JPH018327Y2 - - Google Patents

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JPH018327Y2
JPH018327Y2 JP1983182745U JP18274583U JPH018327Y2 JP H018327 Y2 JPH018327 Y2 JP H018327Y2 JP 1983182745 U JP1983182745 U JP 1983182745U JP 18274583 U JP18274583 U JP 18274583U JP H018327 Y2 JPH018327 Y2 JP H018327Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可塑性を有する坏土を成形型で押し
出して任意形状に成形した成形体表面の面取りを
行い、成形体表面に段差の大きく異なる凹凸模様
を形成する治具に関するもので、特に裏足の成形
方向と直交する方向へ面取りを行わんとするもの
である。
〔従来の技術〕
通常、この種湿式成形タイルは、第1図に示す
要領で製造している。すなわち、先ず、可塑性を
有する坏土を成形型1で押し出して任意形状の成
形体2を成形し、該成形体2を所定寸法に切断し
ている。そして、切断された成形体2′の押出底
面2a′および押出上面2b′へ釉薬を塗布し、焼成
後、この成形体2′を分割するこにより、一個の
成形体2′から第2図に示す製品としての湿式成
形タイル3を二個得るようにしている。なお、第
1図において、4は成形体2′の裏足成形用空間
5を形成するための抜玉である。また成形体2′
の押出底面2a′及び押出上面2b′は、湿式成形タ
イル3ではタイル表面3aとなるものである。
而して、このような湿式成形タイル3の製造方
法にあつて、タイル3の表面3aに凸部6を設け
て凹凸模様を形成する場合、従来は次のようにし
て行つていた。すなわち、成形型1の成形面1a
に段部7を設けて、可塑性を有する坏土の押出成
形と同時に凹凸模様を形成するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
然しながら、この従来の場合には、上記凹凸模
様の方向(凸部6の方向)を、湿式成形タイル3
の裏足8と同方向にしか形成できなかつた。この
ため、成形タイル3の横幅Wが短く、且つ奥行き
Lが長い場合であつても、成形型1の成形面1a
の面積を大きくとることができないでいた。つま
り、成形型1の成形面積が小さく、且つ成形体
2′を長さLだけ押し出すまでに長時間を要し、
生産効率に欠けるという欠点があつた。参考まで
に説明すると、実際に生産している成形タイル3
の横幅Wは60mmあり、奥行きLは227mmある。
〔課題を解決するための手段〕 そこで本考案は、従来の湿式成形タイルの製造
方法の上記欠点に鑑みてこれを改良除去したもの
であつて、成形型より押し出された成形体の裏足
と直交する方向へ面取りを行い、成形体の表面に
段差の大きく異なる凹凸模様を形成する治具を提
供することにより、この種湿式成形タイルの生産
効率を飛躍的に向上させんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採
用した手段は、可塑性を有する坏土を成形型で押
し出して任意形状に成形した成形体の表面に、段
差の大きく異なる凹凸模様を形成するための面取
りを行う治具であつて、枠組みされた治具本体の
下部枠内面側に固定された成形体の下部押さえ板
と、上部枠の内面側に上下動自在に吊設された成
形体の上部押さえ板とを有し、これら上下部押さ
え板の内面側に所定間隔をもつて台形状等の切削
刃を複数個取り付けると共に、切削刃の下流側背
面位置に成形体の切除部分を成形体から分離して
円滑に排出するための案内板を取り付けて成り、
前記切削刃は成形体の移動方向に対して平行とな
るように配設されている。
〔作用〕
成形型から押し出された成形体を、その押出方
向と直交する方向に配置した凹凸模様形成治具を
通過させると、切削刃により成形体の裏足方向と
直交する方向の切除部分が分離除去され、凹凸模
様を形成することが可能である。而して、前記切
削刃は、成形体の移動方向に対して平行となるよ
うに配設されている。そのため、可塑性状態の成
形体を大量に切除する場合に、切削刃と成形体と
の接触抵抗が少ない。しかも、切除された部分
は、切削刃の背面側に配置された案内板により、
円滑に排出され、切除された残りの成形体に残溜
応力等を発生させることがない。従つて、このよ
うにして切除された凹凸模様を有する成形体を焼
成した場合に、残溜応力等により製品としての湿
式押出成形タイルに、キレと称する亀裂や反り等
の変形が発生することはない。それ故、本考案の
面取治具を用いるようにすれば、極めて生産効率
に優れたものとすることができ、また品質を向上
させることが可能である。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。
