過塩素酸添加操作を
くり返し完全に分解させる。室温迄冷却して
分解液を25mlメスフラスコに水で洗い出し秤
線迄希釈する。 2 測定 推定リン含有量に応じて分解液を50mlメス
フラスコに秤取し、水30mlを加えた後、モリ
ブデン酸アンモニウム溶液5ml、メタバナジ
ン酸アンモニウム溶液5mlを加え、水で秤線
迄希釈する。併行してBlankテストを同様操
作で行う。30分間放置後、Blankを対照液と
して400nmでの吸光度を測定する。 推定リン含有量 分解液採取量 0.15〜15% 0.5ml 0.1〜3% 2.5ml 3 計算 P(%)=25/分解液採取量×50/1000×11.65×
吸光度×100/試料採取量(mg)(11.65mg/=Ab1.0
) =125/分解液採取量×11.65×吸光度/試
料採取量(mg) 加工布のリン含有量は、3%以下であるの
で分解液採取量は2.5mlを適用し次の計算で
算出する。 P(%)=吸光度×11.65×50/試料採取量(mg) (3) 遊離ホルムアルデヒドの測定方法 JIS L 1096−1979 6.39.1.2項(1)B−1法に
より行つた。 (4) 洗たく45回後の収縮率の測定方法 (イ) 試料の採取及び試験片の作り方 JIS L−1042−1983:7項記載の試料の採
取及び試験片の作り方により40×40cmの試験
片を作成した。 (ロ) 洗たく 昭和48年6月1日付消防庁告示第11号「防
炎性能に係る耐洗たく性能の基準(以下「告
示第11号」という)の水洗い洗たく試験法に
準じ、次により行つた。 (i) 洗じよう時間を60℃の液で75分間連続し
て行う。なお、告示第11号の方法は、洗じ
よう時間が15分であるが、本法では15分×
5(回)=75分とする。 洗じよう時間以外の洗たく試験方法は、
告示第11号と同じとする。ただし、洗剤
は、粉末洗たくせつけん(JIS K3303に規
定された1種)とし、水1当り1gを用
いた。 (ii) (i)の洗たく方法(60℃の給水→洗剤投入
→試験体投入→60℃の液で75分間洗じよう
→排水・給水・40℃の水で5分間すすぎ×
3回→排水→脱水2分間→60℃乾燥)を9
回繰り返した。なお、(i)の洗たく試験が5
回繰り返しに相当するので、これを9回繰
り返すので合計45回繰り返しに相当する。 (ハ) 測定 洗たく後、JIS L−1042−1983:9項記載
の測定に方法により行つた。 (ニ) 計算 JIS L−1042−1083:10項記載の計算の方
法により行つた。すなわち、たて・よこそれ
ぞれ3線の長さの平均値を求め、次の式で収
縮率を算出し、たて・よこそれぞれ3回の平
均値で表わした。 進行収縮率(%)=L−L′/L×100 ここに、L:洗たく前の長さ(mm) L′:洗たく後の長さ(mm) (5) 剛軟度の測定方法 JIS L 1096−1979 6.19.3項C法(クラー
ク法) 参考例 1 6員環100%のクロルホスフアゼン化合物(白
色固体)10部を、四塩化炭素100部に溶解し、十
分撹拌しながらアンモニアガスを吹き込み約0℃
で2時間反応を行つた。反応生成物を濾過し、減
圧下で濾過物を十分乾燥した。得られた生成物は
白色の固体であり、これを20℃の水に溶解させて
250g/の水溶液を造つた。別に造つたこの白
色固体の飽和水溶液のPHは7.0、水分率は1.0%で
あつた。また生成物中の燐含有量を測定し、前記
燐含有量より生成物中のアミドホスフアゼン化合
物の重量%を求めた結果、41.5重量%であつた
(アミドホスフアゼン化合物の燐含有量は40.3重
量%として計算)。この生成物をVARIAN社製
FT−80型の 31P NMR測定器を用いて分析曲線
を求めた。分析曲線を第1図に示す。第1図の曲
線より13ppm〜20ppmの範囲に共鳴を示す重量%
を求めた結果87%であつた。前記生成物(アミド
ホスフアゼン化合物約41.5%、塩化アンモニウム
約58.5%)160g/、ノニオン系浸透剤3g/
を含む水溶液にスフモス(30/1×30/1/68×60) の染上りを浸漬しマングルで絞つた後のピツクア
ツプは100%であつた。次に100℃で5分乾燥した
後、150℃で4分熱処理した。その後、湯洗いし
て乾燥した。得られた本発明の布帛アミドホスフ
アゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 参考例 2 AA−3000 Lot No.FB−03[新日曹化工(株)製、
商品名]のアミドホスフアゼン化合物74g/、
塩化アンモニウム20g/、ノニオン系浸透剤3
g/を含む水溶液に、参考例1と同様のスフモ
スを浸漬しマングルで絞つた。次いで100℃で5
分乾燥したのち155℃で4分熱処理した。得られ
た本発明の布帛及び用いたアミドホスフアゼンの
諸性質を第1表に示す。 実施例 1 AA−1000P Lot No.FL−018[新日曹化工(株)
製、商品名]のアミドホスフアゼン化合物78g/
、塩化アンモニウム15g/、ノニオン系浸透
剤3g/を含む水溶液に参考例1と同様のスフ
モスを浸漬しマングルで絞つた。次いで、参考例
1と同様の処理を行つて得られた本発明の布帛及
び用いたアミドホスフアゼン化合物の諸性質を第
1表に示す。 実施例2、3及び参考例3及び4 第1表に示すアミドホスフアゼン化合物155
g/、ノニオン系浸透剤3g/を含む水溶液
に参考例1と同様のスフモスを浸漬しマングルで
絞つた。次いで、参考例1と同様の処理を行つて
得られた本発明の布帛及び用いたアミドホスフア
ゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 参考例1と同様にして求めた実施例2のNMR
による分析曲線を第4図に示す。第4図の曲線よ
り13ppm〜20ppmの範囲に共鳴を示す重量%を求
めた結果58重量%であつた。この結果から明らか
な如く、この生成物は本発明に用いる加工剤を構
成している。 比較例 1 米国特許第2782133号の参考例1の方法にて生
成物を得た。得られた生成物を本発明の参考例1
と同様の方法で求めた生成物中のアミドホスフア
ゼン化合物の含有量は42.0重量%であつた。この
生成物をジメチルホルムアミド20部、重水80部の
溶液に溶解し本発明の参考例1と同様の方法で
31P NMR分析曲線を得た。得られた曲線を第2
図に示す。第2図の曲線より13ppm〜20ppmの範
囲の共鳴を示す成分の重量%を求めた結果6%で
あつた。前記生成物155g/、ノニオン系浸透
剤3g/の水溶液を作ろうとしたが常温では溶
解せず、沸点近くまで昇温した所溶解したが、激
しい発熱が起こり水溶液は激しく沸とうした。急
激な加水分解による発熱と推定した。水には溶解
しないため、ジメチルホルムアルミド20部、水80
部の溶液に溶解し前記生成物155g/、ノニオ
ン浸透剤3g/の溶液を得、以降参考例1と同
様の方法で布帛を得た。得られた布帛及びアミド
ホスフアゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 比較例 2 米国特許第2782133号の実施例7の方法にて生
成物を得た。生成物中のアミドホスフアゼン化合
物の含有量は、41.7重量%であつた。比較例1と
同様の方法で 31P NMR分析曲線を得た。得ら
れた曲線を第3図に示す。第3図の曲線より
13ppm〜20ppmの範囲の共鳴を示す成分の重量%
を求めた結果ほぼ0%であつた。前記生成物は比
較例1の生成物と同様水には溶解しなかつた。従
つて、比較例1と同様の方法で加工して布帛を得
た。得られた布帛及びアミドホスフアゼン化合物
の諸性質を第1表に示す。 比較例 3〜4 第1表に示すアミドホスフアゼン化合物を用い
て実施例2、3及び参考例3及び4の方法で加工
し布帛を得た。得られた布帛及びアミドホスフア
ゼン化合物の諸性質を第1表に示す。 比較例 5−6 アミドホスフアゼン化合物を溶解させるのに水
の代りにジメチルホルムアミド20部、水80部の混
合液を用いることを除いて、比較例3−4と同様
の方法で加工し布帛を得た。得られた布帛及びア
ミドホスフアゼン化合物の諸性質を第1表に示
す。 比較例 7 市販の非ホルマリン樹脂加工剤ベツカミンNF
−5(大日本インキ化学工業株式会社製)100g/
、キヤタリストGT(大日本インキ化学工業株
式会社製)40g/及びノニオン系浸透剤3g/
を含む水溶液に参考例1と同様のスフモスを浸
漬しマングルで絞つた後のピツクアツプは100%
であつた。100℃で5分乾燥したのち、155℃で、
4分熱処理して得られた布帛の諸性能を第1表に
示す。
【表】
発明の効果
実施例及び比較例に用いたスフモスの染上りの
45回洗たく後のたて方向の収縮率は14%程度に達
し、市販の非ホルマリン樹脂加工剤で加工すると
45回洗たく後のたて方向の収縮率は7%程度まで
改善されるが本発明の3%程度の値にはおよばな
い。また、実施例及び比較例に用いたスフモスの
染上りの剛軟度(数値が小さい方が柔軟性に富
む)は33程度で、本発明の加工剤により加工した
布帛が柔軟な風合であることは実施例より明らか
である。本発明の加工剤により加工された布帛は
くり返し洗たくによる収縮率がきわめて少く、非
ホルマリン性で風合が柔軟であるので乳幼児の衣
料、パジヤマ、ランジリー、ベツトシーツ、ブラ
ウス、ワイシヤツ等皮膚に直接接する衣料等用途
はきわめて広い。
45回洗たく後のたて方向の収縮率は14%程度に達
し、市販の非ホルマリン樹脂加工剤で加工すると
45回洗たく後のたて方向の収縮率は7%程度まで
改善されるが本発明の3%程度の値にはおよばな
い。また、実施例及び比較例に用いたスフモスの
染上りの剛軟度(数値が小さい方が柔軟性に富
む)は33程度で、本発明の加工剤により加工した
布帛が柔軟な風合であることは実施例より明らか
である。本発明の加工剤により加工された布帛は
くり返し洗たくによる収縮率がきわめて少く、非
ホルマリン性で風合が柔軟であるので乳幼児の衣
料、パジヤマ、ランジリー、ベツトシーツ、ブラ
ウス、ワイシヤツ等皮膚に直接接する衣料等用途
はきわめて広い。
第1図は、参考例1の本発明のアミドホスフア
ゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及びその積
分曲線を示す。第2図は、比較例1のアミドホス
フアゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及びそ
の積分曲線を示す。第3図は、比較例2のアミド
ホスフアゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及
びその積分曲線を示す。第4図は、実施例1のア
ミドホスフアゼン化合物のNMRの共鳴スペクト
ル及びその積分曲線を示す。
ゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及びその積
分曲線を示す。第2図は、比較例1のアミドホス
フアゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及びそ
の積分曲線を示す。第3図は、比較例2のアミド
ホスフアゼン化合物のNMRの共鳴スペクトル及
びその積分曲線を示す。第4図は、実施例1のア
ミドホスフアゼン化合物のNMRの共鳴スペクト
ル及びその積分曲線を示す。
Claims (1)
- 1 AA−1000と称するアミドホスフアゼン化合
物であつて、その30重量%以上が 31PのNMRの
13〜20ppmの範囲で共鳴を示し、かつ白色固体で
あつて常温において水溶性である前記アミドホス
フアゼン化合物、および酸性触媒を含有する水溶
液を、セルロース系繊維の布帛またはそれを含む
布帛に含浸させ、次いで、圧搾、乾燥、熱処理、
ソーピング、乾燥し、しかも得られた加工布に、
アミドホスフアゼン化合物が0.13〜5.0重量%含
まれていることを特徴とする、セルロース系繊維
の布帛またはそれを含む布帛の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62136560A JPS63303181A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62136560A JPS63303181A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63303181A JPS63303181A (ja) | 1988-12-09 |