第3図は本考案に係る凹凸模様形成治具10の
配置関係を示す製造ライン全体の概略平面図であ
る。同図に示すように、押出成形機11の成形型
12より押し出された成形体13は、平ベルト等
の搬送装置14に載置されて搬送され、その途中
の切断機15により、所定寸法(第11図に示す
製品としての湿式成形タイル35の四個分の長
さ)に切断される。そして、切断後の成形体1
3′は、搬送装置14の終端側に配置されたテー
ブル16上に押せ押せで移載される。ところで、
上記搬送装置14の搬送方向と直交する方向のテ
ーブル16の側面には、プツシヤー17が配置さ
れている。本考案に係る凹凸模様形成治具10
は、テーブル16の上記プツシヤー17と反対側
に配置されている。18は、面取の行われた成形
体13″(第10図参照)を釉薬塗布工程へ搬送
するための搬送装置である。
この場合、成形型12の成形面12aは、第4
図に示す如く矩形状になされており、従つて、成
形体13の押出底面13a及び押出上面13bに
凹凸模様は形成されていない。
次に第5図乃至第9図を参照して凹凸模様形成
治具10を説明する。該凹凸模様形成治具10
は、上部枠19、下部枠20及び左右枠21,2
2により枠組みされた治具本体23を有してい
る。下部枠20の内面側には、切断後の成形体1
3′の押出底面13a′と接し、これを支持するた
めの押さえ板24が取付固定されている。該押さ
え板24の内面側には、第7図及び第8図に示す
台形状の切削刃25が所定間隔を置いて一体的に
連設されている。24aは、押さえ板24を下部
枠20に固定するためのボルト孔である。上記切
削刃25の上面中央部26と、押さえ板24との
接続部27は、R面になされている。この場合、
上面中央部26のR面は、山型のR面である。ま
た上記切削刃25の直後には、第9図に示す切除
部分を排出するための案内板28がボルト27等
により固定されている。28aは案内板28の固
定片、28bは該固定片28aに穿設されたボル
ト孔である。
一方、上部枠19の内面側には、高さ調節用の
ボルト29,29を介して押さえ板取付用部材3
0が吊設されている。該取付用部材30の内面側
には、上記下部枠20の内面側に取り付けた押さ
え板24及び切削刃25、案内板28と同じのも
のが取り付けられている。この場合の押さえ板2
4は、成形体13′の押出上面13b′と接し、こ
れを支持するためのものである。31,31は、
上記取付用部材30の横方向位置を微調整するた
めのボルトであり、その頭部はそれぞれ左右枠2
1,22に接している。
ところでこの実施例にあつて、凹凸模様形成治
具10は、切断後の成形体13′を裏足方向と直
交する方向へ更に四つに切断し、各切断片を同時
に面取するようになされている。このため、凹凸
模様形成治具10の各切削刃25の前面側中央部
には、ピアノ線32が張設されている。このピア
ノ線32の一端側は、下部枠20に係止されてお
り、また他端側は上部枠19に取り付けられた螺
子材33に巻取られている。第5図及び第6図に
おいて、34,34は、押さえ板24,24の前
面側に固定されたピアノ線32の移動抑止板であ
る。
次に上述の如く構成された凹凸模様形成治具1
0による成形体13の面取作業について説明す
る。
先ず、第3図及び第4図に示す成形型12より
押し出しされた成形体13は、切断機15によ
り、製品としての湿式成形タイル35(第11図
参照)の横幅W1の四個分の長さ寸法に切断され
る。そして、切断後の成形体13′がテーブル1
6上に移載されると、プツシヤー17が上記成形
体13をその搬送方向(成形体13′の裏足方向)
と直交する方向へ押し出す。これにより、切断後
の成形体13′は凹凸模様形成治具10の上下の
押さえ板24,24間を通過する。この通過時に
あつて、ピアノ線32により成形体13′は裏足
方向と直交する方向へ四つに切断され、同時に切
断された上下の左右端部分が切削刃25により切
除される。つまり、切断後の各切断片の裏足方向
と直交する方向の面取が行われ、第10図に示す
成形体13″が得られる。
このとき、切断分離された切除部分は、第6図
の実線で示す矢符の如く、案内板28より、外部
へ排出される。この場合に案内版28は、切除部
分を円滑に排出することが重要である。これは切
除部分の排出が円滑でなくなると、該切除部分が
滞留したりして抵抗となり、切削刃25が成形体
13′を切除部分と残りの成形体13″とに切断分
離している刃先部分へ前記滞留した切除部分が余
分な応力を与え、該部分の成形体13″に残溜応
力を発生させるからである。この残溜応力がある
と、焼成時に熱膨張収縮に伴う挙動で成形体1
3″にキレと称する亀裂が発生したり、反り等の
変形が発生したりすることがあるのは周知であ
る。従つて、本実施例にあつては、前記案内板2
8を設ける以外に、切削刃25を成形体13′の
移動方向と平行になるように配設して切削刃25
と成形体13′との接触抵抗を極力少なくするよ
うにする配慮も行つている。なお、前記案内板2
8にあつては、切除部分を円滑に案内すべく、切
除部分の通過する部分の大きさや案内角度等が調
節設定されている。
尚、第6図において、鎖線で示す矢符は、成形
体13′の移動方向を示すものである。しかして、
この場合の面取は、切削刃25の上面中央部26
及び押さえ板24との接続部27をR面に形成し
ているので、面取された部分は、第10図に示す
ように、そのコーナー部全部がR面となる。この
ため、後工程の焼成工程にあつて、段積み時に面
取後の成形体13″どうしのコーナー部が接触し
ても欠け等の事故が起こることはない。
このように、成形体13′の裏足方向と直交す
る方向の面取を凹凸模様形成治具10を用いて行
うようにすれば、製品としての湿式成形タイル3
5の一個分に相当する長さの成形体13の押出成
形を効率よく行うことが可能である。すなわち、
本実施例の場合は、成形型12の成形面12aの
横幅を湿式成形タイル35の奥行き長さL1に設
定して押し出し成形することが可能である。従つ
て、成形機11は、湿式成形タイル35の横幅寸
法W1分だけ押し出せば、面取後の成形体13″の
一個分を押出成形することが可能である。この横
幅寸法W1(実際に生産するタイルでは60mm)は奥
行き寸法L1(実際に生産するタイルでは227mm)
に比較して相当に短いものであり、優れた生産効
率が得られるものである。
ところで、上述の実施例にあつては、凹凸模様
形成治具10の押さえ板24と切削刃25とを一
体形成した場合に基づいて説明したが、切削刃2
5は押さえ板24に嵌合させる形式のものであつ
てもよい。また凹凸模様形成治具10の切削刃2
5及びピアノ線32の数は、上述のものに限定さ
れるものではない。更に、凹凸模様形成治具10
は、成形型12より押し出された成形体13の裏
足と直交する方向へ面取する場合に限らず、二次
加工用として広く利用することが可能である。例
えば、成形型12で裏足方向の面取を押出成形と
同時に行い、次に凹凸模様形成治具10を用いて
裏足方向と直交する方向の面取を行うことも可能
である。
〔考案の効果〕
要するに、本考案の凹凸模様形成治具であれ
ば、成形体の裏足方向と直交する方向の面取を行
うことができ、新規なこの種湿式成形タイルを提
供することが可能である。またその生産効率を著
しく向上させることができるものである。更に切
削刃を成形体の移動方向と平行に配設して両者の
接触抵抗を少なくし、且つ切除された部分を案内
板で円滑に排出することにより、成形体へ残溜応
力等を残すことなく、大量に切除でき、焼成時の
熱膨張収縮動作によつても製品としての湿式成形
タイルに、キレと称する亀裂や反り等の変形が発
生したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の技術による湿式成形タイルの製
造方法を説明するための成形型とこれにより押し
出された成形体を示す斜視図、第2図は従来の湿
式成形タイルを示す斜視図、第3図乃至第11図
は本考案に係るもので、第3図は製造ライン全体
の配置関係を示す平面図、第4図は成形型及びこ
れにより押し出された成形体を示す斜視図、第5
図は凹凸模様形成治具を示す斜視図、第6図は凹
凸模様形成治具の縦断面図、第7図は押さえ板及
びこれに一体成形された切削刃を示す斜視図、第
8図は上記押さえ板及び切削刃の正面図、第9図
は切削屑排出用の案内板を示す斜視図、第10図
は面取後の成形体を示す斜視図、第11図は製品
としての湿式成形タイルを示す斜視図である。 12……成形型、23……治具本体、20……
下部枠、24……押さえ板、25……切削刃、1
9……上部枠、10……凹凸模様形成治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可塑性を有する坏土を成形型で押し出して任意
    形状に成形した成形体の表面に、段差の大きく異
    なる凹凸模様を形成するための面取を行う治具で
    あつて、枠組みされた治具本体の下部枠内面側に
    固定された成形体の下部押さえ板と、上部枠の内
    面側に上下動自在に吊設された成形体の上部押さ
    え板とを有し、これら上下部押さえ板の内面側に
    所定間隔をもつて台形状等の切削刃を複数個取り
    付けると共に、切削刃の下流側背面位置に成形体
    の切除部分を成形体から分離して円滑に排出する
    ための案内板を取り付けて成り、前記切削刃は成
    形体の移動方向に対して平行となるように配設さ
    れていることを特徴とする湿式成形タイルの製造
    に用いる凹凸模様形成治具。
JP18274583U 1983-11-26 1983-11-26 湿式成形タイルの製造に用いる凹凸模様形成治具 Granted JPS6088709U (ja)

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