| JPH0160593B2 true JPH0160593B2 (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=15178091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62136560A Granted JPS63303181A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63303181A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02259162A (ja) * | 1989-03-29 | 1990-10-19 | Nitto Boseki Co Ltd | セルロース系布帛の処理方法 |
| JP2019123693A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 国立大学法人 岡山大学 | テトラアミノジクロロシクロトリホスファゼン及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61215687A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-25 | Gunze Ltd | ノンホルムアルデヒドの洗濯耐久性防炎加工方法 |
| JPS61266669A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-26 | 日東紡績株式会社 | 新規な防炎加工方法 |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP62136560A patent/JPS63303181A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63303181A (ja) | 1988-12-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0390109B1 (en) | Method for finishing a cellulosic fabric | |
| JPH0160593B2 (ja) | ||
| JPH0565623B2 (ja) | ||
| JP2517993B2 (ja) | 布帛の防縮加工用組成物および防縮加工方法 | |
| US4795674A (en) | Method for treating a fabric and fabric treated thereby | |
| JPH0284563A (ja) | セルロース系布帛用加工剤及び加工方法 | |
| JPH0372752B2 (ja) | ||
| JP2737296B2 (ja) | セルロース系布帛の加工方法 | |
| US2661311A (en) | Method for rendering cellulosic materials fire resistant with phosphorous oxychloride-anhydrous ammonia reaction products and products produced thereby | |
| JPH01306676A (ja) | 低収縮性布帛 | |
| JP2002294556A (ja) | 高白度吸湿性合成繊維及び該繊維の製造方法 | |
| JPS63264973A (ja) | 非ホルムアルデヒド低収縮性布帛 | |
| JP2508730B2 (ja) | 消臭用組成物 | |
| Reeves | Durable Phosphorus-Containing Flame Retardants for Cellulosic Textiles. | |
| US3230030A (en) | Process of producing wrinkle resistant cellulose fabrics of relatively high moistureregain | |
| US4018950A (en) | Durable press finishing with catalysis by triazaphosphaadamantane derivatives | |
| US5108459A (en) | Finishing agent for cellulosic materials and method for treating cellulosic materials with aqueous solution of aged phosphoric acid amide for aged amidophosphazene | |
| JPH01272869A (ja) | タンパク繊維系布帛の加工方法及びその方法による加工布帛 | |
| US3112154A (en) | Method of flameproofing cellulose fibers and products produced thereby | |
| Hebeish et al. | Durable flame resistance via reaction of cotton cellulose bearing aromatic amino groups with tetrakis (hydroxymethyl) phosphonium chloride | |
| JPH0756110B2 (ja) | 織・編物の加工方法 | |
| JPH0319971A (ja) | 布帛の加工方法 | |
| JP2803356B2 (ja) | セルロース系布帛加工剤の製造方法 | |
| JPH04333657A (ja) | セルロ−ス系繊維布帛の防炎加工方法 | |
| US4224030A (en) | Durable press finishing treatment for cellulose textiles employing an aluminum acetate catalyst solution |